1/10The Gateway Pundit<“By Destroying Democracy We Can Actually Save It” – The Left’s Logic After Stealing the 2020 Election>
民主党の言う民主主義とは“エリートによる大衆支配” 主義では。それを「創造的破壊」のように言って誤魔化しているだけ。
1/10The Gateway Pundit<“It’s RINOs Like This That Are Allowing Democrats to Destroy Our Nation” – President Trump Blasts RINO Mike Rounds on His Pathetic Sunday Show Display>
RINOは不正選挙の証拠を見ていないのか?
1/11希望之声<被忽视的美州务卿竞选因川普背书引发关注=軽視されてきた米国州務長官の選挙は、トランプが裏書きしたために注目を集めている>共和党が選挙の公正性について話し、民主党が投票権について話している中で、かつてはほとんど無視されてきた州務長官の選挙が、2022年の中間選挙前に、政治献金者やメディアからより多くの注目を集めている。
今年、27州の有権者は州務長官を決定する。
大多数の州では、州務長官が州の選挙の最高責任者である。州務長官をめぐる激しい競争は、通常、民主党の州務長官のいるアリゾナ州、コロラド州、ミシガン州、ミネソタ州と、共和党州務長官のいるジョージア州、アイオワ州、ネバダ州、オハイオ州などの主なスウィングステートで発生する。
トランプは予備選挙で、共和党のアリゾナ州とミシガン州の州務長官候補を支持し、共和党の現在のジョージア州務長官ブラッド・ラフェンスパーガーに対するジョディ・ハイス下院議員の挑戦を支持した。ラフェンスパーガーは2020年の選挙でジョージア州ではバイデンがわずかながら勝利したとした。
外部団体はこれらの選挙に真剣に注意を払っている。元労働長官のロバート・ライシュは、左翼組織のMoveOnの募金集め時に、トランプが州務長官の選挙を通して「2024年にWH入り」することを望んでいると警告した。
民主党州務長官協会は、民主党州務長官候補者のために専門的に資金を集める。今年の選挙が民主党の帰趨を決めると見ている。
Axiosの報道によると、民主党州務長官協会は、以前の記録の10倍以上である約1500万ドルを調達すると予想されている。
また、共和党の州リーダー委員会は先週、共和党とその戦略的政策パートナーである州リーダー財団が2021年に合計3,330万ドルを調達し、2019年に調達した1,400万ドルの2倍以上を調達したと発表した。
不正選挙を認める州務長官では公正性は担保できない。州務長官もRINOを排除しないと。
https://www.soundofhope.org/post/583253
1/11阿波羅新聞網<戳穿闹剧:中共荒谬数据欺骗了世界—中共操纵数据 造下弥天大谎=茶番劇を見破る:中共の出鱈目なデータが世界をだました-中共はデータを操作して途方もない大嘘を作る>最近のフォーブス誌の中で、学者のカルホーン(George Calhoun)は尋ねた。「なぜ、そんなに多くの西側メディアがそのようなばかげた数字を信じているのか?特に中共は“勝者”として振る舞い続けており、彼らの“ゼロコロナ”の成功は、“都市全体の厳格な封鎖、渡航禁止令、密接接触者の追跡、軍事的取締”によるものとしている。中共のCOVID-19パンデミックにおける成功は茶番である。中共の“ゼロコロナ”政策の信頼性はゼロである」。
中国人の武漢コロナの死亡が10万人あたり0.321で、米国人は10万人あたり248人と中国の800倍である。衛生状態が悪い中国がそんなに低くなることはあり得ません。
2020年3月26日の本ブログで「3/25希望之声<两千万手机用户消失藏骇人秘密?大陆民众这么说=2000万人のスマホユーザーが消えたのは、恐ろしい秘密を隠しているからか?中国の人々はこう言っている>」 http://dwellerinkashiwa.net/?p=15682 でも翻訳して紹介しています。「騙すほうが賢く騙されるほうが馬鹿」という嘘つき民族の言うことを信じるのは馬鹿と言うこと。下にフォーブスの記事も載せています。
まあ、中共からの金かハニーで転んでいるのが日本にもたくさんいますが。
https://www.aboluowang.com/2022/0111/1694234.html
1/10阿波羅新聞網<一场北京输不起的战斗:外媒踢爆中共新冠死亡惊人造假数据【阿波罗网报导】—中共声称中共病毒死亡率比亚洲国家低300倍=北京が負けを認めるわけにはいかない戦い:外国メディアは新型コロナの死に関する中共の驚くほど偽のデータを取り上げる[アポロネット報道] — 中共は、中共ウイルスの死亡率はアジア諸国の300分の1と主張している>中共は、中共ウイルスの死亡率はアジア諸国の300分の1と主張している。フォーブス誌は木曜日(1/6)に中国の死亡データを分析・比較した長い記事を発表し、それはいかなる角度からも法外であると主張した。 中共は、エピデミックの死亡率は非常に低いと主張している。ただし、中国のデータには明かな差がある。フォーブス誌は、中共政府が武漢封鎖直後から最近までのほぼ2年間、公式データを公開しなくなったことを強調した。そのため、中国のデータは信頼性と連続性に欠け、研究する価値がない。その結果、世界の多くの国での関連する研究は中国を除外して使わなければならなかった。
死亡率が韓国同様として、10万人当たりの死者100人×中国総人口14憶/10万人=140万人は少なくとも亡くなっているのでは。5000人の死亡なんてありえない。
https://www.aboluowang.com/2022/0110/1693965.html
1/11阿波羅新聞網<中国疫情沦陷!天津上万人挤爆采检 上海被迫“就地隔离”= 中国疫病情勢は陥落!天津で何万もの人が検査のために混雑し、上海は「その場で隔離」を余儀なくされる>中国の疫病情勢は深刻である。新型コロナ肺炎(COVID-19、中共ウイルス)の影響を受け、西安の封鎖に加えて、ここ数日天津、上海、浙江省を含む17州・29都市で症例が発生している。最近では、インターネット上では多くの地元の人が、ショッピングモールでの強制的な隔離の写真や天津で深夜に検査のために混雑している何万もの人の壮観なシーンがアップされている。
ショッピングモールで隔離期間過ごすのか?
上海万達プラザの周浦店では、人々は店内で隔離されて眠ることを余儀なくされた。
https://www.aboluowang.com/2022/0111/1694105.html
1/10阿波羅新聞網<RFA:艾芬爆爱尔行贿 涉军方推荐应征者动手术收回扣 国家卫健委涉入=RFA:艾芬が愛爾病院の収賄を暴露、軍は新兵に手術を受けるよう勧めてリベートを取る、国家衛生健康委員会が介入>武漢の最前線の抗疫救急医師である艾芬は、民間医療集団「愛爾眼科」がキックバックの形で大規模な医療贈賄を行っていると非難した。国家衛生健康委員会の当局者は紛争に巻き込まれる恐れがある。艾芬は愛爾での右眼の白内障手術後の網膜剥離を起こし、ネットでその件と院内での腐敗を批判したが、仲介者が出て来て、艾芬を300万元で誘惑し、艾芬に彼女の権利擁護を放棄して「収める」よう求めた。同時に、彼らは艾芬を脅した。彼女と戦うことは除外されていない。
まあ、中国で賄賂のない世界はないですから。
https://www.aboluowang.com/2022/0110/1694093.html
1/10阿波羅新聞網<李承鹏:西安并不是一座巨大的城市,而是一座巨大的俑坑=李承鵬:西安は巨大な都市ではないが、巨大な兵馬俑がある>西安は巨大な都市ではないが、巨大な兵馬俑があり、近代都市の文明システムはないが、階層的な公務と対人関係があり、各層の収入や陣取りはそれぞれ違い、相互利益と相互の害がある。山東省の酒文化を批判する人が多いが、陝西に行ってみてほしい。西安ではこの数年奇妙な話がある。環境保護労働者は寒すぎたので火をたいて解雇された。洛陽警察は西安警察に泥棒を捕まえるのを手伝ったため拘束され、彼らの服は引き裂かれた。バスで女子大生が痴漢されたときの西安警察の応答は、男性のズボンのバンドが壊れてジッパーが開いたというものであった。運転手が突然死したが、違反切符を貼ったまま。・・・これらを理解すれば、あなたは西安を理解したことになる。
小生も中国在勤時代、雪の大雁塔を見て感動した覚えがあります。
https://www.aboluowang.com/2022/0110/1693923.html
何清漣 @ HeQinglian 9時間
Twitterは自己満足でアップする人がおり、いつも訳が分からないため私は徐々にこれらの人をフェイドアウトしようとしている。いつも誰かのツイートは私がまったく読む必要がないので、チェックした後、この人を何年何月何日にフェイドアウトしたのかわからないことに気づいた。
何清漣 @ HeQinglian 9時間
張清のニュースは何とも名状しがたい気分にさせた。
中国では、反体制派であることは非常に困難な人生を歩むことであり、反体制派の妻であることはさらに困難である。
引用ツイート
学文-insist @ lixuewen7575 9時間
一日の悪いニュース! 郭飛雄の妹の情報によると、飛雄の妻張清は臨終の際にある・・・。
何清漣さんがリツイート
周锋锁 Fengsuo Zhou @ ZhouFengSuo 8時間
張清は今朝癌で亡くなった。夫の郭飛雄は彼女が末期の癌に苦しんでいるときに彼女を訪ねようとずっと努力したが、政府によって失踪させられた。中共体制は、残酷で無分別で、お互いに会う最後の機会を否定した。
引用ツイート
人権保護ネットワーク @ weiquanwang 8時間
人権保護ネットワーク:中国の有名な人権擁護家郭飛雄の妻張清が米国で死去。郭飛雄は依然として失踪させられたまま。
https://wqw2010.blogspot.com/2022/01/blog-post_90.html?spref=tw
何清漣 @ HeQinglian 2時間
私は過去を思い出し、報告する。マクロンが権力を握ったとき、彼は「左でも右でもなく、左でも右でもある」という中道路線を標榜したので、左、中、右が彼に投票した。
聞きたいのだが、フランスに一体保守派はあるのか?この場合、EUは国際共産主義運動の第5インターナショナルになる(第4インターナショナルがあり、非常に短命で、国際共産主義運動の歴史の中で数十字しか説明されていない)。
引用ツイート
18歳未満禁止 @omicronanddelta 18時間
一人で重大発見!新しいウイルスの名前のオミクロンは、フランスのマクロン大統領の名前とは一文字の違いであり、世界保健機関は何を暗示したのか?
まさかマクロンはウイルスの研究と拡散に関与したのではあるまいな?
何清漣さんがリツイート
萧生客 SSK @ SSK2024 5時間
明らかに不公正で、非科学的な、単純で粗暴な現象は、ワクチンができる前に、生前或いは死後に新型コロナウイルス検査で陽性とされた死亡者はすべて新型コロナの死亡数に数えられ、80代と90代の高齢者のほとんどは基礎疾患を持っていたことを誰も言及しなかった。ワクチン接種で、或いはワクチン接種後のブレイクスルー感染による死亡は、ほとんど軽視されている…
《インサイダー:疫病のワクチン》
t.me
何清漣 @ HeQinglian 2時間
中国とロシアの脅威を民主国家は正しく評価する必要がある https://rfi.my/84HS.T
キーポイント:
1.著者は、中国とロシアに共通しているのは、米国と直接交渉し、ヨーロッパとアジアで最も近い米国の同盟国を排除し、世界を「大国間での管理モデルに戻そうとする」ことであると指摘している。誰が大国のクラブに入れるかを交渉して、米国の同盟国を分断する。
2.これらの脅威は、ある部門が投資を後押しするための戦術として理解できる。
rfi.fr
中国とロシアの脅威を民主国家は正しく評価する必要がある。
モスクワと北京は、西側との交渉で軍をわずかに撤退させることによってより多くの利益を得るために、軍事対抗が差し迫っていることを相手に納得させることを含むハイブリッド戦争に従事している。フランスの戦略研究財団は・・・。
何清漣さんがリツイート
萧生客 SSK @ SSK2024 6時間
主流メディアとビッグテックは、非政府の信頼できるコミュニケーション手段として、強力で腐敗した声を出して貢献する。
我々は、我々の生活をより強力に支配し、多くの権力を持ちたがる強い力に直面している。 彼らの道は誤った希望とより大きく依存させるように舗装されており、常に暴政につながっている。 彼らを勝たせるわけにはいかない!
ロン・ジョンソン:引退したいのだが、この国は危険すぎると思う! https://mp.weixin.qq.com/s/ijEwV6G6VcY_iZIvy5x8rg
数多氏の記事では、今、兵頭二十八氏の『尖閣諸島を自衛隊はどう防衛するか 他国軍の教訓に学ぶ兵器と戦法』を読んでいる途中なのでその感想を。その本にはドローンがナゴルノカラバフ紛争でアゼルバイジャン軍がイスラエルのドローンを使ってアルメニア軍を完膚なきまでに叩き、ロシアの仲介で停戦した件と、イランのドローンを使ってイエメンのフーシがサウジの石油タンクを攻撃した件のように、防空システムをかいくぐって攻撃できるメリットがあるのを強調しています。しかもUAV(Unmanned Aerial Vehicle、ドローンを含む)はコストが安く、自爆攻撃や飽和攻撃も可能です。自衛隊もドローンの活用とイスラエルとの技術提携を考えたらどうかと兵頭氏は提案しています。
確かに、日共に支配されている日本学術会議が軍学共同研究させないので、良いアイデアと思いますが、イスラエルが乗って来るかどうかでしょう。
レールガンよりはレーザー兵器の方が敵の飽和攻撃を防げて良いのではと小生は思うのですが、素人考えかもしれません。
記事
米海軍が開発中の電磁レールガン(資料写真、2012年6月21日、写真:Alamy/アフロ)
(数多 久遠:小説家・軍事評論家、元幹部自衛官)
防衛省がレールガン開発を本格化させます。2022年度より2026年まで研究試作を実施し、並行した試験を2028年まで続けて確認するとのことです。
新年早々にこの件を報じた新聞報道があり、夢の超兵器だと評価する者がいれば無駄遣いだと叩く者もいるなど賛否両論の議論が沸き起こりました。
このレールガン開発の主目的が極超音速ミサイル対処であることに加え、直後に北朝鮮が極超音速ミサイルの可能性がある物体を発射したことから、改めて注目が集まっています。
将来性のある技術なので、研究を行うこと自体には賛成です。しかし、対空兵器、特に対空砲に携わってきた筆者としては、計画されている開発がうまくいったとしても実用性の高い兵器となるのかについては疑問も抱いています。
以下では、過剰な期待を寄せられているように見えるレールガン開発について、その本当の威力と効果、実用化の可能性などについて考えてみたいと思います。
レールガンは何がすごいのか?
レールガンは、電磁気力によって物体を加速させて打ち出すガンシステムです。「リニアモーターのような」と表現する報道もあります。入力が電力によって行われ、物体に高速を与えるという点は同じですが、構造は異なります。
装薬を必要とせず、砲弾さえ装填すればよいため、砲弾の管理や装填が容易という利点もありますが、従来の砲と比べて最大の利点とされる点は、砲弾の射出速度を速くできることです。これにより、射程を伸ばすことができます。
戦艦大和の主砲は、砲口初速780m/秒で発射し、砲弾の最大高度は、現代の旅客機が飛ぶ1万2000メートルほどにもなり、射程は42kmでした。現代の各種砲システムでは、初速はもっと速くなり1000m/秒を超えるものも少なくありません。ただし特殊な砲弾を使用しても射程は100kmを多少超える程度です。
これに対し、米海軍が開発しているレールガンでは、砲口初速2500m/秒を目指しており、砲弾の最大高度は完全に宇宙となる高度150km、射程は370kmに達することを目標としています。
防衛省が実施する研究では実用に近いものを試作するようで、砲口初速は、米軍よりも遅い2000m/秒を超えることを目標としています。防衛省が今までに行った研究ではさらに高速を実現できていますし、米海軍では2500m/秒を目標に開発が行われていることを考えれば、数値としては現実的なものでしょう。
なぜレールガンの開発を行うのか?
さて、ではこの砲口初速2000m/秒を超えるレールガンは、他の砲と比べて本当にすごいのでしょうか?
実用されている砲の中で、最も砲口初速が早いのは戦車の主砲です。弾種にもよりますが、速いものでは1800m/秒にも達します。これは、装薬の爆発力によって砲弾を打ち出す砲の理論限界に近い数値です。
単純に砲口初速だけで見れば、防衛省のレールガンは戦車砲を10%ほど強化したものと言えます。
また、新聞報道を見たらしい元自衛官参議院議員の佐藤正久氏は、「レールガンとは違いますが、なぜか、思い出しました」としながら、カリブの島国で見た、実験用の砲について、写真付きでツイートしていました。
「HARP」(High Altitude Research Project)と呼ばれるこの砲は、特殊な構造の砲で、通常の砲弾が実現できる理論限界を大きく超える高速の砲弾を撃ち出すことができるものでした。米海軍が開発しているレールガンにも相当する砲口初速を1960年代に実現していました。
16インチHARP砲
さらに、砲の構造だけではなく、装薬を液体化した砲も研究されています。装薬が爆発し、砲弾が砲口側に移動して圧が低下するに従い、さらに液体装薬を注入、爆発させるなどして、高い砲口初速を実現するというものです。自動車やバイクのエンジンで実用化されているフューエルインジェクションのような技術だと考えてもらえばよいでしょう。実用化には難点もありますが、砲口初速を3000m/秒に到達させられる可能性もあります。
砲口初速が最大の利点となるレールガンですが、砲口初速が2000m/秒だけなら、他にも実現する手段はありますし、多少速度が落ちるとはいえ戦車砲並みの砲を複数使用することで、高発射速度を実現することは現時点での技術でも可能です。
では、なぜレールガンの開発を行うのかというと、レールガンの理論限界はまだまだ上であるという点に尽きるでしょう。
HARPは、砲口初速2500m/秒の米海軍のレールガン程度でしたし、液体装薬での限界も3000m/秒ほどです。現時点の技術では、レールガンの砲口初速は2000m/秒程度に留まらざるを得ませんが、将来は3000m/秒を大きく超える可能性があるためレールガンの開発を行うのです。
防衛省が想定する2つの用途
防衛省は、運用構想として2つの用途を挙げています。「極超音速ミサイル迎撃」と「対艦・対地攻撃」です。
詳しい説明は省略しますが、高速で接近するミサイルを迎撃する際、砲弾を命中させるためには、砲弾の速度が重要となります。
海自が採用する「CIWS」(Close In Weapon System)など、現用のミサイル迎撃用砲システムでは、砲口初速が1000m/秒を少々超える程度です。通常の亜音速や超音速ではあるものの、音速を大きく超えない対艦ミサイルには対処可能です。それでも、1発あたりの命中率は低いため、連射速度を上げたり、目標の至近距離で砲弾を炸裂させる知能化弾を使用し、迎撃確率を上げています。CIWSは連射速度を追求したシステムです。
少々乱暴な説明になりますが、ミサイルの3倍から2倍程度の弾速があれば、命中弾を得ることは可能です。防衛省の試作は砲口初速2000m/秒以上ということなので、現用の対艦ミサイルに対しては、高い命中率を得ることのできるミサイル迎撃用砲システムとなるでしょう。研究の予定には入っていませんが、知能化弾を使用することは容易なので、そうした方向での実用化の際にはそうした付加的手段も用いて迎撃確率を高めることになると思われます。
しかしながら、極超音速ミサイルは、目標に命中する直前、ターミナル段階の最後期は空気抵抗で減速するとはいえ、その名の通り音速を大きく超える速度で飛んでいます。明確な定義はありませんが、通常マッハ5を超える速度とされています。マッハ5は秒速に直せば1700m/秒です。レールガンの弾速と大差ありません。
砲口初速2000m/秒で命中させることは、知能化弾を用いてもかなり困難だろうと思われます。誘導砲弾を利用すれば、可能性が出てくると思いますが、極超音速ミサイル並の速度で飛翔する誘導砲弾を作ることになるため、その開発にも膨大な労力を必要とするでしょう。
対艦・対地は、もっと単純に実用性に疑問符がつきます。
対地に関しては、射程がたとえ200kmに及んだとしても、そもそも防衛省が開発する40mm口径程度の砲弾では威力が低すぎ、コストが合いません。
対艦に関しては、防衛省の資料では迎撃困難であることをメリットとしています。確かに砲弾が小さく高速であるため迎撃はほぼ不可能でしょう。しかし、弾速が2000m/秒ほどあっても、目標に到達するまでに1分30秒程度の時間を必要とします。第二次大戦時の砲戦でも、戦闘時は回避機動をとっていました。同様に、目標艦艇が回避機動を行えば、狙いが正確であればあるほど、必ず外れます。回避機動を取る敵艦に命中させるためには誘導砲弾が必要となりますが、ミサイルと比べ、破壊力が小さいため結局はコストパフォーマンスが問題となります。
米海軍のレールガンは、基本的に対地用途を想定していますが、既に“オワコン”と判断されているという情報もあります。開発を続けて十分な性能が出たとしても、コストパフォーマンスが悪いと判断されているようです。中国の艦艇では、既に搭載済との情報もありますが、詳細は不明です。
実用性はないのか?
では、実用性はないのでしょうか? 開発する価値はないのでしょうか? 筆者は、そうは思っていません。
上に書いたとおり、対空目的での使用において極超音速ミサイルを迎撃するのには、今回目指している弾速2000m/秒では不十分でしょう。
しかし、今後のミサイルが全て極超音速ミサイルになるわけではありません。対艦ミサイルは、今後も海面すれすれを飛ぶミサイルが主流でしょう。そうしたシースキミングミサイルは、今まで亜音速のものが主流でしたが、本邦のASM-3など、極超音速には届かないものの音速を優に超え、マッハ2からマッハ3クラスのものが主流になりつつあります。
こうしたミサイルの迎撃には現用のCIWSは能力不足となりつつあり、もっぱらミサイルが使用される傾向となっています。しかし、砲システムによる迎撃が可能であれば、艦の安全性は大きく高まり、戦闘を有利にできるでしょう。弾速が1000m/秒程度しかない現行CIWSでは迎撃が困難でも、弾速2000m/秒に達するレールガンであれば、迎撃できる可能性は十分にあります。
レールガンの理論自体は非常に古くから存在します。それが、最近になって実用化の話になってきたのは、大容量キャパシタ(コンデンサ)の発達によるものです。半導体は、政府の失策もあって日本の競争力は低下していますが、この分野では、日本は今でもトップクラスです。アメリカも手を付けていないレールガンによるCIWSを実用化できれば、先行が可能ですし、搭載する大量のキャパシタも日本製のモノを使えるでしょう。自衛隊だけでなく、アメリカを含めた各国に売り込むこともできるかもしれません。産業界を考慮した開発である可能性もあります。
また、今後何らかの技術的ブレイクスルーにより、弾速をさらに高速化することができるかもしれません。そうなれば、極超音速ミサイルの迎撃も可能となるでしょう。
佐藤正久氏も、レールガン開発の報道を受けてHARP砲に触れているように、レールガンには必ずしも賛成してはいないのかもしれません。防衛省が開発の論拠としている極超音速ミサイルに対しては、筆者も強い疑念を持っています。
ですが、これは主に政治家対策のために耳目を集めるキーワードとして極超音速ミサイルを持ち出しただけではないのか、真の狙いは高速対艦ミサイルや航空基地を狙う高速攻撃ミサイル対処ではないか、と睨んでいます。
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