『名門シンクタンク、ブルッキングス研究所に上がった火の手 現職所長の不正ロビー活動が明るみに出た、どろどろの背景』(6/17JBプレス 高濱賛)について

6/17The Gateway Pundit<CNN Analyst Tells Don Lemon “Don, You’re Wrong” About Potential Trump Conspiracy Charge>

CNNですら1/6事件に陰謀はなかったと。1/6委員会はでっちあげするつもりか?

When even your CNN analysts say you have no case in your latest assault on President Trump, you know your case is lost.

The real conspiracy was carried out by those who stole the 2020 Election, the Democrats, RINO leaders of the Republican Party, the liberal fake news media, Big Tech, the Justice Department, and several others.

https://www.thegatewaypundit.com/2022/06/cnn-analyst-tells-don-lemon-don-wrong-potential-trump-conspiracy-charge/

6/17The Gateway Pundit<JUST IN: 17 MI GOP Lawmakers Call On Partisan Hack AG Nessel To Investigate Evidence of Fraud From 2000 Mules Movie>

選挙不正が映画に出てくるのだから、司法長官は調査して、起訴しないと。

A group of 17 Republican lawmakers in Michigan are calling on Michigan’s partisan Attorney Genera Dana Nessel to investigate highly credible evidence of voter fraud from Dinesh D’Souza’s 2000 Mules movie in Michigan.

https://www.thegatewaypundit.com/2022/06/just-17-mi-gop-lawmakers-call-partisan-hack-ag-nessel-investigate-evidence-fraud-2000-mules-movie/

6/18希望之声<美对台出售航母杀手 消息:中共三权贵怂恿习对台开战=米国は空母キラーを台湾に売却  ニュース:中共の3権貴が習に台湾と開戦するように煽動した>中国国防相の魏鳳和は、6/12にシンガポールで開催されたシャングリ・ラ対話で、台湾と戦うことを躊躇しないと宣言した。習近平が署名した「軍隊非戦争軍事行動綱要(試行)」が15日発効した。中国外交部の汪文斌報道官は、台湾海峡は中国の内海であると宣言した。これら3つの出来事は、台湾海峡の緊張を突然高めた。ウオッチャーは、台湾海峡で戦争が始まると、それは両岸に限定されるのではなく、地域大戦になると考えている。中共政権が世界に対する脅威であることが明らかになった。

6/17のメディア報道によると、台湾の軍事筋は、米国が中国の空母に対抗するためAGM-158C長距離対艦ミサイルを台湾に売却することを確認した。これは、米国が台湾に推奨する20の武器リストの1つである。米国は、台湾に非対称戦争能力を構築するつもりである。この対艦ミサイルは空母キラーとして知られている。

呉子嘉も台湾海峡の状況を分析し、米国は現在アジア太平洋地域に重点を置き、注目していると述べた。日本は米国の重要な同盟国であり、海外の補給基地である。台湾で戦争が始まれば、共産軍の第一波が空中優勢を争い、台湾南西部の空域が重要な攻撃地点となる。台湾の花蓮佳山基地が封鎖され、台湾の空港が破壊されるので、台湾空軍は日本に予備基地を設置し、戦場の初期段階で日本に移管し、外部から攻撃予定であり、中共もこれを見込んでいるため、中共が台湾を攻撃した場合、第1波の空襲も日本を攻撃するので、台湾海峡が戦争に入ると、それは激烈な地域戦争の始まりになると推測される。

したがって、呉子嘉は、中共は軽率に戦争しないと考えている。

しかし、袁紅氷教授は別の角度から情報を提供した。中国経済の断崖のような衰退と失業ブームは避けられず、中共は共産全体主義の世界的な拡大を利用して国内危機を転化し、第一段階は台湾海峡を越えて戦争を開始すると述べた。

袁紅氷は、中共が台湾海峡に出兵する可能性が最も高い時期は2024年頃であると考えている。彼はまた、中共の上層反習派がその立場を変え、習近平の台湾攻撃を支持するようになったと指摘した。

彼はまた、習近平は腐敗防止の名の下に繰り返し権力の粛清を実行し、太子党を含む中共権貴が権力や利益を共有することをもはや許さないので、脅威を受けている中共上層は、習を倒す機会を探していると述べた。

しかし、中共内の反習勢力も、中共20大会で習近平が再選されるのを防ぐことは非常に難しいと考えており、以前は、国際的な制裁を引き起こし、彼ら自身の経済的利益を損なうことを心配して、対台湾戦争を阻止したいと考えていたが、今や彼らは習近平による台湾海峡の作戦だけが彼らに宮廷クーデターを立ち上げる機会を与えるかもしれないことに気づいた。

袁紅氷は、党の良識派から上記の意見を提起したのは、曽慶紅、江沢民の長男の江綿恒、陳雲家の代表である陳媛と聞いた。

内部の権力闘争で戦争を起こされたのでは堪らない。内部で習を倒せば良い。

https://youtu.be/EX2BMowe3yo

https://www.soundofhope.org/post/629933

6/17看中国<美军将领誓言捍卫第一岛链 对抗中俄威胁(图)=米軍の将軍は、中国とロシアの脅威から第一列島線を守ることを誓う(写真)>米海兵隊の長は、6/17(金)、彼の部隊は日本の南西部の第一列島線上の島を守ることにコミットしていると述べた。同時に、日本は共産中国とロシアの脅威の高まりの下で防衛を強化しようとしている。米国はまた、台湾への支持を大幅に後押しする超党派の法案を導入した。

https://www.secretchina.com/news/gb/2022/06/17/1009470.html

6/18阿波羅新聞網<全面调整对台政策 美两党新提案势必激怒北京=台湾政策の全面的調整、米国両党の新しい提案は北京を怒らせるに違いない>中共が台湾に対し絶えず脅しているのに直面して、2人の米国上院議員は木曜日(6/16)に「台湾政策法」を導入し、台湾を≪主要な非NATO同盟国≫としてリストした。これは、≪台湾関係法≫が1979年に発効して以来、最も全面的な改正案でもある。以前に台湾を訪れた両党の上院議員2名が共同で2022年の「台湾政策法」(Taiwan Policy Act of2022)を木曜日(6/16)に導入した。内容は、米国の台湾への数十億ドルの安全保障支援と非公式の米台関係のさらなる強化が含まれている。この提案は、台湾に対する米国の支持の高まりを強調していると見られている。

米国は曖昧戦略をやめて台湾支援を明確にすべき。

https://www.aboluowang.com/2022/0618/1763773.html

6/17阿波羅新聞網<拜习会 中共20大习近平连任后举行=バイデン・習会談 習近平が中共20大に再選された後に開催される>「ブルームバーグ」によると、米国と中国の指導者たちは今年の夏に電話をかける予定であったが、計画に精通しているワシントン人士は電話の話題について言及しなかったが、バイデン政権の高官は再びワシントンと北京の関係のためのガードレール設置の重要性を強調した。

https://www.aboluowang.com/2022/0617/1763528.html

6/17阿波羅新聞網<旁若无人!俄外长警告摩尔多瓦企图成为“第二个乌克兰”=傍若無人!ロシア外相はモルドバに「第二のウクライナ」になろうとしていると警告した>EUサミットは6月末に開催され、ウクライナとモルドバのEU加盟の申請について話し合うことが大いに期待されている。 EU首脳会談の前に、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相はモルドバを威嚇することに主導権を握り、モルドバが2番目のウクライナになろうとしていると指摘した。

https://www.aboluowang.com/2022/0617/1763616.html

6/18阿波羅新聞網<唐山狂徒,陈继志的法外生活=唐山の狂徒、陳継志の法外な生活>ヤクザ組織、悪役、暴徒、人間の屑などの否定的な言葉をすべて陳継志の頭に乗せても過言ではない。ネットの各種報道を総合すると、唐山の狂徒である陳継志の10年近くの法外な生活を説明することができる。

https://www.aboluowang.com/2022/0618/1763799.html

6/17看中国<北旱南涝 华北破40℃发黄色警告 华南洪灾(组图)=北の干ばつと南の洪水 華北で気温が40°Cを超えると黄色の警告が発せられる 華南は洪水(写真)>中国南部では大雨が続き、珠江流域は100年に一度の洪水に見舞われた。北部ではまれに見る高温になり、多くの場所で気温が40°Cを超え続けている。中国メディアは、華南の人が経験した洪水を詳細に報道することはめったにない。

最大かつ最強の高温が来襲 華北の気温は40℃を超えて黄色の警告が発せられる トルファンは46℃

https://www.secretchina.com/news/gb/2022/06/17/1009443.html

何清漣 @HeQinglian 22h

ウクライナへの支援はまだ完了しておらず、台湾の対中対抗を支援するため集結の呼びかけが行われ、その費用は2023年度の支出に含まれる予定である。米国は数千億ドルを必要としている。

今回も40カ国連合軍になるに違いないので、習近平はこの滴が落ちる音を聞いて、寒い冬にいるように、中南海でぶるぶる震えているだろう。

引用ツイート

DW中国語-ドイツの声 @dw_chinese  15h

「中国は多額の投資を行ってきたが、それでも技術で台湾に追いつくことができない。これは台湾を武力侵攻する理由かもしれない。中国はこのチップ生産拠点を自ら奪おうと必死に試みるかもしれない」。https://p.dw.com/p/4CoYc

何清漣 @HeQinglian 11h

ある故事は、文革を経験したのに忘れられているように思われる。

1970年代には、全国に流布された≪戦場の歌声≫に収められていたアカい童謡があった。

「カチカチ、カチカチ、カチカチ、背には小さな木製の銃、小さな木製の馬に乗る。

歌声は高らかに響き渡り、紅旗がパタパタ鳴っている。敵が私を見たとき、彼は本当に恐れていた・・・」

ウクライナ戦争の情報戦は、常に文革の≪戦場の歌声≫を思い出させる。

https://twitter.com/i/status/1537500740364734465

何清漣 @HeQinglian 11h

群れを成した悪魔が乱舞する。

華人バイデンファンは、子供たちを何世代にもわたって参加させてほしい。これらはすべて帰るべき家のない人達である。これは精神的な家である。

リベラルな男性と女性は精神的に最も不健康で、高い薬物使用率、高いうつ病率、高い家庭の破壊率を示し、ジャングルの原始状態に戻るのが好きである。

引用ツイート

Adaliab  @Adaliabcomcast1 6月17日

彼らはもはや隠さない!

何清漣 @HeQinglian 11h

このアイデアは、貨幣をばら撒く(ドバカ)ゲームで、良い。一帯一路の国々は、一婦二夫で両方に通い食事することが奨励され、昼間は張家で、夜は李家で寝る。

米国の債務は年間10兆ドル以上の速度で増加し、インフレ速度は金とドルが同じになる。(?)

冷戦中、レーガンは軍拡競争を利用してソビエト連邦を崩壊させた。今日、米中新冷戦で、バイデンはインフラ建設競争を利用して中国を消耗させる。

バイデンと米国民主党は本当に効果の高い手段を持っている。

引用ツイート

聯合早報 @zaobaosg 16h

米国国家安全保障担当補佐官サリバンは、米国のジョー・バイデン大統領が世界のインフラ整備を提唱し、特にインド太平洋地域における中国の世界的な野心に対抗すると述べた。 https://zaobao.com.sg/realtime/world/story20220617-1283915

何清漣 @HeQinglian 3h

WTO閣僚会合は「前例のない」成果を達成するhttps://rfi.my/8Vg9.T

コメント:3つの成果のうち2つは中国に対するものである。

ワクチン特許—主に米中両国の問題で、中国は元々、これを継続して収益を上げることを指摘していたが、現在、米国は中国がワクチン特許の制限を取消するのと同じ道を歩んでいる。

漁業補助金-中国の海の隣国は、自分たちの水域へ中国が公海と主張して海産物を獲るのに長い間苦労してきた。

今回は米中が格闘し、米国が勝った。

WTO閣僚会合は「前例のない」成果を達成する

WTOによると、5日間のWTOの164名の会合は金曜日に終了し、ワクチン特許、漁業補助金、食料安全保障などの分野に関する「前例のない合意」がなされた。

https://twitter.com/i/status/1537941141454131201

何清漣はリツイート

萧生客SSK🇺🇸🇨🇦 @SSK2024  1時間

中間選挙に当たって、民主党はまた保守派女性下院議員ボーバート(コロラド州選出)を事実でなく、「コールガール」に捏造した。

少し前に、ボーバートはバイデンを公に嘲笑し、次のように述べた:私は詩篇109:8(その日を少なくし、その財産をほかの人にとらせ、)でバイデンのために祈っていることを知ってほしい。彼の日が短くなり、他の人が彼の代わりになりますようにと。

共和党女性議員ボーバートは、民主党PACの虚偽の嫌がらせのデマに対して法的措置を取る! https://mp.weixin.qq.com/s/FqrFcAV2uV09EPtXbZ98sA

何清漣 @HeQinglian 4h

ゼレンスキーの歴史の瞬間https://rfi.my/8Vk4.T

記事によると、「ウクライナ人は、数日で首都キーウを占領し、3週間で傀儡政権を樹立し、ウクライナを降伏させるというプーチンの野心を打ち砕いた」と述べた。

私はロシア当局者がこのスケジュール表を持っているのを見たことがない。誰かがそれを持っているなら、ロシア当局者からの情報を提供してください。

「電撃戦」の声明は、ロシアの戦略や戦術ではなく、情報戦であることが確認されている。

rfi.fr

ハイライト分析-ゼレンスキーの歴史的瞬間

フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相、イタリアのドラギ首相、ルーマニアのヨハネス大統領が一緒にキーウを訪れた。ウクライナのゼレンスキー大統領はその夜、ビデオで次のように述べた:「今日は本当に歴史的意義のある日である。ウクライナは、欧州の4大国の支持を受け、特に我々が欧州連合に参加する支援をしてくれた!」、ウクライナが強力な敵に襲われているときに、そのようなイベントは非常に重要である!

何清漣 @HeQinglian 3h

情報提供できないと思うすべての人に尋ねる。このロシアの目標は西側の見込みか、それともロシアの目標なのか。西側の見込みがロシアの目標と等しいならば、それは情報戦である。

情報戦=プロパガンダ、プロパガンダとは何か、これ以上言う必要はない。

混乱している人は、来てみんなの時間を無駄にしないでください。

高濱氏の記事で、ブルッキングス研究所を中道・リベラル系と言っていますが、左翼でしょう。民主党系はグローバリゼーションを標榜して違法に金を稼ぐことをする。クリントン夫妻はその最たるもの。アレンもその一員なだけ。

司法は党派性を持たず、罪を犯した人を厳正に処分してほしい。

記事

民主党全国大会で演説するジョン・アレン元海兵隊大将(2016年7月28日撮影、写真:ロイター/アフロ)

渦中の所長はヒラリーの副大統領候補

中道・リベラル系のシンクタンクとして長い伝統と実績を誇ってきたブルッキングス研究所(創設1916年)が大揺れに揺れている。

現職所長のジョン・アレン退役海兵隊大将(68)が秘密裡に中東のカタールのロビー活動を行っていたとして米司法省当局が捜査しているとの情報が流れ、6日後に辞任したのだ。

ドナルド・トランプ政権で国防長官だったジェームズ・マティス大将(71)や大統領補佐官を務めたジョン・ケリー大将(72)の海兵隊の後輩である。

アレン氏は、アフガニスタン駐在の国際治安支援部隊(ISAF)司令官、米中東軍司令官や大統領特使を歴任、2016年の大統領選の際には、ヒラリー・クリントン民主党大統領候補の副大統領候補の一人としても名前が挙がっていた。

米海軍士官学校を優等で卒業後、国防大学やジョージタウン大学で修士号を取得、研究論文や著書もある「文武両道」を絵に描いたような将軍兼安全保障問題専門家だ。

(「Future War and the Defence of Europe」)

ブルッキングス研究所所長に元軍人が就任したのはアレン氏が初めてだ。

ブルッキングス研究所は、フランクリン・ルーズベルト第32代大統領がニューディール政策を実行する際にその政策形成に深くかかわった「政府活動研究機関」が母体。

1927年には経済研究所や公共政策大学院を統合して現在に至っている。

所属の学者や研究員を民主党歴代政権に送り込んで政策的影響を及ぼしてきた。また民主党政権が下野する際には多くの高官たちの受け入れ先にもなっている。

ジョー・バイデン政権の国家安全保障会議(NSC)はじめ国務、国防両省など軍事外交分野の要職にはブルッキングス研究所から19人が送り込まれている。

https://www.brookings.edu/news-releases/brookings-foreign-policy-experts-selected-to-join-biden-administration-in-leadership-roles/

それだけに共和党とは対立することが多く、リチャード・ニクソン第37代大統領は同研究所を「政敵リスト」に指定していたこともある。

アフガン駐在ISAFや米中東軍の司令官を歴任

そのブルッキングス研究所に何が起こったのか。

ワシントン連邦地裁に提出された連邦捜査局(FBI)の令状によれば、アレン氏の不法ロビー活動は、すでに起訴されたリチャード・オルソン元アラブ首長国連邦(UAR)兼パキスタン大使と会社重役のイマード・ズベリ氏(米中央情報局=CIA=エージェント)の外国代理人登録法違反審理の際に発覚した。

それによると、アレン氏は2013年に海兵隊を退役し、ブルッキングス入りする前、オルソン氏らとカタールを講演目的で訪問、講演料として2万ドルを受け取った(実際には講演はせず)。

帰国後、H・R・マクマスター大統領国家安全保障担当補佐官や議会関係者に接触して、当時国交断絶状態にあったカタールとサウジアラビアの関係で米国がカタール寄りのスタンスをとるように働きかけたというものだ。

そのほか、アレン氏はAI企業のスパークコグニションやイスラエルのソフトウエア会社フィフス・ディメンションがカタール進出する際に、仲介役など外国代理人登録をせずにロビー活動を行っていたという。

アレン氏は2010年6月から8月まで米中央軍司令官としてカタールの「第2司令部」(司令部はフロリダ州タンパにある)に常駐、カタールのタミーム・ビン・ハマド・アール=サーニ首長とも昵懇になっていた。

しかも、カタールはアフガニスタンのタリバンとも友好関係にあり、米軍のアフガニスタン撤退に際しては対話の窓口にもなっている。

米軍はカタールを軍事上重要な戦略拠点にしてきた。

アレン氏とカタールとの「癒着」は押収した同氏のメール記録から明らかになった。

同氏は容疑には直接言及せず、6月16日、「今回の件に関連するすべての各位にとってベストだと思い、辞任する」とのステートメントを出した。

https://www.nytimes.com/2022/06/12/us/politics/john-allen-brookings-resigns.html

カタールから14年間で1400万ドルの寄付金

功成り名を遂げた将軍がなぜ外国の代理人を演じたのか。どうやらその背景はワシントンのシンクタンクそのものの存在にある。

ワシントンにはブルッキングス研究所のほかリベラル系では戦略国際問題研究所(CSIS)やセンター・フォア・アメリカン・プログレス(CAP)、カーネギー国際平和基金などがある。

保守系ではヘリテージ財団やアメリカン・エンタープライズ政策研究所(AEI)がある。各分野における最高の研究者がこれらシンクタンクに集まる。

これら研究者たちの研究成果は連邦政府はじめ学術機関、民間企業で政策として採用される。外国政府や企業がそれに目を付けない方がむしろ不自然だ。

政策提言がさらに進めば、米連邦政府への働きかけに発展する。

つまり政策実現のためのロビー活動になっていく。ただシンクタンクは外国政府や企業の代理人としてロビー活動を行える外国代理人登録はしていない。

ところがシンクタンクの財政基盤を支えているのは「Donation」と称する外国からの寄付金だ。研究費として出される「紐付きでないカネ」だ。

紐付きでないとはいえ、実際にはこの寄付金が往々にしてシンクタンクと連邦政府の微妙な関係でロビー活動に使われてしまっているのである。

フレッチャー法律外交大学院のダニエル・ドレズナー教授はグレーゾーンについてこう指摘する。

「シンクタンクに流れ込むカネについては、民間企業による政治資金のように厳しい規制や申告制度のようなものがないのが実情だ」

「どこからどこまでが提言で、ロビー活動なのかは線引きがはっきりしない」

「さらに主要シンクタンクにとって外国政府や企業からの寄付金は研究・運営のコーナーストーン」

「ブルッキングス研究所の場合、過去14年間、ドーハに同研究所直属の中東研究センターを置いていた。同センターは2019年に閉鎖されるまで1400万ドルの寄付金をカタール政府から得ていた」

中東諸国の民主化を監視する超党派のシンクタンク「デモクラシー・フォア・ジ・アラブ・ワールド・ナウ」のサラ・ホイットソン所長は今回の事件についてこうコメントする。

「アレン氏の不正ロビー活動容疑は氷山の一角に過ぎない」

「外国政府がシンクタンクを使ってワシントンの外交政策に影響を与えようと暗躍しているのは、今に始まったわけではない」

「主要シンクタンクの役割についてはこれまでに何度も論議されてきた。ブルッキングス研究所自身、2019年には研究の独立性を守るための検討を行い、宣誓したばかりだ」

https://www.vox.com/23166516/scandal-john-allen-brookings-think-tank-qatar-lobbying

シンクタンクの在り方についてはフィラデルフィアに本部を置く「外交政策研究所」(FPRI)のジェームズ・マクガン主任研究員が論文を書いている。

25年間にわたりシンクタンクについて調査研究してきた結論は以下の通りだ。

一、シンクタンクと政治行動委員会(PAC)や特定の政治目的を目指す活動団体との違いは、前者は客観的な判断に基づき事実関係を公共の利益のために調査研究し、選択肢を提供する。後者は個人や特定の組織・団体のプライベートな利益を達成することを目指している。

二、シンクタンクおよびそこに属する研究者は特定の国家、組織のみに利する提言、さらにはその達成のために政府機関に働きかけるような行動は厳に慎まねばならない。

三、シンクタンクは米国特有の政治システムである。全米には現在1800近いシンクタンクがあり、2万人以上の研究者が調査研究に励んでいる。

四、多くの政策をめぐって国論が割れている現状だからこそ、シンクタンクとその研究者の公正無比な研究成果が不可欠である。

https://www.fpri.org/article/2014/10/the-debate-over-foreign-funding-of-u-s-think-tanks/

サウジはクシュナー氏に照準

アレン氏が起訴されるかどうか、現段階では分からない。

ワシントンの民主党系シンクタンク関係者の中には、「同氏に対する捜査がリークされたタイミング自体、きわめて政治的だ」といった見方も出ている。

シンクタンクによるこうしたグレーゾーンのロビー活動は枚挙にいとまがない。なぜブルッキングス研究所が今狙われたのか。なぜカタールなのか。

カタールとは犬猿の仲にあるサウジアラビアをめぐっては新たな動きが出ている。

トランプ前大統領の娘婿、ジャレッド・クシュナー前大統領上級顧問が退官後、経営する企業、アフィニティ・パートナーズがサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子から20億ドルの資本投資を受けていたことが発覚。

https://www.businessinsider.com/jared-kushner-private-equity-firm-funding-from-saudi-arabia-report-2022-4

米下院監視・政府改革委員会(キャロリン・マロニー委員長=民主、ニューヨーク州選出)がその事実関係を究明する構えを見せている。

これに対抗して共和党系の司法関係者がアレン氏のカタールとの癒着容疑をリークしたのではないのか。そんな憶測もある。

サウジアラビアにはバイデン大統領が7月中旬、訪問する。

米国とサウジアラビアとは、サルマン皇太子が同国のコラムニストの殺害を命じたという疑惑をめぐってぎくしゃくしている。

アレン氏の不正ロビー疑惑の背景を疑い、勘ぐり出したらきりがない。

https://www.nytimes.com/2022/06/02/us/politics/jared-kushner-house-investigation.html

https://www.usnews.com/news/national-news/articles/2022-06-14/white-house-confirms-biden-trip-to-saudi-arabia-despite-domestic-outrage

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