『【ホルムズ封鎖】原発すべて緊急稼働、脱炭素見直し、米国産原油の輸入拡大…エネルギー政策の大転換が必要な理由 政策アナリスト・石川和男氏に聞く』(3/22JBプレス 湯浅大輝)について

3/22The Gateway Pundit<Stephen Miller’s Wife Grills Deputy Attorney General Todd Blanche During Podcast on Why the FBI Hasn’t Arrested Deep State ‘Traitors’ Like Clapper, Comey, and Brennan=スティーブン・ミラーの妻がポッドキャストでトッド・ブランシュ司法副長官を厳しく追及し、FBIがクラッパー、コミー、ブレナンといったディープステートの「裏切り者」を逮捕していない理由を問い詰めた>

司法省はもっとクーデターと不正選挙に力を入れるべき。迅速な起訴を。

トランプ大統領の側近であるスティーブン・ミラーの妻で、物怖じしない性格で知られるケイティ・ミラーは、自身のポッドキャスト番組の最近のエピソードで、トッド・ブランシュ司法副長官を厳しく追及した

この厳しい追及は、ブランシュ氏とパム・ボンディ司法長官が、長らく公開が延期されているジェフリー・エプスタイン関連文書について、下院監視委員会の非公開会合に出席する予定のわずか数日前に行われた。

ミラー氏は、多くの米国人が抱いている疑問、つまり「責任はどこにあるのか?」という核心にすぐに切り込んだ。

ミラー氏は、司法省によるジェフリー・エプスタイン事件の対応と、その広範なエリート層とのつながりに言及し、この問題を厳しい言葉で提起した。

「母親たちは子供たちを守りたいからこそ、必死に知りたがっているんです…あなたはこれまで彼女たちの期待に応えられなかったと思いますか?」

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ブランシュ氏は、昨年後半に議会で超党派のエプスタイン文書透明化法が可決されたことを受け、司法省がエプスタインに関する350万件の政府文書を公開したことを擁護する発言を始めた。

「いいえ、決してそんなことはありません」と彼は答えた。「私たちが被害者を失望させているとか、被害者を失望させているといった話を聞くと…私は、私たちが毎日被害者のために闘っていることを皆さんに知っていただきたいのです。」

次に、検視官が自殺と判断したエプスタインの死の状況について、ミラーはブランシュに対し、その判断を受け入れるか、それともブルックリンのメトロポリタン矯正センターで殺害されたと考えているかを尋ねた。

[…]

「刑務所の監視カメラは頻繁に故障するのですか、それともこの事件に限ったことですか?」と彼女は尋ねた。「死亡時刻は特定されておらず、遺体が翌朝6時30分に発見されたことだけが分かっています。なぜ捜査官はもっと明確な時系列を確立できなかったのでしょうか?」

「それは良い質問ですね」とブランシュは認めた。「そして、それは失敗の一つですよね?エプスタインの件は、あの夜に何が起こったのかという、こうした当然の疑問につながるのです。」

ミラー氏はそこで話が終わらず、エプスタインと悪名高いピザゲート陰謀論(後にQアノン運動へと発展し、ヒラリー・クリントンを含む民主党のエリートたちが運営する秘密の性的人身売買組織が存在すると主張した)との間に、何らかの関連性が調査されたことがあるのか​​どうかをゲストに尋ねた。

「ピザゲート陰謀論は、私ではなく、法執行機関によって繰り返し否定されています」とブランシュは答えた。

「確かに、それは完全に否定されました」とミラーは反論した。「そして、エプスタインの事件を見てみると、裕福で人脈の広い男が、実際にはエリート層の間で未成年の少女を人身売買していたのです。そう考えると、『うーん、もしかしたら、これは本当の陰謀論ではないのかもしれない』と思い始めるでしょう。」

しかし、本当の火花が散ったのは、ミラー氏が誰もが気づいているのに口にしない問題、つまり、トランプ大統領と米国民に対して連邦機関を武器として利用したディープステート工作員に対する責任追及が全く行われていないという点に触れた時だった。

「なぜクラッパー、コミー、ブレナンを逮捕しないのか? これほど多くの反逆者がいるのに。なぜもっと責任追及をしないのか?」ミラーはこう問い詰め、純粋に政治的な理由からトランプに対する終わりのない魔女狩りを主導するこれらの人物を見てきた何百万人もの人々の不満を代弁した。

ブランシュの返答は慎重で、人によっては曖昧だとさえ言えるだろう。

トッド・ブランシュ:
まず第一に、現在進行中の捜査については何も話せませんし、話すこともできません。しかし、司法長官、私自身、そしてパテル長官は、説明責任を果たすこと以外には何も考えていません。

ケイティ・ミラー:
彼らは純粋に政治的な目的でトランプ大統領に対する魔女狩りを行った人々です。しかし、彼らは皆、様々な犯罪を犯しているに違いありません。もちろん、それについてはコメントできないでしょうから、今回は大目に見ましょう。しかし、このようなことをする人々には責任を取らせるべきだと思いませんか?

トッド・ブランシュ:
司法省において、説明責任以上に重要なものはないと思います。ええ、私もその通りだと思います。

https://x.com/i/status/2035484511014666272

https://www.thegatewaypundit.com/2026/03/stephen-millers-wife-grills-deputy-attorney-general-todd/

https://x.com/i/status/2035829268949970965

https://x.com/i/status/2035499908065628419

この文書と言うのはスティール文書。

3/23阿波羅新聞網<川普传北京重磅信号:土崩瓦解中俄朝 一锅端真主党,哈马斯,胡塞=トランプは北京に重大なシグナルを送る:中国、ロシア、北朝鮮の土砂崩れ、ヒズボラ、ハマス、フーシ派を攻撃>

現代を代表する軍事史家の一人、ビクター・デイビス・ハンソン:「トランプは世界を変えた!」ハンソンは3/19(木)、フォックスニュースの番組「ハニティ」の独占インタビューに応じた。

トランプのイランにおける行動は、単なる軍事的勝利ではなく、戦略的な革命である。

イラン政権が崩壊すれば、すべてはうまくいく。

イラン政権がなければ、資金の流れは途絶える。

ヒズボラ

ハマス

フーシ派

中国は中東における重要な代理勢力を失うことになる。ロシアはすでにシリアを失っており、今度はイランも失うかもしれない。

北朝鮮、ロシア、中国はイランにドローンとミサイルを供給してきた。今、その供給ルートは断たれた。イランの石油資金が地域全体の代理勢力に流れなくなれば、イスラエルは任務をより容易に遂行できるようになる。

​​しかし、ハンソンはより広い視野で見ている。これは1回きりの恣意的な行動ではない。

トランプは、イラン、キューバ、ベネズエラという枢軸ネットワーク全体を組織的に解体しているのだ。

これらの行動はすべて、より大きな目標を指し示している。

それは、数十年にわたり世界的な不安定化の主要因とみなしてきた中国、ロシア、北朝鮮の戦略的同盟を崩壊させることだ。

北京へのメッセージも非常に明確だ。

「我々はもはやアフガニスタンから撤退した米国ではない」。

これは新しい米軍だ。もはやDEI(多様性、公平性、包括性)訓練や基地でのコスチュームパフォーマンスに重点を置くのではなく、成果を出すことに重点を置いている。

「力による平和」は単なるスローガンではなく、実績のある戦略だ。

トランプはそれを実現させている。

ハンソンの見方は正しい。兵器の生産をスピードを上げてしなければ!

https://www.aboluowang.com/2026/0323/2363103.html

3/23阿波羅新聞網<倒计时后,川普决心干个天翻地覆?贝森特语出惊人—48小时倒数计时!川普决心,美财长全说了=カウントダウン後、トランプは世界を揺るがす行​​動を起こす決意か?ベセント財務長官の衝撃的な発言―48時間のカウントダウン!トランプの決意、米財務長官が発言>

アポロネット王篤若の報道:トランプ米大統領は21日、イランが48時間以内にホルムズ海峡を完全に開放しなければ、米国はイランの複数の発電所を攻撃すると強い警告を発した。

ベセント米財務長官は22日のインタビューで、イランに対する米イスラエル合同軍事作戦の核心的な目的はホルムズ海峡沿いのイラン防衛システムを破壊することであり、関連施設が完全に破壊されるまで作戦を継続すると述べた。

通航を邪魔するものは、爆撃されて当然。

https://www.aboluowang.com/2026/0323/2363094.html

3/23阿波羅新聞網<出乎全球意料!乌军胜利大反攻!解放大片被占土地— 乌克兰在第聂伯罗州发动了反攻。 乌军已解放该州几乎全部被占土地=予想外の世界的成功!ウクライナ軍、反攻作戦で勝利!占領地を広範囲に解放―ウクライナはドニプロペトロウシク州で反攻作戦を開始。ウクライナ軍は同地域の占領地のほぼ全域を解放した>

アポロネット王篤若の報道:イラン危機に国際社会の注目が集まる中、ウクライナ軍は東部で静かに大きな進展を遂げた。ウクライナ参謀本部と戦争研究所(ISW)による最新の評価(2026年3月21日時点)によると、2026年1月末以降、ウクライナ軍はドニプロペトロウシク州で反攻作戦を開始し、400平方キロメートル以上の土地を奪還、ロシア軍が侵入または占領していたほぼ全ての地域を解放した。残っているのは、わずかな集落のみである。

ロシアはイラン製武器が入手できないから?イラン攻略は悪の枢軸を痛めつけている。

https://www.aboluowang.com/2026/0323/2363100.html

何清漣 @HeQinglian 10h

WSJの事実報道は概して包括的かつ詳細だが、ある種の分析、特に中国に関するものは最後まで読めない。

ワシントンは依然として世界の議題を支配しているが、その影響力はいくらか弱まっている。中国はG2入りを望んでいるものの、一回の会談に賭けているわけではない。なぜなら、それはプロセスだからだ。高市早苗のWHでのトランプ大統領との会談は、彼女個人の地位向上、あるいは日本の国際的地位向上に貢献したのだろうか?

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引用

WSJ中国語版 @ChineseWSJ 13h

#今週の注目記事 習近平は、トランプ米大統領との首脳会談によって、中国が対等な超大国としての地位を確固たるものにできると期待していた。しかし、米国が首脳会談を延期したことは、ワシントンが依然として世界の議題を支配していることを中国に改めて認識させるものとなったようだ。

https://on.wsj.com/3NySo9q

何清漣 @HeQinglian 10h

提示された条件はすべて相手を潰すためのものなので、どちらが先に撤回、条件を下げられるか見てみよう。ロシア・ウクライナ戦争から複数の国との貿易戦争まで、超大国としての米国の近年の経験はどんな歴史的教訓が得られるだろうか?少し考えてみよう。 😂

引用

菁菁楽道 (lydia) @lydia488144315 14h

イランとトランプ大統領の過去24時間の出来事は、状況を完全に変えた。この記事をすぐに保存して。

ほとんどの人はまだ、今起こったことを消化している段階である。

過去24時間で、私たちはこの戦争における最も危険なエスカレーションを目撃した。それはたった3つのステップで起こった。

3つのステップ、それぞれが前のステップよりも危険になる。

詳しく説明しよう。

ステップ1:イランは公式の要求を放棄した。x.com/rami_hashimi/s…

何清漣 @HeQinglian 11h

13日に出港した5000人の海兵隊員と乗組員を乗せた軍艦が、抑止力を示すためという名目で、今もシンガポール近海で待命していることに、私は関心がある。

それがTACOかどうかは正直どうでもいい。私が気にしているのは、彼が毎日どれだけ立場を変えているのか、そしていつ最終的に決断を下すのかということだけだ。

引用

Kong @KongStahlwille 20h

返信先:@HeQinglian

昨日、米第82空挺師団がペルシャ湾に派遣されるというニュースを見た。事態は何度も二転三転し、市街戦の可能性もある。彼らはどうやってこの混乱を収拾するつもりなのか?

彼らはどうやって全面撤退するのか?

https://x.com/i/status/2035694969160114566

何清漣 @HeQinglian 10h

キューバミサイル危機について調べてみてください。ケネディ大統領とそのチームは12日間WHに籠城した。ケネディが一度だけ国民に、自分の健康状態を安心させるために姿を現した以外は、すべての協議はWH内で行われ、記者団の面前では一切行われなかった。

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引用

LV-CA @LVSCA2024 15h

返信先:@HeQinglian

仕事で複雑な状況に直面した経験のある人なら、こんなコメントはできない。解決策は状況に合わせて変えないと。柔軟性を欠いた対応は失敗を招くだけである。

何清漣  @HeQinglian 10h

今調べた。米国の戦争支持派はご安心ください。:イランと米国はどちらも広大な国土を有しており、都市間の直線距離はそれぞれ異なる。例えば、テヘランからNYまでは約9,881キロメートル(6,140マイル)である。

イランから米国の海外領土(ディエゴガルシア基地)までは約4,000キロメートルである。

つまり、戦争支持派が海外領土に行かない限り、フォックスニュースが挙げたヨーロッパの都市は無視して構わないということだ。

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引用

老猿説OldApe @OldApeTalk 12h

フォックスニュースはイギリスのメディアよりも物事を的確に捉えている。

「ローマ、ミュンヘン、パリ、ロンドン、ベルリン、オスロ…これらの都市には、米国やイスラエルのようなミサイル迎撃技術は存在しない。

したがって、核弾頭搭載の中距離弾道ミサイルがこれらの首都のいずれかに発射された場合、人類の運命は一変する可能性がある。」 x.com/OldApeTalk/sta…

何清漣 @HeQinglian 3h

【台湾海峡の平和は不可能だ】米イスラエルによるイランとの戦争を分析し、それを台湾海峡問題と結びつけると、トランプへの判断は全く見てられない。なぜなら、「トランプは必ず台湾を守る」「中共はイランと同様、米国の攻撃に耐えられない」といった過剰な期待を抱いているからだ。

引用

陳家煜 @jaycheninfo 11h

イランとの戦争は新たな局面を迎えた。ホルムズ海峡の封鎖は、トランプがおそらく予想していなかった世界経済への影響を及ぼしている。イラン革命防衛隊が依然として自国民とペルシャ湾岸諸国を脅かすことができるという事実も、予想外だ。しかし、原油価格の高騰を理由にトランプは譲歩し、TACOになるだろうと言われている。

何清漣 @HeQinglian 10h

素晴らしい!イランの崩壊、あるいは崩壊寸前を速やかに発表すべきだ。象徴的な出来事はすべて揃っている。第一に、指導部の完全な殲滅。第二​​に、核能力と軍事施設の根本的な破壊。

引用

大変活人 @seanwei001 11h

速報:トランプ大統領は、イランの「崩壊」に伴い、「米国最大の敵は過激左派、極めて無能な民主党だ」と発表した。

何清漣 @HeQinglian 1h

米国がベネズエラのマドゥロ大統領を逮捕したことからイランに至るまで、技術時代においては、実際の戦闘において防御は攻撃よりもはるかに難しいことは明らかだ。国際社会は、中国の防空システムの機能不全が中国の武器販売に影響を与えると考えている。さらに、海外の中国語メディアは、中国が少なくとも3人の著名なレーダー軍事専門家を交代または解任したという噂を流している。イスラエルもまた、効果的な防空システムの問題に直面しているようだ。

引用

LexAuric @rongrong0509 20h

迎撃ミサイルが失敗したので国連安全保障理事会を思い出す:イスラエルの「ルール」は攻撃された時だけ機能する。

2026年3月22日、エルサレム/ニューヨーク発 ― イランのミサイルがイスラエル南部の都市アラドとディモナに降り注ぎ、数百人が負傷した時、イスラエル軍が誇る防空システムは完全に機能不全に陥った。その後、イスラエルは一つのことを思い出した。国連安全保障理事会だ。

ミサイル着弾、迎撃ミサイルは「沈黙」

何清漣 @HeQinglian 3h

誰もこのことで苦悩していない。彼がハムレットのように宮殿を行ったり来たりしながら「戦うべきか、戦わないべきか、それが問題だ」と言っているのは、することがなくて退屈な時はいい。有事の際は、仕事をすべき。

一方、トランプ「凡て」派は、自分たちは総て正しいことをどう証明するか頭を悩ませている。

引用

浩哥 i✝️i🇺🇸iA2 @S7i5FV0JOz6sV3A 7h

戦略的な曖昧さは、トランプ嫌いでさえも葛藤させている😂 x.com/aaronliu29485/…

湯浅氏の記事では、日本は危機を活かすことができないし、目先のことしか考えていないから、緊急事態が発生したら、影響をもろに受ける。

原発の活用は大賛成、それに地熱発電と将来のメタンハイドレートも。今から準備しておかないと、泥縄になる。

日本のエネルギー 2024年度版 「エネルギーの今を知る10の質問」資源エネルギー庁 2025年3月28日

記事

ホルムズ海峡封鎖で曲がり角を迎える日本のエネルギー政策(写真:ロイター/アフロ)

目次

イランがホルムズ海峡を事実上封鎖し、日本が危機に直面している。輸入する原油の約9割を中東に依存し、多くがホルムズ海峡を通過していることに加え、天然ガス価格の高騰も予想される。ガソリン・電気に多大な影響が出ることは必至だ。経産省出身で政策アナリストの石川和男氏は以前から、ホルムズ海峡の封鎖リスクを指摘してきた。中東情勢の混乱を受けて石川氏が、エネルギー政策の大転換を緊急提言する。

(湯浅大輝:フリージャーナリスト)

ホルムズ危機を想定していたか?

──ホルムズ海峡が事実上封鎖され、中東地域全体が不安定になっています。資源国ではない日本はどう動くべきでしょう。

石川和男氏(以下、敬称略):まず言いたいのは、2024年8月にJBpressのインタビューでお話しした通り「イランがホルムズ海峡を(事実上)封鎖するかもしれない」というシナリオを、日本はどれだけ真剣に考えていたのか、ということです。

ホルムズ海峡の危機という意味で言えば、過去にもタンカー襲撃事件など度々取り沙汰されてきました。日本は原油の約9割を中東に依存し、その多くがホルムズ海峡を通っているのですから、前回「アメリカ産原油の長期契約を結んで、少しでも輸入先を分散しておくべき」と提言したよう、備えをきっちりやっておくべきでした。備えていなかったから、今大騒ぎしているのが現実でしょう。

石川 和男(いしかわ・かずお) 1965年 福岡生まれ。1984〜1989年 東京大学工学部、1989〜2007年 通商産業省・経済産業省、2008〜2009年 内閣官房(この間、内閣府規制改革委員会WG委員、内閣府行政刷新会議WG委員、政策研究大学院大学客員 教授、専修大学客員教授、東京女子医大特任教授、東京財団上席研究員などを歴任)、2011年〜 社会保障経済研究所 代表 2017年〜 算数脳育研究会 代表理事

私の予想が当たったか当たってないかはどうでもいい。ただ、今回のホルムズ海峡危機は先行きが非常に不透明で長期化の恐れがあります。価格が高騰するだけならまだいいのですが、今回は原油そのものが届かない。原油だけでなく、世界の全ての化石燃料がこの影響を受けます。「メガトン級のオイルショック」と言っていいでしょう。

そこでどうすべきか。①原油輸入の分散、②電源の多様化、という2つの論点に絞ってお話ししましょう。

原油の中東依存はもはや許されない

石川:まず原油については、9割の中東依存を下げていくことが急務です。すでに報道されているようにアメリカ・アラスカ産原油の輸入は有力なオプションです。アメリカ産の原油は軍事的にシーレーンが確保されていて、ホルムズの二の舞になりにくい。

米首脳会談で高市首相はトランプ大統領に「米国から調達する原油を備蓄する共同事業を実現したい」と伝えた(写真:共同通信社)

加えてロシアの経済制裁を緩和し、ロシア産原油の輸入を考えるべきかもしれません。サハリンプロジェクトは日本の商社が参画しているので、検討に値するはずです。他方、火種を常に抱える中国からの原油輸入は避けたいところです。

ただし、中東依存度を下げるための最有力候補であるアメリカ産原油は、質があまりよくありません。日本の製油所は中東の原油を想定した製造仕様ですので、改修工事に数カ月〜数年かかるでしょう。

当面は日本国内の石油備蓄を放出するのと、足りなくなったら各国からスポット買いをしていくのでしょう。ただ、エネルギー政策としてもはや原油を中東に依存することは許されません。イランとイスラエル・アメリカの戦争は長期化する公算が高そうですし、2度あることは3度あるからです。

イラン以外の産油国も原油が売れないと干上がってしまいますから、別ルートでの輸出を考えるのでしょうが、パイプライン建設は年単位で待たなければなりません。ともかく原油の輸入先は分散させましょう。

──電源構成についてはいかがでしょうか。

原発、全33基の年内稼働を!

石川:天然ガス依存を低減させ、原子力発電の再稼働を増やす、そして石炭火力発電をもっと動かす。これしかありません。

まず、ホルムズ海峡とのかかわりでいえば、カタールからのLNG(液化天然ガス)があります。日本の電力源のうち、天然ガスが33%程度を占めています。カタールからのLNGは全体のうち5%程度と影響が小さいものの、論点はそこではありません。

ホルムズ海峡の封鎖で「LNGの価格が高騰する」ことが問題なのです。LNGは基本的に国際的な原油価格と価格が連動します。原油はこれから下がることはないでしょうから、LNGも必然的に高くなります。

また、日本だけでなく、他の非資源国もシーレーンが安定しているオーストラリアやマレーシアからのLNG輸入を強化し、売り手が非常に強くなるでしょう。

要は「天然ガスの調達コストが異常に膨らむ」ことが避けて通れない未来なのです。

ではどうすべきか。日本が自前の政治的選択としてできるのは「原発再稼働」以外にありません。後ほどお話しする石炭火力発電の積極稼働も有効な手段ですが、化石燃料全てが値上がりし、石炭のコストも上がる中において、原発だけは政治判断で動かせるからです。

現在の原発の発電に占める割合は1割くらい。原子力規制委員会が厳しい“基準”を課しているためにこの数字になっていますが、日本の原発はすでに「安全」と言っていいでしょう。

3.11の後に日本の全ての原子力発電所を緊急点検しており、その時に旧基準では(当時の)全ての発電所で「安全」というお墨付きが出ています。震災のとき、震度6以上を観測した女川・福島第一第二・東海第二は緊急停止しましたが、これも通常の作動です。

それに現在の“新規制基準”は「テロ対策」「活断層」「竜巻」など、福島の事故と関連性が薄い項目が多数並んでいます。テロ対策をやるなとは言いません。ですが、テロという観点で言えば石油コンビナートや天然ガス発電所もリスクはありますが、これには誰も言及しません。現在の規制委員会は、3.11事故を契機に次々と規制を追加して、もはや実際の安全性と関わりが薄く、ほとんど無駄と言っていいような項目まで並んでいるのです。

日本の原発再稼働を阻んでいるのは科学ではなく、政治的な事情というのが現実です。まして日本は非資源国であり、今回のことで化石燃料の調達環境が悪化するのも必至。手元にあって、安全で、エネルギー効率の高い原発を再稼働させないといけないのは自明です。

審査中のものでもいいですから、とりあえずは日本の全33基を稼働させましょう。すでに電力料金は原発なしで計算されている地域も多いのですが、1年半から2年半かけて(原発を再稼働させれば)上昇を抑えることができます。政府は政治的決断を恐れてはいけません。やろうと思えば年内にはできるはずです。

──石炭火力発電についてはどうですか。脱炭素の流れの中で長らく悪者にされていましたが。

「脱炭素」をドグマにするな、石炭火力も積極稼働せよ

石川:日本の石炭火力発電の技術は世界最高水準です。碧南火力発電所や三隅発電所…とにかくいけばわかります。すごいのですよ。私も経産省時代の90年代にポーランドに円借款で石炭火力発電の供与をやりましたが、現地からは相当感謝されました。

脱炭素政策の中で石炭火力発電は非常な悪者にされましたが、日本の中で「低効率」と位置付けられている発電所でも世界ではトップクラスです。まして、これだけエネルギー事情が逼迫している中にあって脱炭素政策をドグマとして信じていても何にもなりません。

脱炭素をあれだけ称揚してきた欧州でさえ、EU(欧州連合)のフォンデアライエン欧州委員会委員長が「欧州が原子力発電に背を向けたのは戦略ミスだった」と認めたじゃありませんか。エネルギーに背に腹は代えられないのです。周回遅れで日本が追随する必要はありません。まして日本は非資源国です。

今回のホルムズ海峡危機に対して政府はガソリンも補助金、都市ガスも補助金、電気代も補助金で当面対応するでしょうし、それしかできません。目先はそれでいいとしても、根本の日本のエネルギー政策の歪みを正さないと、国民が現実を直視できなくなります。

日本は資源国ではないのです。だからこそ、安価で安定したエネルギー供給網の構築が国家として必要不可欠です。まずは原油の輸入先の分散、天然ガス依存の解消、石炭火力発電の復権、そしてなにより原発の再稼働です。国際社会に道徳論を振りかざしても、化石燃料は入ってきません。したたかに、冷静に、日本の国益を考えましょう。

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