『中国外交「肩書バブル」の矛盾』(7/29日経 米中Round Trip 桃井裕理・菅野幹雄 )について

7/29看中国<中南海告急?北京现2例确诊密接654人 官急封控9小区(视频/图)=中南海は急を告げる?北京は現在、2人の確定症例と654人との密接接触者がいる 当局は急いで9コミュニテイを封鎖(Video / Picture)>中国でのCOVID-19の流行は止まらず、7/28新たに49症例が確認された。江蘇省の絶えざる症例の出現に加えて、北京でも2例のCOVID-19患者が出た。昌平区は病例が出たコミュニティを管理するために封鎖した。-龍躍苑二区、9つのコミュニティで約41,000人が影響を受ける。

7/ 29、北京市防疫管理作業の第227回記者会見で、市疾病管理予防センターの副所長である龐星火は、7/28の0時から7/29の12時まで新たに増えた確定症例は2人であると述べた。湖南省張家界から北京に戻ってきた夫婦である。

報道によると、そのうちの1人は昌平区龍澤園の龍躍苑二区に住んでおり、昌平区史各庄街道の保険会社の従業員である。男性は7/20に妻と娘と一緒に湖南・張家界などを訪れた。25日に北京に戻り、26日に発熱などの症状が現れた。28日に病院の発熱クリニックに行って検査したところ核酸検査で陽性となった。当日に確定症例と診断された。

もう一人は海淀区双清路にある技術会社の従業員である男性患者の妻で、活動軌跡は前述の男性患者と同じであった。28日、男性患者に同行して診察を受け、核酸検査を行ったところ、陽性であった。29日に確定症例と診断された。

https://twitter.com/i/status/1420695604578107396

https://www.secretchina.com/news/gb/2021/07/29/979522.html

7/30阿波羅新聞網<一线采访:北京疫情受质疑 药房超市现抢购=最前線のインタビュー:北京の疫病数は疑問 薬局・スーパーマーケットは現在奪い合って購入>北京市は29日、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の確定症例2例を通知し、市民はこの数に疑問を呈した。現在、確定症例が住む北京の昌平区の少なくとも10のコミュニティが封鎖されており、地元の薬局やスーパーマーケットで奪い合って購入している。

2症例であるはずがない。隠しているだけ。都市封鎖すれば仕事に行けなくなり、生産できなくなる。これでGDPが7.9%増なんて行くはずもない。人口14億1千万同様出鱈目な数字。

https://www.aboluowang.com/2021/0730/1625772.html

7/30阿波羅新聞網<中国网民大举攻击日本运动员 日学者:日本民间感到愤怒=中国のネチズンが日本のアスリートを攻撃 日本の学者:日本人は怒っている>中国人アスリートの肖若騰は、男子オリンピック体操総合で日本人アスリートの橋本大輝に0.4ポイント差で負け、中国のネチズンは不満を募らせ、ネット上で大量の激しい言葉を浴びせた。中国問題を研究している日本人学者で、東京大学大学院総合文化研究科の阿古智子教授は、多くの日本人が中国のネチズンの行動に腹を立て、「中国は恐ろしい」という印象を持っていると述べた。 この中国に対する不満は、やがて日本の選挙結果に反映されるだろうとも。

下のSNSは安徽省共青団が載せたもの。こういうのが日本の左派メデイアが良く使う「偏狭なナショナリズム」と言うのでは。阿古智子教授は、報道によれば中共の5毛党が書いていると。国家ぐるみで嫌がらせ、大陸と朝鮮半島は同じ性格。

日本の左翼(メデイアを含む)が東京オリパラ中止や貶めを叫んでいるのは裏に中共が蠢いているのを小生は感じます。

ただ秋の衆院選にどういう影響を及ぼすかは読めません。オールドメデイアしか接せず、自分の頭で考えないと、簡単に洗脳されます。

https://www.aboluowang.com/2021/0730/1625751.html

何清漣 @ HeQinglian 11時間

今回のオリンピックは、「進歩主義」の新時代の幕開けとなった。

ニュージーランドの代表団:トランスジェンダーの重量挙げ選手は格別の保護を受ける。

http://xinhuanet.com/2021-07/17/c_1127665692.htm

(Laurel Hubbard(43歳)は1998年にニュージーランドの男子重量挙げ全国青年記録を樹立し、8年前に性別を変えた後、2017年に90kgを超える女子重量挙げ世界選手権で銀メダルを獲得した)

ホルモンがあふれる!日本のネチズン:中国はなぜ男性を女性の競争に参加させるのか?

https://163.com/sports/article/GFR3UDS900059BF9.html

次のオリンピックでは、オバマ前大統領が言った「心理的アイデンティティに応じて性別を選択する」ことで競技に参加させることにすれば、「進歩」に近づく。

大爆笑、大爆笑

引用ツイート

Wing Yip  @ kwing1223 12時間

返信先:@ SolomonYueさん、@ Olympicsさん

「下の写真ですべての女性を選んでみて」

私は失敗した・・・。

何清漣 @ HeQinglian 10時間

ニュースを読んだ後、昨年、BLMの進駐を支持したある女性市長の家にいるような気がした。

これは、願ったりかなったり.で、他人の家に行くことは正義であり、あなたの家に行くことも正義である。

この市長に投票する人はまた、願ったりかなったりになる。

引用ツイート

北米保守評論 @ NAConservative9 11時間

「警察予算を減らしたカリフォルニアの元上院議員は強奪される

民主党の市長は、巨額の公金で警備員を雇っている」。

ttp://nacr.info/WordPress/index.php/2021/07/28/divestment-police-california-former-u-s-senator-robbed-democratic-mayor-huge-public-money-to-hire-their-own-security/

市長の個人セキュリテイに年間340万ドルを使う。これは、封建時代の王朝や貴族が使った私的な警備以上のものである。彼らは本当に自分たちを王朝貴族と見なしているのか?一般人をアリとして扱うのか?実際、そうである。

何清漣 @ HeQinglian 3時間

本当の米国:

毎月平均5900万人が福利給付を受けており、これは米国の人口の19%に相当する。

すべての福利厚生プランの中で、SNAP(フードスタンプ)が1位であり、毎月平均4,000万人が使っている。

18歳未満の人が、すべての福利受益者の41%を占めた。 18歳から64歳までの人が50%を占め、65歳以上の人は福利人口のわずか12%を占める。(計算が合わない。下に説明が)

カリフォルニア、ニューヨーク、テキサスは、公共福利支出の総額が最も高い。

福祉統計に関する直言(20以上の統計と事実)|幸いなことに

米国では貧困が深刻な問題であり、我々の福祉統計は、人々が直面している経済的困難に光を当てることを目的としている。

fortunly.com

何清漣 @ HeQinglian 3時間

本当のところは、左派が言うように高齢者福祉が過重ということではなく、実際は福祉の半分は生産年齢人口によって占められている。100パーセントから3パーセン超えているのは、どんな統計か言っておらず、原文がそうだから。ここで特に説明しておく。

桃井・菅野氏の記事で、中共がカウンターパート尊重と言うのなら、外交のトップは楊潔篪で、No2は王毅に間違いありません。3月アラスカで米中会談した時には、米側はブリンケン国務長官、サリバン大統領補佐官でした。シャーマンが国務省No2と言うなら、王毅を表敬訪問でなく、当事者として出させないと。これでは米国が中国に位負けしているようにしか見えない。そもそも、米国が会談を持ち掛けたのがおかしい。米中会談の露払いをしようとしたのかもしれませんが、今米国が苦しいわけでもなく、先に折れる必要はない。トランプ政権だったら、こんなことはあり得なかったでしょう。バイデン政権の対中宥和姿勢が見て取れる。

記事

桃井裕理

こんにちは。東京五輪が始まりましたね。中国も777人という規模の代表団を送り込んでいるだけに注目度は高いです。一方、中国国内では異常気象が続いています。河南省鄭州市では大洪水が起き、多くの人が被災しました。北京も本来はカラッと晴れた猛暑の季節のはずですが、雨が多く、梅雨のような天気ばかりです。

政治的には7月1日の中国共産党創立100年式典が終わり、来年秋の共産党大会と習近平(シー・ジンピン)政権3期目をにらんだ微妙な時期へと入りつつあります。

習氏の「腐敗闘争」も続いています。今月に入って背筋が寒くなるようなニュースもありました。2012年に失脚した元重慶市トップの薄熙来氏(無期懲役で服役中)の最側近と言われつつ、当時の取り締まりから逃れていた元政府高官が引退後にもかかわらず「規律違反」で取り調べを受け「今年15番目の”落馬高官”」と報道されました。続いて、当時、薄氏への贈賄罪などを疑われていた大手企業の元トップが今になって取り調べを受けています。薄氏が失脚してからはや9年。すでにこの案件は過去のものと考えていました。薄氏一派が復活したとの噂も聞きません。しかし、習氏の目には何かが映っているようです。

米中外交では久しぶりの動きがありました。

ロイター

米国のシャーマン国務副長官が25~26日、バイデン政権下の米国務省高官として初めて中国を訪問し、天津市で謝鋒外務次官、王毅国務委員兼外相と相次ぎ会談しました。会談で米国は中国に人権や台湾問題など幅広い分野での懸念を伝え、中国側は対中制裁の撤回などを求めました。

今回、注目したのは、シャーマン氏の訪中実現にいたる米中間のやり取りです。報道されてきた主な経緯です。

①米国はシャーマン氏の日本、韓国、モンゴル3か国の歴訪後の訪中を打診した。

②米国はシャーマン氏のカウンターパートとして、中国の筆頭外務次官である楽玉成氏(下の写真㊨)との会談を希望した

③中国は楽氏ではなく、4人の外務次官の3番目である謝氏との会談を提案した。

④米国は格下の次官を不満とし訪中計画をいったんとりやめたが、中国が謝氏と合わせて「格上」の王氏(下の写真㊧)への「表敬訪問」を提示したため、米中は折り合った。

中国が格下の会談相手を提示した件については「中国は米国とのコミュニケーションを拒絶している」との見方も出ました。しかし、米国との高官協議を切望してきたのはむしろ中国側です。しかも今回は米国から訪中を提案してきたのですから、中国にとっては願ってもない機会です。中国も日ごろ国内外に強い姿勢をみせているだけに、もろ手を挙げて歓迎するわけにもいかない――。その思いの表れが格下の次官の提示でしょう。

一方、中国が最終的に王氏との面会を持ちだしてきたのは当初の想定どおりと考えられます。海外の外交高官が訪中時に王氏に表敬訪問するのは珍しいことではありません。日本の秋葉剛男前外務次官が訪中した際も王氏に表敬訪問しています。実際「米国がシャーマン氏の訪中をとりやめた」と報道されている間も、米国は水面下では関係各国に「引き続き調整中だ」と説明していました。お互い駆け引きは承知のうえで交渉を続けていたとみられます。

その呼吸は、両国の発表内容からもみてとれます。米国側は「謝氏、王氏と会談」、中国側は「謝氏と会談し、王氏に表敬訪問」と異なる言い方で発表しました。中国側もこの点は特に批判もしておらず、双方がメンツを保つため米中両国で納得済みの表現だったといえます。

ロイター

しかし、問題は、そもそもの前提として米中の「カウンターパート」の基準がずれていることにあります。

米国ではブリンケン国務長官が外交トップ、国務副長官はナンバー2です。そして米国は今回「外交ナンバー2のカウンターパート」として楽・筆頭外務次官との会談を求めました。でも、中国において楽氏はナンバー2ではありません。

中国の政治は党がすべてにおいて政府に優越する二重構造となっています。各地域・各レベルにおいて政府組織と並んで党委員会が作られ、実質的なトップは行政の長ではなく党委員会書記です。すなわち外交トップは外相の王氏ではなく、中国共産党中央政治局委員であり党中央外事工作委員会常設弁公室主任である楊潔篪(ヤン・ジエチー)氏です。王氏はナンバー2です。

中国外務省サイトの「主要官員」(王氏以外)のページをみると、1番目は外務省党委員会書記の斉玉氏、楽氏はその次です。加えて同ページには掲載されていませんが、楽氏の上には党中央外事工作委員会常設弁公室常務副主任の孔泉氏がいます。つまり楽氏は中国の外交ナンバー5にすぎないのです。

これまで米国は対中外交にそれほどの切迫感を感じていなかったためか、カウンターパートのズレという問題を放置してきました。米国務長官のカウンターパートは中国の外相とされていますが、米大統領、副大統領に次ぐ地位にある米国務長官に比べ、中国の外相の決定権限はあまりにも小さいといえます。

さらにいえば、外交トップの楊氏ですらも、党中央政治局常務委員(チャイナセブン)には入っておらず、25位以内の1人にとどまります。それでも、ブリンケン氏のカウンターパートは少なくとも外交トップである楊氏であるべきなのです。

今は、中国側が米国と対等の立場で対話をしたいと強く願っています。ですから今回も「表敬訪問」という形で王氏を出してきました。3月に開いた米アラスカ州アンカレジの会談でもブリンケン氏に対して「格上」の楊氏が王氏とともに登場しました。しかし、中国側が「話したくない」と考えたとき、米側が望んでも事実上のカウンターパートを出してこない可能性も十分あります。名目上は「対等ではない」という大義名分があるためです。

過去の米中関係ならば、外交儀礼上のカウンターパートが会談すればそれでよかったかもしれません。しかし、米中両大国が対峙する世界では、米中両大国のコミュニケーションのあり方は世界の行く末を左右します。実質的な権限のない相手と交渉するという不均衡やねじれがいつか世界に不利益をもたらすかもしれません。

米国は時間をかけてでも、実際の統治形態に見合ったカウンターパートを定義しなおすよう、粘り強く中国に求めていくべきだと考えています。中国側が高官協議に前向きな今は問題提起の一つのよい機会でもあると思います。もちろん習氏への権力一極集中は進んでおり、外交の決定権限も習氏がすべてを握っています。それでも、習氏を中心とする同心円のどの部分にいるかは、重要な局面であればあるほど重い意味を持つのではないでしょうか。

最後に余談ですが、米国が求めた”カウンターパート”の楽氏はついに登場しませんでした。王氏への表敬訪問で折り合った後は出てきてもよさそうなものですが、理由は諸説あります。

①ほかの仕事で忙しかった(外務省関係者)

②高官といえども外国人と会った後は防疫措置が必要なためトップ層が2人も関わることを避けた

③共産党の研修があった

一国の外務次官にとって米国の国務副長官との会談以上に重要な仕事があるとは思えませんので①はないでしょう。②はもっともらしいですね。そして、中国の人たちに聞くと一番自然に納得できるのは③だそうです。

中国では楽氏はもっぱらまだまだ出世するとの下馬評です。党の勉強会や研修は出世には不可欠ですから、米国務副長官と会っているヒマはないのかもしれないですね。ちなみに最近の党の勉強会のメインテーマは7月1日の習氏の重要講話だそうです。

あまりにも違う体制を踏まえた対中外交のあり方を米国はどう考えているのでしょうか。

菅野幹雄からの返信

中国の「肩書バブル」(あるいは「肩書インフレ」でしょうか?)には以前からモヤモヤ感を抱いていました。桃井さんの詳しい説明でかなり不透明感が解消し、すっきりした気分がしています。

中国は国際会議や二国間会談で、国の代表として習近平(シー・ジンピン)国家主席と李克強(リー・クォーチャン)首相の二枚看板を使い分けています。フランスやロシア、韓国も政治リーダーとしての大統領と首相がいますが、中国ほど使い分けは露骨ではありません。ドイツやイタリアなどの大統領は象徴的な存在で、政治リーダーとしての代表はそれぞれメルケル氏やドラギ氏といった首相が1人で担います。日本も同様です。たとえば、菅義偉首相がどちらと会談しても「日中首脳」あるいは「日中トップ」の会談であるととらえられます。

共産党と政府の序列が入り組む肩書バブルの中国が、会議や会談の格や二国間の状況に合わせて会談の相手を調整するのは、明らかに不公平感があります。筆頭外務次官の楽玉成氏が実際には外交ナンバー5にすぎないのに、米外交ナンバー2のシャーマン国務副長官に会おうとしないというのは、相当な失礼であり、嫌がらせです。

そのくせ、中国ほど格や序列にこだわる国もないでしょう。記憶に残るのが2015年10月の習近平国家主席の英国訪問です。当時の記事によると、習氏はエリザベス女王の住居であるバッキンガム宮殿に宿泊し、晩さん会で女王の手厚いもてなしをうけました。後日談では中国側は習主席をバッキンガム宮殿に泊めるよう相当ごり押しをしたそうです。エリザベス女王が翌年の園遊会で、当時の警備責任者だった女性警官に「あの人たちは(駐中国の英国)大使にとても失礼でした」と不満をこぼしたのをテレビカメラに拾われたエピソードが話題になりました。

ちょうどきょう29日、注目のニュースが入ってきました。以前に当欄でお伝えした噂のとおり、中国外務省が新しい駐米大使に秦剛外務次官を起用すると正式に発表しました。桃井さんが4月末のニューズレターで触れているように、習氏の外国訪問の差配をする責任者である「礼賓局長」を15年当時務めていたのが、英国駐在の経歴もある秦氏です。米オバマ政権のホワイトハウスで対中窓口を担当した元当局者によると「物腰は柔らかいものの、主張は絶対的で妥協を許さない」ような人物なのだそうです。女王がいう「あの人たち」が秦氏かどうかは検証できませんが、恐らく……。

当時の英国のキャメロン政権は中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)にいち早く参加を決めるなどまさに「蜜月」状態でした。そうした甘さにグイグイつけ込んでくるのが中国の流儀なのかもしれません。

米国務副長官の訪中を誰が接遇するかという話を、中国は意図的に国内向けの「対米こわもて」のアピールに利用している感があります。米国務省はシャーマン氏と王毅外相が会談したという説明ですが、中国側はあくまで、(実質的に格下の)外務次官である謝鋒氏との会談が本筋で、王毅氏との会談は特別な表敬という位置づけにしています。シャーマン・王毅会談の最中から、中国側が米国に突き付けた「要求」を中国のネットで報じるなど、情報戦が繰り広げられています。

中国が実質的な権限のないカウンターパートを当ててくることに対し、米国などが正面から是正を求めるべきだという桃井さんの指摘は確かに筋が通っています。とはいえそう主張したとしても、米国や日本などとは違う価値観を公然と主張する中国が行動を改めるかどうかははっきりしません。なにせ、明らかな強権体制を敷きながらも「中国には中国の民主主義がある」と主張している人たちですから。

結局のところは習近平国家主席とバイデン大統領による首脳会談にゆだねなければ、両者とも重要な事項は決められない。となれば、一定の不均衡には目をつむる態度をちらつかせながら、同盟国などと組んで中国の立場を孤立させて、じわじわ追い詰めるしたたかな戦略を採るのも一手です。序列や肩書にこだわりすぎると、多くの「引き出し」を持った中国のペースに引き込まれかねません。

トランプ前政権のように予測不能な相手だと中国側も戸惑ったでしょう。劉鶴(リュウ・ハァ)副首相が交渉責任者となった米中の第1段階の貿易合意では、トランプ氏自ら劉氏をホワイトハウスに招き入れる「厚遇」をしました。肩書も序列も関係なく、使えるものは使える。独断のトランプ氏はやりにくい相手だったでしょう。「優等生政権」の色合いが濃いバイデン政権ですが、少し予測不能な行動で中国をけむに巻くくらいの戦略性をつけてほしいです。

互いへの強硬姿勢を意識する米中ですが、単なる泥沼の対立関係に陥る展開は望まないのではないでしょうか。同僚である台北支局の中村裕記者が興味深い記事を伝えています。台湾海峡を巡って米国と中国の緊張が高まっていると言われますが、「台湾海峡の平和と安定」を共同声明に盛り込んだ4月の日米首脳会談を境にして、中国軍機による台湾への威嚇行為が大幅に減っているというのです。

 

「中国との対立は避けたい」。シャーマン氏は王毅氏に対し、中国への懸念を列挙したうえで、そう指摘しました。東南アジア歴訪中のオースティン国防長官もシンガポールでの講演で同様の発言をしました。バイデン政権として現時点で中国に伝えたいメッセージなのではないでしょうか。国内世論を意識して中国にこわもてで臨むポーズを示しつつ、偶発的な衝突を避けたい思惑は強いはずです。

まもなく8月。米中首脳会談を開く可能性が高いとされる10月のイタリアでの20カ国・地域首脳会議(G20サミット)まで3カ月を切りました。内向きのメンツ争いとは裏腹に、双方が緊張緩和へ相手の腹の内をうかがい始めたとみてもおかしくはありません。

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