4/13The Gateway Pundit<Here’s the Poll That Has Democrats Panicked About the 2024 Election=2024年の選挙について民主党がパニックになった世論調査はこれだ>
民主党の政策(インフレ、不法移民)を見れば、普通は共和党に鞍替えする。
ここ数カ月間、激戦州でトランプ氏がジョー・バイデン氏をリードしているという世論調査が複数あり、それらの世論調査は民主党を非常に不安にさせているが、別の新しい世論調査では一部の民主党議員がさらに懸念している。
この世論調査は有権者の識別に関係しています。この点では民主党が長年にわたって大きな優位性を保ってきたが、状況は変わった。
民主党と共和党を自認する米国人の意見は現在、ほぼ完全に拮抗している。
Nick Arama はRedState で次のように報道しています。
興味深い世論調査は、共和党に朗報をもたらす投票者の大きな変化を示している
有権者識別において共和党が最後にリードしていた90年代以降、民主党員であると認識する有権者が2020年に共和党員より5パーセント多くなるまで、人々は民主党員であると認識する傾向にあった。
しかし、最近発表されたピュー研究所が2023年までの過去20年間の数字を比較した分析によると、現在は再び右傾化が起きているようだ。
しかし、2023年のピュー調査の結果は、このサイクルでの所属政党の大きな変化を明らかにしており、有権者の49%が民主党または民主党寄りであると認識しているのに対し、48%が共和党または共和党寄りであると認識していると報告している。
さらに、回答者の約 33% が 2023 年に保守派または穏健派であると認識していると回答しましたが、反対側のリベラルな民主党員またはリベラル寄りであると認識しているのは 23% のみです。
これは、民主党が5ポイント上回っていたが、現在はほぼ互角となり、リベラルよりも保守派としての認識が高まっていることを意味する
https://www.thegatewaypundit.com/2024/04/heres-poll-that-has-democrats-panicked-about-2024/
4/14The Gateway Pundit<New York Times Admits Voters Looking Back ‘More Positively’ on Trump’s Presidency as Biden Fails at Everything=NYTは、バイデンがすべてにおいて失敗する中、有権者がトランプ大統領時代を「より前向きに」振り返っていることを認める>
極左のNYTまでがバイデンを悪し様に言うようになった。
極左派のNYTは、バイデン政権がやることなすこと失敗し続ける中、ドナルド・トランプ大統領の時代を「より肯定的に」振り返る有権者が増えていることを認めた。
NYTは日曜日に掲載された記事の中で、特に移民、経済、法秩序などの問題に関して、有権者はバイデン氏と比較してトランプ氏の在任期間に「明るいイメージ」を抱いていることを認めた。
同紙は次のように報じた。
NYTとシエナ大学の最新世論調査によると、ドナルド・J・トランプ氏の大統領職に対する見方は退任以来より肯定的になり、選挙への主張が強化され、対立候補を大統領にふさわしくないとするバイデン大統領の戦略にリスクをもたらしている。
トランプ氏の混乱に満ちた政権の記憶はそれほど薄れていないが、多くの有権者は現在、同氏の経済、移民、法と秩序の維持への対応について明るいイメージを抱いている。 2020年の選挙を前に、トランプ氏の就任後、国の状況が良くなったと答えた有権者はわずか39%だった。今振り返ってみると、半数近く彼が大統領時代に物事を改善したと答えている。
この世論調査結果は、一部の有権者が経済的繁栄と強力な国家安全保障の時代として当時を思い出し、トランプ時代についての考えをどのように変えたかを浮き彫りにしている。
さらに、最終的にはトランプ大統領のリーダーシップの方が現在のバイデン政権よりも「国にとって良かった」と考える有権者のほうが多いと指摘している。
多くの有権者は今でもトランプ氏を分裂的で二極化させる人物として記憶しており、人種関係や国の統一に関して低評価を与えている。しかし、より多くの有権者がトランプ氏の任期が現政権よりも国にとって良いと考えており、42%がトランプ大統領の任期はほぼ国にとって良いと評価しているのに対し、バイデン氏の任期については25%が同様だという。半数近くが、バイデン時代は主に国にとって悪かったと述べている。
https://www.thegatewaypundit.com/2024/04/new-york-times-admits-voters-looking-back-more/
NYTとRR(ラスムセン・レポート)の世論調査での重みづけ:民主党、共和党、独立派
RRではトランプVSバイデン=49:41
NYTはトランプVSバイデン=47:46
RRの調査では米国を団結させるのはトランプVSバイデン=43:35で8%の差。分断を煽っているのはバイデン民主党。
4/15阿波羅新聞網<又又突破历史新高!北京二手房:卖不完,根本卖不完…=またも史上最高記録を更新! 北京の中古住宅:売れない、売れない…>北京の中古住宅物件数が再び過去最高を記録した。
2023 年 3 月の時点で、北京の中古住宅物件数はまだ約 10 万件で、小春日和の後、物件数はゆっくりと増加し始めた。
23 年 9 月 1 日の「ローンを組まなくても住宅購入できる」以前の物件数は 126,500 件であったが、新政策後は物件数が急増し始め、1か月以内に 140,000 件以上に急増した。
ピーク時には 144,000 件に達したが、その後数か月で登録数は徐々に減少し始め、2024 年 2 月 6 日までに通州市は 2つの制限(価格と件数)を緩和し、物件数は 137,300 戸に戻った。
しかし、今年の旧正月後、北京の中古住宅の物件数は再び急増し始め、現在の物件数は史上過去最高に達した:147,465件。
旧正月から数えて2カ月も経たないうちに、北京の中古住宅件数は1万件増加した。
過去 2か月で取引された 20,000 件を含めると、わずか 2か月で中古住宅の物件数が劇的に増加したことになる。
値下がりが見込めるのに、高値で買う人はいない。
https://www.aboluowang.com/2024/0415/2043754.html
4/15阿波羅新聞網<震惊美国!去中国肾移植收到八个肾脏 “八个人被杀害了” —揭露中共活摘器官 纪录片震惊特拉华州观众=全米を震わす!腎臓移植のために中国に行き、8つの腎臓を受け取った。「8 人が殺された」—このドキュメンタリーは、中共による生きた人間からの臓器摘出を暴露し、デラウェア州の観衆を震わす>腎臓移植のために中国を訪れた患者は、適合する腎臓を見つけるまでに最大8個の腎臓を受けたと述べている。 「8人が殺害された」と『血生ぐさい収穫』と『虐殺』の共著者でカナダの元アジア太平洋長官であるデビッド・キルガーは語った。 2024年4月10日夜、米国デラウェア州ゴールディ・ビーコム大学(GBC)で上映されたドキュメンタリー「医療ジェノサイド:中国の臓器移植産業における隠された大虐殺」の中でのキルガーの一節はその場にいたすべての観衆に衝撃を与え、彼らの注意を喚起した。
中共は犯罪者集団。
https://www.aboluowang.com/2024/0415/2043746.html
4/15阿波羅新聞網<中南海内人成鬼!习左膀右臂2奴才惨了 【阿波罗网报道】—中南海内上手段习近平左膀右臂成替罪羊=中南海にいる男は鬼である! 習近平の腹心2人は惨めに【アポロネット報道】 – 中南海の内部戦術により、習近平の腹心はスケープゴートにされる>アポロネットの孫瑞后の報道:米国スタンフォード大学中国経済制度研究センターの上級研究員である呉国光は、楓橋経験が中南海にも浸透していると指摘した。
今年1月の「不明白播客」のインタビューで、呉国光は、蔡奇と李強というこの2人の腹心について、習近平はどちらも信頼してもいないし、不信任もしていない。この2人にお互い監視と制約をさせていると分析した。国務院のトップは李強で、次に丁薛祥と何立峰が続くが、この2人はいずれも李強派ではなく、依然として李強を見張っている。 蔡奇に関して言えば、治安システムには陳文清、陳一新、王小洪がおり、いずれも習近平直属の指揮下にある。
同氏は、「習近平の下で最高の地位に座らなければ、彼はもう結果を引き受けなくてよいとでも?経済実績は直接あなたの頭に降りかからなくとも、政治的責任が問われる。責任を引き受ける人物が必要であり、習近平は責任を負う人材を探している」と指摘した。
さらに、「楓橋経験は中南海にも浸透した」「楓橋経験は人民が相互に監視し合うことだ。中南海も同じであり、習近平の下の人達も監視し合うことになる」と結論づけた。
共産主義のシステム(相互監視、密告、秘密警察)が如何に恐ろしいか。
https://www.aboluowang.com/2024/0415/2043735.html
4/14阿波羅新聞網<博明破解习近平 在习宣布前1个月 通告全球—中共解除清零前舆论试探 西方记者敏锐察觉=ポッテインジャーは習近平を読み解く 習近平の発表の1ヶ月前に―中共ゼロコロナ解除前の世論探索 西側記者は鋭く察知していた>2022年12月初旬、中共は突然、「ダイナミック・ゼロコロナ」政策を解除すると発表した。その1ケ月前、中共は率先して世論を探った。 最近、米国メディアのザ・ワイヤー・チャイナは、西側のジャーナリストが中共の地方公告で隠された情報を利用して、中共指導者習近平が新型コロナウイルス(中共ウイルス、COVID-19)のゼロコロナ政策を止めることを事前に予測していたことを明らかにする記事を掲載した。
ザ・ワイヤー・チャイナの報道によると、2022年11月2日、テキサス州オースティンでの会合で、ある中国人実業家がポッティンジャーに対し、中共の公式メディアの記事があり、そこに掲載されている情報は非常に珍しいものであると語ったという。記事は、内モンゴル当局者の発言として、新型コロナウイルス感染症の封鎖措置はより「正確」に為される必要があり、「1人や2人の病例のために地域社会全体を封鎖することはできない」と語っていた。
これはまさに、ガーノート(元オーストラリア人ジャーナリストでオーストラリア政府職員)とポッティンジャーが探していた手がかりだった。つまり、ポイントは、中共政府が、約3年間で中国人の生活を一変させ、中国経済を毀損させた厳格なゼロコロナ政策を徐々に緩和しつつあるのかどうかである。
2022年10月31日、鄭州市衛生健康委員会のWeChat公式アカウントは「新型コロナウイルス肺炎はひどいものではなく、予防し治療することができる」という記事を発表した。
内蒙古と鄭州の記事を誰も批判しなかった。
「ガーノート・グローバル」(ポッティンジャーとガーノート共同の中国政治に関する通訳サービスを提供するコンサルタント会社)は、中共がゼロコロナ政策の変更を公に発表する1か月前にこの「ダイナミック・ゼロコロナ政策はまもなく終了する」判断を下した。ある金融業界の顧客は匿名を条件に、「中国がいつ経済活動を再開するかは、ほとんどの人より1~2週間前にわかっていた。ガーノート・グローバルのおかげだ」と語った。
「白書運動」は「共産党の退陣」を求めたが、習は恐れを抱き、ついには「ゼロコロナ」運動を断念した。
トランプ復帰の暁には、ポッテインジャーと余茂春も復帰するかどうか?
https://www.aboluowang.com/2024/0414/2043659.html
4/14阿波羅新聞網<包养情妇召妓受贿!中国著名小提琴家举报系主任=愛人を抱え、売春婦を呼び、賄賂を受け取っている!中国の有名ヴァイオリニストが部門長を通報>中国出身の著名なヴァイオリニスト薛偉は最近、中央音楽院オーケストラ部長の童衛東を汚職腐敗、職位売買、私生活の乱れなどについて実名で通報した。学校は昨日声明を発表し、退職教師薛偉の情報を非常に重視しており、直ちに調査すると述べ、同時に噂を広め、学校の名誉を傷つけた者を追及すると強調した。
新浪微博のアカウント薛偉_violinは今月4日、童衛東の犯罪に関する手がかりを公募し、最大50万元(人民元、以下同)の懸賞金を提供する旨の投稿を行った。
薛偉は、童衛東が愛人を養い、売春婦を呼びつけ、賄賂を受け取り、大学の職位を150万円で売買したと非難した。 昨日、Weiboアカウントの投稿は閲覧できなくなった。 薛偉はまた、今月3日の抖音の生放送で、童には夜伽の相手が多く、同じ学校の韓国人チェロ教師を養っていたと述べ、「音楽院全体はこのことを知っていたが、彼の妻だけが知らなかった」と語った。
童衛東のような人物は中国ではゴロゴロいる。とても公憤からとは思えない。童と薛の間に何かあったのでは。
薛偉
https://www.aboluowang.com/2024/0414/2043564.html
何清漣が再投稿
「北米保守評論」NACR @NAConservative9 10h
「85歳の英雄的な母親、障害のある息子を守るために銃撃戦で覆面の侵入者を殺害」
アイダホ州の85歳の母親クリスティン・ジャニアンは、両手を椅子に手錠で拘束された状態で侵入してきた39歳のデレク・コンドンをピストルで射殺した。 ジャニアン自身も銃撃戦中に4発撃たれ、緊急治療を受けたが、現在は回復し退院している。 …もっと見る
高濱氏の記事では、A新聞というのは朝日新聞で、F氏というのは船橋洋一でしょう。
同氏は「日本の政財界は従来から「共和党贔屓」なところがある」と書いていますが、本当にそうか?日本の政財界は、日本弱体化を目指してきた民主党の言いなりになって来たのでは。
トランプとジョンソン下院議長が会ったのは、MTG(マージョリー・テイラー・グリーン)の件もありますが、大きくは2024不正選挙防止対策法案についてです。
左翼で大のトランプ嫌いの高濱氏も本記事ではそれほど悪くは書いていない。トランプ勝利が濃厚なので、悪し様に言い続けると、結果は惨めになるからでしょう。
記事
米国の上下両院合同会議で演説した岸田文雄首相(4月11日、写真:USA TODAY Network/アフロ)
垣間見られたトランプへの気遣い
世論調査を見る限り、ジョー・バイデン大統領が11月の大統領選で勝つか、「刑事被告人」ドナルド・トランプ前大統領が勝つか分からない。
選挙通によれば、勝敗を占う世論調査はレイバー・デイ(9月2日)後の世論調査だという。
(realclearpolling.com/latest-polls)
「もしトラ」を想定する日本の官僚エリート集団が、岸田文雄首相の訪米に際して、一番気を使ったのはトランプ氏への気遣いだったとされる。
トランプ氏は日本にとっては特別な人だ。故・安倍晋三首相(当時)と馬が合った。
(2020年、安倍氏がトランプ当選直後から急接近し、個人的な関係を築いたからだった)
また同氏は、今上天皇が即位後、外国の国家元首として初めて招いた人物である。
再選されても、全く無縁な人物ではない。しかも日本の政財界は従来から「共和党贔屓」なところがある。日本の外務防衛専門家には共和党人脈が少なくない。
「もしトラ」を待望する論調にはそうした背景がある。
岸田訪米を前に一部米メディアは「日本はトランプ再来を予測し、準備している」と報じた。
ワシントン・ポストは、「もしトラ:日本はドン・キホーテ的な米大統領の再来に準備怠りなし(’If Trump’: Japan readies for the return of a quixotic American president)と題するミシェル・イ・ヒー・リー東京支局長の記事を掲載した。
(washingtonpost.com/japan-donald-trump-moshi-tora/)
政治専門サイト「ポリティコ・マガジン」(4月9日付)は、元英フィナンシャル・タイムズ編集長のライオネル・バーバー氏が書いた論考を掲載した。
タイトルは「アジアにおける長年の同盟国はなぜトランプ再選をそんなに心配しているのか」(Why America’s longtime Ally in Asia is so anxious about Trump 2.0)。
サブタイトルは「日本の政財界エリートたちに広がるトランプ再登場の可能性が醸し出す不安感」(The possible return of Donald Trump to the White House has bred a deep sense of insecurity among of Japan’s business and political elites)。
(politico.com/japan-prepares-second-trump-presidency)
有力A紙はすでにトランプ・シフト?
最近、ドジャースの大谷翔平選手の元通訳だった水原一平氏のスキャンダルの取材で東京からすっ飛んできた著名なジャーナリストは「リベラルなA紙はすでにトランプ再選の方向で記事を書いている」と述べていた。
そういえば、今回の岸田訪米に同行し、晩餐会に招かれ、議会演説では岸田裕子夫人の近くに座っていた人物は、A紙の元ワシントン特派員でその後、編集主幹になったF氏だった。
(おそらく岸田訪米戦略に関わり合いを持ったブレーンの一人と見ていいかもしれない)
F氏はバーバー氏が唯一実名を挙げた「もしトラ」を予想し、案ずる情報源だった。
もっともトランプ氏と会談したり、接触したりしようとする外国要人がこのところ増えている。
首相当時、何度も会っていたデービッド・キャメロン英外相は4月8日、トランプ氏のフロリダ州の自宅、マール・ア・ラーゴにトランプ氏を訪ね、会談している。
3月には麻生太郎・自民党副総裁がトランプ氏と接触しようとしていたとの報道もある。
バイデン陣営(ホワイトハウス、国務省、駐日大使館の面々)は岸田氏が「もしトラ」を想定しての米国訪問であることを百も承知だっただろうし、それを承知で歓待していたのだろう。
その一方で、裏金スキャンダルで岸田氏がいつまで持つか疑いつつ、こちらの方は野党立憲民主党が天下を取ることはなく、自民党内の誰が首相になろうとも対米路線の変化はないと見ていたに違いない。
国賓待遇で岸田氏を招いたバイデン氏も、招かれた岸田氏もまさに片時の絆。狐と狸の騙し合い。それが首脳外交というものかもしれない。
後世に残ったのは「時の政権の首脳」が交わした日米共同声明という証文だけだ。
そして今回の岸田訪米は、日米同盟を「軍事メカニズム」を大きく変え、日本の「軍事力」をグローバルなパワーとして使うという日本の決意を表明する場となった。
米議会演説後、下院議長はトランプ詣で
ホワイトハウスでの首脳会談、それに伴う晩さん会など行事とともに重要だったのは上下両院合同会議での演説だった。
1時間あまりの岸田氏の英語の演説は公共放送などで放映され、外交、政治に関心のある専門家や米市民は岸田氏の生の声を聴いたはずだ。
岸田氏の背後の正副議長席に座ったカマラ・ハリス上院議長(副大統領)とマイク・ジョンソン下院議長(ルイジアナ州選出)の反応は演説中、画面に映し出された。
両氏の反応は、両党の岸田演説に対する反応を示すバロメーターだった。特にジョンソン氏はトランプ派有力議員。その反応はトランプ氏の反応を表すと見られていた。
岸田演説にハリス氏は13回スタンディング・オベーション、ジョンソン氏は岸田氏がウクライナ支援を誓約したくだりでは拍手もしなかった。
もっとも岸田氏がバイデン氏の公式招待で来米し、米議会で演説することを要請したのは上下両院議長だ。下院議長が認めたということはトランプ氏も暗黙の了解を出したという意味だ。
トランプ氏も日米同盟の深化に異論はないという前提がなければ、演説にOKを出すわけがない。
そのジョンソン氏は岸田演説の直後、マール・ア・ラーゴにトランプ氏を訪れ、会談している。
(4月15日にはトランプ刑事被告人を裁くニューヨーク州裁判所の公判が始まる。4つの刑事罰裁判の最初の裁判だ)
ジョンソン氏がトランプ氏と何を話したのか。
会談後、一つ明らかになったのは、トランプ氏がこれまで反対していたウクライナ支援を「カネを出すならローンにしろ」と言い出したことだ。
これが岸田氏のウクライナ支援確約宣言と無関係とは思えない。
ジョンソン氏は予算審議を巡って民主党と妥協したことで、トランプ派急先鋒のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員(ジョージア州選出)から解任動議を突きつけられており、実質的な共和党のリーダーであるトランプ氏に泣きついたとの報道もある。
何と言ってもトランプ氏は共和党の事実上の党首だ。
トランプ氏は協議後の記者会見で次のようにジョンソン氏を擁護した。
「私はジョンソン下院議長とも、マージョリー(グリーン氏)とも非常に良い関係だ」
「(民主党との議席差が小さく)誰が議長であっても難しい状況だが、議長は非常によくやっており、マージョリーも理解していると思う」
トランプ、水面下で進める必勝ロードマップ
裁判通いを続けながら、トランプ氏はどのような選挙戦略を推し進めるのか。
その大前提は、4月15日のニューヨーク州裁判所の公判を皮切りに始まる法廷での判決は大統領選投票日前にはない、という点だ。
国民の審判を受けるその日には、有罪でも無罪でもないのだ。これまで行ってきた弁護団の引き延ばし作戦が功を奏したのである。
CNN の政治担当のジュリアン・ゼリジャー記者は、トランプ氏の「ロードマップ」は以下のようなポイントからなると見ている。
一、 ネブラスカ州をはじめとする各州の州議会で選挙人割り当て法を改正し、各州下院議員選挙区ごとに集計した票を一括して「オール・オア・ナッシング」制導入にしてしまう戦略。
二、テレビやラジオではなく、ソーシャル・メディアのエコシステム(業界全体の収益構造)を変えて、膨大な数量の政治メッセージをソーシャル・メディアを通じて流すこと。
三、4つの刑事罰裁判は「エスタブリッシュメント(バイデン政権、司法機関)による魔女狩り」であり、自分は被害者であるとのメッセージを流し続けること。
メディアが公判の経過を報道するごとにそうした主張を強め、同情票を投票に結び付けること。
四、共和党が多数を占める下院で、選挙戦の争点である移民政策、物価高、インフレ対策などの法案を上程し、バイデン政権のアキレス腱を攻め立てること。
2020年大統領選が不正選挙だったことを追及すること。
五、バイデン政権が目指すウクライナ追加支援を阻止、米国民第一主義を貫くこと。
六、激戦州では第三政党のロバート・ケネディ候補などを間接的に支援し、バイデン氏に対する批判票を同候補に流すこと。
(cnn.com/trump-2024-election-biden-campaign-zelizer)
トランプ外交国防ブレーンは小躍り
岸田氏が訪米中、その言動に隠し絵のようにちらつかせたトランプ氏へのメッセージはトランプ自身に届いたのだろうか。
日米同盟の構造的変革は、トランプ氏自身にではなく、「もしトラ」が実現した暁にはせ参じる外交国防ブレーンたちには確実に届いた。
歴代共和党政権の安全保障政策を立案・実践してきたリチャード・アーミテージ元国務副長官、マイケル・グリーン元大統領特別補佐官やジョン・ハムレ米戦略国際問題研究所(CSIS)所長らはこれまで、自分たちが日本に抱いていた期待、願望が実現したと小躍りしているに違いない。
肝心のトランプ氏はどうか。
官民双方の立場から歴代大統領の外交スタイルを見てきたワシントン政界通はこう指摘する。
「トランプ氏は外交政策そのものには何ら関心がなく、その知識もない。外国に関心を持つのはそれが自分の儲けになるときだけだ」
「これは大統領国家安全保障担当補佐官だったジョン・ボルトン氏が言っている」
「大統領になる前からモスクワにトランプタワーを建設することには関心があったが、論理立てた対ロシア政策などない」
「北朝鮮やサウジアラビアの不動産開発には興味を持った」
「自分を褒めてくれる独裁者が大好きだった」
「日本についての見解は、日本がただ乗りだと批判された1980年代の時とほとんど変わっていない。日米同盟についても日本がより多く財政分担すれば文句は言わないだけだ」
折しもニューヨーク・タイムズの超ベテラン外交記者のデービッド・サンダース氏が新著を出した。
タイトルは「War: China’s Rise, Russia’s Invasion, and America’s Struggle to Defend the West」。
その中にAT&Tのランダル・スティファーソンCEO(経営最高責任者)が中国問題について話し始めた時、トランプ大統領(当時)は話の腰を折って、元ポルノスターとの関係についてとめどなく喋りまくっていたくだりが出てくる。
まさに外交などには全く関心のないことが明かされている。
(theguardian.com/trump-china-stormy-daniels-rant-randall-stephenson-book)
(penguinrandomhouse.com/new-cold-wars-by-david-e-sanger-with-mary-k-brooks/)
「もしトラ」が本当に実現したらどうなるか。元駐米大使の佐々江賢一郎氏はこう述べている。
「(岸田総理の今回の訪米は)民主党だけでなく、共和党にも向けたメッセージでもある」
「日本との同盟が米国の利益につながるということをトランプ氏にも伝えたい」
「民主党はトランプ氏を日本との共通の敵と見ているが、どちらが勝ってもいいような関係を築きたい」
(nhk.or.jp/news/html/20240412)
今や裁判で頭がいっぱいのトランプ氏に岸田氏の想いは届いたか。まさに闇に放たれた弓矢のようなものである。
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