『不正天国・中国で活発化する医療汚職の摘発、7カ月半で176人もの病院幹部が失脚 実は汚職資金を回収して地方財政支援が目的か』(8/16現代ビジネス 北村 豊)について

8/16The Gateway Pundit<Newt Gingrich Issues Stark Warning on Trump Georgia Indictment (Video)=ニュート・ギングリッチ氏、トランプ大統領のジョージア州起訴について厳しい警告を発する(ビデオ)>

オバマや民主党員は「法と秩序」を無視しても罰せられない超越的存在となった。共産主義が西側の教育とメデイアに伸び、フランクフルト学派が跋扈するようになった。次は中共のように特権を握って一党独裁とするため、共和党や独立派は認めなくするのでは。共和党が頑張らないと、世界は『1984』になる。

ニュート・ギングリッチ:「今夜あなたが見ているのは森の中の一本の木だと思います。そして私たちは1850年代以来最大の憲法上の危機、えー、そして連邦脱退と南北戦争の勃発に向かって漂っていると思います。誇張という意味ではありません。ええと、2019年に出版されたアンディ・マッカーシーの注目すべき本『共謀の舞踏会』を読むと、彼は司法省を腐敗させているのはバラク・オバマであり、日常的に法律を破り、それを逃れているのはヒラリー・クリントンであることをはっきりと述べています。そして今、私たちにはジョー・バイデンがいます。彼はオバマから、あなたが何をしても関係ない、リベラルな民主党員であれば起訴されないということを学んだのです。彼はヒラリーから、高位の公職にある人は何百万ドルも得ることができることを学びました。そして彼らは、ドナルド・トランプを見て、真の部外者がシステム全体を引き受けることをいとわないことを学びました。マシン全体を破壊する可能性があります。つまり、あなたが国中で見ているのは、憲法を破り、法の支配を破壊し、痛ましい瞬間を築くだけでなく、最も危険な敵を破壊するための腐敗した機械による必死の最後の努力です。 ええと、これは一世代以上続くと思います。これは恐ろしい時代になると思う、そして私たちが理解する必要があるのは、米国を支配し、私たちに指示を出したい人々は、あらゆる法律を破り、あらゆる話題について嘘をつき、あらゆる方法でシステムを操作するということである。その中には多くのエリートニュースメディアも含まれています。

https://twitter.com/i/status/1691267457195835392

https://twitter.com/i/status/1691269762167328769

https://www.thegatewaypundit.com/2023/08/newt-gingrich-issues-stark-warning-trump-georgia-indictment/

8/16The Gateway Pundit<CHRIS WRAY STRIKES AGAIN! Georgia Election Workers Caught Jamming Stacks of Ballots Through Machines Multiple Times After Observers Removed from Building – CLEARED BY FBI – Jamming Stacks of Selected Ballots Through Voting Machines Is Now Legal in the USA!=クリス・レイが再び攻撃!監視員が建物から退去させられた後、ジョージア州の選挙職員は、機械に投票用紙の束を複数回挟み込む行為をしたのをキャッチしたが、FBI は問題にせず– 米国では、選んだ投票用紙の束を投票機に入れる行為が合法になった。>

法執行機関(行政側)が立法機能を果たすのは三権分立違反。

クリス・レイとビル・バーがまたやってくれた!

FBIが6月に発表した新しい報告書は、2020年の選挙の夜、監視員を帰宅させた後、投票用紙の束を何度も投票機に押し込んだジョージア州の投票所職員の女性と男性は何も悪いことはしていないと結論づけ

最近発表された報告書によると、「調査の大部分は2020年12月と2021年1月に実施されたようだが、州選挙管理委員会とジョージア州州務長官事務所の両方が主張の検討を支持していた」という。

ここでもまた、選挙職員らは布をかけたテーブルの下から隠しておいたスーツケースを取り出し、投票用紙を機械に何度も挟み込む様子を映したビデオだ。注目すべきは、これは 1つのテーブルだけで行われたのではなく、The Gateway Pundit の調査によれば、選挙職員が複数のテーブルでこれを行っていたということです。

まり、2020年にこの件について何も語らなかった同じ人々、ガブリエル・スターリング、ブラッド・ラフェンスペルガー州務長官、FBIのクリス・レイ、司法省のビル・バーがこの報告書を承認しているのである。

ジョージア州の FBI と GBI によると、選挙センターのドアを閉め、監視員や報道陣を追放し、投票用紙の束を投票機に 3 回以上突っ込み始めることは現在合法です。

この報告書は、ジョージア州でトランプ大統領が言論犯罪で起訴される数日前に発表された。

クリス・レイ率いるFBIは、今日の米国で選挙における不正行為を合法化しました!

https://www.thegatewaypundit.com/2023/08/chris-wray-strikes-again-georgia-poll-workers-caught/

8/16The Gateway Pundit<Robert F. Kennedy Jr. to Tucker Carlson: I’ve Talked to CIA and Mob Hitmen Who Were Assigned to JFK Assassination=ロバート・F・ケネディ・ジュニアからタッカー・カールソンへ:JFK暗殺に選ばれた暴徒の殺し屋とCIAについて話した>

JFKが暗殺される前に解任したCIA長官はアレン・ダレスとのこと。彼はウォーレン委員会の委員長を務めた。

民主党大統領選の挑戦者ロバート・F・ケネディ・ジュニアはタッカー・カールソンと話し、叔父ジョン・F・ケネディ暗殺へのCIAの関与について語り、1963年の米国大統領殺害計画の名前と詳細を明らかにした。タッカーはケネディ暗殺とウォーターゲート事件へのCIAの関与について勇敢に報道したが、これがタッカーの不作法な解任と続いて起きた元トップネットワークFOXニュースの瓦解の理由の1つであると多くの人が考えていた。

ロバート・F・ケネディ・ジュニアは「(JFK暗殺に)関係したほぼ全員がマイアミ基地に関係していた。マイアミ基地は当時最大のCIA基地であり、基本的にはキューバ基地だった」と述べた。「関与したのはビル・ハーベイやデヴィッド・アトリー・フィリップスのような人たちで、叔父の暗殺に明らかに関与していた人たちです。あらゆる証拠から、彼はCIAでリー・ハーヴェイ・オズワルドのハンドラーであった。E・ハワード・ハントは自白した。トツプ殺し屋だったデビッド・モラレスはベトナムでフェニックス作戦計画を実行し、1万人を殺害し、ダラスにいたことも自白した。」

キューバ基地は「ピッグス湾侵攻中に航空援護を派遣しなかった叔父に怒っていた」とケネディ氏は語った。「1962年のキューバ危機の後、私の叔父はフルシチョフとの友情を育み、キューバを嫌がらせし、ロシアの船を沈没させていたアルファ66やその他のグループによるキューバへの攻撃をすべて阻止した。彼らは南フロリダから小艦隊を運用し、襲撃を行っていました。私の叔父(JFK)と父(RFK)は、船舶と武器を没収し、この行為を続けた者たちを逮捕するために沿岸警備隊を派遣しました。」

「なぜ今すぐ認めないのか?なぜバイデンは文書の機密を解除しないのだろうか?」JFK暗殺に関連してタッカー氏は尋ねた。「そしてなぜトランプ氏は文書を機密解除しないのか」とRFKは尋ねた。「彼はマイク・ポンペオにそうしないと説得されたからだ」とタッカー氏は語った。

https://www.thegatewaypundit.com/2023/08/robert-f-kennedy-jr-tucker-carlson-ive-talked/

8/16Rasmussen Reports<Kamala Harris: Most Don’t See VP Helping Biden’s 2024 Bid=カマラ・ハリス:副大統領として2024年大統領選に協力するとは、大多数は見ていない>

ほとんどの有権者はカマラ・ハリス副大統領に対する低い評価を続けており、彼女をジョー・バイデン大統領の2024年の再選に向けた有力な副大統領候補とは考えていない。

ラスムッセン・レポートの最新の全国電話およびオンライン調査では、米国有権者と思われる人の42%がハリス氏に好意的な印象を持っており、その中には副大統領に非常に好意的な意見を持つ19%も含まれていることが判明した。これは 、40%がハリス氏に好意的な意見を持っていた3月よりもわずかに高いだけだ。現在、有権者の53%が副大統領を好ましくないと見ており、その中には非常に悪い印象を抱いている44%も含まれている。

https://www.rasmussenreports.com/public_content/politics/biden_administration/kamala_harris_most_don_t_see_vp_helping_biden_s_2024_bid?utm_campaign=RR08162023DN&utm_source=criticalimpact&utm_medium=email

8/17阿波羅新聞網<上任以来最强硬批判!习近平突然痛骂西方国家=就任以来最強硬な批判! 習近平が突然西側諸国を痛罵>中国は最近、経済の低迷、雇用の悪化、頻繁な自然災害、西側諸国の「リスク回避」などさまざまな課題に直面しており、習近平国家主席が高く評価し、3階級特進させた秦剛外相も「スパイ事件」に関与したため、急いで解任された。中共の習近平国家主席が大きな圧力を受けているのは明らかで、15日、中共中央の機関誌の『求是』の公式サイトに「習総書記の重要記事」が掲載された:「中国式の近代化は強国を築き、民族復興させる大きな道だ」と。 習近平は、米国をはじめとする西側諸国を就任以来最も強く批判し、「西側諸国の近代化は戦争、奴隷貿易、植民地化、略奪などの血なまぐさい犯罪に満ちており、膨大な数の発展途上国に多大な苦痛をもたらしている」と述べた。

中共は今、自国民に自由を与えず、他国の人々には領土・領海で迷惑をかけているという自覚はないらしい。流石自己中の中国人だけある。

https://www.aboluowang.com/2023/0817/1941741.html

8/17阿波羅新聞網<北京这么做,帮了欧洲一个大忙=北京はこれで欧州を大助かりにしている>イタリアのメローニ首相は予想通り、10月に開催される第3回一帯一路サミットの招待者リストには入っていなかった。報道では、中国政府が欧州の指導者を会議に招待しなかったことは、欧州の指導者たちに大きな恩恵を与えた可能性があると指摘し、また中国自身も大きな恩恵をもたらしていると指摘した。

『アント』(ル・フォルミシュ)は14日、ロシアのウクライナ侵攻が欧州首脳にとって強いマイナス要因となっているため、フランスのエマニュエル・マクロン大統領もドイツのオラフ・ショルツ首相も今年の一帯一路サミットへの参加は望んでいないと報じた。

さらに、スイス大統領と2018年に一帯一路構想に加入したギリシャは、今年の会議に大統領や高官を派遣しない予定だ。

報道は、これら諸国の指導者が一帯一路サミットに出席しないのはプーチン大統領に関係しているが、すべての要因ではないと指摘した。 新型コロナウイルス感染症のパンデミックとウクライナ戦争によって引き起こされた新たな国際環境は、いずれも各国指導者の出席意欲に影響を与えている。

https://www.aboluowang.com/2023/0817/1941735.html

8/17阿波羅新聞網<北大主任揭中国很多药无效 但利润高=中国の多くの医薬品は効果がないが利益は大きいと北京大学所長が明らかに>最近、中共当局が医療分野で反腐敗の嵐を巻き起こし、中国の医療制度の混乱についての激しい議論を引き起こしている。北京大学健康開発研究センター所長の李玲はかつて中国の病院での薬物使用のいかがわしい現場を公に暴露し、そのビデオはインターネット上で急速に広まった。

「しかし、私たちが使用している多くの薬は安全で、効果がなく、非常に収益性が高い。それらは使っても使わなくてもよい補助薬です」と李玲は語った。「これは私が言ったことで、私たちの現在のシステムでは多額のお金が無駄に使われており、これらの薬はまったく必要ない」

https://www.aboluowang.com/2023/0817/1941806.html

8/17阿波羅新聞網<中国“医药反腐”后异象 医师手术量大减、轮番休假按时下班=中国の「医療反腐敗」現象を受けて医師の手術が大幅に減り、交代で休暇を取るか、定時退社する>中国メディアの報道によると、中国当局が最近、医療腐敗防止を精力的に推進したことを受け、一部の医師は手術に消極的となり、その結果、医師が行う手術件数が大幅に減少し、手術するかしないかの場合、一律にしなくなったという。交代できっぱり休暇を取り、定時で仕事を終えるだけの医師もいるが、これは以前では非常にまれな光景であった。

賄賂が取れないと危険な手術はしたくないと。日本の病院でも手術の場合、医師に「心づけ」を包む習慣のある病院もある。無税だから大きい(申告する医師はいないと思う)。

https://www.aboluowang.com/2023/0817/1941671.html

8/16阿波羅新聞網<蔡霞:极权政权正在摧毁我们民族和祖国=蔡霞:全体主義政権が我が民族と祖国を毀損している>党、政府、軍、警察の当局者らは皆、独裁者の好き嫌いに応え、役職を維持することを目指しており、無責任な寝そべりと職務怠慢、人命への極度の冷淡さ、その結果洪水放流の警報もほとんど出さず、河北の数十の郡や市、東北のある場所が浸水したり、さらには破壊されたりした。そして実際の死者数は公表を許されず、これは人類の悲劇的な終末の光景である…。 習近平の全体主義的統治集団の悪は言葉で言い表すことができず、彼らの犯罪は書ききれないほどである。

蔡霞も共産主義の悪が理解できるようになった。

https://www.aboluowang.com/2023/0816/1941410.html

何清漣が再投稿

何清漣 @HeQinglian Jul 1, 2017

スタンダード&プアーズは企業格付けに重点を置き、ムーディーズは機関への金融に重点を置き、フィッチは金融機関の格付けに重点を置いている。現在、これら3つの大手格付け会社は中国の信用格付けを引き下げるか楽観的ではなく、これは中国にとって殺傷力は非常に大きい。3大格付け会社は世界経済の支配者として国際的に認められており、「世界には2つの強者が存在する。米国は武力で国を殲滅できるが、S&Pは格付けで国を破壊できる」と言われる。

引用

何清漣 @HeQinglian Jul 1, 2017

ムーディーズ、28年ぶりに中国の信用格付けを引き下げ

https://cn.nytimes.com/business/20170525/moodys-downgrades-china-economy-debt/

中国経済の現状はバブルを圧縮することしかできず、バブルを吹き飛ばすことはできない。早く死にたいという以外に。

何清漣 @HeQinglian8h

ツイ主の言葉に答えて、彼はこう尋ねた:中国政府の教育に対する統制は米国ほど影響力が弱いのか?

引用

何清漣 @HeQinglian 8h

返信先:@Kzj3yEZ1EVAd743

中国の教育は、政府が支配者のイデオロギーを推進し、実行しているため、その烙印がどこにでもあり、人々の警戒と反省を呼び醒ましやすい。

クリティカルシンキングと呼ばれる米国の教育は、何事に対しても若者の反骨精神と非常によく一致しており、たやすく人の心に入り込み、コントロールしやすい。

何清漣 @HeQinglian 7h

西側諸国は資源依存国が多く、露ウクライナ戦争後は不利な地位にある。我々は現在、巨額のグリーン補助金を活用して、エネルギー需給構造における不利な立場を逆転させたいと考えているが、本当に不利なのは、エネルギーを自給できず、グリーン経済に従わなければならない国々である。

例えば、韓国と日本がこの列に入るが、シンガポールの問題は2通り言える:西側諸国に依存している部分が多いので、追従しても工業国ではないので害は大きくない。 … もっと見る

引用

WSJ中国語ネット @ ChineseWSJ  8月 15日

未来の産業で勝ち組となるために、世界の主要経済国は巨額の補助金を提供し、熾烈な競争を展開している。多額の補助金を出す余裕のない国はすべて、この競争で敗者になりつつある。

シンガポールのローレンス・ウォン副首相は、最近の政治集会で支持者らに対し、「はっきり言っておくが、我々には大国が与えるような多額の補助金を支払う余裕はない」と語った。 https://on.wsj.com/3qo6tLz

何清漣 @HeQinglian 8h

ニジェールのクーデターは今日の世界のトリプルゲームに関連している

https://sbs.com.au/language/chinese/zh-hans/article/the-threefold-power-struggle-implications-of-the-niger-coup-in-todays-world/tbjsqiy5s

第一ステージ:旧アフリカ植民地と宗主国の間の恩讐愛憎

第2ステージ:資源国と資源依存国のゲーム

第3ステージ:米国、ロシア、フランス、中国等大国のアフリカのゲーム…もっと見る

sbs.com.au

【観点】ニジェールのクーデターは今日の世界のトリプルゲームに関連している

7 / 26にニジェールでクーデターが起きるまでは、西アフリカの国について知る人は世界中であまり多くなかった。 クーデター後、フランス、米国、ロシア、中国といったいくつかの大国の注目と発言(行動を含む)により、この国は

何清漣 @HeQinglian 1h

Twitter は、メルケル首相と難民のこの有名な自撮り写真を思い出すように自動的に促す。彼らは皆笑顔である。

もし記者が両者に今日の感想を尋ねたら、それは完全な思い出になるだろう。

https://photos.onedrive.com/photo/11D899061C7FA244!87374?view=moment%2CMXxzPTIwMjItMDgtMTZUMDA6MDA6MDBaJmU9MjAyMi0wOC0xNlQyMzo1OTo1OS45OTlaJnJ0PTEm&fallback=%2Fmoments%2FOnThisD ay%2FMXxz PTIwMjItMDgtMTZUMDA6MDA6MDBaJmU9MjayMi0wOC0xNlQyMzo1OTO1OS45OTlaJnJ0PTEM

何清漣 @HeQinglian  8h

ふたつのやり方:

  1. まずは隣家と話し合い、二世帯共有スペースではあるが、下駄箱などの景観に影響を与えるものを置くのは好ましくないことを説明する—これは相手に道理を説くもの。一般的には、誰もが隣人との関係を大切にする。
  2. 説得を聞かず、吊り下げ式の靴箱を買って(または自分で作って)その靴箱の上に置くと、隣人は間違いなく我慢できない。これを目には目,歯には歯と言う。

引用

ステラ @Stellar40626620 21h

何か良いアイデアはありますか? 平和を損なうことなく、隣人に靴を持って行って貰うには 😂

北村氏の記事では、取り締まりは一時的な効果しかなく、汚職する人を絶滅させる特効の防虫剤は存在しないとありますが、それはその通り。賄賂は別に医療部門だけでないし、今に始まったことでもない。隋の科挙のあたりから始まり、各地・各分野で賄賂を取るのは当たり前。彼らはチップのようなものとしか思っていないのでは。ただ20年前と比べれば金額はべらぼうに大きくなったのは間違いない。社会的に出来上がった仕組みは簡単に消すことはできないというのは、取り締まる側も分かっているはず。

記事

連日のように医療関係者取り調べ

2023年7月28日、中国の規律検査機関である「中央紀律検査委員会・国家検察検査委員会」は全国の製薬分野における汚職撲滅に関する会議を開催した。会議では医薬領域の腐敗を集中的に取り締まることは、健康中国戦略の実施を推進し、医薬業界を浄化し、国民の大事な利益を守るための絶対要件であるとして、関係部門が協力して全力で取り組むことを確認した。

by Gettyimages

これに先立つこと2か月前の5月10日には、中国政府の国家衛生健康委員会、公安部、国家税務総局など14の部門が共同で『2023年に医薬品売買領域と医療サービス中における不正傾向を是正するための作業要点を印刷発行することに関する通知』を発行し、医療分野における不正傾向の是正を促進する作業の方向性を示した。上述した会議は、この通知を踏まえて医療分野における腐敗撲滅の重点を医薬領域に置くことを明確に示したのだった。

こうした前提の下で、中国は医薬腐敗撲滅の動きを強化しており、連日のように医療関係者の取り調べを行っている。その取り調べ対象は製薬企業の「医薬代表(MR=医薬情報担当者)」に止まらず、その客先となる病院幹部や医師にまで拡大しているのが実情であり、警察当局が病院を汚職容疑で急襲する際には、病院幹部や医師のみならずMRまでもが一網打尽で連行されるケースが多発している。

176人は氷山の一角

中国メディアが8月10日に報じたところによれば、8月6日時点で腐敗容疑によって連行されて取り調べを受けていると公表された病院幹部(病院長および病院の党委員会書記)は全国で168人に上ったという。この168人という数字は不完全な統計に基づくものであり、さらに統計上の制約があることから、実際の数字はもっと多いものと考えられる。

この168人を地域別に見ると、広東省(41人)、四川省(33人)、雲南省(12人)、山東省(9人)となり、これら4省だけの合計は95人で、全体(168人中)の56.5パーセントを占めた。 また、これを月別に見ると、1月:7人、2月:32人、3月:22人、4月:23人、5月:33人、6月:21人、7月:23人、8月:7人(但し、8月6日まで)となり、毎月20人以上が腐敗容疑で連行されて取り調べを受けていることになる。なお、168人中の12人は自首した者であり、5人はすでに退職した者であった。

ところが、重慶日報傘下のニュースサイト「上游新聞」が8月13日付で報じたところによれば、8月7日から12日までの6日間で合計8人の病院幹部が連行されて取り調べを受けている由で、これらを加えると、今年1月から8月12日までの約7か月半に腐敗容疑で連行されて取り調べを受けている病院幹部は全国で176人に達したことになる。但し、これら176人は病院幹部としての腐敗容疑であり、彼ら以外の病院職員やその他医療関係者を含めると、その人数は膨大な数に上るものと思われる。

1:羅勇広東省中山市坦州人民医院元院長

さて、中国メディアが報じた医療分野の腐敗を具体的な例で見てみよう。

8月初旬に広東省の「紀律検査委員会監察委員会」(以下「紀委監委」)の公式ウェブサイトに掲載された『清風正気で広東省を見る』という文章の中に、同省中山市に所在する「坦州人民医院」の元院長であった羅勇(らゆう)による収賄事件の概要が公表されていた。その概要は以下の通り。

1. 羅勇の詳細:
氏名:羅勇 性別:男性、民族:漢族、出生:1974年10月(48歳)、出身:広東省順徳市、学歴:大学院、経歴:2017年12月に中国共産党へ加入。中山市民衆医院副院長、中山市坦州人民医院党総支部書記兼院長。

2.坦州人民医院は中山市坦州鎮に所在する国家二級甲等総合医院である。敷地面積は約60畝(約4万平方メートル:東京ドーム面積の85パーセント相当)、建築面積は約3.4万平方メートル。形式上のベッド数:400床、実質的ベッド数:364床、職員:580人余り

3.2022年11月:羅勇は重大な規律違反と法律違反の容疑により現在中山市紀委の審査と監委の調査受けた。

4.2022年3月:中山市紀委監委は羅勇を「双開(党籍と公職の剥奪)」に付す旨の通知を発表した。即ち、羅勇は理想と信念を喪失し、医師としての初心の信念に背き、中国共産党に対して忠誠でなく不誠実で、組織の審査に抵抗した。中央政府の八項規定(倹約励行規定)の精神を無視し、規則に違反して賄賂や謝礼を受領し、「権色交易(権力と色欲の取引)」を行い、職務を利用して他人の為に医薬品・消耗材の供給に便宜を図り、医療設備の調達などの方面で利益を追求すると共に巨額な財物を違法に受領した。

5.2023年4月27日:中山市紀委監委は羅勇の礼金受領問題に関する情報を公開した。それによれば、2020年から2021年の春節(旧正月)及び中秋節(旧暦8月15日)に羅勇は私営企業の経営者が前後4回にわたって贈った礼金合計2.6万元(約52万円)を受領した。

アダルトビデオに登場!?

6.2023年6月26日:中山市の裁判所で羅勇に対する公開の法廷尋問が行われ、中山市の衛生健康系列と坦州人民医院からなる合計60人以上の共産党員の幹部たちが傍聴した。法廷尋問で提起された内容は以下の通り。

羅勇は人民医院の院長であり、「医者は仁心(人を思いやる心)を持ち、済世救民(社会の弊害を取り除き、人民の苦難を救う)」が本来だが、初心を忘れて利欲に目がくらみ、患者からは賄賂や礼金を、MRからはリベートを、さらには医療設備の代理店とは利益同盟を結成して高額なリベートをそれぞれ受領したが、その関連総額は2980万元(約5億9600万円)に達した。これらのリベートや水増しされた医療設備価格は医療コストに算入されて、人々の「看病難, 看病貴(病気で診療を受けることは難しく、受けられても医療費が高い)」という現象に直接の影響をもたらした。

7.「医蠚(医療に巣くう害虫=羅勇)」が除去されたことで、医院の購入コストや人々の医療コストは明らかに下降した。統計によれば、坦州人民医院の今年1月から5月までの5カ月間における診察と入院の1回毎の平均費用はそれぞれ16.6パーセントと21.4パーセント下降し、1人当たり平均の医療コストは1400元(約2万8000円)下がった。

なお、上述した「権色交易」については、8月11日付でネットに掲載された『医検風暴』という題名の記事に、ネット上に流出していたポルノ動画の主役が羅勇であったとの記述があった。同記事にはベッドの上で裸の男女が交わる写真が掲載されていたが、その男の顔は確かに羅勇であった。

そこには次のような記述があった。即ち、羅勇がMRと「権色交易」を行う時には、MRがネットで彼に有名なアダルトライブ配信者の女性を送り込んで、彼の自由にさせるのだ。そうした場合には、羅勇はカネを包めば身分証の登録が不要な小さなホテルを探すのだが、そうしたホテルはモラルがなく、客室内に密かに設置された超小型カメラで情交の全貌を盗撮されていたので、それが彼の罪状を示す明白な証拠になったのだ。

例2:王天朝・雲南省第一人民医院元院長

古い話だが、2016年7月13日、雲南省普洱市中級人民法院(地方裁判所に相当)は「双百院長」と呼ばれた雲南省第一人民医院の元院長であった王天朝による収賄容疑事件の一審判決を下し、被告人の王天朝に対し無期懲役、政治権利の終身剥奪、個人財産の没収を言い渡した。

1. 王天朝の詳細:
氏名:王天朝、性別:男、民族:漢族、出生:1957年9月(当時58歳)、学歴:博士、経歴:1975年8月労働に参加、雲南省衛生庁科学教育処処長、同弁公室主任、雲南省第一人民医院党委書記兼院長

2.2014年9月11日に中央紀律検査委員会・国家検察検査委員会は公式ウェブサイトに王天朝が重大な規律違反と法律違反の容疑で調査チームの取り調べを受けていると発表したが、これより前に雲南省紀律検査委員会は下記の内容を通報していた。

2004年から2014年まで雲南省第一人民医院院長の地位を利用し、建設工事、医療機械や薬品・試薬などの購入、人事異動や勤務評定などで他人に便宜を図って利益をむさぼった。この結果として、王天朝が他人から受領した現金や賄賂の総額は4500万元(約9億円)以上、これに加えて家屋100棟と車100台分の駐車スペースの総額1億2900万元(約25億8000万円)であった。前者と後者の総合計は1億7400万元(約34億8000万円)であった。

この他に王天朝は150万元(約3000万円)の礼金を受領したことを自白したので、最終総額は1億7550万元(約35億1000万円)であった。なお、上述したように王天朝は「双百院長」というあだ名で呼ばれていたが、その理由は彼が家屋100棟と駐車スペース100台分を賄賂として受領していたことに起因する。

3.2016年5月5日、普洱市人民検察院は王天朝による収賄容疑事件を普洱市中級人民法院へ公訴を提起したが、起訴状の中で普洱市人民検察院は被告人の王天朝は雲南省第一人民医院の院長という立場を利用して他人に便宜を図って利益を得たり、他人の財物、しかも額が巨大な財物を受領したとして収賄容疑で刑事責任を追及するとしていたのだった。

リベートのコストは医療費に上乗せ

中国には約400万人の医師、300万人のMRが存在するというが、彼らの中でどれだけの医師がリベートを受領し、どれだけのMRがリベートを支払っているかは不明ながら、そのリベートが最終的には患者の医療費に上乗せされるのである。

今年5月に中央紀律検査委員会・国家検察検査委員会が公式ウェブサイトで報じた医療腐敗事例は極めて厚顔無恥な内容だった。それは、上述した雲南省普洱市に所在する普洱市人民医院の元党委副書記兼院長の楊文俊が主導する形で実施された汚職であった。

普洱市人民医院では「直線加速器」と呼ばれる放射線治療装置の購入を検討していたが、病院幹部の全員が反対する中で院長の楊文俊だけが輸入品の直線加速器の購入を主張して譲らず、最終的には楊文俊の主張が通り、輸入品の直線加速器を購入することになった。当該直線加速器の販売価格は1500万元(約3億円)であったが、普洱市人民医院は何とこれを3520万元(約7億400万円)で買い付け、楊文俊はその見返りとして1600万元(約3億2000万円)のリベートを懐にしたのだった。

こうした楊文俊の影響を受けて、普洱市人民医院の中堅幹部たちは院長がやるなら俺たちもと各自が算盤をはじき、自身が持つ権力を利用して違法な利益上げたのだった。最終的には当該中堅幹部たちは汚職容疑で取り調べを経て立件されたが、その関与した金額は数千万元(約4億~5億円)に達したという。

病院長を筆頭に病院職員が一体となってカネ儲けに走れば、自ずと医療費は割高となり、そのとばっちりを食うのは高額な医療費を支払わされる患者たちということになる。

腐敗摘発の本当の狙い

ところで、中国政府が医薬領域に重点を置いて医療分野の汚職撲滅を推進しようとしているのはなぜか。8月11日付のニュースサイト「新華毎日電訊」によれば、上海市では医薬領域の腐敗撲滅を含む告発奨励規則が布告されていて、告発者は没収額の1~5パーセントを賞金として獲得可能、その最高額は100万元(約2000万円)と規定されている由。

告発を奨励してまで医療分野の汚職撲滅を遂行しようとするのは、汚職によって高額な医療費の負担を強いられている庶民の為と言えば聞こえは良いが、それは表面的な理由で、中央政府ならびに地方政府に対する庶民の不満を多少軽減する効果しか無いように思える。

本当の理由としては、医療分野の汚職撲滅を通じて回収可能な巨額な資金によって、疲弊する地方政府の財政を救済すること、あるいは新型コロナ対策で窮乏に転じた医療保険基金に充当することなどが考えられるが、実際のところは中国政府に聞かないと分からない。

何はともあれ、上述した羅勇に関する記述の中で述べたように、羅勇という医療に巣くう害虫が除去されたことにより、「中山市坦州人民医院の診察と入院の1回毎の平均費用はそれぞれ16.6パーセントと21.4パーセント下降し、1人当たり平均の医療コストは1400元(約2万8000円)下がった」という事実は、汚職撲滅の効果がいかに素晴らしいかを示している。

但し、汚職という害虫は防虫剤の撲滅効果で一時的に休眠するが、効果が衰えるとあれよあれよという間に復活して増殖するのが常であり、彼らを絶滅させる特効の防虫剤は存在しないのである。

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