『米国民主政治が危機的分断を乗り越えるための条件 民主主義のガードレールとして機能してきた「寛容と自制」』(2/15JBプレス アンドルー・ゴードン)について

2/15阿波羅新聞網<格雷厄姆和川普通话 谈共和党下一步行动=共和党の次の動きについてグラハムとトランプが電話会談>米国連邦共和党上院議員のリンゼー・グラハム(Lindsey Graham)は2/14(日)に、弾劾案の後、トランプ前大統領と2022年中間選挙で共和党が下院と上院で議席を取り戻し、共和党の再建を開始すると話し合ったと。

https://www.aboluowang.com/2021/0215/1557398.html

2/15阿波羅新聞網<麦康奈尔公然要求刑诉 不死心,佩洛西拍桌子 川普 川普律师:弹劾视频是大电影公司制作=マコーネルは刑事訴追を公然と要求 あきらめないペロシはテーブルを叩く トランプ トランプの弁護士:弾劾ビデオは大手映画会社によって制作された>

トランプ側弁護士:トランプの弾劾ビデオは、大手「映画会社」によって制作された・・・昨日既報。

ペロシはトランプの弾劾案の結果に怒りを表明する・・・「共和党は勇気がない」と机をたたいて怒った。マコーネルは表決後に長い声明を発表し、「トランプは暴動を煽動するのに何週間も費やし、それは恥ずべき職権濫用であった。トランプを弾劾から除外することは、議会の暴動を許すことを意味しない。なぜなら、彼らは“地球上で最も権勢のある人達によって虚偽の嘘を与えられた”からである。トランプはこの問題に関して“間違いなく”“実践的かつ道徳的な責任を持っている」と述べた。彼は、トランプ大統領が刑事司法で起訴される可能性があることを示唆した!

マコーネルは“TIME”の記事を読むべき。彼は奥さん共々腐敗の権化。

民主運動ボランティア:民主党の大統領弾劾は、中共の文化大革命の悪例の如し・・・昨日既報。

米国上院はトランプを無罪とし、バイデンはこのようにコメントした・・・「これは我々の歴史の中で悲しい一章であり、民主主義は脆弱であることを私たちに思い出させる」とバイデンは言った。数時間前、上院はトランプの有罪判決に必要な過半数の3分の2を集められなかった。

メラニア元ファーストレディは、彼女の個人事務所の開設を発表した

https://www.aboluowang.com/2021/0215/1557397.html

2/14阿波羅新聞網<颠倒黑白!克鲁兹:川普的话成了煽动 哈里斯的却不是煽动 【阿波罗网编译】=白黒反転!クルス:トランプの話が煽動になるなら、ハリスの言葉は煽動にはならない?[アポロネット編集]>テッド・クルス上院議員は、ドナルド・トランプ前大統領に対する上院の弾劾裁判の4日目に、弾劾マネージャーの出した「扇動基準」に照らし、カマラ・ハリス副大統領に質問を提出した。2020年にカマラ・ハリスが使用したBLMの抗議活動への言葉は、煽動と見なされるかと?

https://www.aboluowang.com/2021/0214/1557302.html

2/15看中国<视频:川普律师范德文怒斥CBS记者后扔掉话筒走人(图)=ビデオ:トランプの弁護士ヴァン・デル・ヴイーン(Michael van der Veen)は怒ってCBSの記者を叱り、マイクを捨てて去る(写真)>トランプの弁護士マイケル・ヴァン・デル・ヴィーンは、ペロシ議長がトランプ大統領に対し、2回目の軽率な弾劾を試み、上院で無罪を宣告された後、CBSニュースからインタビューを受けた。

2/13のインタビューで、ヴァン・デル・ヴィーンは、民主党議員を擁護しようとして、上院の弾劾裁判で使われた偽造や詐欺の証拠を提示したCBSニュース記者のラナ・ザック(Lana Zak)を攻撃した。

ヴァン・デル・ヴィーンはインタビューでザックに叫んだ。「待って、待って、待って、待って、待って、待って、待って!これはあなたにとってまだ足りないのか?あなたにとって十分ではないのか?」

ザック:「私は陪審員ではない・・・。先生、私の直言を許してください。誰もが理解できるわけではないので・・・(証拠を改ざんする)ことができるとは言っていない。聴衆に向けて分かるように言いたいだけである」

ヴァン・デル・ヴィーン:「聞いて、それは必ず起きている・・・(中断された)。この国のメディアは正確に話をしなければならない。メディアはこの国を分断しようとしている。あなた方は視聴率が命でしょう!私は、ちょっとした証拠改ざんならしてもよいのではという、そんな質問をされるなんて全く信じられない。率直に言って、我々はもっと多く改ざんしていることがわかった。いつか真実が明らかになるかもしれない。しかし我々はこの案件に勝った。誰かが人を送り込み、下院弾劾マネージャーが何をしているのかを見るべきである。これは不合理である!・・・私のクライアントの正当なプロセスへの違反を含んでいる」

ヴァン・デル・ヴィーンはすぐにCBSレポーターに教訓を垂れ、マイクを外して去った!

メデイアは正義の概念がない人間が就く職業です。

https://www.secretchina.com/news/gb/2021/02/15/962505.html

2/15希望之声<湖南游乐园上演空中惊魂 飞椅高空坠地酿16伤=湖南遊園地は空中で恐怖を上演、高所から椅子が飛んで落下し、16人が負傷>2/13、湖南省邵陽市邵陽県の遊園地の娯楽施設で事故が発生し、高速回転式フライングチェアから多くの人が地面に投げ出され、16人が負傷し、そのうち3人が重傷を負った。関連施設は閉鎖された。

大陸のメディア報道を総合すると、2/13午後3時40分ごろ、邵陽県弄子口観光地の遊園地で観光客がフライングチェアに乗っているとき、急にロープが切れて高地から落ち、乗客はフライングチェアから落ちて負傷した。;また別のフライングチェアが周囲の観光客を襲った。合計16人が負傷し、そのうち3人が重傷を負い、残りの13人は入院または観察とされた。

https://www.soundofhope.org/post/474395

2/15希望之声<“中国最后一个原始部落”云南翁丁寨发生大火 网友痛心(视频)=「中国で最後の原始部落」雲南省翁丁寨で火災が発生 ネチズンは心を痛める(ビデオ)>2/14午後、雲南省臨滄市滄源佤族自治県の翁丁寨の古い村落で火災が発生し、茅葺小屋がつながっていたため、消火が難しく、火が一気に広がった。ここは「中国で最後の原始部落」として知られている。公式の報道によると、火災は既に制御されており、死傷者はいなかった。ネチズンは痛惜を表明した。

地元メディアの報道によると、火事は午後5時30分頃に発生し、約3時間後に消火された。火災は主に新築の建物で発生した。死傷者に関する情報はまだ受け取っていない。

翁丁村の老寨は、中国で最も保存状態の良い佤族の村落であり、国の地理雑誌から「中国最後の原始部落」と称賛されていると報道された。翁丁寨とは佤語で雲と霧を意味する。翁丁寨は瀾滄江のほとりに位置し、一年中雲と霧に囲まれている。

公益団体「古村之友」のボランティアによると、翁丁寨の建設は近年再計画されており、一部の地元の人々からの反対を受けている。新しい計画もまた、古代の村保存の考えに合わない。

Googleマップで見ますと殆どミャンマーに接した地域で、西双版納の西北に位置します。雲南省は気候温暖で少数民族が多く住み、駐在時代何度か行きました。良いところですが、中共の管理が厳しいので、人質にされるかもしれなく、もう行くことはないでしょう。行くなら台湾です。

https://twitter.com/i/status/1360972294676353025

https://www.soundofhope.org/post/474365

何清漣さんがリツイート

Frank Tian Xie(謝田)、Ph.D.@ franktianxie 18時間

国立台湾大学歴史学部の新年最強の賀詞(本当に素晴らしい):

仕事順治、生活康熙、体魄雍正、事業乾隆、万事嘉慶、前途道光、財富咸豊、内外同治、千秋光緒、万衆宣統!大清帝国の全皇帝はあなたと家族の幸せな旧正月を願っている!

何清漣さんがリツイート

何清漣 @ HeQinglian  2月14日

選挙窃盗者の自慢:「影の選対秘史」の発表の理由(1)

https://epochtimes.com/gb/21/2/13/n12751374.htm

1.選挙を盗んだ疑いは続き、米国人の約47%は、バイデンが選挙を盗んだと考えている。2.選挙を盗んだことは事実である以上、きっぱり裏の部分を文章にして正面突破を図り、窃取選挙の上に「民主主義を守る」という道徳的な光輪を被せた。3. 選挙窃盗者はその功を誇示する。

歴史には、体験者の陳述、第三者による調査、自己認証した文献が必要である。タイムのテキストは自己認証されている。

何清漣@ HeQinglian9時間

これは私が今年見た中で最も爆笑する調査の結論である。

ウイルスの起源の場所や時間などの要素が入っていさえすれば、それが「下心がある」かどうかの判断は蛇足である。

言い換えれば、北京はとっくにすべてを知っており、汚名を避けるべく「下心」を用いている。下心を持ってウイルスを放出し、世界に害を及ぼしたと疑われる政権はどんなに悪辣か。

将来のある日、ある国の総挙を調査する場合、中国が下心なく介入すると言えるかどうか?

引用ツイート

Chen Jiangang  chenjglawyer  2月13日

ウイルスがあり、研究室があり、使った痕があるが、「下心」だけがない。それなら、それは何でか?無意識?過失?

中共宣伝部門は、あなたを「陰謀論」者と呼びたいと思っている。

何清漣 @ HeQinglian 8時間

推奨事項:[余傑の書評]米国以外では、トランピズムに関する最も深い議論は中国語圏で行われている。

https://rightpoint.site/notes-yujie-210205/?fbclid=IwAR2u_Sy9dRikgHhNpwx1ZAu39sEQGDyoBeKKNISvIXFqGNnXoWrEGowfriE

左派とバイデンファンは噂を広め、罵倒する以外、情理に合う理論的な文章を書くことさえできない。たとえば、ツイッターで誰かが私を騙り、5つの空挺師団がトランプを支持すると言ったと。左派はすぐにこの文章を見つけてほしい。見つからない場合は、書いた人が自分で書く。

[余傑の書評]米国以外では、トランピズムに関する最も深い議論は中国語圏で行われている-視点

「トランピズム-保守の伝統的な価値観で、米国を作り直す」を推奨する

rightpoint.site

何清漣 @ HeQinglian 8時間

英語が得意なツイ友はこの記事を読んでほしい。あの日の前日の1月5日に、トランプとミラー国防長官代理が会見した。双方が何を言ったか、現実的な意味はないが、これまでの謂れなき論争をすべて説明することができる。

トランプ政権の国防長官が議会議事堂の暴動の前にD.C.州兵の武装を解除

1月5日、元国防長官のクリストファーミラーが陸軍長官にメモを渡し、州兵には非常に珍しい制限を課した。

Nationalmemo.com

アンドルー・ゴードン・ハーバード大学教授の記事は、思った通り不正選挙はなかったと。TIMEの記事は読んでいないのか?見たく物は見ないバカの壁が存在するのでしょう。

ハーバードは卒業生でトランプを支持すれば、卒業証書剥奪とか、ロースクール長が共同署名したトランプ側弁護士の弁護士資格剥奪とか、激しい人権蹂躙をしています。まず自分たちの脳を汚染から解放したほうが良い。

「寛容」と「自制」というのも都合よく使っている気がします。「寛容」とは民主党やメデイア、SNSの言い分に随うことではないでしょうし、「自制」も異議申し立てを慎むことではない。不正義があれば、正義のために戦うのは当たり前。エリートの民主党支持者には分からないのでしょう。

記事

トランプ政権の4年間で決定的に深まったアメリカ社会の分断。アメリカの民主政治は破綻してしまったのか? だが、ハーバード大学歴史学部教授のアンドルー・ゴードン氏は、そのような対立は1970年代にも80年代にも2000年代初頭にもあったと指摘する。アメリカの民主政治は、対立を乗り越えてどのように保持されてきたのか。そして今はどのような「危機」を迎えているのか。ゴードン氏による本質的論考をお届けする。(JBpress)

(アンドルー・ゴードン:歴史学者、ハーバード大学歴史学部教授)

1974年の夏、当時のリチャード・ニクソン大統領は、ニクソン再選委員会が民主党本部に侵入した事件への関与を問われ、弾劾される見通しが濃厚となっていた(世に言うウォーターゲート事件)。当時、私は東京に住んで1年ばかりの大学生で、9カ月にわたる日本語学習の集中コースを終えたばかりだった。日本語の新聞が読めるという自信を身につけた私は、日本の媒体で米国の政治ニュースを熱心に追いかけていた。帰国する数日前、ニクソン大統領は辞任した。下院が弾劾を行う直前のことで、現職大統領の有罪が上院で決まるという前代未聞の事態は免れた。このニュースを耳にするや否や、アパートの自室である六畳間を飛び出し、駅の売店へ新聞を求めに走った。それは東京新聞だった。特大の見出しには「ニクソン辞任 民主主義の敗北」とあった。

母国に帰った後、その記事の見出しを切り抜いて自宅の壁に貼り、何年もそのままにしておいた。この見出しを初めて目にしたときに仰天したからだ。どうしてニクソン氏の辞任が敗北なのか。1974年8月時点で、私を含む米国民の大多数と議会にとっては、ウォーターゲート事件は民主主義と法の支配への明らかな挑戦だった。彼の企ては結果的に失敗に終わった。ニクソン氏が辞任に追い込まれたことは明らかに民主主義の勝利のように思えた。

多くの年月を経て、この一件を私なりに再解釈するなら、民主政治による統治は混沌さを伴うということがひとつに言える。為政者にはルールをねじ曲げたい、破りたいという誘惑が常につきまとう。ある統治制度の真価は、ルールを破ろうとする者が現れた際に、その者が正面から挑戦を受け、打ち負かされ、責任を問われるか否かに表れる。

46年前、ニクソン氏の辞任について、なぜ東京新聞は民主主義の敗北という見出しを付けたのだろうか。それは、彼の非民主的な行動そのものを民主主義の敗北と判断したからなのかもしれない。だが、私はそれに賛同できない。むしろ、民主主義に違反するニクソン氏を否定し、辞任に追い込んだ議会の行動こそが民主主義の勝利だったのである。

ひょっとすると日本人は政治状態の「混沌さ」に対して耐性が低かったのかもしれない。ハーバード大学での私の同僚で、政治学者であるスティーブン・レビツキー氏とダニエル・ジブラット氏は「民主主義のガードレール」と名づけた社会的規範の概念を提唱している(『民主主義の死に方:二極化する政治が招く独裁への道』新潮社、2018年)。日本では、たとえリビツキー氏らの言うところの「ガードレール」のような社会規範や慣習がじゅうぶんに機能していたとしても、日本人は政治の混沌状態を嫌ったということかもしれない。

アメリカ民主制を守る柔軟な「ガードレール」

今回の短いエッセイでは、1970年代の日本人の民主主義観に焦点を当てることはしない。むしろ、今日の米国の政治状況に目を向けてみたいと思う。11月の大統領選でのドナルド・トランプ氏の敗北は民主主義の勝利ではなかったのか? 彼はこれまで徹底して民主主義の規範を犯し続けてきた。今回の選挙後には、不正選挙の訴えが主にトランプ支持者によって全米各地で次々に起こされた。根拠のないそれら60件以上の訴えが各地の(多くの場合、トランプ氏自身が任命した)裁判官によって否認されたことは民主主義の勝利ではなかったのか? 米国連邦議会への暴力的な侵攻も、最終的には各州での選挙結果を公式に認定する合同会議を止めることができなかった。このことは民主主義の勝利ではなかったのか? 厳重な警備下にあったとはいえ、その2週間後にジョー・バイデン氏が静かに式典を終え、大統領に就任したことは民主主義の勝利ではなかったのか?

これらの問いに対する私の手短な答えは「それを知るにはまだ早すぎる」である。1974年のニクソン辞任と同じように、2020年や2021年の出来事が「アメリカ民主主義の勝利」と確信できるかというと、そうでないという人が少なくないだろう。当時と今とでは一体何が変わったのだろうか?

先述したレビツキー氏とジブラット氏の研究は、彼らが以前に行った米国外における権威主義体制の研究から生まれている。権威主義など、どこか他国の問題と思っている多くの米国人にとってこれは皮肉なことかもしれない。彼らの行った研究は先ほどの問いかけに対して有用な手がかりを提供してくれる。合衆国憲法はたしかに優れているのかもしれないが、民主政治を維持するには文字ベースのガイドブック以上の何かが必要だと彼らは考えている。「民主主義がもっともうまく機能し、より長く生き残るのは、憲法が成文化されていない民主主義の規範によって支えられているときだ(p.26)」。

彼らの言葉を借りれば、「寛容」と「自制」の2つがアメリカ民主制を守る柔軟な「ガードレール」として機能してきたという。

前者の「寛容」とは、対立する利害関係者や党派の間で互いを尊重する態度を示し続けることである。相手の掲げる政策にどれほど反対していたとしても、その相手も正当な政治参加者の一員として認めるということだ。

後者の「自制」は権力の濫用を自己抑制することを意味する。たとえば、司法省が大統領制の統治の正当性ではなく、大統領個人を守るようなことができるとしても、そのような行為を自制し、司法長官など行政の長はむやみに行政令の行使に訴え出ないといった類のことだ。かつてニクソン大統領はそのような政令による支配を試みたわけだが、最終的には失敗している。

今回、トランプ氏が試みた、選挙結果を覆すように司法省に要求するという悪質な行為も、ギリギリのところで失敗に終わった。ただし、トランプ時代には、ニクソン時代とは対照的に、下院における大多数の共和党議員やさらに共和党有権者の大多数が、選挙結果をひっくり返そうとするトランプ氏の恣意的な試みを支持し、選挙不正とする根拠のない主張を受け入れてしまった。現時点では、民主主義は勝利したようにも見えるが、その勝利の長期的な安定性は不確かであり、依然として困難な状態が続いている。

1970年代の二極化との違い

今日の米国では寛容と自制が崩壊したとまではいえないものの、たしかに弱体化したように見える。この危機的な状況に至った要因は何であろう。

1970年代と比べて今日の方が、政党や市民間での政策対立が内政にせよ外政にせよ、激しくなったとは私には思えない。ベトナム戦争の賛否をめぐる米国内の激しい対立は、トランプ大統領在任中の4年間におけるどの外交政策をめぐる対立よりも、深く社会を分断した。ベトナム戦争の支持者が反戦グループに向けて好んで使ったフレーズは「アメリカを愛するか、出て行くか、2つに1つ(“America: Love it or Leave it.”)」であった。これではとても、互いを認め合い、相手を同じ政治的共同体の一部と感じていたとは言えそうにない。

内政では、白人のみが利用できた公立学校を全ての人種に解放しようとする裁判所の決定に対して当時、激しい抗議活動が起きた。これは今日、不法移民に市民権への道を開こうとする動きに反対するトランプ支持者の怒りよりは穏やかということはなかった。

中国との競争によって、今日、製造業の雇用が失われたことへの怒りは、1980年代に日本との競争によって雇用を失くしたことへの米国労働者の怒りと比べるとさほど大きいとはいえない(あの頃の怒りに比べるとまだ小さいかもしれない)。1983年、デトロイトの自動車工場の労働者たちは怒りの発露として日本車を公然と破壊した。前年には、白人の米国人自動車労働者2名が中国系アメリカ人の青年を日本人だと勘違いして殺害している。貿易摩擦に関連した当時最悪の事件であった。

昔も今も二極化の構図はあったわけだが、今日では2つの違いが危機をより深刻なものにしている。

1つ目に、分断された両者は別世界に暮らしており、共有した事実と情報に基づいて考えたり行動したりしていないということだ。

レビツキー氏は2018年の時点ですでに両者の間で人種的・社会的な溝が深まっていると指摘している。「民主党は基本的には世俗的な政党で、教育を受けた白人と、様々な民族的少数者たちの政党であるが、共和党は基本的には均質的な白人やプロテスタントの政党、言ってしまえば、白人キリスト教徒の政党である」とし、「共和党の支持者の間には、自分たちが育った地であり、自分たちと共に育った国であるアメリカが奪い去られていくという感覚を抱く有権者が多い」と論じている(「National Public Radio」でのインタビュー、2018年1月22日)。

2つ目に、ドナルド・トランプ氏を筆頭に、自分たちでも虚偽だとわかっている情報さえ利用して、政治的指導者たちが世論を進んで煽っているということだ。トランプ氏自身は選挙不正をめぐる自らの無意味な主張を本当に信じていることも考えられるが(私自身はそうではないと疑いを抱いている)。

他方で、今回、各州の選挙結果の承認に際して(連邦議会で)反対票を投じた共和党議員の多くは、選挙結果が法律上有効で、たしかに州からの報告どおりのものであることを事前に十分知った上で反対票を投じた。この点は間違いない。彼らは政治的・個人的な保身のために、嘘を容認し、喧伝することに加担したのである。

政治の世界で嘘や根拠なき陰謀論自体はけっして目新しいものではない。ただし、今日の世界ではメディアがバラバラの小部分に分断されてしまった。多くの人々が指摘してきたようにソーシャルメディア(SNS)はその流れを牽引した存在である。このような状況下で、人々は本来的に相容れない、異なる「事実」を共有し、不確かな情報が数百万あるいは数億の人々の間をグルグルと循環している。これこそが、大統領に首都での暴動を扇動することを可能にし、議会になだれ込んだ人々に「選挙は盗まれた」と信じ込ませ、結果を覆すことが可能と信じ込ませた背景であった。

寛容と自制がしおれてしまった

再び、1970年代に目を向けよう。米国がベトナム戦争を開始した過程を明らかにした膨大な機密文書(いわゆるペンタゴン・ペーパーズ)への対応を想起してみよう。ニクソン政権はこの文書の公開に対して猛烈に抵抗した。ペンタゴン・ペーパーズがいったん公開されると、その意味や無許可公開の合法性をめぐって議論が巻き起こった。しかし、文書自体が偽物であると主張する声で有力なものはけっきょく現れなかった。

2016年の大統領選挙の「ロシア疑惑」とペンタンゴン・ペーパーズの件を比べてみよう。ロシア疑惑に関してはFBIのモラー特別捜査官が調査を行なったが、彼の調査結果に対しては「フェイクニュース」以外の何物でもないという批判がトランプ氏の支持者たちから絶え間なく浴びせられた。

さらに近年の事例と比較してみよう。2000年のブッシュ氏対ゴア氏の大統領選の結果は、フロリダ州で600万票のうちわずか500票の差しかつかなかった。単一の訴訟で民主党は票の数え直しの必要性を主張した(結果は覆ることはなかったが)。当時の民主党の主張は、選挙での不正を訴えたものではなく、まだすべての票が精査されていないという問題意識に拠っていた。けっきょく、最高裁がフロリダ州裁判所の再集計の追加請求を棄却した際、アル・ゴア氏は支持者にさらなる抗議を呼びかけるようなことはせず、そのまま敗北を認めた。

2020年の選挙では、共和党は、はるかに多くの州で、はるかに多くの得票数の差があったにもかかわらず、州裁判所と最高裁判所を合わせて60以上の訴訟を起こした。彼らは様々な選挙不正があったと主張したが、これらの訴えはけっきょく退けられた。

このように今と昔を見比べてみると、1970年代や2000年より現在の政治的分断の方が根深いと主張することは難しい。むしろ、アメリカ政治の根底にあった寛容と自制がしおれてしまったのだ。

民主政治の将来をおびやかすもの

だが今後を見通すと、事態が好転するいくつかの兆しを見出すことができる。

バイデン氏は確かに大統領に就任し、大統領令を次々と布告し、氏の掲げる法案の成立に向けて、比較的正常な形で政治的議論が進んでいる。

トランプ氏は2015年の立候補以来、最低の支持率(一部の世論調査では30%以下)を突きつけられた。暴動の扇動容疑に関する上院の弾劾裁判 で有罪とならなかったトランプ氏が、共和党内での影響力の維持を狙っていることは間違いない。しかし、共和党内に生じた対立の根は深く、かつての影響力をトランプ氏が取り戻すとは考えづらい(起こりえないとは言えないが)。過激な陰謀論を唱える者たちの間では、いまグループ内部での抗争が発生している。トランプ氏自身はほとんどのソーシャルメディアへのアクセス権限を剥奪されている。連邦政府は国内テロの疑いに関する取り締まりを強化している。

足元の現状を見ると、2021年1月20日の記事にふさわしい見出しは「バイデン大統領就任 民主主義の勝利」となるだろう。ただし今回、米国民は民主主義のもろさについて手痛い教訓を学んだ。世界の安定と法の支配の番人を自負するこの国においてでさえ民主主義は失敗しうるのだ。

民主政治の将来をおびやかすものは、政策的な立場の違いによる分裂などではない。むしろ、人々の事実認識に関して社会の根底に相容れない対立の構造が広がってしまうことだ。

もし、そうした事実認識の対立が全員にとってではないにせよ、多くの国民にとって歩み寄りを見せるのなら、米国社会は寛容と自制のガードレールをもう一度その基盤として深く据えることになるだろう。そうなった暁には初めて、今回のトラウマ的出来事は長い目で見ても「民主主義の勝利」と呼べるようになるだろう。

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『性奴隷説を否定した米論文にぐうの音も出ない韓国 ラムザイヤー論文が明らかにした慰安婦と事業主の間の契約とは』(2/14JBプレス 李 宇衍)について

2/14阿波羅新聞網<川普弹劾案结束 57对43票宣告无罪=トランプの弾劾案は57票VS43票で、無罪宣告で終わる>2/13(土)、米国上院は2度目のトランプ弾劾案について最終表決した。 その結果、弾劾に賛成57票、反対43票となり、弾劾通過に必要な票の3分の2には達しなかった。 最後に、トランプ前大統領は無罪となった。 上院議員の少数党リーダーであるミッチマコーネルは無罪に投票し、「これは良心の投票だ」と考えている。

今回の投票では、7人の共和党議員がトランプを有罪にすることに同意した。

メイン州のスーザン・コリン、アラスカ州のリサ・ムルコウスキー、ユタ州のミット・ロムニー、ネブラスカ州のベン・サス、ペンシルベニア州のパット・トゥーミー、ルイジアナ州のビル・カシディー、ノースカロライナ州のリチャード・バー。

https://www.aboluowang.com/2021/0214/1557039.html

2/14阿波羅新聞網<拜登解雇他 遭两党谴责 弹劾川普被曝75处造假 民主党还不死心=バイデンは彼を解雇 両党から非難 トランプ弾劾で75の捏造が明らかに 民主党員はまだあきらめない>

バイデンは民主党の汚職を調査している検察官を解雇し、両党は非難する・・・民主党上院議員、共和党下院議員、イリノイ州の共和党員がシカゴの連邦検察官ジョン・ラウシュの解雇を非難したと報道した。

米国連邦検察官は大統領によって任命され、新大統領は通常、前大統領によって任命されたほとんどすべての検察官に新政府の発足時に辞任することを要求するが、ラウシュは珍しく超党派の支持を受けている。トランプ大統領がラウシュを任命したとき、ラウシュはイリノイ州連邦民主党の上院議員のリチャード・ダービンとタミー・ダックワースからも支持を受けた。

ダービンは現在、上院多数党の中で重責を担い、上院司法委員会委員長である。彼とダックワースは共同声明を発表し、バイデン政権はラウシュの解雇について意見を求めなかったと述べ、バイデンにすぐに解雇しないよう促した。

厳選編集されたビデオ、トランプ弾劾レポートで75の嘘が明らかに・・・懲戒処分の対象となる可能性がある。

トランプの弁護士は弾劾の「戦い」を3時間で終わらせる

テッドクルスはトランプの弁護士チームと会い、有罪の可能性はないと確信した

民主党が弾劾に失敗した場合、トランプが公職に就けないように憲法修正条項を援用する可能性がある・・・民主党は憲法修正第14条を援用し、トランプが公職に就くことを禁じる法律を通すことを考えているかもしれない。米国憲法修正第14条は、「反乱に参加し、米国政府に抵抗する者は、公職に就くことはできない」と規定している。この修正案は、議会が「この条項の規定を実施するための適切な法律を可決する権限を持つべきである」と明確に規定している。

弾劾は刑事事件ではありませんが、反乱につき議会で無罪が確定したのだから「一事不再理の原則」が適用されるべきでは。また新たな法律で過去の事件を罰するのは「事後法の適用」になる。

共和党がトランプに対抗して新党を作る動きに、多くの反トランプ幹部は反対

元WH首席補佐官:トランプは政治の舞台に留まる予定

WHの副報道官は、彼の女性関係を報道した記者に、台無しにしてやると脅し、一週間の出勤停止に

フロリダはバイデンによる旅行制限を受ける? 知事は違憲として強く反対した

https://www.aboluowang.com/2021/0214/1556996.html

2/13阿波羅新聞網<“剥夺库默紧急权力!”众民主党议员发声 共和党:必须立刻起诉 【阿波罗网编译】=「クオモから非常時の権力を剥奪する!」下院民主党が声を上げる 共和党:すぐに起訴しなければならない[アポロネット編集]>アポロネット秦瑞記者の編集:「ブライトバートニュースネット」が報じたところによると、養護施設でのコロナウイルス(中共ウイルス)の死亡データが隠蔽された後、民主党はクオモ州知事が持つコロナウイルス対策の緊急事態権力を剥奪したいと考えている。

ニューヨークの民主党員がアンドリュー・クオモ知事を非難するのは稀にしか見ないが、州政府が養護施設におけるコロナウイルスによる死亡データを隠蔽したことで、民主党リーダーが持つコロナウイルス(中共ウイルス、以下同じ)対策の緊急権力を剥奪することを要求した。

中共コロナウイルスの大流行の間、クオモは主流メディアや民主党の同僚から多大な賞賛を受けたが、ニューヨーク州知事秘書のメリッサデローザ(Melissa DeRosa)は、「州政府がトランプ政権の連邦調査を心配し、養護施設の死亡データを隠蔽し、彼は民主党州上院議員からの反発に直面している」と個人的に認めた。

14名の民主党議員は、「知事に与えられた拡大された緊急時の権力はもはや適切でない」ことが今や明らかであると主張する声明を起草した。

議員は次のように書いた:「例外なく、ニューヨーク州憲法は立法府と政府が二元代表として運営されることを要求している」

「COVID-19(中共ウイルス)は我々国民と国家の限界を試したが、(流行の初期段階では、政府は迅速で必要な公衆衛生の判断をするため、意思決定を再編する必要がある)、知事に与えられた拡大された緊急時の権力は適切でないのは明らかである」

「行政部門の指示を出す権限は4/30に失効するが、我々は上院にできるだけ早く廃止を可決するよう要請する」と彼らは言った。

これは、司法省に調査を求めたエリーゼ・ステファニク(Elise Stefanik)議員(共和党)とリー・ゼルディン(Lee Zeldin)(議員(共和党)を含むニューヨークの著名な議員からの反撃を引き起こした。

ステファニク下院議員は声明のなかで、「クオモ知事、知事秘書とその上級チームは直ちに起訴されなければならない。ニューヨーク州司法長官と米国司法省の両方は起訴しなければならない」と述べた。

リー・ゼルディングは木曜日の夜、「司法省は、クオモと州政府の司法妨害について直ちに調査する必要がある」と述べた。

https://www.aboluowang.com/2021/0213/1556877.html

2/13阿波羅新聞網<拜登会见曝丑闻库默州长 忽视对隐瞒疗养院死亡的抨击【阿波罗网编译】=バイデンの会見で、クオモ州知事のスキャンダルが明らかに 養護施設の死者数を隠蔽し、無視したことを攻撃 [アポロネットワーク編集]>アポロネット李文波記者の編集:「ブライトバートニュース」の金曜日の報道によると、バイデンが同日ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモと会ったと報じた。この前のニュースは、ニューヨーク州政府はトランプ政権の養護施設の死亡データ数を隠蔽した連邦調査について心配していることを報じた

WHのオーバルルームでの会議中、クオモはマスクを着用してソファに座り、共和党のアーカンソー州知事であるアサ・ハッチンソン、民主党のニューメキシコ州知事であるミシェル・グリシャム、共和党のメリーランド州知事のラリー・ホーガンも出席した。

会談中、バイデンは1.9兆ドルの中共ウイルス救済計画についてのみ話し、部屋にいる記者に質問させなかった。

クオモの養護施設スキャンダルに関して、記者は後にWH報道官のジェンサキから回答を得た。「バイデンはクオモや他の州の知事に会い、“これは誰かに承認を与えることでなく、中共ウイルスの救済計画について話し合ったのだ。”」と。

クオモが9,000人以上の中共ウイルス患者をニューヨーク州の養護施設に送るように命じ、死者数を隠そうとしたというニュースが木曜日に報じられた。

クオモの首席補佐官メリッサ・デローザ(Melissa DeRosa)は水曜日に、連邦検察官が政治的打撃を与えるため、これらの数字を使うのではないかという懸念から、知事オフイスが養護施設での死亡数を隠蔽したことを認めた。デローザは、トランプが養護施設の死者数を「巨大な政治的フットボール」に変えたと言って、トランプの決定を批判した。

昨年8月、司法省は、コロナウイルス患者を養護施設に送った州につき、養護施設での死亡について調査を行うと発表した。

https://www.aboluowang.com/2021/0213/1556987.html

何清漣 @ HeQinglian  2月13日

中国は米国のランチを盗み喰いしているが、西洋のエリートはケーキを大きくすることによってそれを隠蔽してきた。このため、製造業の中小企業だけが明らかに重大な被害を受けており、トランプ支持者はこの階層が多い。西洋のエリートは、中国から手厚い利益(賄賂、資金提供など)を受けている。

今や西側は疲れ果てて大きなケーキを作れず、中国と協力してケーキを作り、自分の分を確保して養う必要があり、矛盾は顕著である。米軍と行政システムの対中認識は今や分裂状態である。

引用ツイート

Frank Tian Xie(謝田)、Ph.D.@ franktianxie  2月12日

バイデンは、「米国が行動を起こさなければ、中共は米国のランチを取るだろう」と述べた。

大間違いである!中共はすでに米国のランチを食べており、夕食とレストランの半分も食べられている。まだ気づいていない!年間5000億の黒字、文化とメディアの浸透、軍事技術の窃盗、米国の役人の腐敗、これらを「ランチ」と呼ぶのか? ! twitter.com/Breaking911/st..

何清漣 @ HeQinglian  2月13日

連邦選挙委員会(Federal Election Commission)のデータによると、民主党は2020年の選挙で32億ドル以上を調達した。これは、トランプが調達した金額の4倍である。民主党と共和党は合計40億ドルを調達し、そのほとんどすべてが使われた。

ゲートウェイパンデイットは、中国(Chinaは中共を指す)が2020年の大統領選挙の勝者であると考えている。

https://twitter.com/i/status/1360150057912270848

何清漣さんがリツイート

リチャードフル @RICHARD08999364 2月12日

2月11日、トランプ大統領の弾劾弁護人デイビッド・コーエンがフォックスニュースで明らかにした:上院でのトランプ大統領の弾劾に関する民主党の開会の挨拶のビデオは、大型「映画会社」と法律事務所が接ぎ木するようにトランプ大統領の演説の録画を曲解・改竄し、米国民を欺くものである! ! !

これは、現在主流のメディアによって公式に公開された「ビデオ詐欺事件」である!

民主党のやることは中共と全く同じ。

何清漣さんがリツイート

liqun chen(陳立群) @ liqunchen 2時間

速報:57票VS43票:2度目の弾劾も失敗し、トランプは無罪となった。

できないのが分かっていて、それをするのは、手続きの濫用で、資源の浪費である。その目的は、前大統領を辱しめ、彼の政治キャリアを断つためで、辞任した大統領を弾劾する前例を作ることである。中国の文化大革命の悪例によれば、(反動を)徹底的に批判清算し、足を踏みつけ、決して立ち上がらせず、9族まで連座させる。

誰かが命がけになっているので、茶番はまだ終わっていないように感じる・・・

何清漣 @ HeQinglian 6時間

言い換えれば、中国はまた、“タイム”の「影の選対の秘史」に似た記事で「武漢ウイルスが米国に入るの記」として、ウイルスがどのように培養され、所外に「逃げ出し」、最後に「神の米国左翼への贈り物」(方達の言葉)になったと書くべきである。「贈り物」は民主党の政治兵器になり、ついに米国政治を混乱から正常な状態にし、民主党の“民主主義への道”に戻した。大きなリセットが行われるようにするためである。

この記事は「タイム」の記事と相互に反映し、長く歴史にとどまることができる。

引用ツイート

DW中国語-ドイツの声 @ dw_chinese 9時間

どのようなデータ?このように敏感?

https://p.dw.com/p/3pJft

李氏の記事で、ラムザイヤー教授は度々麗澤大学で講演しています。小生もジェイソンモーガン先生の特別授業としてラムザイヤー教授の「日米の裁判制度」について話を聞きました。日本語も上手で、確かに日本の刑事裁判は有罪率が高いというような話だったと思います。

慰安婦は単なる売春婦だったことは早くから明らかで、朝日新聞の植村隆(妻が朝鮮人、義母は梁順任)が従軍慰安婦と捏造したものです。これは日本の最高裁も植村と櫻井よしこ氏の裁判で、櫻井氏が勝訴し、確定しています。左翼メデイアは報じていないと思ったら、報じていました。

2020年11月19日朝日新聞デジタル<慰安婦報道訴訟、元朝日記者の敗訴が確定 最高裁>

https://www.asahi.com/articles/ASNCM6HHQNCMUTIL02Z.html

韓国人への態度は『非韓三原則』が正しいでしょう。ただ世界に嘘を吹き込まれないようにはしませんと。河野洋平は切腹して日本国民に詫びるしかないはずですが、のうのうと生きて恥をさらしています。

今度のオリパラの森組織委員会会長の発言も朝日が切り取りして報じ、大騒ぎになっています。裏に何かがあると疑ったほうが良い。中共の指示?

記事

独ベルリンに設置された慰安婦像(写真:新華社/アフロ)

李 宇衍(落星台経済研究所研究委員)

韓国で怒り沸騰のラムザイヤー論文とは

1月28日から2週間にわたって韓国を騒がせている最もホットなニュースは、ハーバード大学のジョン・マーク・ラムザイヤー(John Mark Ramseyer)教授が「インターナショナル・レビュー・オブ・ロー・アンド・エコノミクス」(International Review of Law and Economics)に掲載した日本軍慰安婦に関する論文「太平洋戦争における性契約」(Contracting for sex in the Pacific War)だ。韓国のマスコミは「ラムザイヤー教授が慰安婦は売春婦だと主張した」と一斉に報道し、韓国社会は怒りに沸き返った。

韓国の地上波MBCテレビのニュースは、「ラムザイヤー教授は『金髪の日本人』だ」という一部の韓国人による人種差別主義的な非難を、引用という形ではあるがそのまま報道した。ラムザイヤー教授は今も「親日派」「日本の戦犯企業三菱からカネをもらっている」などと罵倒されている。それこそ「メッセージに反論できなければメッセンジャーを殺せ」という言葉にぴったりの報道だった。

これは韓国における政治的な戦術の一つだ。論争で勝てないなら、メッセンジャー(発話者)のふだんの考え方やプライベートを非難するのだ。そこから、発話者の専門性に疑問を持たせ、公正さや偏向性の問題にまで発展させる。つまり「メッセンジャーには道徳的な欠点があるから考え方も偏向的だ。だから主張は間違っている」となる。とにかく、しばらくの間、「反日種族主義」の渦がすべてのニュースをのみ込むというこっけいな状況が演出された。

韓国の報道記者たちは論文を読んでいないか、読んだとしても要旨を把握できていない、と私は確信している。恐らく前者である可能性が高い。この論文に対する初期の報道内容はほとんどどれも同じだった。韓国の通信社「連合ニュース」が配布した記事を全メディアがほぼ丸写ししているからだ。とはいえ、これも韓国では極めて一般的な慣行だ。このような人たちに「論文を読んでみろ」と要求する私が愚かなのかもしれない。

ラムザイヤー論文のシンプルな中身

すべての学術論文は冒頭に「抄録」(論文内容の要約)を付け、3~5個のキーワードを設定する。この論文のキーワードは「売春(Prostitution)」と「年季奉公(Indentured servitude)」だ。日本経済史において年季奉公人として有名なのが江戸時代の「女中」である。彼女たちはふだんは見ることもできないほどの大金を給金として受け取り、就業先へ行って数年間働いた。

世界経済史の次元で有名な年季奉公人(Indentured labor)は、18~19世紀、欧州から米国に移民した労働者だった。渡航には船賃や途中の食費などが必要となり、ヨーロッパの貧しい労働者にとっては大きな負担になった。米国現地の雇い主たちは渡航に必要な費用を代わりに支払い、米国に到着したあと普通は7年間、この労働者たちを働かせた。

ラムザイヤー教授は、アジア太平洋戦争以前に日本の遊廓で働いていた売春婦と楼主、開戦後に軍慰安所で働いていた慰安婦と事業主との間の契約を、年季奉公契約として把握している。事業主は売春婦や慰安婦が就職する前、つまり性サービスを始める前に、前借金という名目で大金を提供し、女性たちは就職後、数年にかけてそれを返済した。女性たちは客から受け取る金額、つまり売上高を一定の割合で事業主と分割し、取り分の一部を前借金の返済に充てた。

一般的に「良い論文」といわれるものがそうであるように、ラムザイヤー教授の論旨は非常にシンプルだ。まずは「売春婦と慰安婦の契約は、なぜこのような特殊な形を取ったのか?」と問う。一般的な労働者の場合は先に働いて、その報酬を日給、週給、月給などの形で受け取る。ところが、なぜ売春婦や慰安婦の場合は事業主との間で、前借金、数年の契約期間、売上高の分割の割合などが定められた独特な契約を交わすことになったのか。

答えもシンプルだ。就職を持ちかけられた女性はある問題に直面する。性労働に従事することは女性の評判を深く傷つけるというものだ。だから、業者は非常に有利な条件を提示する。女性たちは、業者がその約束をきちんと守ってくれるのか、疑わざるを得ない。これを解決する方法は何だろうか。業者があらかじめ高額を支払うことである。それが前借金だ。

業者も問題にぶつかる。この産業の特性上、女性たちが真面目に働いているかどうかを監視することは不可能だ。閉鎖された空間で行われる労働だからだ。たとえ手厚い待遇をしたとしても、一生懸命働いてくれるだろうか。同じ客にまた来てもらい、その女性を指名してもらえるだろうか。

この問題を解決する方法は、女性が稼いだお金(売上高)を一定の割合で事業主と分割することだった。定額の給料を支払われるとなれば、女性は真面目に働かないかもしれないが、売り上げ次第で取り分が変わるとなれば頑張るだろう。その結果、前述のような特殊な形態の契約、一種の年季奉公契約が結ばれる。

以上がラムザイヤー教授の論文の要旨だ。批判するなら、ラムザイヤー教授本人ではなく、論文で提起されている「問題」と「答え」である。「売春婦や慰安婦が契約を交わしたと言うが、朝鮮人慰安婦は日本の官憲によって連行された」と言い、その証拠を提示すればいいだけだ。いわゆる「強制連行」の証拠である。しかし、慰安婦問題が提起されてから30年になるが、官憲による強制連行を証明する資料はただの一つも出ていない。

「性奴隷(sex slave)」という単語が一度も出ない論文

韓国の反日民族主義者たちが「強制連行説」の証拠として提示するのは、元慰安婦たちの「証言」だけだ。自分が日本人の軍人によって、あるいは警察によって連れていかれたという証言。しかし、私はその証言を信頼していない。ラムザイヤー教授のような第三者の立場にある外国人なら、慰安婦問題の把握において偏見がなく、そういう面ではなおさらだろう。

今も慰安婦問題で日本を攻撃することに熱心であり、韓国の国家元老(?)扱いを受けている元慰安婦、李容洙(イ・ヨンス)氏の証言すら根拠にならない。

彼女がカミングアウトした1993年ごろは「赤い靴とワンピースを見て付いていった」と言っていたが、2000年ごろからは「日本の軍人に連れていかれた」と証言を変えた。これまでいわゆる慰安婦運動家や研究者たちが掲げた強制連行の証言がすべて同様である。業者と慰安婦の間の「契約」を批判できなくなったそれらの人々や韓国のメディアは、ラムザイヤー教授というメッセンジャーを非難するしかなかった。

慰安婦に巨額の前借金を渡し、数年にわたって返済させたという主張(これは主張でもなく客観的な事実)を批判するなら、前借金を渡さなかったという証拠を示せばいいだけのことだ。朝鮮人慰安婦たちは前借金を全額返済したり、契約期間が終了したりしたら自由の身となり朝鮮に戻ったという主張や、売上高を分割してもらい高額の所得を得たという主張も、それに相反する証拠を提示すればいい。

しかし、反日種族主義者にはそれができない。証拠がないからだ。ラムザイヤー教授の論理構造にも飛躍や誤りを見つけることができない。繰り返し言うが、結局、できることはメッセンジャーを攻撃することだけだった。

「慰安婦は『性奴隷』ではなく『売春婦』だと主張した」というラムザイヤー教授に対する批判は、論文の要旨を把握しておらず、的外れだ。まして論文には「性奴隷(sex slave)」という単語が一度も出てこない。

この論文は、慰安婦が売春婦だったことを立証するために書かれたものではないが、慰安婦と業者の間で結ばれた契約の具体的な内容は、慰安婦が性奴隷でなかったことを主張するのに利用できる。韓国の反日種族主義者はそこを突きたかった。しかし、批判できるような歴史的・客観的な事実と資料は存在せず、そのような論理的問題を提示することもできなかったのである。

なぜ韓国はラムザイヤー論文にいたずらに騒ぐのか

ラムザイヤー教授の論文に対して、いたずらに騒ぐ理由がもうひとつある。正義連の元代表で現在「共に民主党」の国会議員、尹美香(ユン・ミヒャン)の不正行為により、慰安婦「運動」が韓国国民からそっぽを向かれたが、反日民族主義者らにはどうすることもできなかった。

また2019年から韓国社会で波乱を巻き起こし、日本でも翻訳されて広く知られている『反日種族主義』(http://www.amazon.co.jp/dp/B07ZNXXL1V)という本を通じて、李栄薫元ソウル大学教授は慰安婦問題に関する新しくて説得力のある説明と資料を提示した。李栄薫教授によると、慰安婦は「性奴隷」とはいえない。私は慰安婦を「性労働者」だと理解している。しかし、反対側は今回もまともな反論ができなかった。

反対側には反撃の口実が必要だった。そんなとき産経新聞がラムザイヤー教授の論文を紹介し、これをチャンスとばかりに食いついたのだ。論文に対する攻撃を行い、反日世論をあおった。状況がよく分からない韓国国民は、米国と日本でも慰安婦問題が大論争になっていると考えるほどだった。

しかし、日本のメディアはこの問題に関して特に騒いでいない。米国では、ハーバード大学の学校新聞に書かれた韓国人学生記者の空しい叫びが響くだけだった。反日民族主義者らの立場から見れば、今回の騒ぎは韓国の国内的には以前と同様、大きな成果を収めたかもしれないが、対外的には慰安婦問題で日本叩きに失敗した最初の事例として記録されそうだ。(翻訳:金光英実)

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『日本は隙だらけ、中国の技術盗用が止まらない 関連法の整備と技術管理体制の構築を急げ』(2/12JBプレス 日本戦略研究フォーラム)について

2/12阿波羅新聞網<“奥巴马及希拉里,都准备好了随时接受可能的弹劾吗?”=オバマとヒラリーはいつでも弾劾の可能性を受け入れる準備ができているか?」>エリーゼステファニク(Elise Stefanik)は、民主党員がハリウッドの大ヒット作を作ったと考えているが、これは重要ではない。 「このやり方は非常に悪い前例を作った。辞任した人は弾劾されるべきではない。そうでなければ、オバマとヒラリーはいつでも弾劾の可能性を受け入れる準備ができていなければならない?」。彼女は言った、これは脅しではなく、あなたが今見ていることは、将来起こりうると予測しているだけだ。

共和党はその前に選挙で不正ができないように手を打たないと永遠に勝てないでしょう。

https://www.aboluowang.com/2021/0212/1556295.html

2/12看中国<美国防部成立中国特别工作组 拜登发警告(图)=米国国防総省が中国特別タスクフォースを作り、バイデンは警告を発した(写真)> バイデンが就任後、米中関係は常に外部の注目を集めてきた。2/11バイデンは中国(中共)について語った。「行動を起こさなければ、中国は我々のランチを食べてしまう」と述べた。一日前、米国国防総省は、中国の作業部会を作り、中国の挑戦的な戦略にどう対抗するかを検討する。

大統領は、平和を維持し、インド太平洋地域と世界に対する我々の利益を守るために、米国は中国が日増しに大きくなってくる挑戦に対応する必要があると指摘した。 「本日、新しい国防総省の中で、中国の作業部会についての説明を聞いた。オースティン長官によって設立された中国の作業部会は、我々の戦略、作戦概念、科学技術、軍事力の態勢などを検討する」と彼は言った。

彼は、作業部会は国防総省のさまざまな機関から文官と軍事専門家を登用して、迅速に作業を開始し、今後数か月以内にオースティン国防長官に重要な優先事項と意思決定のポイントについて意見を出すと述べた。

バイデンはまた、中国(中共)との対応には、政府全体の努力、議会両党の協力、そして強力な同盟とパートナーシップが必要で、これをして初めて米国民が将来の競争に勝つのを確実にする。

中国作業部会を設立する目的は、経済、政治、外交、軍事機能を含む各種の政府機能を調整し、中国に対する統一された政策を形成することであると当局者は述べた。

作業部会は国防長官特別補佐官(Ely Ratner)が担当し、国防長官オフイス、統合参謀本部、各軍、作戦命令・諜報機関からの15人の文官と職業軍人とで構成されている。

この部会は、オースティンの対中政策を導く上で中心的な役割を果たす。オースティンは上院の承認聴聞会で、中国(中共)が米国にとって最大の脅威であると述べた。

国防総省は、中国作業部会は、設立から4か月以内に国防長官と副長官に意見を出すと述べた。

https://www.secretchina.com/news/gb/2021/02/12/962259.html

https://twitter.com/i/status/1359605761094144004

作業部会はどこまで本気だか?カモフラージュでは?アフガン撤退停止はCIAと民主党の策謀で、バイデンは「戦争屋」になります。兵士は帰りたがっているのに。

2/12希望之声<李克强逛年货街 网曝有一个女导演(视频)=李克強が新年商品の通りを訪れる ネットで女性監督がいることが判明(動画)> 2/7、李克強は山西省運城市で開催された歳末の市を訪れた。視察は自由自在に見えたが、ネチズンが撮影したビデオから、公式メディア記者の撮影に女性監督がいたことが分かった。

ネチズンが投稿したビデオによると、2/7、李克強が山西省運城のある新年商品市場を訪れたとき、すべてのメディア記者は李克強一行の前約3メートルにさまざまなカメラやビデオカメラを持っていた。録音のために、長いポールの先のマイクで音を拾った。

李克強が露店に近づくと、女性の声で「さあ、今はレコーディング開始だ」と言った。ネチズンはこれがショーの監督だと言った。

李克強が露店に近づき、露店のオーナーと話し始めた。記者達はカメラを取り、ビデオカメラを持って数歩下がり、写真を撮るのに適した場所を見つけた。李克強の随行も記者にスペースを与え、李克強が写真撮影で人に邪魔されない場所を確保し、記者が写真やビデオを撮れるようにした。これはかなり前にリハーサルされていたようである。現場で監督が細かく指示するのは見ないが、誰もが李克強を映像の中心の位置に置く方法を知っている。

https://twitter.com/i/status/1359802804198543361

https://www.soundofhope.org/post/473468

2/12希望之声<“战狼”赵立坚推特出包 被曝关注同性恋账号=“戦狼”趙立堅のツイッターはトラブルを起こす 同性愛者のアカウントをフォローしているのが明らかに> 「戦狼」として知られる中共外交部報道官の趙立堅がツイッターで蒼井そらをフォローしていることで皆に嘲笑された。最近、彼の公式Twitterは同性愛者のアカウントをフォローしていることが判明した。

趙立堅は「劉同志」の教訓を学ばなかったと感じる。

英国の市民記者の人がこの事を発見し、同性愛を支持したり反対したりすることとは何の関係もないことを嘲笑する特別な番組を作った。

当時中共英国大使だった劉曉明は、昨年9月に公式Twitterアカウントを使い、ポルノビデオに「いいね」をクリックしていたことが判明した。この事件は「中共外交官のイメージが一朝にて失われた」という議論を引き起こした。英国保守党人権委員会委員のルーク・デ・プルフォード(Luke de Pulford)もこの件について投稿し、「警告:食事中これを読まないでください」、「まさかこれはルーズベルトが棍棒外交と呼んだものか?」と述べた。

英国中国大使館は、劉曉明のアカウントが反中分子によって「なりすまし」されたとして正当化した。

趙立堅の同性愛者のアカウントへのフォローを発見した市民記者の人は、「私が面白いと思うのは、共産党は“清く正しく美しく”のイメージを維持することに夢中になっているが、それは裏目に出て、彼ら自身もっと愚かに見える」と。

市民記者がこの件に気づき、番組で趙立堅を皮肉って、これは同性愛に賛成か反対かは関係ないと。あるツイ友は趙立堅を揶揄って「バイデンに続いて文書に署名するのは明らかだ〜同じ立場なのは明らかだ」、「恐らくわざと左翼に媚びているのかもしれない。彼は、今日の左派が主導する自由社会で同性愛者は非常に人気があることを知っている。多くの恥知らずな左翼政治家が同性愛者に媚びて喜ばせるように、彼らはまたこれを利用して、西洋人に国境を開放し、包容力を見せるよう誤って考えさせ、火事場泥棒的に政治資本を獲得したいと考えている」と。

実際、趙立堅がツイートしてトラブルを起こしたのはこれが初めてではない。彼が昨年2月に中共外交部報道官になったとき、外部は彼の公式ツイッターアカウントが元日本のAV女優蒼井そらをフォローしていることを見つけた。

ネチズンは当時嘲笑し、「中共は早期の共同生産、共同妻から毛沢東の淫乱まで、現在の中共役人の腐敗と堕落まで、中共は一貫して自分自身を素晴らしい光と見なしてきた」、「蒼井先生が汚される気がする」、「そんなに露骨にしないでください、名前を援助部に変えるのがより合理的である」、趙立堅は早く蒼井そらのフォローを取り消したほうが良いと当時言われた。

https://www.soundofhope.org/post/473588

日本人は外敵に対する防備が甘い。別に硝煙が立ち込めるばかりが戦争ではありません。領土を盗めば、すぐに気づかれますが、狡猾な中国人や朝鮮人は情報や種子、精子などを金や日本人の善意を利用して非合法に窃取します。

大学や企業は盗まれたことを、世間体を気にしてか、出世に差し障りがあるからか、発表しないのが多い気がします。NHKが毎日のように「オレオレ詐欺」を流しているのですから、政官財学と連携して、ブラックリスト廻状を作って、トラブル情報を共有化する仕組みを作っては。政治は一刻も早く「スパイ防止法」を制定すべきです。

記事

(藤谷 昌敏:日本戦略研究フォーラム政策提言委員・元公安調査庁金沢公安調査事務所長)

報道によると、米国のマサチューセッツ工科大学 (MIT) で機械工学を教える陳剛(Chen Gang)教授が1月中旬、電信詐欺、虚偽申告などの容疑で、米司法当局によって逮捕されていたことが明らかになった(参考:ウォール・ストリート・ジャーナルNEWSポストセブンなど)。

陳剛教授は、米エネルギー省などから1900万ドルの助成金を受けていたにもかかわらず、中国人民解放軍と深い関係がある「中国南方科技大学」から1900万ドルを受け取るなど中国側から約2900万ドルの資金を受け取っていた。

米司法当局によると、陳剛教授は2012年以降、ニューヨークの中国領事館関係者と定期的に接触し、MITでの研究内容などを漏らし、金銭的な報酬を受け取っていた。また、中国の海外ハイレベル人材招致計画である「千人計画」の高級海外人材として推薦されて、「中国南方科技大学」などの研究機関の特別研究員として非常勤で講義していた。陳剛教授の容疑が固まれば、情報漏洩などの疑いで、最高20年の懲役、最高25万ドルの罰金が科される可能性があるという。

ちなみに陳剛教授の所属する「中国南方科技大学」は、2011年、広東省の管轄下、「中国の特色ある大学制度とハイレベル人材育成方式を実現する」ことを目的に深圳市に創設された新興大学であり、2019年には世界大学ランキング41位にいきなりランキングされるほどの驚異的な進歩を遂げた。2018年には、同大学の看板教授だった賀建奎氏が、まだ安全性が確立されていないゲノム編集を施した受精卵から双子が誕生したことを発表したことで、同大学が世界から大きな非難を浴びたことは記憶に新しい。

米国における中国人科学者のスパイ活動

2020年7月、米国務省がテキサス州ヒューストンの中国総領事館を中国が科学技術の先端情報を違法収集するための一大拠点だったとして、閉鎖を命じた。

世界最大の医療団地であるテキサスメディカルセンター(TMC)は訪問患者が年間1000万人を超えるほどの大規模な医療施設や先端技術研究施設が集積しており、世界最高水準とされるテキサス大学MDアンダーソンがんセンターやテキサス小児病院、ベイラー医科大学、ヒューストン大学、ライス大学などがある。ワクチン外交によって米国より優位に立とうとする中国にとっては、ワクチン開発に必要な先端技術施設があるヒューストンはまさに狙い目だった。

そして中国政府は、長年、ヒューストン総領事館や他の米国内の拠点を使い、スパイ活動や中国寄りの政策を支持するように米国の議員や財界リーダーに働き掛けるロビー活動のほか、「キツネ狩り」(フォックス・ハント)と呼ばれる作戦を行ってきた。キツネ狩りの目的は米国在住の反体制派に帰国するよう圧力を加えることだったといわれる。

このヒューストン総領事館を拠点としたスパイ活動をめぐっては、複数の中国人科学者が情報窃取の疑いをかけられて、国外退去や大学・企業を解雇されたり、逮捕される案件が相次いでいる。例えば、米連邦捜査局(FBI)は、2020年7月23日、王新被告、宋晨被告、趙凱凱被告、唐娟被告の4人の容疑者を公開した。全員、中国人民解放軍の所属だったが、身分を偽ってビザを受け、米国の大学で研究していた。

まず王新被告は、2019年3月に米国に入国してカリフォルニア大学サンフランシスコ分校で研究活動を行っていた。王被告は中国軍の現役少佐だったが、2002~2016年の間に中国軍に所属していたとビザに虚偽の内容を記載した。王被告の任務は米国の研究室を中国にまるごと移植することだった。これは中国では「影の研究室」といい、研究室のコピーを作ることで、米国でどこまで研究が進んでいるかを明らかにすることが目的だ。

次の宋晨被告は、2018年12月に米国に入国後、スタンフォード大学の脳疾患研究センターで研究した。同被告は中国人民解放軍空軍総医院(別名「中国人民解放軍空軍医学特色中心」)と第四軍医大学の研究員である経歴を隠していたため、ビザに虚偽内容を記載した容疑で逮捕された。

趙凱凱被告は、インディアナ大学でマシーンランニングと人工知能(AI)を研究していたが、米国に入国するためのビザを申請する際、軍に所属したことはないと記入していた。だが実際は、中国軍国防技術大学所属の空軍将校だった。

最後の唐娟被告は、カリフォルニア大学デービス分校で研究していた。唐被告もビザには軍に所属したことはないと記載していた。だが唐被告は中国人民解放軍空軍軍医大学(別名「中国人民解放軍第四軍医大学」)所属の研究者で現役将校だった。唐被告は、FBIの追及から逃れ、一時は在サンフランシスコ中国総領事館に匿われたが、結局、米司法省によって逮捕された。

日本の技術管理体制の構築が急務

日本には、中国、ロシア、北朝鮮という覇権国家のほぼ前面に位置するという地政学的問題がある。それに加えて自動車(HV、EV、FCV)、高度医療、バイオテクノロジー、ロボット、炭素繊維、精密機械、冶金技術、高速鉄道、液晶テレビ、デジタルカメラ、ウェアラブル端末、再生エネルギーなどの世界的な企業が集まっており、最先端技術が集積している。また米国と強固な同盟関係にあり、米国の軍事技術が比較的手に入りやすい。スパイ防止法がなく専門の取り締まり機関がない。国民の情報漏洩に対する防衛意識が低いなど、多くの要因が挙げられ、日本においても中国のスパイ活動は活発に行われていると見られる。

例えば、中国による技術流出事件は、2007年のデンソー機密盗難事件(10万件にのぼる大量のデータが漏洩。犯人の林玉正は、中国軍事企業の元社員)、2012年のヤマザキマザック事件(社員の唐博が営業秘密にあたる図面2件をサーバーから入手したとして不正競争防止法違反で起訴)が起こっているが、こうした事件は氷山の一角でしかない。

先端技術は、平和利用のために開発されたものであっても、反面、軍事関係に転用可能という性質を持つ。どんなに日本人が人類の幸福や平和のために技術を活用しようとしても、結果的に一部の覇権国家に利用されてしまっては世界に混乱をもたらす元凶と化すだけだ。先端技術を守るためには、さらなる関連法の整備と洗練された技術管理体制を構築することが必要と考える。

[筆者プロフィール] 藤谷 昌敏(ふじたに・まさとし)
1954(昭和29)年、北海道生れ。学習院大学法学部法学科、北陸先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科修士課程。法務省公安調査庁入庁(北朝鮮、中国、ロシア、国際テロ部門歴任)。同庁金沢公安調査事務所長で退官。現在、JFSS政策提言委員、合同会社OFFICE TOYA代表、TOYA危機管理研究所代表。

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『WHOの武漢調査は本当に客観的で公正と言えるのか?調査は中国側がすべてアテンド、疑われる信頼性』(2/11JBプレス 福島香織)について

2/11阿波羅新聞網<穿帮!中共女间谍的姘夫议员 在弹劾川普的证据上PS【阿波罗网编译】=秘密を漏らす!中共の女スパイの情夫になった議員 トランプの弾劾の証拠にPS(PhotoShop)が [アポロネット編集]>

アポロネット李文波の編集:米国メディアのゲートウェイパンデイットは、2/9(水)に、民主党が不正行為をしていなければ嘘をついていると述べた。

下院弾劾リーダーのエリック・スウォルウェル(Eric Swalwell)は、中共女スパイの元ボーイフレンドとして有名である。水曜日の弾劾裁判で、彼は1/3のトランプ大統領の転送ツイートを読み、そのパフォーマンスは魅力的で感動的であった。

しかし、今回スウォルウェルが読んだツイートには問題があり、PSによってツイートが改竄された。

ツイートの発信者であるジェニファー・リン・ローレンス(Jennifer Lynn Lawrence)は水曜日にツイートし、「私のアカウントはTwitterに認証されたことがない。なぜ私のツイートが根拠のない弾劾に使われ、認証されたアカウントのアイコンがマークされているのか?彼らが弾劾事件全体を偽造したように、民主党員によって偽造されたと仮定する」

ジェニファーはツイートの最後に、「スウォルウェル、なぜ演説原稿に、私のアカウントに認証済みのバッジを追加したのか?」と尋ねた

認証マークはアカウント名の後ろにあるレの印でしょう。どうして民主党はすぐバレることをするのか?選挙詐欺もあからさまだったし。日本の野党同様、左翼メデイアと左翼のSNSが味方に付いているから堂々と不正をする腐った連中です。

https://www.aboluowang.com/2021/0211/1556177.html

2/11阿波羅新聞網<实锤!一选区所有共和党候选人全被多猫腻计票机算计了!=鉄槌!一選挙区のすべての共和党候補者は、全部ドミニオン投票機によってカウントされた!>Facebookグループ「Live Free or Die Report」は、ニューハンプシャー州ロッキンガムで行われた第7区の下院選挙の再集計表の写真を投稿した。彼らは、ドミニオン投票機が、区内の4人の共和党候補者の票をシステム的に少なくしていることを見つけた。最も奇妙なことは、各共和党候補が総て約300票少なく計算されていることである。

表の4人の共和党議員は全員勝利したため、民主党議員の再集計要請で分かったもの。機械の単純なエラーか町の問題かは分からないが、機械だけでは心配。

https://www.aboluowang.com/2021/0211/1556038.html

2/11阿波羅新聞網<福克斯名主持:权势阶层共谋 掩盖新冠疫苗问题=フォックスの名キャスター:新型コロナワクチンの問題を隠すため、権貴階層は陰謀を巡らす>「フォックス」テレビ局の有名なキャスター、タッカーカールソン(Tucker Carlson)は2/9(火)に「タッカーカールソントゥナイト」番組で、現在米国のメディアとテクノロジー企業は、コロナウイルス(中共ウイルス)ワクチンについて不利なコメントを抑制し、封鎖していると述べた。彼らは民衆にワクチンについて少しでも疑いを持たせないようにし、民衆は民主主義体制で最も基本的な知る権利を失った。

https://www.aboluowang.com/2021/0211/1555828.html

2/11阿波羅新聞網<地球现在有多少新冠病毒?数学家:填不满一可乐罐=地球には現在いくつの新型コロナウイルスがあるのか?数学者:コーラ缶をいっぱいにすることはできない>新型コロナの流行は、これまでに1億人以上に感染した。英国の数学者は、現在世界中に散らばっている新型コロナウイルス粒子の総数を計算した。330mlのコーラ一缶でもスペースが空く。

「ロイター」は10日、英国バース大学の数学者であるキットイエーツが、世界の新規感染率と推定ウイルス量を使用して、世界中に合計約2,000,000,000,000,000,000(200京)のウイルス粒子が散在していると計算したと報道した。つまり、1 quintillion(百京)は10の18乗に相当する。

新型コロナウイルス粒子の平均直径は約100ナノメートルであり、ウイルスの表面に突き出たスパイクタンパク質と、粒子が集まったときの粒子の丸みで生じる隙間を考慮しても、これらのウイルス粒子はまだコーラの330mlの缶を満たすことができない。

https://www.aboluowang.com/2021/0211/1556019.html

何清漣 @ HeQinglian 7時間

これが最高だと思う。

タイム誌の「影の選対の秘史」を読んだ後、結論は反トランプの「民主保護連盟」は「レッドチーム」化し、選挙の成功は窃盗が主な理由の1つになっているということである。ミシガン州のトランプ支持者の勢力は非常に大きく、トランプ勝利を認証しないため、主に共和党のRINO(Republican In Name Only)を攻撃した。4つの方法があり、ジョージア州務長官もその一つである。

政党が内部分裂すれば、すべての争いに勝つことは不可能である。

引用ツイート

ビクトリア🌼 @ VictoriaTC 16時間

トランプは新党を結成しなかった。「Neverトランプ」の共和党員が却って先に結党する。

先週の金曜日、レーガン、ブッシュ親子、元トランプ政権の役人、共和党の戦略家から120人以上がズーム電話会議に参加し、別の組織を作ることについて話し合った。組織は、選挙綱領として「保守主義の原則」を入れ、選挙に立候補する候補者を指名するのに、無党派や民主党を含む中道右派候補者を支援する。

https://reuters.com/article/us-usa-trump-party-exclusive-idUSKBN2AB07P

彼らもデイープステイトの一員、Swampにどっぷり浸かった連中でしょう。

何清漣 @ HeQinglian 21時間

速報:アイオワ共和党員は、1619年プロジェクトを歴史課程に含める学校への援助資金を削減するよう、2/9に事前に法案を可決した。

コメント:これは、極左が米国の歴史を改ざんするのを防ぐためで、各州の自救と呼ばれている。

引用ツイート

Breaking911 @Breaking911 2月10日

BREAKING: Iowa Republicans on Tuesday advanced legislation that seeks to cut funding for schools that include the 1619 Project in their history curriculum -The Hill

福島氏の記事で、前にも書きましたが1年も経ってから調査をする意味がどこにあるのかと。日本人は国際機関を有難がりますが、そんなに信頼がおけるものでもない。国連なんか腐敗の極みでしょう。しかも中共がアフリカの票を狙って、いつも通りのハニーやらマネーを駆使しますから猶更です。そもそも国連なぞFDRが自分が盟主になるために作った組織です。また日本はまだ敵国条項が残ったままだというのに金だけはキチンと出してきた、何も交渉しない外務省があって、国民は批判もしないからそのまま。憲法改正をまずやるべき。その前に核武装すべきですが、バイデンでは難しい?

記事

賑わいを取り戻した中国・武漢の市場(2021年2月8日、写真:ロイター/アフロ)

(福島 香織:ジャーナリスト)

世界が注目していたWHO(世界保健機関)から武漢に派遣された新型コロナウイルス起源調査のための専門家チームは2月9日、武漢で記者会見を開き、ウイルスが実験室から漏洩した可能性を排除するとの見方を示した。また冷凍食品などモノを媒介にした感染拡大経路の可能性については、さらなる調査が必要とした。

では、ウイルスはどこから来たのだろう。WHOの発表に、本当に世界は納得しているのだろうか。

排除された実験室起源説とコウモリからの直接感染説

中国の専門家とWHOの専門家によって組織された新型コロナウイルス起源研究連合チームの2月9日の記者会見には、中国側からは元中国衛生健康委員会体制改革局長で清華大学公共衛生学教授の梁万年、WHO側からはデンマーク国籍のピーター・ベン・エンバーク、オランダのウイルス学者のマリオン・クープマンスが参加した。

結論としては、大きく3つ。

(1)当初、感染源とされた華南海鮮市場については、2020年12月に発症した初期の一部感染者が市場と関与していたことは間違いないが、それは市場が感染拡大源の1つであるということを証明するだけで、目下の資料だけでは、どのようにウイルスが市場に入り込んだかは確定することができなかった。

(2)新型コロナウイルスとコウモリ(蝙蝠)の関係については、コウモリコロナウイルスが新型コロナウイルスの直接の先祖ではない、つまり中間宿主がいるという結論に達した。

梁万年は「パンデミックをもたらしたこのウイルスは人類環境に高度に適応した生存能力を備えている。この種の能力は偶然獲得されたもので、徐々に変異しているが、こうした変異は自然の選択によるものだ」と解説した。またピーター・ベン・エンバークは、ウイルスが自然宿主由来であるとしながらも、「武漢はコウモリが大量にいる場所ではないので、武漢の感染がコウモリから人に直接感染した可能性は非常に低い。だとするとその他の動物から感染したのだろう」と述べた。

(3)新型コロナウイルスと武漢ウイルス研究所との関係については、中国科学院武漢ウイルス研究所からウイルスが漏洩した可能性が疑われていたが、ピーター・ベン・エンバークは研究所の実地検分や研究員らへ聞き取り調査を経て、研究所からウイルスが漏れた可能性は「ほとんどあり得ない」として、この方面の調査はここまでで打ち切りにするとした。

会見では梁万年が、武漢ウイルス研究所はアウトブレイク(感染拡大)前に新型コロナウイルスは持っておらず、ウイルス漏洩の可能性はありえない、と補足した。

WHO調査団による記者会見の様子。左から梁万年氏、ピーター・ベン・エンバーク氏、マリオン・クープマンス氏(2021年2月9日、写真:AP/アフロ)

この調査チームは中国の専門家17人、WHO、国際獣疫事務局(OIE)からの専門家17人の34人で構成されていた。3つの小チームに分かれて、武漢で28日間のウイルス起源調査を行い、白沙洲貿易市場、華南海鮮市場、湖北省疾病予防コントロールセンター、武漢市疾病予防コントロールセンター、湖北省動物疫病予防コントロールセンター、中国科学院武漢ウイルス研究所などの機関で聞き取り調査などをおこなった。

マリオン・クープマンスは、今後さらに、武漢のウイルスとその他地方のウイルスについてゲノム対比調査を行う必要があるとした。東南アジア原産の輸入動物センザンコウからも、新型コロナウイルスに極めて近いゲノム配列のものが検出されている。こうしたゲノム対比調査の結果によっては、東南アジアからの輸入野生動物が起源という可能性も出てくるかもしれない。

またピーター・ベン・エンバークは、冷凍食品のコールドチェーン(低温物流)を通じた感染拡大の疑いについて、さらに研究していく必要性がある、と付け加えていた。ドイツなどから輸入した冷凍加工肉からも新型コロナウイルスが検出された。ウイルスは、ひょっとしたらこうした輸入品から中国に持ち込まれた可能性は、まだ低いとはいえ排除されていない。

今回はっきりと排除された可能性は、実験室起源説とコウモリからの直接感染説、ということになる。

客観的で公正な調査ができるのか

さて、このWHO調査結果発表について、みなさんはどう思われただろうか。ウイルスの専門家たちが口を揃えて「武漢ウイルス研究所が起源である可能性はほとんどない」と結論付け、今後この方面の追求を打ち切ると言うのであれば、素人の我々は納得せざるを得ない、のだろうか。

しかし、その根拠とは、武漢ウイルス研究所はじめ武漢市内の大小さまざまな研究室の管理方法、管理状況を調査チームが実際に見て、関係者の聞き取り調査を行った結果である。アウトブレイクから1年以上たった後の研究所を視察して、共産党の指導に忠実な研究員への聞き取り調査をしただけで、実験室起源の可能性を排除していいのだろうか。

SARS(重症急性呼吸器症候群)のような感染症のアウトブレイクが広がっていると中国で最初にSNSで発信し、「警笛を吹く人」と呼ばれた李文亮医師や艾芬医師らが、共産党上層部によって「デマを拡散した」として圧力を受け、沈黙させられたことが、その後の感染拡大を引き起こした経緯を思い起こせば、公式の調査チームが行う「関係者への聞き取り」がどれほど信頼性の薄いものかは想像できるだろう。もしも中国科学院系列の研究者が、国家にとって不都合な事実を国際社会に訴えれば、キャリアを失うどころでは済まないのだ。

調査で誰に会うか、どこを視察するか、どういう質問をするか、はすべて中国側がアレンジし、中国側専門家が同行している。武漢市民は、WHOの調査チームと接触しないように念を入れて通達され、患者の遺族らがWHOの調査チームへの面会を求める声も封じ込められ、遺族らによる「微信(WeChat)」のチャットグループも強制閉鎖させられたことが日経新聞などでも報じられている。

こういう状況で客観的かつ公正な調査ができるのか、ということが、記者会見での結論に納得できない最大の理由だ。

中国共産党の過剰なまでの情報統制

2003年のSARSの真実を最初に暴露したのは蒋彦永という老軍医だった。この時の彼の告発は、まさしく生死を賭けたものだった。李文亮や艾芬は今回、最初の警告者として注目を浴びたが、彼らは実はSNSの仲間内でのチャットグループで発信しただけだった。一方、蒋彦永は最初にフェニックステレビなど中国メディアに訴えたが情報を握りつぶされたため、米国誌「TIME」に暴露した。これは中国共産党政権にとっては重大な裏切りであったはずだ。

当時、私たち北京駐在の外国メディア記者は、TIMEの記事を根拠に、現地調査に来ていながら記者会見では中国当局に忖度しまくって歯切れの悪いWHOの専門家たちに、「本当はどうなんだ」「公式の見解ではなく、あなた個人が専門家としてどう見ているかを聞いている」と喧嘩腰に食い下がり、「北京に200人以上の感染者」という言質を引き出し、翌日の世界中の新聞が報じたのである。この一連の外国メディアの報道に中国メディアの記者も一般市民も驚き称賛の声をあげ、中国共産党政府は対応を転換せざるを得なくなった。

今回の新型コロナ肺炎では、蒋彦永のような、問題の渦中にいて、かつ外国メディアに真相を暴露する勇気と義侠心を持つほどの人物は登場しなかった。今回のWHOの記者会見もライブ映像を見る限り、専門家たちに詰め寄って喧嘩腰で質問するような記者もいなかった。

李文亮は、真相の端っこに一瞬触れたことでささやかな抵抗を試みたが、共産党政権に沈黙させられ、失意のまま亡くなった。

2003年当時は、広東省の「南方週末」記者はじめ、一部に果敢なジャーナリズム魂を見せる中国人記者も少なくなかったが、習近平政権のメディアコントロール強化政策によって、既存メディアは本当にモノを言わなくなってしまった。独立系メディアの「財新」などがかなり果敢にスクープを取りに行ったが、彼らの特ダネは中国国内では削除され、のちに党中央から極めて強い圧力がかかったことも一部で報じられている。

元人権派弁護士の陳秋実と張展、元CCTVキャスターの李沢華、武漢のビジネスマンの方斌らは、市民記者として真相を追求しようと取材活動を試みたが、道半ばで「失踪させられて」(非公開で当局に拘束され、指定居所での監視下で尋問を受けている状況を指す)してしまった。

このうち武漢ウイルス研究所の「P4実験室」(国際基準でBSL4に相当するきわめて毒性の強いウイルスを研究している実験室)に迫った李沢華は2月26日、国家安全当局に身柄を拘束されたのち、釈放された。釈放後の4月16日に撮影し、YouTube上で公表した動画では、拘束されたいきさつを自ら説明していたが、実に奇妙な印象を与えるものであり、当初彼を拘束したのが国家安全当局であったことは、P4実験室と新型コロナの関連についていろいろな憶測を呼んだ。

元弁護士で人権活動家の張展に至っては、拘留中にひどい拷問を受けていたことが報告されている。昨年(2020年)暮れ、裁判に出廷したときの衰弱ぶりは、拷問が事実であることを裏付けていた。彼女は公共秩序擾乱の罪で懲役4年の判決を受けた。

ここまでして、中国共産党が記者たちを締め上げ、医師や市民の証言を弾圧しているのはなぜなのか。やはりまだ明らかにされていない何か深い真相があると疑われても仕方がないのではないか。

中国軍が研究する「新しい戦争」

この調査チームが発表した、コウモリから人への直接感染の可能性を否定する最大の根拠は、武漢にコウモリがいない、ということだが、武漢のいくつかの研究所にはコウモリがたくさん飼われている、という。そして、かつて、実験のプロセスで研究員がコウモリに攻撃され尿や血液に触れてしまった事故があり、隔離措置をとったことは事実として報じられている。それにもかかわらず、コウモリからの直接感染の可能性を完全に排除できるのだろうか。

武漢ウイルス研究所のトップ研究者、石正麗が率いるコウモリコロナウイルス研究チームが、米ノースカロライナ大学で米国人研究チームと合同で、コウモリコロナウイルスを使ったキメラウイルス実験を行い、ネズミの気道に感染させる実験を行ったことや、それが生物兵器研究につながると批判されて研究自体が打ち切られたいきさつは、すでに報道されているが、そういう研究が中国で継続されていた可能性はまったくないと言えるのだろうか。

中国では、世界でタブーとされているゲノム編集ベビー実験なども密かに行われていた。中国人民解放軍では「バイオケミカル超限戦」論が2010年ごろから盛り上がっている。

中央軍事委員会科学技術委員会の副主任兼解放軍軍事科学院副長の賀福初などは、人の脳と兵器ネットワークをリンクする「バイオインテリジェンス兵器」なるSFの世界のような兵器の登場を予言した。人民解放軍内では、新時代の超限戦(あらゆる制約を取り払った21世紀の新しい戦争)の1つが「生命権を制する戦争」であるとして、感染症を特定地域(空母打撃群など)に流行させる戦術も想定していた。まさに、新型コロナ肺炎が米空母ルーズベルトを機能不全に陥れたような事態は、人民解放軍で予想されていた。

私たちが疑ったり恐れたりしていることが単なる“陰謀論”であれば、それはそれで実に良いことである。だが、世の中には私たちの想像の斜め上を行くことがたくさんあり、それを疑い、しつこく調べ、追及し続けるのが、私たちジャーナリズム界の常識なのだ。そういう立場でいえば、今回のWHOと中国の合同調査によって完全に排除できる可能性は、何一つない。

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『外務省は「反日」韓国大使をなぜ受け入れたのか 日本叩きの言動を繰り返してきた姜昌一氏』(2/10JBプレス)について

2/11阿波羅新聞網<2020年大选的影子反川运动秘史=2020年の選挙における影の反トランプ運動の秘史>有名な左派メディア「タイム」は、2万語以上の記事を発表し、19年から選挙の公平性を保護するという名目で、反トランプの人達と組織が、2年近く維持されてきた方法を体系的に紹介している。計画、実施、武漢ウイルスからSNSの世論操縦、郵便投票から現場での作業、投票機からデモ破壊運動、民主党から共和党、無党派まで、ウォールストリートからシリコンバレー、大富豪から労働組合まで、どのようにして強力な同盟を結び、各層での推進、そして少しずつトランプに対する前例のない強力な政治同盟を構築した。この同盟の唯一の目的は、トランプが2020年の選挙に勝てないようにすることである。

言っては悪いですが、AFLCIO(米国最大の労組)如きが首謀者とは思えない。もっと大きな力が働かなければ、最高裁やら動かせないでしょう。ソロス等ユダヤ国際資本が黒幕で、それをカバーして見えなくするための記事では。

https://www.aboluowang.com/2021/0211/1555887.html

2/11阿波羅新聞網<共和党声明 “袋鼠法庭 堕落之快” 弹劾开场辩论,川普很不爽,有人给他挖坑?=共和党の声明 「カンガルー裁判は転落するのも速い」 弾劾に関する冒頭の討論、トランプは間違っていない、誰かが落とし穴を掘っただけ?>トランプ弾劾案は9日上院で開かれた。事情通は、トランプが彼の弁護士であるブルース・キャスターの冒頭の演説に不満を持っているようで、キャスターは「退任した大統領への弾劾裁判は違憲」という重点ポイントを明らかにしなかったからと述べた。

ワールドニュースによると、共和党のテキサス州上院議員ジョン・コーニンは、「最初の弁護士はあちこち飛び、違憲論争に焦点を当てなかった。2番目の弁護士は適切に行動した」、「私は多くの弁護士と多くの弁論を見てきた。この議論では、この弁護チームは、私が今まで見た中で最高ではない」

他の数人の共和党上院議員もまた、キャスターの論述は「仕事ぶりは良くない」とメディアに語った。

しかし同時に、政治ニュースウェブサイト、ポリティコは、「トランプが弾劾案の見通しに自信を持ち、彼が無罪になると固く信じていることに加えて、共和党への彼の影響力が泰山と同じくらい安定していると考えている」と報道した。

上院議員は、トランプの弾劾を支持したルイジアナ州共和党員を倒す:「カンガルー裁判は転落するのも速い」

米国上院はトランプの弾劾に投票し、ルイジアナ州の上院議員ビル・カシディ(Bill Cassidy)はトランプの弾劾を支持し、その後、州共和党によって非難された。

一部の共和党議員の支持を得て、上院は2/9(火)にトランプ前大統領の2回目の弾劾裁判を進めることを決議した。

ビル・カシディは、反トランプの6番目の共和党上院議員として、民主党上院議員全員と5人の共和党上院議員に加わり、トランプの弾劾は憲法に合っていると考えた。結局、上院は賛成56票VS反対44票でトランプに対する弾劾訴訟を継続することに同意した。

ルイジアナ州共和党委員会はカシディの投票の後、彼の行動を非難する公式声明をすぐに発表した。

声明は、「ルイジアナ州の共和党員は、カシディ上院議員が、前大統領で現在は市民となっているトランプに対する弾劾裁判が憲法と一致しているかの投票で、賛成したのを深く失望している」と述べた。

声明はまた、「トランプ前大統領は無実であることを、すべての米国人に思い出させたい。これは、敵対的な政敵が公然と主宰し、政治的動機に基づく虚偽の告発のカンガルー裁判(不公正な裁判)である。民主党が連邦政府を支配した短期間のうちに、正義が堕落するのはこんなにも早い。」

https://www.aboluowang.com/2021/0211/1555886.html

2/10阿波羅新聞網<弹劾川普审理 弹劾经理引用宪法学者论文 遭作者实时驳斥【阿波罗网编译】=トランプ弾劾裁判の審理 弾劾リーダーは憲法学者の論文を引用し、すぐに著者によって反駁された [アポロネット編集]>ブライトバートニュースは2/9(火)に、憲法学者のジョナサンターリー(Jonathan Turley)が火曜日に下院弾劾リーダーのジョーネグズの主張に即座に反論したと報じた。以前、この民主党議員は、テリー教授は前大統領が弾劾裁判にかけられても良いと考えていると主張した。

ジョナサンターリーはローレンス・トライブ(Laurence Tribe)同様、これはまだ難しい問題と思うと。

https://www.aboluowang.com/2021/0210/1555707.html

2/10看中国<格雷厄姆:拜登贺锦丽佩洛西…来作证(图)=グラハム:バイデン、カマラハリス、ペロシ・・・証言したら(写真)>米国上院司法委員会委員長のリンゼー・グラハム(Lindsey Graham)は、トランプ前大統領の弾劾裁判で、多数党(民主党)がまず証人を呼ぶことを決定した場合、共和党はバイデンとカマラハリスを含む民主党のトップ達を召喚して法廷で証言してもらうと警告した。

2/9、トランプの弾劾訴訟の初日、弾劾リーダーとトランプチームの弁護側それぞれが意見陳述した後、上院の民主党員と数人の共和党議員が、すでに民間人である元大統領を弾劾する投票を強行した。私人となった市民への弾劾は違憲であるが、この裁判は継続される。その後、民主党は次の手続きで証人を呼ぶことができるようになる。

これに対し、トランプを擁護し続け、2回目の弾劾裁判に反対するグラハムは、民主党員が1/6に議会議事堂事件で何がもたらされたかとその日に何が起こったのかについて証言するために証人を呼ぶ場合、共和党はまた、トランプ前大統領に対しコメントをした(「反乱を煽動した」と言った)民主党員を召喚するだろうと述べた。

サウスカロライナ州の共和党員は番組「ハニティ」に出て、次のように答えた。「下院(弾劾)のリーダーが1名の証人に招集をかける場合、弁護側は指名されたすべての人に招集をかけ、その後何人かを再招集する」

グラハムは、その場合、すべての民主党トップと幹部が法廷で証言するために召喚されると述べた。バイデンやカマラハリス、上院多数党リーダーのチャックシューマー、下院議長ナンシー・ペロシ、下院議員マキシンウォーターズ、上院議員コリーブッカーと元司法長官エリックホルダーなど。

「私の同僚として、100人の上院議員がいる。今日我々がしていることは、実際には、米国の歴史を作っていることになる」

グラハムは、いわゆる弾劾を開始した人々は米国の憲政に戦争を発動したと指摘し、「民主党は基本的に大統領の職位に対して戦争を仕掛けたことになる」と。

グラハムは、民主党が証人を呼ぶのに厳しく反対のコメントを繰り返しており、これを「パンドラの箱」に例えている。

彼は、民主党が多数を占める下院で1/13に弾劾投票する前に、彼らは一人の証人にも何も尋ねず、すぐに弾劾を通したと強調した。今、彼らが証人を呼ぶことによってトランプを有罪にしたいというのは、双方の間の闘争を引き起こすだろう。

その場合、グラハムは、FBIを含むすべての証人が召喚され、1/6のキャピトルヒルでの暴動の背後にある犯人を完全に明らかにするだろうと警告した。

「WP」の報道によると、FBIは議会議事堂での暴動を調査しており、事前に計画された共同襲撃の証拠を見つけた。

背後の黒幕を明らかにしたほうが良いのでは。

https://www.secretchina.com/news/gb/2021/02/10/962074.html

何清漣 @ HeQinglian 8時間

各位、現在バイデン政権は対中政策で難題に直面している。北京は少しも面子を与えず、マクロンがノーと言った後、ほとんどの同盟国は風向きを見ているのが多い。

今は自分ではしごをかけている。原則は正しいいが、やり方がは間違っている(したがって、孔子学院がまだ存在し続け、米国の協力者はまだお金を持って生きている)。

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何清漣 @ HeQinglian 8時間

バイデンの20日間、新政策の進捗状況:

ブリンケン国務長官は2/8のCNNとのインタビューで、トランプ大統領は中国に対してより厳しい態度をとってきた。基本原則は正しいが、彼のやり方は完全に間違っていると述べた。

https://rfi.fr/cn/%E6%94%BF%E6%B2%BB/20210209-%E5%B8%83%E6%9E%97%E8%82%AF-%E7%89%B9 %E6%9C%97%E6%99%AE%E5%AF%B9%E5%8D%8E%E9%87%87%E5%8F%96%E6%9B%B4%E5%BC%BA%E7 %A1%AC%E7%9A%84%E6%80%81%E5%BA%A6%E6%98%AF%E6%AD%A3%E7%A1%AE%E7%9A%84

バイデン政権は、米国の大学と海外交換プログラムのある幼稚園から高校までの学校に孔子学院との財務関係を開示することを求めた規定をこっそり放棄した。

何清漣 @ HeQinglian 7時間

米国の2020年の選挙詐欺について、批評家は噂か法輪功と見なしている。

各種の一次資料に基づいたナバロの3つの報告も、黙殺された。

左派メディア「タイム」ウィークリーは2/5に「2020年選挙を救った影の選対の秘史」を発表して、選挙窃取を光り輝くものとした。結局、組織的、システム的な詐欺で選挙を操作した歴史的な恥を記念するものとなった。

米国の興亡に関係なく、歴史はこの時を記憶する。これは米国立憲主義の死の始まりであると。

古森氏の記事では、何故外務省がこんな駐日大使にアグレマンを出したのかというと、多分日韓議員連盟と二階辺りから圧力がかかったのではと思います。また、11月に韓国が日本のアグレマンを取らずに先に発表したのは、バイデンだったら日本に厳しいことも言ってくれると期待してのことだったのかと思います。いずれにせよ、日本のヘタレぶりが明るみになり、いい加減売国政策は止めてほしい。

記事

(東京・南麻布にある韓国大使館/写真AC)

(古森 義久:産経新聞ワシントン駐在客員特派員、麗澤大学特別教授)

韓国の文在寅大統領が日本駐在大使に任命した姜昌一(カン・チャンイル)氏が、日本での外交活動をいよいよ開始する。姜氏は「反日」の言動で知られる政治家である。日本政府の外務省は、この反日活動家とも呼べる人物の大使赴任をなぜ受け入れたのか。外務省の対応に、自民党内でも非難の声が出てきている。

姜氏が見せてきた「反日」の言動

新駐日大使となった姜氏は1月22日に来日し、入国者への2週間の隔離措置を経て、今週2月8日ごろから日本での大使としての活動を始めることとなった。

済州島出身の元学者で、文政権与党「共に民主党」の国会議員を務めてきた姜氏は、韓日議員連盟名誉会長でもあるが、たびたび日本を不当に糾弾あるいは誹謗してきた。

日本の外務省が自民党の外交部会などに出した非公式の資料でも以下のような実例が記されている。

・2011年5月、姜昌一氏は日本の北方領土の国後島を訪れ、「ロシアの実効支配を確認した」と述べ、ここはロシア領だとする見解を発表した。

・日本の天皇陛下に対して「日王」という呼称を長年にわたり再三使ってきた。

・2016年10月、慰安婦問題に関して「いつか日本国王や首相が来て、ひざまずいて謝罪するだろう」と述べた。

・2019年8月、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について、「敵対的関係なのにどうして我々がこの協定を結べるだろうか」と述べ、日韓両国は敵対関係にあるという見解を表明した。

・2020年3月、日本政府がコロナウイルス対策として外国人の入国制限措置をとったことに対して、韓日議員連盟会長として「自国の政治に隣国を巻き込む外交の蛮行」と非難した。

・2020年8月、韓国の親日派の墓をあばくという「親日派破墓法」を推進し、「国立墓地にも仇敵がいるため愛国烈士たちはあの世でも落ち着くことができない」と述べ、日本に協力したとされる韓国の先人の墓を破壊することを提唱した。

以上の姜晶一氏の日本叩きの言動はほんの氷山の一角である。かつて東京大学大学院に留学した経験を持つ日本通の国会議員であると同時に、「反日」の国・韓国においても激しく日本を罵る言動の主として知られてきた。公式の場でも、たとえば安倍晋三政権を「愚かだ」「幼稚だ」と決めつけることなどごく当たり前だった。

矛盾している外務省の対応

そんな反日の人物がなぜ日本駐在大使となったのか。

韓国では、文在寅大統領が姜氏の大使人事を昨年(2020年)11月23日に発表し、韓国メディアが大きく報道した。そもそもこのタイミング自体が、日本を軽視していることの表れだったと言ってよい。

というのも、国際的な外交慣例では、大使を派遣する場合はウィーン条約の規定に沿って派遣先の相手国(接受国)からの同意をまず得なければならない。この外交同意は「アグレマン」と呼ばれる。受け入れ国からの事前のアグレマンがあって、初めて派遣国はその任命人事を公表する。いまの国際社会では、大使の相互派遣はすべてこの慣行に従っている。だが、韓国政府は日本側の事前の受け入れ同意を得る前にその人事を公表してしまったのだ。

この点に対して、日本の外務省は抗議を表明した。吉田朋之外務報道官は2月3日の記者会見で、姜昌一氏の人事について、日本政府がアグレマンを出す前に韓国側が発表したとして韓国政府に抗議していたと明らかにした。昨年11月、韓国政府が姜昌一氏の人事を明らかにした直後に、日本外務省の海部篤儀典長が在日韓国大使館側に「通常の国際慣行から大きく逸脱しており極めて遺憾だ」と申し入れたのだという。

だがその後、日本の外務省は12月下旬に姜氏の大使人事に関するアグレマンを韓国側に伝達する。新大使としてどうぞ来日してください、というわけだ。姜氏自身はそれを受けて1月22日に来日した。

以上の外務省の対応には明らかに矛盾がある。外務省はアグレマンを出し、姜氏が新任大使として日本へ到着した後に、報道官が公式会見で「姜氏の人事は国際慣習に反しており、抗議していた」と明かした。後になって抗議するならばなぜ姜氏の人事を認めたのか、という疑問が出てくるのは当然だろう。

さて、この反日大使、天皇陛下への信任状提出などの儀礼を経て、いよいよ日本での外交活動を開始するが、さんざん罵しられてきた日本側としては、そんな大使をボイコットすることは可能だろう。自民党内でも参議院議員の有村治子氏、青山繁晴氏といった外交政策通が、姜大使人事への抗議をすでに表明している。

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『ベトナムへの「密出国」防ぎたい中国、国境に壁建設 現代版「万里の長城」、表向きは「コロナ感染防止」だが』(2/10JBプレス 譚 璐美)について

2/10希望之声<被福克斯雪藏 名主持多布斯收到OAN邀请=有名なキャスターのドブスがOANの招待を受ける>元フォックスビジネスのキャスターのルー・ドブスが解雇された後、保守派メディアのワンアメリカニュース(One America News)は彼にオリーブの枝を差し出した。

OANのCEO、ロバート・ヘリングは次のように述べた。「OANはルー・ドブスが我々に連絡することを望んでいる。我々はあなたにポジションを提供でき、あなたは真実を語っても検閲されることはない!」

ドブスはまだこれに公に応答していない。

https://www.soundofhope.org/post/472838

2/10希望之声<世卫报告称病毒不来自武汉实验室 蓬佩奥:无说服力=WHOの報告によると、ウイルスは武漢研究所から来たものではないと ポンペオ:説得力がない>2/9(火)、世界保健機関と中国の専門家が武漢で記者会見を開き、武漢での予備調査の結果、ウイルスが武漢の中心にあるウイルス研究所から来た可能性は「非常に低い」と発表した。これに対し、ポンペオ元米国務長官は、WHO当局者の行動は中共政府の最善の利益に合わせており、主張は信頼できないと考えていると述べた。

ポンペオは火曜日のフォックスニュースに、「ウイルスは実験室から来たものではない」というWHOの声明は彼を納得させることができなかったと語った。 「(武漢の)研究室のすべてのデータ、すべての科学的操作を見て、医師と話し、個人的にインタビューできることを願っている」、「共産党員が部屋の後ろに監督のために座っていなければ、彼らはこれらの場所で本当に何が起こったのかを話すことができる。共産党員がいれば、党の方針に従うことを確実にしなければならない。彼らの結果を見るのを楽しみにしている。私は情報をずっと受け取っており、研究所が最初の感染源である可能性が高いという十分な証拠がある」と。

普通に考えれば、1年も調査させないで、今になって調査させたのは既に証拠隠滅が完成したからでしょう。WHOは益々中共の手先となりCHOになり果てた。中共はWHOの報告を以て各国の損害賠償請求をかわそうとするのでは。バイデンもWHOに戻るならキチンと主張しろよと言いたい。

https://www.soundofhope.org/post/472787

2/10阿波羅新聞網<川普为何更开心了?还就弹劾程序发声明 拜登让川普任命法官走人 不抵制北京冬奥=トランプはなぜ幸せなのか?彼は弾劾手続きにも声明を発表した バイデンはトランプの任命した司法官を去らせた 北京冬季オリンピックはボイコットしない>

ジェイソン・ミラー顧問:トランプはツイッター、フェイスブックのアカウント停止の影響を受けない、彼は幸せである・・・トランプはSNSに載せなければ、ヘイトスピーチの影響を受けないので、実際には良いことだと言ったと。メラニアも同意した。

弾劾の前夜、トランプの弁護士は、78ページのブリーフィングを出し、政治劇を非難した・・・弾劾裁判は政治劇であり、民主党下院議員はすでに一般市民となったトランプに対して「狂信的な憎悪」を抱いており、「トランプ精神錯乱統合症」を患っているとのブリーフィングを提出した。

弾劾手続きについて両党が合意に達する、トランプは声明を発表・・・声明は次のように述べている。「デュープロセスに対する揺るぎない支持と先例と一致する手順の確保について上院共和党指導部に感謝する」、「この裁判のプロセスは、上院議員に市民の弾劾裁判はばかげており、違憲という理由を説明する機会を提供する」と語った。

民主党の推進法案は重要であり、2022年の議会選挙に影響を与える・・・計画によると、6歳未満の子供がいる家庭はIRSから子供1人あたり3,600米ドルの収入を受け取り、それ以上の子供がいる家庭は子供1人あたり3,000米ドルの収入を受け取ることができる。具体的な金額は、昨年の家庭の収入によって異なる。

バイデンは北京冬季オリンピックをボイコットしない。カナダはアスリートに中共を怒らせないよう注意深く話すように警告

流石親中派バイデン。東京オリンピックに対する態度と違う。

米国司法省は、全国の56人の検察官を去らせるつもり

blob:https://www.facebook.com/c29898d9-5b30-43e7-b035-2bbc96dc2afa

https://www.aboluowang.com/2021/0210/1555476.html

2/9阿波羅新聞網<前白宫高级政策分析师公开川普未能翻盘内幕=元WHの上級政策アナリストGarrett Zieglerは、トランプがひっくり返せなかった内幕を公に明らかにした>トランプ支持の多くの人は、軍が状況をコントロールし、トランプの再選を支持すると考えていたが、ジーグラーはWHでの彼の2年間の経験に基づいて、統合参謀本部議長のマークミリーが憲法を支持し、バイデンに逆らう形跡はなかった。彼は、軍の高官はすべてプリンストンの校友であり、ジョン・マケインやヒラリー・クリントンのようなエスタブリッシュメントのエリート達は、長年にわたって「世界を侵略し、世界を招待する」“Invade the World, Invite the World”外交思想を追求してきたと考えている。「彼らの見方は完全に捻じ曲がっている」 。

民主党員やヤンキーはImperialistです。

https://www.aboluowang.com/2021/0209/1555161.html

2/9大紀元<トランプ氏、審理された選挙訴訟の2/3で勝っていた>

https://www.epochtimes.jp/p/2021/02/68282.html

何清漣さんがリツイート

陶瑞 TaoRay  @ realTaoRay 21時間

現代文明の政治の基礎は民主主義ではなく法の支配であり、800年以上前に王も法の下にある原則を制定した英国のマグナカルタにまでさかのぼることができる。

ハーバードロースクールの元スクール長を含む144名の有名な法律家が公開書簡を出し、トランプの弁護士を公然と脅迫した。これは、トランプの言論の自由を弁護すれば弁護士免許が取り消される可能性があることを示唆している。

法の支配を踏みつけ、弁護士への脅迫、法を迫害の道具として使うのは、文明社会の崩壊への前兆である。

法治の前に民主主義はあるのでは?現在共産主義国の法治は、国民を代表して立法手続きがなされていません。正統性のない法治です。ですから勝手に尖閣や台湾も自国領土に法律上書き換えられる。

何清漣 @ HeQinglian 9時間

この記事は読む価値がある。

「トランプの反撃は不利であり、ジーグラーは、原因の80%は彼を補佐する周りの人がエスタブリッシュメントによって配置された人達であると考えている。政治のアマチュアとして、トランプは自分の経営する会社では、彼と彼のチームは共通の利益と目標を持っていた。しかし、政界では、誰もが打算で動く。トランプが権力を失うのを見ると、彼らは自分のために次のポジションを探し始める」。

いくつかの観察は非常に直接的である。

引用ツイート

アポロネット唯一の公式Twitterアカウント @ aboluowang 23時間

元WHの上級政策アナリストは、トランプがひっくり返せなかった内幕を公に明らかにした:トランプ支持の多くの人は、軍が状況をコントロールし、トランプの再選を支持すると考えていたが、ジーグラーはWHでの彼の2年間の経験に基づいて、統合参謀本部議長のマークミリーにはそんな兆候はないと。(Mark… http://dlvr.it/RsJD4l#川普#収盘#

何清漣 @ HeQinglian 8時間

北京は勢いよくワシントンの戦略的忍耐に迫るhttps://hk.appledaily.com/local/20210209/2DMWEL22KNGY7CJVVIRKOSDGN4/

中国は頻りにとげのあるオリーブの枝を米国に伸ばし、トランプ政権の対中政策を「非常に間違った反中政策」として決め付け、米国が現実を認識し、その過ちを正し、ビルマのクーデターを口実に、米国の不正選挙を利用してWHをぶっ叩いている。

しかし、バイデンと外交チームの有効な道具は「戦略的忍耐」であり、彼らは同盟国と一緒に行動するのを待たなければならないと述べた。待っていたらとうとう、マクロンは「No」と言った。

北京は勢いよくワシントンの戦略的忍耐に迫る(何清漣) Apple Daily

世界は米国の対中政策を発表するのを待っている。中国は、とげのあるオリーブの枝を何度も延ばしたが、返答は得られず、とうとう2/2、中共中央委員会外交担当政治局委員の楊潔篪が米中関係について談話を発表した。ビデオでのスピーチの場所は、パンダハガーの大本営である米中関係全国委員会で、圧力をかけている。バイデンは2/4に外交政策について説明したが、基本的なトーンは依然として「戦略的忍耐」であった。 2/6、米国国務長官ブリンケンと・・・・・。

hk.appledaily.com

何清漣さんがリツイート

アポロネット唯一の公式Twitterアカウント @ aboluowang 16時間

「戻ってトランプに謝罪し、米国人に謝罪する・・・」[アポロネット編集]:アポロネットの秦瑞記者の編集:「Just the News」の報道によれば、議会議事堂の攻撃が事前に計画されたことを示す証拠がますます増えてきており、民主党のトランプ弾劾の前提は弱まっている。

http://dlvr.it/RsK864#アポロネット編集#トランプ#弾劾

ビクトリア🌼 @ VictoriaTC 7時間

返信先:@HeQinglianさん

このインタビューは一見の価値がある。ジーグラーは、米国が技術全体主義と監視国家になりつつあると考えている。「中国に住んでいるのと同じだが、川が汚染されていないだけだ」。

国防総省と大型テクノロジー企業は身を落として裏切り者となった。

「我々は、WHの駐車場に入る場所を知らせる電子メールを1日1通受け取るだけである。平民宰相の軍隊はない。軍は彼らがDCで何をしているのかを平民に説明しない」

モンキービジネススペシャルwギャレット・ジーグラー02.06.21

これともっと多くが私のウェブサイトmonkeywerxus.comで見つけることができる。また、monkeywerxus.com / shopで私のWerxショップをチェックしてみて。注:すべての音楽は合法的にダウンロードされている・・・。

youtube.com

何清漣さんがリツイート

秦鵬 @ shijianxingzou 9時間

「バイデンは、ウイルス検査で陰性であれば、米国に入れると規定したが、彼は違法に国境を越える人々が検査なしで米国に入国することを許している。これは我々国民を保護しているのか?」

譚氏の記事では、ベトナム経済の活況もバイデンの対中政策によって変わる可能性があります。まあ、中国人が自由のない中共政権より、同じ共産党が支配するベトナムの方が住みよいと思う可能性があり、それで壁を造り出したのかもしれません。自国民が脱出するというのは、その国に魅力がないということです。

記事

(譚 璐美:作家)

中国のベトナムいじめが始まったらしい。

2020年、ベトナムはGDP成長率で東アジア・太平洋地域の中で最高の2.8%に達し、中国のGDP成長率2.3%を抜いて、世界最高水準のプラス成長になった。それに伴い、中国とベトナムの間では、新たな軋み音が漏れ聞こえてきた。

中国政府が、ベトナムとの国境に、コンクリートと鉄筋で出来た高さ2メートルの「壁」を、数百キロメートルにわたって建設しているという。

ベトナム国境の税関に押し寄せた中国人技術者たち

中国が「壁」を築いた場所は、中国南部の広西チワン族自治区とベトナム北部アンニン省の国境都市モンカイを結ぶ、通称「友誼関」(友情の関所)と呼ばれている小さな国境税関だ。

国境とはいえ、川ひとつ隔てただけの山岳道路なので、地元住民たちは簡単な手続きをするだけで、三日間の通行証を発行してもらえるし、ときには顔パスで、行商人が徒歩で行き来していたのだが、そこに突然、「壁」を作って厳重な通行規制を敷いたことで騒動になった。

独立系経済メディアの「財新」によると、2020年10月20日、「友誼関」に900人の中国人技術者が押し寄せた。彼らはベトナムに移転した中国企業と台湾企業に採用された証明書を持っていたため、混乱の後にようやくベトナム入国を許可された。

彼らの就職先は、ベトナムに移転した深圳の「立迅精密」に400人、南寧の「富桂精密(富士康)」に205人、「ベトナム電池科学技術」に85人、中国資本の「德利(越南)」に27人等。こうした企業の多くがベトナムで工場を建設して間もない時期だから、「技術者」というより、むしろ部品の組み立て作業を担う熟練労働者たちだったのではないか。

しかし、突然の通行規制を知らなかった広西省の行商人の中には、通行証の不備などで通行を許可されず、「友誼関」周辺の路上にビニールシートを敷いて寝泊まりする者も多数にのぼった。「おかげで、ビニールシートの値段が千元に跳ね上がった」という。

中国とベトナムは建前の上では、今も社会主義体制の兄弟国家だ。日頃から、ベトナムは中国との外交に細心の注意を払い、少しでもトラブルがあると、即座に解決するため頻繁に対話を心がけてきた。それなのに、中国はなぜ「友誼」(友情)に背くような「壁」を建設したのだろうか。

激増する中国の対ベトナム投資

ひとつには、ベトナムが中国の推し進める国家戦略「一帯一路」計画に対して、口では賛成しながら、実際には消極的であることだ。東南アジアの国々の中で、これまで中国の資金援助を受けていない唯一の国であり、中国が二国間協定を結ぼうと提案しても、ベトナムはなかなか応じようとしない国なのだ。

今年に入って、中国が海上警備を担う海警局に武器使用を認める「海警法」を新たに制定すると、ベトナム外務省は1月31日、いち早く声明を発表して、「緊張を高める行動を自制するべきだ」と、中国を諫めた。

ベトナムは、スプラトリー諸島(中国名、西沙群島)の領有権を巡って長年中国と対立し、ベトナム漁船がたびたび中国海警局の艦船に拿捕されたり、威嚇されたりしている現状を踏まえた声明だった。

中国にしてみれば、ベトナムは言うことを聞かず、まことに扱いにくい国だと考えたとしても、不思議はないだろう。

さらに、ここ数年、米中経済戦争のあおりを受けて、各国が中国からベトナムへ投資先を転換させている中で、とりわけ中国からの投資が急拡大した。

2019年、中国の対ベトナム投資額は174%増加し、なかでも新規投資額は前年同期比で411.1%も増加した。ベトナムの安い労働賃金を求めて移転してくる中国企業は後を絶たない。その結果として、ベトナムでは労働力不足が深刻になった。

その一方、中国では、コロナウイルスの感染拡大で中国国内の企業が倒産し、失業した労働者たちが急増。彼らは合法違法を問わず、活況を呈する地続きのベトナムへ職を求めて続々とやってくるようになった。

ベトナムに移転した中国企業の中には、「(密入国でも)自力でたどり着いたら、採用してやる」と口約束する企業もあり、とくに高度な技術をもつ人材は引っ張りだこだとされる。

中国政府は、「壁」を建設した目的を、コロナウイルスの感染拡大を防止するためだとして、現代版「万里の長城」だと自画自賛しているが、実際のところ、中国から密出国する中国人を食い止めることが目的なのは明らかだ。

ほんの数年で逆転した「密出国」の流れ

ベトナムと中国の国境線は1400キロメートル以上あり、険しい山岳地帯の国境線はこれまで曖昧なままだった。かつてはアヘン栽培の「ゴールデン・トライアングル」として広く知られ、麻薬取引、誘拐、売春、人身売買、出稼ぎ者の密出国などを手がける闇組織が支配する「無法地帯」だった。彼らが手配する密出国は、主としてベトナムから中国へ向けて行われていた。

中国の官製メディア「中国青年報」(2018年4月26日付)によれば、春節(旧正月)は特に密入国が多い時期で、2018年3月、広東省の国境警備総隊は、三つの密入国事件を摘発し、計351人を逮捕した。

そのうち、最も大掛かりだった3月の事案では、広東省と広西省8都市で実施された合同摘発で、闇組織のメンバー18人と東南アジア国籍の者126人、合計144人を一挙に逮捕し、長期にわたってベトナムから広西省へと通じていた闇ルートを一網打尽にしたという。

同紙には、逮捕された19歳のベトナム人女性、珍さん(仮名)の証言もある。珍さんは貧しい農村の出身で、3歳年下の弟の大学資金を得るため、中国へ出稼ぎに行こうと考えた。

村の噂によれば、斡旋業者に800元から1000元の費用を払えば、中国の広東省に行くことができ、1年働くだけで10万元になるとされ、村での稼ぎの数十倍の大金を手にすることができるという。

彼女は数人の友人と連れ立って、車で12時間ほど離れたモンカイまで行き、闇組織の手配で通行証を手に入れると、観光客を装って「友誼関」を越えた。

そこで待っていた闇組織のオートバイに分乗して、広西省東興市まで行くと、さらにマイクロバスに乗り換えて山道をひた走り、素手で崖をよじ登って山を越えた。そして通行証の検査が行われない長距離バスに乗り、ようやく広東省へたどり着いた後、手配されていた照明器具製造工場へ入った。

珍さんは、そこで追尾していた国境警備総隊に逮捕されたのだ。

闇組織は、こうした出稼ぎ者や売春目的の人身売買の販路として、ベトナムから広西省東興市を経て、広東省の東莞市、中山市、佛山市などの地方都市を結び、さらには香港、マカオに至る闇ルートを形成していたとされる。

「壁」で人の流れを果たして断ち切れるのか

ところで、人は、往々にして経済成長に向かって流れるのが、世の常である。

ひと昔前には、ベトナムから経済繁栄した中国へ向かっていた出稼ぎ労働者の流れは、今や経済成長著しいベトナムへ向かって、中国から出稼ぎ労働者が流れている。まさに人の流れの「逆転現象」が起こっているのである。

中国が築いた「壁」ひとつで、この流れを断ち切るのは、かなり難しそうだ。

だが、今後、ベトナムの労働力不足がさらに深刻化し、工場生産に支障をきたせば、ベトナム経済が頭打ちになることは目に見えている。

「壁」の建設は、言うことを聞かないベトナムに対して、中国が「からめ手」で脅かすために思いついた具体的な方法だろう。ひょっとして、昔から「万里の長城」はただのコケ脅しで、無用の長物だと言われ続けてきたことを、もう忘れてしまったのか。

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『TPP11加盟を決めた英国、アジア回帰の深謀遠慮 QUAD加盟や「D10」の開催提案、そして香港をつなぐ点と線』(2/9JBプレス 小川博司)について

2/8阿波羅新聞網<安提法游行 美媒:这是暴乱!这就是拜登的美国【阿波罗网编译】=アンティファのパレード 米国メディア:これは暴動である!これはバイデンの米国である[アポロネット編集]>アポロネット秦瑞記者の編集:「ゲートウェイパンデイット」は、「燃やせ!」と報じた。BLMとアンティファのテロリストがワシントンDCで行進し、警察を襲撃し、戸外の食事客に嫌がらせをした。

https://twitter.com/i/status/1358210898847035399

https://twitter.com/i/status/1358218065427767296

https://twitter.com/i/status/1358222723835719680

https://www.aboluowang.com/2021/0208/1554858.html

2/8阿波羅新聞網<佛州州长立法挑战极左技术垄断:把保守派撵出平台是消费者欺诈【阿波罗网编译】=フロリダ州知事は極左が技術を独占していることに立法で対抗:保守派をSNSプラットフォームから追い出すのは消費者詐欺[アポロネットワーク編集]>デサンティス(Ron DeSantis)知事:「候補者と違う意見の持ち主をプラットフォームから排除するのを防ぎ、これらの大企業が選挙に干渉しないようにする必要がある。今回導入しようとしている法案は、個人に権力を与える。この法案によれば、ハイテク巨人があなたの言論や意見のせいでプラットフォームから追い出そうとすれば、これは消費者詐欺である」と。

先週知事は、Twitter、Facebook、Telegram、GoogleのYouTube、Amazon、Appleに、内容の検閲とユーザーのデータを販売するのを禁止する法律を発表したと「ゲートウェイパンデイット」は報じた。

https://www.aboluowang.com/2021/0208/1554977.html

2/9希望之声<跟进佛州 德州也将制裁科技巨头=フロリダに続け、テキサスもハイテク巨人を制裁する>テキサス州知事のグレッグ・アボット(Greg Abbott)は2/7(日)、テキサス州議会議員と協力して、ハイテク巨人がユーザーの政治的見解に基づいて言論の自由を制限することを防ぐ法案を作っていると述べた。この前に、フロリダ州は、利用禁止された人がSNSで話す権利が回復するまで、SNS企業に1日あたり10万ドルの罰金を科すことを決定した。

アボットはツイッターで声明を発表し、「ブライアン・ヒューズ(Bryan Hughes)上院議員と協力して、フェイスブックやツイッターなどのSNS企業が保守派の言論を排除することを防ぐための法律を制定しようとしている」と述べた。

共和党のヒューズは、彼とアボットが導入しようとしている法案は、ツイッターやフェイスブックなどのSNS企業によるユーザーの不適切な管理を解決するものになると《インサイドテキサスポリティクス》(Inside Texas Politics)に語った。

これに先立ち、フロリダ州はまた、選挙中に候補者がSNSを使用することを制限した企業を罰するための立法措置を講じた。また、フロリダ州が提案する新法は、候補者がSNSへのアクセスを回復するまで、法に違反する企業に1日あたり10万ドルの罰金を科す。フロリダはまた、特定の候補者を宣伝する企業に、州選挙委員会にこれらの支持行動を記録し、それらを政治献金として扱うことを要求する。

いくつかの州はすでに言論の自由を保護し、シリコンバレーの企業が自分たちの力を使って反対言論を監視することを防ぐための措置を講じている。過去1年間のこれらの企業がコントロールしてきたほとんどは、保守派の言論とトランプ前大統領と彼の支持者の個人的な言論に焦点を合わせてきた。

ヒューズは次のように述べた。「連邦法ではこれらの企業を監督することが許されているため、提出する法案は、企業があなたを差別した場合、例えばSNSがあなたの個人的な見解に基づいて差別、または政治的、宗教的にあなたを差別や制限した場合に、あなたを追い出すかもしれないが、この法はあなたがオンラインに戻ることを可能にするだろう」

テキサス州は昨年12月からGoogleに対して反トラスト訴訟を起こしている。テキサス州司法長官のパクストン(Ken Paxton)はまた、テキサス州は保守派の言論を検閲する大型テクノロジー企業の問題を​​解決するためにさらなる措置を講じることを確認した。

パクストンはフォックスビジネスニュースとのインタビューで、「ロンデサンティス・フロリダ州知事のアプローチに感謝する。彼がフロリダで行ったことに非常に勇気づけられている。また、Googleに対する訴訟も開始した」

彼は、将来、テキサスでより多くの訴訟が発生するだろうと述べた。なぜなら、我々が今何もしなければ、将来的に手遅れになる可能性があり、これらの企業はより強い支配力とお金を持つようになるからである。

Greg Abbott

https://www.soundofhope.org/post/472436

2/8希望之声<二十大前习近平以“十禁”立威未成反被打脸?=中共第20回全国大会の前に、習近平は「10の禁止」で権力確立しようとして成らず、却って面子を失う?>2022年秋に開催予定の第20回中共全国大会で、中共の習近平総書記は毛沢東を超えて第3期(2023-2028)に入ろうとし、無期限再選を果たそうとしていることが、多くの注目を集めている。 中共はすでに第20回中共全国大会の準備作業を開始しており、この時点で中共の内部権力闘争が始まったとウオッチャーは考えている。中共の中央規律検査委員会と他の機関は、今年、一部の地方政府のリーダーの異動を利用して、1月に10のいわゆる「禁止」通知を出した。習近平がこれを出した意図と効果は何か?

2/3の中共メディアの報道によると、中央規律検査委員会、中央委員会組織部、国家監督委員会が1月に共同で「異動時における規律の厳格化と異動の習慣の監督に関する通知」を出した。その中で、地方指導部の異動の規律に関しては、10の「禁止事項」が明確に記載されている。①私利を謀る徒党の結成、②投票買収や賄賂、③官員職位の売買、④人脈を利用した裏口での官員登用、⑤個人で勝手に決める、⑥情報を詮索する、⑦規則に違反して、人を用いる、⑧機密漏洩、⑨いんちきをして人をだます、⑩異動に介入することは固く禁じられている。

「Voice of America」の報道によると、香港中文大学歴史学部の客員教授である林和立はインタビューで、中共が昨年末から類似の党員規律、仕事の態度、「習の核心に合わせる」などの宣伝支持を出していたと指摘した。今年初めに出された「10禁」は、来年の第20回全国大会での習近平の権力への布石と関係がある。

「10禁」は習近平が権力を確立する意図を表したものだが、政治評論家の陳破空は2/4のビデオ政治解説プログラムで、「10禁」のすべての条項は「皮肉」と「ブラックユーモア」に満ちていたと述べた。それは1条1条習近平を指しているから。

陳破空は、習近平と彼を中心とする中共の幹部たちこそ、私利を謀る徒党の結成、個人で勝手に決める、人脈を利用した裏口での官員登用等、最も典型的な代表であると述べた。特に、最大の皮肉は、「異動への干渉は厳しく禁止されている」ということである。習近平が第3期を目指すときに、異動に介入する最大の罪人ではないのか、と述べた。

陳破空は、10の禁止事項を真剣に実施するためには、習近平と彼の権力をまず檻の中に閉じ込めるべきだと笑って語った。

陳破空はまた、中共の管理下にある党メディアと公式メディアが「いんちきをして人をだます」のと「機密漏洩」(移動時の人事配置の秘密を漏らしている)し、時には禁令に違反したと述べた。

陳破空は、「選挙の買収と賄賂」の禁止は、外部が中国は普通選挙の民主的な側面を持っているという認識に容易につながるが、実際、中国は「小さなサークル」内、「鳥かご」で、選挙の候補者を指定しているだけで、民主的な選挙でなく、選挙買収はまだ非常に人気があると。

https://www.soundofhope.org/post/472346

2/9阿波羅新聞網<南疆长城?网曝中国老挝边境架设2米高铁丝网=新疆ウイグル自治区南部の万里の長城?ネットは、高さ2メートルの金網が中国とラオスの国境に建てられたことを明らかにした>2/8、ネチズンは、中国とラオスの国境の雲南側で、中共が蛇のように丘や野原に広がる金網を敷設していることを示すビデオを公開した。高さは2メートル以上あり、中共は、その目的はウイルスの侵入を防ぐことであると述べた。他の主な理由は、中共が人々の逃亡を阻止しようとしていることであると報道されている。ネチズンは、もう一つの奇観になる万里の長城が新疆ウイグル自治区南部にも現れたと言った。

https://twitter.com/i/status/1358675462206193664

https://www.aboluowang.com/2021/0209/1555005.html

何清漣 @ HeQinglian 23分

ツイッターを見て:これは、米国で社会主義を支持する人の数が2,000万人減少したことを意味する。 68%もの多くの人が資本主義を好み、全米に当て嵌めれば、1億7000万人以上の成人が資本主義を支持している。人口の3分の1(約8000万人の米国人)だけが社会主義を支持する傾向がある。

年齢が若いほど、社会主義を好む人が増える。 30歳未満の年齢層では、2018年の48%から43%に低下し、その割合が減ったのが最も少ない。

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何清漣 @ HeQinglian 26分

米国人は自分に冗談を言った:

左派は組織して選挙を操作し、社会主義政権になるよう進めたが、社会主義を好む人の数は却って減少した。

アリゾナクリスチャン大学の文化研究センターは最近、新しい世論調査を発表した。2020年の大統領選挙後、米国成人の32%だけが社会主義を支持しており、2018年の調査の41%の社会主義支持率よりも9%低くなった。

何清漣さんがリツイート

萧生客 SSK  @ SSK2024 1時間

「The Truth Project」は最近、ツイッター、フェイスブック、グーグルはバイデンを全力でサポートし、右派の発言を抑圧する醜い顔を明らかにした。政治家と左翼メディアのスキャンダルを暴露し、かつては数人の民主党上院議員を落選させ、左翼メディアの信頼性を攻撃した。現在、ニューヨークはそれに対して訴訟を起こし、「The Truth Project」は積極的に対応している。真実は手にあり、誰が誰を恐れているかを見て!! [“The Truth Project”が暴露:Facebookのザッカーバーグはどのようにしてバイデンと協力して課題を進めたか? 】http://mp.weixin.qq.com/s/Qks0q6SG6ofK_AiEGKyCWg

小川氏の記事で、中共が「一国二制度」を反故にしてきたのを元に戻すのは考えられません。それで英国もクイーンエリザベス空母打撃群をアジアに送り込むのでしょう。バイデン米国政府の対中政策が先行きどうなるかで、英国の対中政策も変わり得るのでは。バイデン政権は口先では中国を競争相手とか言っていますが、「戦略的忍耐」=何もしないのでは。

米軍はバイデン政権が中国の侵略を放置した場合も、同じように傍観するのかどうか。地政学上の要所を盗られたら米国の利益は守れなくなります。バイデンは売国政権だからそうしないとも限らない。

日本は第二次日英同盟を結ぶべきでしょう。米国に押し付けられた憲法も改正すべきです。

記事

TPP11への加盟を申し入れたジョンソン首相率いる英国(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)

2月1日、TPP11への参加を申し入れた英国。あわせて、米国、日本、インド、オーストラリアの4カ国で形成する、中国を仮想敵だと意識した安全保障面での緩やかな連携であるQUADへの参加と、G7にオーストラリア、インド、韓国を加えた「D10」の設立についても言及している。アジア回帰を目論む英国の意図は何か。それは対中強硬策を意味するのか。

欧州連合(EU)離脱(2020年1月31日)からちょうど1年後である2月1日、そして、合意ある離脱確定日(2020年12月30日)から1カ月後、英国のトラス国際貿易相は正式に、米国抜きの11カ国によるCPTPP(Comprehensive and Progressive Agreement for TPP<包括的進歩的TPP>:いわゆるTPP11)への参加を申し入れた。

現在の英国からTPP加盟国への輸出は同国全体の8%に過ぎないものの、TPP11カ国は5億人の人口と世界の13.5%の経済を占めるうえに、EUよりも高い成長性を見込める。そのため、関税が引き下げられた後の英国への経済効果は非常に大きい、というのがジョンソン政権の皮算用である。

英国は、2020年1月の離脱決定前の段階で既にTPP加盟国への根回しを始めており、日本とは10月23日に自由貿易協定に正式署名、他のTPP加盟10カ国とも加盟実現のための合意に概ね達している模様である。つまり今回の正式申請は実質的には加盟決定までの準備を整えてのことだったと言える。英国政府関係者は加盟決定について楽観的な見方をしている。

一方、野党労働党の「影の内閣」のソーンベリー国際貿易相は、「一つの団体から地球の反対側にある別の団体に急ぎ乗り換えることのメリットが不確実だ」と批判し、「トラス国際貿易相は、英国加盟後に中国が申請してきた場合、英国は拒否権を持てるかどうかも確実にしていない」と辛らつだ。

この間、米国がトランプ政権からバイデン政権に移行したことで、世界は米国の内政と経済政策を注視しているものの、それ以上に、対中政策がどうなるかを最重要課題として見ている。安全保障のみならず、経済的利益にも大きな影響を与えるからだ。英国とて、ソーンベリー影の内閣国際貿易相の言葉が示す通り、アジアと言って念頭に浮かぶのは中国が最初だろう。

英国のCPTPP加盟を含む、アジア・オセアニアへのピボット戦略は、今後、果たしてどのような展開になっていくのだろうか。「グローバル・ブリテン構想」はこのピボット戦略の成功あっての賜物である。

英国にとってのBrexitの本質とは

米国のオバマ政権がアジア重視へのピボット戦略を本格的に動かし始めたのは2012年以降、政権第2期になってからだと言われている。当時の米国に中国の脅威という発想はまだなく、急激に成長するアジア市場の重視がポイントだった。また、この頃から中東・アフリカからのEU域内への移民が増え、英国については、東欧からの移民とともに国内問題に発展する火種になりつつあった。

筆者が耳にした極端だと思えた例は、近隣の中小クリニックによる主治医システムが定着した英国の地方都市において、まともに予約も取らない中東・アフリカからの移民が押し掛けたことに対する不満だ。極端な話、東欧から来た移民に対しても不満はあるが、肌の色が異なる中東・アフリカからの移民が、生活習慣も違うままに行動したことに対する反感だった。これが、Brexit(英国のEU離脱)の原点なのだろう。

一方、ドイツとフランスが中核的な役割を果たすEUにはロシアが加盟していないうえ、中世以前からの大陸と英国との見えない壁は高く、英国にとって将来における期待値が小さかったというのも事実だろう。EU加盟国全体の成長力を見ても、これから急拡大していくような要素はほとんどない。

また、英国の不安はシティにおける金融機能がどうなるか、という点だけだったと言えるが、それもAIなどの発達を考えると、これからは物理的な拠点がどこにあるかが重要な時代ではなくなる方向にある。その他の点を見ても、漁業はベルギーやフランスに自国領海での操業を認めており、牛肉や野菜なども輸入超である。自動車などの工業製品もEUに代わる非関税貿易連合があれば、そちらを選ぶのは当然の状況になっていた。

英国とEUと言えば、サッチャーからキャメロン、メイ、ジョンソンまで多くの英首脳がEU関連事項で話題を振りまいてきたが、今回のBrexit成功の最大の要因は、英国として自国通貨のポンドを捨ててユーロへの通貨同盟に入らなかったことだ。これは、今のところ大正解だったと言っていいだろう。

英国のCPTPPへの加盟承認は時間の問題であり、英国にとって現在の注目点は米国の出方である。英国は、トランプ大統領の脱TPPを前提として米英FTA(自由貿易協定)構想を推進しようとしてきたものの、バイデン大統領はTPPへの復帰には慎重である。コロナ対策や国内雇用を最優先としており、経済外交への交渉にはいまだ腰を上げていない。

さらに1月29日、ジョンソン首相はQUADへの加盟も希望すると語った。英タイムズ紙によると、同首相は、同時にG7にオーストラリア、インド、韓国を加えて「D10」に発展させるべきだと語った。ここでの「D」はDemocracyの「D」である。

QUADは、米国、日本、インド、オーストラリアの4カ国で形成する、中国を仮想敵だと意識した安全保障面での緩やかな連携である。基本は、安倍首相のインド・太平洋構想に端を発する。「緩やかな」と書いたのは、北大西洋条約機構(NATO)のような共同軍事行動は考慮していないことによる。これは、日本という戦力不保持の憲法を持ち、米国との安全保障条約に依存する国がある以上、単純にはそれ以外の国とは集団的自衛権を行使できないためである。

では、なぜ英国は、この安全保障体制としては曖昧さを残すQUADに参加したいのだろうか。また、「D10」を発案する理由は何なのだろうか。

英国の本音はNATOへの依存度を下げたい?

Brexitを実現した英国にとって、米国とのFTA交渉は残るものの、いち早く達成したいことはコストパフォーマンスのいい国際協調への移行だろう。また、経済協調と安全保障面での協調は表裏一体というのが外交の常識である。英国としてはNATOへの依存を低くして、アジアを見たいのである。筆者はいまだ確証を得てはいないものの、英政府関係者の話や、逆にBrexitを不安視してきたEU大統領府やECB(欧州中央銀行)関係者からの話を総合すると、その可能性は高いと感じる。

英国は、最新鋭空母のクイーン・エリザベスを中心とする空母打撃群をアジアに展開する予定だ。自国の権威を見せる「show-the-flag」戦略である。この言葉は、日本ではかつてアーミテージ国務次官補(当時)が日本に対してイラク戦争への参加を求めた時に使われたのが最初らしいが、本来は自国の力を見せるために自主的に行動することを意味する言葉だ。「軍艦外交(軍艦を各国に派遣して海軍力を示威する)」と同じ意味合いを持つ。

そこまで英国がコミットしようとする背景には、将来の成長地域としてのアジア、外交の軸としての米国と日本、英連邦であるインドとオーストラリアがある。対中を考えた場合には、これらのどれもが重要国となるであろう。これを考えるからこそのCPTPPであり、QUADなのである(CPTPPは今のところ米国は入っていないが)。

地球儀をイメージしてもらいたい。英国は右に欧州大陸、左に大西洋を持つ。自国以外で、能動的に使える地域や島としては、フォークランド諸島(南大西洋にあるアルゼンチン近くの群島)、インド洋にはディエゴ・ガルシア(米軍基地が存在)がある。

なお、太平洋には英領のピトケアン諸島がある。TPPへの参加条件に太平洋諸国であることは入っていないものの、仮にその点についての指摘が現加盟国から出ても問題とはならない。

また、英連邦諸国には英国との関係が今も残る国は少なくない。例えば、オーストラリアの金融市場全体を管理する王立委員会には英国の関係者も入っている。

そのインド・太平洋に英国が将来の利権を求めて舵を切っても全く不思議ではない。CPTPPもQUADも米国が中心のアングロサクソン系支配の国際協調だとも言えるからだ。むしろ、同様の動きが可能なフランスがここに入らないのは、今のところはEUの中にいた方が得だからだろう。

英国が中国を敵対視するかどうかを見極める鍵

歴史を遡れば、英国はアヘン戦争に勝つまで、長年にわたり清帝国との交易を自由に行えず、不満をためていた。清の官僚の態度が横柄だという不満の記録も残っている。植民地に対して英国がやってきたこと、アヘン戦争後の中国に対して英国がやったことの方がはるかに酷いと思うが、そのような世界覇権を目論んだ強い英国の面影は今の英国には全くない。

第2次大戦後の英国は、基本的に中国との友好関係を強めてきており、トランプ政権が中国のファーウェイをターゲットにするなど対中政策を大きく変更しなければ、今も親中政策は続いていたかも知れない。

大西洋の欧州大陸に近い島国の英国にとっては、日本が問題視するような地域安全保障の問題はなく、むしろ貿易などが増えさえするならば、地球の東半分と西半分という感じで中国と覇権を分かち合うという発想もあり得るだろう。

これは、対潜哨戒機の海南島強制着陸事件で一時は関係がぎくしゃくしたブッシュ政権が、テロとの戦いのための協定を結んだ相手としての中国、またオバマ政権が貿易相手国として選んだ中国と同じで、西太平洋のあたりは中国に任せてもよいという発想がかつてはあったというのは事実ではないだろうか。実際、米国の場合、ブッシュ政権時代のライス国務長官が考えた戦略は、米国の西太平洋の拠点をグアム島まで引くというものであり、日本も思いやり予算でこの基地配備の展開を支援していた。

ところが、英国にとって看過できないのは、国家安全法の香港への適用を決めた中国による香港の中国化である。英国の認識は、一国二制度は2047年まで続ける約束だからだ。香港には今も多くの英国人が住んでおり、英国資本も多く入っている。既に、香港・澳門・広州のトライアングルのネットワークが強化されており、香港の経済は中国に接近してきたものの、金融資本ハブとしてのグローバルな立ち位置はシンガポールおよびスイスと並んで世界有数である。

香港の中国化を推し進める香港のキャリー・ラム行政長官(写真:AP/アフロ)

この点について中国が英国に譲歩をするかどうか。これが鍵である。ジョンソン首相もトラス国際貿易相も、アジアへの関与を深めようとする要因の一つに香港があるのだ。逆を言えば、中国が香港のさらなる発展に寄与しようと努力し、また香港における英国資本や英国民、英国パスポート保持者の利益を守るならば、英国のアジアへの関与は、CPTPPでの貿易拡大は続けようとするものの、QUADをアジア版NATOにしようということにはならないのではないだろうか。

英国には、日本のような中国アレルギーを持つ理由はないのである。

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『日本だけではない! 中国周辺国で同時進行する敵基地攻撃能力』(2/8日経ビジネス 長尾賢)について

2/8阿波羅新聞網<旧金山两华童遭绑架 引爆社媒热议 全城大搜捕后安全归来=サンフランシスコでの2人の華人児童の誘拐はSNSの議論を活発にし、全市を挙げての大捜索後に無事に戻って来る>サンフランシスコで、2/6(土)の夜に子供が誘拐されたという衝撃的な事件が伝わった。車を盗み拉致した事件で、2人の華人児童が車の中に座っていたために容疑者がそのまま運転して連れ去った。ベイエリアの法執行機関は、全住民に直接「児童失踪警報」(Amber Alert)を出し、SNSで活発な議論を引き起こし、警察も市内の全域を捜索した。

https://www.aboluowang.com/2021/0208/1554676.html

2/8阿波羅新聞網<拜登受访称习近平骨子里没有民主 美中将激烈竞争=バイデンはインタビューで、習近平の真髄に民主主義はないと述べ、米中は激しく競争するだろうと>バイデン大統領はメデイアの独占インタビューで、「米中の関係は、世界の覇権争いの対立ではなく、“激しい競争”の形になると予想している。習近平国家主席は“真髄に民主主義はない”」と指摘した。

CBSのアンカーは、「米中関係は世界で最も重要な問題の1つかもしれない。なぜまだ習近平に電話しないのか?」と尋ねた。

バイデンは、「我々は彼と話す機会がなかっただけで、彼に電話しない理由はない。誰かが私に言ったのは、世界のどのリーダーよりも習近平と過ごした時間が長かったかもしれないと。私が副大統領だったとき、私は24〜25時間のプライベートミーティングを行い、彼と17,000マイルを旅した。私は彼をよく知っている」と答えた。

バイデンは、「彼はタフだ。しかし、批判するつもりはない。ただ現実を述べているだけだ。彼の真髄には民主主義がない」と語った。

「私はずっと彼に、我々は対立する必要はないと言ってきた。しかし、競争は熾烈になるだろう」

彼はまた、「私はドナルド・トランプ前大統領がしたようにはしない。我々は国際ルールに焦点を合わせる」と述べた。

習近平との密談は腐敗の話でしょう。国際ルールに焦点を当てると言って、副大統領時代、中共の人工島建設を放置して来たではないか。彼の言葉は信用できない。

https://www.aboluowang.com/2021/0208/1554675.html

2/8阿波羅新聞網<中国三分之一桶装水是「假水」 老板边抽烟边灌水=中国のボトル入り飲料水の3分の1は「偽の水」である ボスはタバコを吸いながら樽詰めしている>偽のボトル入り飲料水は中国市場を席捲し、ずっと注目を集めてきた。北京青年報は7日、業界関係者によると、市場に流通しているボトル入り飲料水の3分の1近くが「偽の水」であると述べた。

報道は、中国の偽のボトル入り飲料水には主に2つのタイプがあることを指摘した。1つは厳密なろ過と消毒を行わずに水道水や地下水を直接充填して販売する方法、もう1つは小規模工場が大ブランド企業の生産ライセンス、ラベル、本物の樽などを購入し、自分で詰めた水に大ブランドのパッケージとして直接販売する。これらの「偽の水」の利益は、平均して1樽あたり10元(RMB、以下と同じ)に達する可能性がある。

報道は、鄭州の多くの人が偽の「康師傅」ブランドのボトル入りの水を飲んだことを指摘した。ある会社の担当者は、2020年に「康師傅」のボトル入り飲料水を約半年間飲み、その後、ボトル入り飲料水の水は緑色で、ボトル内のパイプは分からない粘液で汚れているのに気づいた。沸騰させたヤカンの水も腐った匂いでいっぱいである。康師傅は、これまで康師傅はボトル入り飲料水製品を作っておらず、市場に出回っている康師傅のボトル入り飲料水はすべて偽の水であると指摘した。

北京青年報は、偽のボトル入り飲料水を製造している鄭州の「黒水工場」を密かに訪ね、「黒水工場」は汚れている樽の洗浄装置、水タンク、バケツで一杯と指摘した。偽の水を作る社長は、片手にタバコを持ち、もう片方の手で水道管を持って、「OA泉」と呼ばれる樽に水を注いでいた。

https://www.aboluowang.com/2021/0208/1554643.html

2/8希望之声<佩洛西设国会章程后自己违规 共和党人吁罚款=ペロシは議会規則を制定した後、自ら規則を破り、共和党は罰金を要求>米国下院議長のナンシー・ペロシは、1月中旬に、下院の入り口で金属探知機の検査を受けることを拒否した議員に最高10,000ドルの罰金を科す規則を制定した。しかし、2/5、米国下院行政委員会の共和党員は、ペロシが下院に入る際に金属探知機を迂回し、自分たちが作った規則に違反している疑いがあると指摘し、警備官にペロシに罰金を科すよう求めた。

共和党のロドニー・デイビス、バリー・ラウダーミルク、ブライアン・ステイルは下院警備官に宛てた書簡の中で次のように述べた。「昨日の午前9時59分頃、多くの議員は下院議長が金属探知機の検査をせずに下院議会に入るのを目撃した。これは下院73号決議の明らかな違反である」

彼らは、現在の下院規則の下では、ペロシはこの罰金を支払わなければならないと指摘した。議員はまた、警備官は罰金の額を決定した後、彼女らに通知するように求めた。

そのニュースに対し、ペロシの事務所はコメントの要請に応じなかった。警備官のティモシー・ブロジェットの事務所もコメントの要請に応じなかった。ブロッジェトは米国のメディア「ザ・ヒル」に、この事件について議会警察からの苦情はまだ受けていないと語った。

相変わらず特権意識の強い民主党員たち(ペロシはカリフォルニアの地元で、コロナで閉鎖中の美容院を開けさせ髪の手入れをしたし、デブラシオ市長夫妻は大晦日にタイムズスクエアで二人だけでダンスした)。それでいて他人がすることには強権発動する。言論の自由や表現の自由を弾圧して、恬として恥じない。そもそも、普通は議会に銃を持ちこむ議員はおらず、悪いことをしていなければ心配する必要はないと思うが。

https://www.soundofhope.org/post/472094

2/8希望之声<黑龙奔腾 中国火车浓烟将后面道路遮掩(视频)=黒龍が勢いよく進む 中国の列車の煙が後ろの道を覆い隠す(ビデオ)>最近、中国のある地区で大きな煙を吐き出して運転しているディーゼル機関車のビデオがインターネット上で話題になった。ネチズンは冗談を言った:黒いドラゴンが走っている。

ビデオでは、中国大陸のある地区でディーゼルエンジンの機関車が濃い煙を吐いて走り、煙は後ろの鉄道だけでなく、両側の道路も覆っていた。車が不幸にも濃い煙に巻き込まれた場合、ドライバーは何も見えないのではと心配する。列車が走りながら、警笛を鳴らすのは、他の人が見えないことを恐れてだろう。

こんなに黒煙を出すのは古いディーゼルエンジンを使っているのでは。

https://twitter.com/i/status/1358371161432760322

https://www.soundofhope.org/post/472013

何清漣 @ HeQinglian 1時間

バイデンは世界中の「特殊な性別のグループ」の権利を擁護する? https://rfi.my/76vO.T

良いニュース。

米国での新しい民族集団を祝おう。私はどこかで見たが、その数は総人口の10%にも上ると。

バイデンのような民主党の指導者は、政府が外科手術の費用を還付し、雇用、入学、昇進、移民においてLGBTQを優先させる政策を率先垂範すべきで、執政4年の間に今まで難しかったそれを10〜20%増やすようにすべきである。

https://twitter.com/i/status/1358216974749286401

https://twitter.com/i/status/1358259161285283844

何清漣さんがリツイート

L.Linxiu🗣 @ TwiAllianc 19時間

返信先:@ VictoriaTCさん、@ kentz031さん

闇夜には光が最も大切であり、英雄を一人にしておくことはできない。

https://youtu.be/s1SAGjgTskc

何清漣さんがリツイート

ビクトリア @ VictoriaTC 15時間

これは中国語字幕付きのダイジェスト版である。

“Absolute Evidence”は枕屋の社長のビデオで100%の証拠を示している。 国家情報研究員:国の内部と外部で共謀した。中共ハッカーは投票を盗むのに猖獗を極め、逆転させた。窃盗犯のIPとIDはすべて記録されている・・・。

多くのニュースやビデオについては、http://mnewstv.comにアクセスしてPaypalに援助してほしい:https://www.paypal.me/observeccp(2021年1月20日、このチャンネルは、バイデンの就任式前にスペインのマドリードで爆破事件があった後、売上アップ機能はすぐに停止された。ご支援ありがとうございます!)。

youtube.com

長尾氏の記事では、日米豪印のクアッドを4ケ国同盟にすればよいのではと感じました。ただ、バイデン政権がいざというときに機能するかですが。日本は憲法改正しなくとも日米同盟ができているので、豪印とも同じように結べるでしょう。

記事

JASSM(統合空対地スタンドオフミサイル)を発射する米軍機(提供:USAF/AFP/アフロ)

日本で、敵基地攻撃能力に関する議論が高まっている。敵基地攻撃能力とは、例えば、敵がミサイルで攻撃してきたとき、ミサイル発射機のある基地を攻撃することを指す。つまり、長射程の攻撃能力を持つことと同義だ。

2020年12月の防衛計画の大綱(10年を目安とした防衛計画)の修正に明記されなかったものの、すでに、日本は(1)対艦ミサイルの射程を現状の200㎞から1000~2000㎞に延伸、(2)戦闘機から発射する長射程のミサイルの輸入、(3)護衛艦「いずも」「かが」の空母化、(4)空母艦載機となる「F-35B」ステルス戦闘機の購入などの計画を進めている(表1参照)。

距離の目安を示すと、九州から尖閣諸島までが1000㎞。日本は東西南北3000㎞四方くらいの国である。

ただ、長射程の攻撃能力の保有について、国内の議論には、あまり登場しない論点がある。この戦略が、より大きな、世界的な動きの一部になっていることだ。日本と同時並行して、長射程の攻撃能力の保有に動いている国々がある。特に、オーストラリアとインドの動きは見逃せない。

表1:日本が配備開発・配備を計画している長射程の攻撃能力

名称 射程 備考
JSM 500km ノルウェーが開発した対艦ミサイル
JASSM(統合空対地スタンドオフミサイル) 900km アメリカが開発した空対地ミサイル
LRASM 900km JASSMを元にアメリカが開発中の対艦ミサイル
12式地対艦誘導弾(改) 現状の200㎞から900、1500㎞への延伸を計画 国産。開発案
新対艦誘導弾? 2000㎞? 国産。開発案

日米豪印4か国すべてが同時進行

まず、オーストラリアについてみる。オーストラリアは、日本が保有を計画しているJSMの開発に既に協力し、JASSMも既に保有し、運用している。しかし、同国の国防省は2020年7月、長射程の攻撃能力の保有計画を改めて発表した。2700億ドルかけて行う、現在進めている軍の近代化計画の一環をなす。

オーストラリアは、(1)長射程の対艦ミサイルLRASMの配備、(2)陸上発射型の長射程ミサイル、(3)極超音速兵器の開発などを計画しているようだ。LRASMは、米国が開発中のもので、日本も配備を検討している。戦闘機や艦艇から発射するミサイルで、射程は少なくとも370㎞以上、将来的に約900㎞になる模様。オーストラリア軍が現在運用し、自衛隊も保有しているミサイル、「ハープーン」の124㎞から大きく伸びる可能性がある。

オーストラリアがこのミサイルをF-35戦闘機に搭載して運用することを考えると、半径2100㎞の範囲が攻撃可能になる。F-35の航続距離が1200㎞、そこから900㎞ミサイルを発射できるため、1200㎞+900㎞=2100㎞となる。

表2:オーストラリアの長射程ミサイル

名称 射程 備考
JSM 500km 開発に協力
JASSM(統合空対地スタンドオフミサイル) 370~900km すでに配備
LRASM 370~900km 開発中

次にインドである。インドは、中国を対象として核兵器を保有しており、このための長射程の弾道ミサイルを既に保有している。2014年には、中国のチベット方面を攻撃するための陸軍部隊「第17軍団(9万人)」を創設して、越境しての対中攻撃を想定し始めてもいる。しかし、さらなる強化に進みつつあり、2020年6月以降、その傾向に拍車をかけている。

契機となったのは、2020年6月に印中両軍が衝突して、少なくともインド側に20人の死者が生じたこと。中国軍は同年6月以降も、インド側に侵入したままだ。中国軍は、インドとの国境で、特にミサイルや空軍を増強している。

このような状況の中、インドは9月ごろから、多い時はほぼ3日に1度のペースで非常に多くのミサイル実験を実施してきた。実験したミサイルの中には、長射程の攻撃能力に関わるミサイルが多数含まれていた。

表3:インドが2020年9月以降に実験したミサイルのうち、射程の長いもの

名称 射程 備考
ブラモス・ミサイル 現状の290㎞から400、800、1500㎞に延伸中 超音速ミサイル。戦闘機、艦艇、陸上発射機から発射。ロシアとの共同開発
シャウリア・ミサイル 800~1900㎞ 極超音速ミサイル。既存のシステムでは迎撃困難
ニルバイ・ミサイル 1500㎞ インド版トマホーク・ミサイルと呼ばれているもの。この表では唯一、実験失敗。エンジンはロシア製
プリトビⅡ・ミサイル 現状の350㎞の射程を400㎞に延伸 インド初の弾道ミサイルの改良版
ルドラム・ミサイル 100から150㎞ 敵のレーダーを攻撃するミサイル。主に敵地に侵入する際に使用する
HSTDV 他と同じ基準では計測不能。アグニ弾道ミサイルで打ち上げ、その後、巡航ミサイルのように飛行可能 スクラムジェットエンジン搭載の極超音速飛行システム。極超音速技術は、これまで米中ロのみが保有

表3は、昨年9月以降にインドが実験したミサイルのうち、射程が長いもの。これをみると、インドは、射程1000~2000㎞くらいのミサイルを多く開発していることが分かる。また、敵に撃ち落とされないよう、速度の速いミサイルの開発を進めている。例えば、超音速のブラモス、極超音速のシャウリアなどだ。中でもHSTDVは、これまで米国、中国、ロシアしか保有していなかった、変則軌道を飛ぶ極超音速飛行システムの実験に成功した点で注目に値する。この技術で作られたミサイルの弾頭は、既存のミサイル防衛システムでは撃ち落とすのが困難である。

このようにみてみると、日本、オーストラリア、インドはすべて射程1000~2000㎞の攻撃能力を同時期に開発・導入しようとしていることが分かる。米国も既に同様の能力を保有していることを考え合わせると、日米豪印4カ国がすべて、長射程の攻撃能力保有に向けて同じように動いているのである。

中国対策として有用な長射程の攻撃能力

実は、このような動きをしているのは日米豪印4カ国だけではない。台湾、ベトナム、フィリピン、韓国なども、長射程の攻撃能力保有に動いている。なぜ、各国は長射程の攻撃能力保有に動いているのだろうか。

その理由として考えられるのが中国である。2000年代終わりごろから中国は周辺国に対して強引な領土拡大を続けてきた。その活動はどんどんエスカレートしている。

図1は中国の軍艦、沿岸警備隊(海警)が、日本の尖閣諸島周辺の接続水域に侵入した回数の推移を示す。図2は印中国境において、中国軍がインド側へ侵入した事件の推移だ。

そして図3はその2つの図を重ね合わせ、傾向を追ったものである。ここから分かるのは、中国は、日本に対してもインドに対しても同時に領土拡大行動をエスカレートさせていることだ。10年前に比べ、明らかに数が増えている。しかも、その傾向は、どちらの地域も2012年、2019年に数が急激に増加するなど、同じような傾向を示しているのである。

図1:尖閣諸島周辺の接続水域への侵入事件数

参照:海上保安庁「尖閣諸島周辺海域における中国海警局に所属する船舶等の動向と我が国の対処」(https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/senkaku.html )

図2:印中国境におけるインド側への侵入事件数

図3:尖閣の動きと印中国境の比較

これまで各国は、中国のこのような強引な活動に対し、米国との役割分担によって対応しようとしてきた。中国が強引に押し込んできたら防御はするが、中国側に対し攻撃する能力は持たなかった。攻撃能力が必要な場合は、米軍の能力に依存してきたのである。

しかし、防衛しているだけでは、中国側が行動を収めることがない。そこで米国は各国に対し、米国がこれまで担ってきた役割をより一層分担するよう求めるようになった。結果として、各国とも長射程の攻撃力を自ら保有する方向に進んでいる。

中国は「有利」とみたら強引に動く

実際、論理的に考えると、長射程の攻撃能力を保有すれば、防御能力だけで対応するよりも有効に対処できる。中国の強引な進出にはある特徴があるからだ。自らが軍事的に優位と判断したときに、強引に出てくるのである。

例えば南シナ海における中国の動きはその典型例だ。中国が西沙諸島の半分を占領したのは、1950年代にフランス軍がこの地域から撤退した直後だった。さらに、中国が西沙諸島の残り半分を占領したのは、1970年代に米軍がこの地域から撤退した直後であった。

中国が南沙諸島に進出したのは、1980年代にソ連軍が地域の兵力を大幅に減らした直後であった。そして中国がミスチーフ礁を占領したのは、1990年代に米軍がフィリピンから撤退した直後のことである。以上の動きから、「軍事的に優位であると自信を持ったときに、強引に進出する」という中国の傾向が読み取れる。逆に言えば、自信がないときは進出してこないのである。

中国が軍事的な自信を持たないようにするにはどうしたらいいだろうか。中国がどこかを攻撃しようと意図しても、背後に不安があると、自信は持ちにくいだろう。例えば中国が日本を攻撃しようとしていても、「インドに攻撃されるかもしれない」と懸念すれば、自信はつかない。

それでも中国が日本を攻撃するとすれば、インドからの攻撃に備えて、予算や人員を割いて、防御を固めておく必要がある。

日本とインドを逆にしても同じことがいえる。つまり、日本、オーストラリア、インド、または他の周辺国がみな長射程の攻撃能力を保有することで、中国の自信を相当減らすことができるかもしれないのである。

さらに考えを進めると、中国が軍事行動を拡大する際に通過するルートを抑えるのにも、長射程の攻撃能力は有用だ。中国海軍が使う海峡などを、米国、日本、オーストラリア、インドがミサイルで攻撃できるとすれば、中国海軍は、対象となる海峡を通過するのをためらわざるを得ない。

印中国境においても、中国軍が移動や補給に使用する空港、橋、トンネルなどのインフラに、インドがミサイル攻撃できるならば、中国は自信を持てないだろう。

日本の戦略も、より大きな戦略の一部

長射程の攻撃能力保有(または敵基地攻撃能力)の議論をするに当たって、日本では、こうしたインド太平洋地域を全体的にとらえた戦略や、その先にある世界の動きについて触れることがほとんどない。しかし、日本の動きは実際には、米国やオーストラリア、インドなどの国々を含めた大きな戦略と関係している。今、軍事大国である中国を前にどうすべきか――。日本の周辺だけに視野を狭めない、戦略的な議論が必要になっている。

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『日本人は兵役のない日本に生まれたことを感謝すべき 涙なくしては語れない、韓国兵役残酷物語(1)補充隊での悪夢』(2/7JBプレス 朴 車運)について

2/7阿波羅新聞網<川普回归社媒发帖 小川普:他将继续战斗=トランプはSNSの投稿に復帰 トランプJr:彼は戦い続ける>1/6の米国議会の事件の後、トランプ前大統領のSNSアカウントは次々とブロックされた。 2/4、彼のGabアカウントで、ほぼ1か月ぶりに彼の最初のSNS投稿を公開した。同じ日に、トランプJrもテレグラムでビデオをリリースし、トランプは戦い続けると主張した。

https://www.aboluowang.com/2021/0207/1554377.html

2/7阿波羅新聞網<美媒锁定冲击国会二十人 均与安提法或极左团体有关【阿波罗网编译】=米国のメディアは議会を攻撃した20人を特定した。すべてアンティファまたは極左グループに関連している[アポロネット編集]>アポロネットの李晨宇の編集:米国のメディア「Gateway Pundit」の2/6の報道で、FBI、民主党員、フェイクニュースメディアは、1/6の米国議会議事堂を襲った抗議行動中に、アンティファや極左活動家はいなかったとずっと主張してきたが、調査でこれらの人々がすべてのトランプ支持者ではないことを見つけた。「Gateway  Pundit」は、ビデオのスクリーンショットを使い、アンティファのリーダーであるジョン・サリバン、CNNの女性記者ジェド・セックなど、抗議に参加している20人を特定した。この襲撃は、トランプ大統領がオーバルスクエアで50万人の支持者に演説するよりも早いものであった。

https://www.aboluowang.com/2021/0207/1554498.html

2/7阿波羅新聞網<华人回国梦 被中领馆红头文件击得粉碎=華人が中国に帰国するという夢は、中国領事館の党指令文書によって打ち砕かれる>14日間の個人健康状況は、核酸検査陰性証明、抗体陰性の「二つの陰性証明」、クロスデュアル検査の「4つ陰性証明」を記入する。航空券の予約速度はいつも大使館の文書更新速度に先行されて、やっと政策の最後のバスに息をきらして追いついたとき、あなたは次のことに気が付く:昼夜を問わず工作し、航空券を選んで3つの財布を空にし、核酸検査を予約し、買い物に行き、荷物を詰める。これらはガールフレンドを追いかけるよりも難しい。やっても無駄になるかもしれない。

https://www.aboluowang.com/2021/0206/1554177.html

2/7看中国<美最高法院拟2月中旬审议选举诉讼(图)=米最高裁判所は、2月中旬に選挙訴訟を審議する予定(写真)>2/5、米最高裁判所は2月中旬に審議する選挙訴訟をリストアップした。民主党が支配する議会と戦場の州が選挙規則で争う案件である。

最高裁判所の提案された訴訟には、2020年の選挙へのトランプの弁護士リンウッド(Lin Wood)とパウエル(Sidney Powell)の異議申し立て、および共和党議員マイクケリー(Mike Kelly)のペンシルベニア訴訟が含まれている。

最高裁判所は、1月の選挙関連の訴訟を迅速に審理することを拒否した。トランプを支持する弁護士は、大統領が就任する前に事件が審理されない場合、彼らが勝訴する可能性は低いと訴状の中で述べた。

多くの弁護士は、選挙の疑問は依然として非常に重要であり、選挙の公平性に長期的な影響を与える可能性があると述べた。トランプの弁護士ジョン・イーストマン(John Eastman)は、トランプが再選されなくても、郵便投票の拡張によって引き起こされた問題の解決を重視する必要があると《Washington Examiner》に語った。

ケリーの弁護士グレッグチューフェル(Greg Teufel)は《Washington Examiner》とのインタビューで、裁判所は就任式前にケリーの訴訟を聞くことを拒否したが、ケリーとトランプの主な盟友は訴訟を取り下げることはないと述べた。

最高裁判所が選挙訴訟を受け入れる場合、恐らく10月に開廷するだろう。

議会と各戦場の州は選挙規則で争うことになる

2021年の新年の初めに、民主党が支配する議会は選挙規則をめぐって戦場の州と戦うことになる。

共和党が多数を占める多くの戦場州議会は、将来の選挙で起こりうる抜け穴を塞ぐための立法手続きを開始した。民主党が多数を占める下院は、全米の選挙要件を大幅に緩和しようとしている。

今回の選挙で、ジョージア州は500万人の有権者が投票し、トランプは12,000票の差で敗れた。ジョージア州上院は最近、「上院提案第29号(SB 29)」を導入した。これは、州で不在者投票を申請、投票券の返送時にIDカードを提供することを義務付けている。

アリゾナでの330万票のうち、トランプは10,000票差で負けた。州共和党は3項目の法案、すなわち上院決議1503(SB1503)を提案した。これは、郵送投票を受け取った有権者が直接投票するために投票所に行くことを要求する。州下院の法案は、郵送投票者は行動できないという証明が要求される。上院の別の議案は小委員会を通過した。それは、以前に2回連続で郵便投票を利用しなかった人は、前もって郵送投票を得ることができないことを要求している。

ペンシルベニア州の700万票のうち、トランプは80,000票で遅れをとった。ペンシルベニア州上院は、不在者投票基準を大幅に緩和した2019年に可決された選挙法を廃止し、以前の投票方法に戻すという動議を提案した。

同時に、第117回議会は、対立するであろう全国一律に郵送投票を使うことを含んだ最初の議案HR1を提出した。オンライン登録が許可され、IDカードと署名の審査が緩和され、署名はリモートで提供できる。コンピューターで生成された署名も承認される。この提案はまた、スーパーPACが集める資金を大幅に削減し、選挙全体で利用可能な資金を削減しようとしている。

次に、HR1は上院と下院を通過する必要があるが、議会と戦場州との間のこの戦いの結果が将来の選挙にどのように影響するかはまだわからない。成り行きを見守りたい。

https://www.secretchina.com/news/gb/2021/02/07/961727.html

2/7希望之声<中共官场淫乱令人吃惊 湖南女官员大搞以色谋权=中共公務員の淫行は驚くべきものがある 湖南省の女性当局者は色仕掛けで権力を求める>中共の公務員の腐敗と淫行は深刻であり、女性公務員は男性の公務員よりも劣っていない。最新のものは湖南省常徳市石門県から解任された女性職員で、彼女は長い間他人との不適切な性的関係を持っていると通報された。当局者は彼女が「色を以て権力を求め、権力を以て私利を謀る」と。”

大陸メデイア《澎湃新聞》の7日の報道によると、中共の常徳市規律検査委員会のウェブサイトは2/3に幹部の処分が発表されたと。数日前、石門県規律検査委員会は石門県投資促進センターの元党書記兼所長である李小琼に対し「重大な規律違反問題」で審査と調査を進めている。

報道は、李小琼が標準的な接待を超え、何度も規則に違反して請託者から贈り物や礼金を受け取り、市場経済活動に介入し、私利を求め、他者との不適切な性関係を長期間続け、犯罪収益の隠蔽や公的預金からの違法な取得の疑いがある。

関係者はまた次のようにコメントした:李小琼は色を以て権力を求め、権力を以て私利を謀り、生活を腐敗させ、享楽を貪った。

李小琼は党と公職から追放され、検察に移送された。

公開資料によれば、石門の雁池出身の李小琼は、1980年10月に生まれ、大学院の学位を取得しており、かつては石門県投資促進センター長、県投資促進局長を務めていた。

近年の中共当局による腐敗防止キャンペーンでは、多くの女性の役人が男性の役人に負けず、腐敗していることが分かった。

https://www.soundofhope.org/post/471914

https://time.com/5936036/secret-2020-election-campaign/?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=editorial&utm_term=politics_2020-election&linkId=110717147

何清漣 @ HeQinglian 11時間

私はこの「2020年の選挙を救う影の選対の秘密の歴史」を考えながら読んだ

TIME.COM/5936036/SECRET-2020-ELECTION-CAMPAIGN/

主な理由は、2020年の選挙がどのようにして盗まれたかを理解することである。英国のマイク・ポドホルツァーとブレグジットさんはどちらも、データを駆使して政治的変化を起こす奇才であるが、方向は逆向きである。 己を知り、敵を知れば、百戦危うからずである。 敵を理解することは、敵を潰すことに繋がる。

古代の名将は、失敗から多くを学ぶことができたので、自分たちを負かした敵を最も尊敬していた。

https://www.thegatewaypundit.com/2021/02/huge-top-democrat-elections-attorney-marc-elias-agrees-republicans-voting-machines-unreliable-invalid/

朴氏の記事を読むと、日本では韓国式軍事訓練がなくて本当に良かったと思います。軍隊嫌いの若者を作るだけ。また日本は海に囲まれていて大量の兵を送るには海か空を使わねばなりません。レーダーで簡単に捕捉できると思います。EMPが使われればどうしようもないでしょうけど。

朝鮮半島は38度線を越えて北が侵入してくる可能性があり、民間人を襲ってくるのは国際法違反でも当然の作戦として使われるでしょう。その時に兵器の扱いやら、避難や戦い方を学んでいれば生き延びる確率は高くなります。

日本は若者だけでなく体の動く高齢者も含め、襲撃を受けたときの身の処し方を訓練する場があるとよいのでは。こういう訓練ができれば、現憲法に疑問を持つ人も増え、改正への道に繋がるのでは。

記事

基礎軍事訓練を受けるソン・フンミン。プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーズに所属している(写真:YONHAP NEWS/アフロ)

(朴 車運:ジャーナリスト)

韓国は現在、世界唯一の分断国家だ。朝鮮戦争後の1953年から北朝鮮と対立しており、正常な韓国人男性は一定期間、軍隊に入隊して服務しなければならない。韓国の兵役は憲法に明示された国民の4大義務の一つで、男性だけに課され、社会的な不正も多い。

現在、韓国の兵役は、陸軍18カ月、海軍20カ月(海兵隊18カ月)、空軍21カ月で、代替服務対象者は6カ月から36カ月となっている。陸軍を除く海軍と海兵隊、空軍は志願制で、1年6カ月以上収監された受刑者は除外される。

服務を終えた後も韓国人男性の兵役は続く。除隊後8年間は予備軍として1年に1度の軍事訓練を受けなければならず、その後も40歳まで民防衛隊に組み込まれて、災害への備えや戦争時の地域防衛任務を担う。民防衛隊ははじめの4年は1年間に4時間、以後40歳まで年1時間の教育が義務付けられる。

筆者の軍服務は1990年代末に始まった。陸軍に26カ月間服務し、多様な経験をした。筆者が軍に服務したのは、金大中(キム・デジュン)大統領の時代で北朝鮮との関係が急速によくなった時である。むろん、表面的にそう見えただけで、実際の韓半島の緊張状態に大きな変わりはなかった。現在の状況はかなり異なるだろうが、軍隊内の人権問題とほぼ無報酬に近い若者の時間の浪費は依然として変わらない。

筆者は20歳で入営令状を受けたが、一度延期した後、21歳で陸軍に入隊した。韓国の男性にとって軍隊は一種の通過儀礼といえる。良く言えば、団体生活を通して忍耐と社会生活を学ぶ場所だが、悪く言えば、自由が制限されたあらゆる不正に満ちた場所である。

事実、この期間は、不完全な補償だけが提供される国家の奴隷として時間を過ごす。以前の韓国では、軍隊を正常に終えた人は公務員試験を受ける際に若干の加算点が与えられ、将校や副士官として軍服務を終えると企業の入社試験で優遇されたが、2000年代以降は加算点や優遇制度はほとんどなくなった。女性団体の抗議のためだ。

韓国陸軍の徴兵は、大きく2つに分けられる。論山(ノンサン)にある陸軍訓練所への入隊と各地域の補充隊(江原道春川と京畿道議政府、その他後方地域)を経て師団が運営する新兵教育隊への入隊だ。

韓国陸軍の補充隊に入隊した後に起きたこと

筆者は、現在は解体された議政府の306補充隊に入隊した後、最前方師団の訓練所に移動し、6週間の軍事訓練を受けた。

補充隊をはじめ韓国の軍部隊近くの食堂は、まずい料理とぼったくりで知られている(多少はマシになってはいるが、今も状況は大して変わっていない)。

軍部隊近くの食堂は、入隊前に家族とともにする最初で最後の食事の場所と言われているが、話にならないほどまずい。食堂の経営者が入隊者の家族と二度と会うことはないから、何を出そうが関係ないのだろう。

また、補充隊の入り口には様々な品物を売る屋台がある。屋台には時計や手帳などが並んでいるが、時計を除くすべてのものは入隊と同時に返却しなければならない。そんなことはつゆ知らず、屋台で買い込む若者は後を絶たない。筆者もそのひとりである。入り口そばには簡易理髪所もあるが、入隊すれば髪は部隊で切ることができる。もう、ぼったくりの嵐である。

入営時間になると同行した家族と別れる。それまで親切だった基幹兵は、家族が見えなくなると、悪口雑言の限りを尽くし、殴打することすらある。基幹兵は人員を統率する現役軍人で、入営者の数カ月後の姿でもある。

筆者が入隊した時の入隊式の風景。後ろで日傘を差しているのは父兄

補充隊の入営者は「壮丁」と呼ばれ、軍人ではなく、多くが数字で呼ばれる。補充隊の滞在期間は約3日。身体検査、特技分類、簡単な適性検査、精神教育、官等姓名暗記、簡単な制式訓練などが行われ、欠格事由で家に戻る人もいる。また、この時に軍服が支給され、入隊する時に着ていた服と所持品は箱に詰めて家に送る。

補充隊の「壮丁」は軍人でも民間人でもない。訓練所で個人記録カードを作成すると軍人の身分になるが、補充隊は各訓練所に送る人員を分類する。運が良ければ後方の穏やかな所で勤務できるが、補充隊の入隊者はほとんどが江原道と京畿道の最前方戦線に送られる。

補充隊は人間としてすべてのものが剥奪される空間だ。

汗と体臭が入り交じった蒸し部屋で寝た日

個人の自由はなく、トイレに行く時も担当基幹兵に報告し、戦友組と呼ばれる3人が一緒に移動しなければならない。団体でタバコを吸う時間も制限され、20-30名が内務班または生活館と呼ばれる一室に押し込まれて一緒に生活する。自由時間は一切なく、決められた食事時間と朝6時起床、夜10時就寝時間を必ず守らなければならず、朝夕に人数を確認する。全国から集まった血気盛んな若い男性たちは、最小限の自由も与えられず、大小の争いが生じることも多い。

補充隊の食事は最悪だ。筆者は2日間、ほとんど食事をしなかった。蒸したご飯の独特の匂いと貧弱極まりないおかずは、人が食べられる食べ物とは思えないほどだったからだ。食堂の環境も外部の食堂とは比較にならないほど劣悪で、残飯を捨てる空間は悪臭が立ち込めている。おやつや買い食いもまったくできない。飢え死にする人がいない社会で育った人が、飢えをしのぐ特別な経験ができる場所である。

こちらは寝室。基本的にみんなで雑魚寝

筆者は暑い盛りの8月に入隊したが、冬に入隊した人々は寒さも加わり、悲しくさえなるという。もちろん夏も大変だ。20-30人が一緒に生活する内務班は2つの小さい扇風機があるだけだ。夜は汗の臭いと人の体臭が入り混じった蒸し部屋で、服を自由に脱ぐことはできず、外に出て風に当たることもできない。

もちろん、シャワーや入浴もできず、朝と夜に顔と手足を簡単に洗うだけだ。わずか数日前、あるいは数時間前の生活とは比較にならないほど息苦しいが、解決策はない。今は以前と比べてかなりよくなったとはいえ、人生で最も血気盛んな時間に一挙手一投足すべてを統制され、社会の一番どん底に落ちる現実を受け入れることなど決して簡単ではない。

これは韓国の平凡な一般的な男性たちの話だ。政界や社会高位層などは兵役を避ける方法が多々あり、不正の温床となっている。そのため韓国で兵役は「庶民たちの荷物」と呼ばれており、韓国社会で兵役不正は毎年、社会問題として登場する。

人生最悪の補充隊を卒業してもまだ3日

徴兵検査を受ける若者(写真:Yonhap/アフロ)

3日間の“入営手続き”が終わると新兵教育隊と呼ばれる各訓練所に移動する。補充隊に一度に入隊する人員は約3000人(1990年代基準で現在とは異なる)。これらの人員は新兵教育隊がある師団に移動する。最終日は、内務班別に行くべき新兵教育隊が発表され、2年2カ月間勤務する地域が決まる。運転兵、整備兵、行政兵(軍に入隊した人員を管理する兵士)など特技がある人間は、新兵教育隊の6週間の訓練を終えた後、各特技学校で教育を受けて配置される。

補充隊を離れる時は疲れから解放される気がするが、2年2カ月のうちのわずか3日しか経っていないという事実に気がつくと、猛烈な挫折感が押し寄せてくる。(続く)

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『ミャンマー政変の隙狙う中国、警戒するインドネシア 周辺国が静観の中、関与せずにいられぬインドネシアの因縁と懸念』(2/6JBプレス 大塚智彦)について

2/6阿波羅新聞網<中共袒护缅军政变致排华情绪激升 华社公开谴责中国政府以示切割=中共がビルマの軍事クーデターを支持したことで、反中国感情が高まり、華人社会は分断するものとして中国政府を公に非難した>ビルマ軍がクーデターを起こしたことで、不穏な空気が社会を包んでいる。政府を支持するミャンマー人は、一般に、ビルマ軍を保護する中共のやり方について不満を述べ、反中感情をエスカレートさせる傾向さえ示している。数十の地元の華人組織が血なまぐさい反中国の歴史の再発を懸念し、クーデターを容認した中国政府を非難し、ビルマ軍にアウンサンスーチーの釈放を要求する声明を発表した。

https://www.aboluowang.com/2021/0206/1553860.html

2/6阿波羅新聞網<司法委员会听证 盖茨众议员要求开始都背诵效忠宣誓 被民主党主席拒绝【阿波罗网编译】=司法委員会の公聴会、ゲイツ下院議員は最初に“忠誠の誓い”を唱和するように求め、民主党の委員長によって拒否された[アポロネットワーク編集]>2/4、下院司法委員会は現在の委員会の会議規則について話し合った。フロリダ選出のマットゲーツ下院議員は、司法委員会の各会議の冒頭で“忠誠の誓い”を唱和するよう要請した。民主党の司法委員会委員長ジェラルドナドラー(Jerrold Nadler)は要求を拒否した。

https://twitter.com/i/status/1357428568494641152

https://twitter.com/i/status/1357516460944470017

https://www.aboluowang.com/2021/0206/1553839.html

2/6阿波羅新聞網<拜登被蓬佩奥一句话戳透 还被川普任命官员起诉 拜登要求,最高法院取消辩=バイデンはポンペオに突っ込みを受ける バイデンはトランプに任命された役人に訴えられる バイデンは最高裁判所に弁護を取り消すよう要請>

トランプに任命された役人(米国行政会議(ACUS))は解任すると脅迫され、バイデンとWH当局を違法解雇で訴えた

バイデン政権の要請により、最高裁判所は移民事件の弁論を取り消す・・・王篤然は、米国は三権分立でなくなったと。トランプの提訴は受け付けず、バイデンの言うことを聞くのはおかしい。体制が腐敗してきているのではと。

米国は揺ぎ無く「一つの中国」になると約束しているのか?台湾の「総統」の称号を使わないのは懸念を引き起こす・・・トランプ時代は「総統」か「台湾総統」だったのに、バイデンになってから「民選代表」(elected representatives)か「民選リーダー」(elected leadership)に変更した。トランプの前に戻した。

あなたが大きな拳を持っていれば勝手に決められるのか?蔡英文が習近平を名指し・・・蔡英文はフェイスブックで、ガイアナ政府は中共政府の圧力の下で台湾との協定を一方的に終了させたと述べた。蔡英文は、習近平が世界経済フォーラムで「強者が弱者をいじめるのに反対し、誰も腕力を使うことはできない。大きな拳を持っていても勝手に決めることはできない」と述べたと。これは大国の厳粛な約束であるはずだったが、今では大きな皮肉になっている。

ガイアナは南米(米国の裏庭)に属するのに、米国は何も言わない。

オハイオ州で華人女性が秘密を盗み、2.5年の懲役と260万ドルの刑を宣告された・・・盗んだのは壊死性小腸結腸炎(未熟児によく見られる病気)、肝線維症、肝臓癌などの一連の病気の研究、鑑定、治療に使用されるExosomesに関連するビジネス上の秘密。

中共の千人計画への参加を隠蔽したとして10件の犯罪で起訴された元中国系米国人教授・・・フロリダ大学の楊林教授。NIHから175万$の助成を受ける。

オバマは年内に巨大な大統領センターの建設を発表

バイデンは「米国は戻ってきた」と言い、ポンペオが突っ込んだ・・・バイデンは「米国が戻ってきた!」と宣言した。ポンペオ前国務長官は揶揄って言った:「戻ってきた?それは中共に簡単に負けた過去に戻るのだろうか」。彼は、米国民はもはやオバマの中共に対する宥和政策を容認できないと述べ、バイデン新政権にトランプの「アメリカファースト」政策を堅守するよう促した。

https://www.aboluowang.com/2021/0206/1553854.html

2/5阿波羅新聞網<犀利!戈默特炮轰佩洛西:你对拜登的惩罚却是让他当总统【阿波罗网编译】=鋭い!ゴーマートがペロシを砲撃:バイデンに対するあなたの懲罰は彼を大統領にすることだった[アポロネット編集]>アポロの秦瑞記者によって編集:「ニューヨークポスト」の報道によれば、ナンシーペロシ下院議長と下院民主党議員が、少数党の共和党によって任命された教育予算委員会から下院議員マージョリーテイラーグリーンを除名するため投票したと報道した。

「ニューヨークポスト」は、エリック・スウォルウェル議員は中国のスパイ容疑者方芳と関係があったが、ペロシは彼の下院情報委員会と国土安全委員会での地位を奪剥奪しなかったとマッカーシーが指摘したと報じた。ルイー・ゴーマート議員は、「クー・クラックス・クランの採用担当者をメンターおよび友人と見なすバイデンという上院議員がいる。彼に対するあなたの懲罰は、彼を大統領にしたことだ」と付け加えた。

如何に民主党がご都合主義で、党利党略で動くかです。売国議員を放置し、謝罪までしたグリーン議員を委員会から追放して口封じするのは、言論の自由に対する弾圧です。

https://www.aboluowang.com/2021/0205/1553737.html

2/5希望之声<上海疫情范围扩大 浦东新区“沦陷”= 上海の疫病流行地域が拡大 浦東新区は「陥落」>昨日(2/4)上海当局は、浦東新区で関係者が核酸検査で「疑わしい結果」を示したと報道した。本日、当局は浦東で新規に確定症例が出て、以前の症例と同一の伝播経路からで、上海の疫病流行の範囲がさらに拡大したことを示していると。

上海市衛生健康委員会は本日(2/5)、2021年2月4日の0-24時の間に、上海で新たに確認された症例が1名いると発表した。症例は浦東新区に住んでおり、確定症例と密接に接触していた。この症例と前の21症例とは同じ伝達経路上にある。

この確定症例に関係している区域と場所は、浦東新区高東鎮新高苑一期83号、麗影写真館(高宝路42号)、菜鳥駅站(高設路133 号)が含まれる。

中共は一貫して疫病を隠蔽しているため、実際の確定症例数はまだ不明である。

現在、浦東新区高東鎮新高苑一期コミュニテイは、中リスク地域に分類されている。

大陸メディアの新民晩報によると、コミュニティには約3,500人の住民がおり、コミュニティの多くの出入り口が封鎖されている。南門のみが資材の配達口として使用され、人は入るのはできるが、出るのはできない。

https://www.soundofhope.org/post/471374

何清漣 @ HeQinglian 2時間

無党派の法治唱導団体であるProtect Democracyの共同創設者であるIan Basingは、次のように述べた。「選挙の正しい結果を得ようとする目論見(トランプチームによる不正選挙と再集計の告発)は挫折した」。 「しかし、これは偶然に起きたものでなく、非常に重要ということを国に理解させる。このシステムは魔法のようには機能しない。民主主義は自動的に実行されない」と。

システムを理解することから始めて、どのようにして選挙が盗まれたかが理解できる。

引用ツイート

何清漣 @ HeQinglian 2時間

これは、選挙窃盗が成功した後、世界に向け光り輝くひまわりのように、賞賛に満ちていて耐えられない。

本当に重要なのはここではない。Twitterの禁止、郵便投票、現場で投票用紙作成など、選挙が巧妙かつ深く操作されていることを理解できるからである。ジョージア州務長官は英雄として賞賛されている。

対照的に、共和党は事前に組織化せず、その後内紛になり、品格を失い悪の手先となって、この党は負けないようにするのも難しい。 https://twitter.com/TIME/status/1357645896343834624

何清漣 @ HeQinglian 8時間

世論調査の真実性を前提として:

1.世論調査のサンプリングには、結果の公平性に影響を与える変数があってはならない:2.結果に影響を与える前提条件があってはならない(調査を制限できない)。

2003年に、私は、外国が中国で世論調査する場合、政府機関によって管理監督されていることを指摘した。英文版中国語研究の権威ある雑誌は、今後の原稿審査の根拠とするため、該当法規に説明を書くよう私に頼んだ。

2020年には、郵便投票と本人確認がなされない場合、結果に影響する。

引用ツイート

ビクトリア @ VictoriaTC 17時間

返信先:@ Andrew11934546さん、@ HeQinglianさん、@ shijianxingzouさん

郊外は基本的に平坦である。上向きの曲線は投票が盗まれたとしても、55-60%だけがトランプに投票した。言い換えれば、郊外のほぼ半数がバイデンファンである。

https://bloomberg.com/graphics/2020-suburban-density-election/

何清漣 @HeQinglian 8時間

皆さんへの注意:この党の主張は「米国第一」ではない。「米国を偉大にする」というのは「ポリテイカルコレクトネス」上の誤りであると。

楊潔篪が何故この時期に(前例のない)このような攻撃的な演説をしたのかを考えてみてほしい。それは単に米国への命令であった。「米国はこうでなければならない、そうでなければならない」とトランプが犯した方向性の誤りを指摘し、新政権は徹底して転換しなければならない。スピーチでリストを上げておいた(私はリンクを上げておいた)。

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何清漣 @ HeQinglian 9時間

2月4日のバイデンの外交政策演説はブリンケンの戦略主張と完全に一致しており、現政権は同盟国との協力に焦点を当て、中国を米国の「最も厳しい競争相手」と呼び、米国は人権と知的財産権、グローバルガバナンスについて、中国の攻撃的な姿勢に対応するが、米国の利益に合えば北京と協力するつもりである。

重点は「競争相手」と米国の利益の位置づけにある。トランプの「安全への脅威」とは異なる。

引用ツイート

RFI中国語-ラジオフランスインターナショナル @ RFI_TradCn 9時間

[重要なニュース解説]バイデンが中国とロシアの権威主義的挑戦を名指し 中国とロシアはあらゆる面で緊密に協力する https://rfi.my/76Ts.T

大塚氏の記事で、インドネシアがASEANの盟主復活をかけてミャンマー外交をしようとしているときに、日本は相変わらずコロナばかり。しかも野党は与党の揚げ足取りばかりで、政策論議が全然できない。野党としての存在意義があるのかと言いたい。

森発言はTPOを弁えない本音且つ驕りの発言です。でも今のこの時期に更迭はできないでしょう。小生は無観客でも実施すべき派なので。人権団体が来年の北京冬季オリンピックを人権侵害で取り消そうと運動していますが、それと一緒に中止させて中国を納得させようと思っている人が裏にいるかもしれません。人権侵害を戦後ずっとしてきた中共と違い、日本はオリンピック組織委員会会長の失言があっただけで、きちんと武漢コロナ対策をすれば開催できると思っています。

記事

2011年12月、ヤンゴンの自宅でインドネシアのマルティ・ナタレガワ外相(当時)の訪問を受けたアウン・サン・スー・チー氏(写真:ロイター/アフロ)

2月1日、ミャンマーで政変が起きた。アウン・サン・スー・チー国家最高顧問兼外相ら政権要人の身柄を拘留するなどして実質的なクーデターを決行、政権を掌握したミャンマー国軍はその後、国軍支持の閣僚を新たに任命、一般のテレビ放送を中断させ、1年間の非常事態を宣言するなど着々と軍政の地歩を固めている。

2月4日には国軍がフェイスブックへの接続を遮断するなど情報統制を強め、国民の間に「反クーデター気運」が蔓延することを阻止しようとしている。

これに対し米バイデン政権がミャンマー国軍関係者の資産凍結など制裁を示唆するなど、欧米諸国は「クーデター批判」「スー・チーさんらの解放」を求めて国際的な圧力を強めようとしている。

ミャンマーに関与すべきか否か、分かれるASEAN

こうした中、東南アジア諸国連合(ASEAN)の加盟国の中には、その原則である「内政不干渉」を掲げてミャンマーの政変を静観しようとする国がある一方で、「民主的な選挙で選ばれた政権の武力による転覆」を批判し、「憲法による民主的手続き」を尊重するとして「重大な懸念」を表明する国もあるなど、反応が分かれている。

ASEANの大国で、かつては「盟主」ともいわれたインドネシアでは、「ミャンマー民主化の歩みを中断させてはならない」との機運が高まろうとしている。インドネシアはかつて軍政による強権支配が続くミャンマーのASEAN加盟(1995年)を後押ししたこともあったし、それ以前にはミャンマー軍がインドネシア・スハルト長期独裁政権の施政を「軍制のお手本」としたりしたこともあった。さらに軍制からの民主化への移行にあたり、インドネシアの民主化プロセスをミャンマーが参考にするなど良好な関係を維持してきた経緯がある。

また今回再び自宅軟禁となったスー・チー顧問とインドネシアのメガワティ・スカルノプトリ元大統領は、ともに独立・建国の父の実娘であること、軍政や独裁政権に対する民主化運動のシンボルとして国民の期待を一身に集めた時期があったことなど共通点も多く、両者の間には個人的な信頼関係が存在している。それだけ両国にとってもう一方は特別な存在なのである。

そうした両国関係を背景にインドネシアでは「ASEANの内政不干渉という建て前はあるものの、ミャンマーの民主化を逆行させる事態を避けるためインドネシアが果たすべき役割はある」として、政府特使を派遣して仲介あるいは調停に乗り出すべきだとの意見が噴出している。

インドネシアでこうした声が上がっているのには、もう一つ別の背景がある。欧米諸国が「ミャンマー制裁」に乗り出そうとしている中、「ミャンマーの国際社会での孤立」「軍政の基盤強化による民主化後退」が進んでしまうと、中国によるミャンマーへの影響力強化・拡大を招くという警戒感があるのだ。

クーデター当日のインドネシア朝刊に「ミャンマー政変」危惧するコラム

インドネシアの主要英字紙「ジャカルタ・ポスト」はベテラン記者、コルネリウス・プルバ記者によるコラムで「特使によるミャンマー平和外交を今こそ展開すべき」との主張を掲載した。

プルバ記者はかつて朝日新聞ジャカルタ支局の助手を務めるなど日本やASEANに精通したインドネシアを代表する記者の1人で、そのコラム、主張は大きな影響力を持っている。

プルバ記者はコラムの中で「ジョコ・ウィドド大統領はスシロ・バンバン・ユドヨノ前大統領を政府特使に任命して、ミャンマーが直面する問題に当たらせるべきだ」としてインドネシアがミャンマー問題の解決に向けて仲介、調停に乗り出すべきだとし、その適任者として前大統領を名指しした。

実はこのコラムは、ミャンマーに非常事態宣言が発令され、スー・チー氏が勾留された2月1日の朝刊に掲載されたものだ。プルバ記者がSNSで明らかにしたところによれば「軍による行動の危険が高まる中、クーデターという事態が起きる数時間前に書いた原稿」であるという。軍が「クーデターを肯定も否定もしないという緊張の高まり」を受けて執筆しており、結果としてまさに絶好のタイミングのコラムとなった。

ミャンマーとの絆深いユドヨノ前大統領

1998年に民主化のうねりの中で崩壊したスハルト長期独裁政権をミャンマーの軍政は手本にしたと言われている。さらに、ミャンマーの軍政がスー・チーさんらによる民主化要求が高まる中で参考にしたのもインドネシアの民主化のプロセスだった。特に退役陸軍大将のユドヨノ大統領時代(2004年~2014年)のインドネシアはミャンマー軍との関係は特に親密で、2007年10月に死亡した元軍人のソー・ウィン首相の葬儀にユドヨノ大統領は退役軍高官をわざわざ派遣して参列させたほどだ。

ソー・ウィン首相は当時の軍事政権「国家平和発展評議会」のタン・シュエ議長の右腕とされる重要人物で、両国関係が蜜月関係にあったことを物語っている。

こうした歴史的な経緯からインドネシアでは、ミャンマー問題の政府特使としてユドヨノ氏が「最適任者」と目されているのだ。ただ、ユドヨノ氏はジョコ・ウィドド大統領の支持母体である与党「闘争民主党(PDIP)」の党首メガワティ元大統領とは犬猿の仲とされ、依然として野党の「民主党」前党首として一定の政治的発言力を残し、時にジョコ・ウィドド政権に辛辣な姿勢をとるなど両者の関係は必ずしも良好ではない。

コロナ禍とそれによって低迷した経済の活性化という国内問題に直面し、どちらかといえば外交問題を重視して来なかったジョコ・ウィドド大統領。もしユドヨノ氏が特使としてミャンマー問題で指導力を発揮することに同意してくれればASEAN域内あるいは国際社会でインドネシアの存在感を増すことになるのは確かではある。

一方で、ASEAN加盟国でもカンボジアやタイ、フィリピンなどは、今回のミャンマーのクーデターを「あくまでミャンマーの内政問題」として静観しており、インドネシアが積極的に関与しようとすることに対して、「内政不干渉の原則に反する」という反発が起きることも予想される。

そうしたリスクを覚悟のうえで、「加盟国の民主主義確立に積極的にコミットする」との姿勢をジョコ・ウィドド大統領が貫くことができるのか。ここでASEAN諸国を納得させ、指導力を見せることができれば、ASEANの盟主としての立場を取り戻す道も見えてくるのだが・・・。

中国への警戒感、膨れ上がる一方

ASEAN加盟10カ国は、中国に対する姿勢が一様ではない。親中政権であるカンボジアやラオス、南シナ海の領有権問題もあり対中外交で是々非々の立場をとるベトナムやフィリピン、中国の経済支援を受け入れながらも外交・安全保障では一線を画すインドネシアやマレーシア、タイという具合に、立場も考え方も国によって大きく異なる。

こうした中でミャンマーはスー・チー政権も国軍も、ともに中国とは「付かず離れずという適度の距離を保ちながら良好な関係を維持してきた」(ASEAN外交関係者)と言われている。1月初旬には中国の王毅外相がミャンマーを訪問してコロナ感染対策としてワクチンの提供を申し出ているが、これも中国が、付かず離れずのミャンマーを少しでもひきつけておきたいという思惑がこもった「ワクチン外交」の一環だ。

こうした中での発生した国軍によるクーデターに対して、欧米諸国が「民主的選挙で成立した政権の転覆」という反民主的行動で軍を非難し、制裁という「圧力外交」に転じれば、ミャンマーが国際社会で孤立することは避けられない。と同時に、そこに中国が影響力を圧倒的に強める隙間が生じるのも確実だ。

今回のクーデターに対し、今のところ中国はミャンマー軍への表立った批判を控えているが、ミャンマー国軍との今後の関係をにらんだ上での配慮とみられている。

今後ミャンマーを通して域内に中国が強力な「楔を打ち込む」ことになりかねない――この状況を「内政不干渉」の原則があるとは言え傍観しているわけにはいかない、との危機感がインドネシアをはじめとする一部のASEAN加盟国の間にはある。

事実、中国はすでにミャンマー南西部チャオピュー港から北東部の中国国境の雲南省昆明に抜ける「パイプライン」を建設しており、中東、インド洋方面からのエネルギー輸送ルートで海路マラッカ海峡を通らない「代替手段」を確保している。

このようにミャンマーは習近平主席が進める一帯一路構想の要所のひとつとなっている。それも域内での中国への警戒感を高める要因となっている。

インドネシアに期待される「中国とは異なるアプローチ」

中国政府はミャンマー国内の中国人に対して大使館を通じて「事態を静観するように」と指示を出していると伝えられ、実権を掌握した軍による今後の出方を見極めようとしているようだ。

今後、国際社会の大勢は「軍政への制裁措置」や「スー・チーさんの釈放要求」へと向かっている。その中で独自スタンスを取る中国だが、その狙いは間違いなく「ミャンマー国民の求める政治体制」に与することではなく、「中国の利益につながる現実的なミャンマーの政権の維持」ということになる。

そうした中国の出方を見据えた上で、ASEANの大国であり、これまでミャンマーと良好な関係を維持してきたインドネシアが今後どう振る舞うのか。軍と民主化勢力との対話、さらにイスラム教徒の少数民族ロヒンギャ族の難民・人権問題の解決策の模索などで、中国とは異なるアプローチで一定の役割を果たすことができるのか。ASEAN各国、さらには国際社会も注目する中、ジョコ大統領の政治力が試されている。

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