A『統計上、最も「世界一」が多いのは日本だった!? 知られざる【意外な世界一】を調べてみた。』、B『なぜ日本には「世界一」が多いのか? 世界各国の統計データからわかる【日本の深層】』(6/22現代ビジネス 週刊現代)について

https://x.com/i/status/1937275655865139436

https://x.com/i/status/1937126914822451415

6/23Rasmussen Reports<Iran: Most Voters Oppose Sending U.S. Ground Troops=イラン:有権者の大半が米軍地上部隊派遣に反対>

有権者の大多数がイランに対する米国の空軍力と海軍力の使用を支持している一方で、米国の地上部隊の派遣を支持するのはわずか3分の1に過ぎない。

ラスムセン・レポートによる最新の全国電話・オンライン調査によると、米国の有権者の48%が、イランとの戦争においてイスラエルを支援するために米国が空軍力を使用することを支持しており、そのうち28%は「強く支持」と回答しています。一方、40%はイランに対する米国空軍力の使用に反対しており、そのうち25%は「強く反対」と回答しています。11%は「わからない」と回答しています。

https://www.rasmussenreports.com/public_content/politics/trump_administration_second_term/iran_most_voters_oppose_sending_u_s_ground_troops?utm_campaign=RR06232025DN&utm_source=criticalimpact&utm_medium=email

6/24阿波羅新聞網<普京来见新一号?陆媒封杀习近平讯息!=プーチン大統領、新トップに会談?中国メディアは習近平の情報を封殺!>ロシアのユーリ・ウシャコフ大統領補佐官は先日、プーチンが8/31から9/3までの4日間、北京を訪問し、習近平国家主席と会談すると述べた。中共の公式メディアの報道では、プーチンと習近平の会談内容が珍しく消されていることは注目に値する。

ロシアメディアの報道では、「ウシャコフは以前、プーチンと習近平中共国家主席が8/31から9/1に開催されるSCO首脳会議で会談することで合意したと述べていた。また、両国は9/2に重要な二国間会談を行う予定であり、9/3には両国の首脳が北京で開催される抗日軍国主義勝利80周年と第二次世界大戦終結80周年記念行事にも出席する予定だ」と報じられている。

しかし、環球時報などの中国官営メディアが引用した上記の報道には、習近平への言及はなく、習近平がプーチンと会談するという報道も一切なかった。「プーチン大統領は中国訪問中に、8/31から9/1に開催される上海協力機構首脳会議で中国指導者と会談する予定だ」などと記されているだけだった。

さらに、長らく延期されてきた四中全会が今年7月か8月に開催される可能性が最近複数報じられており、これが習近平国家主席の運命を左右する可能性がある。さらに、中共は9月に大規模な軍事パレードを行う予定だ。もし習近平がそれまでに退任した場合、閲兵を行う「指導者」は習近平ではなく、間違いなく別の人物となるだろう。

プーチンが北京を訪問し、どの「中国の指導者」と会談するのかは、依然として不透明だ。

これは四中全会で習の主席失脚を意味するのでは。

https://www.aboluowang.com/2025/0624/2237395.html

6/23阿波羅新聞網<“伊朗已经帮中共探路了” 川普曾放话“炸北京”再疯传—“伊朗已经帮中共探路了” 袭击伊朗核设施后=「イランは既に中共の進むべき道を探るのを助けている」トランプはかつて「北京を爆撃する」と発言したのが再び話題に ― イランの核施設攻撃後、「イランは既に中共の進むべき道を探るのを助けている」>トランプ米大統領は、米軍がイランの戦略的に重要な核施設3カ所(フォルドゥ、ナタンズ、エスファハーン)への空爆を開始したことを確認した。このニュースが報じられると、国際社会で大きな注目を集めた。昨年、トランプが「中共が台湾に侵攻したら北京を爆撃する」と公言したことを想起せずにはいられない、この話が拡散された後、ネットユーザーから「イランは既に中共の進むべき道を探るのを助けている」との声が上がった。

トランプは以前、自身のソーシャルメディアで、米軍の行動はイランの核インフラに対する精密攻撃であり、7機のB-2スピリットステルス爆撃機によって任務を遂行したと述べていた。米軍はその後の記者会見で、今回の空爆は核の脅威となり得るイランの中核施設への攻撃が目的だったと説明した。

この行動は、トランプの過去の強硬な発言を多くの人々に思い起こさせた。選挙資金集めイベントでは、「もし私の任期中に中国が台湾に侵攻したら、北京を爆撃する」と発言していた。また、「もし私の政権下でロシアとウクライナの戦争が勃発したら、ロシアが侵攻し次第、モスクワを爆撃する」とも発言していた。

今、トランプは「有言実行」を掲げ、イランに対して断固たる行動に出ており、多くのネットユーザーの間で議論を巻き起こしている。あるネットユーザーは笑いながら、「イラン:中共は良く見ておけ、見本は一度だけだ」「彼がホラ話を言うとは思わない方が良い」「彼の行動力に敬服する」「米国は口先だけでなく、直接攻撃も得意だ」「もし本当に侵攻したら、トランプが有言実行してくれることを願う」「イランは既に中共の進むべき道を探るのを助けている」といったコメントを投稿した。

有言実行のトランプ。

https://www.aboluowang.com/2025/0623/2237246.html

6/23阿波羅新聞網<哈梅内伊交代后事 习近平极度恐慌!—哈梅内伊已交代后事 习近平胆寒 不敢打台湾=ハメネイ師が事の顛末を説明、習近平主席はパニックに陥る! ― ハメネイ師が自身の近況を説明、習近平席は恐怖に震え、台湾攻撃はせず>イランの核施設建設は、1980年代以降、中共の支援で進められてきた。時事政治ウオッチャーは、米国の爆撃は実際には中共に対する間接的な戦争だと考えている。この攻撃は、中共が過去半世紀にわたり苦労して培ってきたイランの核能力を破壊しただけでなく、中東における中共の専横と国際テロとの繋がりをも破壊し、中共の中東支配力と展開力を弱体化させた。

この攻撃はまた、米国のB-2ステルス戦闘機と「バンカーバスター」地中貫通ミサイルの驚異的な威力を示し、中共の台湾攻撃に対する強力な抑止力となった。米国は、地下60メートル以下のセメントと鉄筋でできた建物を爆破できる世界で唯一の国である。

イスラエル・イラク戦争勃発から1週間以内に、中共台湾事務弁公室は習近平から指示を受け、イスラエルが今回イランの主要部門に徹底的に浸透した戦術について徹底的に研究し、将来の台湾海峡戦争への応用を検討するよう求められたと報じられている。

中共は地団駄を踏み、軍事力で脅迫していたが、予想外に米国がイランの核施設を攻撃した後、中共は沈黙を守った。特にイランの最高指導者ハメネイ師は、暗殺の標的になることを恐れ、珍しく3人の高位聖職者を後継者に指名した。

つまり、イランの最高指導者は既に権力移譲の引継ぎをしているのだ。

オーストラリア在住の法学教授、袁紅氷は、イランの政権交代は「トランプ2.0」が中共の中東における全体主義的な世界進出戦略を撃退したことを意味すると指摘した。

袁紅氷は、中共はイランに対し、地域紛争の拡大、世界的なテロ攻撃の扇動という2つの行動を期待している可能性が高いと判断した。

このようにしして中共は混乱の中で権力を掌握し、混沌の中で覇王となるのだ。

独立系コメンテーターの蔡慎坤は、中共は実業家トランプは台湾を助けないと常に信じてきたと述べた。今や、イランが自らのために犠牲を払い、世界を混乱させることを期待する以外に、軽率な行動を取る勇気はない。

習近平が先日サミットに出席した中央アジア5カ国を含む、中共と親密な関係にある中東の政権は、中共による台湾の軍事統一を公然と支持する勇気はないかもしれない。

諸悪の根源はやはり中共。

https://www.aboluowang.com/2025/0623/2237022.html

https://x.com/i/status/1937104935478571042

何清漣 @HeQinglian 9h

【アイルランドでは、国境開放と大規模移民受け入れに反対する大規模な抗議活動が発生している。主流メディアはいつものようにこのニュースを隠蔽している…】

アイルランドにいる天降偉人包はかつてこう言った。「アイルランド人の80%以上がアフリカ移民を温かく歓迎している。アフリカ移民が来ると、政府は受け入れに協力(補助金を出して)するよう求めるが、受け入れ登録をした人のうち、実際に受け入れる人はほとんどいない。今や、彼らは反対デモを始めている。」

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引用

PeterSweden @PeterSweden7 11h

今まさに起こっている。

アイルランドで、国境開放と大量移民に反対する大規模な抗議活動が起こっている。

シェア – 主流メディアはいつものようにこれを隠蔽している…👇

何清漣が再投稿

WSJ中国語ウエブ @ChineseWSJ 13h

韓国の釜山国立大学の教授は、「韓国が訳もなく核兵器を発射するとは誰も信じていないし、ポーランドが核兵器を製造したとしても、それをモスクワに発射するとは誰も考えていない。これらはすべて民主主義国家であり、核兵器を製造したとしても問題ない。米国だけがこれらの兵器を管理する責任感を持っていると信じ込ませるのは、米国人の傲慢さだけだ」と述べた。

朝鮮半島人も嘘つきだから信用できない。

cn.wsj.comより

https://x.com/i/status/1936914515955728442

何清漣 @HeQinglian 1h

多くの情報を読んで、状況は次のようだと考える:ミッドナイト・ハンマー作戦の後、世界の反応は誰もが知っている。ルビオはMAGAをなだめるためにインタビューに応じ、トランプが彼にいくつかの重要な問題について説明させた。

ここでは、米国側の反応について簡単に触れたいと思う。

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連線美国.美国参考 @MeiGuoCanKao 2h

マルコ・ルビオ国務長官とFOXニュースのマリア・バルティロモキャスターのインタビュー抜粋

https://state.gov/translations/chinese/20250622-secretary-of-state-marco-rubio-with-maria-bartiromo-of-fox-business-sunday-morning-futures-excerpts-chinese/

米国国務省の中国語訳をできるだけ早く受け取りたい場合は、以下のリンクにアクセスして「購読」ボタンをクリックしてください。

https://state.gov/%e4%b8%ad%e6%96%87-%e4%b8%ad%e5%9b%bd

何清漣 @HeQinglian 8h

【米国国務省報道官タミー・ブルースは次のように述べた。「米国は地球上でイスラエルに次ぐ最も偉大な国です。」 】

背景:6月22日、米国の独立系記者、ケン・クリッペンシュタインは、イスラエルのメディアi24 Newsによる米国務省報道官タミー・ブルースへのインタビュー動画をソーシャルメディアプラットフォームXに投稿した。インタビューは1か月前に行われた。

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引用

ケン・クリッペンシュタイン @kenklippenstein 6月23日

トランプ大統領の国務省報道官タミー・ブルースは、アメリカは「イスラエルに次いで地球上で最も偉大な国」だと述べた。

イスラエル第一。

何清漣 @HeQinglian 4h

すべての人にこの喜ぶべきニュースを広く伝えたい:トランプ大統領は本日、自身のソーシャルプラットフォーム「Truth Social」で、6/13から交戦状態にあるイランとイスラエルが、24時間以内に段階的な「全面停戦」に合意したと発表した。この停戦は火曜日に開始され、紛争の「正式な終結」につながる予定である。

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何清漣 @HeQinglian 4h

MAGAの皆さん、ご安心ください。ここ2日間、MAGAを宥めるために奔走してきたカーク、MTG、Mゲイツは、自宅に戻ってゆっくり休むことができる。議会も休会中である。

唯一の違いは、イスラエルが依然として政権交代を望んでいること(WSJ報道)だが、トランプ大統領は今回は同意しなかったと(MAGAはトランプが約束を守ってほしいと考えている)。

引用

Eason Mao☢ @KELMAND1 5h

イラン・イスラエル停戦の舞台裏:イランの反撃後、全ての当事者はここで停止

AXIOSによれば、事情に詳しい関係者によると、イランとイスラエルの停戦合意はカタールと米国の仲介を通じて成立した。イランがカタールの米空軍基地への報復攻撃を行った後、イランはカタールを通じてWHにメッセージを送り、これ以上の攻撃を行わないと述べた。WHもメッセージを送り、イランの攻撃に対して報復しないこと、そして米国はイランとの交渉を再開する準備ができていることを強調した。x.com/kelmand1/statu…

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週刊現代の記事では、日本は『世界一』が多いと言うのはピンと来ない。外国と比較する機会もそうないからかもしれませんが。日本人は『世界一』を喜ぶ前に、「謙虚で礼儀正しく」あるべきです。但し、理不尽な主張には論駁しませんと。議論をせず大人ぶるのは怯懦で、「謙虚で礼儀正しく」議論を進めるべき。

『日本人の「意外な世界一」はこんなにある』の表を見て、これが世界に誇れるものなのかはちょっと疑問。「米食文化」がスリムに繋がることが良い事なのかどうか?今はコメの値段が上がって、「米食文化」が廃れていくかもしれないのに。自民党は無能で、何も変えられない。トランプの指導を仰いだら。

「セックスをしない」のは少子化に繋がり、長期的に見て国が衰退していく原因になる。かといって、職場の上下関係を利用したセクハラ(パワハラの一部)は言語道断ですが。「失敗が怖い」もリスクテイキングできない日本人は、生産性向上できなく、国内はデフレ経済となって、負け続けてきた。

何となく、褒められるような話ではないような気がする。

A記事

「昔より、日本はスゴくなくなった」と思っているのは、当の日本人だけかもしれない。この国には、まだまだ「世界一」の力が眠っている。

「世界一」がたくさん隠れている日本

「じつは日本は、さまざまな統計で『世界一』が非常に多く見つかるユニークな国です」

そう語るのは『統計で問い直す はずれ値だらけの日本人』を先月刊行した統計データ分析家の本川裕氏だ(関心のある方は氏の運営するサイトも参照)。

かつては世界一と言われた日本経済も、低迷していると言われて久しい。最近では、アメリカ・カリフォルニア州のGDPが日本全体のGDPを上回ったことが話題になった。

しかし、日本にはまだまだたくさんの「ナンバーワン」が隠れている。かねて有名な「長寿」や「安全」といった指標ばかりではないのだ。

例えば、日本人の身長はこの100年で世界で最も伸びている。人類史でもまれに見る経済発展で、明治時代と比べると、男性の平均身長は16cmも伸びて171cmになった。いまや世界的スターの大谷翔平選手は193cmもある。

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経済が発展すると、食べ過ぎて肥満の国民が増える国も多い。アメリカでは国民の7割近くが肥満で、大きな社会問題になっている。しかし、OECD各国のなかで日本人は最も痩せており、肥満による死亡率が最も低い健康国だ。

原因は「米食文化」

その理由のひとつを、本川氏は日本人の「米食文化」にあると考える。経済発展した後もアジア諸国の人々が痩せているのは、米食だからなのだ。

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米は、小麦より多くのタンパク質を含んでいるため、肉食をする必要がない。ただし、カロリーが高いという欠点もある。「働かないと気が済まない」日本人は、時に無意味にみえるほどの長時間労働でそのカロリーを発散してきたため、痩せているのだ。

「そうした労働観が残るために、高齢者の就業率も世界一を誇っていると考えられます」

労働と食と健康が絶妙なバランスを保つことで、「細く長い」日本人の長寿が実現しているのだ。

「さらに多くの国では、『高齢者』『女性』『学歴が低い人』は幸福度が低くなる傾向がありますが、日本ではなぜか逆なのです。『高齢』『女性』『学歴が低い人』のほうがネガティブな感情をもたず、幸福だという結果が出ています。『幸福度は学歴や階級、所得と比例する』という世界の常識が通用しないのです」(同前)

後編記事『なぜ日本には「世界一」が多いのか? 世界各国の統計データからわかる【日本の深層】』へ続く

「週刊現代」2025年6月23日号より

B記事

「昔より、日本はスゴくなくなった」と思っているのは、当の日本人だけかもしれない。この国には、まだまだ「世界一」の力が眠っている。なぜ、日本に「世界一」が多いのか?

前編記事『統計上、最も「世界一」が多いのは日本だった!? 知られざる【意外な世界一】を調べてみた。』より続く

「あいまい」と「思いやり」が大切

日本人は夫婦生活のあり方も一風変わっている。性生活は淡泊だが、夫婦の仲は世界一良好なのだ。

避妊具の大手メーカーであるデュレックス社の調査によれば、日本の夫婦は世界一セックスレス(日本は年に45回、世界平均は103回)で、「恋愛や性生活」の満足度が最も低い(日本は24%、世界平均は44%)。いっぽうで、日本では悩みごとを最初に夫婦で相談する人が53%と最も多い(アジア・太平洋価値観国際比較調査)。

しかも近年では、夫婦仲が良いと言われる北欧の国々の離婚率が高まっている反面、日本は減少傾向で、別居率は世界平均を大幅に下回っている。じつは、世界と比べて日本の夫婦は「おしどり夫婦」といえそうなのだ。

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さまざまな統計調査の中で最も不思議な日本人の特徴は、宗教観かもしれない。

日本人は「無宗教」だとよく言われる。じっさい、世界各国と比べて、宗教を信仰する人や神を信じる人の割合は最も低い。しかし、「霊的なものを信じる人」の割合は世界で最も高くなっている。

「物事を黒か白かに決着させないと気が済まない欧米の合理主義的な考え方からすれば、日本人の考え方はあまりに『あいまい』かもしれません。しかし、宗教や神様についてはあえてあいまいに留めるべきという精神は、古来から日本にあります。

吉田兼好も『世に語り伝ふる事、……多くは皆虚言なり(世に言い伝えられていることの多くは皆虚言である)』と言いつつ、『仏神の奇特、権者の伝記、さのみ信ぜざるべきにもあらず(神仏の奇跡や高僧の伝記を信じてはいけないわけじゃない)』と書いています。宗教や迷信をむやみに信じたり、疑ったりすべきでない、というのです」(統計データ分析家の本川裕氏)

日本人は「思いやり」が得意

他に国民性に関わるものとしては、世界価値観調査という統計もある。裕福さ、創造性、成功、協調性など11の項目を挙げ、「どれを大切にしているか」を聞いた調査だ。世界的には安全や人助け、伝統を重視する国が多い中で、日本人が最も大事にしているのは「自然環境」だった。

これも、欧米人のように自然を支配するのではなく、自然とうまく共存したいと考える日本人の心の表れかもしれない。

「日本には、理屈の宗教はなじまないのです。一神教のように『全能の唯一神』以外の神を認めないのではなく、『八百万の神』と言ったり、それこそトイレに神様がいると感じる人もいますから」(同前)

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このような考え方は、子育てにも如実に表れる。礼儀正しさや従順さなど、大人が子供に教えたい「徳」について、欧米は「寛容性」、イスラム圏は「信仰心」、旧ソ連圏は「勤勉さ」、東アジア各国は「責任感」を挙げる人が最も多い中で、日本だけが「思いやり」を最も大事にしている。

「思いやりの起源を考えると、『和をもって貴しとなす』と教えた聖徳太子にまでさかのぼることができます。

グローバリゼーションが進み、世界がひとつの『小さな島国』になりつつある現代では、お互い逃れられない狭い島国で日本人が長い間に培ってきた、対立回避法に出番があるのではないでしょうか。日本人は、相手と正面から闘わず、トラブルを避ける『思いやり』方式が大得意ですから」(同前)

なぜ日本には「世界一」が多いのか

日本独自の国民性については、世界で最も謙虚で、最も自負心が弱いという統計もある。また、日本人は権力に従順なイメージがあるが、統計データでは真逆の結果になっている。日本人は今や、世界で最も政治家や政府といった「権威」を信じていない国民なのだ。

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世界価値観調査では、日本は「権威や権力が尊重されるほうがよい」とか、「為政者に従順なことが民主主義に必須」と考える人が世界で最も少なかった。また、年金や公的医療保険といった社会保障への期待が最も低く、さらには全雇用者における公務員の割合や、GDP比での公務員の給料も世界で最も低い。

西欧のような「神」をもたず、島国の中で身の回りの家族や隣人と助け合いながら生きてきた日本人は、権威をかさに着たり、国に依存したりする意識が薄いといえそうだ。

それでは、なぜ日本はこれほど「世界一」が多い、特異な国になったのだろうか。

「地理的な原因が大きいのではないでしょうか。例えば、日本は長い期間、肉食をせず、征服もされなかった。文明の発祥地から遠く、世界からみれば、独自の発達をしてきたというわけです」(同前)

日本には、行き詰まりつつある欧米の価値観とは異なる可能性が秘められているのかもしれない。

【日本の「意外な世界一」はこんなにある】

「週刊現代」2025年6月23日号より 

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