『日ロのガスパイプライン構想、ボールは日本に ガスプロムのメドベージェフ副社長に聞く』(10/12日経ビジネスオンライン 池田元博)について

10/14看中国<大赞台湾捷运 北京记者“在台找到归属感”(组图)=台湾の地下鉄に賛辞 北京の記者 「台湾にいると人間中心の社会で昔を懐かせむる」台湾の地下鉄と北京の地下鉄を比べると、台湾の方が静かで餃子や饅頭の臭いもない、キチンと整列乗車し、降りる客より先に乗ろうとする人もいない等、台湾の方が快適であると。それはそうでしょう、北京の地下鉄内で大便する輩もいますので。

https://www.secretchina.com/news/gb/2018/10/14/873588.html

10/16NewsWeek 遠藤誉<日本は中国との闘い方を知らない>

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/10/post-11110_1.php

10/16ダイヤモンドオンライン ロイター<色あせる中国「一帯一路」、国際金融の舞台で矢面に>

https://diamond.jp/articles/-/182478

10/17<美学者犀利剖析新冷战:中共处处如翻版苏联 在败北的道路上=米国人学者は新冷戦を鋭く分析 中共はあらゆる面でソ連と同じ道を 敗北の道を歩んでいる>産経新聞は米国の学者にインタビューして記事にした。学者は過去の米ソ冷戦の例を引き、大胆に「米中冷戦は始まったばかりだが、中共は敗北の道を歩んでいる」と予言した。

カリフオルニア州クレアモント・マッケンナ大学の裴敏欣教授は米ソ冷戦を取り上げ、「ソ連は米国に追いつこうとし、共産主義を欧州に浸透させようとした。ソ連の経済成長率は6%にも達し、これは今の中共と同じレベルである。ただ当時のソ連は550万の兵士を擁し、核戦力では米国を超えていた。しかし、一党独裁の専制政治で、権力闘争と経済成長率とが混じり合い、これは今のある国家と似た体質で、強大だったソ連を破滅への道へと誘導した。ソ連共産党が1991年に瓦解した時、最も衝撃を受けたのは中共で、前車の轍を踏まないよう、中共は経済の強化を主要目標として取り組み始めた。今の中共は国営企業を手放すことはせず、債務圧力かつ高齢化の不安に直面し、加えて米国との貿易戦が始まり、将来の経済成長は緩慢になる事が避けられない。政治体制の問題で、中国は持続可能な経済モデルにはならず、将来は米国と軍拡競争で膨大な経費がかかるようになる。ソ連の例では、敗因の一つに高コストの問題があり、軍事費が大きな負担となっていた。中国もこれと同じ道を歩もうとしている。2025年には国防予算で米国を追越し、2030年には米国のGDPを超える見通しだった。しかし、軍備増強しても、中国は維持できる経済力がなく、もし新冷戦ともなれば、ソ連崩壊と同じ道を歩むことは排除できない。最後に、ソ連は当時外国資金を呼び込み、東欧各国の債務問題を解決しようとして失敗した。この点も中共は同じである。習の「一帯一路」の推進は大量の不良債権を齎し、中共はこれで戦略的要衝であるスリランカのハンバントタ港を手に入れたが、同じように債務を抱え、ずっと上昇して行けば、ソ連と同じになる。冷戦は開始したばかりだが、中共は完全に敗北の道を歩んでいる」と述べた。

http://www.aboluowang.com/2018/1017/1190017.html

ロシアの話ですが、取り上げるのはどうしても中国の方が多くなります。中国はロシアと比べやることが派手でかつ常軌を逸した行動を取りますので。遠藤誉氏の言うように今の日本の舵取りはおかしい。同盟国の米国が中共と戦っている時に何故相手を利する行動を取るのか?10/17日経には「経済産業省は中小企業のM&A(合併・買収)情報を集めたデータベースを外資系企業に開放する」とありました。中国企業を排除するという条項を入れなければ虎の子の技術が失われ、且つ米国にとっては「メイドインチャイナ2025」対策で中国への投資を制限しているのに裏切り行為と映るでしょう。そもそもで言えば安倍首相が訪中するのが分かりません。タイミングが悪すぎでしょう。日本は米国に協力して悪の中共を打倒しないといけないのに。10/17NHKニュース4:54「民泊利用 8割以上が外国人 国籍別では中国が最多」とありました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181017/k10011674031000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_022

反日教育をしている中国、韓国からの客が多いというのは、有事の際、彼らはテロリストに替わる可能性が高いという事です。日本の安全をもっと真剣に政治家や官僚は考えるべき。それと、経済界もいい加減目を覚ませと言いたい。売国行為に勤しむなと。民族の存亡がかかっているという自覚がありません。

LNGではINPEXが豪州北部で今年から生産開始、HPに依ればLNG年間約890万トン、LPG年間約165万トンとのこと。日本の輸入総量は単位を合わせるためトン数で言うと8475万トンですのでIMPEXが産出数量をいまより拡大すれば安定的なエネルギー源になります。ロシアとの取引はコマーシャルベースで判断でしょう。それより、原発を稼働しなければ。

https://www.inpex.co.jp/ichthys/index.html

記事

日ロ経済協力の大きな柱のひとつがエネルギーだ。特に天然ガスをめぐっては様々な共同事業構想も浮上しているが、ロシアは日本市場を含めたアジア戦略をどのように描いているのか。国営天然ガス会社「ガスプロム」のアレクサンドル・メドベージェフ副社長にサンクトペテルブルクで話を聞いた。

アレクサンドル・メドベージェフ氏
ロシア最大の国営天然ガス会社「ガスプロム」副社長。モスクワ物理工科大学卒。2002年から同社経営陣に参画し、主に輸出部門を担当。1955年8月生まれ、極東サハリン州出身。63歳。

—北東アジアでは韓国と北朝鮮の融和が急速に進み、南北とロシアの鉄道連結構想とともに、朝鮮半島を縦断する天然ガスパイプライン敷設構想が再び取り沙汰されるようになってきた。具体的な進展はあるのか。

アレクサンドル・メドベージェフ氏(ガスプロム副社長):南北関係が良くなっていることは当然、世界政治のプラス要因だ。エネルギーを含めた様々な国際協力を進める条件整備にもつながる。ロシアから朝鮮半島を縦断して韓国に至るガスパイプラインを敷設する案はかなり以前からあった。南北関係が良くなるとこの構想がにわかに浮上し、逆に関係が悪くなると立ち消えになった。

 ここにきて南北関係が好転しているので、ガスプロムも再びこの計画の検討を開始することを決めた。第1段階として技術的な問題や採算性の調査から始める必要がある。当社だけでなく、北朝鮮や韓国も交えた投資計画も練らなければならない。ようやく実現の可能性が芽生えてきたが、今は第1段階に入るための準備の段階だ。まずは韓国と北朝鮮が主体的に動かなければ始まらない。

 朝鮮半島縦断パイプラインは事前の大まかな分析では、他のパイプライン計画と比べ、経済的にかなり利益の見込まれるプロジェクトだ。ただし、北朝鮮にどれだけの量のガスをどういう価格で供給するのかといった多くの問題がある。北朝鮮は韓国と比較して圧倒的にガスの使用量が少ないし、支払い能力の問題もある。まずは技術的な問題とともに、経済性や採算の問題を詰めなければならない。それが可能になる政治環境が芽生えるよう期待している。

—南北とロシアの間で準備段階の協議は始まっているのか。

メドベージェフ氏:まだ2国間の接触があるだけだ。北朝鮮か韓国かは言えない。本格的な交渉が始まれば明らかになるだろう。パイプライン構想が実現すればアジア太平洋地域の安定に大きく寄与する。まずは北朝鮮の非核化が政治的に進展し、日本や韓国にとっての脅威が取り除かれるよう願っている。

—日ロ間ではサハリンと日本を結ぶ天然ガスパイプライン構想があるが、その進捗状況はどうか。

メドベージェフ氏:パイプラインの敷設がどの程度現実的か、日本にどの程度ガス需要があるのかを探るべく、日本側との話し合いを何度か行った。日本側の交渉窓口となっている(独立行政法人の)石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)とは相互協力のための対話も続けている。ただ、まだ本格的な事業化調査に着手する段階には至っていない。

 この構想実現の是非を占う決定的な要因は日本のエネルギー政策だ。日本が将来、エネルギー源としてどの程度のガス需要を見込むのか次第だ。経済産業省は現時点では相当量を石炭で賄おうとしている。しかし、日本は石炭の生産国でもないのに、なぜ石炭火力発電の比率が高いのか。環境問題を含めて十分に理解できる説明を聞いたことがない。欧州では石炭の比率を大幅に減らしている。日本の石炭火力発電の比率がせめて15%に低下するようなら、構想実現の道が開けるだろう。ただし、あくまでも日本の問題だ。ボールは日本側にある。

パイプライン敷設はもう少し様子見

—日本側の強い要請があれば、ガスプロムも前向きに対応するのか。

メドベージェフ氏:様々な方面から分析し、かつ詳細な事業化調査をしてみないと何とも言えない。事業化するにせよ、事前に技術的側面や採算性、経済的な調査、投資分析などすべての分野の詳細な調査や分析を進めなければならない。現段階では本格的な分析も調査も始まっていない。今はいわば、ビジネスプランの段階にあるというべきだろう。しかも、採算性などの経済的要因だけでなく、政治的要因によっても大きく左右される。

 日本企業とのエネルギー協力は非常によい前例がある。ガスプロムが三井物産、三菱商事などと共同で展開しているサハリン2(=注1)プロジェクトは、世界で最も良い液化天然ガス(LNG)開発事業のひとつだ。(パイプライン構想については)もう少し事態の行方を見守っていこう。

(注1)サハリン2=ガスプロムと英蘭ロイヤル・ダッチ・シェル、三井物産、三菱商事が参画するサハリン沖石油・天然ガス開発事業。パイプラインとLNGプラント(2系列)を建設し、2009年からLNG出荷(年産約960万トン)を開始。6~7割が日本市場向け。

—サハリン2ではかねてLNG生産基地の増設計画が浮上しているが、具体化のメドは立っているのか。

メドベージェフ氏:最終的な投資判断をすべき段階に来ている。ただし、最終決定の前に、増設するLNG基地向けにどこのガスを使うかを確定しなければならない。我々は、日本企業が同様に参画しているサハリン1(注2)のガスを使う計画だ。サハリン1で産出されるガスをサハリン2の基地増設用に利用するのが互いの事業者にとってもっとも効率的だ。ロシア政府も最も有望だと考えており、エネルギー省が調整中だ。

(注2)サハリン1=米エクソンモービル、日本の官民のサハリン石油ガス開発(SODECO)、インド国営石油会社と、ロシアの国営石油大手ロスネフチの子会社が参画するサハリン沖石油・天然ガス開発事業。ガスプロムは出資していない。天然ガスは2005年からロシア国内向けの供給を始めているが、輸出先はいまだ決まっていない。

 サハリン2はLNG基地を増設すれば第3ラインとなるが、すでに稼働中の第1、第2ライン向けのガス供給も考えなければならない。サハリン2は鉱区のガス埋蔵量を踏まえると、2025年から生産量を減少せざるを得なくなる。つまり既存のLNG生産基地向けのガスをどう安定的に供給していくかという課題に直面しつつあるわけだ。

 サハリン2のLNG生産は2009年から始まった。2025年には16年もの年月が経過することになる。このためサハリン1や、ガスプロムが権益を持つサハリン3のガス田を含めてガスの調達元を複合的に検討していく必要がある。まずはサハリン1のガスを増設用に利用できるかどうかを確定するのが先決だ。

—サハリン3のガス埋蔵量が想定していたより少ないということか。

メドベージェフ氏:サハリン3のガス埋蔵量は想定より逆に多い。ただし、開発の時期の問題に加えて、ロシア国内と、特に中国を含めた海外のガス需要を考慮する必要がある。アジア地域のガス需要は非常に多い。韓国も中国も天然ガスやLNG需要が急増している。最もエネルギッシュに(供給を)要請してくる国や企業が交渉で有利になるのは世の常だ。供給先も複合的に検討していかなければならない。

 サハリン2のLNG生産ラインを増設しても、既存の第1、第2ライン向けのガス供給が枯渇してしまえば元も子もない。増設の是非を含めた最終的な判断は来年の第1四半期末までに下す予定だ。

日本企業とは良好な関係にある    

—中ロ間では世紀のディールと呼ばれ、東シベリアの巨大ガス田であるチャヤンダ鉱区のガスを中国に大量供給する事業も進んでいる。

メドベージェフ氏:事業は計画通りに進んでいる。新たに(チャヤンダから中国国境に至る)パイプライン「シベリアの力」を建設中で、これによる中国への最初のガス供給は2019年12月に始まる予定だ。ロシア側でも中国側でもパイプライン建設は順調で、契約通りに供給を開始できると確信している。

—東シベリアにはチャヤンダ、コビクタという2つの巨大ガス田があるが、いずれも中国向けを想定しているのか。

メドベージェフ氏:契約と実際のガスの調達元が一致しないことはしばしばある。ただし、仮にサハリンと日本を結ぶガスパイプライン構想が実現する場合、日本向けに供給するのはもちろんサハリンのガスだ。チャヤンダやコビクタから供給することはない。ロシアは国内のガス消費も大きいし、加工品にしてアジア市場供給することも想定している。

 さらに、ウラジオストクでのLNG基地新設計画もある。この計画はまだ準備段階で、具体的にいつ着工するかは決定していない。建設する場合はサハリンのほか、コビクタ、チャヤンダのガスを使う可能性がある。

—日本企業は最近、ロシアではガスプロムよりも、北極圏のヤマルLNGプロジェクトなどを手掛ける民間大手ガス会社ノバテクとの関係を発展させているようにみえるが、競合しないのか。

メドベージェフ氏:ガスプロムはまず、ノバテク社の株主のひとつだ。次に(昨年末に生産を開始した)ヤマルLNGからは相当な量を購入してガスプロムのポートフォリオに組み入れている。

 世界的にみて天然ガスを巡る環境は好転している。きれいなエネルギー源としての価値が上昇しているからだ。ガス需要は世界的に急増しており、5~10年後にはガスが不足する懸念すらある。生産増に向けた投資を今から実施しなければならない。25~30年先のビジネスを見据えて計画を立てる必要がある。

 ガスプロムは日本企業とは良好な関係にある。三井物産とはバルト海LNGプロジェクトの協力で覚書を交わしたばかりだ。この事業には三菱商事や伊藤忠商事なども関心を示している。来年には参加企業を決めたいと考えているが、日本企業がコンソーシアムを組む可能性もある。バルト海LNGは欧州のみならず、南米市場などへの供給も想定している。日本向けも例外ではない。

—欧州向けガス輸出をめぐっては、バルト海の海底経由でドイツとパイプラインで結ぶ「ノルドストリーム2」計画に米国のトランプ大統領が反対している。

メドベージェフ氏:ノルドストリーム2は国際競争力のある良いプロジェクトで、エネルギー安全保障にとっても重要だ。残念ながら、政治が邪魔をすることはある。米国とロシアはエネルギー分野で相当協力できる潜在性があるのに、政治が制裁を使って妨げているのは残念なことだ。逆にビジネスが政治に前向きな影響を与えられるようにしたい。

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