『経済大失政なのに習近平はなぜ権力強化できるのか…「反腐敗」を叫ぶほど恐怖支配が成功してしまう中国共産党の「腐敗エンドレスゲーム」』(8/8現代ビジネス 柯 隆)について

8/8The Gateway Pundit<Black Bronx Voters Sound off on Kamala Harris’ Incompetency and President Trump’s Remarks on Her Ethnicity Flip Flops! “President Trump is Right!” GREAT VIDEO INTERVIEWS!=ブロンクスの黒人有権者がカマラ・ハリスの無能さと彼女の民族性の方向転換に関するトランプ大統領の発言について声高に語る!「トランプ大統領は正しい!」素晴らしいビデオインタビュー!>

左翼がトランプは人種差別主義者と言うのは、フェイクのプロパガンダと言うのが分かるでしょう。

2024年、ブロンクスの人々はアイデンティティ政治に騙されることはない。

さらに、カマラ・ハリス氏が政治的得点を稼ぐために自身の人種的アイデンティティを翻したというトランプ大統領の意見に多くの人が同意しているようだ。

ニューヨークのブロンクス区で撮影されたこの記者の Newsmax パッケージをご覧ください。

https://x.com/i/status/1821543979315249528

https://www.thegatewaypundit.com/2024/08/black-bronx-voters-sound-kamala-harris-incompetency-president/

8/8Rasmussen Reports<Election 2024: Trump 49%, Harris 44%, RFK Jr. 3%=2024年選挙:トランプ49%、ハリス44%、RFKジュニア3%>

ドナルド・トランプ前大統領はカマラ・ハリス副大統領に対するリードを維持し、ロバート・F・ケネディ・ジュニアの独立陣営への支持は低下し続けている。

ラスムセン・リポートの最新の全国電話・オンライン調査によると、2者択一の場合、米国の有権者の49%がトランプ氏に投票し、44%がハリス氏に投票するとのことだ。4%が他の候補者に投票すると答え、3%が未定としている。これらの結果は、 ジョー・バイデン大統領が再選を辞退すると発表した後2回目の調査だった1週間前の調査とほとんど変わっていない。

https://www.rasmussenreports.com/public_content/politics/biden_administration/election_2024_trump_49_harris_44_rfk_jr_3?utm_campaign=RR08082024DN&utm_source=criticalimpact&utm_medium=email

8/9阿波羅新聞網<“如果你入侵台湾,我会把你炸得屁滚尿流”= 「台湾を侵略するなら、腰を抜かさせてやる」>

米議員は選挙の混乱が、中共が台湾に対して行動を起こす機会を与える可能性があると懸念している

米国の大統領選挙が近づいているが、民主党と共和党は選挙の準備に懸命に取り組んでいるが、米国の議員は米国選挙の混乱に乗じて中共が台湾に対して行動を起こすのではないかと懸念している。ある議員は、ドナルド・トランプ前大統領も習近平に警告していたことを明らかにした。

下院外交委員会のマイケル・マッコール委員長は米オンラインメディア「NOTUS」に対し、トランプが政権最後の年に習近平に対し「もし台湾を侵略すれば、我々はそちらに腰を抜かすほどの攻撃をする」と厳しい警告を発したと語った。

「NOTUS」は、米国当局者、シンクタンク、中共ウオッチャーは2027年に細心の注意を払っており、それまでに習近平が台湾を武力制圧する行動に出るのではないかと懸念していると報じた。しかし、2024年の総統選挙によって引き起こされる混乱は、中共にとってチャンスとなる可能性がある。多くの議員や専門家は、中共軍には現時点で攻撃を開始するのに十分な自信と力がないと考えているが、米国も台湾問題での中共の侵略行動を阻止する外交努力を強化している。

しかし、大統領選挙を間近に控えた米国は苦難の時期を迎え、外界に混乱のシグナルを送る可能性がある。我々はすでに、共和党候補トランプの銃撃事件やジョー・バイデンのパフォーマンスの拙さから指導者の交代を発表したことを経験している。

共和党のマルコ・ルビオ上院議員は「 NOTUS」に、6月末のテレビ討論会でバイデンの異常性を「米国で誰が権力を握っているかに疑問が生じるたびに、(台湾侵攻の)警報を発するだろう」と考えていると語った。

米空軍のマイケル・ミニハン大将は内部文書で、米国は2025年に中共と衝突する可能性が高く、その原因はおそらく台湾の2024年の総統選挙と、米国も大統領選が同年にあり、選挙に気を取られ、中共に軍事行動を開始する機会を与えることになると。

https://www.aboluowang.com/2024/0809/2089010.html

8/9阿波羅新聞網<俄本土近80年首被攻破!乌军占领近400平方公里=約80年ぶりにロシア領土に侵入!ウクライナ軍は約400平方キロメートルを占領した>

ウクライナ軍はクルスクの400平方キロメートルを占領し、ロシアはほぼ80年ぶりに領土が攻撃された。

8/6、ウクライナ軍はロシアのクルスク州への激しい攻撃を開始し、ロシア領土が他国の正規軍によって攻撃されるのは第二次世界大戦以来初めてであり、ロシアの面目は失墜した。

当初、関係者全員は、これは300人のウクライナ特殊部隊の仕業であり、言及する価値はないと考えていたが、今ではすべてが間違っていたようだ。

戦争研究所(ISW)は7日、ウクライナ軍がロシア領土に10キロ進軍したことを確認し、8日にはウクライナ軍の攻撃範囲がさらに拡大した。

ロシアメディアは、ウクライナ軍が48時間の攻撃でロシア領土350平方キロメートルを占拠し、クルスクの15の集落を制圧し、スガ天然ガス測定所も制圧したことを確認した。

ロシアのゲラシモフ参謀総長は当初、1,000人のウクライナ軍がクルスクを攻撃し、露軍がウ軍を撃退し、すぐに行政国境に戻ると報告していたが現実は違った。

作戦初日、ウクライナ軍は約1,000機のFPVドローンを使用し、4個旅団と1個砲兵旅団を派遣して戦闘を行った。

ウクライナ軍予備役は6個旅団で構成されており、その数は今も増加中である。

ロシア軍はクルスクに3個連隊と他の2個大隊しかなく、チェチェンの「インターネット有名人」は戦わずして逃亡した。

https://www.aboluowang.com/2024/0809/2089011.html

8/9阿波羅新聞網<撼动全球!日本将重塑芯片制造设备产业?—台积电不用当盘子了?日本开发出更便宜EUV撼动芯片业=世界を震撼させる!日本はチップ製造装置業界を再編するだろうか? – TSMCはもはや皿の扱いではなくなるのか?日本はより安価なEUVを開発し、チップ業界を揺るがす>オランダのASMLは半導体製造装置大手で、TSMCなどの先進的なチップを製造するメーカーは、ASMLが製造した高価な極端紫外線露光機(EUV)の使用を必要としている。「トムズ・ハードウェア」の報道によると、日本の科学者は簡素化された EUV スキャナの開発により、チップの製造コストを大幅に削減できる。

沖縄科学技術大学(OIST)の新竹積教授が、ASMLが開発・製造したツールよりも安価で、大幅に簡素化された新しいEUV露光装置を提案しているとのこと。

https://www.aboluowang.com/2024/0809/2088927.html

何清漣 @HeQinglian 14時間

昨日、すでにその兆候はあった。身分制の「有利さ」さえも見つからなかったので、私はそれを「父のような雰囲気だ」と恐る恐る言った。数年前、私はファウチを「米国のおじいちゃん」と呼んだ。他にもバイデンを「おじいちゃん」のようだと何度か言ったのは、主にインターネット上でバイデンが少女の匂いを嗅いでいる写真が多すぎたためであり、その後、自らの意思で捨てた。

中国の文化大革命時の「父と娘は毛主席ほど近しくない」から、わずか5キロしか離れていない。

引用

変態辣椒 RebelPepper @remonwangxt 8月8日

返信先:@HeQinglian

メディアがまとまって「お父さん」と呼んでいることが発覚した。これは期せずしてなのか、それとも宣伝部門からの指示なのか。本当にすごいですね。 x.com/jackposobiec/s…

何清漣 @HeQinglian 14時間

突然思ったのは、「米国のお父さん」であるウォルツが今後二人の「米国のおじいちゃん」に出会った場合(その可能性は非常に高い)、後者のほうをお父さんと呼ぶべきか?

何清漣が再投稿

西行小宝 2.0 @usa912152217  21 時間

8/7/24 🔥🔥トランプ大統領は、不法移民の投票を禁止し、紙の投票用紙を導入し、インターネットに接続された機械を使用せずに安全かつ公平に票を数えることをグレン・ヨンキン知事が推進したバージニア州を称賛するメッセージを投稿した。彼はバージニアに学ぶよう各州に呼び掛け、グレンの素晴らしい仕事を称賛した。

https://truthsocial.com/@realDonaldTrump/112922950918796711

何清漣が再投稿

MAGA ジュディ 🇺🇸🇺🇸🇺🇸🇺🇸🇺🇸 @judy5203  8月8日

速報ニュース:ネバダ州共和党とトランプ陣営は、ネバダ州クラーク郡選挙管理当局に対し、死亡有権者に相当する9万人の非活動有権者を有権者名簿から削除するよう迫った。

引用

George @BehizyTweets  8月8日

速報:ネバダ州共和党とトランプ陣営はつい最近、ネバダ州クラーク郡の選挙管理当局に対し、9万人の非活動有権者を有権者名簿から削除するよう強制した。

何清漣 @HeQinglian 3時間

突然、潘展楽選手や全紅婵選手など、前世代に比べて、この世代の中国選手は早口であることに気づいた。

あなたはこれまでに政治教育を受けたことがある?–友情第一、競争第二、言っていることは守られているか?

引用

聯合早報 Lianhe Zaobao@zaabaosg 8月 8日

パリオリンピックの水泳競技最終日、中国水泳チームは男子4×100メートルメドレーリレー決勝で、この種目における40年にわたる米国の独占を打ち破り、非常に貴重な金メダルを獲得した。

若冠20歳の水泳選手潘展楽はインタビューで、以前外国人選手に挨拶したら無視されたと率直に語った、「恥を雪いだ!我々を見下していた奴ら、今日我々は全員に勝った」。 https://zb.sg/fbDx

何清漣 @HeQinglian 2時間

状況は人よりも強い(=唯一の選択肢を受け入れる必要がある)が、左派メディアは誤算をした。

この半月の間に、ハハ(=カマラハリス)を選んだ神と本人のパフォーマンスの差は言葉では言い表せない。 Walzを副大統領候補にしたのと相まって、台湾の民主党ファンの一部も疑問を抱いている。

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何清漣 @HeQinglian 5時間

意外で驚くべき情報:

英国での暴動は反移民から始まった。その年のEU離脱の主な理由の1つは反EUの移民政策だった。しかし、EU離脱後、英国の移民は減少するどころか増加しており、2022年だけでも純移民数は75万人増加し、その全員が合法的な移民で、保守党の強硬な反移民政策とは全く逆である。なぜ?

英国経済は移民労働者なしでは機能しないと説明されている。

なぜイギリスはこのような国にしてしまったのか?

何清漣 @HeQinglian 1時間

EU離脱により3人の英国首相が深刻な窮地に陥った。

国内の政治的要因と外部への面子という二重の圧力の下、当時のキャメロン首相は、国内の政治的圧力を緩和し、有権者のEUに対する不満の高まりを和らげる一石二鳥であると考え、国民投票のカードを切った。また、世論を利用してEUに圧力をかけ、EUにおける英国の地位を向上させようとした。

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引用

許生 @xusheng55023269  5h

返信先:@HeQinglian

正しいかどうかはわからないが、英国が欧州連合を離脱したとき、英国首相は当初反対していたが、後に世論に基づいて国民投票の実施を余儀なくされたという印象がある。

Googleで検索したが、詳細な証拠は見つからなかった😂😂、英語で検索するのはできない。

何清漣 @HeQinglian 1時間

今年の米国選挙におけるいくつかの決定的な要因 https://zaabao.com.sg/forum/views/story20240809-4446575

米国の世論調査は民主党のプロパガンダツールとなっており、選挙の現実を反映していない。 2024 年の選挙の結果を本当に左右するのは、民主党の 3大盗選神器が失敗するように、選挙ルールをどのように決定するかで、共和党は選挙を2016年以前の軌道に戻さなければならない。これには多額の選挙資金が必要である。

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柯氏の記事では、氏は日本に帰化しているかと思ったら、まだ中国籍でした。それにしては、TVの発言同様、思い切った中国批判をする。日本人の冨坂聰の中共の喉と舌の役割とはだいぶ違います。

本記事にありますように、中国人は上から下に至るまで賄賂尽くしになっています。社会にビルトインされて、無税の所得になる。習の政敵潰しに賄賂授受は便利な道具で、してない人間はいないので簡単に検挙できる。習だって勿論やっています。賄賂は隋の科挙の時代からあるので、法規で規制してもうまくいかないでしょう。ただ問題はそのお金をどこから捻出するかと言うと、会社であれば「小金庫」(=裏金口座)で、これが故に中国の財務諸表は信用できないということになります。三重帳簿が当たり前ですから。2005年に中国駐在から帰って来た時に、中国の実態を話しましたが、誰も信じませんでした。今は少しは理解してくれるのでは。

柯氏は中国が改革開放路線に戻ることを望んでいますが、少なくとも習の時代には無理でしょう。ハードランデイングするかもしれません。

記事

習近平のプロパガンダの目的は

習近平政権が正式に発足したのは2013年3月だった。中国歴代国家主席は自らへの求心力を強化するために、何らかのプロパガンダの実現を呼び掛けるのが常套である。そして、習近平政権は強国になる夢を実現するよう呼び掛けた。これは中国で長年進められている愛国教育と文脈的に合致する考えである。

by Gettyimages

共産党の歴史観において、これまでの百年あまり、中国の国力が弱くなったことが外国に侵略された理由だった。習近平主席の言葉を援用すれば、毛沢東のお陰で中国人民は立ち上がった、鄧小平のお陰で中国人民は豊かになった、これから実現しないといけない夢は、中国が強くならないといけないことだ、と呼び掛けられている。中国が強くなれば、二度と外国に侵略されなくて済むという考えである。

むろん、強国復権のプロパガンダは習政権が権力を集中する道具に過ぎない。問題は習近平主席がいかにして自らの権力を強化するかにある。

「選択的反腐敗」の本質

習近平政権がここまで権力を強化できたのは、反腐敗によって政敵のほとんどを倒したからである。強権政治の基本は恐怖の政治という点である。ある中国人作家は「処長(日本の課長に相当)以上の幹部を並べさせ、一人置きに刑務所にぶち込んでも、冤罪の人は一人もいない」と共産党幹部の腐敗ぶりを皮肉った。実は権力者にとって幹部の腐敗が好都合である。なぜならば、反腐敗を強化すれば、みんなが恐怖を感じ、これ以上圧力をかけなくても、みんなが権力者に服従するからである。

むろん、習近平政権はすべての腐敗幹部を追放しているわけではない。政治学者の指摘によれば、習近平政権の反腐敗は「selective(選択的)な反腐敗」であるといわれている。すなわち、習近平政権は自らの統治にとって脅威となりうる幹部を反腐敗の名目で粛清している。これまでの11年間、数百万人の腐敗幹部が「処分」されたといわれている。かつて、毛沢東時代、国家主席の劉少奇などの高官が迫害されたが、改革・開放以降、権力闘争が下火になり、政策の軸足が経済建設に移された。

習近平政権になってから、権力闘争が再び激化し、共産党中央委員会の常務委員だった周永康を含む最高執行部幹部も相次いで追放された。権力闘争の本質は権力者が自らの権力を強化しようとすることである。反腐敗の本質は権力者が権力を強化するための道具である。本来、反腐敗は権力に対するチェックアンドバランスを強化しないといけないが、ガバナンスを強化する政治改革がまったく行われていない中国では、反腐敗はエンドレスのゲームになっている。

人民の目線からみると、反腐敗はいいことである。腐敗幹部を追放することに反対する人がほとんどいない。だからこそ習近平政権が初期の段階において人民から広く支持を集めた。しかし、時間が経つにつれ、共産党幹部の腐敗ぶりは人民の想像を遥かに超えたことがわかった。とくに、習近平政権は腐敗した幹部を摘発するが、幹部が腐敗できないように制度改革についてほとんど無関心である。

なぜ共産党幹部が腐敗するのか

中国共産党中央委員会の発表によると、2023年末、共産党員の人数は9900万人を超えたといわれている。中国の総人口は約14億人であり、14人のうち、1人は共産党員になるという計算である。中国人にとって共産党員になる意味は出世するための入場券といったところである。要するに、共産党員になれなければ、出世はほとんど不可能である。共産党員になる第一の条件は共産党に対する絶対的な服従である。

むろん、今となって、共産党員はみんながマルクス・レーニン主義・毛沢東思想を信奉しているとは思わない。一説によると、毛沢東自身もマルクスの資本論を読んだことがないといわれている。共産主義のバイブルであるマルクスの論説は党員に対するマインドコントロールの道具と化しているが、ほとんどの共産党員はそれを読んだことがない。

冷静に中国社会を考察すればわかることだが、中国人の国民性はもっとも資本主義的である。なぜならば、中国人は競争が好きで、平等主義が一番嫌いであるからである。たとえば、中国人は同窓会で集まると、まずお互いにどれぐらいの広さのマンションに住んでいるのか、どういう車に乗っているのか、子供は海外へ留学しているかどうか、尋ねあう。日本社会と比べて、中国社会は数倍ないし数十倍も競争社会になっている。ブラックジョークのような話だが、もっとも社会主義・共産主義に適さない中国は社会主義の道を歩んでいる。それは成功するはずもない。

こうしたなかで、中国人は社会競争のなかで人に勝つために、共産党に入党して共産党員になろうとする。それは共産主義の理念を信奉するよりも、ほかの人よりも権力を持ち、豊かな生活ができるようにするためである。

毛沢東の統治は経済が想像できないほど困窮していたが、27年間も続いた。なぜ毛沢東の暴政は毛が死ぬまで続けられたのだろうか。今、習近平主席は毛沢東を真似して、毛沢東の暴政以上の政治を行おうとしている。

習近平政権は禁欲主義を徹底できるのか

いかなる政治指導者にとっても、経済運営に失敗すれば、その統治体制がそろそろ終わりに近づくとみたほうがよかろう。毛沢東時代の中国経済は数千万人が大飢饉で餓死したにもかかわらず、農民一揆が起きなくて、その暴政は毛が死去するまで続いた。毛沢東政治の重要な柱の一つは禁欲主義を徹底したことである。毛は倹約が美徳であるという中国古典文化の教えを利用して、生活が困窮してたいへん困っていた人民に禁欲を徹底的に求めた。むろん、毛自身は欲望のままの生活を送っていた。

毛沢東の主治医だった人やシェフだった人の回顧録を読むかぎり、毛沢東の生活は皇帝以上のものだった。毛は人民に貧しい生活を強いる一方、自分は贅沢三昧な生活を送っていた。

経済運営に失敗することは政治にとって深刻なリスクのはずだが、毛は禁欲主義の徹底を求めることでそのリスクを見事に管理することができた。

習近平主席も毛に倣って、禁欲主義の徹底を求めようとしている。これまでの11年間、中国経済はみるみるうちに減速している。経済の基本はパイを大きくするという経済成長を図ると同時に、パイを公平に切り分ける分配制度の構築である。習近平政権になってから、中国経済は下り坂を辿っている。富の分配について共同富裕のプロパガンダを呼び掛けたが、それも成功していない。

贅沢三昧な生活に慣れていた共産党幹部は再び倹約の生活に慣れるのだろうか。明らかに不可能である。共産党幹部が理想とする腐敗生活を実現できなければ、共産党員になる意味がなくなる。これこそ共産党にとってもっとも深刻なリスクである。

習近平政権はかつて毛沢東時代と同じように、習近平主席への個人崇拝を煽っている。習近平理論やら習近平思想やら、さまざまな「政策」を持って習近平主席の神格化を煽っている。しかし、贅沢な生活を味わっていた共産党幹部は苦しい生活を強いられる指導者に心から崇拝するとは思わない。それ以外の大多数の人民はどんなプロパガンダをいわれようが、政治指導者に崇拝することはない。なによりも、毛沢東時代と比べ、今の中国社会はいくら情報を統制しても、不完全なものになる。共産党にとって都合の悪い情報が絶えず流れ込む状況下で人々を洗脳しようとしても、効果は限定的である。

習近平主席にとって中国社会が混乱するのを避けるために、一番賢明な選択は改革・開放の路線に戻ることである。さもなければ、中国政治、社会、経済のいずれもハードランディングする可能性が高くなる。そうなれば、これまで経験したことのない悲劇になってしまう。

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