『トランプ就任式の現場で起きた「大異変」…8年前とは驚くほど違った「リベラルな人たち」の姿』(1/23現代ビジネス シェリー めぐみ)について

1/23The Gateway Pundit<“Davos Has Begun to Crumble’: Argentina’s Milei Returns to WEF Summit To Celebrate the End of Leftist World Hegemony and the Many Conservative Leaders Working for Liberty=「ダボスは崩壊し始めた」:アルゼンチンのミレイ氏が世界経済フォーラムサミットに復帰、左派の世界覇権の終焉と自由のために活動する多くの保守派指導者を祝福>

下のXにも、左派は自分達の負けを認めたのがある。トランプは偉大である。次に中共を打倒すれば、レーガン以上の評価を受けるでしょう。

アルゼンチンの自由主義大統領ハビエル・ミレイ氏は、グローバリズム、左翼主義、覚醒主義に事実上単独で立ち向かってから1年後、再びスイスのダボスに戻った。

しかし今回は世界が変わった。ミレイのスピーチには祝福すべき点がたくさんあった。

ミレイ氏は本日(23日)、世界経済フォーラムで、左翼政治とイデオロギーの「世界覇権」は「崩れ始めている」と語った。

CNBCは次のように報じた。

「『かつては政治、教育機関、メディア、超国家組織、さらにはダボスのようなフォーラムにおいて『目覚めた』左派が世界的に覇権を握っているように見えたものが崩れ始めている』と、2023年に就任した右派指導者ミレイ氏はスイスのダボスでビジネス界や政治界の指導者らに語った。」

ご覧ください: 主流マスコミは「ライオン」ミレイのダボス到着に大騒ぎ。

ご覧ください: ミレイはもう孤独ではない – 「ダボスは崩壊し始めた」

https://twitter.com/i/status/1882404778103431467

WEF – ミレイ大統領はもはや孤独ではない!

「ダボスは崩壊し始めた」グローバリストの時代は終わり、自由を主張するリーダーたちの新たな同盟が立ち上がり、各国を救おうとしている。

最後には自由が勝つpic.twitter.com/ZHtUnFqQem

— バーニー (@Artemisfornow) 2025年1月23日

ミレイ氏は、同じ考えを持つ他の指導者たちとの同盟を祝った。

「『この一年、私は世界のあらゆる場所で自由のために戦う仲間を見つけた。素晴らしい[ハイテク億万長者の]イーロン・マスクからあの勇敢なイタリアの女性[首相]ジョルジャ・メローニ、エルサルバドルの[ナジブ]ブケレ大統領からハンガリーのビクトル・オルバーンまで』」と彼は語り、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とトランプ大統領も仲間として名指しした。

「自由を望み、自由の理念を信じるすべての国々の間で、ゆっくりと国際同盟が形成されつつある」と彼は語った。」

「男性が女性に変装してボクシングのリングでライバルを殺したり、囚人が女性であると主張して刑務所内で出会う女性をレイプしたりしても、彼らは何も言いません。」 

ミレイは「戦いはまだ終わっていない」と警告するためにダボスへ行った。

「『希望は再び燃え上がったが、病的な覚醒主義というイデオロギー的建造物を解体するのは我々の道徳的義務であり責任である』と彼は述べた。」

https://www.thegatewaypundit.com/2025/01/davos-has-begun-crumble-argentinas-milei-returns-wef/

https://1a-1791.com/video/fwe2/28/s8/2/s/2/m/5/s2m5w.caa.mp4?b=1&u=ummtf

https://x.com/i/status/1882464146014474738

https://x.com/i/status/1882124820630188285

https://x.com/i/status/1882150872567975976

DS退治。

1/23Rasmussen Reports<Middle East: 48% Expect Better Policy From Trump=中東:48%がトランプ大統領の政策改善を期待>

有権者の大半は、ジョー・バイデン氏のイスラエルと中東問題への対応を低く評価しており、ほぼ半数がドナルド・トランプ大統領の方がうまくやれると考えている。

ラスムセン・リポートの最新の全国電話・オンライン調査によると、米国の有権者の48%が、イスラエルと中東に対するトランプ氏の政策はバイデン氏の政策よりも良いと考えており、30%はトランプ氏の政策は悪いと答え、13%は新大統領の中東政策はバイデン氏の政策とあまり変わらないと考えている。

https://www.rasmussenreports.com/public_content/politics/trump_administration_second_term/middle_east_48_expect_better_policy_from_trump?utm_campaign=RR01232025DN&utm_source=criticalimpact&utm_medium=email

1/24阿波羅新聞網<找揍?塔利班胆肥拒川普 拟再讨90亿美元=怒りを買うつもりか?タリバンはトランプ大統領の要求を大胆に拒否し、さらに90億ドルを要求する予定>タリバンは、武器を返還するのではなく、ISIS-Kとイスラム国ホラーサーンと戦うためにさらに多くの武器、弾薬、高度な兵器が必要だと主張している。

ブルームバーグによると、アフガニスタンのタリバンは、2021年に米軍が南アジアから撤退する際に残した軍事装備を返還しないという決定を堅持している。

ファイル写真:タリバンの治安部隊員。アフガニスタンの支配グループは米国との捕虜交換を発表した。 (AFP)

匿名を条件にメディアに語ったこの人物は、タリバンは武器を返還する代わりに、イスラム国ホラーサーンと戦うにはさらに多くの武器、弾薬、最新兵器が必要だと主張していると語った。

これに先立ち、トランプ大統領は集会で演説し、アフガニスタンが米国の航空機、空対地弾薬、車両、通信機器を返還しなければ、米国はアフガニスタンへのすべての経済援助を停止するとアフガニスタンを脅迫した。

「もし我々が年間数十億ドルを支払うなら、軍事装備を返還しない限り金銭は出さないと伝えろ」とトランプは述べた。

しかし、タリバンの報道官はトランプ米大統領の発言には反応しなかった。

20年間アフガニスタンに駐留していた米軍は70億ドル相当の武器や装備を残してアフガニスタンから撤退し、その後アフガニスタンはタリバンに占領された。タリバンはトランプ大統領の要求を拒否しているものの、新大統領の下で米国と新たなスタートを切り、凍結された外貨準備高約90億ドルへの解除を求めている。

報道によれば、タリバンは米国との平和的な関係を確立し、ならず者政府を国際社会に認知させたいと望んでおり、この資金は国際援助を失い経済的苦境に陥っている同国への支援となるという。

タリバン政権は火曜日、米国の刑務所に拘留されていたアフガニスタン人と米国人を交換したと発表した。

中共国、パキスタン、ロシアなど少数の国はタリバン大使を歓迎しているものの、彼らは数々の人権侵害で広く非難されているタリバン政権を正式には承認していない。

デイールにはデイールで。日本も見習ったら。

https://www.aboluowang.com/2025/0124/2164829.html

1/24阿波羅新聞網<川普撂话直逼普京!克宫泄密普京焦急=トランプ発言はプーチンを直撃!プーチンが焦っている秘密がクレムリンから漏れてくる>注目を集める形でWHに戻り、米国大統領に就任したトランプは、水曜日(22日)、ロシアがウクライナでの「ばかげた戦争」を終わらせる意思がなければ、米国はロシアに高関税を課すか、その他の制裁を課すとした。クレムリンは木曜日(23日)に直接反応し、トランプ大統領の脅しは「何も新しいものはない」が、ロシアは米国と対話する用意があると述べた。

ロイター通信は、クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフが木曜日、トランプ米大統領の発言に新しいものは何もないと述べたと報じた。同氏は、トランプ大統領が最初の任期中にロシアに対して頻繁に制裁を課していたことを指摘し、「何も新しいものはなかった。少なくとも最初の任期中は、彼(トランプ大統領)はこうしたやり方を好んでいた」と述べた。

ペスコフは、モスクワは引き続きトランプの発言を注意深く見守っていると繰り返した。「我々はすべての微細な差異も含めて注意深く記録している。プーチン大統領が何度も述べているように、我々は常に米国側との対話の準備ができており、対等かつ相互に尊重し合う対話を行う用意がある」と。

早く停戦したほうが良い。ロ・ウがどこまで譲歩できるか?

https://www.aboluowang.com/2025/0124/2164738.html

1/23阿波羅新聞網<先硬后硬?川普批评习近平—美国将从2月1日起对中国商品加征10%关税=最初は強硬、後も強硬?トランプ大統領は習近平を批判 – 米国は2/1から中国製品に10%の関税を課す>トランプ米大統領は火曜日、2/1から全ての中国製品に10%の関税を課すことを検討していると述べた。トランプ大統領の貿易・関税政策の背後にある考えは何か?どんな効果が得られるのだろうか?

トランプ大統領は月曜日、メキシコとカナダに25%の関税を課すと述べたが、その時点では中国に対する立場を留保していた。トランプ大統領は火曜日、中国に10%の関税を課すことを議論していると述べた。

トランプ大統領は、過剰な量のフェンタニルがメキシコとカナダ経由で中国から米国に流入していると指摘しており、関税の脅威は中国にこの致死性の薬物に対する取り締まりを強化するよう促す可能性がある。

中国外交部の報道官、毛寧は火曜日の定例記者会見で、「我々は中国の立場を何度も表明してきた。我々は常に貿易戦争や関税戦争に勝者はいないと思っている。中国は常に断固として国家の利益を守る」と述べた。

トランプは、習の引き延ばし戦術は許さないということ。

https://www.aboluowang.com/2025/0123/2164390.html

1/23阿波羅新聞網<春运现反常惊人一幕!中国新年后或掀新一波倒闭失业大潮=春節の移動ラッシュ中に衝撃の異常事態が発生!春節後には新たな倒産や失業の波が起こる可能性>旧正月まであと1週間だが、景気低迷を背景に、新年に向けていかに倹約するかが話題となっている。春節の移動ラッシュの時期には、チケットが手に入らないのが普通だが、高速鉄道の車両は空いているという不思議な現象が起きた。さらに、多くの地方政府は、旧正月を文明的かつ質素に祝うことを推奨し、濫りに宴会を開くのを慎むよう、文書で通知した。

中国では春節の移動ラッシュがスタートして1週間たった。人民日報は広鉄集団の発表として、乗客総数は1337万1000人に達し、前年同期より32万8000人増加し、前年比で2%増となったと伝えた。しかし、Douyinプラットフォームに、春節の移動ラッシュの中で、高速列車がガラガラになっている場面が多く登場した。一部のネットユーザーは、切符を買うときに列に並ばなければならなかったのに、乗車したらガラガラだったのはなぜかと疑問を呈した。

ネットユーザー「半眉」は「高速鉄道のチケットを買ったときに騙された。チケットを買うとき、一等席も二等席もあまりなかった。でも、高速列車に乗ってみると、車両には私一人しかいない。この高速列車は次の駅に到着するところだが、そこも誰も乗らない」

ネットユーザー「広州カメラマン」は「今年の春節移動の車両にいる。高速鉄道の車両には誰もいない。人々はどこに行ったのか?わからない。今までの春節移動とは全く違う。今年の春節には帰省しない? それとも、徒歩やジョギングなど他の交通手段を使って帰るのはどうか?

今年の春節期間中、民衆はお金を節約するために高速鉄道ではなく普通列車で帰省することを選んだ。

小生が中国にいた1990年代後半はまだ高速鉄道はなく、深圳から黒竜江省まで普通列車を乗り継ぎ、3日かけて帰省するのが普通だった。それに戻るだけ。ただ、今は監視が行き届いているから、昔のように帰省バスでの強盗や殺人はないと思われる。

https://twitter.com/i/status/1882012583957532857

https://www.aboluowang.com/2025/0123/2164419.html

https://x.com/i/status/1882132323250131320

何清漣 @HeQinglian 1 時間

【米国の主流世論は(不法移民の)大規模な国外追放を支持しており、米国に入国する人が減ることを望んでいる。

私を信じないの? CNNに聞いてみて。

世論の変化を示すグラフをご覧ください。 】

調べてみたら、不法移民を国外追放するのは非人道的だとトランプ政権を批判しているのは、ヨーロッパのメディア(中国政府系メディアも含む)だけだった。ところで、マサチューセッツ州とニュージャージー州の知事は不法移民の強制送還に反対を表明し、訴訟を起こした。

もっと見る

引用

チャーリー・カーク @charliekirk11  1月23日

米国人の大多数は大量国外追放を支持しており、入国者数の減少を望んでいる。

信じられない?CNNに尋ねてみて。

シェリーめぐみ氏の記事では、彼女自身はやはり左翼の側にいて、リベラルを応援したいと思っているのでは。でも、今やオールドメデイアの嘘がバレ続け、グローバリストやリベラルは信用されなくなってきているのに気づかないといけない。CNNは数百人の職員解雇のニュースが流れているし、NBCも50人未満を解雇とのこと。嘘を垂れ流すメデイアを信用しなくなって、見なくなるのは当たり前。今後益々オールドメデイア離れが起き、SNSプラットフォームが力を持つようになるでしょう。

記事

ワシントンが真っ赤に染まった

「すごくエキサイティング! これでやっとアメリカがまともな国になるよ」

興奮した面持ちで語ってくれたのは、ノースキャロライナから来たという20歳の白人男性コナーさんだった。

コナーさん〔PHOTO〕Keiko Tsuyama

1月20日月曜日午前8時、気温マイナス7度という危険なほどの寒さにもかかわらず、ワシントンの中心部のストリートは数万人のトランプ支持者で埋めつくされていた。急遽室内に変更になった大統領就任式を一目見ようする人々が、ビューイングエリアとなった「キャピタル・ワン・アリーナ」に入ろうと行列しているのだ。その列はアリーナ入口を先頭に、チャイナタウンを突っ切って延々と伸び続け、最後尾がどこかさえもわからないほどだ。

多くは真っ赤なニットのMAGA(Make America Great Againの略、熱烈なトランプ支持者はMAGAと呼ばれる)のロゴが入った帽子をかぶり、やはり真っ赤なマフラーを巻いている。行列の横には、ありとあらゆるデザインのトランプTシャツや帽子、ペンからぬいぐるみまでのグッズを売る露店がずらりと並ぶ。

ペンシルバニア州から来たという白人女性スーザンさんは、星条旗柄のニットの「トランプ帽」に赤いマフラー姿で、

「一生に一度の記念すべき日だから思い切り楽しむわ」

と満面に笑みを浮かべた。

スーザンさん〔PHOTO〕Keiko Tsuyama

まさにMAGA支持者にとってこの日は人生最大の記念日だ。まず8年前とは喜びが違う。一度は否定されたMAGAとトランプを返り咲かせるために、一緒に戦って勝ち取ったという自信と自負がある。だから彼らは、まるでこのワシントンの街を征服したかのように、意気揚々としている。

しかし筆者が異様に感じたのは、支持者以外の一般市民の姿がストリートから消えてしまったことだ。いくら休日でこの寒さとはいえ、犬の散歩をする人の1人や2人いてもよさそうなものだが、どの街角ですれ違うのも、スタバでコーヒーを買っている人も、必ず真っ赤なMAGAニット帽をかぶっているか、トランプの旗を持っている。

ワシントンはリベラルの街ニューヨーク以上に、民主党が圧倒的に強い場所だ。その街がMAGAに占拠される中、どうやらリベラルは家にこもって息を潜めているようだった。それはトランプ氏の「ホワイトハウス奪還記念日」を象徴するような光景だった。

リベラルはもう抵抗に疲れたのか?

2017年の第一次トランプ政権発足の翌日、全米で「女性のマーチ」が同時開催された。ワシントンの47万人を筆頭に、ニューヨークなど全米の400以上の大小の街で、トータル約500万人を動員したと記録されている。ピンクの帽子をかぶった女性と彼女たちをサポートする男性による抗議行動は、当時中絶禁止を公約していたトランプ氏への宣戦布告でもあった。その後#metoo運動が燃え上がり、政権最後の年(2020年)のブラックライブス・マター運動で、人権を守るための戦いはピークを迎えた。その結果トランプ氏は政権から引き摺り下ろされた。

しかし2022年、彼が指名した3人の保守派の判事により超保守化した最高裁は、保守州での中絶禁止を許す決定を下している。そして2025年の今、トランプ氏は再びワシントンに戻ってきた。しかも8年前とは比べものにならない、とても歯が立たないと思わせるほどの金と権力を伴って。

就任式の2日前、「ピープルズ・マーチ」と名付けられた抗議行動もあるにはあったが、ワシントンでさえ参加者は数千人と、8年前とは比較にもならない規模だった。

就任式当日に筆者が見かけたのは、「Revolutionary Communist Party革命共産党」と名乗る団体だけだ。行列するMAGA支持者の隣で数人の代表が、「私たちは人として、ファシストのアメリカを決して許さない」とシュプレヒコールを上げ、トランプの旗に火をつけて燃やすなどの過激な行為も見せた。

革命共産党〔PHOTO〕著者撮影
しかしそれを横目に、ほとんどのMAGA支持者たちは、我関せずという態度で通り過ぎて行く。

オリガーキーを可視化した就任式

就任宣誓が行われる正午までには、アリーナに入場できなかった大勢の人々が、テレビがあるスポーツバーやレストラン目指して押し寄せた。筆者も彼らとともにあるスポーツバーに飛び込むと、フロアにぎっしりの支持者の目の前で、就任式が始まるところだった。

トランプ氏が登場すると割れんばかりの拍手喝采だ。宣誓が終わった瞬間にはいつもの「USA! USA!」というコールもわき起こる。

さらに目を見張ったのは、トランプ氏の背後に控える超富裕テックビリオネアの面々だ。イーロン・マスクはもとより、マーク・ザッカーバーグ、ジェフ・ベゾス、ティム・クック……今や世界を支配する彼らを足下にかしずかせたことになる。これだけの富とパワーを一身に集めた大統領をこれまで見たことがない。今やその力には国内外の誰もが逆らえないことを、テレビカメラを通して世界に見せつけた見事な演出だった。

〔PHOTO〕Gettyimages

リベラルたちはこの光景が、オリガーキー(寡頭政治:少数の超富裕層による独裁、ロシアのオリガルヒと同義)を可視化したものと強く批判したが、同時に心の底から裏切られた気持ちにもなっていた。なぜならシリコンバレーといえば長年リベラルの牙城で、ジェフ・ベゾスもマーク・ザッカーバーグもトランプとはソリが合わないことで知られてきた。それが今ではまるで長年の親友のようにふるまっているのだ。

大統領令の一斉乱射撃

落胆するリベラルをさらに激しく打ちのめしたのは、就任式直後に乱れ撃つように出された大統領令だ。その日のうちに最低でも50案件を発令すると約束し、パリ条約脱退から不法移民の強制送還まで、その内容もほぼわかってはいた。その目的が、度肝を抜くような衝撃によって世界を震撼とさせることだというのも、事前にわかっていた。それでも気分が悪くなって、思わずテレビを消したというニューヨークの友人もいる。

中でも最大のショックの1つは、2021年1月6日の議会襲撃で訴追された1500人に一斉に恩赦を与えたり、減刑したりことだ。この事件で警官1人を含め4人が死亡、200人近い警官が怪我をし、その後のPTSDで自殺した警官が4名もいる。トランプ氏はこの事件で起訴されたが、裁判の引き伸ばしに成功。11月に当選したことで「司法省は現職大統領を訴えない」という慣例により訴追を免れた。

一方かねてからトランプ氏はこの襲撃は「愛の祭典」であり、暴力というのは民主党側の陰謀で、逮捕された者はすべて「捕虜」であると言い続けてきた。今回の恩赦でその主張は正当化されることにもなる。わずか4年前に起きた歴史を書き換えようとする大胆な行為であるのと同時に、暴力をめぐる人々のこれまでの考え方を大きく覆すものだ。

というのも、恩赦された者の中には、オース・キーパー、プラウド・ボーイズなど、襲撃を先導した白人至上主義のファシスト集団のリーダーも含まれている。まるでトランプの私設軍隊のように振る舞う彼らの存在は、恩赦されたことで再び正当化され、勢いを増すだろう。

実は就任式当日、筆者はワシントンでデモを行っているプラウド・ボーイズの面々に出くわした。本流から別れたらしい十数人ほどが、機関銃を構えたトランプの旗をひるがえしながら、筆者らメディアに向かって「裏切り者!」と威嚇的なメッセージを投げつけてきた。ご存じのようにMAGAにとって既存メディアは「フェイクニュースをばらまく敵」だからだ。

プラウドボーイズとメディア〔PHOTO〕著者撮影

人民を支配するための暴力の肯定は、ファシズムの大きな要素だ。圧倒的なパワーを手にしたトランプ大統領とその政権は、アメリカという国をいったいどこに連れて行こうとしているのか? 背筋が寒くなるのを感じざるをえなかった。

そして、未だ息をひそめるリベラルたちが、この動きにどう立ち向かうのか、その答えはまだ見えてはいない。

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