10/7The Gateway Pundit<MUST WATCH: Elon Musk to Tucker Carlson: “If Trump Loses, I’m F*cked… How Long Do You Think My Prison Sentence Is Going to Be?”= 必見:イーロン・マスクがタッカー・カールソンに「トランプが負けたら、俺はクソだ…俺の刑期はどれくらいになると思う?」>
グローバリストが牛耳る世界に敢然と挑戦していく男、トランプとマスク。11/5はトランプと共和党が勝利し、トリプル・レッドになって、法律改正や厳正な法執行(選挙の身元確認、聖域都市廃止、不正選挙加担者への厳罰、1/6の陰謀暴露)を推し進めてほしい。
イーロン・マスク氏は、ペンシルベニア州バトラーでトランプ氏を支持すると公言した後、タッカー・カールソン氏とのインタビューに応じた。
クレジット: エヴァン・ヴッチ/AP
イーロン・マスクとタッカーは次のように議論した。
- イーロン・マスクがドナルド・トランプに全力で取り組んでいる理由
- イーロン・マスクがハリケーン・ヘレンの被災者にスターリンクを提供する方法
- マスク氏、トランプ氏が負ければこれが最後の選挙になる
- エプスタインとディディの顧客リスト
- ワクチン
- 犯罪の非犯罪化運動
- ギャビン・ニューサムによる憲法修正第1条への攻撃
- ヨーロッパの出生率低下
- 宗教が必要だ
- なぜこれほど反人間的なメッセージが多いのか?
- AIと目覚めた心のウイルス
- トランプ政権におけるマスク氏の役割
「もしトランプが負けたら、私はクソだ。私の刑期はどれくらいになると思う?」とイーロン・マスク氏は笑いながら語った。「子供たちに会えるか?分からない。」
イーロン・マスク氏は続けた。「そして私はカマラをひっきりなしに貶してきた…そう、私はそれをカマラの操り人形と呼んでいる。そう、カマラの操り人形が表す機械だ。」
https://x.com/i/status/1843384771692646627
インタビュー全文はこちらをご覧ください:
https://x.com/i/status/1843375397024485778
https://www.thegatewaypundit.com/2024/10/must-watch-elon-musk-joins-tucker-carlson/
10/7Rasmussen Reports<Generic Congressional Ballot GOP Still Leads on Generic Congressional Ballot: Sponsored by Miranda Devine’s LAPTOP FROM HELL: Hunter Biden, Big Tech, and the Dirty Secrets the President Tried to Hide=下院投票:共和党は依然として下院投票でリード:ミランダ・ディバイン氏の地獄のノートパソコン:ハンター・バイデン、ビッグテック、そして大統領が隠そうとした汚い秘密>
選挙日まで1カ月を切った現在、共和党は下院でのわずかな多数派維持をめぐる戦いで2ポイントのリードを保っている。
ラスムセン・レポートの最新の全国電話およびオンライン調査によると、議会選挙が今日行われた場合、米国の有権者の 47% が共和党候補に投票し、45% が民主党に投票するとのことです。他の候補に投票すると答えたのはわずか 3% で、残りの 5% は不明です。
https://x.com/i/status/1843382380738031625
10/8阿波羅新聞網<中共扩大教师出境限制 上缴护照不可接触“外国敌对势力”= 中共は「外国の敵対勢力」との接触を防ぐため教員の出国制限を拡大、パスポート返納>FTの報道によると、近年、中国は社会的統制を強化するために出国規制を強化し続けており、昨年はパスポートの返納を求められる対象が中堅・高級職員に限定されなくなり、学校、地方自治体、国営企業の一般職員も対象になったと報じた。一部の地方教育局は教師に対し、海外に行ったら「外国の敵対勢力」と接触しないよう注意を喚起した。
是非一般中国人の日本への渡航も禁止してほしい。反日教育している完全な敵国です。
https://www.aboluowang.com/2024/1008/2112217.html
10/8阿波羅新聞網<凶多吉少!大清洗标志性事件 胡锦涛提拔的他下属遭一窝端=凶が多く、吉は少い!大粛清の画期的な出来事、胡錦濤が昇進させた部下は多大な苦難に見舞われる>中共導者習近平の腹心である王小洪が公安部を引き継いだ後、残酷な粛清が実行され、公安当局の多くの高官が解任され、前公安部長で国家レベルの高官の趙克志も同様に粛清される可能性が高いと一部のアナリストは考えている。
習近平の腹心である王小洪が公安部を引き継いだ後、2022年1月に公安部の粛清という画期的な出来事があった。中共公安部は特別チームの設立を発表し、孫力軍の政治集団を徹底的に捜査した。このチームは当時公安部の党書記だった王小洪が率いていたが、公安部長の趙克志は除外されていた。
独立評論家の蔡慎坤は最近、自身のメディア番組で、趙克志が公安部長時代に孫力軍と緊密な関係にあったと分析しており、習近平が王小洪に趙克志の粛清を指示する可能性が高まっている。
蔡慎坤は、趙克志は早くに胡錦濤の抜擢の恩恵を受け、その後は栗戦書から支援を受けたと述べたが、王小洪が公安部を担当して以来、趙克志の公安部の元の部下はほとんどいない。趙克志の容疑については、機密文書の私的所持に関する噂がある。
叩けば埃の出ない中国人はいない。
https://www.aboluowang.com/2024/1008/2112328.html
10/8阿波羅新聞網<伊朗王朝流亡王子发表将变革宣言!携手以色列?=亡命イラン王朝王子が変革宣言を発表!イスラエルと手を組むのか?>イランのパーレビ王朝の亡命王子は、イランが変わろうとしているとの宣言を出し、イスラム教徒の手からイランを取り戻すと誓った。予想通り、イランの「海外敵対勢力」はイスラエルと交渉し、イスラエルはイランの悪者を完全に排除し、問題を根本から解決する準備をしているはずである。
そううまくいくかどうか・・・。悪の枢軸がついている。
https://twitter.com/i/status/1843359252276228329
https://www.aboluowang.com/2024/1008/2112464.html
何清漣 @HeQinglian 10時間
下を見て。
引用
zhu yunhua @ZhuYunhua 21h
返信先:@HeQinglian
テイラー・スウィフトやオプラのような著名人や、多くの共和党指導者や多くの元スタッフが公然と民主党支持に寝返り、トランプ大統領が国と民主主義に脅威を齎すと認識しているのをうれしく思う。トランプファンの皆さん、目を覚ませ、あなた方は適任でない人を信頼し、利用されているだけである。愛国者は有罪判決を受けた重罪者の成功を許さない。
何清漣 @HeQinglian 10時間
左翼は現在悪名が高く、多くの人達は自分を「右翼」や「極右翼」と呼び始めている👇 34 件の重大犯罪が司法の操作によって引き起こされた政治的迫害であることが理解できない場合、右とは何か説明しても、法の支配が何なのかさえ理解できない。
最近ここには「極右」の人たちが何人か来ている。
引用
マイケル @MichaelHXHX 16h
返信先:@HeQinglian
そのとおり、キリスト教は34件の重罪犯、試験のカンニング犯、強姦犯、妻が妊娠中、娼婦を招き入れる犯罪者を支援すべきだ! 🐶🐶🐶
これがキリスト教の本当の教えである!
何清漣 @HeQinglian 9時間
超太った黒人トランスジェンダーのモデルが米国の女性用下着の広報官になって以降、米国の企業はDEIの政治的流行に悩まされてきたが、現在この病気の治療を始めている。
トヨタは、DEIの政策、その取り組みを中止する企業の趨勢に追随。
米国ブランドに対する DEI 政策の悪影響が増大していることを考慮して、ここ数カ月でロウズ、モルソン・クアーズ、ジョン・ディアも止めた。
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何清漣が再投稿
猫おじさんが物語を語る @wakeup_arrow 13h
ツイッター中国語サークル
最も人気なトラフィックはデマである。
最も労力を節約できる識別はラベルである。
最も希少価値のあるコンテンツはオリジナルである。
最も一般的な操作は盗作である。
最も信頼できる情報源は友人である。
最も広く使われる素材は画像修正である。
最も良く見られるゲームは自殺である。
最も痺れる続きは復活である。
最も誠実な訴えは寄付を募ることである。
最も魅力的なメリットは詐欺である。
最も混雑した道は投稿である。
最も勤勉な業界は仲介業者である。
最も正直な経歴は政治庇護である。
共産主義と戦う最も現実的な方法は、一緒に夕食を食べることである。
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何清漣 @HeQinglian 9時間
オバマの政界入りを導いたビル・エアーズ(Bill Ayers)という人物について知っておくべきである。彼は 1968 年生まれで、多くのテロ活動の創始者であり、長年米国の大学で教えてきた。彼の長年にわたる講義のテーマは、米帝国主義をいかにして墓場に送るかということだった。
彼は実現できなかったが、彼の学生たちは実現した。
私の記事を参照してください:米国文化革命/BLMの背後にあるマルクス主義の亡霊
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引用
イレーヌ・ユウ @ElaineYuMuMu 18h
私が奇妙に感じるのは、彼らが米国民に対する敵意と軽蔑を隠しておらず、自分たちは米国民の敵であると公言し、米国民を傷つけ、踏みにじる行為を露骨に行っており、選挙が近づいているときに、米国民の間で不満と怒りが高まっているのを顧みることもない。彼らは傲慢だからか、愚かだからなのか?それとも権力掌握は成功し、すべてが確実になったのだろうか?誰かアイデアを提供できますか? x.com/elaineyumumu/s…
何清漣 @HeQinglian 9時間
この雑誌は、経済分析の記事がますます少なくなり、左翼の政治論文をますます多く掲載するようになったので、名前を変更すべきである。
引用
政治世論調査:@PpollingNumbers:22h
#新しい EC 予測モデル – Economist
🔵ハリス274🎖️
🔴トランプ 264
何清漣 @HeQinglian 1時間
私の調査によると、選挙後も米中関係が急変することはなく、中国製品に60%を超える関税を課すことは難しいかもしれない。
9/18、キャンベルはさらに「米中競争を支配する分野はテクノロジーだ」と明言し、米中競争に対する革新的位置付けが冷戦時代とは全く異なるものであり、バイデンの対ロ衝突とも異なることを示した。
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何清漣 @HeQinglian 2時間
歴史上の戦争と比較すると、ロシア・ウクライナ戦争の結末は、双方の当初の「戦略シナリオ」を完全に超え、3か月後には「石を探って川を渡る」状態となった。
いくつかの予期せぬ要因:
- ドローンの大量使用(双方)。
- ロシアの第二次世界大戦の古い兵器 (およびいくつかの新しい兵器) VS NATO の最先端兵器。
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引用
Eason Mao☢ @KELMAND1 16h
ウクライナ情報筋に基づく報道によると、ウクライナ軍は重火器、装備、防空において多大な不足を抱えているため、2025年には攻撃を継続できなくなる可能性が高い。
ウグレダルの喪失により、マリウポリ方向への攻撃の理論上の機会さえなくなった。ウクライナは最も重要な防衛拠点の一つを失い、ロシアは兵力や装備の移送を含む兵站機動の機会が増えた。
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何清漣 @HeQinglian 1時間
マスクは大事を成し遂げることができる。
彼はお金を稼ぐことができるが、決してお金の奴隷にはならない。
彼は金の使い方が上手で、民主党の献金者たちよりも賢い。同氏はツイッター社の買収に数億ドルを投じたとき、すでに彼の「戦略シナリオ」の中で、今回の選挙でツイッター社に役割を与えていた。彼の資金はスーパーアクション委員会に寄付され、選挙の監視に使用される可能性が最も高い。
この種の天才は世界に二人といない。ビル・ゲイツはお金を稼ぐことができるが、お金の使い方が間違っており、彼の背後には悪い評判がある。
何清漣 @HeQinglian 1時間
ある件について、もっとオープンかつ透明に話ししよう。
2014年以降の最大の変化は、実際、ロシアと中国が接近し(プーチン大統領はそれを理解した)、中国と米国が対立していること(2019年、中米貿易戦争の範囲はますます広がっている)である。実際には地政学的プレートが動いた。
西側の考えは正しい:中国の支援がなければ、ロシアは経済制裁を乗り切ることはできないだろう。第二に、ロシアがGDP13位から9位に浮上することは不可能だろう。
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引用
Eason Mao☢ @KELMAND1 1h
返信先:@HeQinglian
非対称戦争の考え方をもって対称戦争を戦うことは当然不可能である・・・。
福島氏の記事で、「温家宝は庶民的イメージがあるが腹黒い」と余傑が言ったとありますが、共産主義体制で性格が良くて、上に昇りつめられる訳がない。周恩来だって毛沢東の暴走を止めず、No.2の地位を守っていた。
習と温が卓の隣同士になったのは、いろいろ解釈できるでしょうが、習が温に経済のアドバイスを受けるためというのはないような気がします。今の中国の総債務が大きすぎて、どんなアドバイスを受けても効果がないと思われるから。まあ、習が長老とも仲良くやっている所を国民に見せたかったのでは。
記事
中国の建国75年行事で演説する習近平国家主席(写真:AP/アフロ)
10月1日の中国・国慶節を祝う前夜の晩餐会で、習近平国家主席が温家宝前首相と談笑していたことが憶測を呼んでいる。温家宝氏は習近平路線と真っ向から対立しているとみられている。折しも、中国は大規模な景気刺激策を発表している。手詰まりの習近平氏が「犬猿の仲」とされる温家宝氏にアドバイスを請うたのか。それとも…。
(福島 香織:ジャーナリスト)
10月1日は中国の75回目の建国記念日・国慶節だった。その前日夜に例年通り、共産党の宴会が行われた。この時、チャイナウォッチャーの間で話題になったのは、習近平の傍らに温家宝が座り、談笑していた様子が、新華社など中央メディアで配信されたことだった。
温家宝は胡錦涛政権時代の首相であり、開明派官僚政治家、共産主義青年団派(団派)の長老。教師だった父親が文化大革命時代に迫害され、しばしば文革批判を公然とし、経済改革だけでなく政治体制改革も行い、党内民主を進めるべきだといった立場も隠していない。こうした立場は、鄧小平路線を逆走し、毛沢東的個人独裁方向に走る習近平と真っ向から対立していると思われ、長らく習近平と温家宝は犬猿の仲だと言われてきた。実際、党内関係者にはそう語る人が多い。
そんな温家宝が習近平の隣に座り、談笑していた。過去のこうしたイベントで温家宝が座っていた席は本来、序列2位の国家副主席か首相が座る席だ。何か党内で大きな変化が起きたのか? 習近平と温家宝が突如仲直りしたのか? 習近平の性格や思想が突如転向したのか?
建国75周年招待会の宴会は9月30日、北京の人民大会堂で行われた。CCTVのニュース映像をみると、29日に行われた建国75周年記念音楽会で欠席していた李瑞環、温家宝、呉官正、李嵐清らが30日の招待会にはそろって出席。しかも温家宝と李瑞環が習近平の左右両脇に座っていた。同じメーンテーブルに座っている顔ぶれをみると、賈慶林、張徳江、兪正声、栗戦書、汪洋、曽慶紅、李長春、賀国強、劉雲山、王岐山、張高麗…と長老たちがずらり。
以前なら、メーンテーブルは現役の政治局常務委員と首相、副首相が座っていたが今回は長老たちが座った。
また、これまでの建国記念日の招待会では、首相が議長を務め記念演説を行ってきたが、今回は習近平が議長で演説も行った。李強首相や蔡奇政治局常務委員ら習近平の側近たちはまったく存在感を示していなかった。
こうした状況についてチャイナウォッチャーたちが様々な想像力を羽ばたかせた。
株価爆上げの大規模な景気刺激策と関係?
この席順は習近平の要望なのか? こうした公式の宴席の席順は、気まぐれなどで決めるものではなく、重要な政治的メッセージや意義が含まれているはず。ならば、どんなメッセージが含まれているのか。
折しも9月に打ち出された大規模景気刺激策と結びつける人もいた。
9月26日、習近平が急に招集した党中央政治局会議で、経済問題に関する討議が行われたとき、「目下の経済運行上、新たな状況と問題がある」という厳しい認識を示し、大規模な金融緩和と地方財政支援、消費刺激策を支持する方針が打ち出された。
国慶節前夜の晩餐会で、温家宝前首相(右)と談笑する習近平国家主席(写真:AP/アフロ)
具体的には、人民銀行総裁の潘功勝ら金融・銀行管理当局トップが9月24日の記者会見で述べたように預金準備率や政策金利の引き下げ、金融市場の流動資金1兆元の供給、既存住宅ローンの金利引き下げ、頭金比率の引き下げ、金融機関の資金調達力と株式保有力強化のためのスワップ執行ファシリティ創設など政策ツールの新設。
さらに25日に国務院が発表した雇用政策12条。消費刺激、地方債務問題のための特別国債2兆元分の年内発行などが含まれる。
この大規模景気刺激政策パッケージの発表は、折からの米金利引き下げや日本の石破自民党総裁ショックによる東京市場の株価暴落と相まって、外国のヘッジファンドが中国株式市場に一気に流入するきっかけとなった。
9月23日から27日の上海株式指数は700ポイント急騰し2008年11月以来の週当たりの上昇率を記録。これが本当の意味で中国経済回復軌道の始まりという見方には懐疑的な意見が多いが、少なくとも、これまでの習近平では考えられない、思い切った政策の打ち出し方だと注目を浴びた。
習近平は三中全会前に、社会科学院経済研究所副所長の朱恒鵬ら中国の経済ブレーンを粛清しており、その理由は彼らが習近平の経済政策に苦言を呈したことだとささやかれていた。朱恒鵬は今年5月以降、その消息が途絶え、いつの間にか経済研究所の名簿から名前が消えている。経済研究所の幹部もかなり入れ替えられたらしい。
聞くところによると、党中央の御用エコノミストたちはいくつも景気刺激策を習近平に献策したが、三中全会の決定文にはほとんど反映されなかった。その後、朱恒鵬の粛清が明らかになり、習近平は経済回復政策を放棄している、資本主義経済、市場経済と決別するつもりだ、などとささやかれていた。
そういう噂がたったところで、この大規模景気刺激策が打ち出されたので、習近平の心境になにか変化があったのではないか、という観測が流れた。
長老たちとの「和解」を演出?
たとえば長老と官僚たちが一緒になって習近平に政策の転換を迫り、習近平が政策の失敗を認めて妥協したのではないか。この景気刺激策は、リーマンショック時に首相を経験した温家宝のアイデアで、習近平が譲歩して温家宝に頼ったから、温家宝はご機嫌で建国記念日の宴会で習近平と談笑していたのではないか、というわけだ。
あるいは、習近平自身が、長老との和解を演出しようと、建国記念の宴席のメーンテーブルに長老を集めたのではないか、という見方もあった。今年8月の北戴河会議中には、習近平と長老の対立に関する「デマ」が盛大に流れていた。温家宝が習近平の側近の蔡奇と李希を「文革時代に回帰しようとしている」と面罵した、とか、長老が習近平に政策について詰め寄って過ちを認めさせ、共青団派の実力派官僚、胡春華に実権を譲るように迫った、とか。
こうしたデマ・噂は中国国内のSNS内でも意図的に拡散された。それは人民の間で、習近平政権に対する不満の一つの表現方法だと見られていた。
それで習近平は、自分が人民から嫌われているという危機感をもち、人民に対して、むしろ長老たちと対立していないのだ、長老たちは習近平を支持しているのだ、という団結アピールを演出しようとした。それが今回のメーンテーブルの席順、というわけだ。
実際のところ、温家宝も習近平から協力するように迫られると、言うことを聞かざるを得ない。相手は粛清の嵐を起こしている独裁者で、温家宝の後継者の李克強は不可思議な心臓発作で急死しているのだ。
温家宝らが本気で習近平と和解しているなら、きっと29日の音楽会にも出席していたはずなのに、そうしなかったのは、温家宝の方が、不承不承、習近平に協力せざるをえなかったのだ、という意見もあった。
「習近平vs温家宝の対立」は妄想か
温家宝は人民宰相のあだ名があるくらいには、庶民人気が高い。また誠実で比較的クリーンなイメージもあり、温家宝と仲良しのふりをすることは、習近平のイメージアップにもなるだろう。
李瑞環も現役のときは、庶民的言動や江沢民に対する率直な批判、果敢な改革姿勢のイメージがあった。2人に挟まれて習近平が座れば、習近平もなんとなく、庶民人気の改革派の率直なリーダーに見える? と計算したのかもしれない。
ちなみに共青団派の最長老の胡錦涛は今回の国慶節シーズン、公式行事に姿を現していない。おそらくは健康状態が理由であろう。江沢民元総書記、李克強元首相がすでに死亡した今、長老グループの中で温家宝は比較的若く、頭脳も明晰で、なおかつ庶民からの記憶も新しい人物だ。リーマンショックから中国経済を立て直した時の首相だった(実務指揮は王岐山がとったとしても)し、その存在感は小さくはない。
華人評論家の蔡慎坤がYouTubeで語っていたことが比較的、私の想像と近いのでちょっと紹介したい。
彼は「習近平が温家宝や李瑞環を自分の隣に座らせたのは、長老たちが自分たちを支持しているということをアピールすると同時に、習近平も温家宝たちの意見に同意しているのだと、というシグナルを発しているのではないか」という見方を示した。
一般に温家宝と習近平は犬猿の仲、と言われている。温家宝は首相を引退する全人代(全国人民代表大会)の場で「政治体制改革を行わなければ、これまで得た経済的成果を失うことになる」「文革の悲劇を繰り返すことになる」と語った。
この発言は当時、重慶で「唱紅打黒」といった文革再現キャンペーンを起こし、習近平政権の権力を奪おうと画策していた薄熙来に向けたものだとされるが、当時から温家宝は習近平こそが「文革脳」で危ういとみなしていた、という見方がある。だが、蔡慎坤に言わせると、習近平vs温家宝の対立というのは外国人の想像に過ぎない、という。
蔡慎坤によれば「温家宝は比較的温和な人柄で、首相在任中も派閥など作らなかった。家族の腐敗問題もおそらくは中央規律検査委から繰り返し調べられてクリーンと判断されているだろう。噂になっているような、温家宝と習近平の対立は、私は基本的に存在しないと思っている。温家宝の性格をいえば、本当の意味で勇気を出してアクションを起こすような胆力はない人物。だから習近平に対しても挑戦的なことはしない。」
「そんな温家宝の立場は、(政治改革を叫びながらも)大前提は体制の安定維持であり、その点で習近平に協力することはやぶさかではないはず。そして温家宝は首相になる前は実務経験豊かな優秀な官僚政治家だった。特に経済方面の経験は豊富だ。習近平政権は粛清のしすぎで、深刻な人材不足に陥っている状況で、4兆元財政出動という思い切った政策でリーマンショックを切り抜けた当時の首相の温家宝に習近平がアドバイスを請えば、喜んで協力するだろう」
温家宝は習近平の権威づけに利用された?
だから、習近平は、すでに引退して表舞台から遠ざかっていた温家宝を国慶節の宴会に引っ張り出した、というわけだ。これは必ずしも習近平が譲歩して温家宝の考え方に歩み寄ったり、改革路線回帰へと方向転換したりということを意味しない。むしろ、温家宝が習近平に大人しく利用され、習近平の権威を高めるのに協力する形になったのではないか。
温家宝の訴える「改革」と「習式改革」「中国式現代化改革」は全く逆方向のものであるが、そのイメージをだぶらせることで、党内外の官僚政治家、人民、あるいは国際社会の反発をなだめようとしているのだ。習近平自身の方向性が鄧小平路線逆走、毛沢東的個人独裁路線というのに変化はないと私は考える。
考えてみれば温家宝は胡耀邦・趙紫陽・江沢民の3代の総書記に中央弁公庁主任として仕えた人物で、胡耀邦も趙紫陽も失脚したのに連座せずに首相にまで上りつめた人物。習近平に仕えても不思議はないかもしれない。
亡命作家の余傑は、「温家宝は実は腹黒い」といい「影帝」(ハリウッドスター、影の帝王)とあだ名をつけていた。本心がどこにあるのかわからない演技派であり、影で影響力を持つ人物という意味だろうが、その庶民的な温和な親民宰相の素顔は意外に計算高くて要領がいいのかもしれない。
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