12/20The Gateway Pundit<“When They Come After Me, People Who Love Freedom Rally Around Me.” – President Trump Responds to Garbage Criminal Referrals from Corrupt Jan 6 Committee>
トランプはタフ。
President Trump responded to yesterday’s news on Truth Social.
STATEMENT ON JAN 6 COMMITTEE REFERRAL
These folks don’t get it that when they come after me, people who love freedom rally around me. It strengthens me. What doesn’t kill me makes me stronger. Americans know that I pushed for 20,000 troops to prevent violence on Jan 6, and that I went on television and told everyone to go home….
….The people understand that the Democratic Bureau of Investigation, the DBI, are out to keep me from running for president because they know I’ll win and that this whole business of prosecuting me is just like impeachment was — a partisan attempt to sideline me and the Republican Party.
The Fake charges made by the highly partisan Unselect Committee of January 6th have already been submitted, prosecuted, and tried in the form of Impeachment Hoax # 2. I WON convincingly. Double Jeopardy anyone!
12/20The Gateway Pundit<Trump Speaks Out On Changes To The Electoral Count Act>
トランプが言うように、副大統領が不正を止める権限がないのであれば、法律改正しなくても良いのでは。
Changes to the Electoral Count Act were included in Joe Biden’s $1.7 trillion budget.
Democrats and Republicans have attached legislation rewriting the 19th-century Electoral Count Act to President Biden’s $1.7 trillion budget, a move that lawmakers say could help avert a repeat of the Jan. 6, 2021 assault on the U.S. Capitol.
Trump responded on Truth Social by saying that the change proves the Vice President had the authority to not certify the 2020 election.
I don’t care whether they change The Electoral Count Act or not, probably better to leave it the way it is so that it can be adjusted in case of Fraud, but what I don’t like are the lies and “disinformation” put out by the Democrats and RINOS. They said the Vice President has “absolutely no choice,” it was carved in “steel,” but if he has no choice, why are they changing the law saying he has no choice?
Simply put, it is because the Vice President did have a choice, and looking back at it now, the 2020 Voting Fraud was far greater than anyone thought possible, with even our Government, through the FBI, changing the results of the Election by millions and millions of votes.
https://www.thegatewaypundit.com/2022/12/trump-speaks-changes-electoral-count-act/
12/20The Gateway Pundit<BREAKING: Twitter Files Part 8: How Twitter Quietly Aided the Pentagon’s Covert Online PsyOp Campaign>
軍もSNSを利用したと。
Elon Musk’s Twitter Files part 8 was released on Tuesday afternoon by journalist Lee Fang.
Part 8: How Twitter Quietly Aided the Pentagon’s Covert Online PsyOp Campaign
12/19The Gateway Pundit<Speculation Increases After Elon Musk Spotted at World Cup with Special Guest>
神出鬼没のイーロンマスク。クシュナーと一緒というのも。
It’s being reported that Musk is looking for more investors in Twitter. Some believe that’s why he might have been in Qatar.
The managing director of Elon Musk’s family office is seeking new equity investors for Twitter, news platform Semafor reported on Friday, citing two people familiar with the fundraising effort.
バイデンは人気がないのが分かる。
12/21阿波羅新聞網<重磅!泽伦斯基将突击访问白宫—泽连斯基周三预计将到访白宫与拜登会晤,并对国会两院联席会议发表讲话=重大!ゼレンスキーはWHを突然訪問する –ゼレンスキーは水曜日にWHを訪問し、バイデンと会談し、議会の合同セッションで演説する予定>ニュースを総合すると、ウクライナのゼレンスキー大統領が 12 /21に米国の首都ワシントンを訪問し、WHでバイデン大統領と会談する予定である。 訪問が行われれば、ゼレンスキーは現地時間の水曜日の夜に米国議会の合同セッションで演説する予定である。
https://www.aboluowang.com/2022/1221/1844697.html
12/21阿波羅新聞網<3件大事超出预期,习近平越来越危险…=3つの事件は予想を上回り、習近平はますます危険に…>季刊誌「フォーリン・アフェアーズ」の最新号は次のように指摘した記事を掲載した。中共総書記である習近平は、自らの利益を何よりも優先しており、中国各地は長期にわたるさまざまな矛盾と危機が次々と噴出しているので、記事は、内部矛盾をそらすため、習近平はいつでも戦争を開始すると警告している。
3 つとは 20 大、白書運動、ゼロコロナ緩和。
https://www.aboluowang.com/2022/1221/1844718.html
12/21阿波羅新聞網<中国疯抢退烧药!战狼赵立坚太太也求药 台大仁医曝惨况“一瓶15元飙涨至4500”= 中国では狂ったように解熱剤の奪い合い!戦狼の趙立堅夫人も薬を求め、国立台湾大学の仁医は悲惨な状況を明らかに、「一瓶15元のものが4500元に急騰した」>中国の防疫規制の緩和、疫病の発生により、薬の奪い合いブームとなり、特に解熱剤が不足しており、多くのネチズンが「薬を求めている」。 中国外交部の趙立堅報道官の妻も19日、微博に薬を求める投稿をし、「熱が出て何日でひくか?1週間以上経ったが、消炎薬、風邪薬、解熱剤が買えない。助けなく、すべての薬はどこに行ったのか?」と。投稿は後で理由なく削除された。国立台湾大学の医師の施景中は、元の価格が 15 元だった上海の解熱剤の瓶が 4,000 ~ 4,500 元に急騰し、多くの医師や友人が感染したことを明らかにした。
https://www.aboluowang.com/2022/1221/1844627.html
12/21阿波羅新聞網<胡锡进泄密急删文 事后该贴文已被下架—“11月北京疫情就已失控” 胡锡进泄密急删文=胡錫進のリークは緊急削除された、その後投稿は棚からはずされた—「北京での疫病流行は 11 月に制御不能になった」 胡錫進のリークは緊急削除された>中共の公式メディア「環球時報」の元編集長である胡錫進は、新型コロナに陽性になった後、今日(20日)微博に投稿し、中共は実際に防疫を緩和する準備ができていないが、最終的に世論の結果を尊重して封鎖を終了することを選択したと述べた。 彼はまた、投稿で、北京での症例数は11月以降も増加し続け、社会の感染者数は徐々に制御不能になりつつあると述べた。「一言で言えば、制御不能だ」。しかしその後、投稿は削除された。 その後、投稿は棚から取り除かれ、ネチズンのスクリーンショットだけが微博のウェブサイトに残った。
https://www.aboluowang.com/2022/1221/1844600.html
12/21阿波羅新聞網<著名华裔病毒学家:未来3个月 中国进入地狱模式=有名な華人ウイルス学者:中国は今後 3か月で地獄モードに入る>丁亮博士は、World Health Network の共同創設者であり、現在、ニュー・イングランド複雑系研究所で新型コロナウイルスに関するタスクフォースを率いている。丁亮は、中共の現在の防疫緩和の目標は、「感染できる者はすべて感染させ、死ななければならない人は総て死なせ、できるだけ早く感染し、できるだけ早く死に、できるだけ早くピークに達し、できるだけ早く生産を再開する」ということであると。
https://www.aboluowang.com/2022/1221/1844546.html
何清漣 @HeQinglian 11h
言ってみれば、習大帝は本当に虐める皇帝である。 政府が経済を管理していたとしても、度々この種の息を絶えさせるやり方は流行らない。
中国人はまず虐めない胡錦濤に遭遇したことを喜ぶべき。 横暴な官吏はこぞって逃げた:習近平は喜んで虐め、困難な時期には民間経済を必要とし、良いときには国有企業をより大きく、より強くしようとする。 なぜ両者のバランスをとらないのか?
引用ツイート
中日政治経済評論 @xzzzjpl 12月20日
民間企業家が自信を回復したことを証明するのに十分なシナリオはどれか? 馬雲が中国に戻っていろんなところで演説する:大強子は共産主義について話すのをやめ、人々と日がな口論し始める:俞敏洪は仕事を再開して訓練を始める:馮小剛は再び撮影を始める:シンガポールの投資移民の価格は再び引き下げられ、多数の投資移民仲介業者が倒産の危機に瀕する・・・。
何清漣がリツイート
Shijie詩姐 @shijie808 16h
バイデン、ヒラリー、クリントン・・・・ハンター・バイデン、不法移民を除いて、誰も法の上にいない。
何清漣がリツイート
蔡慎坤 @cskun1989 18h
ツイ友に緊急‼ ️ 助けを求む:北京で深刻な基礎疾患を持っている友人 (54 歳) が 5 日連続で高熱が続き、喀血しても病院に入院できないため、医者はファイザーの特効薬を試すように勧めたが、北京には新型コロナを治療するためのファイザーの特効薬を購入するルートはない。国内のツイ友は助けてください、非常に緊急です! ありがとう🙏
何清漣がリツイート
Lucs @Lucs24659702 1h
Corey DeAngelis:教員組合は、数十億ドルの支払いを受けるために、子供たちの教育を人質に取って脅す。
彼が明らかにしたのは、連邦政府からの数十億ドルの身代金のために、事実上永久に子供の教育を人質にできることを教員組合が理解し始めていると。
「2020 年 3 月以降、いわゆる COVID-19 救済基金として約 1,900 億ドルが 小・中・高教育に分配された。これは、学生 1 人あたり約 3,000 ドルから 4,000 ドルに相当する」
何清漣がリツイート
チャーリー・ビクター @CharlieVictor62 12月19日
皆さん、私はフランツです。 Twitter 検閲ロボットがキーワードを見つけたため、古いアカウントはブロックされた。
何清漣 @HeQinglian 9h
情報開示:FBI は Twitter に 300 万ドルを支払い、専門に雇われた職員がハンター・バイデンのラップトップに関する記事を隠蔽し、共和党の批判を抑えるよう要求した。
引用ツイート
デイリー・メール・オンライン @MailOnline 9h
開示:FBI は Twitterの献身的なスタッフのために 300 万ドルを支払い、ハンター・バイデンのラップトップの話を抑え、共和党 の声を黙らせる要求をした https://trib.al/gDDQ6F4
何清漣 @HeQinglian 44m
すべては計画通りに進んでいる。 12/19、リンダ・トーマス・グリーンフィールド国連常駐代表はアルジャジーラに対し、バイデン米大統領はロシアのプーチン大統領とウクライナ和平案について話し合う用意があると語った。
https://chinese.aljazeera.net/news/war-in-ukraine/2022/12/19/%E6%B3%BD%E8%BF%9E%E6%96%AF%E5%9F%BA%E5 %82%AC%E4%BF%83%E8%A5%BF%E6%96%B9%E6%8F%90%E4%BE%9B%E9%AB%98%E6%95%88%E9%98 %B2%E7%A9%BA%E7%B3%BB%E7%BB%9F%E6%8B%9C%E7%99%BB%E5%87%86%E5%A4%87%E4%B8%8E %E6%99%AE
バイデンはこの件を来年まで引き延ばしたくないようである。
引用ツイート
聯合早報 @zaobaosg 1時間
報道によると、ウクライナのゼレンスキー大統領は水曜日(12/21)に米国を訪問する予定で、バイデン大統領と会談し、議会で演説する可能性がある。 2月にロシアがウクライナに侵攻してから、これはゼレンスキーの最初の海外への出国となる。 https://zaobao.com.sg/realtime/world/story20221221-1345614
何清漣がリツイート
何清漣 @HeQinglian 1h
返信先:@Lucs24659702
バイデン・ゼレンスキー会談の見通しが焦点になる。
米国の国連大使が公の場で発言した今、バイデンはプーチンと和平交渉する準備をしており、彼は代理人を「説得」しなければならない(説得、なだめ、アメとムチ)。
結局、代理人は交渉のテーブルに着かなければならない。そうしなければ、表面の装飾も消えてしまう。
バイデンは一生懸命働いてクリスマスに休むことはないと言ったが、私は正しかった。彼は精力的かつ断固として行動している。
何清漣がリツイート
Ezio Mao ☢ @KELMAND1 4h
米国の会議で、ジャーナリストはウクライナに関する真実を明らかにするよう呼びかける。
軍事紛争の地域を訪れたカナダ人ジャーナリストのエヴァ・バートレットは、報道機関に対し、ドンバス住民のジェノサイドについて話し始め、「ウクライナの行為を粉飾するのをやめなさい」と呼びかけた。ドンバス事件を報道したバートレットはフロリダのシラー研究所のビデオ会議で話した。
矢野氏の記事では、西側報道とは違い、正確なウ軍の損耗が出ている気がします。NATO軍も参加して戦っていることも。何清漣のツイートにあるようにバイデンがプーチンと和平交渉するのも米軍の損耗率が10%に達したからでは。
記事
最激戦地のバフムートでは新たな墓が毎日のように作られている(12月18日、写真:AP/アフロ)
12月12日頃からロシア軍(露軍)の本格的な冬季攻勢が開始された模様である。
今冬で露軍が勝利しウクライナ戦争に決着が着くかどうかの分岐点に差し掛かっている。
東部ドンバスの要衝バフムートの攻防
東部ドンバスのバフムートは、かつては人口7万人のワインと岩塩採掘で有名なドンバスの中心都市の一つであった。
しかしバフムートは、2014年のマイダンクーデター以降、8年間にわたりNATO(北大西洋条約機構)の支援を受け要塞化されてきた。
(編集部注:2014年のウクライナ争乱は「マイダン革命」と呼ばれることがある。一方、親ロシアのヴィクトル・ヤヌコーヴィチ政権が倒されたことからロシアは「マイダンクーデター」と呼ぶ)
同市の市街地は、コンクリートで固められた地下掩体壕が張り巡らされ、要点には戦車や火砲、ミサイルなどが配備され、堅固な要塞と化している。
ウクライナ軍(宇軍)の砲兵部隊の司令部がかつて所在していたが、現在は東部ドンバスの宇軍防御陣地帯の中郭拠点、補給中枢となっている。
バフムートは交通の要衝でもあり、市の西側には鉄道が南北に走り、高速道路も東西に走っている。
今夏以来の露軍の猛攻に耐えて、バフムートが持ちこたえてきたのは、備蓄された膨大な弾薬、装備、食糧などと、それを背後から支えてきた兵站補給線が確保できたためであろう。
バフムートには兵員も多数増援のため送り込まれた。守備兵力は約2万人だったが、当初守備していた宇軍正規軍は大規模な損害を受け、増援兵力がヘルソン正面などから増援された。
しかし、増援兵力の多くは市街戦に不慣れな特殊部隊と訓練不足の予備役兵のため損害が続出し、それを補うためNATO各国の軍人が数千人規模で契約軍人などとして宇軍の戦闘服で戦闘員として送り込まれた。
中でも多数を占めたのがポーランド軍だが、損害も多く約5000人の死傷者が出たとの見方もある。
ウクライナ戦争での各国軍人の死傷率について、ポーランド軍は4%とみられている。
また、HIMARS(High Mobility Artillery Rocket System=高機動ロケット砲システム)などの米軍の最新装備は主に米軍人により操作されており、派遣された米軍の死傷率は1割に上るとの見方もある。
(“What Country Lost the Most Volunteers in Ukraine” @HistoryLegends, December 10, 2022)
11月以降、露軍は堅固なバフムート要塞に対し東側から引き続き攻撃を加えつつ、南北の市街地近郊地域から後方連絡線に対する両翼包囲攻撃を行っている。
12月に入り南翼から包囲した部隊は、バフムート西方の丘陵地帯の制圧を進め、後方連絡線の鉄道に迫っている。
露軍は正規軍だけではなく、傭兵、ワグネルなどの民間軍事会社、刑務所などからの徴収兵なども投入してバフムート攻略を進めている。
12月15日付のバフムートの戦況については、次のような分析がある。
「バフムートは、半年間にわたる塹壕戦や砲撃の応酬、正面攻撃を伴う激戦により、『肉ひき機』と呼ばれるようになった」
「同市を攻撃しているロシア部隊は、傭兵や刑務所からの徴集兵、新たに動員された兵士で構成されているとみられる。ウクライナ兵の多くは市内とその周辺で、容赦ない砲撃にさらされる泥まみれの塹壕などで抗戦を続けている」
「(中略)軍事アナリスト、セルヒー・ズグレツ氏は、『(双方が)特別な技術的手段なしに戦う標準的な戦術を取っていることから、この戦闘は第2次世界大戦と比較できる』と分析している」
だがロシア側の目標は、バフムートの占領にとどまらないようだ。
戦闘に参加しているロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者で、ロシア政府指導部と関係を持つ実業家エフゲニー・プリゴジン氏は、ワグネルの部隊は主にウクライナ軍の破壊に注力していると説明した」と報じられている。
(『JIJI.COM』2022年12月15日)
このことは、露軍の狙いが宇軍戦力の消耗にあることを示している。
宇軍の戦力は枯渇しつつあり、抵抗能力喪失の兆候が出ている。ウクライナ国防省とロシア国防省双方の発表と衛星画像から推定した戦況推移見積りによれば、宇軍は12月に入り一部撤退を開始した模様である。
12月12日頃には、露軍がついにバフムート東部の陣地線に突入し、同市中心部に向かい攻撃前進を続ける形勢になっている。
宇軍は撤退に際し、鉄道と交差する高速道路の橋を爆破している。
このことは、宇軍がバフムート陣地帯から組織的に撤退し、さらに約50キロ西方のクラマトルシク~スロヴヤンシクで最後の抵抗を試みようとする兆候と言えよう。
(@DefensePoliticsAsia, December 12, 2022)
宇軍に大損害をもたらした露軍の消耗戦略
露軍は、今夏から意図的組織的に消耗戦略を採用し、成果を挙げつつある。
カナダの有名な狙撃手が義勇兵として宇軍に参加し、今年5月に帰国した。彼は、東部ドンバスの戦場を「地獄だった」、建物がミサイル攻撃で瞬時に破壊され、建物を逃れても戦友が狙撃や砲撃などで次々に死んでいったと語っている。
ジャベリンの射撃クルーだった同僚の2人のウクライナ兵は、戦車の正確な砲撃を受け即死したが、一人は下半身を吹き飛ばされた。
ジャベリンは射程不足で敵戦車から一方的に撃たれるだけだった、カナダは武器の支援などはしても戦闘には参加すべきではないと証言している。
(“Canadian Fighting in Ukraine Describes the ‘Hell’ He Witnessed,” CBC/Radio-Canada, May 6, 2022)
今年5月の時点で既にこのような状況だったことは、当時のメディア報道の内容と食い違っており、後述する西側の戦時プロパガンダの実態が浮き彫りにされる事例である。
また、米軍のジャベリンに対し露軍戦車はその射程外から射撃し、屋根をかぶせるなどの対策を採り、その威力を封じている。
スティンガーなど米製の対空火力についても、その射程外からのスタンドオフミサイルによる精度の高い攻撃により、回避している模様である。
宇軍は今年9月から10月にヘルソン西部やバフムート周辺で反復攻勢を行ってきた。
しかし、その攻勢は十分な対空・対地火力の掩護も戦車その他の装甲車両の支援もなく、歩兵主体で行われ、大規模な損害を出したと思われる。
特にヘルソン西岸での攻勢は、航空掩護もないまま、隠れる場もない平坦開豁地で強行されたため、大規模な損害を招いたとみられている。
露軍は意図的に消耗戦略の一環として後退行動とその後の遅滞行動をヘルソンとハリコフで行ったとみられる。
計画的な後退行動をとったことは、捕虜、遺棄死体、遺棄兵器の少なさから裏付けられる。敗退したのであれば、大量の捕虜などが出るはずである。
また遅滞行動と呼ばれる、地域の確保にかかわらず地域を捨てて後退し、有利な地線からの遠距離火力により敵の戦力を阻止減殺し戦力を消耗させ、戦力比を有利にし、あるいは守りやすい態勢に再編する目的で行われる戦術行動もある。
遅滞行動は、モンゴル軍などの遊牧民を相手に長年戦ってきた露軍が得意とする戦術の一つである。
露軍は、ヘルソンではドニプロ川東岸から西岸に砲撃を加え続け、ハリコフ州では攻勢に転移している。
宇軍の航空戦力は、劣勢に立たされている。
開戦当初のミサイルの集中射撃により大損害を受け、戦闘機数は開戦前の125機から56機に半減したとみられ、残余の航空機もポーランド領内に退避しているとみられている。
航空機の活動は、露軍が1日100~200出撃に対し宇軍は10出撃以下であり、現在はNATO供与の攻撃ヘリと無人機が宇軍の航空攻撃の主力となっている模様である。
ただし、露軍の対空ミサイル網は世界で最も濃密と言われ、電波兵器の性能も優れている。
このため、開戦当初はトルコ製の無人機「バイラクタルTB2」などの活躍が伝えられたが、宇軍の無人機は露軍の電波兵器による無力化と対空火網による撃墜によって、その後目覚ましい戦果は挙げていない。
他方、イラン製ともイラン製に基づきロシアが数千機を量産しているともみられている1機約3万ドルの安価な露軍の無人機は大量に使用され、弱体化した宇軍の対空火網に飽和攻撃をかけ、戦果を挙げている模様である。
崩壊寸前の宇軍兵力の実態
宇軍の地上軍の損耗については、今年3月21日からウクライナに義勇兵として赴き、英国に戻った英国軍人は概要以下のような証言を行っている。
「ポーランド国境から20キロの国際協力センターに約千人の豪・伊などの兵士と駐留していたところ、露軍の500キロ弾頭の3M-54巡航ミサイルの集中攻撃を受け、建物は粉々になり大量の装備・弾薬は破壊され約千人の死者が出た」
「30人の小隊には小銃3丁と短機関銃2丁しかなかった。ミサイルは各建物に正確に命中した。前線の塹壕戦は悲惨で、食糧も水も不足し1週間で病気になった」
(“Back from the Front: a British Volunteer in Ukraine” http://audible.com/lindybeige as of November 30, 2022 as of December 10, 2022)
3月時点で既に、宇軍は露軍のミサイルの精密攻撃によりこのような被害を受けていた。
6月2日のユーチューブによれば、セベルドネツクでは大量のウクライナ兵が投降したが、その原因は、食糧、弾薬、重装備の補給が途絶え車両も破壊され、負傷しても救護されず死ぬしかなく、士気が極端に低くなったためとされる、投降兵のインタビューなどが報じられている。
また、6月1日に、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が1日60~100人のウクライナ兵が戦死し約500人が負傷していると発言していることも報じられている。
(“Ukraine Admits Heavy Losses in Donbas,” @Hisorylegends, June 2, 2022)
しかし、戦傷者数は通常戦死者の約3倍であり、戦場医療が不十分とすれば、この6月1日のゼレンスキー発言の戦死者数は過少で、戦傷者が約500人とすれば戦死者は1日170人程度と見積もるべきかもしれない。
同じ6月の時点で、ゼレンスキー大統領顧問のポドリャク氏は、毎日100~200人のウクライナ兵が亡くなっていると話している。
(BBC News, December 2, 2022)
8月頃のウクライナ側の発言によれば、戦死者、戦傷者、逃亡者を含め人的損耗は、平均1日約1000人という見積もりも出されている。
この数値は、6月頃以降ロシア側が消耗戦略を採用し、砲爆撃による死傷者が増加したとみられることから、ほぼ妥当な見積もりとみられる。その場合、戦死者は1日約250人となる。
2月24日の開戦から8月末までの約200日間に損耗は約20万人となる。
8月のヘルソンの攻勢では、宇軍の戦死者が1日600人から1000人に増加したと露軍は発表している。
低い数字600人をとっても約2.4倍に増加したことになる。戦傷者等を加えた1日当たりの総損耗は、戦死者が600人としても2400人程度となる。
9月初旬から11月末までの3カ月間約100日に約24万人の損耗が出たことになる。
開戦以来の損耗は約44万人となり、宇軍の開戦時の正規地上軍14.5万人と予備役90万人の計104.5万人の約42%に上る。
11月27日付「ニューヨークタイムズ」紙のバフムートの戦闘に関する現地報告では、宇軍側の泥と血にまみれた戦死傷者が同市東部の唯一の野戦病院にひっきりなしに担ぎ込まれる状況が描写されている。
宇軍は塹壕戦が続く中、寒気と塹壕内の水による「塹壕足」に悩まされ、露軍の航空攻撃、優勢な砲撃に曝されている。
同報告では、宇軍、露軍ともその死傷者数は(11月11日のマーク・ミリー統合参謀本部議長発言に基づく)米国防省の約10万人との見積もりも紹介されている。
他方で、宇軍は弾薬不足にも陥っているとみられる。
宇軍は「米国の武器補給は無限にあるとの誤った仮定に立ち、持続不可能な速度で弾薬を射耗している」と米国防省が懸念しているとも述べられている。
(“Ukraine, Bakhmut Becomes a Bloody Vortex for 2 Militaries,” New York Times, November 27, 2022)
また前記のポドリヤック氏は、12月1日、ウクライナ軍の戦死者数は最大1万3000人と述べたと12月2日のBBCは報じている。
ただし、この米国防省のウクライナ軍の損耗が約10万人とする見積もりや戦死者数が1.3万人との見積もりは過小評価とみられる。
ダグラス・マグレガー退役米陸軍大佐は、宇軍の12月初旬の残存戦力は、ポーランド軍、米英の傭兵などを除き、約19.4万人と見積もっている。
また、露軍1人に対する宇軍の戦死者数は8~10人に上るとも述べている。
(“Larger Escalation of The War in Ukraine,” @DouglasAMacgregor, December 17, 2022)
この数は、約44万人の損耗との見積もりに近い。宇軍予備役の実質的な兵力は約70万人との見方もある。後備役の質も考慮すれば約70万人が実態に近いとみられる。
約70万人を前提とすれば、残存戦力は約23万人となり、約19.4万人とのマグレガー退役大佐の見積りがより実態に近いとみられる。
いずれにしても、宇軍は予備役も含めほぼ壊滅状態と言えよう。
そのような中で、露軍の冬季攻勢に対峙することになる。本来ならば、これ以上戦争を継続しても露軍にさらなる国土占領を許す結果になるのではないかと危惧され、停戦交渉に応ずるべき時期にきていると言うべきであろう。
しかし、ゼレンスキー大統領は、占領地域全域を奪還することを主張しており、交渉に応ずる気配はない。
今後予想される深刻な戦死傷者と難民増加
現在前線で主力となり戦っているのは、約4万人のポーランド軍、3万人のルーマニア軍など計約9万人のNATO軍であり、彼らは宇軍の戦闘服で戦闘に参加している。
また英国はウクライナ兵を英国内で訓練して送り返し、ウクライナの戦場に投入している。
しかしその多くが予備役兵で訓練期間が短く、十分な戦力にならないまま、露軍の砲火の犠牲になっているともみられている。
(“Odessa Falls and Ukraine Becomes a Landlocked Country” @DouglasAMacgregor, December 12, 2022)
ウクライナ戦争に義勇兵、契約軍人などとして参加したNATO等各国兵士の損耗率は、英軍豪軍仏軍は3%、ポーランド軍4%、韓国軍5%、米軍は10%に上っているとの情報もある。
(“What Country Lost the Most Volunteers in Ukraine” @HistoryLegends, December 10, 2022)
マグレガー退役大佐は、米軍人はHIMARS、対戦車ヘリなどの最新の米製装備の操作も行っていると述べており、米軍はそれだけ死傷率も高いものと思われる。
露軍はウクライナの電力系統や鉄道などの交通インフラに精度の高いミサイルの集中射撃を意図的に行っている。
その結果、宇軍は兵站組織が機能しなくなり、慢性的な装備、弾薬・ミサイル・燃料・食糧、水などの欠乏に陥っている。
ゼレンスキー大統領は、電力需要の約50%が止まり、給水も15の地区で止まっていると発言し、その非人道性を非難している。
(BBC News, November 24, 2022)
数百万人のウクライナの一般国民も物流の停滞と停電、断水に悩まされ生活が困難になっている。特に寒冷期を迎え、暖房用燃料が不足して凍死者が出る恐れも高まっている。
停電、水、食糧、医療の不足などにより、数百万人単位の国内避難民が生じ、今後冬季に入り、ウクライナからポーランドなど周辺国に400万人以上の新たな難民が流入するのではないかと危惧されている。
戦後復興とともに、難民の支援とその後の処遇も問題となるだろう。
なお、国際的には報道されることはほとんどないが、ロシア側にも数百万人以上の難民が流入している。
このような一般国民の生活基盤を破壊するような意図的な全面破壊は、第2次大戦の都市に対する無差別爆撃、コソボ紛争におけるカーボンフィラメントによる電力系統破壊なども行われてきた。
コソボ戦争では、NATO空軍の攻撃によりセルビアの総電力の80%が遮断された。
(Washington Post, May 25, 2019)
非人道的な行為ではあるが、戦時にはよくみられる戦法でもある。
冬季を迎え、塹壕戦内で凍死しあるいは低体温症、飢餓で死亡する兵士が宇軍に多発し、一般市民も同様の深刻な事態に追い込まれ、大規模な難民や死者が発生することが危惧される。
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