『共和党の副大統領候補バンス氏は「大の中国嫌い」、さっそく牽制しはじめた中国 東アジア「深層取材ノート」(第242回)』(7/20JBプレス 近藤大介)について

7/20The Gateway Pundit<3D Model Posits what Trump Assassination Attempt at Butler PA Rally Looked Like, Concludes Secret Service Failed Trump, Ignores Evidence of Larger Conspiracy to Kill Trump=3Dモデルは、ペンシルベニア州バトラーの集会でのトランプ暗殺未遂がどのようなものであったかを断定し、シークレットサービスがトランプ保護に失敗したと結論付け、トランプ殺害に向けたより大がかりな陰謀の証拠を無視している>

DSと民主党政権(含む、CIA,FBI,SS)がセットしたものでしょう。

The Typical LiberalDC Drainoが投稿したインスタグラム動画では、1週間前の今日トランプ大統領に向けて発射された銃弾の軌道を説明する理論が提唱されている。

ビデオの結論は、トーマス・クルックス容疑者が単独の銃撃者であり、連邦当局がクルックス容疑者の遺体が発見されたと主張する場所、つまり集会場の北側にあるアメリカン・グラス・リサーチ社の倉庫の屋上に銃撃の位置を合わせようとしているというものである。

この主張は依然として妥当な論争の的となっている。しかし、このアニメーションは、ショットが大体どこから来たのかを理解するのに役立つし、視聴者が建物、犠牲者、トランプ大統領がお互いにどのような関係にあったのかを把握するのに役立つ。

このアニメーションが考慮していないこと、そしてこのような分析が考慮していないことは、7 / 13にバトラー・ファーム・ショー飛行場で発生したシークレットサービスの失敗は 1 件だけではなかったということです。

ゲートウェイ・パンディットでは、ロリ・レヴィ氏へのインタビューを独占公開した。レヴィ氏は、トランプ氏の集会にほぼ毎回出席した経験から、シークレット・サービスが常にスクールバス、ダンプカー、大型トレーラーを使って、狙撃兵が大統領を狙撃する「視線」を遮っていたと語っている。しかし、バトラーではそうしなかった。

ゲートウェイ・パンディットでは集会の「優先入場」の列の先頭にいたが、席に着いたときには既に一般入場で入場を許可された数百人がいたと語るジム・ハルシング氏に独占インタビューした。

調べてみると、一般入場の警備員がセキュリティチェックなしで全員を入場させていたことに彼は気づいた。トランプ氏の集会に何度も行ったことがある人にとって、これほど大規模なセキュリティの不備は聞いたことがない

トーマス・クルックスの当日のスケジュールがとんでもなく信じがたいものであることは言うまでもない。はしごを購入し、弾薬50発を購入し、1時間かけてラリー会場まで運転し、禁止されているアイテムを持ってラリー会場に入り、会場内から狙撃兵を探し、ラリー会場を出てラリー会場上空をドローンで飛行させ、トランクの中に複数のIEDを積んだまま車両を離れ、バックパック、はしご、AR-15型の銃、その他さまざまなアイテムを詰め込んだ自転車に乗り、自転車を駐車し、擁壁に座って中にいる狙撃兵に写真を撮られるほど長い間過ごし、ぎこちなく歩き回り、どうにか5フィートのはしごを使って高さ12~18フィートの屋根に登り、40フィート離れた狙撃チームに気付かれずに位置に這い入り、集まったグループが屋根の上に狙撃者がいると40分以上叫んでいたにもかかわらず警備員に止められず、最後に大統領を銃撃した。

これを単なる「シークレットサービスの失敗」だと信じるためには、 FBIが従順な主流メディアにこれらの情報を漏らしたという空想的な主張をすべて信じなければならない。

https://x.com/i/status/1814430518131470478

https://www.thegatewaypundit.com/2024/07/3d-model-posits-what-trump-assassination-attempt-butler/

7/20The Gateway Pundit<28 Million Viewers Tuned in for Trump RNC Speech – SHATTERS FOX News Record for Highest Ever Ratings as Outpouring of Support Continues to Grow Post-Assassination=トランプ大統領の共和党全国大会での演説を2,800万人が視聴 – 暗殺事件後も支持の声が高まり続け、FOXニュースの最高視聴率記録を破る>

木曜日の夜、ドナルド・トランプ前大統領の暗殺未遂事件からわずか1週間後に行われた共和党全国大会での受諾演説を聞くために、2,840万人もの視聴者がテレビを視聴した。

東部標準時午後8時からトランプ氏が登壇した午後10時の間に、フォックスニュースは約1000万人の視聴者を集め、過去最高記録を破り、メディア企業の中で最大の視聴者数を獲得した。他のメディアは大きく後れを取っている。NBCは約350万人の視聴者しかおらず、ABCは約270万人で次点、CNNは恥ずかしながらわずか210万人の視聴者しか集めなかった。

この支持は、今年 11 月の大統領選挙に反映されるはずだ。もちろん、不正行為がなければの話だが。とはいえ、バイデン氏と民主党が作り出したこの国の壊滅的な状況を考えると、トランプ氏が当選しなかったら有権者にとって大きなショックとなるだろう。

こうした数字があれば、トランプ氏は大統領執務室に押し戻されるはずだ。彼は今や止められない存在だ。現時点での彼の唯一の弱点は、前回と同じ、つまり彼が政権に選ぶ人々だ。

https://www.thegatewaypundit.com/2024/07/ready-28-million-viewers-tuned-trump-rnc-speech/

トランプ大統領:「私は民主主義に対して一体何をしたというんだ?先週、私は民主主義のために弾丸を浴びたんだ!」(ミシガン州グランドラピッズの集会)

https://twitter.com/i/status/1814791637903585675

 

5/21阿波羅新聞網<川普与乌总统进行了“非常好的通话” 做出承诺=トランプはウクライナ大統領と「非常に良い電話会談」を行い、約束した>元米国大統領で共和党大統領候補のドナルド・トランプは、自身のTruth Socialプラットフォームに、7/19(金)にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と「非常に良い電話会談」を行い、キエフとモスクワ間の戦争の交渉による終結を約束したと投稿した。

トランプは、11/5の大統領選挙に勝てば、来年1月の大統領就任までにウクライナ戦争を終結させると述べた。また、2022年2月にクレムリンがウクライナに派兵したときに自分がまだ大統領であったなら、戦争は起こらなかったであろうとも語った。

トランプはTruth Socialへの投稿で、大統領として「世界に平和をもたらし、無数の命を奪ったこの戦争を終わらせる」と述べた。

トランプは「(ロシアとウクライナ)両方は集まって、交渉によって暴力を終わらせ、繁栄への道を舗装する協議ができるだろう」と語った。

トランプとゼレンスキーは金曜日に電話で会談した。トランプは、両者にとって「非常に良い協議ができた」と述べた。

トランプは「世界に平和をもたらし、多くの人の命を失わせしめた戦争を終わらせる」と述べ、ゼレンスキーは「平和を公正かつ真に持続可能にするためにどのような措置が取れるか」について両者が話し合ったと強調した。

ウクライナ人がこれ以上死ぬことはない。トランプは引き分けで調停してほしい。

https://www.aboluowang.com/2024/0721/2081870.html

5/21阿波羅新聞網<美国可轻松瘫痪中共国?—中国网民热议:中国对美国的科技依赖=米国は簡単に中国を麻痺させることができるのか? ―中国ネット民の間で熱い議論:中国の米国への技術依存>米国のテクノロジー大手マイクロソフト(Microsoft)は金曜日、予期せぬ障害を発生し、世界のビジネスに突発の影響を及ぼし、その結果、Weibo上では「Microsoft ブルースクリーン」に関する多くのトピックがホット検索となった。多くの中国ネット民は、今回の事件は、米中戦争が勃発した場合、米国が中国のネットワークを麻痺させるリスクを浮き彫りにしていると考えている。

台湾侵攻すれば、ネットだけでは済まない。

https://www.aboluowang.com/2024/0721/2081864.html

5/21阿波羅新聞網<下手太狠!最高235.6% 欧盟对中共国贸易战升级=着手は残酷すぎる!最大235.6% EUと中国の貿易戦争激化>中国製の電気自動車だけでなく、人々が日常生活で消費する甘味料もEUの反ダンピング関税の対象となっている。電気自動車の最高税率約38%とは異なり、中国産甘味料に対するEUの税率は235.6%にも上る。

日本はいつもヘタレで、関税はそのまま。中共に舐められるだけ。

https://www.aboluowang.com/2024/0721/2081878.html

5/21阿波羅新聞網<“这次可能4亿人亡”!惊曝:一场更可怕的病毒大流行已不可避免=「今度は4億人が死ぬかもしれない」!衝撃的な暴露:より恐ろしいウイルスのパンデミックは避けられない>香港の微生物学者袁国勇は、新たなウイルスのパンデミックは避けられないだけでなく、中共ウイルス(新型コロナウイルス感染症)よりも深刻な災難を引き起こす可能性があると述べた。ラジオ・フリー・アジアによって転送されたAFPのインタビュービデオ(ビデオリンク)の中で、袁国勇はまた、別のパンデミックについての自身の予測についてさらに詳しく説明した。同氏は「今回は4億人が死亡する可能性がある。これは非常に恐ろしい数字だ」と語った。

彼は自身の予測の具体的な根拠については説明していないが、「地政学」について言及したため、Xプラットフォーム上の多くのネチズンは、これは「中共がより恐ろしい生物兵器を放出するという予測」ではないかと連想した。

2020年の米国選挙の年に疫病を流行らせ、郵便投票による大掛かりな不正を実行したが、今年はもう間に合わない。

https://www.aboluowang.com/2024/0721/2081840.html

5/21阿波羅新聞網<陕西高速路桥垮塌25车坠河 已12死31失踪=陝西省の高速道路の橋が崩壊、車25台が川に転落、12人死亡、31人行方不明>7/19の20時40分ごろ、陝西省商洛市柞水県で高速道路の橋が崩落した事故が起きた。当局によると、川に転落した車両7台が発見され、12人が死亡した。また、車両18台の31人が行方不明となっている。当局は突然の大雨と鉄砲水について言及したが、ネチズンはプロジェクトの建設の質に疑問を呈した。

勿論、おから工事でしょう。

https://www.aboluowang.com/2024/0721/2081815.html

何清漣 @HeQinglian 13時間

この人は2020年と同じ行為を必ずしも止めないかもしれない。

引用

西行小宝 2.0 @usa912152217  7月20日

7/19 🤡🤡👉 トランプ暗殺計画が失敗した後、DSは広報危機に対処するために直ちにザッカーバーグを派遣し、彼はトランプが負傷した後、星条旗の下で拳を振り上げるというタフガイの行動に感動したと語った。

2020年の選挙で全米50の州でバイデンが選挙を盗むのを助けるために5億ドルを費やした男、x.com/bennyjohnson/s…

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何清漣 @HeQinglian 8h

バイデンは戦うにつれてさらに勇気が出る:

バイデンチームは金曜日、選挙から撤退するという噂をきっぱりと否定し、最後まで戦い、選挙で勝利することを誓った。もし何か変化があれば、それは来週起こるはずだ。

バイデンは最近、いくつかの挫折を経験している:最初の討論会での悲惨なパフォーマンス、NATO首脳会議での失言、共和党の団結をもたらしたトランプへの銃撃事件、彼自身も再び新型コロナウイルスに感染し、民主党はバイデンが今週末に撤退するだろうと絶えずメディアに言わせ続けている。

民主党の大統領は歳をとっていても強くなりますように。 🤣

何清漣 @HeQinglian 10時間

私はとっくに噂には惑わされなくなった。薄の事件から2~3年も経てば、海外が何と言おうと、国内では「失踪したと噂されている」主役を登場させる口実を見つけるだろう。近年、海外は英語メディアであっても好き勝手なことを言って、登場時期が来るのを待っている。

党と軍の士気を揺るがすことはないかもしれないが20%の人は真実のため相手を密告する。限界効用は逓減し、時間が経てば経つほど、激動タイプの人は少なくなる。

引用

蔡慎坤 @cskun1989 11h

これはデマに対する最も良い対応で、習近平がついに姿を現し、在職中に亡くなった80歳の友愛政党総書記に直接哀悼の意を表したということである。もっと早くに顔を見せるべきで、デマが飛び交うのを防がないと、党、軍、人民の心を動揺させる。

https://x.com/i/status/1814636622157148661

何清漣 @HeQinglian 3時間

ツイ友たちに聞きたいのですが、2020年に民主主義擁護のための米国左翼同盟(130以上のNGO、32の州司法長官、フェイスブック、ツイッター、シリコンバレーのエリート層、BLM、メディアが関与)は、民主党の幹部とともに動き、バイデンをWHに送り込んだ。

今年バイデンが出馬するのに、左派はそのような共同努力をするだろうか?

引用

何清漣 @HeQinglian 8時間

バイデンは戦うにつれてさらに勇気が出る:

バイデンチームは金曜日、選挙から撤退するという噂をきっぱりと否定し、最後まで戦い、選挙で勝利することを誓った。もし何か変化があれば、それは来週起こるはずだ。

バイデンは最近、いくつかの挫折を経験している:最初の討論会での悲惨なパフォーマンス、NATO首脳会議での失言、共和党の団結をもたらしたトランプへの銃撃事件、彼自身も再び新型コロナウイルスに感染し、民主党はバイデンが今週末に撤退するだろうと絶えずメディアに言わせ続けている。

民主党の大統領は歳をとっていても強くなりますように。 🤣

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何清漣 @HeQinglian  3時間

2011年のジャスミン革命のときに、これらの国々は出生率が高く、若者の失業率が極めて高かった(チュニジアとリビアは福祉が充実していた)。抗議活動が勃発すると、西側メディアは一斉に権威主義体制に反対していると主張し、興奮してその名称を「アラブの春」と変更した。

4年後、反攻者たちが集団となって民主主義の欧州を目指して動き出し、その後、テロが頻発し、レイプは日常となって、下の写真👇のような光景が見られるようになった。このような欧州の都市の風景で、彼らは何に反抗しているのか?

引用

オリ・ロンドン @OliLondonTV  11時間

パリのもう一日🇫🇷

近藤氏の記事では、やはり中国に対する思い入れが窺えてしまう。国際組織を上手に利用し、ある時は発展途上国、ある時は世界経済第二位の軍事大国と使い分けしてきた。国際ルールも守らず、戦狼外交で他国を脅す。こんな国に米国がしてやられてきたのは、グローバリストが支配する民主党と共和党エスタブリッシュメントが中共に宥和政策を採ってきたから。バンスの言うように、米国を復活させるには、金融ITだけでなく工業も米国に戻さないといけないし、中国を助けることは止めるべき。

トランプは中共に高い関税を賦課すると述べていますが、これは正しい道。学者やメデイア(多くが左翼)は反対と騒ぎ立てるでしょうが、一瀉千里に突き進めば良い。左翼はこの地球上から消し去らないと、独裁の道を開くことになり、安心して眠れない。米国民はバイデン治世の4年間で思い知ったはず。

記事

7月15日、共和党全国大会の初日、共和党大統領候補に指名されたドナルド・トランプ前大統領と握手する副大統領候補となったJ・D・バンス上院議員(写真:ロイター/アフロ)
党の副大統領候補になったとたんに中国批判

7月15日の米共和党大会初日に、大統領公認候補となったドナルド・トランプ前大統領は、「ランニング・メイト」の副大統領候補に、39歳のJ・D・バンス副大統領候補(オハイオ州選出上院議員)を指名した。するとバンス候補は、受諾指名演説で早速、中国を名指しで批判した。

「私の故郷は、ジョー・バイデンに台無しにされ、犠牲になってきた。われわれはアメリカの労働者の賃金を守っていく。その裏で、中国共産党が彼らの中産階級を築くのをストップさせる。

中部の人々、オハイオ、ミシガン、ウィスコンシン、ペンシルベニア……。これら忘れられたわが国のすべてのコミュニティ。

私はあなたたちに、一つ約束する。自分がどこから来たか、絶対に忘れない副大統領になると」

このようにバンス氏は、「自分の故郷」=「ラストベルト(錆びた地域)」=「廃(すた)れた製造業」=「製造業は中国に移転」=「中国が繫栄」=「中国を許さない」という図式を示したのである。

実際、バンス氏は、副大統領候補の指名を受ける前から、中国に対して非常に厳しい姿勢を見せてきた。例えば、メディアとのインタビューや上院の公聴会などで、以下のように語っている。

「中国が米国から多くの雇用を奪っているのが気に入らない」

「われわれが何よりも防がなければならないのは、中国の台湾侵攻だ。そうなれば、この国にとって壊滅的だ。非常に多くのコンピューターチップが台湾で製造されており、わが国の経済全体を大きく損ねることになる」(ブルームバーグ・ビジネスウィーク)

「中国が台湾に侵攻した場合に起こり得る、東アジアでの戦争を支援できるような産業能力は、われわれにはない。このため、アメリカは(他国への支援を)選別する必要がある」(FOXニュース)

「中国は真の実力を重視している。実際のところ、われわれがどれほど強力なのかということに、彼らは注目している。中国への対抗で十分な強さを確保するためには、われわれはそこに集中しなければならない。いまは手を広げ過ぎている」(FOXニュース)

「アメリカの産業を、あらゆる競争から守る必要がある。中国がわれわれに勝つのは、彼らの労働力が優れているからではない。そうではなくて、彼らが『奴隷』(強制労働させられている新疆ウイグル自治区のイスラム教徒たちを指す?)を使ってでも、物を作ろうとするからだ」(CBS)

「私は中国が好きではない。中国がアメリカから多くの雇用を奪っているのが気に入らない。われわれは、ばかばかしい外交政策を追求することが非常に多いため、十分なものがつくれない。もっと自立しなければならない」(CBS)

「中国(の体制)をわれわれに近いものにさせられれば、長期的には価値がある。そのような根本的な目標が実現しなかったのであれば、プロジェクト全体を考え直さなければならないと思っている」(ポリティコ)

「われわれの産業の多くを中国に移しているようでは、技術革新は望めない。アメリカの産業をより高価なものにし、中国の産業をより安価なものにするならば、それはアメリカの消費者にとっても、アメリカの技術者にとっても、そして最終的には、アメリカの安全保障にとっても、実に悪い取引だと考えている」(上院公聴会)

「中国共産党がアメリカのルールに従いたくないのであれば、われわれの金融市場へのアクセスを認めるべきではない。オハイオ州の労働者や、われわれの製造業は、あまりにも長い間、中国共産党の違法な為替操作による影響に苦しめられてきた。いまこそ、彼らの責任を追及し、法律に従わせる時だ」(今年3月の発言)(以上、7月18日付ブルームバーグの記事から引用)

このように、「坊主憎けりゃ袈裟(けさ)まで憎い」とばかりに、強烈・強硬な「反中」ぶりなのである。

ベストセラーとなった自伝にも滲み出る嫌中感情

私は、バンス氏の心情を知りたく思い、彼を一躍有名にした自伝的ベストセラー小説『ヒルビリー・エレジー』(光文社未来ライブラリー、2022年)を読んでみた。

バンス氏の著書『ヒルビリー・エレジー』(光文社未来ライブラリー)

タイトルを直訳すると、「田舎者の哀歌」。そこには、夢も希望もない殺伐とした中部白人たちの「アメリカ砂漠」の世界が、赤裸々に描写されていた。失礼だが、こんな方が副大統領候補になってしまうところに、アメリカン・ドリームの健全さを感じた。同時に、バンス氏を抜擢したトランプ氏の「ひらめき」にも恐れ入った。

2022年11月の中間選挙で上院議員となったバンス氏。当時からトランプ氏の支持もあって5月の予備選で共和党候補となることができた=2022年4月23日撮影(写真:AP/アフロ)
この小説には、中国に関する描写が、日本に関する描写とともに書かれていた。バンス氏の地元を代表する企業アームコ・スチールが、1989年に川崎製鉄(現・JFEスチール)と合併して、AKスチールとなった時の話だ。

<第二次世界大戦の兵役経験者とその家族であふれているこの町では、アームコとカワサキの合併は、まるで東條英機自身がオハイオ南西部に工場を開くことにしたかのように受けとめられたのだ。ただし、合併反対はひそひそとささやかれる程度だった。自分の子どもが日本車を買ったら勘当すると言っていた祖父ですら、合併発表の数日後には不平をもらすのをやめて、こう言っていた。「じつのところ、日本人はもうおれたちの仲間だ。あの辺の国と戦争するとしたら、敵はあのいまいましい中国だな」>(同書101ページ~102ページ)

このようにアメリカ中部では、「昔は日本を敵視していた人々が、いまは中国を敵視する」という構図なのだ。

「トランプ&バンス」vs「習近平&王毅」の構図が生まれるのか

一方、これだけバンス氏に「恨まれた」中国も、反論を始めている。中国を代表する国際紙の環球時報は、7月18日に「アメリカ大統領選で中国を語り障壁に持ち出すなかれ」と題した社説で、こう述べた。

<共和党の副大統領候補に選出されたばかりのバンスが書いた『郷下人的悲歌』(ヒルビリー・エレジー)は、中国社会に反響を巻き起こした。多くの人がアメリカの「ラストベルト」に同情を抱いたのだ。

だが同時に、一部のアメリカ人の中国認識は、極めて低レベルだ。中米間ではたしかに、正しい認知を行っていかねばならない>

「中国ウォッチャー」の私には、トランプ氏とバンス氏が、まるで習近平主席と王毅外相のように見えてしまう。つまりバンス氏は、「トランプ氏の忠実なる代弁者」というわけだ。

ともあれ、共和党大会を経てアメリカ大統領選は、「銃弾から生還したタフマン」の前大統領と、「コロナ療養で引きこもり」の現大統領とが、すっかり差が開いてしまった。「もしトラ」はいまや「ほぼトラ」の状態だ。

いまから憂(うれ)うのは時期尚早かもしれないが、2025年以降の米中関係は、「トランプ&バンスvs習近平&王毅」で、一体どうなってしまうのだろう?

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