10/21ZAKZAK 『中国軍上将、尖閣で日中衝突なら「退路ない」 極力戦争を回避と訴える』について

左翼メデイアの共同の記事だから裏を勘ぐらないといけないかもしれません。①何故この時期に②何故劉亜州が言ったかです。

劉亜州の妻は李小林(江沢民を総書記に引き上げた李先念の娘)です。李小林は今年6月に来日し、安倍首相とも会談する予定でしたが、会談の記事がないので中止になったのでは。代わりに「【北京共同】中国人民対外友好協会会長で習近平国家主席に近い李小林氏が、6月末に北京で行った自民党の野田毅元自治相らとの会談で、安倍晋三首相の対中外交について「関係改善を主張しながら言行不一致だ」と強い不信感を表明していたことが30日までに日中関係筋の話で分かった。  安倍氏と会談経験がある李氏は、現状では日中関係の本格改善は困難だと判断しているようだ。」という記事がありました。

2013年10月16日宮崎正弘メルマガによれば、「劉亜州といえば反日タカ派軍人として知られ、朱成虎、熊光偕、羅援などと並んで「対日タカ派」四天王とも言われたが、本人は英文学に通暁し、武侠小説も書く変わり種。しかも劉亜州は、第三野戦軍21軍187団政治委員をつとめた劉建徳の子であり、妻の李小林は李先念元国家主席の娘、太子党の領袖でもある。(中略)(劉亜州は言う)天安門事件の反省を急ぐべきであり、劉暁波を拘束したことは共産党自らを敵とした。司法は独立すべき存在で党の干渉をうけるべきではない。言論の自由を確保し、複数政党制に移行し、いずれ選挙を実施しなければならない。こうして政治改革を進めなければ、次の革命に遭遇し、次ぎに被告席に座るのは我々になる」と発言。

2013年3月31日 水間政憲氏のブログでは「■鳴霞氏より緊急情報が入ってきました。昨年12月に秘密裏に来日し、山口公明党々首の中国訪問をセッティングした李小林・中国対外友好協会々長が再来日します。李小林は、李先念国家主席の娘で、太子党の習近平国家主席と幼なじみの間柄で、旦那の劉亜州は、共産党参謀本部政治部のトップとして、習近平主席のゴーストライターの役割も担っています。夫婦で中国の諜報機関を牛耳っているのです。劉亜州は、2005年のレポートで尖閣奪取を宣言し対日強硬派として有名になった人物です。李小林は、太子党内では習近平より格上であり、夫婦揃って習主席の側近中の側近であり、今回、唐カセン・元外相に代えて派遣して来たのは、習主席の対日融和戦略が政敵に漏れない対策として、腹心を訪日させたのです。

現在、解放軍は給料を値上げし金欠病になっており、環境問題も解決できる技術もお金も無い中国が、福田・元首相、鳩山・元首相、山口公明党々首との会談がセッティングされており、トヨタなども訪問する日程も組まれています。日本を手玉にとるための来日です。また安倍首相との面会も求めていることも漏れています。

安倍首相が、自民党はいままでと違うと断言していることが本当であれば、中国のスパイの元締めに翻弄されないように細心の注意を払って戴きたい。」とあります。

①は米軍が南沙諸島で「航行の自由作戦」を展開しようと言うときに、日本が尖閣で新たな動きをするのを封じるため。でも劉亜州は中国が本当に勝てると思っているのかと疑います。中国人一流のハッタリでしょう。尖閣を最終的に取るためには制空権を確保せねばならず、日本の航空自衛隊の装備・操縦技術共に足元にも及ばないのは、彼が空軍出身だから理解しているでしょう。

http://news.livedoor.com/article/detail/10368780/ 

物量作戦では負けるかもしれませんが、米軍が支援すれば跡形も無しの状態になるでしょう。

②について、習近平は解放軍を押え切れていないので、仕方なく劉亜州を使って解放軍の暴発を押えにかかったのでは。「指桑罵槐」で目的は尖閣でなく、南沙諸島の米軍に手出しするなという事を言いたかったのでは。本記事にあるように、もし手出ししたらあっという間に解放軍が負けるので人民に嘘をついてきたのがバレ、それこそ共産党統治が揺らぐからです。米軍は早く南沙に出動してほしい。集団安保法制は来年3月に施行されますので、それまで自衛隊は後方支援になると思います。

記事

 中国軍の上将で、国防大学政治委員の劉亜州氏は21日までに、沖縄県・尖閣諸島をめぐる問題に関する論文を公表し、日本と中国が軍事衝突すれば「中国は勝つ以外に選択肢はなく、退路はない」と強調した。敗北すれば体制を揺るがす事態に発展しかねないとの危機感を示唆したものとみられ「極力戦争を回避」すべきだと訴えた。

 今月公表された論文は共産党や国防省のウェブサイトにも掲載されており、習近平指導部の意向を反映している可能性が高い。中国は尖閣をめぐる問題を対日政策の重要課題と位置付けて強硬路線を堅持。「結果的に日本や米国との緊張がいたずらに高まった」(党関係者)との指摘もあり、外交方針を調整しているもようだ。

 劉氏は軍事政策に影響力を持ち、習氏とも関係が近いとされる。(共同)