12/8The Gateway Pundit<Russia Sends Warning to US Embassy in Moscow of “Dangerous Consequences” For “Provocations Near Russia’s Borders” One Day After Biden-Putin Call>
本当にロシアはウクライナに侵攻する?プーチンは戦争回避の条件をバイデンに伝えたのだから、バイデンが何もしなければ、やるかも。北京冬季オリンピック開催中?
https://twitter.com/i/status/1468672598406017032
12/8The Gateway Pundit<Biden Struggles to Read Teleprompter, Forgets Name of Kansas City Mayor, Tells Made Up Story About Amtrak Conductor While Promoting Infrastructure Law (VIDEO)>
中露が現状変更しようとしているときに、米国はぼけ老人がトップとは。
https://twitter.com/i/status/1468682200463851526
12/8阿波羅新聞網<白宫国安顾问:美国将竭尽所能阻止中共武统台湾=WH国家安全保障補佐官:米国は中共の台湾の武力統一を防ぐためにできる限りのことをする>バイデン米大統領とプーチンロシア大統領は昨日(7日)ビデオサミットを開催した。会談後の記者会見で、メディアは「ワシントンは中共とロシアが同時に台湾とウクライナに侵攻するのを危惧しているか」と尋ねた。サリバン国家安全保障補佐官は、「外交と抑止の観点から、米国は、中共が力ずくで台湾を統一できないようにし、ロシアのウクライナ侵攻に抵抗するためにできる限りのことをするだろう」と述べた。
民主党政権は口先だけの危惧が拭えない。
https://www.aboluowang.com/2021/1208/1680907.html
12/8阿波羅新聞網<匈牙利拒签欧盟“民主峰会”共同声明 中共趁机大骂美国=ハンガリーはEU「民主サミット」共同声明に署名することを拒否した 中共は米国を罵る機会を得た>米国は12/9~10まで、第一回グローバル民主サミットを開催し、100を超える国と地域を招待するが、一部EU加盟国を拒否した。招待されなかった唯一のEU加盟国であるハンガリーはこれに不満を持っており、欧州委員会委員長が首脳会談で欧州連合を代表して発言することを妨げる。中共の汪文斌外交部報道官は本日(8日)、これは米国が民主主義の旗の下で分裂を引き起こし、民心を得ていないためであると述べた。
米国の外交下手もここに極まれり。オルバンが嫌いでも、味方を増やすには呼ぶべきだった。民主党政権のトランプ嫌いが、同じ匂いのするナショナリストのオルバンを外したのでしょう。
https://www.aboluowang.com/2021/1208/1681015.html
12/9阿波羅新聞網<芝加哥华埠71岁华翁当街遭开18枪致命 枪手疑随机杀人=シカゴのチャイナタウンで、71歳の華人が路上で18発の致命的な銃撃を受けた 銃撃者は無差別殺人を疑われる>シカゴのチャイナタウンで7日午後12時30分に残忍な銃撃事件が発生し、71歳の華人が23丁目とプリンストンアベニューの間の歩道を歩いていたところ、通りかかった銀色の車が突然彼を銃撃した。その後、銃撃者は車から降り、犠牲者にさらに18発撃ち込み、犠牲者の華人は路全体を血で染め、病院に送られたが、死亡した。警察は後にケネディ・エクスプレスウェイ近くのジャクソン・アベニューで容疑者を逮捕した。警察の発表によると、容疑者は20代のアフリカ系米国男性であった。故人と容疑者は全く知らない関係で、警察は予備調査の段階で容疑者は無差別殺人の可能性が高いと判断した。
何清漣の言うように、何故華人はBLMや民主党を支持するのか分からない。
https://www.aboluowang.com/2021/1209/1681083.html
12/9阿波羅新聞網<卫报:疫情促中共改变非洲策略 洒币转成疫苗外交=The Guardian:疫病流行は、中共にアフリカでの戦略を変えさせ、金のバラマキからワクチン外交に変えるよう促している>アナリストによると、中共は過去20年間、アフリカを大いに金で支援してきたが、この大陸はエピデミックの危機に直面しているため、北京もアフリカ戦略を再考し始めている。
英国のガーディアン紙は、アフリカでの債務圧力の高まりと新型コロナウイルスの亜種の出現により、中共はアフリカでの戦略を調整し始め、財政援助を減らし、同時にワクチン外交を強化したようだと報道した。
中共の習近平主席は11/29に中国・アフリカ協力フォーラムを開催し、世界がオミクロンの変種について懸念している中、習近平はアフリカに1億回分のワクチンを供給することを約束した。彼はまた、アフリカへの財政援助で400億米ドルを約束した。これは、前の2回のサミットで約束された600億米ドルよりはるかに少ない金額である。
アナリストは、中共のやり方の変化を見て、中共ウイルスの公衆衛生緊急事態と権力闘争の下で、北京がアフリカの全体的な戦略を再考していることがわかると述べた。
ノースカロライナ州のウェイクフォレスト大学の政治学者であるリナ・ベナブダラは、次のように述べた。「習近平の財政援助の削減は、過去数年間で兆候が見られたため、驚くべきことではない」。
「中共はアフリカとのより慎重な段階に入った。20年間の強力な資金提供の後、中共は今、ブレーキをかけ始めている。」
南アフリカのケープタウン大学のカルロスロペスは、中共の縮減は部分的には長年西洋が言ってきたことであると述べた。西側諸国は、中共のアフリカへの融資は債務の罠を生み出し、中国の天然資源の利用とアフリカからの安価な商品輸出はすべてアフリカ人を搾取していると常に言ってきた。
習近平は、6億回分のワクチンを寄付として提供することを約束し、4億回分は現地生産し、さらに2億回分は既にアフリカ諸国に到着した。習近平はまた、中国が支援のために1,500人の公衆衛生専門家をアフリカに派遣すると述べた。
習近平のアフリカへの約束は、各界が厳しい調査を受けている中で、中共のワクチン外交が行われている。
ロンドン政治経済スクールの国際関係、外交のディレクターであるクリスオルデンは、「中共がこの発表を行ったのは、開発途上地域で現在経験している主な危機を解決し、同時に人々に中共がアフリカでワクチンを製造および提供する能力を持っていると思わせ、この動きは中国の製薬会社にとってより多くの市場機会を開く可能性がある」と述べた。
しかし、批評家たちは、習近平がアフリカでワクチンに焦点を当てていることは目新しいことではないと主張している。
ワクチンを追跡しているBridge Beijingによると、中共はこれまでにアフリカで1億5500万回分のワクチンを提供することを約束しており、1億700万回分のワクチンが出荷され、そのうち1600万回分のワクチンが寄付された。
日本のTICADやアフリカ支援は形無し?日本の外務省は昔から戦略に欠ける。
https://www.aboluowang.com/2021/1208/1681021.html
何清漣 @ HeQinglian 26分
2011年のハワイサミットで、常に北京に友好的であったオバマは、中国に「国際システムで遊ぶのをやめ」、「大人のように振る舞う」ように頼んだ。中国外交部の龐森は、「これらの規則が協議を通じて共同で策定され、中国がその一部である場合、中国はこれらの規則を遵守する。規則が一国またはいくつかの国で決定された場合、中国は彼らの義務を遵守しない」と答えた。
引用ツイート
WSJ中国語ネット @ ChineseWSJ 16時間
米国統合参謀本部議長のミリーは、中国は「確立された世界のルールを修正」し、第二次世界大戦後の国家安全保障の枠組みを覆そうとして軍事力を拡大していると述べた。ミリーは、中国の海軍、極超音速ミサイル、サイバー、その他の技術への投資は、ロシアや米国とともに世界をリードする国になることを確実にするためであると述べた。この台頭は、第二次世界大戦後、ロシアと米国の2つの超大国の時代を終わらせるだろう。 https://on.wsj.com/3y3rTwN
何清漣 @ HeQinglian 7時間
シカゴのダウンタウンでの銃撃は220%上昇
https://chicago.suntimes.com/2021/10/29/22751518/downtown-chicago-loop-shootings-murder-river-north
市内中心部での性暴行事件は35%増加し、車の盗難事件は51%増加した。 10/23の時点で、シカゴでは少なくとも617人が射殺され、3,768人が負傷している。
CPDデータによると、45人の銃によらない殺人があった。ほとんどの暴力事件は、南部と西部の黒人と黄色のコミュニティで発生した。
-シカゴの人々にとってオバマ夫婦が戻る必要がある。
引用ツイート
何清漣 @ HeQinglian 22時間
Fox Channel 32によると、週末に市内全域で暴力事件が急増したため、シカゴ警察はすべてのフルタイムの警察官の休暇をキャンセルした。
-シカゴの住民の半数以上が警察の廃止を支持したことを覚えている。😂
twitter.com/newsmax/status..
https://twitter.com/i/status/1468412815161667585
何清漣 @ HeQinglian 48分
非難されるべきはこの華人男性ではないが、なぜ華人は民主党に投票するのが好きなのか。
NYの地下鉄で、黒人男性がやって来て、大声で何かを唱え、帽子を取ってずっとお金を要求したのを見た。お金を出さなかった人は、すぐに目を凝らして脅された。他の車両に逃げようとしたら、すぐにつかまえられた。
列車が駅に停車すると、乗客全員が逃げて他の車両に乗り込んだ。乗客は黒人を含むすべての民族の末裔である。
引用ツイート
Dqianmo @ DQianmo 23時間
BLMは、華人を専門でいじめる!
何清漣 @ HeQinglian 44分
そのような状況では、バッグにうまい具合金がはいっていない場合を除いて、誰もあえて財布を取り出すことはない。
本人はその時は遠く離れていたので、緊急用に1$札2枚を準備していた。車両の中には迷彩服を着た兵士が何人かいたが、何も起こらなかったかのようにそこに立っていた。
それが3年前だったことを思い出す。
何清漣さんがリツイート
萧生客 SSK @ SSK2024 33分
この記事だけでなく、すべての公開データへのリンクには、CDCディレクターのロシェル、FDAディレクターのジャネット、ファイザーのCEOアルバートに対して、大量殺戮と人道に対する罪で逮捕状を直ちに発行するのに十分な情報がある。
「米国のVAERSシステムは、新型コロナワクチンによって21,307人が死亡し、2809人が死産したことを示している。 》 Https://mp.weixin.qq.com/s/yBH-Fq9x5KaR1uw70vF8rA
福島氏の記事では、中共の民主とは「人民民主」の旗印の下に、人民を搾取することと定義づけられます。所詮中国人の言うことだから、信用ゼロの世界ですが。
民主主義にはいろんなタイプがあると言いますが、「真の民主主義」と「偽の民主主義」があるだけだと思う。国民が自分達の代表を選んで、結果を引き受けるのが「真の民主主義」、Rubber stamp parliamentの中国全人代や不正選挙で大統領を選ぶシステムが「真の民主主義」とは思えない。よって、今回米国が「民主サミット」を開くと言っても、主催者としては甚だ不適格でしょう。
人権>民主主義だと思います。議会制民主主義で国民の代表を選んだとしても、人権を守らない政府が出来る可能性がありますので。今のバイデン政権を見ていれば分かるでしょう。
記事
2021年12月4日、中国政府は記者会見を開き「中国の民主」と題する白書を公表した(写真:新華社/アフロ)
(福島 香織:ジャーナリスト)
米国が12月9~10日の日程で、台湾を含む110カ国を集めてオンラインの「民主主義サミット」を開催するのだが、これに招待されていない中国が12月4日、突如「中国の民主」と題した白書を発表した。およそ2万字の長文の白書で、中国にも独自に創り上げた民主があり、それは米国とは違う民主であると主張している。
果たして中国の民主とはいかなるものか。そして、日本人にとっての民主は米国の民主に近いのか、それとも中国の民主に近いのか。改めて民主とはなにかを考えるタイミングとしたい。
「人民が国家の主人である」と主張
「中国の民主」白書によると、中国民主の本質とは「人民民主」であり、「人民が国家の主人である」ことを核心とする、という。完全な制度プロセスによって実施された「人民民主専制の国体」は、中国人民が人民代表大会を通じて権利を行使し、中国共産党の指導の下、多党(共産党の衛星党)と協力することで、多党制の政治的弊害を効果的に回避することができる、としている。
この白書はおよそ5つのパートに分かれている。
まず前言で、民主は全人類に共通した価値であり、中国共産党と中国の人民が終始確固として維持する重要な理念だ、とうたっている。「この100年の間、共産党は人民民主という旗を高く掲げてきた」としたうえで、
(1)中国共産党が人民を指導し、全過程にわたる人民民主を実現
(2)科学的・効果的な制度の配置
(3)具体性を備えた現実的な民主実践
(4)広汎で本物の民主の効果的運用
(5)豊かな人類政治文明形態
にわけて、中国の民主を解説した。
「中国の民主」白書。中国語版と英語版の表紙(写真:新華社/アフロ)
すべての過程を共産党が指導
言いたいことを一言でまとめると、「中国式民主とは、専制である」だ。
「(中国の民主は)中国共産党が全過程を指導する人民民主であり、その制度の配置や実践方法も中国共産党が決定し、さらにこの種の中国式民主を本当に効果的に運用しているのだ。これは、世界の人類の民主の発展を探る新たな道筋を示している」と言う。
白書には「全過程にわたる人民民主」という言葉が登場する。習近平国家主席が2019年に上海を視察に訪れた時に打ち出した言葉だ。この定義について白書では、「過程の民主と結果の民主、プロセスの民主と実質の民主、直接民主と間接民主、人民民主と国家意思、それぞれの相互統一の実現」により網羅的で全方位の民主を作り上げた、と説明。「最も広汎で、最も真実で、最も役に立つ社会主義民主だ」と自賛する。
中国共産党は、社会主義制度を破壊しようとしたり国家政権を転覆しようとする言動を、これからも民主の名のもとに徹底的に弾圧する、という。民主と専制の間には矛盾がなく、ごく少数の異見を弾圧することは大多数を保護するためのもので、専制を実行することが民主を実現することなのだ、という。
要するに、中国の民主とはすべての過程を共産党が指導する民主である。共産党はこの民主を実現するために、共産党と異なる少数意見を徹底排除し、大多数者を擁護する。それを私たちは「専制」と呼んでいるが、それが中国の民主なのだ。
白書はさらに、中国の「全過程にわたる人民民主」はあらゆる民意を体現しており、民主的な政策決定、管理、監督を通じて、選挙の際に流布されるウソの公約や、選挙後の混乱を効果的に防止することができる、と専制の利点を主張した。
中国が突く日本や米国の「痛いところ」
民主を実現するために専制を行う、というロジックにまさか説得される人はいまい。中国の民主白書がうたう民主が、私たちの知っている民主と全く違うものであることは、理解できるだろう。
だが、民主主義国家に生きていながら、こうしたロジックに妙に共感する人が少数ながらいそうなのも確かだ。
この白書発表の場で、西側記者が「米国の政治家は選挙で当選後、成果をあげなければ次に落選し排除されるが、中国の場合、人民が指導者に不満を持っても交代させる方法がないのでは?」と質問した。すると中共中央政策研究室の田培炎主任は、「米国の政治家は利益集団の代理人であり、有権者や国家利益を代表する者ではない。選挙ために適当な公約を言い、選挙後に公約を守らないことはよくあることだ」「表面上、有権者の監督を受けているといっても、選挙に当選してしまえば有権者にはどうしようもない。ただ次の選挙を待つだけだ。投票のときだけ騒ぎ、投票後は休眠、選挙のときだけ調子のいいことを言って、選挙後は民主が取り残されているのであれば、そんなものは本当の民主ではない。中国人はそんなものは好まないし、必要としていない」と反論した。
正直、この反論は、日本や米国の選挙の痛いところを突いているかもしれない。
また、白書では、「党が団結して人民を指導して、新型コロナウイルス感染症の対策で重大な成果をあげ、絶対貧困問題を歴史的に解決し、全面的な小康社会を実現し、一連の重大なリスクを緩和し、社会主義現代化国家の全面的建設に向けた新たな道程を切り開いた」と主張。
「良い民主とは社会の共通認識を凝縮すべきであり、社会の分裂や衝突を生むものではない。社会の公正正義を擁護するものであり、社会階層や利益の固定化を導くものではない。社会の安定と秩序を維持すべきで、混乱や動揺をもたらすべきではない。社会を美しくポジティブなパワーで満たすべきであり、偽りの醜いネガティブなパワーで満たしてはならない」とも唱えている。
こうした主張は「おまえが言うな」と言いたいところだが、優れた防疫ノウハウをもっているはずの米国が新型コロナで第2次大戦以上の犠牲者を出したことや、先の大統領選で「不正選挙」や「Qアノン」など、虚実ないまぜの情報が氾濫し、BLM運動などで社会が分断、激しい混乱や治安悪化を招いたことなどを思えば、米国の民主主義制度にはやはりなんらかの問題や欠陥があるのではないか、と考えこんでしまうだろう。
日本には元々、大多数を擁護し少数を黙らせる、といった「長いものに巻かれろ」的な価値観が根強くある。和を貴ぶあまり異論者を排除する空気感、あるいは人と異なった意見は言わないでおこうとする同調圧力心理が働きがちだ。リベラル派がよく口にする「人権」の薄っぺらさや、「ポリコレ(政治的公平性)」に感じるうさん臭さにうんざりしているときに、日本には日本の民主的価値観があるように中国にも中国の民主があるんじゃないか、と思ってしまう人もいるかもしれない。
白書は「世界には完全に同じ政治制度は存在しないし、すべての国家に適用される政治モデルは存在しない。それぞれが自国の発展に合致した民主形態を選択すべきである。参考にしてもそのまま真似るものではない」としている。
さらに、「外部の干渉によるいわゆる『民主改造』の害は尽きることがない。中国は『中国の民主』の輸出を求めないが、いかなる外部勢力も、中国の制度モデルを改変しようと企むことは絶対受け入れない。・・・外部勢力が『民主』の口実で他国の内政を干渉することに反対する」と強く訴えている。これは、来たる民主主義サミットで各国に「西側の民主的価値観」と「中国式民主(という名の専制)」のどちらを選ぶか踏み絵を踏まそうとする米国に対する強烈な牽制である。アジアや中東、アフリカの、封建的部族社会から近代社会へと転換中の途上国の中には、米国のやり方を傲慢と感じ、こうした中国の主張に同意したいと考えるところもあるかもしれない。
専制に「互いの尊重」はない
途上国がどのよう考えるかはさておき、問題は日本である。日本人は「我々の民主とはこうである」とはっきりと説明できるだろうか。それを今考えてほしいのだ。
私は、中国と付き合う上では、最低限埋めなければならない民主主義の価値観の差というものがある、と思っている。それが「人権」だ。その人権の中でも重要なものが精神的自由、つまり「思想・良心の自由」「言論・表現の自由」や「信教の自由」などだ。言論や信仰を理由に当局に捕えられたり弾圧されたりする状況は、それがどこの国であっても看過できない。
中国には中国の人権がある、というが、それは生存権であり、共産党に忠実な「人民」にだけ許される自由や人権は、家畜の自由であり家畜の権利にすぎない。
言論の自由があると異なる意見同士対立が起き、それが分断、混乱や治安の悪化、ときにテロ、紛争を引き起こす原因にもなる。そのためこの世からテロや争いをなくす方法は「絶対に間違わない独裁政権の樹立」だと言われるが、そんなものは漫画やアニメの中にも存在しない。だから、国家ぐるみの人権蹂躙を別の国家がやめさせようと声を上げることは、内政干渉ではなく、人道上、当然のことなのだ。言論の自由度や人権の範囲はもちろん国によって違いがあるが、どこまで許容できるかについては国として基準を考えておくべきではないか。
今、「民主の価値観」がなんであるかを問い直す必要があるのは、ポストコロナ時代に本格化するであろう国際社会の枠組みの再構築が、米国式民主の価値観・秩序で進むのか、中国式民主(専制)の価値観・秩序のもとに進むのか、が問われているからだ。この米中価値観戦争とも言うべき新冷戦構造の中で、米国は民主主義サミットで参加国にこの問いの答えを欲するだろう。一部途上国の中には、それを横暴と感じるかもしれない。
一方、中国は「中国式民主(専制)を(米国のように)各国に押し付けない」「異なる民主を尊重しあおう」と言う。だが、見過ごしがちなのは、専制は異なる意見を認めないということだ。民主主義者は専制主義者のロジック、主張に耳を傾けることがあるかもしれないが、専制主義者は異論を口にした相手を「失踪させる」ので、実は「尊重し合う」ことができない。「尊重し合おう」という言葉に騙されて認めてしまえば、その段階で専制に取り込まれてしまうのだ。
来年(2022年)2月に開かれる平和とスポーツの祭典・北京冬季五輪に対して米国が外交的ボイコットを決定したのは、中国式民主を認めない、という米国としての価値観の表明だ。日本は、日本独自の判断でどうするのか。早めに表明しないと、日本の民主も中国式民主のようなものだと国際社会に思われてしまうのではないか。
良ければ下にあります
を応援クリックよろしくお願いします。