『豪州の粉ミルク、中国人が“代理爆買い”で物議 中国製への不信消えず、国際的な不信招く悪循環』(11/10日経ビジネスオンライン 北村豊)について

11/11中国観察<川普訪故宮 對習近平說了一句耐人尋味的話…阿波羅網=トランプの故宮訪問時に習に対し味わい深い話をした アポロネット>トランプと習の対話を挙げています。

特朗普:So,中國的歷史可以追溯到5000年前,或者更早?=トランプ:それで、中国の歴史は5000年前に遡ることができる、或はもっと前?

習近平:有文字的(歷史)是3000年。=習:文字ができてからは3000年。

特朗普:我想最古老的文化是埃及文化,有8000年歷史。=トランプ:私が思うに、エジプトが最も古い文化があり、8000年の歴史がある。

習近平:對,埃及更古老一些。但是,文化沒有斷過流、始終傳承下來的只有中國。=習:そう、エジプトは中国よりも古い。しかし、文化が断ち切られずに、伝承されて来たのは中国だけ。

特朗普:所以,這就是你們原來的文化?=トランプ:それならこれが中国人の元々の文化となるのか?

習近平:對。所以我們這些人也是原來的人,黑頭髮、黃皮膚,傳承下來,我們叫龍的傳人。=習:そう、ここにいる我々も元々の人と同じで、黒髪、黄色い肌が伝承され、我々は龍の子孫と呼ぶ。

特朗普:這太棒了!=トランプ:それは凄い。

この記者は、習が「文化が断ち切られずに、伝承されて来たのは中国だけ」というのは嘘だろうと言っています。中共はマルクス教信者で民族伝統を大事にしてこなかった。仁、義、理、智、信を大事にするのが儒教なのに、マルクス主義者は「闘い」だけ。中共は中国の伝統文化の継承者でなく破壊者である。文革時代にはありとあらゆる歴史的建造物が破壊された。トランプが「それならこれが中国人の元々の文化となるのか?」と聞いたのは意味深である。

http://chinaexaminer.bayvoice.net/b5/trend/2017/11/11/379502.htm%E5%B7%9D%E6%99%AE%E8%A8%AA%E6%95%85%E5%AE%AE-%E5%B0%8D%E7%BF%92%E8%BF%91%E5%B9%B3%E8%AA%AA%E4%BA%86%E4%B8%80%E5%8F%A5%E8%80%90%E4%BA%BA%E5%B0%8B%E5%91%B3%E7%9A%84%E8%A9%B1.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=facebook

11/12自由時報<宋楚瑜會晤安倍 雙方盼經濟關係更上層樓=宋楚瑜(APEC台湾特使)と安倍が会談 両者共に一層の経済関係の発展を望む>宋楚瑜は親民党党首で外省人です。総裁選に出たこともありました。前回のAPECにも派遣されたので、今回もまた蔡英文総統が彼に頼んだとのこと。

http://news.ltn.com.tw/news/politics/breakingnews/2251182

11/12自由時報<APEC》宋楚瑜與川普握手寒暄 和習近平友善互動=宋楚瑜とトランプは握手して挨拶 習近平とは友好的に交流>

http://news.ltn.com.tw/news/focus/paper/1151224

11/11は中国では光棍節(独身者の日)でアリババが1日で2兆7000億円売り上げたとのこと。

http://www.yomiuri.co.jp/world/20171111-OYT1T50082.html

中国の新4大発明(高铁=新幹線、移动支付=スマホ決済、共享单车=シエアサイクル、网购=ネットショッピング)は全部彼らが発明したものではありません。韓国のウリジナルと一緒。ただ、世界に嘘をアピールすることで知らない人に刷り込みを図っている訳で、宣伝戦の一種です。今回豪州から個人輸入したいものがあり、ネット購買しようと思いましたら、支払いはPaypalか Alipayでないと駄目という事で、Paypalを試したところクレジット・カードが2枚とも拒否、仕方なくAlipayで支払いして、輸入しました。アリババは以前の中国を知っているものにとっては驚くほどアフターサービスが良かったです。着いてから苦情があるかどうか確認(全部英文ですが)して来ました。日本企業は日本の国内マーケットしか考えないで新機軸を打ち出しますが、米中は世界のマーケットを相手にして打ち出します。中国は国内に相当数の人口を擁しますが、それ以上に世界の人を相手にした商売をするようになりました。2001年12月のWTO加盟以降です。日本は周回遅れになりかねません。経営者は自覚しないと。それと、中国は偽札が2割流通していると言われていますが、支付宝(ネット決済のAlipay)が進めばその心配もいらなくなります。日本に進出されれば手数料とか日本企業に入らなくなるし、日本産でなく海外から個人輸入する人も増え、脅威となります。

北村氏記事は、中国の製品に対する国民の不信感(儲かると思えば毒でも入れてしまう、他人がどうなろうと知ったことではない)と入手の為には手段を選ばず(違法ではないが、他人の迷惑を顧みず)と言った中国人の性格が良く表れています。中国人は品質問題で政府を非難しますが、自分が作って売る時には非難される行動を平気でします。二重基準で生きている人達です。

中国国内では、代購だけでなく団購tuangou(団体購入)というのも流行っているそうです。商品購入コストを抑えるだけでなく、運送コストも安くなるからとのこと。

ハッキリ言って、自国で安全な商品が作られれば外国での爆買いなぞなくなるでしょうけど、皆分かっていても誰も直そうとしません。中国数千年の伝統でしょう。賄賂で解決という宿痾が残ったままですから。

記事

中国人の爆買いでオーストラリアの粉ミルクの在庫が逼迫したのは初めてではない(写真:ロイター/アフロ、2015年)

英国のタブロイド紙「デイリー・メイル(Daily Mail)」は10月19日付でオーストラリアのスーパーマーケットで“baby milk formula(育児用粉ミルク)”(以下「粉ミルク」)を爆買いする中国人に関する記事を掲載した。それは10月18日にメルボルン(Melbourne)市内のリッチモンド(Richmond)にある大手のスーパーマーケット「コールス(Coles)」で買い物をしていたハンナ・ディクソン(Hannah Dixon)(以下「ハンナ」)という婦人が、中国人による粉ミルクの爆買いを目撃し、憤りを覚えてその様子をスマホの動画で撮影したことを報じたものだった。彼女が撮影した動画はコールスのFacebookにも転載され、中国人による粉ミルクの爆買いを憂慮する同社の姿勢を表明したのだった。

4缶買っては、駆け戻り

当該動画は10月19日にデイリー・メイルのウェブサイト“Mail Online”に掲載されたので、その概要を示すと以下の通り。

【1】10月18日にリッチモンドのコールスで買い物をしていたハンナは人々の騒がしい話声を耳にした。その声は粉ミルク売場からのもので、そこには老若男女の中国人20人余が列を作って並んでいた。何だろうと不審に思ったハンナが近寄ってみると、それは缶入りの粉ミルクを買う列で、中国人たちは店員が商品棚に並べるために大型ワゴンで運んできた粉ミルクの缶を、店員の制止を無視してワゴンから勝手に取り出し、各人が手にする店舗の買い物かごの中へ投げ入れていた。

【2】粉ミルク売場には「BABY FORMULA FOR LIMITED 4 PER CUSTOMER(粉ミルク お一人様4缶まで)」という購入制限のプレートが貼られていて1回に購入できるのは4缶までなので、中国人たちは列の順番に従い4缶を買い物かごに入れるとすぐさま走ってレジへ向かい、レジで精算を終えると外で待つ仲間に購入した粉ミルク缶を手渡し、その後すぐに粉ミルク売場へ取って返して再び列に並ぶのだった。

【3】この状況をハンナがスマホで撮影していると、1人の若い中国人男性が「何で撮影するんだ。俺は撮影を許可していないぞ」と叫びながらハンナに詰め寄った。ハンナはひるむことなく撮影を続け、彼に「粉ミルクを4缶買うこと自体は問題ないが、あんたたちがやっていることはマナーに反する不正行為で間違っているわ」と反論した。すると、列に並んでいた中国人女性が「私たちは規則通り買い物をしているだけで何も問題はないはずよ。あんたこそ私たちの許可なく撮影しないでよ」とすごんでみせた。

【4】コールスの店員たちは中国人たちに他のお客様の迷惑になるから店内を走り回らないようにと何度も注意を促したが、中国人たちは全く意に介す素振りも見せず、我が物顔で粉ミルク売場とレジ間の往復を繰り返した。ハンナは中国人たちに「あんたたちが粉ミルクを買い占めたら、粉ミルクを必要とする母親たちが買えなくなるじゃないの」と言うと、彼らは知らぬ顔の半兵衛を決め込んだ。

中国の顧客から注文を取って「代購」

上述したデイリー・メールの記事は次のように述べている。

(1)コールスによれば、最近粉ミルクに対する予期せぬ需要(中国人による粉ミルクの購入)が増大して品不足となったという。このため、自国の顧客に粉ミルクを確保する必要から、コールスは粉ミルクの購入制限を設けなければならなくなったのだという。粉ミルクを必要とするオーストラリアの顧客たちは、中国人が粉ミルクを買い占めて海外へ販売するために、自分たちが粉ミルクを購入できないと各種のメディアを通じて訴えていた。今までもオーストラリア国内では粉ミルクが不足する事態が続いていたが、中国人が粉ミルクを求めて商店で爆買いをするようになったのは最近の事である。

(2)9月にオーストラリアの大手テレビ局「Seven Network」のニュースサービス部門「Seven News (7 News)」がシドニー(Sydney)の倉庫で“daigou”として知られる中国の闇市場へ送られる直前の粉ミルク缶を大量に発見したと報じた。高品質であると信じられているオーストラリアの粉ミルクに対する需要は中国で極めて高い。

ところで、上述の“daigou”という単語は中国語の“代購(発音:daigou)”で、「代理購入」を意味する。“daigou”は今や英語圏で普通に使われる名詞の一つとなっているのだ。2014年8月14日付の国際ニュース通信社「ロイター」は、「オーストラリアには最大で4万人もの代理購入業者が存在する。彼らはソーシャルメディアやモバイル決済アプリを駆使して、中国本土の顧客から注文を取って現地で製品を購入している。今、オーストラリアでブームとなっている“代購”は育児用粉ミルクなどの消費財が対象である」と報じている。

ネットで「オーストラリア 粉ミルク 不足」を検索すると、関連記事が2015年から多数見つかるから、オーストラリアにおける粉ミルク不足は2015年から始まったように思えるが、それが2017年まで続き、最近では組織化されたグループがスーパーマーケットで粉ミルクの爆買いを始めたようだ。それがコールスや「ウールワース(Woolworth)」などのスーパーマーケットが粉ミルクの購入制限を設けなければならなくなった原因である。購入制限は当初は1人8缶までだったが、最近は1人4缶までに強化された。

秘密倉庫はシドニー郊外

それはさておき、上述した7 Newsの報道とは、9月21日付でSeven Networkが報じた『中国向け粉ミルクの秘密倉庫を摘発』と題するニュースであった。これは7 Newsの取材班が独自調査を行って摘発したものであったが、それは次のような内容だった。

【1】秘密倉庫はシドニー郊外のゴールドコースト工業団地(Gold Coast Industrial Estate)の中にあった。倉庫内には一面に商品棚が設置され、その上に粉ミルク缶が隙間なく積まれていた。地面には商品棚に入りきれない粉ミルク缶が大量に転がっていた。この他に、倉庫内には大量の段ボール箱が天井に届く程の高さに積み重ねられていた。

【2】倉庫内の人たちは記者が撮影するのに激しい反感を示し、手でカメラのレンズをふさいで抵抗した。彼らは速やかに立ち去るよう記者に要求し、記者の質問には回答を拒否して、警察に通報するぞと喚き散らした。

このニュースを踏まえてオーストラリアのメディアは、「スーパーマーケットの粉ミルク売場で空っぽの商品棚を見てがっかりして手ぶらでかえる地元のママがいる一方で、山と積まれた粉ミルクが中国へ向けて発送されるのを待っている」という現実を報じたのだった。但し、この7 newsによる秘密倉庫への突撃取材はメディアとして最初ではなく、大手テレビ局「Nine Network」の著名番組『A Current Affair(時事問題)』が8月13日付で同局のニュースサービス部門「Nine News (9 News)」が作成した『粉ミルク狂乱(Baby formula frenzy)』と題する特集を放映していた。

『粉ミルク狂乱』は9 Newsの取材班がメルボルンに住むある中国人家庭に焦点を定め、丸一日彼らの生活を隠し撮りして、“祖孫三代(親、子、孫の三世代)”のグループが粉ミルクを爆買いする様子を記録したものだった。彼らのグループはスーパーマーケットの粉ミルク売場で粉ミルク缶を購入制限の数量まで店舗の買い物かごに入れてはレジへ向かい、レジで精算を終えたら商品を外で待つ家族に渡しては粉ミルク売場へ戻ることを繰り返した。こうして彼らのグループが何度か売り場とレジを往復した結果、商品棚は空っぽとなり粉ミルクは影も形も無くなった。彼らの自宅の裏庭にある倉庫には粉ミルク缶が山積みとなっていた。

この特集が放映されるとオーストラリア国民の怒りが爆発し、「中国人による“代購”は不道徳でけしからん」とする世論が沸騰したのだった。この沸騰した世論の後押しを受けて報じられたのが7 News取材班による『中国向け粉ミルクの秘密倉庫を摘発』と題するニュースだった。

オーストラリアの粉ミルクが高品質としてもてはやされて、中国で極めて高い需要があるのはなぜなのか。それは中国国民が自国産の粉ミルクに不信感を持っているからに他ならない。中国では2008年9月に「メラミン混入粉ミルク事件」<注>が公表されて表沙汰になった。粉ミルクを飲んでメラミンを摂取したことにより5万人以上の乳幼児が腎臓結石を発症し、2008年9月21日までに死者4人が確認された。この事件の主役は粉ミルク大手の“三鹿集団”であったが、その後の調査で中国国内のその他粉ミルクメーカーの製品にもメラミンが混入されていたことが判明したことで、中国国民の国産粉ミルクに対する不信感はぬぐい難いものとなり、高品質で安全性が高いと考えられる外国産粉ミルクに対する需要が急騰した。

<注>「メラミン混入粉ミルク事件」については、2015年3月6日付の本リポート「メラミン混入粉ミルク事件の余波消えず」参照。

中国のネットショッピング“淘宝網(Taopao.com)”で粉ミルクを検索すると、オランダ産、ドイツ産と並んで目に付くのはオーストラリア産およびニュージーランド産の粉ミルクである。そればかりか、「粉ミルク オーストラリア 郵便直送」で検索すると、“淘宝網”の画面には検索結果として1ページに40件の商品が掲載された商品広告が表示されるが、その最終ページは100ページなので、掲載商品の総数は4000件という計算になる。しかも、これらの商品の説明にはほぼ全てに“代購”と明記されている。要するに、どれもがオーストラリアに居住する中国人によって“代購”されたもので、ネットショッピングの注文を受け次第、オーストラリアから郵便で直送されるのである。その中にはニュージーランドからの郵便直送をうたっているものも多数含まれている。

メラミン混入粉ミルク事件の影

11月2日、中国の“財経網(ネット)”は次のように報じた。

(1)香港の非政府組織(NGO)「全球化監察(Globalization Monitor)」は最近の調査を通じて、英国、米国、中国および香港など14の国と地域の中で、毎月の粉ミルク代が最も高いのは香港(最高304米ドル)であり、2番目は中国(最高286米ドル)であることが判明したと発表した。

(2)286米ドルは約1900元に相当するが、これは中国人夫婦の一方の月収の40%に相当する。もし最も安い粉ミルクを選択するなら、毎月のミルク代は112米ドル(約745元)ですむが、それでもドイツで最も高い粉ミルク代の111米ドルより高い。

(3)粉ミルクメーカーは高価な優良品質の製品を成長著しいアジア市場へ売り込もうと努めている。たとえば、ドイツ産の乳児用粉ミルク「アプタミル(Aptamil)ステージ1(0から6か月)」の800g缶は、英国では約17米ドル、ドイツでは約24米ドルだが、中国では900g缶が55米ドルもする。

(4)粉ミルク市場におけるメーカー間の激烈な競争の中で、製品開発は重要な作用を発揮する。粉ミルクメーカーが頻繁に製品の種類を増やすのは一種の販売手段であり、その真の目的は個々の市場で販売を増大させ、価格を引き上げて利益率を高めることにある。

(5)この点について、全球化監察の責任者である“劉燕娜”は、「粉ミルクに関する十分な情報がない状況下で、価格だけで製品を選べば、粉ミルクメーカーに意のままにされ、品質が良くとも高価格の粉ミルクを買わされることになる」と警告を発している。メラミン混入粉ミルク事件は中国の親たちに粉ミルクの品質重視を徹底させたが、高値の粉ミルクは彼らに重い負担を背負わせることになった。

なお、上述の“淘宝網”でドイツ産の「アプタミル・ステージ1」を検索すると、800g缶の価格が関税・輸送費込みで180元(約27米ドル)となっている。中国国内でドイツ産の900g缶を正規に買えば55米ドルなのに対して“代購”の800g缶が27米ドルなら、ネットショッピングで“代購”商品を買う方が大幅に安い。なお、オーストラリア産の「アプタミル・ステージ1」800gは関税・輸送量込みでドイツ産と同じ180元となっている。これでは庶民が“代購”に頼って海外産粉ミルクを購入するのは当然のことと言えよう。

「中国乳業人にとって恥辱」

2016年3月7日、中国政府“農業部”部長の“韓長賦”は、海外で粉ミルクを買いあさる中国国民について次のようなコメントを発表した。

過去に中国の乳業・乳製品業界で問題が発生したことにより、中国国内市場の国産牛乳に対する信頼が失われ、多くの中国国民が海外で粉ミルクを買いあさる状況を作り出した。中国国民は海外でカネを払って粉ミルクを買っているというのに、売り手である海外の商店が“限購(販売制限)”を設けて、中国国民に対する粉ミルクの販売量を制限しているという。これは中国乳業人にとって恥辱である。乳製品業者は奮起して国産ミルクの品質を向上させ、そのブランドを鳴り響かせ、中国国民の自国乳業に対する信頼を取り戻さねばならない。

このコメントが報じられると、ネットユーザーの批判が殺到した。それは、韓部長はメラミン混入粉ミルク事件に関する中国政府の責任を乳業・乳製品業界へ転嫁しているとして、「メラミン混入粉ミルク事件は乳業・乳製品業界の監督・管理者である執政者の恥辱ではないか」、「お前たちの子供は国産粉ミルクを飲むのか」といった辛辣な内容だった。

韓部長のコメントが発表されてから1年半以上が経過した現在も、中国の乳業・乳製品業界は中国国民の信頼を回復できておらず、中国人による粉ミルクの“代購”はオーストラリアのみならず、欧州各国で繰り広げられている。2016年8月16日付の米紙「ワシントン・ポスト」は、「オーストラリアの粉ミルクの半分が中国人に買われている」と題する記事を掲載した。それから1年以上が経過したが、事態は何ら改善されぬまま悪化の一途をたどり、ついにスーパーマーケットでの爆買いに発展しているようだ。

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