『日本では報じられない…米副大統領候補のテレビ討論で明らかになった「リベラル」の「意外な落とし穴」!』(10/8現代ビジネス 朝香豊)について

10/11The Gateway Pundit<War Room Guest Host Ben Harnwell with Rasmussen Pollster Mark Mitchell: Not Looking Good for Kamala -“Between Now and Election Day, She Needs an Act of God to Win” (VIDEO)=ウォー・ルームのゲスト司会者ベン・ハーンウェルとラスムセン世論調査員マーク・ミッチェル:カマラの見通しは良くない – 「今から選挙日まで、彼女が勝つには天変地異が必要」(ビデオ)>

ここまで差があって、民主党はどのように不正をするのだろうか?2020年のようにはできない。Xは検閲・削除されない。

** この間、私たちの友人であり政治犯でもある、The War Room の創設者であるスティーブ・バノン(10月末まで議会侮辱罪で収監中)のことを思い、祈ってください。

ウォー・ルームのゲスト司会者ベン・ハーンウェルは木曜日、ラスムセンの世論調査員マーク・ミッチェルと世論調査について議論した。世論調査を客観的に見ると、トランプ大統領にとって良いニュースであることが分かる。

「多少は拮抗するだろうが、それでもトランプ氏がトップを維持すると私は考えている。それがまさに今日の最新の世論調査で示されたことだ。5回連続でトランプ氏+2の結果だ」とミッチェル氏は語った。

「世論調査は変わっていません。カマラ・ハリスにとっては常に不利でしたし、世論調査を知っている人なら誰でも、本当に明白な政治を見ることができます。ペンシルベニア州の世論調査は1か月以上、ほぼ1か月半にわたって同率でした。それを見て、まあ、左派の世論調査の偏りがあるだろうと言う人は、それはトランプがペンシルベニア州で勝利し、レースは終わったことを意味します。私は何ヶ月もそう言ってきましたが、メディアはそのような物語を許しませんでした」とミッチェル氏は語った。

「今から選挙日まで、彼女が勝つには神の御業(天変地異)が必要だ」とミッチェル氏は続けた。

ミッチェル氏は、世論調査と賭け市場はほぼ互角だったが、副大統領候補者討論会後に状況が変わり始めたと説明した。

「賭け市場は行き詰まっていた」とミッチェル氏は語った。

「膠着状態が続いていたが、副大統領候補者討論会の直後、同じく膠着状態だったペンシルベニア州が突然、大差で圧勝した。そして誰もが、カマラ・ハリスがペンシルベニア州を制するはずだと思っていた。だから初めて、世論調査がハリスが負けると言っているだけでなく、予測市場もそう言っているのだ」とミッチェル氏は続けた。

ミッチェル氏はまた、賭け市場がトランプ大統領に有利な方向に急激に変化していると説明した。

「賭け市場を見ると、彼女は劣勢だ。彼女は現在負けている。そして、全国人気投票市場は、月曜日の朝だったと思うが、本当に驚くべき形で、1時間でトランプ+2から驚くべきトランプ+ほぼ10に変わった」とミッチェル氏は語った。

「そして今、私たちがここで話しているように、今また圧倒的な差をつけているように見えますが、トランプ氏は現在56対43と2桁前半まで来ています」とミッチェル氏は語った。

https://rumble.com/v5hxb31-mark-mitchell-the-betting-markets-say-that-donald-trump-is-winning-.html

https://www.thegatewaypundit.com/2024/10/war-room-guest-host-ben-harnwell-rasmussen-pollster/

10/11The Gateway Pundit<CNN’s Harry Enten: ‘Why are Democrats Bedwetting?’- Harris Doing ‘Considerably Worse Than Biden or Clinton’ (Video)=CNNのハリー・エンテン:「なぜ民主党員は夜尿症なのか?」 – ハリスは「バイデンやクリントンよりもかなりひどい」(動画)>

CNNの調査はサンプルの民主党員構成比を高く設定していると思われる。ラスムセンの方が正確と思う。

CNNの上級データ記者ハリー・エンテンは民主党にとってさらに悪いニュースを伝えている。エンテンの最新の分析によると、ドナルド・トランプとカマラ・ハリスの争いはミシガン州、ペンシルベニア州、ウィスコンシン州で3週間前よりも接戦になっている。

さらに、ハリス氏はこれらの重要州で、2020年のジョー・バイデン氏よりも6ポイント悪い成績を収めている。

ハリー・エンテン:民主党員の間で夜尿症がこんなに多いのはなぜですか?

永遠の問題なのかもしれないが、ここで考えてみよう。これらは言うまでもなく、五大湖周辺の激戦州であり、私たちが注目してきた州だ。カマラ・ハリスがこの3州で勝利すれば、おそらく選挙人270票を獲得するだろう。

3週間前を見てみると、ハリス氏はペンシルバニア州で2 ポイント、ウィスコンシン州で2 ポイント、ミシガン州で3 ポイントリードしていた。

現在の状況を見てください。選挙戦は以前よりもさらに熾烈になっています。現在、ペンシルバニア州で 1 ポイントの優位、ウィスコンシン州で 1 ポイントの優位、ミシガン州で 1 ポイントの優位です。これは動きが限られているということです。しかし、この選挙戦が非常に停滞している年では、1 ポイントの動き、1 ポイントの動き、2 ポイントの動きがあり、3つすべてで動きが見られます。

これは、少なくとも世論調査では、民主党を不安にさせる類のことだ。今回の世論調査は、内部調査の一部、五大湖の激戦州がかなり接戦になっていることを示唆する報道の一部に反映されていると私は思う。現時点では、勝敗は予測できないほど僅差だ。

ジョン・バーマン:それはいわゆるトレンドです。

ハリー・エンテン:それはトレンドです。

ジョン・バーマン:このようなことが複数の州で起こっているのを目にします。これを 4 年前と比べると、どのような感じでしょうか?

ハリー・エンテン:そうですね。では、これら 3 つの州の平均を見てみましょう。ミシガン州、ペンシルベニア州、ウィスコンシン州です。10 月 11 日の平均です。どうでしょう。8 年前を見てみると、ヒラリー・クリントンはこれら 3 つの州の平均で大きくリードしていました。8 ポイントの差でした。

4年前、ジョー・バイデンはこれら五大湖地域の3つの激戦州で平均7ポイントリードしていました。

今日来れば、五大湖の激戦州3州ではカマラ・ハリスがわずか1ポイントの優位に立っていることがわかります。

つまり、少なくとも世論調査では、カマラ・ハリスはバイデンやクリントンよりもかなり悪い成績を収めている。もちろん、クリントンはこれら3州すべてで敗北し、ジョー・バイデンはこれら3州すべてで辛勝した。

ですから、ハリス氏がこの3人の中でわずか1ポイントリードしているのを見ると、これは本当に民主党員を心配させる類のことだと私は思います、ジョン、なぜなら単純に、カマラ・ハリス氏の成績はバイデン氏やクリントン氏よりもかなり悪いからです。

https://x.com/i/status/1844754378994967029

https://www.thegatewaypundit.com/2024/10/cnns-harry-enten-why-are-democrats-bedwetting-harris/

https://x.com/i/status/1844569834530492913

https://1a-1791.com/video/s8/2/B/8/b/3/B8b3t.caa.mp4?b=1&u=ummtf

10/11Rasmussen Reports<Veeps: Vance More Popular Than Walz=副大統領候補:ヴァンス氏の方がウォルツ氏より人気>

民主党のティム・ウォルツ氏と共和党のJ・D・ヴァンス氏が唯一のテレビ討論会で対決した後、共和党の副大統領候補は有権者からより高い評価を得た。

ラスムセン・リポートの最新の全国電話およびオンライン調査によると、米国の有権者の50%がヴァンス氏に好意的であり、そのうち33%がオハイオ州上院議員に非常に好意的な印象を持っている。42%がヴァンス氏に好意的ではなく、そのうち32%がドナルド・トランプ前大統領の副大統領候補に非常に好意的ではないと感じている。

https://www.rasmussenreports.com/public_content/politics/biden_administration/veeps_vance_more_popular_than_walz?utm_campaign=RR10112024DN&utm_source=criticalimpact&utm_medium=email

「538人」とあるのはABC傘下の世論調査分析のウエブ「FiveThirtyEight、538」の誤り。

10/12希望之声<中国股市暴跌 新韭菜们被套牢亏大了 一片哀嚎:「带100万进场,赚了1.3万;今天一睁眼亏了3万」「赔到浑身发抖」「这辈子都回不了本了」「明天清仓,我不玩了=中国株式市場急落、新しいニラが罠にはまって大損失を被った 号泣:「100万元を市場に持ち込んで1万3千元の利益が出た。今日目を開けたら3万元失った」、「お金を失って全身が震える」、「これは一生取り戻せない」、「明日清算したらもう遊ばない」>

「1日前はまだ強気相場だったなんて誰が想像できるのか。昨日は9万元増えて、今日は元本と利益を合わせて14万元を失った。これは体が震えるほどの損失である」

「もう終わった。私の人生も終わった。一生かかっても取り戻せない。今日また1万元以上失った。数か月分の給料である。稼ぐのにどれくらいかかるだろうか?」

「今日は私の投資史上最大の損失を出した日である:私の口座は 35,000 元の損失、300,000 元で購入した ETF は 47,000 元損失で、合計 80,000 元の損失になる」

「2000 年以降の株式取引の 2 日目、現在午後 3 時で取引は終了した。実際の損失は 56,000 元である。どうしたらよいかわからない。すべきことを教えてほしい」

「この市場は普通の市場ではない。醜い国と比較することはできない。醜い国には多くの機関があるが、我々の国には多くの個人投資家がいる。助けを求める信号の矢を放つと、数千の兵が出て来るが、目の前に大きな穴があり、全員埋められる」

「終わった、終わった。千の株式が限界まで下がった。今回はお金を失った。一日で15万元負けた。一日でこんなに失うとは思わなかった。もう遊びたくない。今度は死ぬよ、天上に行くよ」

北京当局の政策に刺激され、A株の上昇が続いた後、10/9には主要3株価指数が大幅安で始まった。両市場は序盤の取引で一時回復し損失を縮小したが、正午までに下落に戻った。午後に入ると堅調となったが、午後に比べ終盤の取引で下げ幅がさらに拡大した。

10/10本ブログで柯隆氏が株で大損する人が出ることを予想し、その通りの展開になっている。情報が少ない市場に張るのはドブに金を捨てるようなもの。

<『「官製バブル」の上海株急騰、「大学卒業規制」で失業率改善!…ごまかしても覆い隠せない、習近平「中国経済」のひどすぎる惨状!』(10/8現代ビジネス 柯 隆)について>

http://dwellerinkashiwa.net/2024/10/10

https://www.ganjingworld.com/s/XBbp2jx49J

https://www.soundofhope.org/post/844160

10/12阿波羅新聞網<中国股市逃生将现惨烈踩踏!中共设计套死百姓三万亿血汗钱=中国株式市場からの逃避が踏みにじられようとしている!中共は国民が苦労して稼いだ3兆元のお金を奪うことを計画している>今日のA株の趨勢から判断すると、中国政府が市場を救済するため強力な措置を講じないのであれば、中国は衝撃を与える画期的な成果を実現しようとしている。

2週間で人々が苦労して稼いだお金3兆元を奪われた。そして、この資金が株式市場から逃げようとすれば、悲劇的なスタンピード効果により、上海株価指数は1000ポイントを下回る可能性がある。最終的に逃げられる資金は1兆元を超えないだろう。 2兆元以上の資金が権力者によって吸い上げられた。

https://www.aboluowang.com/2024/1012/2114228.html

何清漣 @HeQinglian 10時間

私の文が出るのを待てば、下の二人の無知で恐れ知らずのコメント者は謝るだろう。

予告:米国は連邦制であるため、建国前の数十年間に新しい州が追加された (先賢が生きていたときでない)。したがって、この選挙制度は選挙人団を除いて、残りはすべて州、さらには郡によって決定される。それらのほとんどはコメントしているツイ友が考えている問題ではない。

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何清漣 @HeQinglian 10時間

ツイッターで、コミュニケーションを図ったり、情報や知識を入手したり、交流で能力向上させたり、心の中をぶちまけたり、仕事に必要で使う人もいる。

しかし、この二人のように、他人を恨んだり、自分がまったく理解できない分野でナンセンスなことを言うだけの人もいる。これは最悪の部類なので、真面なツイ友は敬して遠ざけるほうがいい。

何清漣 @HeQinglian 9時間

米国の公式ウェブサイトにある「地方選挙管理」を読んでいただければ、この制度には抜け穴が多く、「人治」の性格が強すぎることがわかる。この問題をさらに詳しく調べてみると、2000 年のジョージ・W・ブッシュの選挙が、実に悪いスタートを切ったことが分かる。 https://ncsl.org/elections-and-campaigns/election-administration-at-state-and-local-levels

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引用

ボブ・フー・傅希秋 @BobFu4China 10h

😄6,000人ってどういう意味か?一部の激戦州では 6,000 人が選挙結果に影響を与えることができる。 ! ! CNNが発表した2020年大統領選挙の結果によれば、アリゾナ州の勝者と敗者の差は9,000票強、ジョージア州では1万1,000票強となっている。激戦3州の得票差の合計は4万票強で、トランプとバイデンの選挙人獲得数は完全に拮抗している。議会議員選挙区の結果をよく見てみると、数百票しか違わない選挙区もある。例えば

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何清漣 @HeQinglian 10時間

政府のこれら 4つの機能(①国防②国民保護③私有財産保護規則④司法システム)は、地球上に政府 (王朝政治を含む) が存在したときから当てはまる。 1、2、4は、中国と西洋の両方にある。時代の違いは次のとおり:国民=近代以前の臣民と人民、3番目の点は、中国の権貴政治は西側のローマ時代の初めから近代までのようにそれほど明確ではない。西洋では「風も雨も入ることができるが、王は入ることができない」という私有財産の原則に従っていた。中華民国以前の中国は、中共よりも公私を明確に区別していただけでなく、今日よりも優れていた。

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Ruth史金霞 @shijinxia 12h

引用

Ruth史金霞 @shijinxia 12h

マスクは何も言わずに老人のスピーチを直接投稿した。

おそらくこの老人を知らない人も多いだろう。

彼はミルトン・フリードマンである。

https://x.com/i/status/1844512265376248264

何清漣が再投稿

桃花島主(ラッキー) @Mydoglucky2  10月11日

こんにちは、フロリダ州。私はドナルド・J・トランプです。

ハリケーン・ミルトンの影響に直面しているあなたたちのために、メラニアと私は祈っています。

私たちはハリケーンによる被害に深く心を痛めており、状況は非常に悪いと聞いています。

私たちはあなたたちを思ってつらい、私たちはあなたたちを思って悲しむ、神があなたたちとともにいてくださることを願っています、

私たちは神があなたとともにおられることを知っています。私たちの心は皆さん一人一人と共にあります。

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何清漣 @HeQinglian 6時間

ハーバード大学の皆さん、申し訳ありませんが、米国人は今、南部の大学に進学したいと考えている(ポイント 3 に注意してください)。

WSJが米国教育省の最新データを分析したところ、南部の公立学校に通う北部の生徒数は過去20年間で84%増加し、2018年から2022年の間に30%増加したことが判明した。

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何清漣 @HeQinglian 2時間

元の記事を確認したところ、確かに数人の民主党議員がこれを計画している。しかし記事は、これは何らかの手続き上の妨害であり、あまり意味がないと考えている。

https://axios.com/2024/10/11/house-democrats-jan-6-election-trump-raskin

Axios の内部情報は一般的に信頼できる。 2020年の民主党の「78日間クーデター計画」も当サイト編集長自ら暴露したと記憶している。その後は予定通り実行された。

https://axios.com/2020/11/01/election-night-how-to-watch

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引用

MAGA ジュディ 🇺🇸🇺🇸🇺🇸🇺🇸🇺🇸 @judy5203 10月11日

AXIOSは、下院民主党幹部の一部は2024年のトランプ大統領の勝利を認めないと述べている。

民主党は票を盗むだけでなく、駄々をこねる、厚顔無恥。

朝香氏の記事では、左翼は基本嘘つきと言うのが分かる話。リベラルは左翼の一派。不法移民を使って社会を混乱させ、法と秩序を破壊し、国民を恐怖で黙らせようという戦術。だから不正選挙だって何だってする。大手メデイアはグローバリスト左翼の手先だから、何でもできると思っている。既存のメデイアを信じるのは情弱すぎ。ジャーナリズムはとうに死んでいる。

記事

2028年の候補、ヴァンスの奮闘

アメリカ大統領選挙に向けての、民主・共和両党の副大統領候補によるテレビ討論会が10月1日(現地時間)行われた。民主党がウォルズ、共和党がヴァンスである。

今回の討論会は、討論会の名にふさわしい冷静な議論が展開され、アメリカ人の間でも高評価のようだ。そしてこれをもたらしたのは、ヴァンスの冷静な姿勢にあったのではないかと思う。

そしてこの討論会でのヴァンスの発言を通じて、トランプに対する誤解を解くのにも大きく貢献したのではないか。こうした点で、大統領選挙に対する影響も意外と大きいと思われる。

ヴァンス候補 by Gettyimages

なお、ヴァンスはトランプが自分の後継として考えている人物で、2028年の大統領選挙での共和党の最有力候補と目されている。ヴァンスがどういう人物かを知ることは、今後のアメリカを見るうえでも重要になるだろう。

今回の主催はCBSで、トランプとハリスの大統領候補討論会を主催したABCと同様に司会は明らかに民主党寄りだった。

司会のふたりとウォルズの3人を相手に、ヴァンスがひとりでどう戦ったかを知ることは、トランプの考えを偏見なく理解することにも、アメリカの主流派メディアがいかに党派的な報道を行っているかを知ることにも、大いに役に立つと私は思う。

ハイチ「合法移民」のカラクリを暴露

議論されたすべての項目を扱うと、膨大な分量になるので、ここでは扱われた話題を絞ったうえで解説させてもらいたい。

まずは移民問題だ。司会者はヴァンスにアメリカに不法入国した親を強制送還して、その親のもとでアメリカで生まれた子どもたちと引き離すようなことをやるのかと尋ねた。アメリカで生まれた子どもたちにはアメリカ国籍が付与される一方、不法入国した親を強制送還するのは、非人道的ではないのかというわけだ。

これに対してヴァンスは、バイデン政権のもとで強制送還を停止し、不法移民を非犯罪化することが進み、合成麻薬のフェンタニルがアメリカに大量に入っているが、この「出血」をまずは止めることが必要ではないかと訴えた。その上で、質問された家族の分離については、不法入国者のうち32万人の子どもの行方がわからなくなっていて、売春婦にさせられたり、麻薬の運び屋にされたりしていることを、指摘した。入国した子どもたちが32万人も親から引き離されているのに、こちらを不問にしたまま、強制送還によって親子が切り離されるかもというところだけを扱うのはおかしいのではないかという提起だ。

ウォルズ候補 by Gettyimages

これに対してウォルズは、子どもたちが麻薬の運び屋にされているなんてウソだといいながらも、その根拠を示さなかった。そのうえで、移民がペットなどを食べているとトランプが話したスプリングフィールドの話に、話題を切り替える動きに出た。

これに対してヴァンスは、スプリングフィールドの話は、移民がどんどん入ってくることによってアメリカ国民の暮らしが壊されていることではないかと突いた。これは不法移民の増加によって公共サービスが制限されたり、治安が悪化したりしていることに、疑問を感じている多くのアメリカ人の感覚とマッチするものだったろう。

ここで面白いことが起こった。司会者がスプリングフィールドのハイチ移民は合法移民だと語って、あたかもヴァンスが合法移民すら排除しようとする排外主義者であるかのような印象を与えたうえで次の話題に移ろうとした時に、ヴァンスはその司会者の動きに割って入った。司会者が自分の発言のファクトチェックをするなら、自分も司会者をファクトチェックさせてもらうというのだ。

実はハイチ移民が「合法移民」だとされていることにはからくりがあり、ハイチなどの特定国の不法移民がアメリカに入国する際に、「CBP One」というアプリを使って事前に入国申請しさえすれば、不法移民扱いにしないということが、バイデン政権では行われるようになっているのだ。統計上不法移民の数を減らすためにバイデン政権が作り上げた抜け道である。

この CBP One の話を持ち出して、グリーンカード申請をして10年間待って永住権を獲得した合法移民と、ハイチ移民はぜんぜん違うという点をヴァンスは主張した。この点についてヴァンスはさらなる説明をしようとしたが、司会者はヴァンスの音声をカットして、これ以上の主張をさせないようにした。

主流派メディアはこうしたからくりについてまともに報道せずに、最近はバイデン政権の取り締まり強化によって不法移民の数が減っているという印象を与えてきた。この裏事情がバレるのを司会者は避けたかったのだろう。

中絶を巡るファクトの攻防

次に中絶についての話を取り上げよう。

ウォルズは、州ごとに中絶規定が違うために、中絶に厳しい州から中絶に寛容な州に州を越えて中絶手術を受けようとして、移動の負担から命を落とした女性がいたとし、州ごとに中絶政策を決めればいいとするトランプのあり方を批判した。

これに対してヴァンスは、ウォルズの主張に敢えて反論せず、この女性に寄り添う姿勢をまずは示した。そのうえで、ウォルズが知事を務めるミネソタ州では、中絶作業を生き延びて生まれてきた赤ちゃんに対して、救命するケアを提供しなくていいとしていることを具体的に指摘し、それは野蛮ではないのかと問いかけた。

親が望まなくても、生まれてきた以上はすでに人間として認め、その生存権を認めるべきではないのか、生まれてきても救命ケアを提供しなくていいというのは、親の都合で赤ちゃんを殺していいということになるのではないかという問いかけだ。

これに対してウォルズは、ヴァンスは法律を誤読していると反論したが、ヴァンスはどこを誤読しているのかを具体的に指摘してもらいたいと詰め寄った。ウォルズはその点は前回の討論会で指摘されているとの逃げを打ち、具体的にどこをどう誤読しているのかについては触れなかった。なお、私はミネソタ州の規定を読んでいるが、ヴァンスが法律を誤読しているとは思っていない。

ちなみに、ウォルズが持ち出した、州を越えて中絶しようとして、移動の負担から命を落としたとされる事例は、実際には中絶手術のミスによる敗血症で死亡したケースであり、移動の負担で亡くなったものではない。またこうした医療ミスは、実はオバマ政権とバイデン政権の下で進められた中絶手術の規制緩和にこそ原因があったと見るべきものだ。中絶手術後に医師による2回の診察を不要としたことによって、医療ミスが見過ごされる結果になったのだ。ウォルズは自らの立場を有利にするように事実を捻じ曲げていたのだ。

どちらが民主主義の立場に立っているか

次に民主主義の状態についての話を取り上げる。

司会者は2020年の大統領選挙において、トランプ陣営が選挙結果に異議を唱えて62件の訴訟を起こしたが、裁判官たちはこうした訴訟を却下し、すべての州知事がそれぞれの州での選挙結果を認証したことを話した。そのうえでヴァンスがこの時に選挙結果を認めない立場に立ったことは違憲ではないか、今回同じようなことが起きても同じように動くのかと尋ねた。

これに対してヴァンスは、自分やトランプが問題にしたのは、公明正大に選挙不正があったかどうかを議論しようということだったとし、アメリカにあるのは検閲の脅威だとした。

カマラ・ハリスが仲間のアメリカ人を議論して説得するのではなく、検閲によって異なる意見を排除しようとしている点が問題なのだ、この点ではもともと民主党だったロバート・ケネディJrやトゥルシー・ギャバードも同じ思いを持っていて、その立場からトランプ側に付いたことを、ヴァンスは語った。

これに対してウォルズは、トランプは選挙で敗れたのに、それを認めなかった、重要なのは議事堂襲撃事件を否定することなのだと主張した。さらに、誰かを殺すと脅したりするような言論を封じるのは検閲ではないと主張した。

このウォルズの主張は、明らかにすり替えだ。選挙結果に不正があったんじゃないかと主張することは、誰かを殺すと脅したりするような言論では全くない。一般のアメリカ国民の中にも、この件については今なお疑っている人たちはたくさんいる。例えば前回の大統領選挙では、開票の途中で、突如バイデンの票だけが一方的に増える「バイデン・ジャンプ」と呼ばれる不可解な展開すらあった。トランプ側が提起した問題一つ一つについて、バイデン側が誠実に対応する姿勢を示さなかったことに、選挙不正問題がこじれた根源があると私は思っている。

ワクチン言論封殺は検閲か

だが、ヴァンスはこうした点を敢えて衝かず、新型コロナウイルス感染について政府の主張と異なった言論を封殺したのは検閲ではないのかと、ウォルズに対して尋ねた。

ワクチンの有効性に疑いを持つことは許されず、ワクチンの接種をしないとできなくさせられる仕事も数多くあった。マスクの有効性に疑いを持つことも許されなくなり、マスクの着用が強制させられた。これらについてSNS上で異議を唱えることも許されなくなった。多くのアメリカ国民が疑問に思ってきたことを、ヴァンスは取り上げたのだ。

これを悪質な質問だとウォルズが拒絶したのを受けてヴァンスは、米国の民主主義の下で最も神聖な権利は合衆国憲法修正第1条(信教、言論、出版、集会、請願などの自由を規定した条文)だとし、政府とビッグテックの力を利用して、人々が自分の考えを話すのを黙らせようというのは民主主義への脅威ではないか、民主党であれ共和党であれ、政府の見解と異なった意見を容認し、議論によって優劣を決めるべきではないか、と主張した。これは正論ではないか。

ヴァンスはワクチンの話題しか出していないが、実際にはワクチンだけの話ではない。トランプ側の主張を否定するなら、事実でないことをどんどん持ち込んでも許される一方、トランプ側の主張は常に捻じ曲げられて解釈され、魔女狩りのように叩かれるようになっている。表面的には公平に扱われているような外観を呈するように細工をしながら、実は全然公平に扱われていない。特定の方向の議論のみが正しいとあらかじめ決められていて、それとは対立する議論は排除される。そのあり方に、多くのアメリカ人が気づくようになってきた。そしてこれが今のアメリカの最大の問題である。

そしてこの副大統領候補討論会もこの構図の中で展開されている中で、ヴァンスは冷静に議論を運び、その構図に飲み込まれないで打ち返した。

なお、このアメリカで起こっていることを、対岸の火事のように考えないでもらいたい。

私が解説した副大統領候補討論会の実際について、日本の主流派メディアで扱っているところはあっただろうか。おそらくは実際の討論がこういうものだったということを、この記事を見るまで知らなかったという人がほとんどなのではないか。日本の主流派メディアにおいても、実は同じような流れにあるのだ。

人は弱者に寄り添う「リベラル」という立場は、正しい方向性だと思い込みやすい。だがそこには思いがけない落とし穴があることを、多くの人に知ってもらいたいと思う。

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