『米中首脳会談、習近平「ぎこちない笑顔」の裏側 トランプ“はったり”攻勢の中、「新型大国関係」を確保』(4/12日経ビジネスオンライン 福島香織)、『美若對朝動武將波及中國 傳北京有3條底線=米国がもし朝鮮と戦争になり影響が中国に及べば、北京には3つの最低限の条件がある』(4/13大紀元)について

Facebookから取った山村氏の記事です。米国は先に北に撃たせて、その後すぐに反撃に転じるようです。国連の安保理事会の承認がなくても自衛権の発動の形を取り、国際法に適合させるという事でしょう。でも、ICBMでなく、日本に向けて核ミサイルが撃ち込まれたときのことには触れていません。日本には単独で反撃できる備えは無いと思います。憲法9条並びに悪辣なメデイアの似非平和主義に騙され続けて来た国民の責任です。目を覚まさなければ。

山村 明義

昨日、北朝鮮情勢をめぐる話し合いを米国防総省や国務省、軍に通じる日本政府関係者、中国問題に強い関係者と行ったので、その情勢分析の結論の一部を公開したい。  尚、情報源は明かせないので、ご覧になった皆さんには、あくまで「可能性の話」として留めておいて頂きたい。  北朝鮮は最初に国内で核実験を先に行ってくる可能性が高い。その日時は、金正恩の祖父・金日成の誕生日である4月15日、朝鮮人民軍創建85周年になる4月25日のどちらかの可能性。しかし、米軍はこの段階ではまだ北朝鮮への直接攻撃を行わない。北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)をアメリカに向けて撃ってきた段階で、初めて攻撃を開始する。  想定される具体的な日時は、韓国大統領選が行われている5月7日~9日頃が最も危ないーという分析である。  結論としては、アメリカが最初に仕掛けるのではなく、北朝鮮の出方次第ということ。この話が現実化すれば、朝鮮半島にいようがいまいが、日本も巻き添えになる可能性があり、この期間だけは日本人は十分な警戒が必要だろう。何事もないように祈りたいが、少なくとも、4月15日~5月9日は米中は両国共に厳戒態勢となるのは間違いない。「日本に戦争はない」と思い込んでいる「左翼脳」に冒された日本のTV局は、その期間くらい、日本人が思考劣化するような番組を自重すべきだと思う。>(以上)

4/14毎日新聞によれば<<米軍>「先制攻撃の準備」 北朝鮮核実験強行なら 米報道>とのこと。いつになるかは分かりません。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170414-00000038-mai-n_ame

福島氏の言う「トランプ政権の対外政策における優先度は一にIS・シリア問題であり、二に北朝鮮問題であろう。南シナ海問題や台湾問題、貿易問題などを使った中国との正面対決はそのあと、ということになる。」というのは今の空母、潜水艦の配備状況から見て一に北朝鮮問題となるのではないでしょうか。

大紀元の記事を読みますと、米中合作で習近平の政敵である江派と瀋陽軍区、金正恩に壊滅的な打撃を与えようとしているのではという感じを持ちます。米軍の力を借りて、習にとっては願ったりかなったりです。習の独裁を強化するのは面白くありません。早めに南シナ海の人工基地にも打撃を与えてほしい。まあ、大紀元は法輪功で反江沢民だからこういう書き方をするのかもしれませんが。

日経ビジネスオンライン記事

かつての「笑顔なきオバマ対談」から変じて、「ぎこちない笑顔」を保った習主席の真意は?(写真:ロイター/アフロ)

先週、習近平が米国カリフォルニア州パームビーチのトランプの別荘マールアラゴに招かれトランプと会談した。

米中首脳会談というと、習近平が国家主席になって3カ月目の2013年6月に同じくカリフォルニア州のパームスプリングスのオバマの別荘で行われた会談を思い出す。このとき、習近平は笑顔をほとんど見せぬ横柄な態度を貫き、しかも元CIA職員のスノーデンに米NSAによる国民の秘密監視計画「PRISM計画」の存在を暴露させ、米国側の中国のサイバー攻撃批判や人権問題批判を封じ込める“お土産”までつけた。おかげで、もともと親中派であったと見られていたオバマの態度はその後、180度転換、アジアリバランス政策に変わり、中国への包囲網を強めていくことになった。言ってみれば、このときの会談は、習近平が先に“はったり”をかましたわけだ。結果は、中国自身にとってプラスであったかどうかはさておき。

さて今回の米中首脳会談は、どのような意義、成果があったのだろう。

オバマ会談とは立場が逆に

まず、会談の中味自体は大したものではなかったように思われる。

トランプが大統領になって3カ月も経たない時期での習近平の直接対面であり、その場での双方のパフォーマンス自体が重要な目的であったといえよう。習近平にとっては、さんざん中国を挑発してきたトランプの真意を測るのが第一目的であり、その次が米中の「新型大国関係」を印象づけることが狙いであった。これは秋の党大会に向けて、習近平の権力闘争や国内世論形成にも影響がある。

だがオバマ会談とはまったく立場が逆になり、先に“はったり”をかましたのはトランプのほうで、しかもはったりは一発ではなかった。会談の始まる前から主導権を握ったのはトランプであり、それは会談後まで続いた。

“はったり”の一発目は、当然、会談前にトランプがフィナンシャルタイムズのインタビューで明らかにした、米国の北朝鮮に対する武力攻撃をにおわせる単独制裁の可能性への言及である。二発目はもはや、“はったり”ではなく、本気の恫喝、シリアへのミサイル攻撃だ。

北朝鮮、シリア、台湾、貿易戦争…

会談中、習近平は、オバマに見せた横柄な態度は控え、“ぎこちない笑顔”を浮かべて対応したが、さすがシリアへの爆撃を行われたことへは、狼狽を隠せなかったようで、シリア攻撃にあいまいに「理解」を示して晩餐会はそそくさと切り上げて部屋に戻って対応を協議したもようだという。習近平が帰国したあと、中国の公式メディアは我に返ったのか、ようやくシリア攻撃について米国に批判的な報道を始めた。

中国はISとは対決姿勢を示すが、アサド政権とは親密な関係にある。アサド政権が化学兵器を使用したことに対しての制裁として、習近平との会談に合わせて巡航ミサイル59発を発射したことは当然、習近平にしてみれば、メンツをつぶされたと感じただろうし、なにより、北朝鮮に対する先制攻撃が、口先だけのはったりではないというメッセージをきっちり中国に伝えることができただろう。

だが、この米中会談が中国にとって悪いものであったか、というと実はそうでもないのではないだろうか。

トランプが大統領に就任して以来、中国に対して行った駆け引きを振り返ってみよう。

最初に切った最大の切り札は、一中政策の変更をにおわせる台湾カードだった。ついで、中国からの輸入品に高額関税をかけ、為替操作国認定するという貿易戦争カード。中国は貿易戦争については、米国からの輸入農産物などの報復の高関税をかけるなど対抗手段もあれば、妥協の用意もあったが、台湾問題の揺さぶりをかけられたときには、非常に狼狽した。米国が本気で台湾と同盟関係を結び中国に対抗するようなことにでもなれば、つまり中台統一の可能性が完全に失われる事態になれば、おそらく習近平が失脚するどころか共産党政権の執政の正当性や権威が完全に失われ、体制が解体しかねない話だ。

このため、楊潔篪や王毅、崔天凱ら外交官はあらゆる手を尽くして、トランプ政権の翻意を促す外交攻勢に出た。そのかいもあってか、2月になって、トランプは習近平との電話会談で、この台湾カードを引っ込め、一中政策の堅持を表明。中国もほっとした様子で、外交勝利だと喧伝した。だが、台湾カードを引っ込める代わりにトランプが求めてきたのは、北朝鮮に対する制裁強化、あるいは金正恩排除への協力である。

IS・シリアを優先、中国はそのあと

3月の米国務長官ティラーソン訪中のおりには、さらに強く北朝鮮制裁に関する米国への協力を求める代わりに、トランプ政権は中国に対して「新型大国関係」を認めるという大サービスをした。ティラーソンは習近平と会談し、新型大国関係という言葉こそ使わなかったが、「衝突せず、対抗せず、相互に尊重し、ウィンウィンを求める」というかつて、習近平がオバマに何度も提示した新型大国関係を定義する四句を繰り返した。オバマは習近平の求める新型大国関係をついぞ認めなかったが、トランプはそれを認めたわけだ。

これは外交官としての経験を持たないティラーソンの失言ではないか、と当初疑われたのだが、のちの報道によれば、ティラーソンは国務省の用意した原稿を読み上げたにすぎないという。トランプ個人が、中国をどのように思っているかはさておき、当面の共和党政権としての方針が、米中新型大国関係を受け入れるものであるとは言えそうだ。

さらに、トランプはフィナンシャルタイムズのインタビューで、北朝鮮に対する先制攻撃について、中国の協力がなくとも単独で行うことをほのめかせる一方で、関税問題については、4月の習近平訪問時に議題にしないとも語った。また、2月末に日本を含む11カ国の駐中国大使が、中国の人権派弁護士の拷問について第三者機関による調査を求める声明を連名で出したとき、米国大使はこれに参加しなかった。これもトランプ政権として、人権問題などで中国を非難しないというメッセージだろう。

恫喝とリップサービスや配慮、硬軟織り交ぜて中国に発信したメッセージは、トランプ政権側に中国を揺さぶるカードが多様であること示すと同時に、北朝鮮問題に関して米国への譲歩、妥協があれば、当面は中国と正面から敵対するつもりはない、ということだろう。

おそらく、トランプ政権の対外政策における優先度は一にIS・シリア問題であり、二に北朝鮮問題であろう。南シナ海問題や台湾問題、貿易問題などを使った中国との正面対決はそのあと、ということになる。

北朝鮮問題については、米国が本気で金正恩排除を目的とした経済・軍事制裁をとる場合、中国が北朝鮮を後方から支援しないことがその成否を決める。そのトランプからのメッセージの最後の仕上げが、シリアへの59発のトマホーク発射であったのだから、習近平の笑顔もぎこちなくなるわけだ。

しかし、それでも、中国国内ではこの会談を米中二強時代の到来を示す会談として、ポジティブに報じた。それは決して強がりばかりだとも言い難い。

とりあえず、秋までは

まず、今回の首脳会談では「米中の非凡な友誼」が国際社会に喧伝された。とりあえず二人は18時間、会談し、三度握手し、二人でマールアラゴの芝生の上を寄り添いながら散歩もした。次に、トランプの年内訪中が約束され、少なくとも年内は、双方が顔を合わすのも気まずいような関係悪化はなさそうである。つまり党大会が終わる前に、台湾や南シナ海問題を持ち出して米中対立の先鋭化は起こらないという感触は得たようである。

さらに、貿易不均衡是正のための百日計画を策定した。高関税をかけるようなやり方ではなく、中国が積極的に航空機や農産物などのお買い物をたくさんし、米国の貿易赤字を減らしていくということで、これはもともと中国側も妥協策として用意していたことでもある。

つまり当初、トランプ政権がちらつかせていた対中強硬策はとりあえず棚上げされた。習近平としては新シルクロード構想「一帯一路」の枠組みに米国が参加するよう誘い、経貿、軍事、文化領域において米中が引き続き協力・交流を維持していくというトランプからの言質をとり、米国に逃亡している“汚職政治家・官僚”らの引き渡し問題について、中国側の反腐敗キャンペーンを支持するという姿勢を取り付けたので、とりあえず、秋までは背後の心配をせずに国内の権力闘争に専心できそうだ。

ただ北朝鮮問題について、どのような譲歩を中国側がしたのか、しなかったのかはよくわかっていない。報道ベースでは、協力の深化で一応の一致をみたが、認識を共有するに至らなかったようだ。韓国に配備されたTHAADミサイルについて、両者の間でどのような応酬があったのか、それを含めて中国側がどのような妥協をしたのか、今回の首脳会談で中味があるとしたらその点だが、そのあたりはこの原稿の締め切り時点ではまだ不明である。

中国側の党内世論としては、かりに米国が北朝鮮を攻撃しても、中国は再び北朝鮮を支援して軍事行動を行う必要はない、という意見が強い。なので、積極的に米国に協力することはないとしても、北朝鮮とともに米国と戦うという可能性はかなり低いだろう。経済制裁の強化には、譲歩の余地がある。妥協があるとすれば、そのあたりに落とし込むことはできそうだ。

ただ、半島問題の本質は、北朝鮮の核問題というよりは、米国と中国の軍事プレゼンスの問題であり、半島での軍事プレゼンスが強い方が、アジア・太平洋地域の支配力が強くなるという意味では、米中の覇権争いの問題といえる。中国の本音をいえば、北朝鮮が、米軍が駐留する韓国と中国の間にいてくれる現在の状況は望ましいものであり、金正恩政権に対する中国のコントロール力が以前に比べて衰えたとしても、米軍に排除されて、そのあと、親米政権でもできるようであれば、非常に困る。もちろん、そんなことになるようであればロシアも黙っていない。

いずれにしても厄介な二大強国

中国人民大学国際関係学米国研究センター主任の時殷弘が、ニューヨークタイムズに次のようにコメントしていたのが的を射ているだろう。

「習近平は(訪米前に北朝鮮問題で制裁強化などの)準備をすでにしている。おそらく、北朝鮮に対する圧力を強化していくだろう。しかし、中国としての戦略のボトムラインは堅持する。つまり北朝鮮は存続させる。米国の軍事パワーによる半島統一の潜在的可能性を許すわけにはいかない」

米国が金正恩個人を排除するというだけなら、それに代わる政権が中国との同盟関係を維持する親中政権であるならば、中国としても許容範囲にとどまる。だいたいリビアもそうだったが、米国が軍事介入するとぐちゃぐちゃになることが多いので、ぐちゃぐちゃになってから、国連のメンバーとして介入することもできよう。そのときは、中ロが手を組む可能性が強い。

シリア攻撃は中国にとってもメンツをつぶされた事件だが、良いことも一点ある。これで米ロ関係が悪化するということだ。おそらく今後、トランプ政権内の親ロ勢力は駆逐され、中国が当初懸念していた、米国がロシアを取り込み中ロ“蜜月”関係に楔をいれて、中国を孤立させるという戦略が立ち消えとなるとしたら、中国としては当面安心できる。

そう考えるとトランプに挑発され翻弄されつづけた習近平であったが、結果的にはそれなりに満足のいった首脳会談になったのではないか。

もっとも、習近平政権の本当の敵は、国の外にいるのではなくて内に存在する。この国内の敵、つまり政敵や党の権威に疑いを持ち始めた中産階級や社会不満を募らせる人民を抑えて、国内の団結を図るには、実のところトランプくらいわかりやすい“中国を挑発する敵”の存在はむしろありがたいかもしれない。そして日本にとっては、米中は関係が良すぎても、対立が深まっても、不安と懸念材料が増える一方の、厄介な二大強国なのである。

大紀元記事

2017年4月13日 | Filed under: 時事動向 | 來源: 大紀元新聞網

朝鮮半島危機升級。據報,美國一旦對朝鮮動武將波及中國,傳北京對此有三條底線。

香港《經濟日報》4月12日報導,周三,習近平與川普(特朗普)通電話。習表示,中方主張通過和平方式解決朝鮮半島問題,願與美方就此問題保持溝通協調。

報導稱,值得注意的是,川習會結束後,美方立刻派航母開往朝鮮半島水域,被認為是美國已從中方得到對朝承諾,開始協調對朝動手。

因此有分析認為,川習今次通電話,釋放中美聯手應對朝鮮半島危機的信號。儘管中方不認同對朝動武,但通話至少反映兩國一起向朝鮮施壓。

但美國一旦對朝鮮動武,文章說,中國必被殃及,主要體現以下三種可能性:

朝鮮金家王朝垮台,朝鮮成立過渡政權、或南北韓統一,美國或藉此把朝鮮半島的駐軍,推進到中國家門鴨綠江邊。

如金正恩孤注一擲引爆核設施,100公里外的中國延邊地區乃至東北,直接受波及。

朝鮮社會動亂或致數以十萬計難民湧進中國。

有觀察人士因此認為,習近平與川普通話,主調還是儘力勸止美國用武力解決朝鮮問題。

紐約時政評論人士朱明表示,習近平與川普再次通話,從側面反映美國對朝鮮動武的可能性增大,所以習呼籲川普“通過和平方式解決問題”。但是中方沒有發表譴責或阻擾川普派遣軍隊赴朝鮮半島的言論,所以也可理解為習只是表達立場,對美國行動可能會袖手旁觀。

《經濟日報》4月12日報導還稱,川習會結束當天,川普就和韓國代總統黃教安通電話指,中國對處理朝鮮問題有三條底線:對朝鮮的核打擊絕不能對中國東北造成污染;中國不能承受大量輸出難民的動蕩;鴨綠江對岸不能出現與中共敵對的政權,美國軍隊不可推至鴨綠江邊。

4月7日清晨,在川習會期間,川普下令對敘利亞一處涉嫌用化武攻擊平民的軍用機場發射59枚巡弋導彈。川普並親自向習近平告知了美國的轟炸計劃。

外界關注,川普此舉顯示,如果中方不向朝鮮施加更大壓力,要求其放棄核武及導彈開發,美國方面可能會像對敘利亞一樣單方面解決朝鮮問題。

4月7日,川習會結束當天,美國國務卿蒂勒森表示,兩國元首同意加強合作,說服北韓放棄核計劃。

4月8日,美宣布航母戰鬥群前往朝鮮半島。

4月11日,川普發推特表示:“朝鮮在自找麻煩。如果中國決定幫忙,那太好了。如果不幫忙,我們會單獨解決問題。”

在川習會前,川普曾對《金融時報》表示:“如果中共不解決朝鮮問題,我們就來解決。”#

【大紀元2017年04月13日訊】(大紀元記者楊一帆綜合報導)

米国がもし朝鮮と戦争になり影響が中国に及べば、北京には3つの最低限の条件がある

2017年4月13日 | Filed under: 時事動向 | 由来:大紀元ネットニュース

朝鮮半島の危機の可能性は上がっている。報道によれば、「米国がもし朝鮮と戦争になり影響が中国に及べば、北京には3つの最低限の条件がある」と。

4/12香港の「経済日報」は「水曜に習近平はトランプに電話した。習は、中国側は平和的なやり方で朝鮮半島問題を解決したいと述べ、米側とこの問題について意思疎通を図り、協調を維持したいと願っている」と報道した。

報道によれば、注意に値するのは、トランプ・習の会談が終ってから、米側はすぐに空母を朝鮮半島水域に向け、米国は対北朝鮮ですでに中国側から攻撃の承諾を受け、協調して動き始めていると思われる。

これにより、分析家は「トランプと習の今回の電話は、米中連携して朝鮮半島危機に対応するという合図と説明できる。中国側は米側の対北への武力行使に考えが一致している訳ではないが、会話を通じて少なくとも両国がいっしょになって朝鮮に圧力をかけるつもり」と考えている。

彼は「米国がひとたび朝鮮に武力行使すれば、中国に必ず災いが及ぶ。予想される主な出来事は以下の3つ。

朝鮮の金王朝が倒れ、過渡期の政権ができ、あるいは南北朝鮮が統一されて、米国が朝鮮半島全域に進駐し、中国の表玄関の鴨緑江まで出て来るかも。

もし金正恩が乾坤一擲の勝負に出て、核施設が爆破されれば100キロメートル外にある中国の延辺地区乃至東北地区は、直接影響を受ける。朝鮮社会に動乱が起これば10数万の難民が中国に押し寄せるかもしれない。

筆者は「習近平とトランプの電話は、基調はやはり米国に武力による朝鮮問題の解決を止めるように勧めたのでは」と思っている。

NYTの政治評論家の朱明は「習近平がトランプに再度電話したのは、米国の対北武力行使の可能性が増大しつつあるのを睨み、トランプに“平和的なやり方による問題解決”を呼びかけた。しかし中国側は米国を譴責するでもなく、トランプの朝鮮半島への軍の派遣への批判は阻止した。故に、習は自分の立場を表明しただけと理解でき、米国の行動に対し拱手傍観するだろう。」と述

4/12「経済日報」も、「トランプ・習会談が終わった当日、トランプはすぐ韓国大統領代行の黄教に電話をして、『中国側は朝鮮問題を処理するにあたり3つの最低条件がある』と言った。①朝鮮への核攻撃で絶対に中国の東北部の汚染を引き起こさない②中国は大量の難民を受入、不安定化するのは認められない③鴨緑江の対岸に中国共産党に敵対する政権が現れるのは許されない。米軍隊は鴨緑江近くまで進軍するのは認めない」と報道した。

4/7夜あけに、トランプ・習会談のときに、トランプはシリアの化学兵器で無辜の市民を殺戮した空軍基地に59個の巡航ミサイルを発射するように命令した。トランプは自ら習近平に米国の爆撃計画を知らせた。

4月8日,美宣布航母戰鬥群前往朝鮮半島。

世界は「トランプが此の挙に出て、もし中国側が朝鮮により大きな圧力をかけず、核武装とミサイル開発の放棄を要求しなければ、米国はおそらくシリアに対するように単独で朝鮮問題を解決するだろう」と注目して見ている。

4/7トランプ・習会談が終わった当日、ティラーソン国務長官は「両国首脳は北に核放棄させることで一致した」と述べた。

4/8、米国は空母戦闘群を朝鮮半島へ向かわせると発表。

4/11トランプは「朝鮮は自分で面倒を起こしている。もし中国が協力すれば、それは結構である。もし協力しないのなら、我々は単独でも問題解決することができる」と述べた。

トランプ・習会談の前に、トランプは「フィナンシャルタイムズ」にも「もし中国共産党が朝鮮問題を解決しなければ、我々がすぐ解決する。」と述べた。

【大紀元2017年04月13日のニュース】 (大紀元記者:楊一帆総合報道)

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