8/15WHよりのメール「
FIVE STORIES PRESIDENT TRUMP DOESN’T WANT YOU TO MISS
Israel-UAE Agreement Shows Trump’s Middle East Policy Succeeding
-Fox News
“Thursday’s announcement of a ‘historic peace agreement’ between Israel and the United Arab Emirates—the first deal to normalize relations between Israel and an Arab nation brokered by the U.S. in over a quarter-century—is more evidence that President Trump is the first president in a long time to get U.S. Middle East policy more right than wrong,” writes James Jay Carafano, a foreign policy expert at the Heritage Foundation.
🎬 WATCH: President Trump announces Israel-UAE deal in Oval Office
Governors Can’t Use Coronavirus to Indefinitely Declare a State of Emergency
-The Federalist
“In a moment of national panic, Americans permitted their state and local executives to take power—to declare states of emergency and to implement lockdowns—and now those executives won’t give that power back,” Molly McCann writes. “Our current quandary is that governors are using COVID as an excuse to extend their authority indefinitely.”
Trump Is Giving Schools Tools to Reopen, and They Must Do So for Children’s Sake
-Washington Examiner
“For our children’s sake, we must reopen schools for in-person learning. President Trump’s new ‘Kids First’ plan will help enable school districts to do just that,” Kevin Roberts writes. Leading voices, such as the American Academy of Pediatrics, “are coming together in agreement: These indefinite school closures are hurting our children.”
LEARN MORE: President Trump supports safely reopening schools
It’s Time to Hire American
-RealClearPolicy
“President Trump recently suspended the entry of some guest workers into the United States. And he ordered federal officials to stop issuing green cards for the rest of the year, with limited exceptions. These are bold first steps towards halting the massive, harmful influx of foreign labor into the United States”—especially important to get more Americans back to work as we reopen from the pandemic, Marie Larson writes.
Now There’s No Denying It: Obama’s FBI Spied On Trump… Period
–Townhall
News broke today that former FBI lawyer Kevin Clinesmith is expected to plead guilty to falsifying documents as part of the FBI’s surveillance of the Trump campaign in 2016. “If you are conducting surveillance that is not authorized and, in fact, you lied to get the authorization . . . You are spying,” Larry O’Connor writes.
🎬 WATCH: President Trump responds to Clinesmith’s expected plea 」(以上)
8/14NYT<Ex-F.B.I. Lawyer Expected to Plead Guilty in Review of Russia Inquiry>
https://www.nytimes.com/2020/08/14/us/politics/kevin-clinesmith-durham-investigation.html
8/15希望之声<「通俄门」幕后 造假的FBI前律师将认罪 或有更多涉案人=「ロシアゲート」の舞台裏 不正を働いた元FBI弁護士は有罪を認めるだろう より多くの人を巻き込むかも>
元FBIの弁護士ケビン・クラインスミスが、偽造の罪で有罪を認めようとしている。これは、ウィリアム・バー司法長官が任命したコネチカット連邦検察官のジョン・ダーラムが、トランプの「ロシアゲート」でっち上げ事件の調査の過程で、初めて有罪を認めた事例となる。
AP通信は8/14(金)に「クラインスミスの弁護士のジャスティン・シュアーはAP通信に、クラインスミスが虚偽証拠作成の罪で有罪を認めると予想していると語った」と報じた。クラインスミスは、2016年の選挙でトランプの選対顧問であるカーターペイジの政府の電子メールを修正した疑いがある。当時、ペイジは、自分はCIAに繋がりがある人物と告知していたが、クラインスミスはそれを変えてCIAとは関係「ない」とし、別の政府機関とつながりのある人物にした。当時、司法省は、クラインスミスの修正した結果に基づいて、第3回目と最後の監視許可申請書を外国情報要員監視裁判所に提出した。
クラインスミス事案は、司法省監察長が別の検察官に調査を依頼したもので、ダーラムの調査の一部ではない。ダーラム検察官による調査と同時に、司法省監察長も自身で調査を進めていた。
クラインスミスはワシントンD.C.の連邦裁判所に起訴された。彼の弁護士は声明でこう述べた。「彼は電子メールを改竄したことを非常に後悔している。裁判所に誤判断させ、同僚は自分がそんなことをするとは思っておらず、ケビンは自分がしたことは間違っていることを理解しており、責任を負うことを望んでいる」と。
トランプ大統領は金曜日に、彼は「腐敗している」と言い、告発は「始まったばかり」であると見通した。「事実は、彼らが私の選対を密かに監視し、逮捕したということである。あなたはより多くの(このような起訴)を聞くことになる」とトランプは言った。
司法省の告発文書は、「クラインスミスは米国政府の行政機関と司法機関の管轄内の事務で、故意に虚偽の文書を作成及び使用し、これらの文書には実際虚偽、改竄、詐欺の陳述が含まれていることを知っていた」と述べている。
告発文書は、2017年6月にペイジが公式に出した電子メールも修正し、ペイジは「情報提供者ではない」こと、および元のメールにはこれらの文字が含まれていないことを述べている。
告発文書は、クラインスミスによって修正された電子メールを別の当局者が受信した後、完全にその電子メールに依存し、それに署名して外国情報要員監視許可裁判所に提出し、監視命令の延長を申請したと述べている。「監視命令第4号の申請には、個人(ペイジ)と政府機関の履歴または現在の状況は含まれていなかった」と告発文書にある。
連邦検察官のジョン・ダーラム(AP)
実際には、金曜日に、ウィリアム・バー司法長官は、今後の「進展」を「予測」した。バーは「フォックス・ニュース」のショーン・ハニティの番組で、ダーラム連邦検事の『ロシアゲート』の起源の捜査に新たな進展があると述べた。「この問題については、選挙の前にかなりの進展があるだろう」とバーはハニティに語った。
「2つの違った状況が進行中である。米国人は何が起こったのかを知る必要があるし、2016年と2017年に起きたことを入手する必要がある。これは間違いなく完成される」「関係者が刑法に違反した場合、彼らは起訴されるだろう」とバーは述べた。バーはまた、ダーラムが「独立」、「経験豊富」なことを称賛し、彼の調査は非常にテンポが良いと述べた。
トランプはダーラムの捜査に大きな期待を寄せている。今週、彼はダーラムに『政治的配慮は必要ない』と述べ、バーには『最も偉大な司法長官になるかもしれないし、ただの平凡な長官になるかもしれない。注目すべきはこの数ヶ月にわたる調査の結果である』と述べた。「彼らが良い仕事をすることができることを望む。彼らには政治的配慮は要らないことを望む。オバマはすべてを知っている。バイデン副大統領のような鈍い人もすべてを知っている。その他の人も知っている」とトランプは言った。
民主党はまた、ダーラムの調査は政治の競争相手に打撃を与えることを懸念すると発表した。
トランプの弾劾の急先鋒であった、下院情報委員会委員長であるアダムシフは、最近の報道で、バーは「司法省の力を利用して、ダーラムやその他の人を通じ、大統領の敵を攻撃する可能性がある」と語った。
やはり11/3選挙に向けて、デイープステイトと民主党の悪を暴いていくのでは。8/5サリーイエーツが議会証言するはずだったのにニュースがないです。
https://www.soundofhope.org/post/411535
8/15希望之声<闫丽梦指控中共故意释放病毒:三个关键点=閻麗夢は中共が故意にウイルスをまき散らしたと非難した:3つの重要なポイント>中共肺炎(武漢肺炎)が蔓延し、米国に逃亡した中国のウイルス学者閻麗夢は先日、中共は故意にウイルスをまき散らしたと非難し、3つの重要なポイントを挙げた。
閻麗夢は数日前、バノンの「War Room」のインタビューを受け、中共は最初から事実を隠蔽し、ウイルスは海鮮市場の野生動物からもたらされたものと誤解を招く情報を公開し、患者の診断結果を遅らせ、ウイルスの遺伝子配列の世界への公開を遅らせようとし、間違った配列を渡そうとさえしたと指摘した。
彼女は中国が故意にウイルスをまき散らしたと非難し、3つの重要なポイントを挙げた。
閻麗夢が出した最初の重要なポイントは、ウイルスが自然に由来するものである場合、政府はウイルスの責任は負わない。なぜ彼らは人々が真実を知ることを阻止して、大きな間違いを犯すことを決定したのか?「自然由来のものは政府の過ちではないでしょう?」
感染が本当に野生動物を食べることによって引き起こされるならば、中国は野生動物を食べる唯一の国ではない、と彼女は言った。
第二のポイントについて、閻麗夢は、研究室からのウイルスの流出が偶然である場合、なぜ政府は昨年12月かそれ以前に知られていた初期の疫病の爆発を阻止しようとしなかったのか?ウイルスを故意にまき散らさなかったのであれば、政府は全員診断し、彼らと密接接触者をチェックし、ウイルスの原因を究明し、疫病の蔓延を防ぐことができた。
閻麗夢は3番目の重要なポイントも指摘した。「ウイルスが自然界で発生したか、研究所が不注意で漏洩したかについて、真実を隠す必要はない」。彼女は、「当時の政府が、ウイルスは意図的に流したものと認めたくないなら、研究室の中で責任者を処罰する可能性がある。世界組織に関係者を探させる必要はなく、世界の人々に嘘を重ねていく必要もない」。
閻麗夢はまた、7/25のスペインのEl Mundoとの独占インタビューで、武漢華南海鮮市場は中共肺炎の発生源ではなく、野生動物が中間宿主ではないことを確認できる資料を持っていると述べた。
彼女は、中共ウイルスは自然には発生せず、華南海鮮市場はスケープゴートにすぎないと述べた。
閻麗夢は、中共政府が疫病の警告の発令を故意に遅らせ、医療スタッフが数週間も感染していたことを否定し、収容すべき確定患者は隔離されておらず、独立した医療設備もなかったことを批判した。
閻麗夢はまた、通信ソフトウェアによって記録された関連する会話の証拠を持っていると述べ、FBIによって検証され、内容が真実であることが確認された。
早く証拠も出して、中共をギャフンと言わしてほしい。中共は“死不認錯”でしょうが、世界は納得するでしょう。中共相手に米国で訴訟する人が増えるのでは。
https://www.soundofhope.org/post/411619
8/15希望之声<揭秘:佩洛西前助理曾是中共党媒CCTV在美扩展的“战略顾问”= 明るみに:ペロシの元コミュニケーション主任はかつて中共党メディアのCCTVが米国で業務拡張するための「戦略顧問」であった>最近、米国のメディアThe National Pulseが独占報道を発表し、民主党議員で下院議長のNancy Pelosiの元コミュニケーション主任のブレンダンデーリーは、中共メディアであるチャイナセントラルテレビ(CCTV)が米国で業務拡張するための「戦略顧問」であった。
The National Pulseによって入手された文書は、デーリーはかつてペロシのコミュニケーション主任を務め、現在も「外国人エージェント」として登録されていることを示している。Ogilvy Public Relations Worldwideの副社長時代、会社とCCTVとでプロモーション契約を結ぶのを手伝った。
デーリーは、中共CCTVがプロモーション会社としてOgilvyを採用したことをOgilvyの従業員に通知した。契約期間は3か月で、Ogilvyに月額15,000ドルを支払った。「外国代理人登録法」(FARA)の文書は、中共の「外国代理人」として、デーリーが中共から「給与」を受け取っていることを示している。
CCTVの戦略顧問として、デーリーはCCTVが米国に根を下ろし、米国人家庭に触覚を伸ばしていく戦略的な計画を提供し、ネットやコミュニケーションの関係を確立し、メデイアとの関係も作る任務だった。
デーリーは2012年にCCTVを助けてFARAに提出した文書では、OgilvyがCCTV米国部門に協力し、CCTV米国部門は米国大衆に向け、アジアの視点で、華やかで、豊かかつバランスの取れた人気のあるニュース番組を流すことができるとある。
ただし、CCTVはFARAの登録の中で、CCTVは中共が完全に監督、所有、指導、管理、資金提供、助成しているテレビ局であることを明確に述べている。デーリーとCCTV米国部門代表であるロイ の間の電子メールは、デーリーがCCTVは中共の宣伝ツールであることを十分に認識していたが、それでも積極的にCCTVに提案を行っていたことを示した。彼がロイに提供したメモには、彼は拡大戦略を彼女に提供し、米国人家庭と中共のプロパガンダの間の橋渡しをよりうまく埋める方法を詳細に説明した。
カリフォルニア選出議員のペロシ、ファインスタインとNYのクオモ知事、デブラシオ市長は皆中共とグルでは。民主党は本当に腐っている。
https://www.soundofhope.org/post/411538
8/15阿波羅新聞網<共军台海南北军演 美航舰雷根号重返南海=共産軍が台湾海峡の南北で軍事演習 USS Regenは南シナ海に戻る>ロイター通信は、米海軍がUSS Ronald Regen打撃群が飛行任務とハイレベルの海上治安維持作戦と演習を実施したとの声明を発表したと報道した。
場所をずらしてそれぞれ演習とのこと。
https://www.aboluowang.com/2020/0815/1489576.html
福島氏の記事では、やはり日本人全体が香港を応援し、現状維持を破壊する中共の暴虐を阻止するため、自由主義国は中共とデカップリングしていくことです。今まで中国に大甘で、中共の嘘放送のお先棒を担いできたメデイアや、学界の言うことは信じないことです。左翼新聞を取らないことから始めるのが良いのでは。
記事
香港国安法違反で逮捕され自宅から連行される周庭氏(右端)(2020年8月10日、写真:ロイター/アフロ)
(福島 香織:ジャーナリスト)
8月10日、香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で、新たに10人のメディア人や国際的に著名な社会運動家たちが逮捕された。これは、今までの逮捕事例とちょっと質が違う。
逮捕された10人のうち7人は、香港紙で一番売れている反共(反共産党)・反中の立場を貫く新聞「蘋果日報」(アップル・デイリー)を創始したメディア人で米国政界に太いパイプを持つ黎智英(ジミー・ライ)氏と、その2人の息子。ライ氏の経営するメディアグループ企業「ネクストデジタル」の幹部ら4人である。
そして、香港の民主派政党「デモシスト」の元メンバーで「民主の女神」として日本メディアにもよく取り上げられている周庭(アグネス・チョウ)氏。さらに、学生団体「学民思潮」の元メンバーでイギリス地上波「ITV」フリーランス記者の李宗澤(ウイルソン・リー)氏、政治グループ「香港故事」メンバーの李宇軒氏も逮捕された。
香港の「立場新聞」(Stand News)によれば、李宗澤と李宇軒の両氏はこれまで「我要攬炒」(死なばもろとも)のスローガンで香港政府と中国に対する徹底抗戦を呼びかけてきた。昨年(2019年)の区議会では海外専門家選挙観察団を組織して、区議会選挙の状況を観察、報じるなどの活動をしたり、英国に対してロビー活動を行い、「党派を超えた香港チーム」の結成を促したりしていた。
つまり、日米英の西側自由主義社会メディアがしばしば取材し、西側世論への発信力の強い人物が狙い打ちにされた格好だ。私は、これは香港の運動家個人に対する弾圧という以上に、西側自由主義社会とそのメディアに対する恫喝、ジャーナリズムに対する宣戦布告だと受け止めている。
ジミー・ライ氏逮捕がメディア界に与えた衝撃
彼らの容疑は外国勢力との結託による国家安全危害ということだが、容疑事実が何かは明らかにされていない。8月12日未明までに10人は全員、保釈金を支払い保釈されているが、起訴、裁判の行方はこれからも要注意である。
10日の逮捕者の中で一番の大物は、72歳のジミー・ライ氏だろう。1960年、12歳のときに中国本土の迫害を逃れて広州から密航し、苦労してアパレルメーカー「ジョルダーノ」を創立、その経営で得た資金で、反共・反中の姿勢を貫く蘋果日報を創業した。
ライ氏自身は、国安法施行前から自分が逮捕されるという情報を得ており、その覚悟を持っていたようだ。10日午前、香港警察200人がネクストデジタル本社にガサ入れに入り、25箱の資料、パソコン、その他文書を押収し、ライ氏本人と息子2人、幹部ら4人を逮捕、連行した。
このガサ入れの様子は、国際社会、とくにメディア界にショックを与えた。これがどれほど恐ろしいことかというと、香港警察が持ち出し、中国共産党当局が手に入れた資料の中には、匿名ニュースソースの実名や所在、取材協力者のリストなども含まれているかもしれないのだ。
場合によっては、中国の内幕をリークする中国共産党内部の情報提供者が特定され、粛清されるかもしれない。そうなれば、もはや誰も、今の中国の隠蔽に気付いたり、その政治や社会に不満や疑念を抱いたりしても、その情報をメディアを通じて外部に知らせることができなくなり、世論の力によって問題を改善する手段が完全になくなってしまう。今回の逮捕は、ライ氏個人への弾圧、特定のメディアグループへの弾圧という意味以上に、メディアに期待し協力する人たちを恫喝し、絶望させる効果があるのだ。
さらに、ライ氏は昨年、米国のポンペオ国務長官やペンス副大統領と直接面会して香港情勢への理解を訴えるなど、米国政界に太いパイプがある。ライ氏の補佐を務めるマーク・サイモン氏はCIA職員の父親をもち、自らも海軍情報局でインターンを4年経験するなど米国政界とコネクションを持っていることも知られている。マーク・サイモン氏は国安法施行前に香港を脱出しており、香港当局から指名手配されている。またライ氏は資産家であり、雨傘運動や反送中運動にも資金援助をしていた。
つまり、香港メディアの抵抗の象徴であり、香港の民主化運動の資金源であり、香港の現状を米国政界に訴える最大ロビイストを一遍につぶそうとしたのだ。
なお、ライ氏は8月12日未明、50万香港ドル保釈金を支払い、保釈された。
周庭氏が黄之鋒氏よりも先に逮捕された理由
だが日本メディアがより大きな関心を寄せたのは、8月10日午後10時過ぎの周庭氏の電撃逮捕だ。
周庭氏は2012年、愛国教育の義務化に反対したティーンエイジャーたちによる社会運動組織「学民思潮」に15歳で参加し、2014年の雨傘運動のときに学民思潮のスポークスパーソンとしてメディアに登場するようになった。
学民思潮は黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏のリーダーシップが欧米メディアに大きく取り上げられたが、日本メディアは可憐な少女運動家を好んで取り上げた。彼女自身、日本のアニメやドラマ、音楽を通じて独学した流暢な日本語を話せたことが大きい。雨傘運動後は、政治団体デモシストのメンバーとなり、2019年の香港反送中デモにも参加してきた。
その可憐な容姿もあって、日本のメディアは彼女を紹介するとき「民主の女神」といった見出しを使った。彼女自身は、その呼び名が嫌だと話していたが、自分のキャラクターが香港問題に対して関心の薄い日本の世論を喚起するのに役立つのであれば、それも自分の使命だと割り切っていたようにも見えた。たいていの取材の申し込みは、媒体の大小、イデオロギーの左右にかかわらず応じていたと思う。
周庭氏自身は、香港の運動家の中でも比較的穏当な主張の人物で、もともとは香港独立も暴力的手法も肯定していない。香港の民主、自由、法治を守りたいと考え、「自分と異なる意見の人の言論の自由も守りたい」と語り、香港の反共的市民が嫌う比較的新しい中国本土からの新移民も香港市民である、そうした香港市民が香港の未来を選択すべきである、という「香港自決派」であった。ただ、香港警察の暴力がエスカレートするにつれ、デモが抗争的になることへの理解も示していた。
だが国安法施行直前にデモシストを離脱し、不安も訴えていた彼女は、7月1日の国安法施行後は、比較的言動に慎重になっていた。7月1日以降の彼女の言動のどこに国安法違反の要素があるかはまったく謎である。だがそれでも、彼女は当局から監視・尾行を受けており、恐怖を感じていたという。
同じデモシストのメンバーで、国安法で逮捕されるならば、一番国際的影響力の黄之鋒氏の方が先であろうと思われていたので、周庭氏の逮捕は意外だった。私だけでなく多くの日本のメディア関係者にとってもショックであったはずだ。
なぜ周庭氏が黄之鋒氏よりも先に逮捕されたのか、考えられる理由は2つ。
1つは、香港政府、中共政府が、日本のメディア、日本に対する恫喝、見せしめにするためだ。私たち日本メディアが彼女を「民主の女神」と呼び運動のアイコンとして報じたことが、中共の目の敵にさせてしまったかもしれない、という思いがある。
国安法の「外国勢力との結託による国家安全危害」には「外国メディアへの協力、取材」を含む、というメッセージを、周庭逮捕によって、日本メディアに突き付けたともいえる。真面目で責任感の強い日本メディアほど、今後、香港市民にコメント一つ取るだけでも、その身の安全を考えて躊躇することになるかもしれない。
もう1つは、彼女が女性でか弱く見えるので見くびったのではないだろうか。一般に拘置所で厳しい取り調べを受ければ、罪を認めて反省する。その反省の弁を西側メディアの前で本人から言わせれば、中国のプロパガンダに利用できる。このやり方も中共の常とう手段なのだ。
中国共産党の恫喝は逆効果だった
こうした中国の脅しや策略に日本メディアはどう対応すべきか。
私が強く思ったのは、恫喝に屈することなく、周庭氏の逮捕の異常性を広く訴えて、香港の直面する問題を、西側社会の報道や言論の自由の問題として日本世論に喚起していかなくてはならないだろう、ということだった。
結果からいえば、中共の恫喝はむしろ逆効果であった。周庭氏逮捕によって、今まで香港情勢に比較的無関心だった日本の世論が一斉に国安法問題のひどさを再認識する形になったからだ。
ツイッターでは「#FreeAgnes」というハッシュタグが日本人ユーザーの手でつくられて瞬く間に広がった。イデオロギーの左右問わずその無事を祈る声が広がった。ヤフー、グーグルの日本部門でのトレンドキーワードで「周庭」は4位、5位となった。党派を超えた国会議員から芸能人まで、周庭逮捕に対する怒りや批判のコメントを発した。地上波のワイドショーなども取り上げ、国会前などで香港留学生や日本人有志の集会があり、日本政府の香港問題への対応を求める声が上がった。私の年老いた母までが、「周庭氏、大丈夫やろうか」と電話をかけてきた。
鈍感な日本人も、さすがに「23歳の可憐な女性が、大した容疑事実を知らされることもなく、深夜に10人以上の警官に連行される香港の異常さ」というわかりやすい絵面で認識したのだろう。
日本では珍しく「党派を超えて」、香港問題や国安法を座視できないという認識が国会議員にも広がっている。私はこの流れのままに、日本政府が米国などと連携して金融制裁などの実効力のある措置を伴う圧力を香港や中国にかける決断をしてくれないか、とかすかに期待し始めている。
さて、8月11日深夜、周庭氏は20万香港ドルの保釈金を支払って、パスポートを香港警察に預けて、拘置期限48時間よりかなり早く保釈となった。
違法集会などですでに4回の逮捕歴があり、8月5日には2019年6月21日の湾仔警察前の集会煽動の罪を問う公判もあって12月にも判決が言い渡される予定の周庭氏だが、今回の電撃逮捕については「今回の逮捕は一番怖く、きつかった」と保釈時の囲み取材でコメントしていた。
彼女は日本メディアには日本語で答えていたのだが、最後にこんなことを言っていた。
「1つ言いたいことは、今回の逮捕は本当に怖かったんですけれど、拘束されているときにずっと『不協和音』(日本の女性アイドルグループ欅坂46のヒット曲)という日本の歌の歌詞が頭の中でずっと浮かんでいました」
その歌の歌詞にはこうある。「僕はYesと言わない、絶対沈黙しない、最後の最後まで抵抗し続ける・・・支配したいなら、僕を倒していけよ!」。
中共が彼女をか弱いと見くびっていたのなら、それも見当違いだったといえるだろう。周庭氏も、日本メディアも、日本政府も世論も、中共政府に見くびられたままでいるほど弱くはない、ということをこの際、はっきりさせていきたい。
良ければ下にあります
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