12/24日経 『台湾総統選、野党・蔡氏が独走 馬政権への不満吸収』について

12月に入っても、総統選・立法委選で民進党が良い数字を出していますのは心強い限りです。何せ選挙は明年の1/16ですので。特に立法委選で過半数取れば蔡英文も陳水扁が議会対策で苦しんだようなことはなくなります。

昨年11/29の統一地方選での国民党の惨敗から彼らは抜け出すことができない状態です。昨年11/29同じく日経山下和成氏の記事です。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM29H5W_Z21C14A1FF8000/

また時代力量の立法委選の候補者がブログ「台湾は日本の生命線!」の中に載っていましたので紹介します。

http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2717.html

台湾の若者も国民党の進めて来ていた偽りの歴史から脱却しつあると言うのが同じくブログ「台湾は日本の生命線!」のなかにありました。

http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2716.html

問題は左翼脳の日本人です。余りに現実を見なさすぎで(共産党は三権分立を認めず、党が絶対権力を握るため必然的に腐敗、人権抑圧が起きる)、権威(と言っても偽りのものです。マスメデイアや学者・役人のことです)に弱すぎてナイーブそのものです。いろんなところから情報を集め、取捨選択し、自分の頭で考えれば脳内お花畑にはならないでしょう。日本共産党は成り立ちから言って朝鮮人が多かったので(密入国してきてもまともな職にはつけなかった)、今でも朝鮮半島に有利なような論調で国民を誤導しています。同じ共産党ですから中国共産党とタッグを組むのは当り前です。いい加減国民も目を覚ませと言いたい。でなければ何故日本共産党の支持率が上がるのか?日本人の、人の良さが仇になっています。中国共産党はそれに付け込み、嘘八百を日本人に押し付けようとしています。元々はGHQ&マッカーサーですが。

政党支持率(集団安保法制衆院通過が7/16、参院が9/19)

   7/13NHK    7/18共同
      自民   34.7     31.9%
      民主    7.7    11.2
      共産    3.3     7.3
      維新    2.5     3.6
      公明    4.2     2.9
      社民    0.7     2.1
      生活    0.4     0.7
      次世    0.1     0.4
      無党   39.3    36.8

来年1/16台湾の選挙で民進党が勝利し、日台+ASEAN+米豪印+露で中韓を封じ込めるようにしたいものです。

記事

【台北=山下和成】来年1月16日に投開票する台湾総統選挙で最大野党・民進党の公認候補、蔡英文主席(59)が独走態勢に入ってきた。馬英九政権(国民党)の経済政策などへの不満を取り込み8年ぶりの政権交代が近づく。国民党の朱立倫主席(54)は出馬の際の混乱などが響き支持率で大差がついている。同日実施される立法委員(国会議員、定数113)選でも民進党は単独過半数(57議席)をうかがう勢いだ。

Cai yingwen in Taizhong

 

 

 

 

 

 

民進党の蔡英文主席(中央)は国民党の地盤を切り崩しにかかる(台中市)

 「国民党は『633』を約束したのに給料は安いままだ」。蔡氏は20日、台湾北部の桃園市内での選挙集会で訴えた。集まった約1万人の支持者からは「そうだ!」との掛け声が一斉に飛んだ。

 2008年の総統選で勝利した馬英九総統(65)は公約に「経済成長率6%、失業率3%、1人当たり域内総生産(GDP)3万米ドル」の「633」政策を掲げた。ただ15年の経済成長率は約1%、1人当たりGDPも約2万2400米ドルにとどまる見通し。10月の失業率も3.9%だ。馬政権への失望感が蔡氏の支持につながっている。

Poll of 2016 Taiwan Presidential election

 

 

 

 

 

 

 

 

 蔡氏は毎週末、台湾の北部や大票田の中部での集会をこまめにこなす。台湾では伝統的に北部は国民党、南部は民進党の支持基盤だが、今回は蔡氏が北・中部でも浸透している。北部苗栗県で市レベルの行政単位のトップである「郷長」で、国民党支持者の一人(53)は「みんな変化を求めている。朱氏の逆転はもう難しい」と嘆く。

 蔡氏は、12年の前回総統選で苦手とした対中政策でも、民進党の台湾独立志向を抑えた「現状維持」を掲げた。経済団体が22日に開いたフォーラムでは「(中国と)意思疎通し、挑発はせず、想定外の事態は起こさない」などと語り、経済界の評価も高まっている。

 調査会社の台湾指標民調が10~11日に実施した世論調査では、蔡氏の支持率は46.1%、朱氏は16.1%と、差は3倍近く開いている。

 朱氏の頼みの綱は「危機カード」だ。20日には、蔡氏が当選した場合「皆さんは両岸(中台)関係がどうなるのか悩むことになる」と訴えた。中台関係は国民党だからこそ安定し、民進党に政権交代したらぎくしゃくしかねないとの不安をあおる作戦だが、今のところ有権者には響いていない。

Zhu lilun

 

 

 

 

 

国民党の朱立倫主席は出馬の際の混乱などが響く(桃園市)

 国民党のエース格の朱氏は支持率が低迷した洪秀柱・立法院副院長(国会副議長、67)に代わり、10月中旬に急きょ党の公認候補となった。それまでは出馬をかたくなに拒んでいた。国民党のベテラン立法委員は「『責任逃れ』『計算高い』といったマイナスイメージが払拭できていない」と語る。

 ペアで出馬する副総統候補の女性弁護士、王如玄氏(54)のスキャンダルも痛手だ。軍人専用住宅を投資目的で複数購入していた問題が発覚。王氏は8日の記者会見で涙ながらに謝罪したが「弱者の味方」というイメージが失墜し、朱氏の支持率急落にもつながった。

 朱氏の最後の手段は対中政策を巡り蔡氏の「敵失」を誘うこと。今月27日と1月2日には野党・親民党の宋楚瑜主席(73)も含む3人の総統候補のテレビ討論会が開かれる。朱氏はここで蔡氏の対中政策の曖昧さを突きたい考え。蔡氏はここまで台湾の主要メディアのインタビューをほとんど受けておらず、失言を極力避ける「守り」の戦いに徹している。

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