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『バブル崩壊後の日本がマシに見える中国のこれから 政治体制はそのまま、悲惨なディストピア時代へ』(2/19JBプレス 川島 博之)について
2/19大紀元時報

共産党匪賊との和平交渉は蒋介石がかつて警告していた。「虎にその皮が欲しいと言うようなもの(悪人と相談して、彼らの利益を放棄させることであるが、これは絶対できない)」と。国民党が台湾に逃れてくる前、中共と和平交渉を何度か行ったが、結局和平がならなかっただけでなく、中国大陸を失う羽目になった。蒋介石は、共産党匪賊の和平論の甘い言葉を軽々しく信じてはならない」と。
国民党主席の呉敦義が「選挙で国民党が政権を取れば、中国共産党と和平交渉する」という発言を受けて。まあ、国民党も中共も同じ中国人ですから。騙すことにかけては同じ穴の狢。蒋介石が和平交渉について述べていますが、戦争中日本との交渉を蹴ったのは彼です。裏で米国の支援やソ連の支援がありましたから。容共派です。金の切れ目が縁の切れ目で孫文が日本を見限り、ソ連に付いたのも同じこと。道義とか恩とかでなくカネです。如何にも中国人です。彼が毛に負けたのは①毛が日本軍の満洲に置いてきた武器を獲得②毛はソ連の支援を受けた③蒋は米国の支援を受けれなくなった。米ソの支援戦争、代理戦争だったわけです。今の米中覇権戦争で中国も陣地取りに忙しい。今度はイランと敵対しているサウジを取り込もうとしています。鵺的存在です。欧米がカショギ事件でサウジをバッシングしているため。中国は火事場泥棒がうまい。しかし、トルコと言い、サウジと言い、同じイスラムのウイグル族を見捨てるのは中国の金に転んだからでしょう。エルドアンは軌道修正しているようですが。トランプは米国だけでなく自由世界の盟主なので、友好国に応分の負担の要求は当然すべきですが、自由主義諸国との連帯を図って、共産主義が世界に蔓延するのを防がねば。
2/21希望之声<美国务卿蓬佩奥公开赞台湾民主成功 是可靠伙伴=ポンペオ国務長官は台湾の民主化を称賛 パートナー足り得ると>2/20ミクロネシア大統領サミットにポンペオが出席した時に台湾の民主化について称賛し、「パートナー足り得る。世界の中で善良な人達である。南太平洋諸国は継続して台湾を支持するよう」呼びかけた。サミット参加国は、パラオ、ミクロネシア、マーシャル、ナウル、キリバスの5ケ国。
米国は国務長官、日本は政務官止まり。安倍首相のメッセージ文書を渡したそうですが。軽く見ていると思われないかと心配しています。(でも下の写真に写っていないので本当に出席した?)。この5ケ国の内、4か国が台湾を承認しているそうです。

外務省HPより
https://www.soundofhope.org/gb/2019/02/21/n2669884.html
2/22阿波羅新聞網<美中贸易谈判角力激烈 知情者:川普希望刘鹤传达改革要求=米中貿易協議の力比べは激烈 情報通:トランプは劉鶴に改革要求を伝達するように>米中貿易交渉は今週重要な節目を迎えた。情報通は「トランプ政権は習の特使の劉鶴に、北京に米国の厳格な改革要求とその遵守要求を伝えるよう望んだ。2/21米中代表団はアイゼンハワー行政府ビルで交渉が始まり、3/1の期限までに合意できるように集中する。
ポンペオは2/21FOXのインタビューを受け「覚書を結ぶのが一つ、書いたとおりにやらせるシステム作りがもう一つ。米国代表団は努力してそうしようとしている」と。

https://www.aboluowang.com/2019/0222/1250003.html
2/23阿波羅新聞網<昔批判中国登台湾媒体 江苏小哥惊爆:妈妈被抓了=以前中国を批判して台湾メデイアに載った江蘇の若兄貴が暴露:母が逮捕された>ネチズンから「江蘇の若兄貴」と呼ばれている劉さんは、去年10月にYouTubeの個人チャンネル上で中国の体制を批判し、台湾は「事実上既に独立している」と批判した。中国のネチズンがネットで身分を調べ上げ、公安の関心を呼んだ。21日彼が新たに発表したYouTubeによれば、公安が母親に話を聞くとして拘引して4日経つと。その間何の音沙汰もなく、母と彼のスマホでの遣り取りを公開した。家族の安否を非常に心配していると。
中共がヤクザ組織と一緒なのが分かるでしょう。中共に反対する言論を封殺するため、家族を人質にとって中共に不利なことを言わせないようにするわけです。何で世界が中共の言いなりになるのか分かりません。劉さんは今米国に留学中とのことです。


https://www.aboluowang.com/2019/0223/1250145.html
川島氏は中国同様日本も欧米から技術を盗んだように書いていますが誤りです。日本はパテント代をキチンと払ってきました。リバースエンジニアリングはどこの国・どの企業でもやることでしょう。読者を勘違いさせます。
中国が中共の支配が続く限り、デイストピアであることは間違いありません。今ウイグル人に行われている弾圧が中国全土に広がるとしたら、毛沢東の大躍進・文化大革命のようになるでしょう。今はデジタル全体主義ですから、造反分子を打倒するのはたやすいです。中国では逮捕状無しの拘引も当たり前のように見られますから、続々逮捕され収容所には入り切らなくなり、問答無用で殺される事態が起きそうです。「党の敵」と洗脳されている輩が同じ国民を虐殺します。食糧も入って来なくなれば、暴動が起きますが、公安や6・4の時のように軍の出動もあり得ます。日本は大騒乱が起きた時の備えをキチンとしておかねば。まず、国内にいる中国人で中共の命令に呼応する人物の監視と犯罪の予備行為の時に警察が逮捕できるようにしておかないと。また中共は戦争を仕掛けて来るかも知れませんから、自衛隊も備えておくべきです。
記事

中国・新疆ウイグル自治区カシュガルで、夜市を巡回する警察官(2017年6月25日撮影、資料写真)。(c)JOHANNES EISELE / AFP〔AFPBB News〕
崩壊すると言われながら長い間崩壊しなかった中国経済がついに崩壊し始めた。一時は、「中国崩壊説の崩壊」などと揶揄されていたが、やはり不自然なことはどこかで限界に突き当たる。
バブル崩壊後の中国について考えてみたい。それには日本のバブル崩壊がよい教材になる。
中国の経済発展と日本の発展はよく似ている。(1)官僚主導、(2)低賃金労働を武器にした輸出主導、(3)技術を盗んだと欧米から非難されたこと(中国は日本からも非難された)、(4)末期に不動産バブルや過剰融資、それに伴う金融不安が問題になったこと、(5)いずれ米国を抜いて世界最大の経済大国になると言われたことまで、そっくりである。
そう考えれば、中国が今後どのような道を歩むかを考える上で、日本のバブル崩壊後の歴史が大いに参考になる。
ワンレンボディコンが踊り狂った日本のバブル
中国経済成長は日本より25年から30年程度遅れている。中国の2019年は日本の1989年から94年に相当する。歴史に完全なコピーなどはないから、5年程度の誤差は仕方がない。
現在の中国が日本の90年代前半と同じような段階にあると考えると、“爆買いから、こと消費”などと言われていることも合点がゆく。プラザ合意(85年)で円が強くなると、多くの日本人はヨーロッパに出かけて、ルイ・ヴィトンやグッチ、セリーヌなどブランド製品を買いあさった。しかし、90年代の中頃に入ると買い物には飽きて、秘境(たとえば電波少年と猿岩石、96年から)やヨーロッパの田舎を訪ねることがブームになった。
日本のバブルを語る上で忘れてはならないのはディスコの「ジュリアナ東京」であろう。若者、特に女性がワンレンボディコンと呼ばれるバブルを象徴するファッションで「お立ち台」と呼ばれる舞台に登り、朝まで踊り狂った。

最盛期のジュリアナ東京のお立ち台(写真:Fujifotos/アフロ)
ジュリアナ東京は91年に開店し94年に閉店している。経済的なバブル崩壊は90年なので、ジュリアナ東京が開店したのは厳密にはバブル崩壊後である。だが、多くの市民はバブルが崩壊しても、バブルは永遠に続くと思っていた。
しかし、さすがに94年になると皆がこれはおかしいと思い始めた。日本人全員がバブル崩壊したと確信したのは山一証券などが倒産した97年であろう。
経済が変曲点を迎え、政治も官僚機構も変革した日本
昨今、中国の電子工業界からの受注が急減したと言われるが、その一方で、日本製の高級化粧品の売り上げは伸びている。また、訪日客も増えている。この現象は、日本の1990年代初頭を思い浮かべれば、容易に説明がつく。
あの時期、日本政府は景気を回復させようと躍起なって公共事業を行ったが、中国も同じことをやっている。だから、鉄鋼やセメントなどの需要は底堅い。
90年代の日本を語る上で最も重要なことは、政権が大きく揺れ動いたことだ。55年の保守合同以来、初めて非自民政権(細川政権、93年)が誕生した。94年には、現在の政治状況を昭和とは大きく異なるものにした衆議院の小選挙区制度が作られた。その後、自民党は政権を取り戻すために長年の政敵である社会党と連立を組み、首班が社会党の党首になるという驚愕の事態が出現した(94年)。
高度経済成長を牽引したとして絶賛されてきた官僚機構が、新たな状況に対応できていないとして批判にさらされた。ノーパンしゃぶしゃぶ事件(98年)などによって、多くの官僚が処分され、官僚は地位も権力も失っていった。官僚の中の官僚と言われた大蔵省は特に強く攻撃された。金融部門を分離されて、名称も歴史と伝統を誇る大蔵省から財務省という一般的な名称に変更させられた(2001年)。もはや多くの官僚にとって、昭和の日本では当たり前だった「天下りで美味しい老後」など、夢のまた夢だろう。
経済が変曲点を迎えると、政治も官僚機構も変革を余儀なくされた。日本は21世紀の日本にふさわしい理念として「官から民へ」「規制緩和」「内需主導」などを選び、それに対応する体制が求められた。
中国のバブル崩壊が政治変革につながらない理由
中国共産党による経済運営は、地方政府の財政赤字、無駄な公共事業、非効率な国営企業などによって立ち行かなくなっている。そのあり様は、見方によっては昭和の日本にそっくりである。そのために、その改革の方向は日本と同様に「官から民へ」が主要な課題になろう。
ただし、中国の今後を考える上で重要なことは、体制の受益者が日本とは異なることだ。
日本には曲がりなりにも民主主義が定着していた。政治の受益者は国民である。選挙がある以上、国民に不人気な政権は存続できない。だから、バブルが崩壊した時に国民から大きな変革を求められると、政治も官僚機構も変革せざるを得なかった。
現時点において、我が国において改革が十分に進んだと思っている人はいないと思うが、それでも多くの制度は昭和とは異なったものになっている。現在を生きる日本人にとって「平成」は不本意な時代であったが、後世において、それほどの混乱なくして新たな体制を作り上げた偉大な時代と評価されるのかも知れない。
一方、共産党独裁が行われている中国はここが大きく異なる。中国の政治体制の受益者は約9000万人とされる共産党員である。共産党員の中の有力者は、政府、地方政府、人民解放軍、武装警察、そして国営企業の幹部として美味しい思いをしている。その幹部は日本のサラリーマンが想像できないほどの所得を得ており(反汚職運動が喧伝されているが、それでも相変わらずグレーな収入が多い)、かつ各種の特権を謳歌している。そんな共産党幹部(全共産党員の5%と仮定しても450万人もいる)を支持基盤として習近平政権が成立している。
選挙がない中国では、バブルが崩壊しても、それが政治変革につながることはない。経済が低迷すれば習近平のやり方に文句のある連中(非主流派である共青団や江沢民派)の発言権は増すことにはなろうが、彼らが政権を取ったところで、共産党員が享受している利権を台無しにするような改革はできない。習近平が国営企業を重視する所以もここにある。ゴルバチェフがソ連を改革できなかった理由もまたここにある。
民衆の不満を徹底弾圧、ディストピア化する中国
しかし、何もできずに手を拱いていると、共産党員でさえも共産党ではダメだと悟るようになる。そうなれば、旧ソ連のように共産党体制が崩壊することになろう。
とはいえ、それには時間がかかる。それまでは習近平、あるいは次の独裁者が無理矢理にこれまでの体制で突っ走って行かざるを得ない。
今後、不動産価格が下落し、企業倒産が増え、給料が上がらず、失業者が増えれば、多くの人々が政権に不満を抱くだろう。しかし、選挙はないから民衆は政権を変える手段を有さない。デモを行うことも、政治集会を行うことも許されていない。
習近平は自分と自分の家族、そして共産党を守るために文句を言う人々に対して徹底的に強硬な手段に出る。中途半端では、かえって反発が強くなる。そして、一度、強硬な手段を取ると後戻りできない。ある中国人は、現在、新疆ウイグル自治区で行われている非人道的な政治は、実験であり、いずれ中国全土に波及することになろうと言っていた。
今年の春節は700万人もの中国人が海外で過ごした。日本各地を呑気に観光してバブル末期の生活を謳歌していた中国人たちも、バブル崩壊に伴い所有する不動産価格が下落したり経営する会社が破綻したり、また失業する可能性がある。その際に、政権への不満をちっとでも漏らそうものなら、インターネットを監視して盗聴器を張り巡らしている当局によって拘束されて、学習施設(収容所)に連れて行かれることになろう。そこで習近平思想を徹底的に学ばされる。これから中国に、とんでもないディストピアが出現する。
これは悪意に満ちた予想だと思われるかも知れない。しかし、独裁の欠点を知れば、それほど的外れな予測とは言えない。今後、中国で大きな悲劇が発生した時、我々はウインストン・チャーチルの名言「民主主義は最悪の政治形態と言うことができる。これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば」という言葉を思い起こすことになろう。
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『米国の宣戦布告に対する「ファーウェイの逆襲」その手段が見えてきた 世界の技術覇権を握るのはどっちだ』(2/19現代ビジネス 近藤大介)について
1/21希望の声<重大丑闻!《人民日报》冒用新西兰前总理名义发文给中共写“颂词”=重大スキャンダル!人民日報はニュージランド前首相の名で中共を讃える文を掲載>党のメデイア人民日報は2/18に英文版上、中共を賛美かつ一帯一路を支持する文章を掲載した。この文章を書いたのは中国専門家や学者でなく西側政治家のニュージランド前首相のJenny Shipleyである。
Jenny Shipleyは中国建設銀行ニュージランド支店のトップを務めたことがある。銀行勤務経験がないにもかかわらず。また90年のニュージランド銀行の危機にあっては任にあらずであった。「売国奴」と指摘されると、「そうだ。既に長く言ってきている」と答えた。1997~99年にニュージランド初の女性首相となった。2002年に政界引退してビジネスの世界に戻った。中共と関係が深く、しょっちゅう中国を訪問していた。
ただ、彼女は「去年12月に人民日報の取材を受けたが、それ以来取材もなく、中国とニュージランドの外交が微妙な時期にあんなことは言っていない」と自己弁護した。2/19にWinston Peters副首相兼外相が議会で厳しく彼女を「売国奴」の嫌疑で批判したため。
人民日報の記事で、普通署名記事を載せる場合、サインも掲載するがそれはなかった。2/20になって人民日報は寄稿者名を削った。
Jenny Shipleyは鳩山由紀夫みたいな女なのでしょう。ルーピーそのものです。両者とも金かハニーに転んだのでしょう。借りを作れば、利用されるのがオチなのに。ただほど怖いものはありません。中共は人間の欲望を突いてくる下種集団です。左翼には注意しませんと。

ニュージランド前首相Jenny Shipley
https://www.soundofhope.org/gb/2019/02/21/n2667070.html
1/20阿波羅新聞網<李锐女儿:延安整风时母亲上了邓力群的床=李鋭の娘(李南央):延安で整風の嵐が吹き荒れていた時に、母親は左派の実力者の鄧力群とベッドを共に>私(李南央)が陕西省にいたときに仲の良い友達がいて、好きな料理を買うため並んでおしゃべりしていた。彼女は前に並んでいるおばさんが党の古い幹部のように見え、聞いた。「あなたは范元甄を知っていますか?彼女も古い幹部で、友達の母だよ」と。まさかその人がこう話すとは思わなかった。「范元甄?良く知っているよ!延安の4大美人の一人さ!彼女は鄧力群と浮名を流していることは延安の人は皆知っている」と。見た所、革命戦士が長く教育を受けても、愛情は議論の陰に隠れてしまうのは中国人の病弊である。
范元甄は李鋭と分かれ、彼女の友達と一緒になった。李鋭は思想が右過ぎたのが理由であると范元甄は言った。しかし、延安整風時に李鋭も范元甄も追及されていて、范元甄は実力者だった鄧力群に身を委ねて救って貰ったのが真相である。
左翼は性の紊乱に大甘です。60年代後半、東大安田講堂事件でも全共闘の学生たちは、フリーセックスを楽しんでいたのもいたとのこと。そうすることが進歩だとでも思っていたのでしょうか?単に自分の欲望の赴くままに生きただけでしょう。女性も貞潔についてどう考えていた?愚かとしか言いようがない。そう言う残党が未だ日本社会を牛耳っているため良くならないのです。TVや紙媒体に出て来る年寄りのコメンテーターは碌でもないのが多い。こんな自堕落な青春を送っていればそうなるでしょう。彼らの言うことは信じないことです。
范元甄は延安の4大美人の一人と言っていますが、下の写真を見ればエっと言う感じです。まあ、好みはあるのでしょうけど。范元甄と鄧力群の関係は今で言えば権力(而もこの時期の中共は生殺与奪の権を持っていました)を利用したセクハラです。しかし、中国女性は自ら男に近づき利を得ようとしますから。“中国女性没有貞節”です。

1958年、李南央が8歳の時に、母親の范元甄との写真
https://www.aboluowang.com/2019/0220/1249037.html
1/21阿波羅新聞網<中美贸易谈判起草6备忘录 环球争霸对抗不歇你来我往 中共不敢报复美国报复澳洲=米中貿易交渉は6つの覚書を起草 世界覇権の争いは止まず 中共は米国に報復するのでなく豪州に報復する>ロイターは「8回目になる米中貿易交渉は順調に行っている。双方は6つの構造改革の覚書を起草している」と。交渉以外では米中の対決は止まるところはない。習は2/20米国の敵国であるイランの議長と会見し、「中国とイランは戦略的友好を深化させ、核心的利益と重大な問題について相互に支持する」と述べた。これと同時に、米英は南シナ海で合同訓練をした。この他、中共は豪州石炭の大連港での荷降ろしを拒否し、豪州の華為5G設備の不買の報復とした。

https://www.aboluowang.com/2019/0221/1249568.html
1/22阿波羅新聞網<庞皮欧撂狠话:采用华为设备的国家 美国不会合作或共享信息=ポンペオは脅す:華為の設備を採用した国は米国からの協力も情報も得られない>ポンペオはFOXの取材を受けて「華為の設備を採用した国は米国からの協力も情報も得られない。安全面で憂えるからだ。欧州やその他の地区の国は華為設備を付けることのリスクをよくよく考えるべきである。設置すれば、最悪使用できなくなる。もし、重要な情報系統に使えば、我々は情報共有できないし、協力もできない。米国を危険に晒すことはできない」と。
また欧州に対し、米国の華為使用禁止を真剣に考えず、放置しないように呼びかけた。「米国はずっといろんな国と議論して来た。彼らが華為の通信技術を使うリスクを理解してほしいし、理解した後であれば良い決定ができる」と述べた。
ポンペオは英国を睨んだ発言をしたのでしょう。ファイブアイズの一員なのに華為を使う可能性もあることを匂わせましたから。EUからの合意なき離脱が現実味を帯びる中、メイ首相辺りに甘いことを中共は囁いたんだろうと思います。口車に乗せられたら危ない。米英覇権に中共は挑戦していることを忘れないように。

https://www.aboluowang.com/2019/0222/1249596.html
近藤氏はバブル期に大学(東大)に入ったのでしょうが、卒業後赤い講談社に入り、元から赤い体質もあって、中国に行き、中国に味方する記事を書いているようにしか思えません。奥さんは講談社の中国語教師をしていた中国人とのこと。身内が外国人であればどうしても配偶者の国の味方をしてしまいがちです。植村隆やザッカーバーグのように。記事を読むときは注意しないと。
日本は戦後GHQの支配を受け、それに協力した学界(特に東大)とマスメデイアが、その不都合な真実を隠すように、日本社会を左に左に引っ張っているように見えます。真理の追求ではなく、保身と自己弁護です。身過ぎ世過ぎをするには都合が良いという事です。
サムスンが華為同様5G用の折り畳みスマホを発表しました。パネルに使う有機ELの素材は日本企業が有すると日経にありました。
2/22日経朝刊<有機EL 花開くか 素材、日本勢にも追い風
「5G」の普及を機に、高精細で曲げられる有機ELパネル(きょうのことば)の需要が高まる見通しだ。韓国サムスン電子が今回発表した折り畳み型のスマホには、日本の素材技術が多用されている。一方、従来の液晶パネル主体のサプライヤーは構造変化の波が待ち受ける。
有機ELパネルは画質の鮮明さに加え、軽さや薄さ、曲げられる特性がある。住友化学はガラスの代わりに最表面を覆う樹脂製フィルムを開発した。光を浴びても変色しない、引っかき傷がつかないなど厳しい品質が求められる。「折り畳みスマホのカギとなる素材」(出口敏久副社長)で、サムスン電子にも供給するとみられる。
パネル最底面のガラス基板に代わる樹脂は、宇部興産がサムスングループと新素材を開発。高温下でも形状や特性が変化しない耐熱性を持つ。日東電工は画面を見やすくする偏光板で、東レは3色の発光材料を区切る隔壁材でフォルダブル時代を支える。「無理難題こそ事業拡大のチャンスだ」。東レで電子情報材料を管掌する榎本裕取締役は部下にそう発破をかける。>(以上)
米国が通信や電子機器・機械類を中国に輸出するのを強く禁止するCOCOMのようなルールを友好国に課すかもしれません。そうなれば中国は部品を自前で調達はできません。中国関係者は華為を一企業としてでなく、国家総力を挙げて支援していくと強がりを言っていますが、元々中共の採ってきた政策は国家資本主義ではないですか。何を今更寝ぼけたことを。華為だけでなく中国の全企業は「単位」によって中共に監督されて来たでしょう。財務諸表を先ず上げるべきなのは監督組織です。純然たる私企業はあり得ません。譬え資本に国の金が入っていなくとも。こういう記事は中国を良く知らない人に対しミスリードします。
記事
アメリカの強い危機感
先週末の2月16日、トランプ政権で対中強硬派筆頭のペンス副大統領が、ミュンヘン安全保障会議で演説し、強烈な中国批判をぶった。昨年10月4日にワシントンのハドソン研究所で行った「米中新冷戦」ののろしを上げる演説の「続編」とも言える内容だ。
その全文は、以下のアドレスで見られる。
ペンス副大統領は特に、世界最大の通信システム会社の華為技術(ファーウェイ)を標的に、こう毒づいた。
「アメリカは次のことをクリアにしておきたい。それは、華為とその他の中国の通信会社によって、われわれの安全保障のパートナーにもたらされる脅威についてだ。中国の法律では、中国の通信会社がアクセスするネットワークや設備のあらゆるデータを、北京の膨大なセキュリティ機器に提供するよう義務づけている。
われわれは、自分たちの重要な通信インフラを守らねばならない。そしてアメリカは、すべての安全保障のパートナーに対して呼びかける。通信技術や国家の安全システムの信用性を損なうあらゆる企業を警戒し、拒絶してほしいということをだ」

〔PHOTO〕gettyimages
ペンス副大統領は、華為をこのままのさばらせておくと、その技術が次々に人民解放軍に軍事転用されて、アメリカの軍事覇権が終焉してしまうという強い危機感を抱いているように見受けられた。
同じく先週2月14日、15日に北京で行われた米中閣僚級貿易協議は、最終決着を見ないまま、週をまたいでワシントンで協議を再開することになった。3月1日に米トランプ政権が設定している関税引き上げ期限が近づき、ワシントン、北京、ワシントンと、米中の閣僚級が、1ヵ月で3度も往復するという異例の展開を見せている。
中国の関係者は、次のように述べる。
「習近平主席とトランプ大統領は、一刻も早く貿易交渉で解決を見たいと思っている。それが双方の政権の成果となるからだ。
ところが、実務担当者たちはどちらも強硬だ。特にアメリカ側は、貿易不均衡の問題だけでなく、知的所有権の侵害や先端技術の強制移転、政府から国有企業などへの手厚い保護といった問題に争点を広げてきている。われわれとしても、貿易不均衡問題ならまだしも、社会主義システムの根幹に関わってくる問題に対しては、妥協の余地は少ない」
そんな中、ペンス副大統領らトランプ政権が「最大の標的」と見なしている華為技術(ファーウェイ)もまた、「逆襲」に乗り出した。
2月25日から3月1日まで、スペインのバルセロナで、世界最大のモバイル見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2019」が開かれる。この期間、日本の3大キャリア、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクを始め、世界中のモバイル関係者が一堂に会する。
このMWC開幕の前日、現地時間の2月24日午後2時(日本時間夜10時)に、華為はバルセロナで、世界初の「折りたたみ式5Gスマホ」を発表する予定なのだ。
「5Gスマホ」が発表されるのも世界初なら、それが従来のカード型ではなくて、より複雑な折りたたみ式というのも驚きである。名称は、華為の「Mate」シリーズの最新型ということで、「Mate Fold」(foldは「折りたたむ」の意)と漏れ伝わってきている。

〔PHOTO〕gettyimages
「5G」は、第5世代移動通信システムの略称で、これから始まる第4次産業革命の核心技術である。
5Gによって、これまでとは比較にならない大容量・超高速・多接続・低遅延が可能になる。「4G(現在のスマホ)は世界の人々の生活を変えたが、5Gは社会を変える」と言われるゆえんである。今年はまさに「5G元年」で、われわれが普段手にしているスマホも、今年から順次、5Gへと切り替わっていくことになる。
華為は、そんな「5G時代」の幕開けを、世界に先駆けてアピールすることで、これまでアメリカのアップル(iPhone)と韓国のサムスンが牽引してきたスマホ業界を、覆そうとしているのだ。同時に、トランプ政権の「華為包囲網」をも突破しようとしている。
「王者アップル」の危機
華為は、1987年に人民解放軍の技術者だった任正非CEO(74歳)が、広東省深圳市で興した通信システム会社である。
現在は取引先や拠点が世界170ヵ国余りに広がり、2018年の売上高は、前年比21%アップの1090億ドルに達した。従業員18万人超という世界最大の通信システム会社になっていて、通信基地局、企業向け通信システム、一般ユーザー向けスマホ・パソコンを「3大事業」に据えている。
「BAT」(バイドゥ、アリババ、テンセント)の「中国IT3強」とは一線を画し、創業以来、株式非上場を貫いており、経営の不透明さも指摘されている。
アメリカの調査会社IDCが1月30日、2018年の「世界のスマホ出荷台数ランキング」を発表した。それによると、世界全体のスマホ出荷台数は14億490万台で、前年比で4.1%減少した。そのあおりを受けたのは、主にアップルとサムスンで、中国勢は順調に業績を伸ばしていることが分かる。

具体的には、1位サムスンが2億9230万台(-8.0%)でシェア20.8%、2位アップルが2億880万台(-3.2%)でシェア14.9%、3位華為が2億600万台(+33.6%)でシェア14・7%、4位小米(シャオミ)が1億2260万台(+32.2%)でシェア8.7%、5位OPPOが1億1310万台(+1.3%)でシェア8.1%である。
世界トップ5の中で、2017年よりも伸びているのは、3位、4位、5位の中国勢ばかりだ。

〔PHOTO〕gettyimages
華為はこの追い風を受けて、今年はスマホ及び5Gにおいて、一気に世界トップに立つ年と位置づけ、勝負に出てきているのだ。前述のように、ライバル社に先がけて「5Gスマホ」の発表をバルセロナのMWCに合わせたのも、「先発制人」(機先を制す)戦略のためである。
過去10年余り、「王者アップル」は、その反対の「後発制人」の戦略を取ってきた。ライバル各社が先に新製品を発売する。するとアップルは、それらを見定めた上で、ライバル各社の製品の欠点を見事にカバーし、他社の一段上を行く新製品を発売する。そうして、まるで「後出しじゃんけん」のように、世界の市場をかっさらっていったのだ。
ところが、華為は今回、こうした「アップル商法」は成り立たないと見て、とにかく一番最初に「5Gスマホ」を発表することにこだわった。それは、「4G→5G」という技術のギャップがあまりに大きいため、「先発制人」戦略によって、一気呵成に世界の市場を席巻できると睨んだのだ。
同時に、それによってアメリカが仕掛けてきた技術覇権戦争に立ち向かおうとしているのである。
技術覇権戦争の最前線
華為は、この世界初の「折りたたみ式5Gスマホ」を発表するちょうど1ヵ月前の1月24日、北京でもう一つの重要新製品の発表を行っている。
それは、5Gの基地局向けに設計した世界初のコアチップ「天罡」(ティエンガン Tiangang)である。「天罡」とは、古代中国で、天空を支配すると信じられていた北斗七星の柄のことである。
この日、「天罡」の商品説明を行った丁耘(ライアン・ディン)華為技術専務取締役兼通信事業者向けネットワーク事業グループCEOは、次のように述べた。

〔PHOTO〕gettyimages
「天罡は、インテグレーション、コンピューティング性能、周波数帯域でブレーク・スルーを実現した業界初の5Gコアチップであり、アクティブPAとパッシブ・アンテナアレイを小型アンテナに高度に統合し、従来品に比べ2.5倍に相当する高いコンピューティング容量を誇るほか、最新のアルゴリズムとビーム・フォーミング技術を活かすことで、一つのコア・チップで業界で最も多い64チャンネルの周波数帯域に対応します。
また、将来の5Gネットワーク展開を視野に入れ、200Mhzという広帯域にも対応します。
天罡は、アクティブ・アンテナ・ユニット(AAU)に革新的な改善をもたらし、5G基地局の小型化(従来比50%)、軽量化(同23%)、低消費電力化(同21%)に貢献します。さらに基地局設置に必要な時間も4G基地局に比べて約半分になるため、通信事業者による基地局サイトの獲得や設置コストなどの課題の解決にもつながる見通しです。
華為の5G基地局は、すべてのユニットにブレード型のフォーム・ファクターを採用することで、異なるモジュールの統合を可能にし、ブロックのようにシンプルかつ容易に5G基地局を設置できるようにしているのです」
専門用語が飛び交っていて、この分野の業界以外の人には、チンプンカンプンかもしれない。私自身、一応専門家に解説してもらったが、いまだによく理解しているとは言い難い。
要するに、彼が言いたいことは、「5G基地局」に関して、華為こそが世界一であり、その上「天罡」という「打ち出の小槌」まで開発したので、まさに鬼に金棒であり、世界中で華為の5G基地局を採用してほしいということである。
実際、この日の発表では、「これまでに世界各地で30個の5Gネットワーク構築に向けた契約を結んでおり、計2万5000個に及ぶ5G基地局を出荷しております」とも強調していた。
華為がここまでしゃかりきになるのは、冒頭述べたように、米トランプ政権に潰されかかっているからに他ならない。換言すれば華為は、アメリカと中国による技術覇権戦争の最前線の「戦場」に立たされているのである。
華為が犯した罪
1月28日、アメリカ司法省のホワイテイカー長官代行、ロス商務長官、ニールセン国土安全長官の「3人組」は、厳しい顔つきで会見場に現れ、「華為技術、華為アメリカ法人、香港星空(Skycome=華為の子会社)及び孟晩舟同社副会長兼CFOを、連邦大陪審が起訴した」と発表した。
華為創業者の任正非CEO(74歳)の長女・孟晩舟副会長(46歳)は、周知のように昨年12月1日、トランジット先として立ち寄ったカナダのバンクーバー空港で、アメリカの要請によってカナダ警察当局に逮捕された。彼女は現在でも、バンクーバーで事実上の軟禁状態が続いている。

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アメリカ司法省はこの日、起訴と同時に、孟晩舟被告の身柄引き渡しを、カナダ政府に正式に要請した。これによってカナダは側は、3月1日までに、身柄引き渡しの手続きを進めるかどうかを最終判断するとしている。もしも引き渡しを決めた場合には、3月上旬にカナダの裁判所で審理が始まる。
この起訴状には、計23項目にもわたって、孟晩舟副会長らの罪状が、重々しく記されている。
第一の刑事案件は、ニューヨーク連邦地裁が提出した25ページの起訴状で、13項目の容疑をかけている。華為とその子会社、孟晩舟被告らは、アメリカのイラン向け禁輸措置に反して、アメリカ産の産品や技術を輸出。合わせてマネー・ロンダリングや金融詐欺などを行ったというものだ。
第二の刑事案件は、シアトル連邦地裁が提出した28ページの起訴状で、10項目の容疑をかけている。それは華為が、長期にわたってアメリカの特許技術を盗み続けたというものだ。特に悪質な事例として、2012年6月から2014年9月にかけて、Tモバイルの機密を盗んだ案件が挙げられている。
第三は、ニューヨーク連邦地裁が提出した起訴状の中で、孟晩舟被告が虚偽の証言を行い、アメリカ政府及び国際機関を欺こうとしたため、カナダ政府に対して、本人の引き渡し請求を行うというものだ。
起訴状には、それぞれ詳細な内容が示されている。例えば、アメリカ3大移動通信キャリアの一角「Tモバイル」を狙い撃ちにした機密窃盗事件の概要は、以下の通りだ。
〈 2012年当時、Tモバイルは、独自の優れた携帯電話専用自動検測ロボット「Tappy」を開発していた。この最先端技術によって、人間の手の指をまねて様々な画面上の操作やアプリへの応用を試すことができた。
Tモバイルは「Tappy」を、高度に機密が保たれた実験室に保管しており、ごく限られたエンジニアしか入室を許さなかった。その中に、大口の取引先である華為の技術者も含まれていた。
華為は「Tappy」を複製したいと考え、その技術や原理などを、Tモバイルの技術者にしつこく詰問した。しまいにはTモバイル側が警戒感を強め、華為の技術者の立ち入りを制限するようになった。
これに対し華為は、中国から専門の技術者を派遣し、何かの手立てを使って「Tappy」が保管された実験室に入り込み、詳細な写真を撮った。この行為がTモバイルの社員に発覚し、華為関係者を直ちに追い出した。だが翌日、華為の技術者は再び侵入し、再び追い出された。
この一件があってから、華為は大口取引先ではあったけれども、Tモバイルは華為関係者の入室を、ただ一人の社員に限定した。するとその華為社員は、「Tappy」の手脚を折って持ち逃げした。
この行為に堪忍袋の緒が切れたTモバイルは、すべての華為関係者の入室を禁じるとともに、華為との提携契約を全面的に解除した。だがまもなく華為は、自動検測ロボットを「自主開発」し、自社の携帯電話の性能を飛躍的に向上させた。
Tモバイルの試算によれば、その経済効果は1億ドルでは済まないほどだ。そこでTモバイルは2014年、シアトル連邦地裁で華為を相手取って、この窃盗事件に関する訴訟を起こした。
この民事訴訟はこのほど、華為からTモバイルへの480万ドルの支払いを命じるという、Tモバイル側勝訴の判決が下された 〉
アメリカ政府はこの案件を、今度は刑事犯罪として裁こうというのだ。華為が犯した罪は、アメリカの知的財産及び核心技術に対する刑事犯罪行為だという論理である。
華為を選ぶか、アメリカを選ぶか
華為は1月29日、次のような声明を発表した。
〈 米国時間の1月28日、当社に対して行われた起訴を遺憾に思います。孟晩舟の拘束後、当社はニューヨーク東地区連邦地方裁判所による調査について米司法省と議論する場を求めてまいりましたが、弊社の希望は説明なく拒否されました。
一方、ワシントン西地区連邦地方裁判所による企業機密に関する起訴は、同裁判所が本件による被害、また、故意および悪質な行為はなかったと判断した民事訴訟を経て、当事者間ですでに解決されています。
本件起訴で述べられているような米国法に反する行為を、当社または当社の子会社や関係会社が行ったということを当社は否定し、また、孟によるいかなる不正とみなされる行為も把握しておりません。当社は米国の連邦地方裁判所も最終的に同じ結論に至るものと確信しています 〉
だが、いくら世界最大最強の通信システム会社とはいえ、一企業がアメリカ政府と戦って勝てるはずもない。
トランプ大統領は昨年8月13日、国防権限法に署名した。これによって、今年8月から華為は、アメリカの政府調達から締め出される。その一年後には、華為と取引がある企業も締め出されるため、日本企業も含めた世界の多国籍企業は、「華為を選ぶかアメリカを選ぶか」の選択を迫られることになる。
すでに日本政府を含めたアメリカの同盟国の多くは、「アメリカ支持」を打ち出している。アメリカ政府はさらに、バルセロナで開かれるMWCでも、「華為包囲網を敷く」と、アメリカのメディアは報じている。冒頭で紹介したペンス副大統領のミュンヘンでの演説も、その一環である。
さらに、技術的な面からも、華為の劣勢を主張する意見が出始めている。
例えば、半導体の専門家である湯之上隆・微細加工研究所長は、「華為の5G半導体の核心技術は台湾メーカーに依存しており、華為の計画はそう簡単には実現できない」と、論拠を明示して述べている。
『ファーウェイが開発した5G半導体、製造可能なのか?』(JB press、2月4日)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/55346

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こうした声を、冒頭の中国の関係者にぶつけたところ、次のように反論した。
「たしかに、華為という一企業対アメリカ政府では、華為がかなうはずはない。そこで中国国務院の内部に、科学技術部、工業情報化部、国家発展改革委員会が共同で『5G推進小グループ』を設置した。そして国家として、5G関連企業を全面的にバックアップしていくことにしたのだ。特に華為には、1月9日に『2018年度国家科学技術進歩賞』を授与し、最優先かつ最大限のバックアップをしていく。
中米閣僚級協議で、アメリカ側がわれわれにケチをつけてこようが、そんなことは関係ない。そもそも、5Gの基幹技術を巡る戦いは、企業として見れば華為が最も優勢を保っていて、続いてエリクソン、ノキア、中興通訊、サムスンとなっており、アメリカ企業は『ベスト5』に1社もない。
ましてや、仮に『5G戦争』で中国側の思惑通りに行かなかったとしても、次の『6G戦争』では、圧倒的に中国が有利な状況だ。要は中国が世界の先端技術を制覇するのは、時間の問題なのだ」
いま行われている米中の貿易協議は、まもなく「一時休戦」となるかもしれない。だが、米中の技術覇権戦争は、長い戦いになりそうだ。
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『トランプ「非常事態宣言」で歴史的な転機迎える大統領と議会の攻防』(2/19ダイヤモンドオンライン 安井明彦)について
2/20希望之声<英国人权机构:孔子学院威胁学术言论自由=英国の人権機構:孔子学院は学問と言論の自由にとってリスク>英国保守党の人権委員会は18日報告を出し、「中共の孔子学院は地球規模で民主主義の価値観と学問と言論の自由を脅かしている。このため英国の大学と孔子学院は暫し協力しないことを提案」と。
日本の自民党も孔子学院は閉鎖するように動いたら。ウイグル・チベット・モンゴル・台湾について学内で自由に討論できないような工作をしていると思われます。閉鎖しない私大には補助金を停止すれば良い。早稲田の国庫補助が一番多く、92億円(平成29年度)も給付されているではないですか。
https://www.shigaku.go.jp/files/s_hojo_h29a.pdf

英国保守党人権委員会副委員長のベネデイクト・ロジャーズ。CNNの10/2の記事に彼が出てきます。
<英保守党のイベント、中国人記者が強制退出に 中国側は謝罪を要求>
https://www.cnn.co.jp/photo/l/851140.html
本当に中国人は道理を弁えない人達です。自由で民主主義国の言論の自由を逆手にとってというか、利用して言いたい放題。自分の国で共産党を批判してみなさいよ。相互主義“reciprocity”というのを知らない人達ですから。“自分のものは俺のもの、俺のものは俺のもの”。英国は5Gにファーウエイ使用のリスクは軽減可能とか言っていますが、ファイブ・アイズから抜けるつもりでしょうか?愚かです。
https://www.soundofhope.org/gb/2019/02/20/n2664859.html
2/20阿波羅新聞網<李锐曝毛泽东强奸杨开慧堂妹 杨遗书中共删8个关键字=李鋭は毛沢東が楊開慧の従妹を強姦したことを明らかに 楊の遺書で中共は8つの字からなるキーワードを削除>1/16に101歳で亡くなった毛沢東の前秘書の李鋭は「毛沢東の2番目の妻・楊開慧(最初の妻は羅一秀)の遺書(楊開慧は敵につかまり銃殺)の中に、毛沢東は“生活の上でも政治の上でもゴロツキ”と書いたが、中共はこの8文字‘生活流氓,政治流氓’を削った。楊がそう思ったのは、彼女の従妹を毛が強姦したため」とかつて発言した。この遺書は彼女の家の壁の割れ目に挟んであった。家は長沙から60Kmしか離れていない。毛は2回も長沙に攻撃をしたのに彼女と3人の子供の様子を見に来ることはなかった。毛は井岡山で3番目の妻となる賀子珍と結婚していた。李鋭は「毛沢東ほど悪い人間は古今東西いない」と評価した。
毛沢東の生活は腐っていて、淫靡そのもの、女性に情けも義理もなく、楊開慧、賀子珍、江青と結婚、重婚の罪を犯した。この他、毛は人妻にも手を出し、秘書・看護婦・劇団員等数えるのが難しいくらいである。有名なのは張玉鳳、孟錦雲、謝静宜等、皆嫌疑をかけられた。無名のものは数知れず。今の中共の役人に愛人を作るのが流行っているのは、毛の先例があるから。
如何に共産専制主義者が狂っているかです。権力が一人に集中すると、何でも好き放題できるという事です。女も選り取り見取りでしょう。それで毛沢東は性病持ちになったと『毛沢東の私生活』の中にありました。毛を真似ているというか上を行こうと考えている習近平は危ないです。中国大陸だけでなく、世界に災厄を齎します。習の極左冒険主義を止めるためには経済制裁と封じ込めです。トランプは騙されないようにしてほしい。

https://www.aboluowang.com/2019/0220/1249033.html
2/21阿波羅新聞網<被诬陷种族歧视 美高中生起诉《华邮》索赔2.5亿美元=人種差別と無実の罪に陥れられた米国高校生はワシントンポスト(WP)を訴え、2.5億$の賠償を要求>ロイターの報道によれば、「19日、ケンタッキー州の高校生Nicholas SandmannはWPを相手取り、裁判を起こした。2.5億$はアマゾンのジェフ・ベゾスがWPを買収した時の金額。1/18 Sandmannたちが反堕胎の“生命の行進”中、先住民が話してきたので彼は微笑みながら答えただけ。別に人種差別の言動があった訳ではない。ただ彼は“make America great again”の帽子を被っていた。WPは人種差別の言動があったと報道した」と。
筆による暴力の典型です。日本でもドンドン訴訟を起こせばよいのでしょうけど、金と時間が取られます。朝日を始め左翼新聞は逆に個人に対して「訴訟を起こすぞ」と言って脅し、自由な言論を抑圧します。小川榮太郎氏のように。まあ、左翼新聞は買わないで経営できなくするのが一番です。

https://www.aboluowang.com/2019/0221/1249085.html
2/20facebook 中国观察 朱雪琴 投稿
可憐的小販小本經營,不佔用任何地方,流動做點小生意,賣輕氣球也被干擾,被城管打得鼻青臉腫,頭破血流的。共慘黨還給小百姓一條生路嗎?
かわいそうなくらい小さな資本の個人経営者、場所を占拠せず動きながら小さな商いをするため、風船を売ることにも邪魔が入る。都市管理の役人から殴られ、顔が腫れ、頭から血を流しています。共産党は民衆に生きる道を与えてくれているのか?
https://www.facebook.com/100013649473166/videos/619926091805701/
2/21 facebook 中国观察 記錄中國 5.0 ― 厉害了他妈的国 投稿
中國交警截查電瓶車,和謀殺有啥分別?
中国の交通警察は電動車を遮り調べるが、謀殺とどんな区別があるの?
https://www.facebook.com/jiluzg.5.0/videos/285700602126740/
2/21日経朝刊<台湾総統選、3極の争い 蔡氏が出馬表明/野党は外交手腕誇示 米中対立に影響も
【台北=伊原健作】台湾で約1年後に迫る次期総統選挙に向けた各党の攻防が始まった。独立志向を持つ与党・民主進歩党(民進党)では蔡英文総統(62)が再選を目指し出馬する意向を表明。対中融和路線の野党・国民党などでは出馬を目指す有力者が相次ぎ訪米し、総統に必要な外交手腕をアピールする。東アジアでの米中の勢力争いにも影響する重要な選挙は早くも熱を帯びている。

「困難な道を克服する自信がある」。蔡氏は20日に総統府でメディアの取材に応じ、出馬して再選を果たせるとの考えを強調した。
民進党は2018年11月の統一地方選で国民党に大敗。20年1月にも実施される総統選で政権を維持できるか不透明感が漂う。党内では人気のある前行政院長(首相)、頼清徳氏(59)への待望論もあったが、直近で頼氏は蔡氏を尊重する意向を表明。主流派の支持が固い蔡氏が公認候補になる可能性が高まった。
各党は4~6月をメドに党内手続きなどを経て公認候補を決めるもよう。政権奪取が視野に入った国民党では候補者争いが激しくなっている。
「ワシントン・北京の双方と協力し、永続的な経済秩序を築きたい」。米シリコンバレーを訪問中の国民党のエース、朱立倫氏(57)は19日、スタンフォード大学での講演でこう述べた。18年末にいち早く総統選出馬の意向を示していた。外交手腕をアピールし、党内の候補者争いで優位に立ちたいとの思惑が透ける。
国民党は中国との交流促進を掲げ、総統選では中国から経済的メリットを得たい人々に訴えかける戦略だ。ただ中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が1月の演説で台湾の統一を推進する姿勢を鮮明にし、台湾では対中警戒感も強まる。総統選で対中傾斜との批判をかわすには、米側と円滑な関係を構築できるかがカギになる。
国民党の候補者争いは党主席の呉敦義(71)氏、前立法院長の王金平氏(77)との三つどもえになっている。呉氏も3月に訪米して朱氏に対抗する構えだ。
一方、総統選の「台風の目」になると目されている無党派の台北市長、柯文哲氏(59)も3月に訪米を予定。柯氏の対中政策は曖昧だが、「両岸一家親」(中台は一つの家族)と度々発言するなど中国寄りの姿勢が目立つ。朱氏らと同じく外交手腕をアピールする狙いがありそうだ。台湾では民進・国民の二大政党に期待を持てない人々が増え、柯氏の人気が高まっている。
現地メディアは20日付で、それぞれの候補者の支持率を世論調査で聞いた。柯氏と民進党の蔡氏、国民党の朱氏の3者で争うケースでは、柯氏の支持率は32.4%と、朱氏を0.6ポイント、蔡氏を8.8ポイントいずれも上回りトップに立った。次期政権は米中の利害と密接に絡み、東アジア情勢に影響を与える可能性がある。>(以上)
柯文哲氏は本省人なのに「隠れ国民党派」なのでは?祖父が228事件で国民党に逮捕拘留後、病死しているというのに。中国は経済的に台湾を取りこんで平和的に領土を奪おうとしていることは分かるでしょう。(中国)国民党のやり方を見ていれば、中国人のやり方は分かる筈です。228事件は台湾のエリート達を抹殺して、下々に対し恐怖政治を敷きやすくした訳ですから。
安井氏の記事では、トランプが議会を無視し、国境の壁を造るために非常事態宣言をして、予算を流用して充当するというのは、共和党のアレクサンダー議員が心配しています「民主党が大統領選に勝利した時に共和党が反対してきた政策が実現されてしまう」恐れがあります。永遠に共和党員が大統領になることはないでしょうし、中国系アメリカ人も大統領になって合法的に中国が米国を乗っ取ることができると考えている人もいますから。危険と言えば危険です。民主党と共和党の考え方の違いは米国を二分してきました。これはトランプになってからだけでなく、オバマの時代もそうでしたし、1850年の妥協(フィルモア大統領時代、黒人奴隷の扱いについて南北分裂を防いだ)、続く南北戦争で米国は二分化した歴史があります。
三権分立に絶対的な境界線と言うものはなく、その時々の力関係で変わりうるものでしょう。行政が力を持っていたとしても、法は作れません。今回のトランプの行動は新たな法を創設したわけでなく、既存の法律を適用して公約を実現しようと言うものです。行政府と立法府が対立していますので、司法府の判断で結着を付けるしかありません。最高裁でトランプが負けても、「最大限努力した」ことは伝わります。2020年の大統領選を見据えればそうせざるを得なかったのでしょう。
来年の大統領選に向けて、民主党は名乗りを上げて来ています。ウオーレンやサンダースという超リベラルな政策の持主ばかりです。極端すぎて民主党は勝てないでしょう。トランプが産業振興・反移民政策を採るので、民主党はそれに対抗するため、極端に走らざるを得ないのかもしれません。バイデンが一番人気との報道ですが、トランプより4つ上ではなかなか勝つのは難しいのでは。
中国との対決はトランプの豪胆さを持ち合わせていないとできないでしょう。他に適任者はいないように見えます。やはり共産主義者と戦える人間が大統領であってほしいと願っています。
記事

米国のトランプ大統領が、メキシコとの国境に壁を建設する予算確保のために、非常事態を宣言した。実は、今回の攻防からは、大統領と議会との関係が大きな転機を迎えていることが見て取れる Photo by Keiko Hitomi
米国のトランプ大統領が、メキシコとの国境に壁を建設する予算確保のために、非常事態を宣言した。異例の強硬手段に至った党派対立の厳しさに注目しがちだが、大統領と議会との関係が大きな転機を迎えていることも見逃せない。議会の意向を軽視する大統領の増長は、壁の建設に反対する民主党はもちろん、共和党にとっても深刻な問題だ。(みずほ総合研究所欧米調査部長 安井明彦)
3つの点で対立を先鋭化させたトランプ大統領の非常事態宣言
2019年2月15日、米国のトランプ大統領が、非常事態を宣言した。公約であるメキシコ国境への壁の建設について、議会が要求通りの予算を認めないのに業を煮やし、大統領権限で予算を付け替える道を開くためだ。
非常事態宣言は1つの問題を解決した一方、3つの点で対立を先鋭化させた。
解決したのは、2019年度の予算である。トランプ大統領は、非常事態宣言を通じて壁の予算を確保するのと引き換えに、2019年度の予算に署名した。壁の建設費用を巡るトランプ大統領と民主党の対立は、2019年度末からの35日にわたる政府機関閉鎖の原因だった。2019年度予算の成立により、少なくとも2020年度が始まる2019年10月までは、政府閉鎖の再来は避けられる。
先鋭化した第一の論点は、壁の建設費用だ。非常事態宣言でも、壁の予算が確定したわけではない。非常事態宣言の正当性は、これから法廷で争われる可能性が高い。仮に裁判所に差し止められた場合には、再び予算の問題が議会に戻ってくる。
それでなくても今回の非常事態宣言では、トランプ大統領が構想する壁の建設費用が全て工面できたわけではない。さらなる予算の積み増しが必要となるわけだが、トランプ大統領が非常事態宣言という異例の措置を講じた以上、これまで以上に民主党は態度を硬化させそうだ。
第二に、壁の建設費用を巡るトランプ大統領と民主党の対立が深刻化すれば、他の政策課題にも混乱が広がりかねない。特に米国では、2019年の夏から秋にかけて、法定債務上限の引き上げが必要になる。債務上限の引き上げに手間取れば、米国のデフォルト懸念が浮上し、株式市場が混乱した2011年の悪夢が蘇る。
第三に、壁の建設が2020年大統領選挙の中心的な争点になりつつある。再選を狙うトランプ大統領は、「Build the Wall」(壁を建設しよう)という2016年のスローガンを「Finish the Wall」(壁の建設を終えよう)に切り替えている。たとえ非常事態宣言が裁判所に否定されたとしても、壁の建設に反対した民主党を徹底的に批判する構えだ。
裁判所が認めた場合には壁の建設が始められ、否定されても選挙の争点にできる。トランプ大統領にすれば、非常事態宣言は「負けようがない選択」だったのかもしれない。
議会の特権が侵食されるこれまでにない宣言の異質さ
もっとも、こうした党派対立の先鋭化だけが、非常事態宣言の論点なのではない。それよりも重要なのは、非常事態宣言に至ったトランプ大統領の増長が、大統領と議会の関係を根底から揺るがしている点である。
非常事態の宣言自体は、決して珍しくない。トランプ大統領の宣言は、1976年に成立した国家非常事態法に基づいている。この法律に基づいて宣言された非常事態は、これまでに約60件に達する。そのうち約30件は、現在も効力が続いている。単純に数量の観点で言えば、トランプ大統領の今回の宣言は、それに1つの非常事態が加わったに過ぎない。
しかし、今回の非常事態宣言にはこれまでにはない異質さがある。議会が明確に否定した予算の支出を、大統領が非常事態宣言によって進めようとしている点である。米国の憲法は、議会による立法を経ない予算の支出を禁じている。言い換えれば、トランプ大統領は、憲法が認めた議会の特権を浸食しようとしているのだ。
これまでの非常事態宣言は、そのほとんどが経済制裁の発動に関連する内容だった。予算の支出に関する非常事態宣言も2件あるが、これらは戦争やテロに関する宣言であり、軍の最高司令官としての大統領の権限に性格が近かった。まして議会が明確に示した反対を、非常事態宣言で迂回したわけではない。
予算を巡る大統領と議会の権限争いには歴史がある。トランプ大統領に限らず、歴代の大統領は、予算に関する議会の意向を無視しようとしてきた。典型的な手法は、議会が決めた予算を使わないままにしておくことだ。執行留保と呼ばれる手法は、古くは1800年代のジェファーソン大統領に始まり、フランクリン・ルーズベルト大統領やケネディ大統領の時代にも使われてきた。
議会との対立が極限に達したのが、1969年に就任したニクソンン大統領の時代である。それまでは少額の予算だけが対象だったのに対し、ニクソン大統領は大々的に執行留保を進めた。高速道路や上下水道の建設、住宅、教育、医療関係など、幅広い予算においてニクソン大統領は議会を無視しようとした。
これに耐え切れなくなった議会は、ついに大統領の権限を制限する立法に踏み切る。1974年に成立した法律は、大統領が執行留保を行う際に議会の同意を義務づけるなど、予算に関する議会の役割を強化しており、現在まで続く予算審議プロセスの原型となっている。
トランプ大統領も、2018年5月に一部の予算の執行留保を議会に申請したが、議会の賛同を得られず廃案となっている。ニクソン大統領に触発されてつくられた法律は、今でも大統領に対する防波堤となっている。
ニクソン大統領の再来か 本来の目的は大統領権限の抑制
皮肉なことに、トランプ大統領が非常事態宣言の根拠とした1976年の国家非常事態法も、本来は大統領の権限を制限する狙いがあった。そのきっかけをつくったのは、またしてもニクソン大統領である。
国家非常事態法が成立する前の米国では、かなり頻繁に大統領が非常事態を理由に特別の権限を行使していた。1973年の時点では、大統領に非常事態時の権限を認める法律が、実に470本以上も存在していたという。
特に議会が警戒感を強めたのが、ニクソン大統領による非常事態宣言である。1970年にニクソン大統領は、郵便局員のストライキに対して非常事態を宣言し、郵便配達に州兵を動員した。さらに1971年には、金本位制からの離脱に伴い非常事態宣言を行った上で、輸入品に10%の課徴金を課している。
危機感を強めた議会の対応が、国家非常事態法だった。これにより、それまで発動されていた全ての非常事態が停止されると同時に、新規の非常事態宣言を議会が否定できる手続きが設けられた。非常事態宣言の手続きを明確にし、議会による監視を強める狙いだった。
もっとも実際には、非常事態宣言の利用に歯止めはかからなかった。もともとは過半数の賛成で進められた議会による否定手続きは、その後の司法判断によって、3分の2の賛成によって大統領拒否権を覆す必要が生じ、ハードルが高くなった。実際に、議会が非常事態宣言の否定に踏み切った事例はない。
むしろ、国家非常事態法が明確な根拠となり、非常事態を宣言しやすくなった面がありそうだ。現在では、非常事態宣言によって発動できる権限を定めた法律は、120本以上に達すると言われる。
トランプ人気で共和党は金縛り 「歴史的な変化」が起きつつある
こうした歴史的な背景を踏まえると、トランプ大統領の非常事態宣言に対して、壁の建設に反対する民主党の議員のみならず、身内のはずである共和党の議員からも、警戒の声が上がっているのは当然である。
共和党の議員が警戒するのは、トランプ大統領の行動が前例となり、拡大した大統領の権限を、民主党に利用される展開である。共和党のアレクサンダー上院議員は、トランプ大統領による非常事態宣言を、「不必要」であり「利口ではない」と批判する。民主党の大統領が誕生すれば、非常事態を宣言して、国境の壁を撤去するかもしれない。それどころか、大胆な地球温暖化対策や国民皆保険制のように、共和党が断固として反対してきた政策についても、非常事態宣言によって実現されかねない、というわけだ。
とはいえ現時点では、正面からトランプ大統領に反旗を翻そうとするだけの気概は、共和党の議員には見られない。当面の論点である壁の建設については、熱狂的な支持者が存在する。トランプ大統領の人気も、共和党支持者の間では健在だ。共和党の議員とすれば、うかつに反論を唱えれば自らの再選が危うくなる。議会の権限が侵食される居心地の悪さを感じながらも、身動きがとれないのが現実である。
トランプ大統領による議会の特権侵食は、ニクソン大統領の再来を思わせる。言うまでもなくニクソン大統領は、ウォーターゲート事件で大統領の座を追われている。その反動が、議会による大統領権限の制約につながった面がある。
一方で、ロシア疑惑に揺れるトランプ大統領は、依然として熱狂的な支持者に支えられている。民主党がトランプ大統領の権限を抑制しようにも、上院で多数党である共和党からの賛同が得られなければ、新規の立法は覚束ない。身動きのとれない共和党議員の眼の前で、かつてない領域にまで大統領の権限が広がろうとしている。
トランプ大統領を超えて、後世まで引き継がれかねない歴史的な変化が、今まさに進行しようとしている。
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『悪夢:中国の臓器売買の実態』(2/19ダイヤモンドオンライン WSJ)について
2/18阿波羅新聞網<美报告惊曝:基因编辑试验 中共还有8例未公布 已对80人进行试验 ——中共支持基因编辑研究 数项试验结果未公开=米国のレポートに吃驚:ゲノム編集試験を中国は未だ8例については公表せず 80人に試験を進めている –中共はゲノム編集研究を支持 但し数項目については結果が未公開>米国議会に属するU.S.-China Economic and Security Review Commissionは2/14に研究レポートを発表、「中共は賀建奎のやったゲノム編集で子供を作った試験と似た臨床研究について9項目登録した。既に80数名が試験を受けている」と。
神の領域に手を出すなんて!

https://www.aboluowang.com/2019/0218/1247829.html
2/19阿波羅新聞網<欢迎刘鹤再访美 白宫声明紧咬中国结构改革=劉鶴の再訪を歓迎 WHは中国の構造改革を要求する声明を発表>WHは本日「中国代表団の再訪米を歓迎する。但し、成否は期限内に中国が必要な構造改革に同意するかどうかであることを重ねて申し上げる。それは両国の貿易関係に影響を与えるだろう」と。
2/19は副長官クラスの交渉、劉鶴は2/21からWH近くのアイゼンハワー行政府ビルでライトハイザーたちと討論する。議題は勿論中国の構造改革と中国の米国からの商品大量購入の問題。両方ともアルゼンチンでトランプ・習会談で話合い、高関税賦課を3ケ月延長した。
米側はライトハイザーの他にナバロ、ムニューチン、ロス、クドローが出る。

https://www.aboluowang.com/2019/0219/1248447.html
2/13yahooニュース<難病女子高生の渡航移植を 相模原で救う会が寄付呼び掛け>
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00033432-kana-l14
1/20<たこちゃんのナイロンジャケットを使ったコーディネート>
https://wear.jp/tako3991/13975892/
WSJの記事について、中国の臓器売買については本ブログで何度も取り上げ、機会あるごとに話してきましたが、なかなか信じて貰えませんでした。それはそうで、そんな悪逆な、神をも恐れぬ行為ができる人間がいるとは想像できないからです。日本の731部隊も臓器移植が平気でできる彼らの創作と思った方が良い。しかし、WSJが本件を報道してくれたおかげで、今後話がし易くなります。これを取り上げたダイヤモンドオンラインも素晴らしい。日刊紙は左翼で中国の毒饅頭が体一面に回っていますから報道は望み薄ですが。
難病女子高生の件はNHKニュースでも報道していました。彼らは「たこちゃん~」の記事を読んだ方が良いのでは。でも、また善意で寄付する人はいるのでしょう。でも、片一方で臓器を強制摘出されている人のことも考慮する必要があるのでは。親としては子供を救いたい気持ちは分かります。まあ、全財産を処分した上で娘さんの手術に臨むなら、臓器供給先のことを見逃すのもやむを得ないのかもしれませんが。
WSJを読みますと中国が如何に嘘を言い、不都合な真実については口を拭っているかが分かるでしょう。彼らの言うことをまともに信じてはいけません。「南京」も中国が裏で糸を引いている「慰安婦」も嘘と思わなければ。この記事を読んでもまだ「南京」、「慰安婦」は日本軍の仕業と思うことができるのでしょうか?
米国も本格的に中国と対峙する決意を固めたのでしょう。人類にとって最悪のシステム、共産主義と戦わないと。貿易交渉は破談として中国に高関税をかけ、富ませないようにすることです。軍拡や人権弾圧に金がかけれなくなります。ホットウオーより遙かに良い。
記事

Photo by Yasuo Katatae
――筆者のベネディクト・ロジャース氏は国際人権団体、「クリスチャン・ソリダリティ・ワールドワイド(CSW)」の東アジア・チームリーダーで、英保守党人権委員会の委員長代行や「中国での臓器移植濫用停止のための国際ネットワーク(ETAC)」のアドバイザーを務めている。
***
中国は、残虐な臓器取引で非難を浴びている。その行為の証明は難しい。なぜなら被害者の体は廃棄され、行為の目撃者は、医師、警察官、刑務官など関係者に限られるからだ。だがそうであっても、厳しい判断を裏付ける証拠はそろっている。
容疑は、法輪功メンバー、イスラム教徒のウイグル族、チベットの仏教徒、「地下教会」のキリスト教徒など多くの「良心の囚人」に医学的検査を受けさせ、彼らから無理やり臓器を摘出しているというものだ。これらの臓器は、移植用に大量に売買されてきた。
中国で移植を待つ患者(外国人を含む)は、数日のうちに適合する臓器の提供を約束される。カナダで政治家、検察官の経歴を持つデービッド・キルガー氏、弁護士のデービッド・マタス氏、米ジャーナリストのイーサン・ガットマン氏らの調査チームは、中国各地の病院で患者を装うことで、こうした事実を確認した。中国衛生部(厚労省に相当)の元副部長で中国人体器官捐献与移植委員会委員長の黄潔夫氏は2005年、手術に備えて予備の肝臓を2つ用意させた。この肝臓は、翌朝に現場に届けられた。ほとんどの欧米先進諸国では、移植を待つ患者の待機期間は何カ月、時には何年にも及ぶ。
キルガー、マタス、ガットマンの3人は、2006年までさかのぼる調査に基づく報告「Bloody Harvest/the Slaughter: An Update(血塗られた収穫・虐殺の最新報告=仮訳)」を2016年に出版した。彼らの推計によれば、中国の病院では年間6万〜10万件の臓器移植が行われているとみられる。
これらの臓器はどこからやってくるのだろうか。中国は「アジア最大の自主的臓器提供システム」を有しており、囚人の臓器の利用は2015年にやめたと主張している。しかし中国には、自主的な臓器提供の伝統はない。
中国の公式発表によれば、2010年の自主的臓器提供者数は34人だった。2018年時点でも、公式統計上の自主的臓器提供者は約6000人にすぎず、彼らが提供した臓器の数は1万8000強となっている。しかし「Bloody Harvest」の著者らによれば、この程度の数の臓器は「わずか数カ所の病院の件数をやすやすと超える」という。天津市第一中心医院だけでも、年間6000件の臓器移植が行われており、著者らによれば「肝臓、腎臓移植を行っている病院は確認されているだけで712に上っている」という。黄氏は、中国での臓器移植は2020年には世界で最多となり、米国の年間4万件を上回るだろうと述べていた。
当局が示す数字では計算が合わない。何百もある病院の患者たち向けに数日以内に健康かつ患者に適合可能な臓器を提供する自主的ドナーが年間わずか数千人であることは、さらに多くの、自主的ではない臓器の供給源が存在することを意味する。
これら臓器の全てを死刑囚によって満たすことはできない。中国では同国以外の世界全体の件数を合わせたよりも多くの人々が処刑されているが、それでも年間では数千人程度である。さらに、中国の法律では、死刑を宣告された囚人に対し、宣告から数日以内に刑を執行することが義務付けられている。このことは、ドナーと患者の臓器の適合性を見極めたり、臓器提供の要請にすぐに対応できるようにしておいたりという中国のやり方を実行するだけの十分な時間が取れないことになる。
その結果、調査チームのメンバーらは、良心の囚人と呼ばれる人々が大半の出所不明の臓器の供給源であると結論づけるに至った。さまざまな証拠がある。元「良心の囚人」らは、彼らが刑務所で血液検査や通常とは異なる医療検診の対象だったと何度も証言している。その報告によれば、検査結果は提供可能な臓器のデータベースに追加され、患者が臓器を必要とする場合、データベースにある良心の囚人から臓器を摘出することで、要請に応じた臓器移植を可能にしているという。
中国の気功集団である法輪功は中国政府によって破壊分子とみなされ、1999年の摘発以降、迫害されている。2006年に中国語の話せる複数の調査メンバーは臓器購入を希望する人物を装い、法輪功メンバーの臓器を移植用に調達可能かどうか直接尋ねてみた。中国国内の複数の病院が、そうした臓器の調達は可能で、問題ないことを確認している。
話は残酷だ。新疆地区出身の元外科医、安華託帝氏は英国、アイルランドと欧州の議会で、1995年に囚人から強制的に臓器を摘出したと証言した。同氏は「われわれは丘の裏手で待ち、銃声が聞こえたらすぐに草原の方に向かうよう告げられた」と当時を振り返った。「すると、銃声が聞こえた。1回ではなく何回も。われわれは走って草原に向かった。武装した警官が近づいてきて向かうべき場所を告げた。彼はひとつの人体の近くにわれわれを連れて行き、『これだ』と言った。どこからともなく外科部長が現れ、肝臓と2つの腎臓を摘出するようわたしに言った」。同氏によると、この男の傷は必ずしも致命的ではなかった。だが、同氏は作業を始め、肝臓と腎臓を摘出した。その間、男の心臓はまだ動いていた。
これまでに世界中の専門家が中国の犯罪を証言している。イスラエル、台湾とスペインは中国への「臓器移植ツーリズム」を禁じている。国連の調査委員会は、臓器の出所について中国に説明を求めているが、回答はない。
「中国の良心の囚人からの強制的な臓器収奪に関する独立法廷」がこの問題を精査している。ユーゴスラビアのスロボダン・ミロシェビッチ元大統領を訴追したジェフリー・ニース卿が裁判官と専門家から構成されるこのパネルの議長を務める。彼らは昨年12月10日、異例の暫定判断を下した。同パネルは「満場一致かつ合理的疑いの余地なく、(中国で国家による)良心の囚人からの強制的な臓器摘出がかなりの期間にわたって行われていることを確信した。国による犠牲者はかなりの数に上る」というものだ。
この暫定判断は、「無実の人を被害から救う」かもしれないことを願って出された。中国側に言い分があるなら、わたしはそれを聞いてみたい。
(The Wall Street Journal/Benedict Rogers)
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『トランプの非常事態宣言に困惑する国境の街 分断にあらがうツインシティ、ノガレス』(2/18日経ビジネスオンライン 篠原匡)について
2/18阿波羅新聞網<习江斗 拿下薄熙来大师哥儿子 陕西两大案牵涉众多高官=習近平と江沢民の争い 薄熙来の子飼いの息子は逮捕 陕西省の2つの事件は多くの高官に波及する>“秦岭別荘事件”と“千億元の鉱山開発権事件”は多くの高官に関係して、依然として習と江の争いの影がある。ある人は中共の公式メデイアを観察していて「この案件について、大事な時期に陕西省を担当していたのは現中央規律委員会書記の趙楽際(団派とか習派とか無派閥とか言われる)。この他、山西省元書記の胡富国の子で陕西省衛生・計画生育委員会・前書記、楡林市・前書記の胡志強が起訴された。かつてメデイアは“江の庇護の下、胡富国は山西省の田舎から北京に取り立てられた”と報道。彼は薄熙来の子飼いである」と観察している。多くのメデイアは胡志強の起訴を報道するときに、胡富国の子というのを強調していた。
陕西省前書記の趙正永は1/15に逮捕された。メデイアは「“秦岭別荘事件”と“千億元の鉱山開発権事件”等多くの事件に絡んだ容疑で、既に証拠は挙がっている」と報道。外部の人間は「メデイアの報道ぶりを見ると、趙正永が陕西省での長期の勤務中、上司は趙楽際で、趙楽際の追い落としを図る意味があるのでは」と見ている。趙楽際は西安(陕西省省都)の人で2007年~2012年まで陕西省で仕事をしていた。逮捕された大虎の馮新柱、趙永正は趙楽際の部下だった。
この2つの事件は江沢民系の人物が関与している。2005年の時の陕西省長・陳徳銘、労働部長・鄭斯林、2002年の時の省長・袁純清等多くが捕まっている。
習近平は以前“秦岭別荘事件”を徹底的に調べるよう指示。2018年には中央規律委員会副書記の徐令義が西安に泊まり込み調査。この事件の背後には江沢民の従妹・江沢慧が絡んでいる。習は激怒して多くの役人を逮捕させた。
まあ、中国は賄賂社会ですから、上から下に至るまでドップリ賄賂漬けになっています。勿論、金額の多寡はありますが。目糞が鼻糞を笑う類でしょう。習は反腐敗運動を政敵打倒の為に使っています。今までもそうでしたが、習の場合ほど激しくありませんでした。それで主席任期制を外して、死ぬまで主席を続けなければ、報復で殺されるのが分かっていますので、そうしたわけです。習と王岐山は粛清された人間の恨みを物凄く買っています。貿易戦の決着如何によって習が落馬することもありうるでしょう。トランプは習であれ誰が主席になろうとも、共産主義を潰すように頑張ってほしい。

https://www.aboluowang.com/2019/0218/1248023.html
2/19阿波羅新聞網<不只钢缆异常断裂 中国深圳湾大桥惊爆往海面塌陷=鉄のロープが異常断裂しただけではない 中国の深圳湾大橋は海に向かって沈み込む>中国と香港を結ぶ「深圳湾大橋」は開通して12年になるが、最近鉄のロープが錆のため異常断裂した。他にも驚くことに橋自体が沈み込んでいるのが見られると伝えられている。Facebookと中国論壇の「香港高登」が討議した中で、香港ネチズンが夜の大橋の写真をアップし、「この数カ月前に友人がスマホで撮った写真である。橋の中ほどは明らかに下に垂れ下がっている。肉眼でも分かるくらいだから、既に重大な問題である。更には10年前に工事に携わった友人は“中国が請け負った橋の建設は沈むのが半端でない”ことを知っている」と。フランスのRFIは「香港道路管理局長の陳派明は“直径16cmのロープが錆びて断裂しているかどうかは、中にモルタルが入っているためチエックが難しい。50~60年持つと言われているロープがこうなったのは、工程での造りこみなのか、原料、メンテの問題なのかどうか”と釈明した」と報道した。
相変わらず中国国内では“豆腐渣工程=おから工事”で建設されているという事でしょう。中華、小中華(朝鮮半島)とも賄賂社会で、かつ契約違反のコスト下げ手法を採ります。自分の取り分が増えれば、人の命、安全なんて気にしません。まあ、中国側の業者が手抜きして利益を懐に入れたと思います。中国・韓国の作った建築物は危険と思った方が良いです。残念なのは、両国に行かなくても、他の国に彼らの造った建物や橋梁、鉄道があります。いつ事故が起きてもおかしくありません。こればかりは注意のしようがありません。こういう国が「一帯一路」とかいって建設するのですから恐ろしい。

https://www.aboluowang.com/2019/0219/1248031.html
篠原氏の記事では、リベラル、グローバリストとしての立場から書かれているという印象を持ちました。国民には義務と権利があり、国に納税や兵役義務を果たし、国から保護して貰う関係があります。国境があるのは仕方がありません。それを破ろうとすれば戦争になる可能性があります。グローバリストは世界統一政府を目指すのでしょうが、今の中共を見て分かる通り、独裁政治の悲惨なものになります。民族・人種・文化・伝統は置き去りにされ、政府に從わないものは最悪虐殺対象となる事です。歴史を尊重して、各国が領土を現状維持するのが戦争を起こさないコツでしょう。勿論話し合い解決の手もありますが。
日本国内でも行政区が違えば、違った住民税や健康保険料になるでしょう。ゴミ収集のやり方も違います。住民サービス(給付)も違うのです。距離が近いので、その国の国民にしてくれというのであれば、領土を割譲すべきです。貰っても一緒になりたくないと相手は言うかもしれませんが。リベラル・左翼は情緒を尊重します。法律<国民情緒の関係はどこかで聞いたことがありませんか?彼らの言い分は合理的でなく、眉に唾して聞きませんと。
非合法に入国した歴史・伝統の違う中国人、朝鮮半島人をそのまま日本に置いておくのは反対です。それと同じことをトランプはしようとしているだけ。日本は海で遮られていますが、アメリカは陸続きなので壁が必要という事です。悪い奴は人の善意に付け込みます。騙されないように。
本来逃げ出そうという人はまずその国のために頑張るべきでしょう。国の政策を変えて国民が住みやすいように努力すべきです。
記事
米国のトランプ大統領は15日、国境の壁の予算を捻出するため「国家非常事態法」に基づき非常事態を宣言した。メキシコ国境から犯罪者やドラッグが流れ込む現状を「国家の危機」と捉えた格好だ。もっとも、実際に国境のコミュニティで暮らす人々はトランプ大統領のレトリックに複雑な表情を浮かべている。
トランプ大統領は壁の建設や自身の移民政策を正当化するため、国境地帯を危険な場所として描いている。実際にドラッグや不法移民が国境を越えていることは事実だが、国境で暮らしている人々の大半は普通の住民であり、子供により良い生活の機会を与えたいと思う普通の親たちだ。筆者が昨年訪れた国境の街、アリゾナ州ノガレスに住む人々も、トランプ大統領が作り出すイメージに怒り、困惑していた。
米国とメキシコの国境にある街、アリゾナ州ノガレス。ハイウェイでノガレスに向かうと、ある場所から速度標識がマイルからキロメートルでの表示に変わった。米国はマイル表記だがメキシコはキロメートル表記のため、国境付近になると標識が切り替わるのだ。
ノガレスはアリゾナ州とメキシコ・ソノラ州の両方にまたがるツインシティである。もともとは一つの町だったが、1853年に現在の国境線が引かれたことで別の国に分かれた。ただ、「アンボス・ノガレス(両方のノガレス)」と地元の人々が呼ぶように、国境こそあるもののコミュニティとしてはほぼ一体だ。
国境の両サイドに家族や親戚がいるのは当たり前。ほとんどの住民は英語とスペイン語を話し、仕事や買い物、通学のために日常的に国境を行き来する。山岳地帯の谷筋に開けた双子の町。丘の上にうねるように続く国境フェンスは何とも言えない独特の光景である。

うねるように建つノガレスの国境フェンス
2018年12月初め、メキシコ側のノガレス・ソノラで、あるイベントが開催された。“Rally for Border Youth”というイベントだ。
“Rally”とあるように、実際にメキシコサイドを訪れると、国境フェンスのすぐそばで子供たちがテニスに興じていた。即席で作られたステージでは、地元ノガレス・ソノラの著名バンド、La Coyotaによる生演奏やメキシコの伝統衣装に身を包んだ地元ダンサーの踊りも披露されている。周囲には米国への入国審査を待つ人々の長い行列。生演奏やダンス、テニスをする子供たちを好奇の目で眺めている。
このイベントを主催したのはノガレス・アリゾナに拠点を置くBorder Youth Tennis Exchange(BYTE)。国境の両側に住む子供たちに、テニススクールと放課後学校プログラムを無料で提供している団体だ。
アンボス・ノガレス、とりわけノガレス・ソノラの貧しい子供たちがテニスに触れる機会はほとんどない。そんな子供たちにテニスの機会を与えるため、元テニスプレイヤーのチャーリー・カトラーが2015年に設立した。現在、ノガレス・アリゾナとノガレス・ソノラで100人前後の子供たちがBYTEのプログラムに参加している。
当初、このイベントはフェンスをまたいだ国境の両側で開催される予定だった。だが、中南米諸国から米国を目指す移民の集団、キャラバンがクローズアップされたことで、米国サイドでの開催許可が下りなかった。そのためノガレス・ソノラだけの開催になったという経緯がある。


12月に国境フェンスの目の前で開催されたテニスイベント(写真:Retsu Motoyoshi)
BYTEがこのイベントを開催しようと考えた表向きの理由は、BYTEの設立から3年が経過し、組織が形になったことを両サイドの子供たちやその家族と祝うため。ただ、彼らにはもう一つの理由があった。それは国境のコミュニティの本当の姿を知ってほしいという思いだ。
トランプ氏がホワイトハウスの住人となってから、国境エリアの安全保障が政治的な論点になった。壁の建設を唱えていることからも分かるとおり、トランプ大統領は不法入国を目論む犯罪者やドラッグカルテルが暗躍する危険な場所として国境を描いている。
だが、国境のコミュニティに住む人々の大半は平凡な生活を送っている普通の住民であり、子供により良い生活をするためのチャンスを与えたいと願う普通の親だ。コミュニティは米国とメキシコの文化が融合しており、様々なものを受け入れる包容力を感じさせる。BYTEはそうした現実を伝えようと、国境でのイベントを企画した。実際、12月のイベントにはノガレス・アリゾナとノガレス・ソノラの両市長を含め、数多くの関係者が参加した。
実際に壁こそ建設していないが、移民枠の減少や関税措置によってトランプ政権は事実上、国境を閉ざしつつある。トランプ氏の人間性や政治手法には辟易としているものの、厳格な国境管理という方針に理解を示す米国人は少なくない。不法に入国するのではなく、合法移民として正規ルートで入国するのであれば米国人として喜んで受け入れるという米国人も数多い。「壁」という言葉は極端だが、国境管理の厳格化と不法移民対策は一定の支持を得ている。
プロテニス選手から国境の街の支援へ
BYTEを設立したチャーリーは現役時代、ITF(国際テニス連盟)に所属するプロテニス選手として中南米や欧州を転戦した。最盛期には、年間に20以上のトーナメントに出場したという。テニスプレイヤーとしては小柄だが、プロとして世界を回っていただけあって、全身は鋼のようにガッチリしている。プログラムの時に子供が真っ先に駆け寄るように誰にでもオープンなナイスガイだ。
父親の影響で2歳でテニスを始めたチャーリーはジュニアの世界では知る人ぞ知る存在だった。20歳の時に全米大学体育協会主催の大会で優勝したこともある。だが、ATP(男子プロテニス協会)のランキングは1420位が最高と、プロテニス選手としては大成しなかった。

BYTEを設立したチャーリー・カトラー。プロテニス選手として世界中のツアーを回った
ランキング下位の悲哀が端的に表れるのは賞金だ。トップレベルの選手が参加する大会とは異なり、チャーリーが出るようなトーナメントは賞金が低く、それだけでは次のツアーのための資金を稼ぐことはできない。そこで、旅費を節約するために近隣諸国のトーナメントに連続で参加したり、移動はリーズナブルなバスにしたり、ランキングを上げてプロとしての活動を続けるためにできる限りの努力を続けた。賞金を稼ぐためにランキングとは無関係のツアーに出たことも少なくない。だが、大会で優勝しても賞金はたかがしれている。最終的に2年でプロ生活を断念した。
「テニスをやめたのは資金が続かなくなったから。妻が大学院を卒業し、身を落ち着けるタイミングだと思ったことも大きかった」。プロ生活を終えた後、チャーリーはカリフォルニア州のテニスクラブでテニスコーチの職を得た。
そんなチャーリーがノガレスでBYTEを設立したのは中南米に対する共感だ。彼はリベラルな土地柄で知られる米北西部のオレゴン州ポートランドで生まれ育った。ポートランドは国境から遠く離れているが、チャーリーは子供の頃からスペイン語の読み書きを勉強しており、スペイン語にはなじみがあった。ツアーで中南米を回る時には地元のテニスクラブに通う地元ファミリーの家にホームステイしていたという。
もっとも、テニスクラブに通うような家族は現地の富裕層が中心で、一般的な国民の姿とはかけ離れている。また、メキシコやベネズエラ、グアテマラなどチャーリーが訪れた国々はまだ貧しく、様々な社会問題も抱えている。ツアーの際に富裕層のコミュニティに加わりながらも、普通の人々のために何かしたいという思いを抱えていた。

ATPランキングは1420位が最高だった
テニスコーチになって2年も経つと、チャーリーには物足りない思いが募り始めた。毎日、何時間もコートに出るのが体力的に厳しくなったこともあるが、それ以上にフルタイムのコーチで一生を終えるのがつまらなく思えたのだ。そこで、改めて大学院に通って学び直すことにした。その際に国際関係論と人権をテーマに選んだのは生来のリベラル気質に加えて、中南米の状況を実際に見聞きしていたからだ。
その後、博士論文のテーマを考えるため、サンフランシスコの難民保護施設でボランティアとしてスペイン語の通訳を始めた。国外退去処分プロセスにある不法移民を支援している団体が運営している施設である。彼が働いた1年半の間に5つの裁判があったが、その大半はドメスティックバイオレンスから逃れてきたグアテマラの女性だったという。チャーリーは胸が張り裂けるような思いで話を聞いた。
移民制度は国のシステムであり、法治国家である以上、それに違反すれば国外追放処分を受けても仕方ない。だが、難民一人ひとりを見れば不法入国という手段を選ばざるを得なかった事情もある。次第にチャーリーは移民制度と米国を目指す難民に強い関心を持つようになった。そして、そういった悲劇をなくすために、子供たちに機会を提供することが重要だと考える始めた。今の活動の源流である。
チャーリーは難民保護施設で通訳をしている間、サンフランシスコのサン・クエンティン州立刑務所で囚人にテニスを教えたり、大学入試向けのライティングを教えるプログラムに参加したり、様々なボランティア活動にも従事した。
サンフランシスコにいたチャーリーとノガレスの出会いは大学院時代の講義に、米国とメキシコの文化交流を進めているノガレス・アリゾナのNPO(非営利組織)、Border Community alliance(BCA)が来たことがきっかけだった。そこで、異なるコミュニティ同士の交流を深め、相互理解を促していくという彼らのアプローチに共感したチャーリーはインターンシップに参加することにした。2014年夏の話だ。そして、テニスを通じて両側にテニスと教育の機会を提供するというアイデアを思いつく。
サンフランシスコのような大都市とは異なり、国境の小都市ではテニスに触れる機会はあまりない。得意なテニスを生かして地元の人々に貢献できる。チャーリーはそう考えた。ノガレス・ソノラの孤児院やコミュニティセンターでテニススクールを開いた時に、子供の出席率が高かったことも理由になったという。
2015年、チャーリーは博士課程を終えると妻のステファニーとともにノガレスに移住、BYTEを設立した。
「中南米での体験とテニスへの情熱。この2つがあったからこそ、テニスを通じて助けが必要なコミュニティに手をさしのべるという活動をしようと思ったのだと思います」。そうステファニーは語る。
動画作りで街の文化を知る子供たち
BYTEがプログラムを提供しているノガレス・ソノラの教会に足を運んだ。
国境から南に15分ほど。未舗装の砂利道を進んだ先に目指す教会があった。ドン・ボスコ教会である。周囲の斜面にはブロック塀を積んで屋根を載せただけの掘っ立て小屋が並んでいる。経済成長が続くノガレスには雇用の口を求める人々がメキシコ全土から集まる。2000年に約15万人だった人口は24万人になった。この場所は、そうやって集まった人々が勝手に家を作ったスラム街である。

ノガレスには労働者が勝手に家を建てたスラム街がいくつかある
筆者はブラジルのリオデジャネイロやベネズエラのカラカス、メキシコのシウダー・フアレスなどの中南米のスラムを訪れたことがある。足を踏み入れた瞬間に住民に囲まれたこともあり、どこも危険な香りで一杯だったが、ノガレスのスラムはどこかのんびりとした雰囲気だ。
ドンボスコ教会は共働きの貧しい家庭を支援するため、併設する若者向けのコミュニティセンターで放課後学校プログラムを提供している。
「このあたりは貧困層のコミュニティで子供たちが手にできるチャンスは限られている。その中でやったことのないスポーツを体験できるのは重要なことだ。ノガレスにはサッカーやボクシングなどの才能を持つ子がいる。きっとテニスのポテンシャルもあるだろう。将来のテニス選手がここから出るかもしれないね」。神父のフランシスコ・サンチェスは笑う。

BYTEがテニスを教えているスラム街の教会
「30人の子供にテニスを教えるので大忙しだったよ」。そうチャーリーが振り返るように、BYTEの当初の活動はテニスに限られていた。だが、ドン・ボスコ教会や孤児院に通うにつれて、子供たちに教育の機会が不足していると感じるようになった。
彼らは地元の小学校に通っているが、学校の授業は伝統的なもので米国の小学校に比べれば魅力に欠ける。貧困の中で不安定な生活を送っており、勉強に集中できる環境にない子供も多い。その中で、既存の学校にはないようなコンテンツを提供できれば、子供たちが学びにもっと関心を持つようになるのではないかーー。そう考えたのだ。
そんな時、チャーリーはひとりの女性に出会う。ジャックルベリー・ゴンザレス・エルモシージョ、通称ジャッキーである。
32歳の彼女はノガレス・ソノラで生まれ育ったシングルマザー。母国語はスペイン語だが、英語も問題なく話す。ボーイッシュなショートカットに、ゴーグルのような丸形サングラスをかけてスクーターを乗り回す姿を見ていると、とても12歳の子供がいるようには見えない。

BYTEで教育プログラムを担当しているジャッキー(写真:Retsu Motoyoshi)
BYTEのアカデミック・ディレクターとして彼女が注力しているのはストーリーテリングというプログラムである。BYTEは算数や科学といったコンテンツも提供しているが、ストーリーテリングはBYTEならではのコンテンツと言っていい。
ストーリーテリングとは、動画で自分の物語を作るというプログラムだ。まず、子供たちは自分のイメージに沿って写真を撮り、絵を描く。家族のこと、生活のこと、学校のことなど内容は何でも構わない。その後、それぞれの画像や絵に自分の声で解説を入れ、最後はそれをつなげて動画にしていく。
なぜ自分の物語を作らせるのか。一つは、単純に子供たちが関心を持ちやすいということがある。ストーリーテリングはワークショップ形式で、最初こそもじもじしているが、iPadに初めて触る子供も多く、すぐに目の色を輝かせて動画作りに参加し始める。
もう一つは、自分のコミュニティに誇りを持ってもらうためだ。国境はドラッグや犯罪の温床として語られることが多く、米国を脅かす危ない場所というイメージが広がっている。だが、ドラッグカルテルは存在するが、ノガレスの町を牛耳っているわけではない。密入国の幇助やドラッグの密輸に関わっている住民はもちろんいるだろうが、24万人の住民の大多数は普通の人々である。
家族や学校、食事、趣味など、自分の物語を作ればどこかに国境のカルチャーがにじみ出る。自分の住むコミュニティがネガティブに報じられれば卑屈になってもおかしくないが、自身の生活を可視化するという作業を通してコミュニティを見直してほしいという思いがストーリーテリングには込められている。
子供たちは自分の日常に関するビデオを作る
ジャッキーにとって、教育に力を入れているという自身の活動は国境に対する米国の固定観念だけでなく、メキシコの固定観念を変えていくという意味もある。
7人姉妹の末っ子として生まれたジャッキーは高卒や中卒の他の姉妹と異なり、大学まで進学している。「中間層の下の方」とジャッキーが語る家庭に金銭的な余裕があったとは思えないが、学校の成績が良かった彼女の才能を伸ばしてあげたいと親は考えたのだろう。ところが、20歳の時に妊娠、学業を断念した。
その後、娘の父親と暮らし始めたが、子供が3歳になった時に再び大学で勉強したいと思うようになった。それを彼に相談したが、メキシコは家父長制が色濃く、母親は家にいて家事や育児をやるものだという考え方が根強く残っている。彼も大学進学に反対したため、最終的にシングルマザーとして自立する道を選んだ。
メキシコでは子育てをしながら学校に通うシングルマザーは一般的。子供の面倒を見てもらうことができず学業をあきらめるシングルマザーもまた一般的だ。
「主婦の女性を尊敬しています。でも、私はそうはなりたくなかった。もっと学びたい、もっと知りたい、もっといろいろなことをやりたい。そう思って、自分の将来と戦うことに決めました」
メキシコに限らず、中南米の国々は妊娠によって学業を中断する女性が多い。その後、勉強を続けたいと思っても子育てが忙しく、実際に学校に復帰するのは極めて難しい。女性の社会進出に対する社会的な理解ももちろんあるが、彼女たちが貧困に陥る理由は低い学歴とスキルの欠如が大きく、その主な元凶は早期の妊娠、出産にある。
このカルチャーを変えるには教育から変えていかなければならないーー。そう思ったからこそ、ジャッキーは教育を重視しているのだ。
その後、シルクスクリーンが得意だったジャッキーは生活のためにノガレス・ソノラのNPOで写真や美術を教え始める。そして、地元の高校でアートやカルチャーの管理スタッフとして働いた後、BYTEに合流した。彼女は2018年12月に、晴れて大学の卒業資格を手にした。今後はBYTEのディレクターを続けつつ、大学院に行こうと考えている。
メキシコ側の人口は米国側の10倍以上

ノガレスのコミュニティー財団でエグゼクティブ・ディレクターを務めるアルマ・コタ。お母さんのような存在
ノガレスという双子の町で出会ったチャーリーとジャッキー。同い年のふたりを結びつけたのはもうひとりのキーパーソンだ。アルマ・コタ。ノガレス・ソノラのコミュニティー財団、FESACのエグゼクティブ・ディレクターを務める女性である。FESACは地元の企業経営者を基盤にした財団で、ノガレス・ソノラのコミュニティビジネスに資金や人脈などの支援をしている。運営のすべてを取り仕切るアルマは事実上のリーダーだ。
FESACはノガレス・ソノラの急成長によって生まれた。ノガレス・ソノラは過去20年で人口が急激に拡大した。かつては同じような規模だったが、今ではノガレス・アリゾナの10倍以上だ。その成長を牽引したのはかつてのマキラドーラとIMMEXである。
1965年に創設されたマキラドーラはメキシコの保税加工制度で、原材料や部品の輸入にかかる関税やVAT(付加価値税)が免除される。安価なメキシコの労働力を米国に輸出するための仕組みと言っていいだろう。その後、認可要件を厳格化したIMMEXに進化している。
中国がWTO(世界貿易機関)に加盟した2001年以降、マキラドーラを活用したメキシコの製造業は逆風に晒されたが、中国の人件費が上昇するにつれてメキシコの国境都市は再び「米国の工場」として浮上した。とりわけここ数年は米国の経済成長もあり、IMMEXを中心にノガレスの雇用は拡大の一途をたどっている。
「3年前に300人の従業員だった顧客企業が今では1000人になっている。過去3~4年で多くの企業が雇用を伸ばしている」。ノガレス・ソノラの公認会計士、ルイス・トーレスは語る。結果として、中間層も続々と誕生している。
ノガレス・ソノラの郊外に、日本の高度経済成長期の団地を思わせる画一的な住宅地がある。IMMEXなど外資系企業でエンジニア職やマネジャー職を得た中間層向けの新興住宅だ。

ノガレスには新たに生まれる中間層向けの住宅地が続々と誕生している
もっとも、人口の急増によってノガレス・ソノラはスラムの膨張や独居老人、孤児、障害者の増加など様々な社会課題を抱えるようになった。そういった問題を解決しようとする社会起業家を支援するために設立されたのがFESACである。
低所得者向けのカスタム車椅子を作っているフランシスコ・トルヒーヨもFESACの支援を受けているひとりだ。食生活の変化などにより、メキシコでは糖尿病患者の増加が深刻な問題になっている。合併症で足を切断する人も少なくない。だが、貧困層にとって車椅子は高嶺の花。道路状態も悪いため、一般的な車椅子は使いづらいという問題もある。そこで、悪路でも使いやすい車椅子を開発、製造している。
「ダウン症の子供を持つ家族を支援する団体や少女を対象にした孤児院、道路にフェンスを設置しようと活動しているグループなど、支援している組織やグループは80ほど。資金だけでなく、取締役会の始め方や地元政府とのネットワークづくりなど、起業に伴うあらゆる面をサポートしています」。そう語るアルマはノガレスの急拡大を側面から支える存在だ。
アルマとチャーリーの出会いはインターンでノガレスに来ていた2015年にさかのぼる。テニスをきっかけに機会の限られている子供たちにテニスや教育の機会を提供するーー。そのコンセプトに賛同したアルマは、ノガレス・ソノラのキーパーソンを惜しみなく紹介した。現在、BYTEがプログラムを提供しているドンボスコ教会や孤児院もアルマのつて。ノガレス・ソノラの市長や企業関係者との人脈もアルマがいてこそだ。
「アルマに会った時はとても感動した。情熱的で、スマートで、ハキハキしていて。国境のコミュニティを象徴する人に思えた。すぐにアルマにBYTEのアイデアを話したところ、すべてを最優先で進めてくれた。彼女がいなければ、今のBYTEは存在しない」。チャーリーは手放しで称賛する。
ジャッキーにとってもアルマは憧れであり、目指すべき存在だ。メキシコの名門、モンテレイ工科大学で経営学を学んだアルマは彼女の世代では数少ない高学歴の女性だ。一時は子育てしながら大学で教鞭を執っていたこともある。その後、FESACの幹部として地元の財界からフォード財団まで幅広い人脈を作りあげた。女性の機会を広げていきたいと思っているジャッキーにとって、トランプ政権から経済情勢まで自分の言葉で語るアルマは最高のロールモデルである。
ジャッキーの大学への復帰を後押ししたのもアルマだ。再び勉強したいと思ってシングルマザーの道を選んだジャッキーだが、仕事と子育てに忙殺され、復帰できてはいなかった。そんな彼女に対して、アルマは何としても大学に戻るべきだと言い続けた。貧困のスパイラルから抜け出すには学歴とスキルが不可欠だからだ。チャーリーがアカデミック・ディレクターを探していた時にBYTEを紹介したのも、時間にある程度、融通が利くと考えたことが大きい。

BYTEはノガレス・ソノラの少女向け孤児院でもテニスを教えている
米国とメキシコを行き来する子供たち
ノガレスという街の始まりは1841年にEliasという家族がメキシコ政府から土地の払い下げを受けた時にさかのぼる。ノガレスとはウォルナット(クルミ)のスペイン語で、丘の上にウォルナットの木が植えられていたことから“Los Nogales de Elias”という名前がつけられた。だが、米墨戦争とその後のガズデン購入でノガレスの真上に国境線が引かれた。それ以来、同じコミュニティだが別の国という数奇な運命をたどることになる。
国境を巡るいざこざは今に始まった話ではない。実は、ノガレスに最初にフェンスを設置したのはメキシコだった。
1910年にメキシコ革命が起きると、その波及を恐れた米国は軍をノガレスに展開した。その時にメキシコのソノラ州政府がワイヤーフェンスを設置した。その後も警備隊の発砲など小規模なトラブルはしばしば起きた。もっとも、その程度のことはよくある話で、両サイドに住む住民にとってはほとんど関係のないことだった。
鉄道が開通して以来、ノガレス・アリゾナには多くの開拓者が移住した。彼らの多くがノガレス・ソノラの住民と結婚したことで、両方のノガレスはさらに結びつきを深めた。禁酒法の時代には、ノガレス・アリゾナの住民が酒を飲みにノガレス・ソノラに頻繁に毎日のように足を運んでいる。物理的な国境こそあれど、実際には国境など存在しなかった。
「ルーツをたどれば、みんな同じ血縁になる。ここのコミュニティの住民は一つの家族と言っても過言ではない」。ノガレス・アリゾナの市長、ジョン・F・ドイルはこう語る。

「ここのコミュニティの住民は一つの家族」と語るノガレス・アリゾナ市長ののジョン・F・ドイル
ふたつのノガレスの密接な関係はつい最近まで続いた。1986年のロサンゼルスタイムズに当時の状況が詳しく描かれている。
毎日、朝と夕方になると国境ゲートには学校に通う子供たちの長い行列ができる。英語を子供に学ばせたいノガレス・ソノラの親と、スペイン語を学ばせたいノガレス・アリゾナの親が互いの学校に子供を通わせているためだ。
行政同士も密に連携していた。ノガレス・アリゾナで火事が起きた時、ノガレス・ソノラの消防隊が駆けつけた。ノガレス・ソノラで火事がおきた時も同様だ。当時はノガレス・アリゾナの市役所で働くメキシコ人もいたと記事にある。
その関係はかろうじて残っている。米国の学校に通うため、ノガレス・アリゾナに通う子供は今も国境のゲートにいる。だが、1990年代に現在の国境のフェンスができたことで物理的な障壁ができた。2001年9月11日の米同時多発テロ以降、国境管理は厳しさを増すばかりだ。
今も仕事や買い物で国境を行き来する人は多い。実際、ノガレス・アリゾナのウォルマートに行けば、その大半はノガレス・ソノラの住民だろう。だが、精神的なつながりこそ変わらないが、時間という障壁が高くなるにつれて、国境を渡る人数は徐々に減少しつつある。
「子供の頃は国境を越えることはなんてこともなかった。でも、国境ゲートの行列はどんどん長くなっている。以前は10分だったのに、今は2時間かかることもある。クレイジーだよ」
ノガレス・ソノラの市長、ヘスス・アントニオ・プジョル・イラストルザはため息をつく。ノガレス・ソノラの拡大によってノガレスの歴史を知らない住民は増えている。ふたつのノガレスの精神的なつながりがいつまで維持されるのか、それは誰にも分からない。
国境管理の厳格化は世界的な流れであり、テニスによってどうにかなる話ではない。だが、二つのコミュニティの相互理解を深めようという取り組みは国境が閉じていく時代には無駄ではない。チャーリーやジャッキーは信じている。人々の交流と相互理解。それが再び国境を開いていくということを。
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