『中国の北朝鮮化が加速する可能性、7年ぶりの訪朝で習近平が「先輩独裁者」金正恩から学んだこと』(6/11JBプレス 福島香織)について

6/13The Gateway Pundit<Firebrand Conservative Keiko Fujimori Wins Peru Presidency After Razor-Thin Victory Over Leftist Rival=情熱的な保守派のケイコ・フジモリ氏が、左派のライバルに僅差で勝利し、ペルー大統領に選出された。>

世界的な政治の保守派への流れ。

https://www.thegatewaypundit.com/2026/06/firebrand-conservative-keiko-fujimori-wins-peru-presidency-after/

6/13The Gateway Pundit<Jesse Kelly Blasts Democrat Party – “The Democrat Party is the Largest, Most Powerful Criminal Organization There Has Ever Been on Planet Earth” (VIDEO)=ジェシー・ケリーが民主党を激しく非難 ― 「民主党は地球上でこれまで存在した中で最大かつ最も強力な犯罪組織だ」(動画)>

米民主党と中共は悪で繋がっている。左翼は人倫に悖る存在。

「ザ・ファースト」のジェシー・ケリーは、今週末の自身の番組で民主党の腐敗について語り、彼らが政権を握っていた時に何をしたかを視聴者に改めて思い出させた。

ケリー氏は、状況は完璧ではないものの、トランプ大統領が再選されて以来、はるかに良くなっていると説明することで、人々に新たな視点を提供しようとした。

ケリー氏は、バイデン政権下の国土安全保障省が数百万人の不法移民の流入を容認したことなど、いくつかの例を挙げた。また、前政権下でLGBTQアジェンダが積極的に推進されたことも例に挙げた。

「物事が順調に進んでいるときは、それを当然のことと思ってしまうのは人間の性だ。私たちは皆、時折そうしてしまうものだ」とケリーは語った。

「あなたの結婚生活はうまくいっていますね。10年間ずっと順調です。でも、どれくらいそのことに感謝しているんですか?あなたはそれを当たり前だと思っているんですよ」とケリーは説明した。

「政治の世界では、物事が自分たちの思い通りに進んでいる時はそれを当然のことと考えてしまい、すぐに忘れてしまう。私もそうだ。共産主義者が政権を握っている時がどれほど恐ろしいことか、私たちはすぐに忘れてしまうのだ」とケリーは続けた。

「不満があっても構いません。文句を言うのも構いませんが、時折過去を振り返って思い出すことも大切だと思います。例えば、移民問題。この方が国土安全保障省の長官だった時のことを覚えていますか?」とケリー氏は問いかけた。

彼は、アレハンドロ・マヨルカス元国土安全保障長官がバイデン政権を擁護し、国境警備の責任を回避しているニュース映像を見せた。

「彼は意図的に国境を開放した。彼はあなた方の税金を使って、外国人があなた方の国への侵略を計画できるような電話アプリを作ったのだ」とケリーはマヨルカスについて語った。

「共産主義者たちは移民問題などに関して自分たちがやったことを後悔していないということも忘れてはならないと思う」とケリーは説明した。

「ドナルド・トランプが大統領に就任した。ドナルド・トランプは国境を封鎖した。ドナルド・トランプは人々を強制送還している。彼がすべき人数ほど多くはないかもしれないが、彼は人々を強制送還しているのだ」とケリーは続けた。

「民主党は、できる限り早くこの国を外国人に引き渡した」とケリー氏は述べた。

「政府は、ただの風邪を理由に国を封鎖し、その後、コロナ後の雇用の90%を外国人に与えた。彼らはあなたの仕事を奪い、生活を破壊し、残ったものを外国人に渡した。しかも、すべて故意にやったのだ。民主党政権はそれほど邪悪だった。私たちはもうそこにはいない」とケリーは説明した。

「詐欺について話しましょう。民主党は、アメリカ合衆国連邦政府、州政府、地方自治体を利用して犯罪を助長しているため、地球上でこれまで存在した中で最大かつ最も強力な犯罪組織です」とケリー氏は警告した。

ケリー氏は、過去の政権は詐欺行為を取り締まることはほとんどなかった、あるいは全くなかったと説明した。トランプ政権は、バンス副大統領と司法省の主導の下、詐欺行為を積極的に追及している。

https://rumble.com/v7b2266-top-doj-official-issues-huge-threat-to-corrupt-democrats.html

https://www.thegatewaypundit.com/2026/06/jesse-kelly-blasts-democrat-party-democrat-party-is/

6/14阿波羅新聞網<千百度:川普批评共产主义的五大内容及其意义=千百度:トランプの共産主義批判5選とその意義>

天安門事件37周年に際し、トランプ米大統領はソーシャルメディアに投稿し、共産主義はまず「人気」によって支持を集めるが、最終的には「死と破壊」をもたらすと警告した。

トランプのここ数年の演説、大統領声明、政策発表を振り返ると、彼の共産主義批判は断片的ではなく、かなり完璧なイデオロギー的物語を形成していることがわかる。

この批判は概ね以下の5つのレベルに分けられる。

  1. 共産主義は大規模な人道的大惨事を引き起こすイデオロギーである。
  2. 共産主義は自由、人権、民主主義と相容れない。
  3. 共産主義は宗教と伝統的価値観を敵視する。
  4. 共産主義はしばしば「美しい約束」を用いて人を丸め込む。
  5. 共産主義を現代の「民主社会主義」と結びつける。

第一に、冷戦期における米国の反共産主義の伝統を再活性化する。

第二に、中共を異なる価値観を持つ敵対勢力として定義する。

第三に、米国内の政治的アイデンティティを形成する。

中共を見ていれば分かる。平気で嘘がつける。「騙すほうが賢く、騙されるほうが馬鹿」。

https://www.aboluowang.com/2026/0614/2395572.html

6/13阿波羅新聞網<抖音突然失控!网友集体冲塔—抖音网友集体“冲塔”嘲讽中共 力挺台湾=TikTokが突如制御不能!ネット友が集団で「タワーに突撃」—TikTokネット友が中共を嘲笑し、台湾を支持するために「タワーに突撃」>

中共台湾事務弁公室は台湾に対し、「統一すれば武器を購入するためにお金を使う必要がなくなる」などと呼びかけた。これに関連する動画がきっかけとなり、中国内のネット友による大規模な「突撃」が発生し、ネット友は続々と中共に対する台湾の抵抗を支持し、北京を嘲笑した。

6/10、中共台湾事務弁公室の張晗報道官は記者会見で、「平和的統一後、台湾人民が苦労して稼いだお金が武器購入に浪費されることはなく、弾薬が私邸や寺院に保管されることもない。台湾海峡両岸の中国人民の内政に干渉する外部勢力の黒幕は完全に断ち切られる」などと主張した。その後、中共の喉と舌はこの主張を大々的にプロパガンダし始めた。

6/11、中共の公式メディアがTikTokに投稿した動画が、中国内のネット友による大規模な「反発」を引き起こした。ウェブページのスクリーンショットには1万1000件のコメントが投稿されており、ほぼ全員が台湾を支持し、中共を揶揄する内容だった。

「台湾をならず者の手に渡らせてはならない」というコメントが最も注目を集め、7000件以上の「いいね」を獲得した。あるネットユーザーは「コメント欄を読んで、とても満足している!」とコメントした。

TikTokユーザーの見解は正しい。

https://www.aboluowang.com/2026/0613/2395446.html

6/13阿波羅新聞網<中共撒谎穿帮!欧盟掌握铁证:俄军竟在中国受训—证实中国境内培训俄军 投入乌克兰战场前线=中共の嘘が暴かれた!EUは鉄壁の証拠を握る:ロシア軍は中国で訓練を受けていた ― ロシア軍の中国での訓練とウクライナ前線への配備を確認>

EU高官は、EU情報機関が、中共が国内の複数の場所で数百人の訓練生を対象にロシア兵の軍事訓練を実施していることを示す証拠を入手したことを明らかにした。これらの訓練生の一部はその後ウクライナ前線に配備され、欧州と中共の関係に新たな要素をもたらす可能性がある。この問題はEU外相会議の主要議題となり、EUの対中政策および安全保障戦略の調整に影響を与えることが予想される。

キエフ・ポスト紙によると、EUのベテラン高官はウクライナ国営テレビ・ラジオ局サスピルネのインタビューで、EU各国の情報機関が中共国内の複数の施設でロシア兵のための訓練プログラムが実施されており、数百人が参加していることを確認したと述べた。同高官は「我々の情報機関は、これらの訓練プログラムが中共国内の複数の場所で実施されていることを確認した」と強調した。さらに、これらの行動は中共の公式発表とは明らかに矛盾していると付け加えた。

嘘つき中共。今に始まったことではない。南シナ海の人工島を放置し、南シナ海の領有権に関する常設仲裁裁判所の判決が出たときにペナルテイを課さないから、悪を続ける。

https://www.aboluowang.com/2026/0613/2395458.html

6/13阿波羅新聞網<习近平4大眼中钉结局曝光 权斗惨烈到发寒=習近平の四大目の上のこぶの運命が明らかに:権力闘争は激烈で悪寒を覚える>

中共の最高幹部間の権力闘争は極めて激しい。ここ数年、少なくとも4人が「習近平の目の上のこぶ」と見なされてきた。彼らは死亡、投獄、あるいは人脈を失脚させられ自宅軟禁状態にある。

この4人とは、王岐山、李克強、劉亜洲、張又侠である。

もちろん、習近平は3人の太子党、胡徳平(胡耀邦の息子)、鄧朴方(鄧小平の息子)、劉源(劉少奇の息子)にも懸念を抱いている。雲南省出身の退職大学幹部、子肅は2017年に公開書簡を発表し、習近平の辞任と後任としての胡徳平の推薦を求めた。鄧朴方、そして特に劉源は、度々反習近平の噂に巻き込まれてきた。

しかし、胡徳平、鄧朴方、劉源は目立たないように行動し、たとえ促されても表舞台に出ることを断固として拒否し、自己保身を優先している。実際、習は、こうした真のトップクラスの革命第二世代政治家たちに対して、容易に手出しをすることはできない。

君主へ弓を引くのは躊躇われるか?

https://www.aboluowang.com/2026/0613/2395455.html

「何清蓮」、「何慶蓮」は「何清漣」の誤り。

福島氏の記事では、小生が呼んだ中国語の記事では、習は金正恩に振り回されて、眼鏡をかけた習を朝鮮メデイアに載せられ、侮蔑的扱いを受けたと。確かに軍事はロシア、経済は中国と頼れるようにしたので、韓国や日本の出番は少なくなると思う。金としては米国のトランプを朝鮮に向けさせられれば、世界の大国から認められた国内外に宣伝できるので、それに取り組むのでは。

金と会ったことで、習近平は4期目の布石とした?という解釈は中国国内では受け入れられないのでは。中国から見て朝鮮半島は格下なので、そのトップと会ったからと言って、政権延命につながるとは思えない。習は個人独裁の先輩として金を見るかもしれないが、元々中共は集団指導体制を取り、個人独裁を否定してきた。習がそれを破ったので、周りは白い目で見ている。

記事

訪朝した習近平・中国国家主席(左)と金正恩・北朝鮮総書記(写真:新華社/アフロ)

目次

中国の習近平国家主席は6月8~9日の日程で7年ぶりに北朝鮮を訪問し、平壌で北朝鮮の最高指導者、金正恩労働党総書記と会談した。昨年9月3日の抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年の記念軍事パレードに金正恩が出席したことへの返礼と、中朝友好協力互助条約締結65周年のタイミングの訪問といえる。だが、中朝国交樹立75周年ですら、祝電を交わす程度にとどめていた習近平が今年度初の外遊先として、北朝鮮を選んだことには、どんな意味があるのだろう。

習近平国家主席が示した「四つの意見」

習近平訪朝を金正恩は、7年前と同様に最高の格式をもって歓迎した。空港に夫人を伴って金正恩自ら出迎え、整然としたバイク隊の先導で市内を移動、沿道には全市民を動員したかと思うような規模の大衆が両国国旗を振って歓声を送った。歓迎式典も盛大壮麗で、これは7年前の習近平総書記初訪朝時に勝るとも劣らないほどだった。

新華社によれば、中朝首脳会談で習近平は「私は総書記同志と共に、今回の訪問を契機として、新時代における中朝関係のトップレベルでの設計と戦略的指針を強化し、中朝関係が時代と共に進歩し、さらなる発展を遂げるよう推進し、両国および両国民により大きな利益をもたらすとともに、地域のひいては世界の平和と安定、発展と繁栄のために積極的に貢献していきたいと考えている」と述べた。

さらに「国際情勢がいかに変化しようとも、中国共産党と中国政府が中朝間の伝統的な友好関係を重視するという確固たる立場は変わらない。金正恩総書記同志が率いる朝鮮の社会主義事業に対する断固たる支持も変わらない。中朝双方の共通の利益と良好な戦略的環境を守るという確固たる決意も変わらない」などと中朝の戦略的関係を強調した。

さらに習近平は中朝関係の発展のために四つの意見を提示したという。

①高官レベルの交流を牽引役とし、政治的相互信頼の基盤を強固なものにする。最高指導者による戦略的指導こそが、中朝関係の最大の強み。私は総書記同志と緊密な戦略的連携を維持し、中朝関係が絶えず新たな高みへと向かうよう導いていきたい。(後略)

②「人民の福祉向上」を目標として堅持し、実務協力の水準を高めていく。(後略)

③友好の継承を原動力とし、人々の心の絆を強固なものにしていく。中朝両国が血で固めた伝統的な友好は、両国人民にとって共通の貴重な財産だ。中国側は北朝鮮側と共に、北朝鮮にある志願軍烈士記念施設を適切に維持・管理し、特色ある革命伝統教育や青少年の思想教育を展開し、両国の「赤い遺伝子」と伝統的な友好をしっかりと継承していきたいと考えている。(後略)

④公平と正義を理念として堅持し、戦略的協力の内容を充実させる。人類の行く末という重大な課題に直面し、私は「人類運命共同体」の理念と四つのグローバル・イニシアティブを提唱し、グローバル・ガバナンスがより公正かつ合理的な方向へと発展することを推進したいと考えており、これは北朝鮮を含む国際社会から幅広い支持と積極的な反響を得ている。アジアは中国や北朝鮮など地域諸国にとって、安住の地である。中朝両国は戦略的な調整と連携を強化し、それぞれの主権、安全、発展上の利益を断固として守り、共に地域の平和と発展を維持すべきである。

一方、金正恩は「朝鮮側は、習近平総書記の指導の下、世界が驚嘆するほどの発展の成果を中国が収め、国際的地位が飛躍的に向上したことを喜ばしく思う。習近平総書記が提唱した『人類運命共同体』の理念と四大グローバル・イニシアティブは、世界の平和と発展を促進する上で深遠な意義を持ち、世界の人々から支持と称賛を得ている」と述べた。

さらに「近年、国際社会はかつてないほどの大きな変化を経験しているが、朝鮮側は一貫して『一つの中国』原則を堅持し、中国が核心的利益を守るための政策と立場を断固として支持する。新時代の朝中友好を強固にし、発展させることは、人民の選択であり、時代の要請であり、朝鮮側の不変の戦略的選択であり、揺るぎない戦略的意志である。我々はこれまで通り、朝中関係の発展を国家の最重要かつ第一の戦略的事業と位置づけ、朝中関係を国家間関係の模範とするべく全力を尽くし、地域と世界の平和と繁栄のために共に貢献していく」などと述べている。

金正恩が「余裕」の態度のワケ

この中朝会談が示すシグナルは、大きくわけて三つあると思う。

一つは金正恩の余裕だ。中国と北朝鮮は、「血で固めた友誼」という言葉で表現される強い絆をもつ兄弟国だが、習近平と金正恩は長らく「仲が悪い」とささやかれていた。もともと中国にとっての北朝鮮は、米軍基地のある韓国との間の緩衝地としての地政学的意味が重要なのであって、国家としては貿易相手としても軍事同盟パートナーとしても中国に一方的に依存するだけで、中国に大した利益を与えていない存在だ。しかも中国に依存しながら、中国の思い通りにはならない。

トランプ政権1期目のときは、トランプと習近平を天秤にかけるようなこざかしい真似をし、習近平はかなり翻弄された。習近平は、北朝鮮をつなぎとめるため、2018~2019年の間、5回も金正恩と直接会談したが、本音では相当いらだったことだろう。

一方、金正恩は北朝鮮の生命線を握る中国に、強い警戒感を持って来た。中国が庇護してきた兄の金正男の暗殺や中国と深い人脈を持つ叔父の張成沢の処刑は、彼らが中国の協力をえてクーデターを画策していると恐れたからだろう。

だが現在の金正恩はすでに、北朝鮮の最高指導者になって15年。政敵をすべて粛清し、北朝鮮を核保有国にし、さらにロシア・ウクライナ戦争では、ロシアに派兵や武器提供を行うことで、見返りに外貨や核・ミサイル技術、偵察衛星、原子力潜水艦技術の支援を受け、経済協力も深化させ、近年まれにみる経済発展を実現した。

中国依存一辺倒から脱却できたことで、金正恩は、習近平も北朝鮮の核保有計画に反対しないだろうという自信を持てたのではないか。だから2025年9月3日の北京の抗日・反ファシズム世界戦争勝利記念日に、6年ぶりに習近平と対面する気になったのだろう。

北朝鮮の核保有計画問題について、中国政府は公式には反対の立場だ。北朝鮮の核保有が、米国によるアジア太平洋地域での軍事同盟の強化や韓国へのミサイル防衛システムの配備の正当な口実となり、さらには日本や韓国による核戦力の開発を刺激する恐れがあるからだ。実際、北朝鮮の核兵器が制御不能になれば、国境を接する中国東北部は放射性物質の漏洩などのリスクにもさらされる。

今回の習近平訪朝前日、北朝鮮側は核兵器開発を決して放棄しないと大々的に宣言。国際社会は、中国が北朝鮮の核保有問題に言及するのではと期待したが、習近平はその件については触れなかった。金正恩が中朝関係の発展を第一の「戦略的」事業と位置付けた表現にも、北朝鮮が中国に依存し言いなりになるだけの小国から双方に戦略的意義が見いだせる二国関係になるのだという自信が垣間見えないか。

習近平にとって中朝関係強化は不可欠

二つ目は、すでに核保有国となった北朝鮮が中国にとって対米交渉カードになりうるということだ。習近平は訪朝前にトランプと会談し、この会談で、トランプは台湾問題を交渉カードに利用しようとしていることを明らかにした。習近平はイランへの影響力を対米交渉カードに利用するつもりだったが、トランプはこれを無視した。

習近平は9月の訪米前に、2枚目の対米交渉カードとして北朝鮮への影響力を取り戻す必要があった。今回の中朝首脳会談では、中朝関係の強化が目に見える形で打ち出されたといえる。

三つ目は、北朝鮮がロシアと急接近する中で、中国が北朝鮮に対して最も影響力がある存在であるという立場を取り戻した、ということだ。中国、ロシア、北朝鮮は社会主義イデオロギー三兄弟だが、内心は相互に脅威を感じ牽制しあうところもある。米中会談直後に中ロ会談があり中朝会談を経て、習近平は中ロ北朝鮮の三兄弟の絆を強化して、米国に対峙する姿勢を発信した。

習近平は2018年ごろまで米国に代わって世界のルールメーカー、国際社会の枠組みを再構築する主導者となるという野望を隠していなかった。だが、度重なる政策の失敗、長引く経済低迷、個人の健康問題などによって最近は若干自信を失っているように見受けられる。

そのせいもあって、最近は単独で米国に対峙し、そのリーダーの座をとって代わろうとするより、米国レームダック後の多極世界において、中国が複雑な駆け引きで影響力を維持し、自国の核心的利益を守りながら、国力に見合った責任を負うという長期戦に転じる様子をみせている。

BRICSや上海協力機構といったグループのリーダーとして、あるいは地域紛争のおける和平仲介者としての交渉力、影響力を発揮し、中国の実力を持続的かつ効果的に、広く認められる国際的な権威へと転換していこう、というわけだ。その動きの中でロシア、北朝鮮は中国の心強い味方だと国際社会に示す狙いが透けて見える。

ここで、もう一つ、面白い見方がある。2027年秋の党大会までに、習近平は独裁者としての自信を取り戻し、政権4期目を実現するために北朝鮮を訪問したかったのではないか、というものだ。

習近平政権4期目への布石?

習近平は提言①で「最高指導者による戦略的指導」(個人独裁)が中朝関係の最大の強み、と言っている。個人独裁の肯定を中国人民と世界に発信する狙いもあったかもしれない。

金王朝3代目の金正恩は、権力を世襲した直後は、未熟な独裁者の政権はまもなく内部崩壊すると予測する識者もいた。だが結果的に、金正恩は圧倒的な独裁者として君臨しつづけ、今や13歳の愛娘を後継者に内定しているという噂まである。

習近平が「二つの確立」「二つの擁護」といったスローガンを掲げて共産党政治を集団指導体制から個人独裁路線に本格的に転換し始めたのは2019年の初訪朝以降で、これは金正恩独裁の成功を目の当たりにして、個人独裁の野望に目覚めたからだ、という説があった。

北朝鮮に再び訪問し、独裁者としては先輩の金正恩から圧倒的な歓迎と称賛を受けた習近平は、中国の更なる北朝鮮化への意欲を新たにしたかもしれない。

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