『移民の急増を抑制できず、暴力犯罪件数も増加…ハリス副大統領「不人気」「悪評」のウラにある、アメリカの深刻な「犯罪社会」事情』(7/26現代ビジネス 安田 佐和子)について

7/25The Gateway Pundit<SHOCK POLL: Only 3 Out of 10 Think Kamala Harris Can Win Presidential Race=衝撃の世論調査:カマラ・ハリスが大統領選に勝てると考える人は10人中3人だけ>

民主党員や無党派層でハリスでなくRKJに流れる票があるのでは。

民主党の「宮廷クーデター」により、弱小ジョー・バイデンが大統領選から脱落し、副大統領のカマラ・ハリスが有力候補に浮上したことで、まったく新しい力学が生まれ、最新の世論調査では、ハリスが自身の個人的な信頼性という点でいかに厳しい戦いに直面しなければならないかが明らかになった。

彼女は確かに選挙戦に参戦して勢いを見せているが、これまでのところ民主党の勢力は彼女の強い個性、好感度、信頼性の代わりとなることはできていない。

民主党幹部の支持は、ハリス氏が勝利できるという一般大衆の信頼にはつながっていない。

ニューヨークポスト紙は次のように報じた。

「ユーガブが7月21日から23日にかけて1,605人(うち1,435人は有権者登録者)を対象に実施した世論調査では、バイデン氏が出馬しないと表明し、民主党エリート層がハリス氏の周りに急速に結集した時期を含むが、副大統領が今年昇進する資格があると考える人はわずか31%だった。」

ハリスに対する不信感は男性にも女性にも影響を及ぼしている。

一方、回答者の52%はトランプ氏が勝利する可能性が高いと考えている。

当然ながら、民主党員はハリス氏を最も信頼しており、党員の67%が副大統領の勝利を予想している。しかし、14%がトランプ氏の勝利を予想し、残りは確信が持てない。

一方、共和党はトランプ氏の勝利の可能性をはるかに確信している。

「調査対象となった共和党員のうち、ハリス氏が勝つと予想しているのはわずか3%で、一方で91%は11月の選挙戦ではトランプ氏が打ち負かすと考えている。」

無党派層もトランプ氏の勝利は必至だと考えているようで、無党派層の53%がトランプ氏の勝利を信じているのに対し、ハリス氏の勝利を信じている無党派層はわずか23%だ。」

黒人有権者の間ではハリス氏が45%でトップだが、トランプ氏も回答者のかなり3分の1を占めている。

重要な違いの一つは、実際に各候補者を支持している人の数が非常に近いということです。

「大統領選への投票意向について尋ねられたところ、41%の回答者がハリス氏を支持した。ハリス氏はトランプ氏(44%)にわずか3ポイント差で、誤差は±3.3%の範囲内で、NPRとマリストの世論調査と一致しており、同様に接戦となっている。」

トランプ大統領は今回の調査で共和党の票を92%獲得して支持を固めたが、ハリス氏は党内で86%の支持しか得ていない。

「無党派層はまだ未確定だが、ユーガブの調査ではトランプ氏が優勢で、37%がハリス氏の32%を上回っている。残りのうち11%がケネディ氏を支持し、9%がまだ決まっていない。」

https://www.thegatewaypundit.com/2024/07/shock-poll-only-3-10-think-kamala-harris/

7/25The Gateway Pundit<Six House Democrats Join Republicans in Condemning ‘Border Czar’ Kamala Harris’s Illegal Invasion=下院民主党議員6人が共和党議員に加わり、「国境の皇帝」カマラ・ハリスの違法侵入を非難>

民主党は無能な人物しかいない。

下院民主党議員6名が共和党議員に加わり、カマラ・ハリス上院議員の米国南部国境での対応を非難した。

エリーズ・ステファニック下院議員が提出した4ページの決議案は、2021年にバイデン政権が権力を握って以降、米国に受け入れられた約1000万人の不法移民についてハリスとWHを非難することを目指していた。

コロラド州のヤディラ・D・カラベオ、テキサス州のヘンリー・クエラー、ノースカロライナ州のドン・デイビス、メイン州のジャレッド・ゴールデン、アラスカ州のメアリー・ペルトラ、ワシントン州のマリー・グルーゼンカンプ・ペレスの各民主党下院議員は、共和党議員とともにこの動議を支持し、動議は220対196の多数決で可決された。

「ハリス氏が国境担当長官として南部国境を訪れたのは、2021年6月25日まで93日かかった」と決議は述べている。「バイデン大統領とハリス国境担当長官の極左民主党による国境開放政策が、この歴史的危機の原因だ」

「彼女の不作為の結果、不法越境は記録的に増加し、地域社会は疲弊し、法の支配は骨抜きになった」と下院議長のマイク・ジョンソン氏は付け加えた。

しかし、ザ・ヒルは前述の民主党員のほとんどが競争の激しい選挙戦に臨んでいるため、彼らの投票は原則的な反対というよりも政治的な計算によるものである可能性があると指摘している。

一方、WHは、過去数カ月間の国境通過数がこれまでの最高記録から減少していることを指摘するファクトシートを発表し、自国の悲惨な記録を弁護しようとした。

「大統領の行動は大きな成果をもたらしたが、わが国の移民制度には、必要な資源と追加権限を与えるための議会の行動が必要だ」と声明は述べている。

https://www.thegatewaypundit.com/2024/07/six-house-democrats-join-republicans-condemning-border-czar/

https://hugh.cdn.rumble.cloud/video/s8/2/8/O/E/3/8OE3s.caa.mp4?b=1&u=ummtf

7/25Rasmussen Reports<Election 2024: Trump 50%, Harris 43%=2024年選挙: トランプ50%、ハリス43%>

カマラ・ハリス副大統領がジョー・バイデン大統領に代わって民主党の候補者となったことで、ドナルド・トランプ前大統領はホワイトハウス復帰に向けて7ポイントのリードを保っている。

ラスムセン・リポートの最新の全国電話・オンライン調査によると、2者対決では、米国の有権者の50%がトランプ氏に投票し、43%がハリス氏に投票するとのことです。4%が他の候補者に投票すると答え、3%が未定です。

https://www.rasmussenreports.com/public_content/politics/biden_administration/election_2024_trump_50_harris_43?utm_campaign=RR07252024DN&utm_source=criticalimpact&utm_medium=email

7/26希望之声<美众议院一致通过成立特别工作组调查川普刺杀事件=米下院、トランプ暗殺調査のための特別委員会の設置を全会一致で承認>米下院は7/24、7/13に起きたドナルド・トランプ前大統領暗殺未遂事件を調査する特別委員会を設置する決議を可決した。

マイク・ジョンソン下院議長は、暗殺未遂事件と事件に至るまでの米国SS局の行為に対する超党派の批判が巻き起こる中、7/18に特別委員会の設置を発表した。その後、ハキーム・ジェフリーズ下院少数党院内総務が特別委員会の設置を承認し、下院は決議416対0で可決した。

ジョンソンとジェフリーズは7/24、共同声明で「我々はこの問題を徹底的に調査するため、共和党議員7名、民主党議員6名からなる下院特別委員会の設置を発表する」、「特別委員会には召喚権限が与えられ、事実を立証し、説明責任を確保し、この種の失態が二度と起こらないよう迅速に行動する」と述べた。

https://www.soundofhope.org/post/828409

7/26阿波羅新聞網<重磅美俄热战!川普身怀如此绝技!余茂春首惊爆【阿波罗网报道】=重大な米露のhot war!トランプはとてもユニークなスキルを持っている!余茂春の初の衝撃ニュース【アポロネット報道】>アポロネット方尋の報道:7 / 24、ツイ主の「ジェイコブ」は、ラジオ・フリー・アジアの「アジア・ウォント・トゥ・トーク」番組で、ビデオクリップを公開した。中共問題に関する元米国国務省補佐官の余茂春はビデオの中で次のように明らかにした:トランプ大統領はギャング対策の専門家である!トランプ政権の 4 年間、世界の安全と平和は十分に保証されてきた。

欧州ではプーチン大統領が2014年にクリミアを併合したが、その後、彼の気焔万丈は完全に打ち砕かれた。

中東では、米国の歴代政権はしばしばプーチン大統領に越えてはならない一線があると警告したが、プーチン大統領はそれを無視した。トランプが権力を握った後、ロシアは中東で問題を引き起こし、トランプは容赦しなかった。

余茂春は、米ロ間の熱い戦争という重大な内幕を初めて明らかにした。トランプはプーチンに、「あなたはワグネルを我々の協議外の場所に派遣していないか、彼らは全員ロシア語を話した。彼らはあなたの国の人か?」と尋ねた。プーチンはロシア人であることを認めなかった。トランプはこれらの人々を殺害することを決定し、シリアで250人以上のワグネルメンバーを一度に排除した。それ以降、プーチンは状況を混乱させることを敢えてしなくなった。

朝鮮半島も過去4年間は平和だった。金正恩は一度も核実験を行っておらず、あえて核ボタンを押したこともなかった。

ツイ主の「ジェイコブ」は、「トランプは心理戦にたけていて、戦わずして人を屈服させられる」とコメントした。独裁者を「誉め殺す」のが彼の交渉術の神髄だ。

第二次トランプ政権になれば、ポッティンジャーと余茂春は呼び戻したい。

https://twitter.com/i/status/1816246207062175870

https://www.aboluowang.com/2024/0726/2083854.html

7/26阿波羅新聞網<习近平要随心所欲了?严防对他的批评在中国蔓延【阿波罗网报道】—英媒:习野心和精明引全球关注 三中定下2029目标=習近平は心の赴くままに何でもするのか?中国で習への批判が広がらないよう厳重防止 【アポロネット報道】 – 英国メディア:習の野心と抜け目なさが世界の注目を集め、3中全会は2029年の目標を設定>アポロネット唐寧の報道:中共3中全会の閉幕後に発表された「決定」では、2029 年までに改革を完了するという目標が設定され、外界から幅広い注目を集めた。英「BBCチャイニーズ」の7/25の報道は、「決定」では300以上の重要な改革策が提案されたものの、多くの専門家がこれに失望を表明したと指摘した。注目に値するのは、この改革文書は、その300以上の任務の完了日を、中共創立80周年にあたる2029年と定めていることである。

ノートルダム大学の学者メアリー・ギャラガーは、中共3中全会の「決定」の改革内容は、習近平が2013年に政権を握って初めて発表した緊急戦略と非常によく似ていると考えている。彼女は、習近平の野心は昔も今も「経済構造改革」であると説明する。つまり、中国経済を地域全体でより効率的かつ調和的に発展させ、持てる者と持たざる者の二極化を減らし、北京の権威ある政府にさらなる政策を実行させるように再構築することである。

ベテラン・メディア人で中国専門家の中澤克二は日経新聞に論評を掲載し、中共3中全会で2029年までに改革を完了するという目標が提案されており、これは習近平国家主席が今後も執政する基盤を築いている可能性があると指摘した。中共3中全会はニュース価値のある経済政策を何も持たずに終わったが、注目に値する政治措置が一つあった。中共は先週発表した「改革の全面的深化と中国の近代化促進」に関する決議で、2029年までに改革を完了するという目標を設定したと発表した。

記事は、「中国の近代化」という表現は最終的に習近平のやりたい放題を許す曖昧な態度であると書いている。中共総書記の任期が2027年の次回中共党大会を超えて延長されれば、習政権は中国の政治経済情勢に関係なく、2029年に「改革完了」を宣言することができる。

中国政治を長年観察してきた権威者は、2029年の改革目標は予防措置であり、習近平の抜け目なさを反映していると考えている。このままでは習近平は2027年の共産党大会で誇示できるほどの実績を残せず、国内で習近平の政権実績に対する批判が広がる可能性があるとの考えだろう。この専門家は、これが中共の最高指導者であり続けようとする習近平の努力に打撃を与える可能性があると考えている。

そこで、2029 年に向けたこの戦略が生まれた。それまでに中共党全国大会の審議中に習近平の権力継続に対する疑念が生じた場合、習近平は自身の改革目標はもうすぐ達成されるため、政権に留まるべきだと主張する可能性がある。

粛清をやり過ぎた習は死ぬまで主席でいないと、殺されるでしょう。

https://www.aboluowang.com/2024/0726/2083886.html

https://x.com/i/status/1816179239068262532

何清漣 @HeQinglian 12時間

補充: トランスジェンダーの判断はこの情報に基づいて行われるが、女装癖なのかトランスジェンダーなのかは検証していない。彼は LGBTQI+ の大家族の一員とみなされるべき。

引用

Soaring Eagle🦅@trumperhawk 7月 25日

メディアが銃撃犯の現在の写真を放映しないのには理由がある。

何清漣 @HeQinglian 12時間

NYは彼女に何をしたらよいかを公に教えた:トランプが34の罪で有罪判決を受けた重罪犯であることをしっかり把握し、彼を厳しく攻撃することだ。

トランプが挑発されれば、司法軽視、女性差別、人種差別、移民差別などのレッテルが待ち受けるだろう(なぜならトランプは国境管理を怠り1500万人の移民を受け入れたと間違いなく非難するだろうから)。

すると世界中の左派メディアが一斉にこう言う:「ハハ(=カマラハリス)は非常に風格があり、トランプは無礼で大統領らしくない」と。

引用

老猿説OldApe  @OldApeTalk  7月24日

トランプ対ハリスが討論したらどうなるか?最近多くの人がこの問題について議論しており、トランプは惨めに負けるだろうと考えている人もいる。

実際、ハリスはそのような議論を受け入れないだろう。参加するとハリスは完全に打ちのめされるだけだからだ。

なぜこう言うのか?おそらく多くの人は信じられないだろう。

簡単に言えば、言いたいことを言い合うなら、二人は全くコミュニケーションが取れないだけである。

しかし、これは大統領選挙の討論会であり、国家政策に関する討論である。

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何清漣 @HeQinglian 5時間

【インフレは私生活にほとんど影響を与えない。年金が十分にある限り、それほど敏感な問題ではないかもしれない。 】私は事実に基づいてインフレについて話すが、あなたは自分の感覚や個人の情況に基づき、インフレについて話す。

【バイデン就任後の最初の数日で、突然安堵した】 -ビッグマウスの病気だね、BLMのゼロドル購入(法と秩序)、十代の若者の強制的な性転換、40年間で見られなかった高インフレ、そして国債の急激な増加、DEIによって構築された新しい身分政治と比べれば、あなたの目に入れるには大きすぎる。

SolarmanTed @princeton_walk、6時間

返信先:@HeQinglian

引用

インフレは私生活にほとんど影響を与えない。年金が十分にある限り、それほど敏感な問題ではないかもしれない。私は民主党のイデオロギーや政策の多くに同意しない。トランプは政治指導者としての資質に欠けているという見方は、彼の前の任期の終わりに形成されたものだ。バイデン就任後の最初の数日で、突然安堵した。それは彼が好きだったということではなく、トランプのビッグマウスを心配する必要がなくなったからである😕。

今、彼が再び選挙に立つので心配しなければならない。

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何清漣 @HeQinglian 5時間

「議論する」ことは何もない。

何清漣 @HeQinglian 12時間

さまざまな情報源によると、殺し屋の実行計画は恐ろしいものだった。

  1. 仲介者を通じて FBI と 2 年以上接触している。
  2. トランスジェンダーであること。
  3. 内情を知っている人は、両親は政治的傾向が極左と。事件発生前に警察に通報したのは責任逃れの試みだった。
  4. FBI長官は、米国で大規模なテロ攻撃が起こるだろうと述べた。
  5. 暗殺当日、多くの人が犯人の存在を知りながらもほったらかしにしていた。

これは私が今まで聞いた中で最も恐ろしい暗殺話であり、(暗殺でなく)明るみでの殺人である。

引用

L JM @zhixiangziyou 7月25日

おお!暗殺公聴会でイーライ・クレーンが言ったことを聞いたか?同氏は、トーマス・クルックスの家はキレイで、まるで医学研究所のようだと語った。何故なら、彼の父親はセラピストで、彼らが家宅捜索したところ、そこは医療研究所のようだった。

なぜそうなったのか?

MK-Ultra洗脳計画はかつて病院の療法士によって行われていた。

多くの米国人は、これはおそらく単独で行われたものではないと考えている。x.com/ultrafrog17/st…

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何清漣 @HeQinglian 5時間

NBCは、ハリスが党代表の半数以上の支持を獲得したと報じ、民主党は8/1にオンライン仮想投票を開始し、8/10に終了する予定だ。

民主党議員の半数以上が彼女を選出すれば、身分政治(DEI)によって与えられた「アドバンテージ」だけを持った人物(女性インド系米国人)が米国史上で民主党副(?)大統領候補となることを世界が見ることになる。彼らが選挙からの撤退を求めたばかりのバイデンは「偉大な大統領」の称号を与えられたばかりだ。

引用

萧生客 SSK🇺🇸🇨🇦 @SSK2024 10h

速報:下院はつい先ほど、国境皇帝カマラ・ハリスを国境開放の災難を非難する決議案に賛成票を投じた。

ペルトラ、ゴールデン、MGP、カラベオ、ドン・デービス、クエラーの6人の民主党議員が共和党議員全員とともに賛成票を投じた。

この投票を忘れないでください! x.com/greg_price11/s…

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安田氏の記事では、アクトブルーはマネーロンダリング計画を利用したと7/25本ブログで何清漣のツイッターで触れていました。左翼メデイアは何でも捏造するから、気をつけないと。

米国が、犯罪人が闊歩する社会になったのは、民主党のせいです。KKK(南軍の敗残者)、BLM、Antifa、Defund the police、不法移民の大量流入、マリファナの合法化等、進歩的政策と言われるものは治安悪化の原因になっている。普通の人だったら青い州には住みたくないと思うでしょう。

大統領選は、過去の世論調査や最新の世論調査を踏まえると、得点差が開き過ぎてハリスの勝目はないと思います。勿論民主党はまた不正をしようと考えていると思いますが。共和党は一致団結して、民主党の不正があれば、すぐにXに投稿して、世界に知らせるようにすればよい。ジョージア州は共和党の不正が疑われる州。ここも見張らないと。

記事

資金集めは成功したものの

遂に山が動いた。

バイデン大統領が7月21日、選挙戦撤退を表明。予想されていたとはいえ、やはりニュースが流れると56年ぶりの現職大統領の戦線離脱とあって、全米だけでなく太平洋を越えた日本まで衝撃が走った。

バイデン氏は声明で、ハリス副大統領を後任に指名。直後に、クリントン元大統領夫妻を始め、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事など民主党の有力者がハリス氏に支持を表明した。その後も、副大統領候補の筆頭であるペンシルベニア州のジョシュ・シャピロ知事を始め、ミシガン州のグレッチェン・ウィットマー知事、ノースカロライナ州のロイ・クーパー知事、メリーランド州のウエス・ムーア知事、イリノイ州のJ.B.プリッツカー知事などがこぞってハリス氏の下で結束した。

また、大口献金者で有名なジョージ・ソロス氏の息子で、運用資産250億ドルを誇るオープン・ソサエティ財団のトップ、アレクサンダー・ソロス氏もハリス氏を支持する投稿をリリース。ウォール街からは ラザードのレイ・マクガイア社長、エバコアの創業者ロジャー・アルトマン氏などがハリス氏の支持を表明した。

なお、ラザードはブッシュ政権(子)で議会予算局局長、オバマ政権で行政管理予算局局長を歴任したピーター・オルザグが最高経営責任者(CEO)を務めた事があるため、政治との距離が近いとされる。その他、アベニュー・キャピタル・グループのマーク・ラスリー最高経営責任者(CEO)や、ハイテクに特化したプライベート・エクイティー(PE)のシリス・キャピタルを経営するフランク・ベイカー氏も続く。シリコンバレーからは、同じく民主党の大口献金者でリンクトイン創業者のリード・ホフマン氏がハリス氏の出馬を歓迎する。

■図1 アレクサンダー・ソロス氏、ハリス氏とのツーショットで支持表明

(出所:Alex Soros/X)

大口献金者の支援だけでなく、草の根レベルでもハリス支持で勢いづく。民主党の小口献金プラットフォーム「アクトブルー」は、ブルームバーグによればバイデン氏が選挙戦撤退を発表した7月21日に5910万ドルと過去最高の献金額を記録した。また、ハリス陣営は翌22日、出馬表明から24時間で、約88万8000人が最大200ドルを献金したため、8100万ドルの資金集めに成功したと発表。その他、黒人女性支援団体が150万ドルを献金するなど他団体などもハリス氏の支援にまわり、BBCがハリス陣営に1億ドルを超える資金が集まったと報じたものだ。

民主党はそう簡単に一本化したわけではない

民主党がハリス氏の下で結束を固めたようにみえるが、話はそう単純ではない。確かに、ペロシ前下院議長やジェフリーズ下院議長やシューマー上院院内総務は、ハリス氏への支持を表明した。

ただし、オバマ元大統領は執筆時点の日本時間7月25日の午後14時半時点で立場を明らかにしていない(NBCは、まもなく支持を表明すると報道)。

特にオバマ氏に至っては、バイデン氏撤退の発表を受け声明を公表したが「我々は未知の領域に突入することになるだろう。しかし、私は民主党指導者達が優れた候補者を生み出すプロセスを作り出せることを、大いに確信している。8月の民主党大会では…誰にでも機会を提供する米国のビジョンが十分に示されると信じている」と明記。

ハリス氏に一本化するのではなく、党大会で正式な大統領候補を選出すべきと暗に主張したと言えよう。

クリントン元大統領夫妻がハリス氏を支持したにもかかわらず、ハリス氏(父がアフリカ系、母がインド系)と同じ黒人のオバマ氏が彼女の強力な味方とならなかった理由としては、一部でミシェル夫人を最終兵器として送り込むのではとの観測を招いている。ただ、本人は政治への関心は低いとされており、今から出馬するとは現時点で考えづらい。

「トランプ断罪」イメージを打ち出したいのだろうが

その他に理由があるとすれば、足元でハリス氏が展開する「検察官VS重罪人」という、共和党の大統領候補トランプ氏と対比的な構図ではないか。ハリス氏は、バイデン氏が選挙戦から離脱してから初の演説で「私はかつて州の司法長官や州の検察官を務め、悪党と対峙してきた…(重罪人の)トランプ氏のやり口は把握している」と語りかけ、観衆から拍手喝采を受けた。

しかし、ハリス陣営が展開する「検察官 VS 重罪人」の対比の構図には、他ならぬハリス氏の悪手となりかねない。

1つ目の理由は、アメリカ人が犯罪者やアウトローをヒーロー扱いする傾向で、保守系シンクタンクの経済教育財団は「アメリカは常に犯罪者の国だった。英国の支配が重荷となり、多くの入植者が反逆に駆り立てられたからだ…独立戦争後も、犯罪文化は米国の国民的アイデンティティと結びつき続けた」といい、19世紀のフロンティアの無法地帯とアンチヒーローをロマンティックに描いた西部劇というジャンルも、その一環だと分析する。トランプ氏は黒人の間で支持が広がりつつあるが、X(旧ツイッター)の投稿では、複数の黒人を含む男性たちが「トランプ氏は数々の重罪に問われ、銃撃までされた…ギャングスターそのものだ!」と称賛していた。

2つ目は、ハリス氏の検察官としての「仕事ぶり」だ。1994年にクリントン政権で成立した「暴力犯罪取締り及び法執行法」が施行された。カリフォルニア州では犯罪撲滅を狙った「スリーストライクス法」が施行されます。これは、重罪を2回犯せば、3回目の有罪でどんな罪でも25年以上の懲役あるいは終身刑に処すというもの。カリフォルニア州では収監者数が1978年の居住者10万人に対し93人から、スリーストライクス法施行後の1998年に同491人に急増しただけに、検察官時代のハリス氏をよく思わない黒人も少なくない。

「国境問題特使」ハリスが引き起こした大惨事

3つ目は、ハリス氏の不法移民対策での「成果」が挙げられる。バイデン氏は2021年、副大統領であるハリス氏に米国南部国境での移民問題に取り組み、問題の根本原因に対処する役割を与えた(共和党陣営は「国境問題特使(border czar)」と呼ぶ)。

しかし、下院国土安全保障委員会が2024年5月に公表した資料によれば、バイデン政権下で不法越境者数は約1000万人と、過去最多だった通り、移民の急増を抑制できなかった。その上、米国では移民の増加と共に犯罪件数も増加したとの懸念があり、実際に米連邦捜査局(FBI)の統一犯罪報告書(UCR)と米司法統計局の全国犯罪被害者調査(NCVS)の2つをみれば、後者では「暴力犯罪件数」、「レイプ」など明確な増加を確認できた。検察官時代の経験が役に立ったと言えそうもない。

なお、2020年に黒人男性のジョージ・フロイド氏が警察官に取り押さえられ死亡した事件以降、全米を人種差別抗議運動「黒人の命は大切(Black Lives Matter)」が席巻。警察官の予算削減だけでなく、職務質問が人種差別と判断されるケースが増え、警察による治安維持が困難になったとの説もある。

■図2 米国南部での不法越境者数

■図3 FBIのUCRは前年比で犯罪件数が小幅減も、NCVSでは殺人事件を除き前年比で急増(2021-2022年)

(出所:CCJ)

民主党の大口献金者の一人で、ネットフリックス創業者のリード・ヘイスティング氏は「激戦州で勝てる候補が望ましい」と語る。ゲーム会社ジンガの創業者、マーク・ピンカス氏も「中道寄りの候補者が望ましい」と述べ、シリコンバレーのベンチャー・キャピタル業界の重鎮ビノッド・コースラ氏もXで「党大会での開かれた候補の選出を望む」と投稿していた。民主党はハリス氏で一本化しつつあるが、必ずしも幅広く支持を集められているわけではなさそうだ。

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