『米朝首脳会談でなぜ北朝鮮は無謀な要求をしたのか、元駐韓大使が解説』(3/2ダイヤモンドオンライン武藤正敏)、『決裂すべくして決裂した米朝首脳会談だが・・・日本は過度の対米依存から脱却して自立すべし』(3/1JBプレス渡部悦和)について

3/4阿波羅新聞網<金正恩慌了 两会期间似到访 定要见习近平 北京交管 中共另一大武器不久就失效 ——猪瘟肆虐猪肉价格持续走跌=金正恩は慌てる 両会の間に金は北京を訪問するかも 習と会うのでは 北京の交通は益々厳重 中共のもう一つの武器は失効した アフリカ豚コレラで豚肉価格は低下を続ける>先日の情報では金は4日に北京を訪れると見られていた。評論家は「もしそれが本当なら、金の三代目の豚は如何に慌てているのか、必ずや習と会うだろう」と。米中貿易戦にあって、ロシアから齎されたアフリカ豚コレラが各省に蔓延、新疆・チベット・海南省だけまだ出ていない状況である。両会前に豚肉価格は下がり続けてきた。中国経済は下向き、消費も低迷している。Foxconnの鄭州工場の待遇は下がり続け、給与はダウン、福利も削られている。米国メデイアの評論によれば「数字の示すところによれば、中国人の海外自由旅行客が増えるに従い、中共が数に付け込んだ横暴を働くのは益々難しくなってきた」と。

台湾・中央社は北京市の交通管理部門の通知を引用して「4日早朝から午前まで天安門前の長安街及び空港までの高速道路に交通規制をかけた。これは金が北京訪問することの可能性を表している」と分析。

https://www.aboluowang.com/2019/0303/1254700.html

3/4阿波羅新聞網<金正恩专列不经北京见习 直奔最短路线返国=金正恩の専用列車は北京で習に会わずに通過 最短で北朝鮮に帰国>元々は北京に寄って、習に報告すると外界は見ていた。北朝鮮外務省の相李吉次官が2/28急遽北京まで飛んで報告したのは金が訪問するための露払いと思われていた。しかし列車は広西省南寧を通り、北上して長沙に向かっている。広州には向かわず、来た時と同じルートである。ベトナムから北朝鮮までは3800Km、時間にして60時間である。もし北京に寄らなければ3/5早朝には中朝国境に着く。中朝友誼橋の遠くから列車が見えるかもしれない。丹東市の中聯ホテルは3/2~5までは予約を受け付けていない。

まあ、金正恩は失意のどん底にいて誰とも会いたくないのでは。この誤判断の基になった人間への処刑と国民への嘘の発表の仕方を考えていると思います。

https://www.aboluowang.com/2019/0304/1254704.html

金正恩が北京に寄って習と会うかどうかは見方が二つに分かれるという事です。3/5は全人代ですから(3/3政治協商会議)、その日に会うのは難しいかと。3/4に会うにはルートが違っているのでは。

3/4阿波羅新聞網<上诉胜利 加州法庭判旧金山侨社须把中华民国国旗挂回=上訴して勝利 カリフォルニア州の裁判でサンフランシスコ華僑社団は中華民国国旗掲揚が再度できるようになった>2013年、社団が月例会議を開いたときに左派(中共の手先では)から中華民国国旗を掲揚しないよう緊急動議を出して通過させてしまった。それに不満を持った人たちが、社団を相手取り訴訟へ。3年前にカリフォルニア高裁は規約違反の手続きで決議した国旗取り外しは無効の判決を出し、左派が上訴していた。2/25に高裁判決を支持して最終判決として確定した。

日本の光華寮事件の最高裁判決とは違いますね。日本の司法は司法試験のせいか左翼・リベラルが多いし、中共に阿った判決だったような気がします。下級審の判断を引っ繰り返したわけですから。

https://www.aboluowang.com/2019/0304/1254712.html

3/1FNN<「独裁打倒」呼びかける声明 金正男氏の息子を保護した団体>米国が裏で動いているかもしれません。金漢率をかくまっているのは米国との噂ですから。

https://www.fnn.jp/posts/00413143CX

3/2niftyニュース(産経ニュースから)<台湾の蔡英文総統が日本に安保対話要請 外交関係がないも安倍晋三首相の指導力に期待>米日台で良く示し合わせて結果を発表したのでは。ビジネスの世界でもトップの発言が“希望”で終わる筈がありません。水面下で実務者が擦り合わせたと思います。日本も真剣に国防を考え、台湾を中国に取られたら日本の独立は危殆に瀕することをイメージしなければ。日本一国で安全を守れる時代ではありませんし、台湾もそう。「外国の安全は日本と関係ない」と思っている人は視野狭窄です。

https://news.nifty.com/article/world/china/12274-206953/

3/3時事通信<核兵器ある限り「未来ない」=米朝首脳会談は「生産的」-トランプ大統領>

https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E6%A0%B8%E5%85%B5%E5%99%A8%E3%81%82%E3%82%8B%E9%99%90%E3%82%8A%E3%80%8C%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%8D%EF%BC%9D%E7%B1%B3%E6%9C%9D%E9%A6%96%E8%84%B3%E4%BC%9A%E8%AB%87%E3%81%AF%E3%80%8C%E7%94%9F%E7%94%A3%E7%9A%84%E3%80%8D%EF%BC%8D%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98/ar-BBUiFop

武藤氏の記事では、如何に金正恩が米国の出方を読み間違えたかです。習近平の誤判断にも似て米国というかトランプを見くびり過ぎたのでは。穿った見方をすれば、トランプが金を嵌めたのかもしれません。世界に恥をさらさせた訳です。ポンペオとボルトンという対北強硬派を同席させたのは金が米国の要求通りに行動しなければ破談させる覚悟だったのでは。コーエン証言が金正恩の増長を招き、狙い通りの展開となったのでは。別に米朝交渉が決裂してもトランプにとって失点とはならないでしょう。あくまでCVIDを認めない北が悪いと言えば良いので。日本も席を立つ交渉術を学ばないと。「何としても合意を」と上から圧力がかかれば相手から足元を見られます。

渡部氏の記事では、やはり中華、小中華と言うのは嘘つき民族ということが分かります。中国は貿易戦争で、知財を盗まないし、政府は関与していないと主張していますが、共産党が指導してやらせているではないですか。合弁企業には中国の有利になる事を強制してきます。中共の常套手段です。中国人は平気で嘘がつけないと生きていけない民族です。小中華は中国人をもっとセコクした民族です。慰安婦問題は中共→北朝鮮→韓国+朝日新聞の流れで捏造された問題です。朝鮮民族は事大主義ですから今は中国に付いていますが、米国が本当に攻撃する態勢を採れば、中国から寝返り米国に付くかもしれません。第1回米朝首脳会談も米国が攻撃姿勢を取ったから金から頼んで会談して貰ったわけでしょう。渡部氏も北朝鮮攻撃についてトランプの軽挙を戒めていますが、もしそうなった場合の日本の守りについてと、日本の核政策についても触れてほしかったです。

武藤記事

写真:ユニフォトプレス

ベトナムの首都ハノイで行われたトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の2度目の首脳会談は、事実上の物別れに終わった。その原因は、金委員長が無謀ともいえる要求を突きつけたからだ。なぜ、そんなことになったのか、元在韓国特命全権大使の武藤正敏氏に解説してもらった。

首脳会談開催に至った朝の国内事情

トランプ大統領にとって、2月27日から開かれた2回目の米朝首脳会談は、いわゆる「ロシア疑惑」をめぐるモラー特別検察官の報告書から目をそらすことを狙って開催されたといわれている。このためトランプ大統領は、多少の譲歩をしても合意をまとめたかったはずだ。

他方、米国では、議会下院がトランプ大統領の腹心で顧問弁護士だったコーエン被告の公聴会をあえて27日にセットし、トランプ大統領が米朝首脳会談を外交的成果としようとしていることを牽制していた。そのため弱腰で合意するよりも、それを蹴ってでも帰国した方が得策と考えたとの見方がある。

公聴会でコーエン被告は、トランプ大統領が内部告発サイト「ウィキリークス」による民主党のメール暴露計画を事前に把握していたと説明した。メールは、ロシアが選挙介入のためサイバー攻撃で盗んだとされているものだ。しかも、トランプ大統領の長男がロシアの弁護士と会う予定になっていたという話も出ており、これが事実であればロシア疑惑は重大局面を迎える。

さらに、不倫問題をめぐっても、コーエン被告が女性に口止め料を払った後、トランプ大統領が分割払いで返したとされている。こうした国内の政治情勢に鑑み、トランプ大統領は譲歩を重ねてでも合意を得て、成果を“誇張”しようとするのではないかと見られていたのだ。

一方、北朝鮮は、国連による経済制裁によって、軍や側近などの忠誠を確かなものにするためのいわゆる「統治資金」が枯渇しているといわれている。実体経済は、闇市場の拡大で落ち込んでいないようだが、アジアプレスが調査したところによれば、昨年11月から北部の広範な地域で電力供給がほぼストップするなど経済制裁が効いており、なんとしてでも制裁の全面解除を勝ち取らなければならなかったのだ。

こうした両国の事情を背景に、2回目の首脳会談が開かれたわけだが、結果は決裂。では、どういう経緯で決裂したのか見ていくことにしよう。

トランプ大統領の飲めない要求を突きつけ会談は決裂

合意文書の大枠はあったにもかかわらず、最終的に署名に至らなかったのは、両首脳に判断が託された最後の重要な部分で合意できなかったためだ。

トランプ大統領は、会談の内容は生産的であったと評価し、今後のさらなる会談の可能性について否定していない。しかし、予定していた昼食会はキャンセルされ、次回の会談についても見通しを語らなかった。そして記者会見を早め、急いで帰国の途についた。これは、交渉が膠着状態に陥ったことを意味するもので、会談結果に不満だったことの証左だろう。

トランプ大統領の会見によれば、北朝鮮は制裁の完全な解除を要求する一方、非核化については寧辺の核施設の廃棄以外の譲歩には応じなかったもよう。これではいくら「前のめり」なトランプ大統領でも譲歩はできるはずがない。北朝鮮の非核化はあきらめざるを得ず、米国内で「トランプ大統領は交渉に失敗した」とのレッテルを貼られてしまうからだ。

このような米国が決して飲めない要求を、なぜ金委員長が突きつけたのだろうか。

そもそも金委員長は、米朝の高官・実務者会合に乗り気ではなかった。しきりにトランプ大統領に親書を送って首脳会談の開催を求め、首脳会談で決着させようとしてきたのだ。背景には、昨年6月に開催された1回目の首脳会談がある。

米国は1回目の首脳会談の事前協議の段階で、まず非核化を先行させなければならず、そのための具体的な措置を北朝鮮に求めた。もしそこまで至らない場合でも、少なくとも「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」という原則は確認する方針だった。

ところがトランプ大統領は、抵抗する北朝鮮側に妥協し、曖昧な内容の共同宣言を出してしまった。そのため北朝鮮は、会談直後から「米国は段階的非核化を受け入れた」と主張、「非核化なくして見返りなし」という原則には応じず、終戦宣言や制裁の緩和といった見返りを要求するようになった。

当然のことながら、こうした北朝鮮の行動は、核施設の申告などを要求する米国側の主張とは相いれなかった。そのため北朝鮮は実務協議に見切りをつけ、首脳会談で打開を図る道を選んだのだ。

首脳会談では、開催を決定する前に実務者会談で双方の立場を見定めるのが通常である。しかし、今回はこうしたプロセスが完全に省かれた。というのも、韓国の文在寅大統領が北朝鮮の非核化の意思を伝えていたことに加え、金委員長の親書という誘惑にトランプ大統領が負けてしまったからだ。開催を決定してから実務者協議を急ぎ、最終的な合意ができたといわれている。

恐らくこの合意の重要な部分については、いくつかの選択肢を入れたものであったのだろう。それらをめぐって、激しいやり取りが行われたと見られる。にもかかわらず、北朝鮮が想像外の過大な要求を突きつけてきたため仕切り直しとせざるを得なかったのだ。

トランプ大統領の窮地を見て一気に勝負に出たものの見誤る

北朝鮮は喉から手が出るほど外貨がほしいはずなのに、なぜ現実的な妥協をしなかったのか。今回は適当なところで合意し、米国の譲歩を引き出すべく、次の首脳会談に懸けるという手があったにもかかわらずだ。

交渉は続けるというものの、首脳会談で合意できなかったものを、実務者で調整するのは難しい。それでも北朝鮮が無謀な要求を突きつけたのは、米国の国内事情を見て今回の首脳会談に懸けた可能性がある。トランプ大統領のロシア疑惑をはじめとするスキャンダルが今後一層深刻化すれば、トランプ大統領が譲歩しづらくなると見て、一気に勝負に出たということだ。

それにしては、差し出す見返りが寧辺の廃棄だけというのではあまりにも小さすぎた。それだけで制裁を全面解除すれば、北朝鮮はそれ以上の非核化をしなくて済むことになる。要するに、「非核化には応じない」との意思が明確に表れている対応だ。

いずれにせよ、金委員長も米国の反応を見誤ったことは間違いない。首脳会談を終えてホテルへ戻る、車中の金委員長の顔は引きつっていた。3月1日未明、北朝鮮の李容浩外相が記者会見を行って、北朝鮮の要求は「一部の制裁解除だった」と釈明したが、会談のわずか8時間後にこうした会見をしなければならないほど、会談決裂の衝撃が大きかったということだろう。

トランプ大統領にしても、北朝鮮が非核化に対しこれほど強い抵抗を示すと考えていなかったのではないか。通訳だけを交えた1対1の会談に続いて、側近を交えた拡大会合でどのようなやり取りがあったかは明らかではないが、かなり激しいやり取りが繰り広げられたのは間違いない。それでも大きな溝を埋め埋めることはできなかった。

トランプ大統領が国内の政治情勢を重視するあまり、情報機関や北朝鮮との交渉経験者が警鐘を鳴らしていたにもかかわらず無視してきたことが、今回の結果につながったといえる。

こうなると、金委員長は習近平中国国家主席や、文在寅韓国大統領にすがっていかざるを得ない。ベトナムからの帰途、中国で首脳会談があれば注目だ。ただ、トランプ大統領が会見で言ったように、北朝鮮が直ちに核ミサイルの実験を再開して挑発するような行動に出ることはないと見られる。米国の攻撃を最も恐れているのは、金委員長だからだ。しかし、今後制裁がさらに強化されれば、どうなるかはわからない。

よほど追い詰められないと非核化は考えない

今回の交渉を通じて再確認できたことは、北朝鮮には非核化に誠実に取り組む姿勢が見られないということだ。

もともと北朝鮮政府は、夫婦間でも互いの反政府的な行動を密告させるなど、国民を一切信用していない。そのような国は、米国が体制を保証し経済協力を申し出ても、核を放棄すれば生き残れないと考えていても不思議ではない。北朝鮮が非核化するなどと期待感を持ってはいけないのだ。核放棄を促すためには、強い制裁によって「核保有のままでは出口がない」との現実を突きつける以外にない。

一部の人道支援の再開はいいとして、韓国の文大統領が提案した、南北の経済協力をテコに北朝鮮の譲歩を引き出すという考えは危険だ。韓国政府は、開城工業団地を再開しても労働者の賃金を労働者本人に直接支払えば制裁違反にならないとして、米国に南北事業の再開を認めるよう提案したというが、労働者に支払っても北朝鮮政府にピンハネされるだけで結果は同じだ。

加えて、工場稼働のための電力など、エネルギーの供給は制裁違反になる。北朝鮮に対する制裁を解除しなくても、韓国が制裁破りをする形になれば、世界各国、特に中国やロシアも堂々と制裁破りをすることになる。つまり南北交流事業の再開は、経済制裁の事実上の緩和なのだ。

終戦宣言にしても、在韓米軍の地位に影響を与えないということにはならない。終戦となれば、国連軍が駐留する根拠はなくなり、日本が国連軍に対して行っていた後方支援業務も終了することになる。そうなれば、在韓米軍の行動にも影響が及ぶことは必至だ。

韓国にとっても大きな痛手

今回の米朝会談の決裂は、韓国の文政権にとっても大きな痛手だ。南北の交流事業にめどをつけ、北朝鮮との関係促進を一気に進めようとするもくろみが崩れてしまったからだ。北朝鮮との融和を政権の最大の課題とする文政権にとっては予想外のことだろう。

文政権にとっては下降気味の支持率を上げる唯一の“カード”が北朝鮮との緊張緩和だった。だが、米朝会談決裂によって金委員長がソウルを訪問しても“うまみ”がないとなれば、相互訪問は実現しないかもしれない。そして政権浮揚の機会も失われることになる。

逆に、「米国との関係がうまくいかないときには南北関係に軸足を移す」というこれまでの北朝鮮の行動パターン通り、ソウル訪問が実現する可能がないわけでもないが、いずれにせよ文政権は、米国と北朝鮮との仲を取り持とうと一層必死に動いてくるだろう。

最後に、今回の米朝首脳会談で拉致問題を取り上げられたことは、日本側がこれまでトランプ大統領に拉致問題の重要性を訴えてきた成果といえる。ただ、金委員長がいつ日本との関係改善に乗り出してくるかは不透明だ。

米国との交渉再開のため、日本の役割を意識したときがいいきっかけとなるだろう。北朝鮮は、一筋縄ではいかない交渉相手だ。北朝鮮の意図をよく分析し、その機会をうまく活用していくかが重要である。

(元・在韓国特命全権大使 武藤正敏)

渡部記事

ベトナム・ハノイで行われた2回目の米朝首脳会談で、休憩中に散歩するドナルド・トランプ大統領(右)と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長(左、2019年2月28日撮影)。(c) Saul LOEB / AFP〔AFPBB News

2月27日・28日に米首脳会談が行われましたが、結果はドナルド・トランプ大統領が適切な決断を行ったと評価したいと思います。

首脳会談前には、トランプ大統領が成果を急ぐあまり、北朝鮮に過度の譲歩をするのではないかと多くの関係者が懸念を抱いていました。

しかし、トランプ大統領が金正恩労働党委員長の要求する「経済制裁の完全解除」を拒絶して、会談は破談となりました。

トランプ大統領は、合意に至らなかった理由について、次のように説明していますが、極めてまともな理由づけです。

「北朝鮮は制裁の完全な解除を求めたが、納得できない」

「北朝鮮は寧辺の核施設について非核化措置を打ち出したが、その施設だけでは十分ではない」

「国連との連携、ロシア、中国、その他の国々との関係もある。韓国も日本も非常に重要だ。我々が築いた信頼を壊したくない」

今回の結果を受けて一番失望しているのは金正恩委員長でしょう。彼は最小限の譲歩(寧辺の核施設について非核化措置、ミサイルの発射はしない)を提示し、最大限の成果(制裁の完全な解除)を求めすぎました。

金委員長は、トランプ大統領を甘く見過ぎて、理不尽な「経済制裁の完全解除」を要求したのは愚かな行為であり、世界の舞台で取り返しのつかない恥をかいてしまいました。

私は、今回の首脳会談の決裂は日本にとって最悪の状況が回避されて良かったと思います。一方で、朝鮮半島をめぐる環境は依然として予断を許しません。

朝鮮労働党機関紙・労働新聞は、首脳会談開始日である27日に「日本がやるべきことは、徹底した謝罪と賠償をすることだけだ」と非常に無礼な反日的な主張をしています。

また、韓国は朝鮮半島の諸問題の交渉から日本を廃除し、朝鮮半島に反日の南北連邦国家を目指しています。我が国は自らを取り巻く厳しい状況を深刻に認識することが大切です。

そして、過度に米国に依存する姿勢を改め、自らの問題は自らが解決していくという当たり前の独立国家になるために、国を挙げて全力で取り組む必要があります。

トランプ大統領の発言に多くが懸念表明

27日の首脳会談の滑り出しをみて、「非核化交渉ではなく、単なる政治ショーに終わるのではないか」と懸念する人は多かったと思います。

27日会談当初のトランプ大統領と金正恩労働党委員長の発言には危いものを感じました。

トランプ大統領は「1回目の首脳会談は大成功だった。今回も1回目と同等以上に素晴らしいものになることを期待している」と発言し、金委員長は、「誰もが歓迎する素晴らしい結果が得られる自信があるし、そのために最善を尽くす」と述べました。

しかし、トランプ政権内のスタッフを含めて多くの専門家は、「1回目の首脳会談は失敗だった」と認めていて、トランプ大統領の自己評価の高さが際立っていました。

また、金委員長が発言した「誰もが歓迎する素晴らしい結果」など存在しません。

例えば、日本が歓迎する素晴らしい結果とは、北朝鮮が即座に核ミサイル・化学生物兵器及びその関連施設を廃棄し、拉致問題が解決されることです。

金委員長が日本が歓迎するような結果をもたらすわけがありません。

北朝鮮は核ミサイルを放棄しない

まず金委員長が核ミサイルを放棄することはないことを再認識すべきです。

金委員長は、核ミサイルの保有が自らの体制を維持する最も有効な手段であると確信しています。北朝鮮にとって核ミサイルの保有は国家戦略の骨幹であり、それを放棄すると北朝鮮の戦略は崩壊すると思っています。

一部のメディアは、金委員長の年頭の辞を引用し、「北朝鮮は核開発と経済建設の並進路線から経済建設一本の路線に移行した」と報道していますが、それを信じることはできません。

北朝鮮は、あくまでも核開発と経済建設の並進路線を今後も追求していくと認識し、対処すべきなのです。

一方で、トランプ大統領が自国のインテリジェンスを重視しない姿勢は問題だと思います。

トランプ氏は、「北朝鮮は脅威でない」と発言しましたが、米国の情報関係者や第一線指揮官の認識は正反対です。

彼らは、北朝鮮の核は脅威であり、その非核化に疑問を表明しています。

例えば、米国のインテリジェンス・コミュニティを統括するダニエル・コーツ国家情報長官は1月29日、上院の公聴会で次のように指摘しています。

「北朝鮮は、核兵器やその生産能力を完全には放棄しないであろう。北朝鮮の指導者たちは、体制存続のために核兵器が重要だと認識しているからだ。北朝鮮では非核化とは矛盾する活動が観測されている」

また、米インド太平洋軍司令官フィリップ・デイビッドソン海軍大将は2月12日、上院軍事委員会で次のように指摘しています。

「北朝鮮が、すべての核兵器とその製造能力を放棄する可能性は低いと考えている。北朝鮮が現在も米国と国際社会に与えている脅威を警戒し続けなければいけない」

また、在韓米軍司令官ロバート・エイブラムス陸軍大将も、「米国、韓国、そして周辺地域の米国の同盟国は引き続き危険な状態にある」と警告しています。

彼らの脅威認識と「北朝鮮はもはや脅威でない」と発言するトランプ大統領との認識の差は大きいと言わざるを得ません。

25年間騙し続けてきた北朝鮮

北朝鮮は、核と弾道ミサイルの開発に関して、25年以上にわたって西側諸国を騙し続けてきました。北朝鮮は、核兵器の開発中止を約束しても、その合意をすべて反故にしてきました。

北朝鮮にとって核兵器と弾道ミサイルは、体制を維持していくために不可欠なものと認識しています。

北朝鮮と長年交渉してきた外交官によりますと、「北朝鮮と締結する合意文書に関しては一点の疑義もないように細心の注意を払わなければいけない。そうしないと、核放棄の約束は簡単に反故にされる」そうです。

2018年6月12日に実施された第1回米朝首脳会談の大きな問題点は、首脳会談までに両国で徹底的に詰めるべき核およびミサイル関連施設のリストや非核化のための具体的な工程表などを詰めていなかったことです。

第2回米朝首脳会談も同じ状況になっていました。米朝間においていまだに、「何をもって非核化というか」についてのコンセンサスができていないという驚くべき報道さえあります。

第2回の首脳会談も担当者間での調整不足は明らかでした。今回の会談では、金委員長が「制裁の完全な解除」という愚かな主張をしたために、米国からの譲歩は回避できたとも言えます。

北朝鮮は、今後とも「北朝鮮の非核化ではなく朝鮮半島の非核化」「段階的な非核化」を主張し続けていくことでしょう。

これらは、過去25年間の北朝鮮の常套句であり、米国などが騙されてきた主張です。

今後の米朝交渉では担当者レベルで徹底した議論と合意の形成に努力すべきです。それをしないで、首脳会談に任せるというのは避けるべきでしょう。

変化するトランプ政権の交渉姿勢

27日、記者団に「朝鮮半島の非核化を求める姿勢を後退させるのか」と問われると、トランプ氏は短く「ノー」とだけ答えました。

しかし、トランプ政権の北朝鮮に対する交渉姿勢はどんどん後退していました。かつては、「すべての選択肢はテーブルの上にある」「最大限の圧力」を合言葉にしていました。

北朝鮮に対しては、この「力を背景とした交渉しか効果がない」という経験則から判断して妥当な交渉姿勢でした。

ところが、この交渉姿勢はどんどん後退していきました。

2018年6月12日以前にトランプ政権が使用していた「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID: Complete Verifiable Irreversible Denuclearization)」というキャッチフレーズは死語になりました。

その後にCVIDを放棄し、CVIDの「完全と不可逆的」の部分を削除し、グレードを下げたFFVD(Final Fully Verified Denuclearization)という用語を昨年後半から使い始めました。

FFVDは「最終的かつ十分に検証された非核化」という意味ですが、このFFVDは昨年までは使われていましたが、第2回米朝首脳会談を前にしてあまり使われなくなっていました。

そして、トランプ大統領やマイク・ポンペイオ国務長官は、「米国民が安全であればよい、核実験や弾道ミサイルの発射がなければ、北朝鮮の非核化を急がない」とまで発言するようになりました。

米国の対北朝鮮対応の変化が結果として、金正恩委員長の「制裁の完全排除」という過剰な要求の原因になったのかもしれません。

北朝鮮への対処法では、韓国の金大中元大統領の太陽政策は有名です。この太陽政策の起源は、旅人の外套を脱がせるのに北風が有効か太陽が有効かをテーマとしたイソップ物語です。

金大中の太陽政策は北朝鮮には通用しませんでした。

トランプ政権の交渉姿勢の後退は、北風から太陽への変化と比喩する人がいますが、太陽政策の失敗は「北朝鮮との交渉においては太陽政策による融和は通用しない」ことを明示しています。

米国の北朝鮮への対応は、「すべての選択肢がテーブルの上にある」に戻るべきではないでしょうか。

トランプ大統領が主張していた「北朝鮮に対する最大限の圧力」は、2017年12月がピークでした。日本の軍事専門家の一部も「2017年12月、米軍の北朝鮮攻撃」説を唱えていました。

しかし、2018年に入りトランプ大統領は「北朝鮮に対する最大限の圧力という言葉を使いたくない」とまで発言するようになり、第1回の米朝首脳会談後の記者会見では「米韓共同訓練の中止や在韓米軍の撤退」にまで言及しました。

我が国の保守の一部には、「第2回米朝首脳会談で北朝鮮が非核化を確約しなければ、トランプ大統領は躊躇なく北朝鮮を攻撃する」と主張する人がいますが、どうでしょうか。

戦争を開始するためには大統領の強烈な意志と周到な軍事作戦準備が必要です。現在の米国には両方とも欠けています。トランプ大統領には、今後とも冷静な判断を継続してもらいたいと思います。

日本にとって厳しい状況は続く

第1回の米朝首脳会談では、「核を含む大量破壊兵器とミサイル開発に関する完全で正確なリストを提出すること」が米朝間で合意されましたが、北朝鮮はそれを実行しませんでした。

この北朝鮮の頑なな姿勢が今後も変わることはないでしょう。北朝鮮は、核ミサイルの全廃を拒否し、その大部分の温存を追求するでしょう。

トランプ大統領の「米国民が安全であればよい、核実験や弾道ミサイルの発射がなければ、北朝鮮の非核化を急がない」と発言することは、米国の国益を考えればむげに非難できません。まさに、アメリカ・ファーストの考えに則った主張です。

しかし、この米国中心の発想は、日本の国益に真っ向から対立します。

なぜなら、北朝鮮の核兵器や短距離・中距離弾道ミサイルは温存されることになり、日本にとっての脅威はなくなりません。

米国の国益は日本の国益とは違うという当たり前のことを再認識すべきです。トランプ大統領が日本のために特段のことをしてくれると期待する方が甘いのです。

結言

私は、安全保障を専門としていますが、重要なことは「最悪の事態を想定し、それに十分に備え対応すること」だと思っています。

今回の首脳会談の結末は、日本にとって厳しいもので、「北朝鮮の核兵器、弾道ミサイル、化学兵器、生物兵器が残ったままになり、拉致問題も解決しない」状態です。真剣に、この厳しい事態に対処しなければいけません。

また、我が国では2020年に東京オリンピックがあり、サイバー攻撃、テロ攻撃、首都直下地震などの自然災害が予想される複合事態にも備えなければいけません。

一方、トランプ大統領にとって、米朝首脳会談後、米中の貿易戦争(覇権争い)をいかなる形で収めていくのかが最大の課題です。

この件でも米中首脳会談で決着を図ろうとしています。今回の米朝首脳会談による決着の問題点を踏まえた、適切な対応を期待したいと思います。

また、米国では2020年に大統領選挙があり、トランプ大統領の再選が取り沙汰されていますが、彼は現在、米国内において難しい状況にあります。

2018年の中間選挙において民主党が下院の過半数を確保したことにより、予算の決定権を民主党に握られ、下院の全委員会の委員長を民主党が握ることにより、厳しい政権運営を余儀なくされています。

また、トランプ大統領は複数の疑惑を追及されています。2016年大統領選挙を巡るロシアとの共謀疑惑(いわゆるロシアゲート)、その疑惑を捜査するFBIなどに対する大統領の捜査妨害疑惑、その他のスキャンダルです。

この疑惑の捜査結果いかんによっては2020年の大統領選挙における再選が危うくなることもあるでしょう。

いずれにしろ、民主主義国家において選挙は不可避です。その選挙に勝利するために対外政策への対応を誤るケースが過去に多々ありましたから、適切に対応してもらいたいと思います。

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台湾旅行ー8

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風呂場への案

風呂場の受付

食事のメニュー

今日は宮保鶏丁にしました。

 

台湾旅行ー7

3/2の朝の散歩に出ました。隣が本屋で大谷翔平の本の宣伝をしていました。

次は近くのお寺。台湾省城こざとへん+皇廟と書いてありました。

次は総統府。何となく東京駅を思い出しました。当然警察が警備していました。

 

山之林温泉に行って帰って来また。昨日の温泉は入門するまで日本の演歌が流れていましたが、今日は風呂場に流れていました。台湾将棋をやる人、禁止されているのに煙草を吸う人、食事をする人がいました。驚くことにスマホ持ち込み可でした。老人のヌードを撮る人はいないということでしょう。その後食事で今日は鶏肉にしました。

台湾旅行ー6

温泉は2時間15分くらいしかはいれませんでした。その後食事です。

セットメニューはないか聞いた所、「無い。単品だけ」というので、一人で食べれる量を考え”紅焼豆腐”240元とビール1本80元を取りました。店員が「これては400元行かない」と言うので、「ビールを飲み終わってからまた頼む」と返事。

店内

食事後バスで帰るときに道を聞いたら親切に教えてくれました。下手な中国語なので中国人ではないと分かったのでしょう。なお、バスの運転手に「地下鉄石牌駅に止まる」か聞いた所、「止まる」と。でもバス停名は「綜合市場」です。気をつけておかないと。

台湾旅行ー5

川湯の受付

食事400元払うと入湯料はただです。ビールが1本80元ですので2本は軽く行きますから当然この方法を選びました。入浴だけですと200元です。

 

台湾旅行ー4

バスを降りる時に悠遊カードのタッチ場所が違って運転手から言われてやり直しました。川湯には台湾人のおばさんたちも地下鉄から一緒でした。荷物の中にバスタオルがありましたので分かりました。

 

 

台湾旅行ー3

朝食前の散歩。228祈念公園がホテルから近いので参拝しました。2/28台北に着いてこの公園の周りに沢山警察がいたのて不思議に思いましたが、228の治安維持のためと後から思い知りました。その時警察官にホテルまでの道を聞きました。

ホテルの朝食

昨日載せるのを忘れましたが、台湾のsuicaである”悠遊カード”。これで桃園空港から台北駅まで乗って来ましたし、温泉までの地下鉄、バス両方とも乗れます。

地下鉄の淡水信義線に台北駅から乗って石牌駅で降り、すぐ右に曲がって行けば行義路温泉行きのバス停です。[綜合市場]という名前です。帰りの停車場になりますので覚える必要があります。バスの経路が書いてありますので行義路に行くバスに乗ります。今日は行義路三の川湯です。乗るときか下車する時に悠遊カードをタッチするかはバスによって違います。後ろにタッチする機械がなければ後で降りる時に運転手横の機械にタッチすればOKです。でも前から乗って来た人で、その時にタッチし、降りる時には当然タッチしませんでした。融通が効くみたい。でもいつも思うのですが台湾のバスの運転は荒っぽい。

台湾旅行ー2

ホテル内。

夜の食事。一人だけの食事は淋しいです。

夜食。ファミマのイ-トインで。

台湾旅行ー1

2/28~3/3まで台湾です。目的は台北市の北投温泉近くの行義路温泉に浸かることです。一人旅です。

2/28は成田空港から出発。バニラに搭乗しましたがこの飛行機ではありませんでした。

桃園空港に着いて、WIFIのitaiwanにこちらで接続して貰いました。

バックパッカー用のホテル。台北駅から近い。

自分の部屋。シングルベット。

『反中に傾く世界、ジョージ・ソロスが「習近平は最も危険な敵!」と断言』(2/27ダイヤモンドオンライン 北野幸伯)、『ファーウェイは米中協議の隠れた主役』(2/27日経ビジネスオンライン 細川昌彦)について

2/26希望之声<无国界记者将发表权威报告 列举中共染红海外传媒的完整名单=国境なき記者団は権威のある報告を発表 中共が赤く染めている海外メデイアのリストを列挙>華為の副総裁の孟晩舟の逮捕は世界規模で華為を封じ込め、中共の国際的な浸透を阻止させた。25日、国境なき記者団は台北で記者会見を開き、3月には“中国の新世界通信秩序”を発表すると。外部は、中共がこの10年世界のメデイアに如何に浸透してきたかが分かっている。フェイクニュースを利用し、中共のイメージを誇大に宣伝して来た。下のリストは2007年に開催された「世界中華文化メデイア論壇」に出席したリストである。この数百に及ぶメデイアは5大陸全部含まれている。ネチズンは揶揄って、「全部フェイクメデイアでは。紅旗は全世界に翻った!」と。

親中中国語フェイクニュースメデイアの一部

https://www.soundofhope.org/gb/2019/02/26/n2679691.html

2/27阿波羅新聞網<纽时:习近平党内受批评 有人拍桌反对现政策=NYT:習近平は党内で批判を受ける ある人は机を叩きながら現政策に反対したと>貿易戦が中国経済を困難な状況に陥らせ、中共リーダーの党内の権威は弱くなっている。NYTのコラムは加藤嘉一が書いたもの。彼は前国家主席の親戚から匿名を条件として聞いた話として、去年12月の中共中央経済会議の前の政治局会議で、机を叩き乍ら現行経済政策を批判した人がいると。“党はリーダーが一切を取り仕切る。一切の問題をも”と強調したと。市場原理とロジックを軽んじ、経済が分かる高級幹部を蔑ろにしたとも。また、今は経済が悪くなっているので李克強の力が強くなっていると現経済担当の指導者の親戚から聞いたと。

加藤嘉一はインタビュー記事として、「胡錦濤が北京大学で私に会った」、「中日両国の高級幹部が自分を支持激励している」と発表したが、真実性について指摘を受けたことがある。彼は東大卒の経歴は事実でないと大陸の読者に謝ったことがあるし、鉄道大臣の劉志軍が落馬した時には、不合理にもFTで劉を“中国高速鉄道の父”と持ち上げた。

この記事では、加藤氏の描いたものの真実性には疑問があると言いたそうです。まあ、いろんなところで詐欺師紛いの記事を書いていますね。国家主席が簡単に外国人に会うはずもないし、日本の高級幹部が平の一民間人に会うはずもない。常識で考えれば分かること。彼は嘘つき中国人になり切っているのでしょう。でもNYTもFTも良く彼を使いますね。フェイクニュースの発信メデイアだからでしょうか?

https://www.aboluowang.com/2019/0227/1252174.html

2/27阿波羅新聞網<千人计划 华裔科学家张以恒5罪名成立 华人怎么看=1000人計画 華人科学者の張以恒は5つの罪(陰謀で連邦政府を騙した罪、偽証罪、司法妨害罪等)が成立 華人はどう見ているか>情報によれば、47歳の張以恒は中国の武漢出身で、ダートマス大学でポスドクになった。2005年からバージニア理工大学の生物学系の教授となり、2011年に米国に帰化した。張以恒は糖の水素結合、セルロースと澱粉、生物燃料電池等多くの先進的な研究をしてきた。それで大学は彼にテニュアを与えたが2017年に逮捕された。

華人の彼を見る眼は人それぞれ。一部を紹介。“米国は中国から来た忘恩の徒を良く育ててくれている。今後は米国華人に対して風当たりが強くなり、厳しい時代が来るだろう”“毛沢東や周恩来の時代には東南アジアに革命と貧困を輸出して、中国人の虐殺(大躍進の餓死)を招いた。現在は腐敗や窃盗を輸出するように変わった。いずれにせよ海外の華人を苦しめることになる。よって海外の華人は自己防衛するしかない。願わくは天が海外華人を守らんことを”

逮捕された張以恒

https://www.aboluowang.com/2019/0227/1252469.html

2/27ZAKZAK<米中対立で日本企業にも負の影響… 中国は「脱米国」の流れに突入か>

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190227/soc1902270008-n2.html

米国の中国離れを引き留めようという論調です。流石中共の手先、富坂聰氏のことだけあります。自由主義国は中共を封じ込めなければなりませんのに。

北野氏記事は、ユダヤ・グローバリストも統一政府を目指すので親和性があった共産主義と離れると言う記事です。所詮金の切れ目が縁の切れ目、アブラハムの子孫でない連中が世界を牛耳ったらデラシネのユダヤ人は真っ先に虐殺の対象となる事にやっと気が付いたのでしょう。中国人は主義主張でなく、優秀な知識人を真っ先に殺しますから。昨日の本ブログで国民党が起こした228事件もそうでした。中国相手に金を儲けようなんて思うのは不正に手を貸すのと同義語です。賄賂社会なので。

細川氏の記事を読むと、トランプの行動も中共に読まれているとのこと。確かに来年の大統領選には勝たねばならず、経済を冷え込ますわけには行きません。しかし、関税合戦では中国の方がダメージが大きくなる事は確かです。「肉を切らせて骨を断つ」覚悟で関税を賦課してほしいと思っていますが、どうも中途半端な妥協で終わりそうです。来年の大統領選終了後、snapbackで高関税賦課のストーリーを考えているのかも。

北野氏、細川氏両氏が共通して言っているのは日本政府の対応です。軍事同盟を結んでいる米国から離れた行動をすれば、自由主義諸国から追放される危険性があるという事です。負けると分かっていて戦争に突き進んだ愚を繰り返してはなりません。日本企業の経営者は世界の動きが見えていない人が殆どですし、平和教育で育ってきたせいか軍事知識もゼロ、信頼とか誠実を売り物にしてきた人達ですから。悪と戦ったことのない純粋培養の人です。阿漕な中国人と戦えるわけがない。政府は法律を作って、厳しく締め付けないと。

北野記事

習近平が独裁化を進めたことが、親中だったソロスを変えた 写真:新華社/アフロ

世界3大投資家の1人、ジョージ・ソロスが最近、習近平を「最も危険な敵」呼ばわりして、話題となっている。筋金入りの「民主主義者」であるにもかかわらず、長年、共産党独裁の中国だけは例外的に支持するほど、中国に入れ上げていた彼に一体、何が起きたのだろうか?(国際関係アナリスト 北野幸伯)

世界の民主化を進める男 ジョージ・ソロス

ウォーレン・バフェット、ジム・ロジャーズと共に、「世界3大投資家」と呼ばれているジョージ・ソロス。彼は、「民主化の闘士」という「もう1つの顔」を持っている。

ソロスは1993年、「オープン・ソサエティ財団」を設立した。この財団は、37ヵ国に支部を持ち、それらの国の「民主化」を支援している。

「民主化支援」といえば聞こえはいいが、その国を統治する独裁者にとっては、「革命支援勢力」ともいえる。そのために、独裁者たちはソロスを嫌い、また恐れてもいる。

ちなみに、ジョージア(旧グルジア)で2003年に革命が起こった時、失脚したシェワルナゼ大統領は、「ソロスにやられた」と公言していた。時事通信2003年12月1日付を見てみよう。(太線筆者、以下同じ)

<グルジア政変の陰にソロス氏?=シェワルナゼ前大統領が主張
 【モスクワ1日時事】グルジアのシェワルナゼ前大統領は、一一月三〇日放映のロシア公共テレビの討論番組に参加し、グルジアの政変が米国の著名な投資家、ジョージ・ソロス氏によって仕組まれたと名指しで非難した。
ソロス氏は、旧ソ連諸国各地に民主化支援の財団を設置、シェワルナゼ前政権に対しても批判を繰り返していた。>

「ネオコン」嫌いのソロスはブッシュ(子)にも楯突いた

「独裁者」「独裁政権」が嫌いなソロス。もし、米国に「独裁的政権」が誕生しても、彼は怯むことなく立ち向かっていく男である。

ソロスは、ブッシュ(子)の「ネオコン政権」が大嫌いだった。そして、ブッシュがはじめたイラク戦争に大反対していた。ソロス2004年の著書「ブッシュへの宣戦布告」(ダイヤモンド社)を見てみよう。

<先制軍事行動を唱えるブッシュ・ドクトリンを私は有害だと思っている。>(1p)

<アメリカの単独覇権というブッシュの夢は、達成不可能であるばかりか、アメリカがその伝統として唱えてきた理念と矛盾するものである。>(同上2p)

<アメリカは今日の世界で、他のどの国家も、またどの国家連合も、当分は対抗できそうもない支配的な地位を占めている。
アメリカがその地位を失うとすれば、それは唯一、自らの誤りによってだろう。
ところが、アメリカは今まさに、そうした誤りを犯してるのである。>(同上)

要するに、ソロスは「イラク戦争は間違いだ。これが原因で米国は覇権国家の地位を失う」と書いていたのだ。

実際、2008年「100年に1度の大不況」が起こり、米国は没落した。世界は、ソ連が崩壊した1991年末から、「米国一極時代」がつづいていた。しかし、2008年の危機でこの時代は終焉し、2009年から「米中二極時代」に移行している。

長年中国政府を絶賛し親中だったソロス

ここまで読まれた皆さんは、「ソロスは、一貫して民主主義を支持するすばらしい理想主義者だ」と確信されたかもしれない。しかし、そうではない。というのも、「民主主義者」であるはずのソロスは、なんと一党独裁国家・中国を支持していたのだ。

ソロス2006年の書著、「世界秩序の崩壊~「自分さえよければ社会」への警鐘」を見てみよう。

<ところが、ここに、皮肉にも愚かな事態が起きた。
近隣の大国・中国が基本的に多極主義を受け入れ始めた矢先、アメリカ合衆国が正反対な方向へと動き、国際的な諸制度への疑念を強め、最近の国家安全保障面での難題に対して大幅に一極主義的な治療策を遂行したのである。
日本は、この両国の板挟みになった。
かたや最大のパトロンかつ保護国ながら、昨今益々世界の多くの国々との折り合いが悪くなってきたアメリカ。
かたやその経済的繁栄を持続させ確保すべく国際的システムにおいて安定と現状維持を志向しつつある中国。>(9p)

ソロスによると2006年当時の米国は、「昨今益々世界の多くの国々との折り合いが悪くなってきた」国だった。一方、中国は「経済的繁栄を持続させ確保すべく国際的システムにおいて安定と現状維持を志向しつつある」国であるとの認識だ。

この時点でソロスの「米中観」は、はっきりしている。つまり「米国=悪」「中国=善」ということだ。

この評価は、2010年時点でも変わっていない。彼は2010年11月16日の「フォーリン・ポリシー」で、こう語っている。

<米国から中国への、パワーと影響力の本当に驚くべき、急速な遷移があり、それはちょうど第二次世界大戦後の英国の衰退と米国への覇権の移行に喩えられる>

<今日、中国は活発な経済のみならず、実際に、米国よりもより機能的な政府を持っている」という議論を呼ぶであろう>

彼は当時、「英国から米国に覇権が移ったように、今は、米国から中国に覇権が移動しつつある」と考えていた。さらに、中国は「米国よりも機能的な政府を持っている」と。

ソロスの言うことを聞かない習近平

「民主化の闘士」であるはずのソロスは、中国を完全に「例外扱い」していた。そして、「一党独裁」の政治体制を「機能的だ」と大絶賛している。

なぜ?考えられる1つ目の理由は、彼が中国投資で儲けていたということだろう。自分に儲けさせてくれている国の悪口は言いにくい。もう1つの理由は、おそらく中国政府がソロスら「国際金融資本」の言うことを素直に聞いていたのだろう。つまり、ソロスは「中国を操れる」と考えていた。

しかし、そんなソロスの「中国観」も変わってきた。

理由は2012年、「中国の夢」実現を目指す習近平が政権について独裁化を進め、ソロスたちの言うことを聞かなくなったことだろう。

2016年1月、ソロスは中国に関する爆弾発言で、世界を仰天させた。

<ソロス氏:中国のハードランディングは不可避、株投資は時期尚早(2)
2016年1月22日(金)9時54分配信
 (ブルームバーグ):著名投資家ジョージ・ソロス氏は21日、中国経済がハードランディングに直面しており、こうした状況は世界的なデフレ圧力の一因になるだろうと述べた。
同氏はまた、中国情勢を考慮して、自分は米株の下落を見込んだ取引をしていると説明した。
ソロス氏はスイス・ダボスでのブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「ハードランディングは事実上不可避だ」と指摘。
「私は予想しているのではなく、実際に目にしている」と語った。>

そして2019年1月、ソロスは、またもや世界を驚かせた。BUSSINESS INSIDER JAPAN 1月28日を見てみよう。

<世界経済フォーラムの年次会合(ダボス会議)で、ビリオネアの投資家、ジョージ・ソロス氏がスピーチを行った。
1月24日の夜(現地時間)に行われたこのスピーチは、ソロス氏が中国に対して間違いなく批判的であることを示した。
「今夜、わたしはこの時間を、開かれた社会の存続を脅かすこれまでにない危険について、世界に警告するために使いたいと思う」 >

「中国を狙い撃て」 反中になったソロスの提言

さらにソロスは続けた。

<「中国は、世界で唯一の独裁政権ではない。
だが間違いなく、最も経済的に豊かで、最も強く、機械学習や人工知能が最も発展した国だ。
これが開かれた社会というコンセプトを信じる人々にとって、習近平を最も危険な敵にしている」>(同上)

ソロスは、「習近平は最も危険な敵」と宣言した。そして、ソロスは「米国が中国に勝つための戦略」についても語った。

<まず第一に、ソロス氏は目下の貿易戦争を対中国のみにしぼるべきだと言う。
今はいろいろな国を公平にターゲットとしているように見えるが、ソロス氏は、トランプ大統領は他の国については全て忘れるべきだと主張する。>(同上)

「貿易戦争を対中国にしぼるべき」と彼は主張する。つまり、「日本や欧州との貿易問題を、今は忘れろ」と。これはもちろん、どこに行っても軋轢を引き起こす、トランプを念頭に発言しているのだ。とても戦略的で、日本にもお得な提案である。

<第二に、知的財産の盗用などで最近非難を浴びている中国企業のZTEやファーウェイには、アメリカは断固とした対応を取るべきだとソロス氏は言う。
同氏はアメリカ政府に、これらの企業を厳しく取り締まってほしいと考えている。>(同上)

では、ソロスは、トランプの対中外交について、どう考えているのだろうか?

<アメリカのトランプ大統領が中国との貿易戦争に乗り出したとき、ソロス氏は満足していた。
 手遅れになる前に中国には戦いを挑まれる必要があり、トランプ大統領は正しい方向に一歩進んだと受け止めたからだ。
しかし、ソロス氏は大統領のその後の行動に失望したという。
もっと強硬な姿勢を取るべきだったのに、自身の政治的な欲望がトランプ大統領を譲歩により応じやすくしたと同氏は述べた。>(同上)

メルケル、トルコ政府も… 世界中に広がる「反中」の波


これは、「驚くべき発言」といえるのではないだろうか。日本人の多くは、米中戦争をはじめたトランプについて、「過激すぎる」と考えている。しかし、ソロスは、トランプについて「もっと強硬な姿勢をとるべきだった」と主張しているのだ。

こからわかることは、国際金融資本の代表的人物であるソロスは、「打倒中国」を決意しているということだ。

米国では、トランプのような「ナショナリスト」も、ソロスのような「グローバリスト」も、「反中」の方向性でまとまってきている。

そして、日本、米国、英国、ドイツ、フランス、オーストラリア、ニュージーランドなどは、「ファーウェイ排除」の方向で動いている。親中だったドイツ・メルケル首相は、日本に接近している。トルコ政府は2月9日、中国によるウイグル人弾圧について「人類の恥」と声明を出した。

このように、「反中」は「世界的トレンド」になりつつある。

一方、日本政府は、トレンドに逆行し、日中関係改善を進めている。日本は、これをいますぐ止めるべきだ。中国を挑発する必要はないが、米国から「裏切り者」と思われるほど接近するのはよくない。

日本は、かつてナチスドイツを同盟国に選び、負けた。今度は、中国側について、また敗戦するのだろうか?安倍内閣が歴史の教訓から学び、同じ過ちを繰り返さないことを心から願う。

細川記事

(写真:ユニフォトプレス)

ヤマ場の米中貿易協議は閣僚会議も終え、追加関税の引き上げの期限を延長して、首脳会談での決着を目指すことになった。ただ、これも2020年の大統領再選まで続くドラマ仕立ての展開の中での“小休止”だろう。

「大きな進展があった」との発言を繰り返すことによって、米中協議の妥結を期待して安心感が広がり、株式市場も既にそれを織り込んでいる。来年の大統領再選を目指すトランプ大統領が重視する株価を見ると、一応、目的を達成している。関税引き上げの経済へのマイナス影響が顕在化しつつある中で、株価急落を恐れるトランプ大統領にとって米中協議が妥結しないという選択肢はない。

あとは成果を誇示するための“見栄え”だ。そこで習近平主席とフロリダの別荘での首脳会談で決着する、という見栄えのするイベント・ショーを設定しようとしている。だが、タイミングとして、今週予定の米朝首脳会談と重なるとかすんでしまうことから先に延ばしただけだ。

何とも分かりやすい大統領で、当然中国もそれを見透かしている。

“見せかけの構造改革”でしのぐ中国

まず大豆の大量買い付けなど、米国中西部の農家にアピールできる成果を用意する。国家が貿易を管理できる中国にとって、輸入数量の数値目標をコミットすることは容易なことだ。市場経済で管理貿易に踏み込めない日本とは根本的違う。そういう意味で、皮肉なことに管理貿易志向のトランプ政権と中国は相性が合う。

知的財産権や国有企業への補助金など、共産党政権の根幹にかかわる「構造問題」では“見せかけの構造改革”でしのぐ。強制的な技術移転の要求の禁止の法律制定を3月の全人代(全国人民代表大会)で用意しているといっても実効性は疑問視されている。知的財産権の強化といっても、3倍賠償制度の導入など罰則の強化は、本来の要求からはズレた回答だ。むしろその矢は外国企業に向けられる恐れさえある。

構造問題に拘るライトハイザー米通商代表が強硬に是正要求しても、見栄え重視のトランプ大統領の関心事項ではなく、どこまで理解しているかも定かでない。むしろ米国議会がそれを懸念してくぎを刺している有様だ。

中国もそれを見透かして、トランプ大統領との直接取引を持ち込んで、議会対策になるよう“見せかけの構造改革”でお茶を濁して継続協議にし、制裁関税を免れようとしている。

この構図は「トランプ大統領との直接取引」と「見せかけの非核化」でしのいで継続協議にし、「経済制裁の解除」を得ようとしている北朝鮮と二重写しになる。基本的にトランプ政権対策では、中国と北朝鮮は軌を一にしている。

米国・商務次官補の来日が意味するもの

こうした米中協議の表に現れた部分とは別に、隠れた主役が中国通信大手ファーウェイだ。

米中協議の最中、ペンス副大統領やポンペオ国務長官が東欧を訪問してファーウェイ排除の包囲網を目指す動きが伝えられている。米国は今後、行政機関の調達だけでなく、米国企業による使用を禁ずる大統領令を検討しているとの報道もある。いずれもメディアの目は、ファーウェイ製品の「調達からの排除」を巡る綱引きにばかり目が行っている。

しかし同時に、ファーウェイについては、これから先のもっと深刻な動きの準備が水面下で着々と進められているようだ。メディアの目はまだそこには向いていない。

25日、米国商務省の輸出管理担当の次官補が来日して、日本企業など200人が参加するセミナーが開催された。表向き、最近の中国に対する米国の輸出管理の動きを説明するもので、日本企業への警鐘を鳴らす目的でもある。

しかし狙いはセミナー自体にはない。米国の商務省次官補がそれだけの目的で来日するわけがないからだ。私もかつて経産省でこのポストのカウンターパートであった経験から容易に推測できるが、当然日本政府との協議が本来の目的だろう。

これは前稿「米国は中国ファーウェイのサプライチェーン途絶に動く」で、先月の司法省によるファーウェイに対する起訴についての記者会見から読み解いたメッセージに符合する。

前稿で指摘したように、米国は明らかにファーウェイに対して、「調達から排除する」という段階から「部材の供給を遮断する」の段階に行く準備をしている。「買わない」「使わない」から「売らない」「作らせない」へ、である。そこで商務省管轄の輸出管理の出番となる。

具体的には、輸出管理の「懸念顧客リスト」(いわゆるブラックリスト)の対象にする。その結果、ファーウェイに対して、米国は原則禁輸の運用になるのだ。昨年の中国通信機器メーカー・ZTEや中国半導体メーカー・JHICCに対する措置と同じだ。これらは前哨戦で、ファーウェイが本丸なのだ。

その際、米国にとって大事なのは、日本、欧州といった同盟国の協力だ。部材の供給能力のある日本、欧州による対中国の輸出管理の運用に関心が向いて当然である。

他方、ファーウェイも明らかに司法省会見に見られる米国の意図を読み取って、危機感を持って米国以外からの部材の調達先の確保に奔走しているようだ。ファーウェイは日本の部材メーカーにとっても重要顧客であるだけに、難しい対応を迫られることになる。少なくとも米国から「漁夫の利」を得ようとしたと見られることのないよう慎重さが必要になっている。

そうしたファーウェイを巡る米中のせめぎ合いも当然、米中貿易協議に絡んでくる。トランプ大統領はファーウェイ問題を取引材料に使いたいだろう。案の定、早速ツイッターでもそれを匂わせている。前稿で「かく乱要因はトランプ大統領だ」と指摘した通りの展開だ。

トランプ大統領にとっては、昨年ZTEが米国の懸念顧客リストに載せられて、半導体の入手ができなくなったことから習近平主席に泣きつかれたことが成功体験になっている。これで味をしめたのだ。ZTEの比でないファーウェイ問題は、習近平主席を首脳会談に誘い出す格好の材料と見ていてもおかしくない。習近平主席にとっても、ファーウェイに恩を売って今後の影響力を高めるいいチャンスだろう。

ファーウェイを巡る激しい情報戦

今、ファーウェイを巡っては、激しい情報戦が繰り広げられている。そういう中で、バランス良く受け止めることがますます難しくなっていることも事実だ。そこで、最後にいくつかの点を付言しておきたい。

英国の情報機関の一つである国家サイバーセキュリティセンターが「リスクは管理可能」との判断を固めたと報じられた。しかしこれをもって「英国が米国主導の包囲網から一定の距離を置く結論を出した」とするのは早計だ。英国政権内では未だ見解が割れている。

「国家が方針として特定の民間企業の製品を排除する決断を下すには、証拠に基づかなければならない」という指摘も基本的にはその通りだが、情報の抜き取りを検証することは不可能に近い。むしろ米国が問題にする本質はそこではない。

米国が警戒感を露わにしているのは、ファーウェイも共産党政権の統治の“くびき”から逃れられないという事実だろう。いくらファーウェイのCEO(最高経営責任者)が「顧客の利益を損なうような情報提供は行わない」と公言しても、あらゆる組織、個人は国家からの要請で情報を提供する義務が規定されている国家情報法に反することはできない。これが米国の懸念の背景にあることは忘れてはならない。

また「なぜファーウェイだけなのか」についても、疑問を呈する向きもある。しかしファーウェイは安全保障に直結する通信インフラを支える機器を国内、海外に供給する欧米大手を追い抜く。習近平政権にとって、ハイテク技術の軍民融合を目指す国家戦略「中国製造2025」は共産党政権を支える生命線で、ファーウェイは民営企業であっても、今やその象徴的存在になっている、と米国は見ている(この点は、共産党政権の意図が当初からそうであったかは定かではない)。国有企業であるZTEなど他の中国メーカーとは比較にならない突出した存在だ。

こうした表面的な貿易協議のドラマ仕立ての展開とファーウェイを巡るさまざまな情報戦にばかり目を奪われていてはいけない。私が常々指摘してきている「トランプ以外のオールアメリカ」の世界では、水面下で着実に事態は動いていることを見逃してはならない。日本企業も経営リスクとしてそれへの備えが急務になっている。

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