7/31The Gateway Pundit<President Trump Teases GOP Rivals, Suggests He Might Pick One as His Running Mate, Mocking Their Chances of Securing the Party’s Presidential Nomination=トランプ大統領、共和党のライバルたちをからかい、誰かを副大統領候補に選ぶかもしれないとほのめかし、同党の大統領指名獲得の可能性をばかにする>
RNCは2020年選挙の時もトランプに非協力的だった(RNCは共和党エスタブリッシュメントの集まりと思われる)。RNCのロナ・マクダニエル委員長はミット・ロムニーの姪だからさもありなん。彼女がいくら泣き言を言っても、協力する必要はない。
トランプ前大統領はこの声明の中で、8月23日に開催される2024年最初の共和党大統領討論会に参加しないことを正式に認めた。
ゲートウェイ・パンディットは以前、共和党全国委員会(RNC)のロナ・マクダニエル委員長が、ドナルド・トランプ前大統領に対し、来る8月23日に開催される2024年共和党初の大統領討論会への参加を懇願したと報じた。
ワシントン・ポスト紙が引用した情報筋によると 、マクダニエル氏はトランプ氏と綿密な協議を行い、討論会に参加しないと他の候補者の標的にされる恐れがあると主張した。これは、自分の存在感がないと、起こり得る批判や攻撃から身を守ることができないという考えに根ざしている。
トランプ大統領は以前、FOXニュース主催の討論会には出席しないことを示唆していた。
「一見、乗り越えられない数字でリードしており、敵対的なネットワークに怒りを込めてトランプとマガを憎むアンカーが『質問』をしているのに、なぜ中傷や虐待にさらされる必要があるのでしょうか?」トランプ氏は書いた。
「私は40点リードしている。多くの人は、『2、3、15、14[%]の人たちがいるのに、なぜ討論会をするのか?』と言う」とトランプ大統領は、WABC 770の「キャッツ&コスビー・ショー」の司会者ジョン・カシマティディスに語った。
「これほど大きなリードがあると、人々は議論しません。彼らは言います、「なぜ議論する必要があるのですか?」敵対的なアンカーのグループ、つまり敵対的なネットワークに質問をさせることになります。なぜそんなことをするのでしょうか?」
https://www.thegatewaypundit.com/2023/07/former-president-trump-teases-gop-rivals-suggests-he/
7/31The Gateway Pundit<CNN Grudgingly Admits ‘Very Real Possibility’ Trump Could Win in 2024=CNN、2024年にトランプ大統領が勝利する「非常に現実的な可能性」をしぶしぶ認める>
CNNは左翼メデイアの中では良心的になったか?嘘や不正を永遠にすることはできない。
CNNは最近、ドナルド・トランプ氏の中傷を一時休止し、2024年にトランプ氏が勝利する可能性があることを認めた。
作家のハリー・エンテン氏は、過去6年間に渡ってトランプ大統領を調査、起訴、訴追するという民主党の終わりのない努力を有権者があまり気にしていないことに驚いているようだ。
おそらく人々は、バイデンがこの国に対して何をしたかに注目し、それをトランプ政権下のこの国の様子と比較しているだけかもしれない。
https://www.thegatewaypundit.com/2023/07/cnn-grudgingly-admits-very-real-possibility-trump-could/
7/31The Gateway Pundit<BOOM! It’s Happening!… Chairman James Comer Spoke with Speaker McCarthy About Impeachment Following Devon Archer Testimony (VIDEO)=ブーム!それは起こっている!…ジェームズ・カマー議長がデボン・アーチャー証言後の弾劾についてマッカーシー下院議長と語った(ビデオ)>
共和党は前例のない賄賂収受を止めるためにも弾劾裁判を開始すべき。
下院監視委員長のジェームズ・カマー氏は、ハンター・バイデン氏の同僚デボン・アーチャー氏の本日の委員会での証言に続き、月曜夜にグレッグ・ケリー氏に加わった。
そして、デヴォン・アーチャーは鳥のように歌いました。ゲートウェイ・パンディットが本日報じたように、ジョー・バイデンの司法省が今年初めにデボン・アーチャーを逮捕し、1年以上の懲役刑を言い渡したとき、デボン・アーチャーは当然のことながら動揺した。
月曜日、デボン・アーチャー氏は下院調査官に対し、ジョー・バイデン氏がハンター・バイデン氏の顧客と何度も会ったり、電話で会合に参加したり、家族は賄賂計画に対して影響力を行使し、数千万ドルの報酬を受け取ったと語った。
月曜夜、カマー議長はグレッグ・ケリーに対し、マッカーシー議長から電話があり、今日の爆発的な公聴会を受けて弾劾の手順について話し合ったと語った。
ジェームズ・カマー議長:そうですね、どう投票するかはわかっていますが、繰り返しますが、それはマッカーシー議長の決定です。でも、これだけは言っておきます。私が番組に出演する直前に、下院議長のマッカーシーから電話があり、今日話されたことの概要を伝えました。そして今後のステップについて話し合いました。乞うご期待。
カマー氏は「雪玉が丘を転がり落ちていくようなものだ」と付け加えた。
https://www.thegatewaypundit.com/2023/07/boom-its-happening-chairman-james-comer-spoke-speaker/
7/31Rasmussen Reports<BidenGate: Most Voters Suspect Cover-Up=バイデンゲート:大半の有権者が隠蔽を疑う>
これだけ証拠が挙がっているのに、18%の有権者は隠蔽はないという判断はどこから来るのか?
ハンター・バイデン氏の元ビジネスパートナー、デボン・アーチャー氏がジョー・バイデン氏の対外ビジネス取引への関与について暴露しようとしていると伝えられており、ほとんどの有権者は大統領がスキャンダルを隠蔽しようとしたのではないかと考えている。
ラスムッセン・レポートの最新の全国電話およびオンライン調査では、米国の有権者と思われる人の60%が、大統領が息子ハンターの海外ビジネス取引への関与を隠すための違法な隠蔽工作に加わっていたと信じており、その中にはそのような隠蔽工作があると考えている45%も含まれていることが判明した。可能性は非常に高いです。34%はバイデン氏が息子の海外事業における自身の役割を違法に隠蔽した可能性は低いと回答しており、その可能性は全くないと考える18%を含む。
7/31希望之声<准备与中国开战? 专家:美国随时做好准备=中国との開戦準備? 専門家:米国はいつでも準備ができている>最近メディアは、米国将軍(マイケル・A・ミニハン)が、早ければ2025年にも中国との衝突が勃発すると米国に警告し、部下11万人に中国との戦争の準備を命じたと報じた。 台湾国防戦略資源研究所所長の蘇紫雲は、米国をいつでも戦えるようにすることが狙いだと<希望之声>に語った。
中国と米国間の緊張に直面している中で、WP紙は29日、米空軍航空機動司令部司令官マイケル・A・ミニハン大将が最近、指揮下の11万人の米空軍兵士に中共軍と開戦準備をするよう命令を下したと報じた。
ミニハン大将は内部メモの中で、米国は早ければ2025年にも中国と衝突するが、台湾海峡問題がその引き金になる可能性があると警告した。 国防総省内では、中共への戦争準備についてさまざまな声があり、これによって米中関係は悪化し続けるのではないかと懸念する人もいるが、国防総省高官らは依然として太平洋での対中大規模作戦の準備を支持している。
中国に関する下院特別委員会のギャラガー委員長は、ミニハンが空軍に対し、差し迫った脅威を真剣に受け止め、緊急事態に備えるよう指示したことは称賛されるべきだと述べた。
https://www.soundofhope.org/post/743210
8/1阿波羅新聞網<杨宁:危险!中共疑将生物超限战代入美国本土—美国现华人非法生物实验室 背后蹊跷大=楊寧:危険! 中共、生物超限戦を米国に持ち込む疑い―米国にある違法な華人生物研究所の背後は非常に胡散臭い>姚某容疑者は捜査に全く非協力的な態度を取り、検査薬を開発しているだけと主張した。 そんな言い訳を誰が信じるのか? カリフォルニア州の地元当局者は、「彼は知らなかったか、あるいは故意に我々を誤導させているかのどちらかだ」と述べた。
間違いなく、ボスの姚某が、研究所にこれほど多くの危険な病原体があり、マウス実験の真の目的を知らなかったということはあり得ない。米国側を意図的に誤導させ、真実を隠蔽している可能性しかない。 そして彼が隠蔽したい真実は北京当局と密接に関係している可能性が非常に高い。
7/29の米メディアBecker Newsの報道によると、カリフォルニア州リドリーの倉庫で、中国人が運営する秘密の違法生物学研究所が発見され、中には新型コロナウイルス、B型、C型肝炎、HIV、大腸菌だけでなく、ヘルペスやその他の危険な病原体、ラベルのない未知の液体が入った何千もの管、1,000匹以上のマウスが発見され、そのうち数百匹が発見時に死亡していた。
https://www.aboluowang.com/2023/0801/1934843.html
8/1阿波羅新聞網<这个女人不简单 三言两语令北京闹心=この女性は簡単にはいかない、二言三言で中国政府を動揺させる>月曜日(7/31)にフィリピンを訪問した欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は演説し、中共を名指しして、欧州はインド太平洋地域への侵略を容認しないとし、中共のロシア・ウクライナ戦争に対する「国際責任」の未履行を批判した。
EU指導者らが公の場で中国を批判するのは異例だ。
フォン・デア・ライエンはフィリピン・ビジネス・フォーラムでの講演で、インド太平洋地域における中国のますます攻撃的な軍事姿勢を非難し、南シナ海における中国の主張を無効にした2016年の国際裁判所仲裁判決に対する欧州連合の承認を繰り返し述べた。
フォン・デア・ライエンは、中共は国連安全保障理事会の常任理事国として「国連憲章に定められたウクライナの主権と領土の完全性を守る責任を充分に引き受けていない」と述べた。
https://www.aboluowang.com/2023/0801/1934730.html
8/1阿波羅新聞網<普京势衰?非洲要求他做两件事 不屑免费粮食 —非洲穷但不傻!不屑免费粮食 要求普京做两件事 =プーチンの勢いは衰退? アフリカは彼に、二つのことをするよう求める。無料の食料は値打ちがない アフリカは貧しいが愚かではない! 無料の食料は値打ちがなく、プーチン大統領に2つのことをするよう求める>第2回ロシア・アフリカ首脳会議が閉幕したが、クレムリンとロシア政府メディアは今回の首脳会談を高く評価したが、公式報道によると、商取引におけるルーブルなどの現地通貨決済の割合を増やすことで合意に達したのを除いて 、今回の首脳会談では、あまり効果的な合意には至らなかった。
アナリストの中には、今回のロシア・アフリカ首脳会談はロシア政府が宣伝していたほど成功していないとの見方もあり、今回のロシア・アフリカ首脳会談でロシアのプーチン大統領がウクライナ戦争を正当化した点を除けば、クレムリンは食糧、エネルギー、武器などの分野でアフリカとの協力をさらに拡大するなどの目標を達成できておらず、事実上失敗に終わった。
ロシア外務省は、今回のロシア・アフリカ首脳会談を妨害しようとする西側諸国の試みは「失敗した」と宣言したが、ロシア・アフリカ首脳会談に参加するアフリカ諸国の公式代表のレベルが著しく低下していることに人々は気づいた。参加したアフリカ49カ国中、アフリカの指導者がサンクトペテルブルクを自ら訪れたのは27人だけで、残りの国は閣僚や大使が代表を務めた。これに対し、2019年の第1回ロシア・アフリカ首脳会議ではアフリカ諸国の首脳計43名がソチを訪問しており、この面だけを見てもアフリカ諸国のロシアに対する期待は明らかに低下している。
今回のロシア・アフリカ首脳会談で、ロシアの・プーチン大統領は、ブルキナファソ、ジンバブエ、マリ、ソマリア、中央アフリカ共和国、エリトリアを含むアフリカ6カ国に、2万5000トンから5万トンの穀物を無償で提供する意向である(ロシア占領下のウクライナの国土では昨年、約580万トンの穀物が収穫された)。アフリカ諸国の9,000万ドルの債務をさらに免除することに同意した(プーチン大統領は、ロシア政府はアフリカ諸国の負債総額230億ドルを免除したと述べている)。
しかし、これらの友好的な態度は、アフリカ諸国から同等の反応をもたらさなかった。
首脳会談後の晩餐会で、南アフリカのラマポーザ大統領は、アフリカ諸国はアフリカ大陸への「贈り物」を求めるためにサンクトペテルブルクに来たわけではないと公言し、約束した食糧援助についてプーチン大統領に感謝の意を表したが、次のようにも指摘した。 「これは我々の主な要求ではない。アフリカ諸国は食糧援助に加えて“黒海食糧イニシアチブ”の再開を望んでいる」、「我々は黒海食糧イニシアチブの実施を継続することを推奨する。我々は黒海開放の重要性を強調し、我々は黒海が世界市場に開かれることを願っている」と。
アフリカ連合のムサ・ファキ委員長は、ロシアのプーチン大統領に直接、「この戦争は終わらせなければならない。そして、それは正義と論理に基づいてのみ終わらせることができる」と述べた。エネルギーと食糧が運べない状況の終結を理解し、世界の人々、特にアフリカの人々の利益のために黒海食糧イニシアチブを延長しなければならない。
コンゴのデニス・サッスー・ヌゲソ大統領、セネガルのマッキー・サル大統領、南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領、エジプトのシシ大統領など、他の参加アフリカ指導者らも同様の見解を表明したが、ロシア政府に対し黒海食糧イニシアチブへの復帰を要求するとともに、公平と正義に基づいて戦争を終わらせること、ロシア政府がウクライナ領土の占領に基づく不当な和平に達する代わりに軍を撤退させることを求めた。
https://www.aboluowang.com/2023/0801/1934751.html
8/1阿波羅新聞網<多名解放军要员离奇死亡 内斗严重已失去作战能力=人民解放軍の主力メンバー数人が奇怪な死に方をし、深刻な内部抗争により戦闘能力を喪失>人民解放軍では最近、要人の謎の死があり、多くの将軍が捜査のために連行された。 中共の対応は秘密を貫いている。 一部の国内メディアや香港メディアは軍部の汚職事件を非難するデマを流し、米国への軍事機密漏洩と関係があるのではないかという噂もある。 しかし、人民解放軍の元将校はアポロ局に対し、今回の事件は人民解放軍が内戦状態にあり、戦闘に展開する能力や攻撃能力を備えることは基本的に不可能であることを示し、台湾攻撃できる能力もないと語った。
中共中央軍事委員会は31日(月)、大将への昇進式を行い、ロケット軍司令官の王厚斌とロケット軍政治委員の徐盛晋が大将に昇進した。 習近平は昇進将校に命令書を交付し、一緒に集合写真を撮った。
海軍出身の王厚斌大将がロケット軍司令官を務めることが先例となり、この人事は間接的にロケット軍司令官李玉超の落馬を裏付けるものとなった。
天才軍師・馮暘赫の事故死も怪死?http://dwellerinkashiwa.net/?m=20230717
https://www.aboluowang.com/2023/0801/1934737.html
8/1阿波羅新聞網<中国大逃杀模式上演!融资百亿的好日子彻底凉—中国互联网行业彻底凉了!大逃杀模式持续上演=中国でバトルロワイヤル式が上演! 数百億ドルを調達できた好景気の日々は完全に冷めた – 中国のインターネット業界は完全に冷え込んでいる! バトルロワイヤル式は継続する>ネチズンの「James Lt」は、現在、企業間の競争圧力が特に高まっており、インターネット上で大量の失業者が給与要件を引き下げ続けていると述べ、どの企業も解雇の準備に全力で取り組んでいると語った。以前会社で優れた人は今は危機に瀕しているが、それに対してできることは何もない。 率先して給与を削減しても仕事は維持できないし、資格もプロジェクトの経験も大工場の従業員とは比べものにならない。 したがって、バトルロイヤル式は引き続き上演される。
https://www.aboluowang.com/2023/0801/1934867.html
何清漣 @HeQinglian 10h
米国のシンクタンクが中国ロケット軍の配備に関する詳細な研究報告書を発表
https://rfa.org/mandarin/yataibaodao/junshiwaijiao/wy-10262022095656.html
数年前に中国のFBIへの情報提供者が全員射殺されたという事実を考えてみて。 米国が昨年この報告書を発表した後、中国はロケット軍のスパイを捕まえたと推定されている。
引用ツイート
李恒清 @LiHengqing 16h
本日、習近平はロケット軍の新たに昇進した指揮官兼政治委員に大将の階級を授与した。 前任者やロケット軍副司令官を含む多数の軍人が逮捕または自殺した。
人民解放軍には核心に危害を加えたいと思っている人がそんなにたくさんいるのか? 過去11年間、党規約を書写し、習近平思想を学んでも、2つの維持目標を達成できなかった。 それは本当にリーダーを安心させない。やれやれ!
何清漣 @HeQinglian 8h
ツイ友に注意されたが、FBIでなく、CIAの情報提供者である。 NYTがこの件を報じた。
FTの記事では、BRICS 5ケ国は等しく賄賂を取っている国の集まりと思います。賄賂の有無は経済発展と無関係だと思います。中国だけが豊かな国になったのは、コモディティーだけに依存しなかったのはその通りですが、愚かな米国が中国を支援しない限り、経済・軍事大国になることはなかったはずです。
米国は戦後日本を反共の砦として、いろんな支援をしたから、日本経済は伸びたと言えます。しかしGHQが与えた憲法で、日本人の精神が頽廃してしまっているのも事実。日本は戦後78年の膿を出さないと国家として生き延びれないのでは。中共の奴隷として生きるのでは生きる価値はないでしょう。
BRICSが中共主導にならないよう他の4ケ国が国益を賭けて頑張ってほしい。
記事
(英フィナンシャル・タイムズ紙 2023年7月28日付)
BRICSは中国が主導権を握る集まりになってしまった
戦争犯罪の容疑で逮捕されるのを恐れて政府のトップが欠席する首脳会議など、そう多くはないはずだが、BRICSはそれをやってのけた。
ウラジーミル・プーチンはヨハネスブルクで8月に開催されるブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5カ国の首脳会議を欠席する。
主催国である南アフリカは国際刑事裁判所(ICC)加盟国として、ウクライナにおけるロシアの行動について逮捕状が出ているプーチンが入国したら身柄を拘束しなければならないからだ。
BRICS内の深刻な偏り
出席を見送ったプーチンが、中身のある政策を理解し損なうことは考えにくい。
何しろ裕福な国々に対する反抗的な言葉遣いの数々を除けば、主要な議題の一つは中国の役割をめぐる、ほとんど隠されることのない緊張感だ。
BRICSは今、深刻な偏りが生じているように見える。
よく知られているように、もともとは大手金融機関ゴールドマン・サックスのエコノミストたちが2001年にマーケティングの道具として作ったグループ分けで、2009年にそのうちの4カ国(南アフリカは後から参加)が初めて首脳会議を開き、政治的な存在になった。
BRICSについては、かつてカナダ政府の貿易部門で主任エコノミスト補佐を務め、現在はシンクタンクの国際ガバナンス・イノベーション・センター(CIGI)のシニアフェローであるダン・キュリアック氏が、その経済基盤を解き明かす論文を著している。
これによると、BRICSが野心においても多少なりとも平等に見える集団になったのは、1990年代後半から2000年代にかけていろいろな出来事が偶然重なったからにすぎない。
豊かな国へひた走ったのは中国だけ
中国の低コストの製造業が鄧小平の経済改革の恩恵を享受していた頃、ロシアは共産主義崩壊後の経済混乱から立ち直り、ブラジルは1994年以降の通貨安定を経て台頭した。
後者の2国は2000年代にコモディティーブームに乗った。
インドは1990~91年に対外収支危機を迎えた後、経済自由化を進めて高度成長を謳歌していた。南アフリカは1994年のアパルトヘイト(人種隔離政策)の終了で勢いづいた。
だが2000年代から2010年代にかけて、知識集約型経済への脱皮を目指してテクノロジーの進歩を導入することによって、中国だけが豊かな国に至る道をひた走った。
残る4カ国はコモディティーに依存しすぎた低成長モデルから抜け出せず、政治の機能不全や汚職のために政策を満足に実施できなかった。
今では中国経済は米国に伍するほどになり――購買力平価(PPP)ベースの国内総生産(GDP)は米国を上回った――、その規模と所得の多さを原資に好戦的な軍事・外交政策を取るようになっている。
中国の地政学的な狙いもバランスを崩す要因
とりわけブラジル大統領のルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバが提案しているBRICSの共通通貨を創設する構想は、ほとんど夢物語だ。
BRICS諸国の通貨のうち、外国で重要な役割を担っている5つの国際通貨の一つに数えられるのは人民元だけだ。
BRICS諸国は比較的小規模な新開発銀行(NDB)を設立し、これまでに計328億ドルの融資を実行してきたのに対し、中国は二国間の貸付を恐らく1兆ドル前後実施している。
中国の「一帯一路」構想はインフラ建設やデジタルがらみのプロジェクトだけでなく、貿易や政治的連携も目標にしている。
中国によるほかのBRICS諸国への支援も、無条件で行われているわけではない。
インドと長年、軍事面でライバル関係にあることを別にしたとしても、中国はウクライナ侵攻後にプーチンを外交面で援護したが、事実上その見返りとして、ロシアの石油を世界市場価格より安く購入している。
中国は地政学的にもBRICSのバランスを崩す要因になっている。
中国は経済、テクノロジー、そして戦略の面で米国とライバル関係にあるが、残るBRICS諸国は欧州連合(EU)本部や米国政府とも良好な関係を維持しようとしているからだ。
例えばブラジルは、EUとメルコスル(南米南部共同市場)の貿易協定締結によって欧州の消費者にアクセスしたいと思っている。
インドは、アジア太平洋地域で米国が中心になって結ばれた安全保障同盟「クアッド」のメンバーだ。
もし中国がほかのBRICS諸国に対し、非同盟戦略を捨てて中国主導の陣営に加わることを強制しようとすれば、BRICS内の緊張は高まるだろう。
BRICS拡大なら中国ファンクラブに
中国は昨年、BRICSを拡大する構想を披露した――南アフリカによれば、参加に関心を示す国は40カ国を超えるという――が、ブラジルなどほかのBRICS諸国は明らかに乗り気でないように見えた。
もし融資や投資によって中国に「借り」を作った国々が加盟してくれば、BRICSは新興国の運営委員会的な色がさらに薄れ、野心を抱く覇権国のファンクラブ的な色が濃くなるだろう。
各種の制裁や軍事介入によって影響力を行使する横柄な米国への怒りで結ばれた圧力団体であり続けるなら、BRICSは特に建設的とは言えないまでも、団結を維持することができる。
一方、BRICS自体が活動を取り仕切ろうとすれば、個々の加盟国の経済的な見通しや戦略的な利害が全く異なることが、強い遠心力になる。
CIGIのキュリアック氏が指摘しているように、先進国になりたい新興国の集まりがあって、そのなかで最も大きな国だけが目標に向かう軌道に乗っている場合、この集まりに団結心は生まれない。
BRICSは政治的な集まりになってから大きく進歩したとの見方が、今では定説になっている。
確かに、その言葉遣いや野心は進歩した。まとまりに欠け、偏りがある現実には、進歩の余地がまだかなり残っている。
(文中敬称略)
By Alan Beattie
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