8/22小生のブログ『昨日のZAKZAKの「イスラム過激派、習近平氏を標的説 ウイグル弾圧に激怒 報復宣言」について』でも書きましたが中国に対して同盟国パキスタンからもウイグル人虐殺に怒り、宗教精神的指導者のアジス師がISILを支持、やがてISILの牙は中国に向けられるのではないかというもの。漢人に対する少数民族の怒りは激しく深い。小生がチベットのラサのデポン寺だったと思いますが、漢人通訳を連れて見学していたときに我々夫婦には何もしませんでしたが、通訳にはわざと箒で掃くような振る舞いを見せ、心に沈殿している思いを垣間見ました。ISILは英仏で決めたサイクスピコ協定を打破しようとしているとのこと。イラクも素人考えですが、クルド人、スンニ派、シーア派と三国志的に(クルドについてはトルコの問題はありますが)すれば良いのでは。ISILが中国に向かい、ウイグル国、チベット国、長城以北の国(ここは元々漢人の国ではありません。何の為に長城を作ったか考えれば分かるはず。ソ連首相フルシチョフは中国に対し「古来中国の国境は万里の長城であり、中国の国力がそれを越えたことはなかった。理不尽な主張を続けるならば、それは宣戦布告以外の何物でもない」と警告しました)、黄河と長江に挟まれた国、長江以南の国の5つに分かれた方が世界は平和になるのではと思います。
(宮崎正弘氏の記事)
▼パキスタン・ムスリムの精神指導者アジス師がISILを支持していた
さて、このパキスタンのムスリムの精神的指導者アジス師は、最近、イラクで暴れるイスラム過激派の「イスラム国」を支持すると発表した。これは衝撃的な事件である。ISIL(イスラム国)はイラクがかたづけば、次の攻撃目標は中国である、と聖戦の継続と拡大を宣言しており、この動きに神経をとがらせる北京はアジス師の動向監視をパキスタン政府に要請した模様という。8月23日、中国は昨秋の北京天安門炎上テロ事件の関係者、八名をテロリストとして処刑した。全員がウィグル人だった。同日、湖南省南部にあるカルト集団「全能神」本部を手入れし、信者千名を「カルトの狂信者」だとして、拘束したことも発表した。ISILはすでに中国に触手を伸ばしておりウィグル人のイスラム教徒過激派多数が軍事訓練に参加している。ISILは七千名の外人部隊で成り立っており、ウィグル人多数が加盟しているとされる。北京にとってはやっかいな問題が再浮上した。