10/24産経ニュース 『英王子ら退屈&居眠り? 習近平氏の演説を英紙が「ぶざま」と辛口評論』について

世界で真実を知っている国は多いと思います。第二次大戦だって人種差別撤廃・植民地解放の面があり、それを戦勝国が「民主主義」対「全体主義」の戦いにすり替えました。共産国のソ連が戦勝国に入っていて「民主主義」ですって。考えればすぐに分かることです。GHQのWGIPの指示通りに教育界も動き、それが今の東大を頂点とした既得権益擁護派に連なる訳です。今までの自分達の取って来た行動を正当化するため、時代環境の変化に合わない護憲派の連中が跋扈する所以です。

中国共産党の人権弾圧について、欧米主要国はインテリジェンス組織がガッチリつかんでいると思います。習が日本をいくら非難しても、英国王・貴族は、所詮習は労働者階級上りとしか思っていないのでは。それが偉そうな物言いをするので、内心侮蔑しているのだと思っています。「金」は利用させてもらうが、説教は聞きたくないという事です。チャールズ皇太子が晩餐会を欠席したのは、王室の役割分担として決めていたのでしょう。歴史の長い日本の天皇陛下とは全く別な対応の仕方でしょう。

また英国マスコミは日本と違い、中国の人権抑圧を厳しく非難し、キャメロン・オズボーンを揶揄する図を載せてまでしていて、筋金入りの感じを受けました。黄色は皇帝しか使えない色ですので、叩頭させているのは中国皇帝の意味でしょう。英国もここまで落ちぶれたかというのと、英国が裏で何も考えずに中国の言いなりになるとは思えないという気がしています。英国は中国が阿片戦争の仇を討ちたがっているのは先刻ご承知ですから。米国と役割分担で中国経済を崩壊させることを考えているのかも。

Cameron & Osborne 

中国皇帝に叩頭するキャメロンとオズボーン

http://new.spectator.co.uk/2015/09/cameron-and-osbornes-epic-kowtow-to-china/

記事

XiJingPing in London

習近平主席のあいさつ中、下を向く出席者(AP)

【ロンドン=内藤泰朗】中国の習近平国家主席は23日、4日間に及ぶ英国の公式訪問の日程を無事終えて帰国した。習氏は訪英中、上下両院や公式晩餐会、金融センター・シティなどで演説を行った。だが、演説を称賛する報道は、英国では見当たらない。反対に、演説中に出席者が居眠りをしているかのような屈辱的な写真が掲載され、「ぶざまな瞬間だ」「強さをひけらかした」など、辛口の論評が目立った。

 「外交用に行われるディナーに列席するのは、退屈なのかも…」

 ロンドンのフリーペーパー、メトロ(電子版)は22日、こんな見出しをつけ、習氏が前夜、金融街シティで行った演説の際、主催者が居眠りしているような問題の写真を掲載した。

 ちなみに、習氏が演説を行ったギルドホールでは2013年6月、訪英した安倍晋三首相も自らの経済政策「アベノミクス」について演説した。

 習氏は演説で、中国が過去37年以上の改革・開放政策で世界第2位の経済大国となったことを強調した。英中両国が演説を前に、中国以外で世界初となる人民元建て国債の発行を始めることで合意したのを強く意識した内容だった。

 さらに、演説では、中国は「過去に、立憲君主制や議会、大統領制などを導入しようと試み、失敗し、それに学び、最後に社会主義の道を選んだ。社会主義は人民が求めた結果だ」と説明した。

 演説は約27分間。中国語の演説を、通訳を介して聞いていたことや、一日の疲れもあったのだろう。演説する習氏の隣で、英王室のエスコート役、アンドルー王子らが疲れたような表情で下を向いて話を聞く様子がカメラに収められた。

 一方、20日の議会演説については、英紙フィナンシャル・タイムズが「議会制が誕生した揺りかごでみせた習氏のぶざまな瞬間」と紹介した。

 習氏は演説で「英国は最も古い議会制国家だが、中国は2000年も前から法治の重要性を語ってきた」と述べ、民主主義に関係した中国批判は受け付けないとの姿勢を暗に示した。

 同紙はこれに対し、「法の支配」の理念を生み、近代民主憲法の礎石となったマグナカルタ(大憲章)制定800年を迎え、中国で巡回展示を行う予定が急きょ、当局に中止させられたことを紹介。「中国に法治と民主主義を強調する資格があるのか」「自分たちに有利な歴史だけ言及した」などと批判する議員たちの声を報じた。

 バーコウ下院議長も習氏の演説前に、ミャンマーの民主活動家、アウン・サン・スー・チー氏を「人権のチャンピオン」と呼び、インドを世界最大の民主国家と称賛。中国に「強国としてだけでなく、道徳的霊感を与える国になることを願う」と述べ、「強さをひけらかす中国」(英紙ガーディアン)をけん制した。

 キャメロン英首相は中国の人権問題について批判を封印する。だが、人権や民主主義など価値観をめぐる英中の戦いの行方に、世界の注目は集まっている。