『フランス国営テレビ番組「お笑い日本の実態! 」』について 寺本 孝一氏(名古屋市)投稿(4/19渡部亮次郎メルマガ「頂門の一針」から転載)

2012年8月に公開となっていますが、2012年12月16日に衆院選で自民党が圧勝し、安倍内閣が発足しました。内容はその前の2009年衆院選の時に日本のメデイアが民主党を勝たせようとしていることに警鐘を鳴らしたものとなっています。外国の方が良く見ています。フランス語は判りませんので正しく訳されているという前提付ですが。「中国・韓国は嘘つき。メデイアも中韓に乗っ取られている。領土問題も嘘。解同もヤクザと一緒。民団、総連、自治労、日教組は日本の敵対勢力。外国人参政権、中国人移民問題などもってのほか。」

どういう意図で作られた番組かは分かりませんが、言っていることは殆ど間違っていません。何故2012年8月にユーチューブに公開されたかです。

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ユーチューブに2012年8月に公開された、フランス国営テレビ番組の日本に関する動画が掲載されています。メリッサという女性アナウンサーが10分間に渡って語っており、その日本語字幕をそのまま全文転記いたしました。三年ほど前の番組ですが、日本が危機的状況にあることがよく判ります。国賊の存在も明確です。

フランス国営テレビの「お笑い日本の実態! 」総集編 2012/08/31 に公開

https://www.youtube.com/watch?v=rBWbB5qkZds

(メリッサ)「日本のマスコミは真実を国民に伝えません。それは中国や韓国の工作員がすでにマスコミ全体に浸透しているからであり、韓国や中国のための政策を行う民主党に、政権交代させれば更に多くの日本人の税金をあらゆる名目で中国人や韓国人に使うことが出来、日本経済を永遠に搾取することが出来ます。

過去の放送番組を振り返りながら、先ず最初に中国と韓国について見てみましょう。

中国が嘘をつくのは世界の常識です。中国政府は日本軍の戦争犯罪を捏造し、日本政府から戦後賠償として6兆円を騙し取り、そのお金で核開発やウイグル人やチベット人の大虐殺、日本領のガス田開発、日本の政治家の買収までしています。

また言論弾圧で逮捕した人々の臓器を政府ぐるみで売買する一方、中国は日本の残虐性を世界に訴え続けています。 さらに工作員6万人が日本の政治やマスコミに教育の分野で活動しています。

韓国が嘘をつくのも世界の常識よね。昔、日本が韓国のインフラを整備し韓国人の人口は2倍に増えましたが、これを大虐殺だと韓国は主張し、日本は3兆円の戦後賠償をさせられています。

また韓国はリーマンを破綻させ、世界不況の引き金を引いたり、竹島を不法占拠し、日本の漁師44人を殺害し、また工作員がメディアや教育、政治の分野で反日活動を行っています。

中国人や韓国人は嘘も百回言えば真実になると本気で信じており、議論がムダなのは世界の常識です。彼らの嘘が幼稚園レベルにも関わらず、未だにお金を騙し取られてるのは日本だけです。そして彼らが日本を支配するために目をつけたのが鳩山民主党です。お笑いユニットとしても右寄りの日本人に大人気の民主党について詳しく見てみましょう。

民主党に多額の献金を行う支持母体に反日教育を行い、子どもの学力を低下させる日教組があり、ヤクザの部落解放同盟と共に活動しています。

また韓国の反日工作員が潜伏し、外国人参政権を要求する韓国民団やパチンコの収益を北朝鮮に送金し、多数の工作員が潜伏する朝鮮総連、さらに年金問題を起こした自治労や、暴力団の山口組やマルチ企業もありますが、マスコミは情報統制を行っているので、これら事実は日本人に全く報道されません。

外国人が日本国籍を簡単に取れる法案が、民主、公明により秘密裏で可決され、今後、大量の中国人や韓国人が生活保護を求め来日するでしょう。 また民主党が提案する外国人地方参政権は、反日韓国人にも選挙権をあげるもので、オーストラリアはこれを中国人に認めたため、移民で激増した中国人に国を乗っ取られました。

民主党の提案する人権擁護法案ですが、反対する日本人を「外国人差別」の理由で簡単に逮捕するためのものです。移民1千万人を計画する民主党はまず中国人と韓国人の人権を再優先します。在日韓国人の生活保護受給率は日本人の5倍以上高率であり、中国人、韓国人移民が国籍を取得した後、大量に失業すれば日本政府は税金で彼らの生活費を払わなければならず、既にドイツではこれが社会問題となっています。世界各国で中国移民は問題を引き起こしています。 

凶悪犯罪の増加、失業率の悪化、環境破壊などです。カナダでは中国移民を受け入れたため、交通事故や犯罪、偽造紙幣が増え、イタリアは文化と景観を破壊され、オーストラリアでは政治を掌握され、中国移民の受け入れが世界中で悲劇に終わる中、日本だけが世界に逆行し、反日教育を受けた中国人一千万人を受け入れるのは狂気の沙汰を言えます。

麻生副首相はG7で景気回復策を絶賛され、パレスチナ和平やガザ停戦への貢献で世界的に評価され、日本の景気も上昇し始めてます。日本のカスゴミはこれを全く報道せず、首相を偏向報道でバッシングしたり、安い芸人を使ったくっだらない番組で国民の注意をそらしたりして世論を誘導

し、中華民主党が政権を獲ろうとしています。

鳩山氏の献金問題では、韓国人が多額の献金をしており、また統一教会との関連も明らかなため、東京地検は鳩を捕獲してほしいわ。 民主党のマニフェストは実現不可能であり、鳩山氏が総理になれば、中国、韓国のために政策が多数実行され、日本人には悪夢の時代が訪れるでしょう。

“お笑い日本の実態”いかがでしたか? 最後にダンディーなゲストの登場です。日本政治オタクのポキールさんです。

 ところで東京地検はもちろん鳩左ブレを逮捕しますよね?」

(ポキール氏)「統一教会とも絡んでるので逮捕はされますが、民主政権で日本終了です。知り合いに真実を伝え、売国議員を8月30日の選挙で落とすべきです。

ポイントですが、民主、公明、社民、共産は基本的に危険です。例外として民主の松原仁はすばらしいですし、逆に自民党の中川秀直、加藤紘一、山崎拓などは最悪です。選挙前ドットコムを見るといいでしょう。

そんなことより収録の後、部屋に来ないかい? おいしいワインがあるんだ。僕の大ファンみたいだし、もっとお話を」

(メリッサ)「それは遠慮しとくわとにかく皆に広め選挙に行くしか方法がないんです。日本人の幸運をお祈りしてるわ!」

4/16日経ビジネスオンライン 鈴置高史『韓国の気分は「もう、中立」 THAADで中国が仕掛け返した罠にはまる朴槿恵』について

4/10カーター米国防長官と朴大統領の会談後の動きとして、4/14加藤前産経ソウル支局長の出国禁止解除や、サーチナ記事のように「慰安婦の強制性がなかった」との政府発言のように韓国外交の軌道修正が図られました。米国から厳しくお灸を据えられた結果でしょう。(在韓米軍撤退or戦時作戦統制権韓国移管(2015年12月から延期は決定しているが、時期は定めず)or有事に在日米軍は日本の協力を得られず、出動できず。またTHAADは面子を立て時間的余裕を与える等、小生の推測ですが)。サーチナ記事は『2015年4月14日、韓国・マネートゥデイによると、韓国政府が「慰安婦が強制連行された証拠はない」と発言し、韓国で批判が相次いでいる。 韓国女性家族部はこのほど、日本政府の歴史歪曲(わいきょく)に対応するため、小中高生別ワークブックと映像・パワーポイントなど教師用の資料で構成される教材を制作した。しかし、教師用の教材の中で慰安婦が「自分の意思に反し、慰安所に動員された女性たち」と説明されており、「『強制的』という言葉よりも謙虚で柔らかい表現を使用して、日本側に有利に記述している」との指摘が相次いだ。 これについて、女性家族部の関係者は「慰安婦問題で重要なのは、慰安所の中で『性的暴力』という悲惨な行為があったということ」と説明。また、「『強制動員された』という証拠はないので、その表現を直接的に入れることは難しい」と述べた。 これに対し、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。 「前々から無能だとは思っていたが、ついに狂ったようだね」 「だから『親日政府』というレッテルを貼られてしまうんだ」 「女性家族部は慰安婦被害者のために作られたんじゃなかったの?」「日本の情報をもとに制作したのか?」 「生きて戻って来た慰安婦被害者の証言が何よりの証拠!」 「安倍首相が執筆した小説の内容かと思った」 「女性家族部ではなく、日本家族部に改名しろ」 「この国の政府は日本のための政府か?それとも米国のための政府か?」 「韓国国民が一つになれていないのに、日本に勝てるわけがない」 「韓国人の敵は韓国内にいる」 「不思議の国の歴史教科書…。もういい加減にして!」(翻訳・編集/堂本)』とあります。韓国民の事実に向き合う姿勢に疑問を感じます。まあ、小中華と言われますから、嘘とか賄賂が社会にビルトインされていて事実かどうかは関係ないのでしょうけど。挙証責任は原告側が持つのに、証言だけで証拠もなく騒いできたのが韓国です。安倍首相の「人身売買」発言はこの流れでしょう。(アメリカと充分擦り合わせての発言と思います。裏切り者の韓国より頼りになるのはやはり日本と思ったでしょう)。4/26からの訪米で議会演説も慰安婦発言があるとすれば「人身売買」の線と思います。また、4/14米財務省のウオンの人為的介入批判は韓国のAIIB参加に対する嫌がらせでしょう。しかし、アメリカも舐められていますね。オバマ大統領の軍事忌避、無能がたたっているとしか思えません。

昨年3/1の朴大統領の1000年怨み節、4/3外務省高官の「100回でも詫びるべき」発言は成熟した大人の感覚ではありません。ゆすり、タカリの暴力団と変わりません。併合されたとしても、それも歴史の一部というのが理解できていない。それを言うなら中国の属国の時代が長かったのだから中国に文句を言うのが正しい姿勢でしょう。日本が韓国を甘やかすからです。中国のレアアース同様、サムスンにスマホ部品を輸出できないようにして、iPhoneやAndroid だけにすると脅し、締め上げれば良いでしょう。体で覚えさせないとダメな民族です。

また、4/14アシアナ航空機事故で操縦士・副操縦士の先逃、CAの無能・避難指示もないし、社長がTV謝罪せず日本人副社長に謝罪させたことなど、民族の特性が良く出ています。メイド・イン・コリア、サービス・バイ・コリアンはダメと気づかないと。でもバカがつくほどのお人好しの日本人も、中国・韓国は平気で嘘をつく、平気で騙す民族と言うのを知ってきました。非韓三原則「助けず、教えず、関わらず」を行動で示しましょう。安いからと言って命を落としたのでは何もなりません。でもアシアナ機のパイロットの先逃についてはメデイアでは報道されていません。やはり日本のメデイアはおかしいです。セウオル号1周年で強調されるのを避けたのでしょうか?どこの国の報道か分かりません。

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米国に守ってもらいながら、中国の言う通りに動く韓国。気分は「もう、中立」だ。

「3NO」でTHAAD先送り

—終末高高度防衛ミサイル(THAAD=サード)の在韓米軍への配備の協議が先送りになりました。

鈴置:「韓国が米国の言うことを聞くのか、中国の言うことを聞くのか」で注目を集めていた問題です(「日米の同時『格下げ宣言』に慌てる韓国」参照)。

 米韓は4月10日にソウルで開いた両国の国防相会談の後「THAADの問題は話し合われなかった」と発表しました。

 聯合ニュースの「韓米国防長官共同記者会見……THAADは論議しなかった」(4月10日、韓国語)によると、「米国はTHAADを配備する考えはあるのか。あるとしたらいつ頃、結論を出すのか」との問いにカーター(Ashton B. Carter)米国防長官は以下のように答えました。

  • THAADは本日の議題に含まれていない。理由は、まだ生産段階にあるためだ。配備の場所に関する論議もまだしていない。時期についても生産の進行状況により決定が下されるだろう。そしてこれに関連し、訓練と配備の可能性が議論されることになる。全世界の誰ともまだ、配備問題を論議する段階ではない。

星取表の判定を変更

 3月11日に青瓦台(大統領府)は「THAAD配備に関する3NO」を宣言しました。米国から要請されたこともないし、協議したことも、結論もない――から「3NO」なのです。

 はっきり言えば、韓国はTHAADに関する米国との協議を拒否したのです。さらに今回の米韓国防相会談でも、建前だけでしょうけれどそれを貫いた。だからカーター国防長官も「議題に含まれていない」と答えざるを得なかったのです。

—これで韓国は中国の怒りを避けられましたね。

鈴置:ええ。中国は「配備を認めれば、戦略武器――核兵器の攻撃対象にするぞ」などと脅していました(「『核攻撃の対象』と中国に脅される朴槿恵」参照)。確かに当分の間は、韓国は脅されにくくなるでしょう。

 これまで「早読み 深読み 朝鮮半島」に載せてきた「米中星取表」。THAADの項目では「まだ完全には勝負がついていない」との判断から「―」の印を付けてきました。

 しかし「3NO」と言い出すほどに韓国が露骨に「離米従中」――同盟国たる米国の意向を無視し、中国の指令に従うようになった以上、THAADの項目は「米国が劣勢」と判断して「▼」に、中国は「優勢の△」に判定を変えることにしました。

米中星取表~「米中対立案件」で韓国はどちらの要求をのんだか

(○は要求をのませた国、―はまだ勝負がつかない案件、△は現時点での優勢を示す。2015年4月15日現在)

案件 米国 中国 状況
日本の集団的自衛権 の行使容認 2014年7月の会談で朴大統領は習近平主席と「各国が憂慮」で意見が一致
米国主導の MDへの参加 中国の威嚇に屈し参加せず。代わりに「韓国型MD」を採用へ
在韓米軍への THAAD配備 青瓦台は2015年3月11日「要請もなく協議もしておらず、決定もしていない(3NO)」と事実上、米国との対話を拒否
日韓軍事情報保護協定 中国の圧力で署名直前に拒否。米も入り「北朝鮮の核・ミサイル」に限定したうえ覚書に格下げ
米韓合同軍事演習 の中断 中国が公式の場で中断を要求したが、予定通り実施
CICAへの 正式参加(注1) 正式会員として上海会議に参加。朴大統領は習主席に「成功をお祝い」
CICAでの 反米宣言支持 2014年の上海会議では賛同せず。米国の圧力の結果か
AIIBへの 加盟 (注2) 米国の反対で2014年7月の中韓首脳会談では表明を見送ったものの、英国などの参加を見て2015年3月に正式に参加表明
FTAAP (注3) 2014年のAPECで朴大統領「積極的に支持」

(注1)中国はCICA(アジア信頼醸成措置会議)を、米国をアジアから締め出す組織として活用。 (注2)中国はAIIB(アジアインフラ投資銀行)設立をテコに、米国主導の戦後の国際金融体制に揺さぶりをかける。 (注3)米国が主導するTPP(環太平洋経済連携協定)を牽制するため、中国が掲げる。

米国はいつでも協議を開始

—米国はTHAADの韓国配備をあきらめたのでしょうか。

鈴置:そんなことはありません。前記の聯合ニュースの記事によると、カーター長官は会見で「THAADの生産はいつ終わるのか」との質問に対し、以下のように答えています。

  • 時期は未定だ。だから、生産完了後に配備の可能性などを決めることができる。アジア太平洋地域の米軍防御と、弾道ミサイルの危険性に関しては、常に我々が一歩先んじるよう努力している。最近もアラスカに地上迎撃システムを追加配備した。そうした方法で朝鮮半島と日本のミサイル防御をも同時に行っている。

 中国に脅される韓国の窮状に配慮して、米国は配備の協議を一時保留したに過ぎないのです。カーター長官の発言をよく読めば「ミサイルが完成した」と米国が言い出せば、いつでも協議を要求できるのです。

「大統領が難物」

—では、その時期はいつになるのでしょうか。

鈴置:北朝鮮が核弾頭の小型化に成功するなど「THAADが絶対に必要だ」との方向に韓国の世論が傾くのを米国は待つ作戦と思われます。

 カーター長官も「弾道ミサイルの危険性に関しては、常に我々が一歩先んじるよう努力する」と言っています。THAADはすでに米国内には配備済みですし、UAEへの輸出も決めています。米国は機会到来と判断すれば、いつでも協議に動くでしょう。

—韓国軍は配備に賛成しないのですか。

鈴置:もちろん、北朝鮮の核の脅威に危機感を高める韓国軍は賛成でした。2014年6月18日、金寛鎮(キム・グアンジン)国防相(当時)は国会で「米軍のTHAAD配備に問題はない」と答弁しています。

 ただ、直後に韓国国防部が「国益を考慮し慎重に検討する」との答弁書を出し、発言を修正しました。青瓦台――大統領の意向からと思われます。5月末に米軍が韓国配備をリークすると、直ちに中国が反対していましたから。

 米国の安全保障担当者は、その頃から「韓国軍とは意見が一致するのだが、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が難物だ」と、日本の専門家にこぼしていました。

 ただ、いくら「親中」の朴槿恵大統領でも、北の核兵器が実用化したとなればTHAAD配備にNOとは言えなくなるだろう――と米韓両軍は判断していると思われます。

韓国の国論は分裂

—THAADに対する世論の風向きは?

鈴置:韓国の国論は割れました。最も右――つまり親米かつ反北朝鮮、反中国の趙甲済(チョ・カプチェ)ドットコムは当然、THAAD配備に賛成です。

 保守系紙の多くも、総じて賛成の方向で紙面を作っています。理由は「経済よりも安全保障の方が重要だ」です。

 「THAAD配備に賛成すれば中国から経済的に苛められるだろう」と韓国では考えられています。それに対する「でも、おカネより命の方が大事だ」との主張です。

 「二股外交」をやめて「米国回帰」しようと訴える保守の大御所、金大中(キム・デジュン)朝鮮日報顧問も「北朝鮮の核にやられたら中国が守ってくれるのか」(3月17日、韓国語版)で「THAAD配備賛成」を表明しました。サブ見出しの1本が以下です。

  • 国益を考えれば米国が正解……北の攻撃に備えるにはTHAADが必要、はっきりとした立場を中国に明かせ

 一方、左派系紙の「ハンギョレ」は、明確に配備反対を打ち出しました。理由は「中国と敵対すべきではない」です。

 「サード配備問題は日和見主義では解決されない」(3月18日、日本語版)や「明確な反対意思でTHAAD問題を終わらせるべきだ」(3月28日、日本語版)など、相次ぎ反対の社説を載せています。

 後者では「THAADの有効性にそもそも疑問がある」との理由で「おカネより命」という主張に反撃しています。

露骨な中国の圧力に反感

—政界は?

鈴置:興味深いことに、保守の与党が分裂しました。「3NO」など、THAADに関し青瓦台の優柔不断とも見える姿勢がひどくなると、セヌリ党の中の「反・朴槿恵」系議員は「THAAD配備賛成」を言い出しました。

 さらに、中国の露骨な圧力が強まって国民の反発が強まったことも、彼らの背中を押したと思われます。

 なお、左派の野党第1党である新政治民主連合は「中国への配慮」を理由に、与党の一部が賛成に動いたことを批判しています。

—「中国の露骨な圧力」とは?

鈴置:3月16日に中国の劉建超外務次官補が「THAAD配備に憂慮」「AIIBに参加を」と韓国に求めたのですが、これが韓国人の反発を呼んだのです。

 それまでも中国のTHAAD反対の意向は繰り返し報じられていましたが、訪韓した中国の高官が直接、韓国メディアに「要求」したのは初めてでした。物言いが横柄に見えたためでしょう「未だに宗主国のつもりか」と反感を抱いた韓国人が多かったようです。

理念よりも党派の争い

—中国は失敗したのでしょうか。

鈴置:そうとは言えません。与党の賛成派はほとんど「反・朴槿恵派」と言われています。3年後の大統領選挙を念頭に、脱・朴槿恵色を打ち出すのが本当の狙いでしょう。

 理念というよりも党派の争いですから、中国が個別に圧力をかければ「配備賛成」の旗を降ろす可能性があります。

 今は“党内野党”だからそんな主張をしているのであって、もし、大統領になれば――大統領候補になるだけでも、中国の顔色を見ないわけにはいかないのです。

 同様に新聞も微妙です。さきほど「保守系紙の多くはTHAAD配備に総じて賛成の方向で紙面を作っている」と申し上げました。でも「THAAD配備に賛成」とはっきり書いているのは少数の大物記者だけです。

 社説でも、賛成の臭いが伝わってくることが多いのですが、各紙とも断定的には書かないのです。2015年1月1日から4月2日までに、THAADに関し保守系の大手3紙は合計8本の社説を載せています。朝鮮日報と東亜日報が各2本、中央日報が4本です。

 うち4本が「THAADで圧力をかけてくる中国」が主なテーマでした。それらは「THAADがだめだというなら科学的根拠を示せ」「配備に反対するなら北の核開発を抑えてくれ」といった中国への要望か、せいぜい反発に過ぎないのです。

 残り4本は「大統領が決めろ」「腰を据えて考えろ」などと韓国政府に決断を求めるものでした。結局「中国が何と言おうが米国のTHAAD配備に賛成する」との、決然とした社論を打ち出した新聞はないのです。

中国が怖い韓国紙

—案外と弱腰なのですね。韓国紙の日本語版を見ると連日、日本を罵倒する記事や社説に満ちあふれているのに。

鈴置:恐ろしい中国から目を付けられたくない、ということでしょう。「日本や米国ならどんなに悪口を書いても大丈夫だけれど、中国は何をしてくるか分からない」とこぼす韓国の新聞人が多いのです。

 あるいは、朴槿恵政権の決断と反対方向の紙面を作りたくはないので様子見しているのだ、と冷ややかに見る韓国人もいます。政府が「二股外交」を展開中なので、与党系紙も「二股紙面」になってしまう、ということでしょう。

—おとなしいからといって、日本に対しては無茶苦茶書くというのも変な話ですね。

鈴置:それが韓国です。

THAAD支持派にも「危険な臭い」

—韓国を引きとめておきたいとすれば、ですが、米国も韓国の世論形成では親米派のシニア記者が頼り、ということですね。保守系紙を含め「中国の顔色を見る」空気が広がっている以上は。

鈴置:そこで気になることが1つあります。THAAD配備を支持するシニアの記者のコラムにも「危険な臭い」がたちこめ始めたのです。日本や米国にとって、ですけれど。

 例えば、朝鮮日報の楊相勲(ヤン・サンフン)論説主幹が4月9日に書いた「THAAD、中国の立場も傾聴し尊重せねば」(韓国語版)です。

 このコラムは、はっきりとTHAAD配備に賛成しています。また、楊相勲論説主幹らしく切れ味も鋭い。例えば以下のくだりは、浮ついた観念論を振り回す凡庸な識者の顔を赤らめさせたでしょう。

  • 多くの人が「中国に対してアジアインフラ投資銀行(AIIB)加盟という贈り物をしたのだから、THAADではお返ししてもらえばいい」と言う。では中国が「AIIBに加盟しなくてもいいから、THAAD配備に反対しろ」と返答してきたらどうするのか。経済と安保は市場でのように交換できないのだ。

中国の信頼を勝ち得てこそ

 さて、楊相勲論説主幹の主張は「THAAD配備のためには、中国との信頼関係を構築することが必須だ」というものです。論理は以下です。

  • 中国がTHAAD配備に反対するのは、米国の(高性能)レーダーを恐れているからだ。また中国は、北朝鮮の体制までを犠牲にして、その核をなくそうとは考えない。中国が米勢力と国境で向き合うことを避けるには、北朝鮮の存続が必要だからだ。
  • 韓国がこのままの状態でTHAAD配備を受け入れれば、中国は北朝鮮との軍事的関係を強化したり、在中韓国企業に対する圧力をかけるなどのカードを切るかもしれない。その際、韓国には「北のミサイルを完全には防げないTHAADで、より多くのものを失った」との論議が広がるだろう。
  • それを防ぐには中国人に、韓国が米国の対中軍事戦略にいたずらに追従する国ではないと信じてもらい、韓国が米日と一緒になって中国を包囲する国ではないとの確信を持たせ、米中の平和共存を世界で最も願っているのが韓国であるとの認識と、統一韓国が中国の安保上の利益になるとの期待を抱かせる必要がある。

中国に中立化を約束

—筋が通った主張ですね。

鈴置:ええ、堂々たる正論でしょう、韓国としては。そしてこれが韓国の保守本流の、THAADに限らず、外交の基本的発想を代表していると思います。

 朴槿恵大統領はともかく、外交部や軍はとりあえずは、ですがこの線で――米国との同盟を基本にしながらも、何とか中国を敵に回さない方向で道を探しています。

 金大中顧問も先のコラム「北朝鮮の核にやられたら中国が守ってくれるのか」の「中国への説得部分」で似た論理を展開しています。以下です。

  • 韓国は自らの生死がかかった北朝鮮のミサイルが関心事なのであり、中国のミサイル探知は関心事ではないことを(中国に対し)明らかにせねばならない。

—ではなぜ、楊相勲論説主幹のコラムが「気にかかる」のでしょうか。

鈴置:よく読んで下さい。要するに、米国に対しTHAAD配備を認める代わりに、中国には米中間で韓国は中立を保つと約束しよう、という主張なのです。

 また、統一後は朝鮮半島から米国の軍事力をなくす――つまり、制度的にも米韓同盟を解消することを示唆しています。

 「米中の平和共存を願う」などと言葉は美しい。でも、そうやって中国人から理解と信頼を得ようと努力するほどに中国は韓国を舐め、要求を強めることでしょう。中国が「平和共存と言うなら、証しとして米韓合同軍事演習はやめよ」と言い出したら、韓国はどうするのでしょう。

「でも、北朝鮮からは守ってね」

—確かにそうなりかねませんね。

鈴置:もう1つ、本質的な問題があります。「米中どちらの要求を受け入れたか」という点から見れば、韓国はすでに中国側に傾いています(「米中星取表」参照)。このうえ、堂々と「中立」を宣言したら、状況は大きく変わります。

 米国だって韓国の二股は苦々しく思っています。でも、建前はまだ米国側にいることになっていて、何とか同盟が成立している。

 韓国が「米中対立の局面では米国に協力しない」と中国に約束しているのを傍から米国人が見たら、どういう気がするでしょうか。さらに「だけど、北朝鮮からは守ってね」と韓国から言われるのですから。

—韓国の虫のよさに米国は怒り出すでしょうね。中国はそこまで狙って「THAAD配備に反対せよ」と韓国に命じたのでしょうか。

鈴置:証拠はありませんが、そう思えます。仮に韓国が「THAAD反対」に動けば米韓同盟にヒビを入れることができる。

 そこまでいかなくとも、悩んだ韓国が中国に「敵対する意思はない」と理解を求めて来ればしめたものです。「中立化」を自ら宣言させてしまえるのです。

明を裏切った朝鮮

 17世紀の明清交代期の話です。新興勢力の後金(のちの清)は朝鮮に力を見せつけ、明清の間での二股外交――中立政策を採用させました。

 1619年に中朝国境の中国側で、明と朝鮮の連合軍が後金と戦いました。サルフの戦いです。明の形勢が悪いと見ると、朝鮮の軍はその王が予め指示した通りにさっさと降伏します。そして、朝鮮の将軍は後金にこう言ったのです。

  • 我が方はあなたたちの敵ではない。我々が互いを敵対視する理由はない。ほかに手はなかった。我が方は意思に反して、気乗りがしない境遇に置かれたのだ。(秀吉が攻めてきた)壬辰倭乱の時、明は我が朝鮮を助けてくれた。その恩義に報いる意味で(この戦いに)少しばかりの関心を見せないわけにはいかなかったのだ。しかし状況を見れば分かる通り、我が方はあなたたちと和解の用意がある。

 以上は、米国のジャーナリスト、ホーマー・ハルバート(Homer B. Hulbert)が1905年に書いた『The History of Korea』の韓国語訳『韓国史、ドラマになる②』の108ページを翻訳したものです。

 この「明清間での中立化宣言」は、その場しのぎには役立ちましたが、本質的には朝鮮をさらなる苦境に追い込んでいきます。

 明との同盟を放棄した朝鮮に対し、清はますます強気に出ました。そして明が完全に弱った後、朝鮮に反清的な王が登場したのを機に、清は朝鮮を武力で制圧するに至ったのです。

 「歴史を鑑とする」のが大好きな中国人が、明清交代期の朝鮮の中立化政策を思い出さないはずがないのです。

踏み絵をハメ手に

—なるほど、400年前と同じ手口ですか。

鈴置:米国の「THAAD配備」の打診には、韓国の忠誠心を確かめる意図もあったのでしょう。サルフの戦いの前に、明が朝鮮の忠誠心に期待して出兵を求めたのと似ています。

 でも中国はその「踏み絵」を逆手にとって「中立化宣言」を誘導するハメ手に使おうとしている――ということかと思います。そして朴槿恵政権はそのハメ手に、はまりかけているように見えるのです。

4/14日経ビジネスオンライン『「アイヌ民族もういない」発言の市議が落選、当時の証言を再録 金子 快之氏[札幌市議会議員]』について

金子札幌市議は東大卒にしてはまともではないですか。東大卒は得てして金持ち喧嘩せずのタイプが多いです。高級官僚がその典型です。でも東大だけでなく、臭いものに蓋、長いものには巻かれろ、見て見ぬ振りをする日本人が多くなりました。その結果が金子市議に対して、差別主義者のバッシングとなり、4/12の市議選にも落選してしまいました。本来なら納税者として税の使い道を厳しく監視するのが市民の責務だと思いますが、そうではなく差別主義者の烙印を押し、不都合な真実に目を閉ざしたものです。地方自治体の議員、首長は腐っています。利権に敏い。特に自民党はそうです。メデイアのチエックがないからでしょう。(国会議員への批判のように極端に左に寄ったチエックも考え物でありますが)。市会議員の後援会長をしているので、いろいろと裏話を聞きます。やはり、選ぶ責任を自覚して、それなりの人物を送り出すようにしないとダメです。その点で札幌市民の座標軸はズレているのかなあと感じます。

記事

札幌市議会議員がツイッター上で発したアイヌ民族への発言が物議を醸した。所属する自民党会派を離脱したが、札幌市議会は議員辞職勧告を賛成多数で可決。本人は辞職を否定し、今後もインターネットを通じて発言を続けると話す。(本記事は『日経ビジネス』2014年10月20日号に掲載したものを再録している。金子氏は4月12日に投開票された札幌市議選挙で落選した)

【金子 快之氏・・・1970年兵庫県生まれ。89年千葉県立船橋高校、94年東京大学経済学部卒業。2011年に札幌市議へ出馬。2014年みんなの党から無所属に。自民党市民会議に所属。2014年8月に自民党の会派を離脱。】

「アイヌ民族なんて、いまはもういないんですよね」。8月11日に私がツイッターで発信した内容で世間をお騒がせしております。アイヌ民族の中で不当な利権を得ていない方々には不適切な表現をしてしまい、お詫びします。

 私はアイヌ民族の存在自体を否定していません。血を受け継ぐ方はいらっしゃいます。でもアイヌの方々はかつて「チセ」というわらぶき小屋に住んでいました。札幌で今そのチセに住んで、魚を取って暮らしている人なんて誰一人いません。だからこそ、アイヌ民族はいないという発言につながったわけです。でも民族の定義は人によって全く違います。私は発言した後にこのことに気付いた愚か者です。

 私はアイヌ民族をかたる一部の人たちが不当に利権を得ていることを指摘したかった。私、市会議員になってすぐ気が付いたんですよ。アイヌの名前を使ってお金を稼いでいるやつがいます。制度を作った行政のほか、きちんと判断してこなかった政治にも課題があると感じています。

 そもそもアイヌ民族の定義がはっきりしていません。アイヌ民族に関する法律の根拠はなく、2008年に当時の福田康夫首相が出した国会決議しかありません。民族の定義が曖昧なのです。アイヌの血を引く人以外に、結婚してアイヌになられた方なども増える一方です。北海道が実施した調査によると、アイヌ民族は2万人ぐらいいると言われています。だからアイヌの存在を否定するつもりは全くありません。

短い文章で誤解招いた

 事の発端を説明すると、8月11日にある方から私のツイッターあてに「札幌市政をしっかり頑張ってほしい。アイヌ民族への支援など無駄が多い」という趣旨のメッセージが送られてきました。これに返信した投稿が抜き取られてネット上で炎上してしまいました。ツイッターですので、やり取りが公開されているのは承知しております。ツイッターは短い文章であるため、誤解を生じさせてしまいました。会話の流れでお話ししたものだったのです。

 ただ、私は「アイヌ民族はいない」と言われて怒っている人がいるのが不思議です。よく考えてください。私が「アイヌ民族を特別視しない」と言っているのは、もはや意識することなく暮らせているからです。それはアイヌの方々が理想とし、望んできたことではないのかと申し上げたい。

支援すべき弱者はほかにも

 ちなみに、私が言いたかったことは民族がいるかどうかではありません。論点をすり替えられてしまいました。アイヌの方々への補助金制度は税金で賄われています。就業支援や住宅建設補助など様々な形で支給されています。

 納税者が収めた税金をどう使うのか。きちんと困っている人のために使わないと、納税者は怒ると思うんですね。

 ただでさえ札幌市は年々財政が厳しくなっています。市税が2800億円しかないんですよ。で、歳入(出の誤り?)が8500億円ぐらい。差額の5700億円は国からの交付金や借金などで賄っています。

 全国的には今、景気が良いと思います。札幌にはまだその効果が及んできていない。アイヌであろうがなかろうが、困っている人は大勢います。その中でアイヌ民族だけに手厚くする必要があるのか疑問だと考えています。

 確かにアイヌ民族出身の方々の生活保護受給者は高い割合です。でも私の選挙区である札幌市東区とほぼ同じ割合です。つまり、アイヌ民族であることが原因で生活保護を受給しなければならない状況なのではなく、ほかの要因があってのことだと思います。

 私が最も力を入れてきたのは教育です。北海道は教育水準が低く、大学進学率も他県に比べて高くありません。アイヌ民族に限った話ではないのです。経済を良くするためには、時間はかかりますが教育を充実させることが大事です。

 この騒動が起こって自民党を離脱しました。理由はいろいろあるのですが、主には会派に残るための4つの条件をのめなかったからです。

 4つの条件のうち、「会派の方針に従うこと」「事前に相談してから発言すること」については了承できました。でも「インターネット禁止」「(2008年に出した)国会決議を否定しない」は賛同できなかった。

 特にインターネットは私にとって生命線です。今回も賛否両論ありますが、アイヌの問題について議論するきっかけになったと思います。北海道内だけでなく、全国や海外からも激励の声を頂きました。議会で同じことを発言してもここまで話題にならなかったと思います。

 様々な人に「ツイッターは危険だよ」って言われます。けれど、手軽にゆるく発信できるのがツイッターの良さだと思っています。投稿したすべての文言について、後でどう受け取られるか分からないなんて言っていたら何も書けません。正直に申し上げて、ツイッターの一言で議員を辞めなきゃいけないんだとしたら、政治家としてはツイッターを使えなくなりますよね。

 9月22日から市議会が始まりました。初日に私に対する議員辞職勧告が可決されました。勧告には拘束力がありませんので、従うつもりはないです。不適切な表現については謝りましたし、なぜ辞職しないといけないのか分かりません。

[防人を励ます会]について

昨日「防人を励ます会」が開催されました。葛城会長の講演会があり、盛り上がりました。日本人はもっと国防に意識を持つべきでしょう。

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葛城会長講演

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懇親会

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湯西川ー2

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     渓流
     ホテルの風呂

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     桧風呂

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     露天風呂

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     内風呂

湯西川から帰って来ました

WIFIが使えませんでした。
道の駅湯西川にあったのですが
駄目でした。
ホテルから渓流の眺め

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安が森

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     山も雪をかぶっています

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     渓流
 

4/13西村眞悟の時事通信『天皇皇后両陛下をペリリュー島でお迎えして』について

本日(4/15)から17日(金)まで湯西川温泉へ旅行に行きます。ネット環境が悪いのでブログが更新できるかどうか分かりません。ご容赦ください。使えるところがあればスマホで湯西川の景色をお届けしたいと思います。しかし、台湾・阿里山の2000m級のところですら室内でWifiが使えたのに日本の観光業ももっと考えないと、いくら円安で外国人が観光に来ても不便さを感じて帰国することになります。

西村眞悟元代議士(元民社党・民主党、現次世代の党)のホームページからの抜粋です。民社党は民間企業の健全な(階級闘争とか左翼としての政治力行使とかは無縁の)労働組合を母体として組織されていました。民主党がダメなのは社会党と民社党を(左右ごった煮の労組をベース)くっつけたからです。それと小沢のような自民党脱落組(金権政治家が多い)、自民党からは現職がいて出られない元官僚とかがメンバーです。こういう人たちの集まりだから国家意識が薄く、売国でも平気でやります。2010年の尖閣沖での衝突事件でも一色氏が禁を破ってビデオ映像を流さなければ国民に中国のやってることが伝わらなかったでしょう。日本人より共産主義の先輩である「中国様」のやる事が正しいと仙谷官房長官始め社会主義にシンパシーを持っている人たちは考えたのでしょう。何せ全共闘の連中ですから。でも彼らに政権を取らせたのは国民です。マスコミに煽られ、民主党の危険性も考慮せず、政権交代が目的であるかのように選んでしまいました。情報弱者である限り、結果責任を取らざるを得ません。後から騒いだり、後悔しても「後の祭り」です。

パラオはいい所です。2011年末~2012年初にかけて家族と一緒に行きました。海がきれいで、シュノーケルや船底から海を覗たりして楽しみました。シャコ貝の刺身も食べましたが美味しかったです。

通貨は$が流通していますが、日本統治時代の名残で日本語が残っています。我々の時には台湾人が農業指導で多く来ていていました(台湾を国家承認している数少ない国です)が、今は中国人の方が多いとのこと。ダイビングのメッカであり、昔日本が南洋庁を置いた場所でもありますので是非日本人ももっと行って戴きたく願います。天皇、皇后両陛下がアメリカの戦没者慰霊碑に参拝されたのはプリーストキングとはいえ、米国民の心に響くものがあったのではないでしょうか。4/26からの安倍首相のアメリカ訪問、議会演説に必ずやプラスになるでしょう。

記事

天皇皇后両陛下は、四月八日、九日、パラオ国に行幸啓され、9日、同国ペリリュー島において同島の戦いで戦死した日米の将兵を慰霊された。

私は、同志七名と共に、ペリリュー島にて、天皇皇后両陛下をお迎えした。そのご報告をさせて戴く。

八日朝、単身、コロール島からボートでペリリュー島に渡った私は、先着の七名と合流し、まずペリリュー島の南に浮かぶ宇都宮歩兵第五十九聯隊に所属する千二百名の兵士が二万二千のアメリカ軍を迎えて戦った激戦地のアンガウル島に渡って、同島の戦没者に手を合わせ密林のなかに埋もれつつあるアンガウル神社に参った。

人気のない錆びた戦車が波に洗われている戦前からの埠頭から上陸してしばらく歩いていると、現地の人がいるので手を挙げて挨拶を交わした。

その人から水を売る家があると教えられた方向に歩いていると、ドアのないタイヤがつるつるの車に乗っている人と出会った。彼は、私たちが日本人であることを察して、三十分後に戻ってくるので島内を案内してやると言った。

戻ってきた彼に、ジャングルのなかの凹凸の激しい道を案内されて、樹木に覆われたアンガウル神社や避難壕、そして海岸に立つ「砲兵隊慰霊碑」や「しもつけ地蔵像」を訪れることができた。アンガウル島も玉砕の島であり、ペリリューからボートで南下して真っ青な海上から島に近づくと北端にぽつりとアメリカ人が立てた白いマリア像が建っている。

そのマリア像を左手に見てさらに南下して上陸した。

島内のアンガウル神社は、密林のなかに蔓で覆われた鳥居が建っていて左右に石の狛犬が残っているのを見つけた。拝殿はなく、そこに掲げられていた「アンガウル神社」と書いた額が草に覆われた地面に立てかけられていた。

昼食は「現地調達」でアンガウルに渡ったのだが、現地に食料はなく、幸い水のある家に見たこともない銘柄のビールも有ったので、それを昼食代わりにした。蛇特にまむしを見れば、食おうとヨダレを流して捕まえようとする奴が学生時代の山岳部にいた(実は私)のを思い出して、蛇を探したがいなかった。

その後、ペリリューに戻り、古いトタン屋根のガレージのような「食堂」で夕食を食べながら、翌九日に、両陛下を何処でお迎えするか、話し合った。

人口二万人余のパラオ共和国の警察は、ペリリュー島内にかなり厳しい規制線を引いていると教えられたからである。

我々は、まず両陛下の乗られたヘリが着陸する地点の近くと慰霊地の近くの二地点でお迎えし、離陸される地点近くに戻ってお見送りすることにした。

ペリリュー行幸啓の前日のこの日、一日中雨が断続的に降った。斜め前方が晴れた真っ青な空でも、いつの間にか真上に雨雲がきていて全身に雨に打たれる。

四月九日、本日は快晴で青い空がペリリューの上に限りなく広がっていた。

従って、戸外に出た瞬間、顔の皮膚がフライパンのように太陽に焼かれるのが分かった。八時四十五分、黒い背広に黒いネクタイをし、額に「七生(日の丸)報国」と書いた鉢巻きを締めて外に出た。その「七生報国」とまっ赤な日の丸を見て額に巻いたとき、文永の昔に、八十四騎で微笑みながら蒙古の大軍に突撃して玉砕した対馬の宗助國や、その六十年後に湊川で「七生報国」を誓ってからからと笑って自決した楠木正成ら、さらに微笑んで死んでいった大東亜戦争の無量の将兵ら、祖国日本の永遠を信じて国に殉じた多くの人々が、総て!

この陛下の来られるペリリューに集まってきているように思えた。

それ故、西に三十メートルほど歩いて木の枝をくぐって砂浜に出た。そして、海に向かって低く「海ゆかば」を歌った。

魂や髣髴として来たれ、と。

島の南の密林を出ると、ぱっと幅百メートルほどの今は使われていない古い滑走路跡が現れる。ここが陛下のヘリが離着陸される所だ。

雑草の上に俄にアスファルトを敷いたヘリポートが二カ所造られていた。その側に行こうとすると、海上保安庁の作業服を着た若者が離れてくれと要請してきた。そこで我々は密林の道に出てパラオの警察官が一人立っている十字路に出て、そこで両陛下をお迎えすることにした。ヘリポートから三百メートルほど離れた地点である。

約一時間、炎天下で待機した。お迎えする者、我ら八名以外になし。

轟音が聞こえてきて密林のなかから両陛下の乗られたヘリが現れ、午前九時五十四分、密林のなかに降りていった。

しばらくすると、密林に囲まれた道に、陛下の車列が現れ、超低速で走行してきた。両陛下は、車列の中程の中型バスに乗られていた。そのお車の右側に整列した我ら八人、頭を下げてお迎えした。お車は、我らの前でほとんど停車され、そして通り過ぎていかれた。

その車列に、しばらく頭を下げたままお見送りした。

そのとき、一人の声がした。

「皇后陛下と目が合った。すると急に、涙があふれたんや、不思議やなあ」

それから我らは、島の南端の慰霊地に入り、そこから三百メートルほど離れたパラオ警官が一人立っているT字路で、慰霊地に入られる両陛下をお待ちした。

十一時頃、陛下が通られた。皇后陛下は、バスのなかでほとんど立ち上がられて私たちに手を振られた。それから、約一時間、待機した。

その時我らは慰霊地から出られる陛下に万歳三唱をしてお見送りしようと申し合わせた。 何故なら、そこにも我ら八人以外誰もいなかったからだ。そして両陛下のバスが近づいたとき、元陸上自衛隊大佐殿が音頭をとり、我々は万歳三唱をした。もちろん、額には「七生報国」の鉢巻きをして。

頭を下げたまま万歳三唱はできないので、私は初めて顔を上げて両陛下を直視させて戴いた。陛下の何ともにこやかなお顔を拝してお元気そうなのに安心し、バスのなかで、ほぼ立ち上がってご会釈をされる皇后陛下のお姿に言いしれぬ感動を受けた。皇后陛下は、弟橘姫の生まれ変わりのようなお方だ。

思えば、衆議院の委員会委員長として国会の開会日に登院される陛下を、礼服を着て国会正面階段で度々お迎えしたが、五十センチほど前を通られる陛下に対して、こちらは頭を下げているのでお足やお手を拝しても、直に玉顔を拝したことはなかった。

両陛下は、それからアメリカ軍戦没者慰霊碑に参られた。その間に、我々は離陸地点近くの、先ほどの十字路に戻った。するとそこには、ペリリュー島に住む人々が集まってきていた。島の若い娘さんが、白地に赤い日の丸の日本国旗と青地に月の丸のパラオ国旗を配っていて、我々にもくれた。子供も大勢集まってきてはしゃいで遊んでいた。

島から離れられる両陛下のお見送りはペリリューの人々がする。従って我らは「七生報国」の鉢巻きを外した。

午後一時過ぎ頃、両陛下は、二百人ほどのペリリュー島のほぼすべての住民の見送りを丁寧に受けられて、ペリリュー島における総ての日程を終えられて、密林の向こうのヘリポートに向かっていかれた。その陛下の車列を数十人の島の子供達が走ってついて行く。

懐かしい私の子供の時の風景そのものだった。陛下のお車は、その子供達の足より少し速いだけだ。

十字路に一人立っているパラオの警官は、子供達が何処までもお車に付いて行くのを眺めて止めもしない。とうとう、子供達は、陛下の車列と共に、ヘリポートの方に消えていった。そして、しばらくすると、ヘリの翼が回転する音が聞こえだし、その回転音がひときわ大きくなってだんだん遠のいて行く。

このようにして、両陛下は島を離れ、帰国のチャーター機が待つコロールに帰っていかれた。

翌日、コロールに戻って先に帰国する同志を見送って独りになった私は、パラオに二十年以上住む四十歳代の青年から次のことを聞いた。

パラオは二十年前までアメリカ領だったので、天皇陛下の車は、セキュリティーの為に、アメリカ流に空港から晩餐会場まで、百二十キロの高速で突っ走るつもりだった。しかし、陛下は、それではいけない、沿道のパラオの人々と接しながら行きたい、と言われた。

それで、陛下のお車は、最徐行で進まれることになった。

これを聞いたとき、昨日の誰もいないペリリューのジャングルのなかの道を、最徐行で進まれる陛下の車列を思い出し、おもはず涙がにじんできた。

両陛下はたとえ誰もいなくとも、かつて一万一千の日本軍将兵が立て籠もったペリリュー島のジャングルを、あたかも、そこに将兵がいるかのように眺められてお通りになっていたのだ。そして誰もいないジャングルのなかの灼熱の道に立って、我々は両陛下をお迎えできた。

さて、天皇陛下の警備の問題やお召し艦の問題などは、他日触れることにして、本日は、次の一点を述べる。

天皇陛下の、パラオペリリュー行幸啓による戦没者慰霊を、単に、今上陛下御一代、御一人の、「慰霊がしたい」という思いから発したものとして軽く扱ってはならない。

戦後は、政治家やマスコミ人も、「開戦の詔書」を読まないから、ここが分からないのだ。

天皇は、国家と国民の為に「祈る御存在」である。よって陛下は、戦前戦後の揺るぎない連続性のなかで、万世一系の皇祚(くわうそ)を践(ふ)める国家の天皇としての「務め」を果たされる為にペリリューに赴かれたのだ。

即ち、次の命令を天皇が発し、その命令の下に、将兵はペリリュー・アンガウルで戦い玉砕した。従って天皇は、この度、ペリリューにおいて慰霊されたのだ。

ペリリューに押し寄せたアメリカ軍の第一海兵師団は、損耗六十%超に達して、「全滅」という異常な判定を受ける事態となり、アメリカは頑強な日本軍の抗戦に驚愕した。そして、その日本軍の精強の根源は、兵士の天皇への忠誠の故だと思い至り、ペリリュー島を「天皇の島」と呼ぶようになった。

このアメリカの判断は、正しい。ペリリューは、「天皇の島」であった。それ故、天皇は慰霊に赴かれたのだ。これは、国家に対する最深の公務である。

そしてこれほど尊い公務を成せる元首は、世界に天皇しか存在しない。この意味で、我が国は万邦無比である。

では、ペリリューが「天皇の島」となった所以は何か。それは、次の命令による(米国および英国に対する宣戦の詔書、昭和十六年十二月八日)。天皇は、この命令を発し、将兵は、この命令によって、よく交戦してペリリューを「天皇の島」にした。よって天皇は、「天皇の島」で将兵を慰霊するために行幸されたのだ。

天佑を保有し、万世一系の皇祚を践める大日本帝国天皇は、昭(あきらかに)に忠誠勇武なる汝有衆に示す。朕茲に米国および英国に対して戦いを宣す。朕が陸海将兵は、全力を奮って交戦に従事し、朕が百僚有司は、精励職務を奉公し、朕が衆庶は、各々其の本文を尽くし、億兆一心、国家の総力を挙げて、征戦の目的を達成するに遺算なからむことを期せよ。

 

黒鉄 ヒロシ著『韓中衰栄と武士道』について

黒鉄ヒロシは小生が大学時代から漫画を描いていました。風刺の効いたギャグ漫画です。黒鉄氏が認めているように日本は左ブレし過ぎています。GHQの狙い通りと言うか、国民が豊かになる事だけに思いをはせるようになり、心の豊かさを置き去りにしてきたツケが回っていると思います。愛国心なんて誰でも自然に持つものなのに、それを言うと「右翼」と言うのでは、座標軸が左にずれ過ぎだと思います。国歌・国旗に反対する人は、そんなに日本が嫌いなのであれば外国国籍を取ってそちらで暮らせば良いのでは。中国とか朝鮮半島では言論の自由がありませんから、そちらに移って反国歌・反国旗を唱えたらいいと思います。自分の身を安全地帯に置いて、我儘を言うのは成熟した大人の態度とは言えません。

白人優位思想は今でも残っています。表立って人種差別は非難されますが、白人の心の中に人種差別が残っています。白人の驕りでしょう。黒鉄氏の言うように第二次大戦は結果として植民地解放に繋がりました。世界史的な偉業です。白人支配の世界を打破するキッカケになりました。英国のトインビー博士も「第2次大戦において、日本人は日本のためというよりも、 むしろ戦争によって利益を得た国々のために、偉大なる歴史を残したといわねばならない。 その国々とは、日本の掲げた短命な理想であった大東亜共栄圏に含まれていた国々である。 日本人が歴史上に残した業績の意義は、西洋人以外の人類の面前において、アジアとアフリカを支配してきた西洋人が、 過去200年の間に考えられていたような、不敗の半神でないことを明らかに示した点にある。(1956年10月28日/英紙「オブザーバーL)」と述べています。別に誇る事でもなく歴史を淡々と眺めれば良いと思います。今の日本は他国の介在により自虐史観が蔓延しています。もっと冷静に事実を解釈しないと。

「無謊無効」は発音は「wu2huang3wu2xiao4」、意味は「嘘でなければ効き目がない」です。如何に中国人と言うのは「騙す人が賢く、騙される人が馬鹿」という社会かと言うのが分かろうもの。「没有共産党就没有新中国」(=共産党がなければ新中国はなかった、中共を讃える革命歌)と言うのをギャグって「没有共産党就有新中国」(共産党がなければ、新中国ができる)と言った人がいましたが、世界の癌の共産党は滅びた方が良い。

韓国とは古田博司氏の言う「非韓三原則」(=『助けない、教えない、関わらない』)で行けばよいでしょう。

指導者の育成は難しい。確かに昔の日本人の凛とした姿を見せる人は絶滅に近いです。黒鉄氏の言う「武士道」こそがその教材かも。新渡戸の「武士道」を英文で読ませるような教育をしたらどうか。岡倉天心と比べそれ程難しくはありません。ローマ時代にも「執政官」制度があり、緊急事態になれば「執政官」が「独裁官」を選んで全権委任し、平時になればまた共和政に戻るという事を塩野七生が書いていました。今の憲法では非常事態に対応できないのは明らかです。

内容

【歴史を、歴死とする策謀】

自国の歴史をなぞると、ナショナリズムだという。

母国語を持ち、その言語に従って構築された民族固有の文化、更に申せば歴史的領土、共通の神話や記憶に対する愛着の同朋意識がナショナリズムである。 定義に従えば、全ての国家はナショナリズムの上に立たざるを得ないではないか。 正確を期そうと点検に励むと、今度は右傾化じゃと騒ぎ出す。 右とか左とか、その方向ではなく、過剰な傾きの角度こそが問題である。 傾き過ぎた理由は何か。

先の戦争に敗れた時、先人達が懺悔したことは可としても、その反応は今にしてみれば過剰に過ぎて異常であったと云う他はない。

日本民族の特性か或いは特異な文化の影響によるものか、その先天、後天の何れの因であるかはさて措き、一旦、部分に問題有りと認めると、比率も度外視して、全体をも否定してしまう癖は大いに問題である。

この癖の角度から立ち上がり、奇妙な踊りとなったのが、村山談話であり河野談話でもある。

また、この癖は、戦後日本を過剰に過ぎる左傾化へと導いた。

この傾き過ぎた角度を、バランスの取れた正常な位置に戻す努力のどこが右傾であるか。 他国と比べても、古来より日本人は歴史に正直過ぎる民族である。

自らが「誠」を重んじるが為に、他国にも、即ち外交上でも、それが通用するものだと信じ、思い込んできた。

外交下手と云われる因は、つい、この誠を信じてしまう純情さに有る。 正直な歴史を採用してしまう動機も同様である。

凡そ他国は歴史を嘘で紡いで平気である。

特に、近隣の二国は、その代表と云える。

自国に対する嘘なら、悲劇となろうが喜劇となろうが内政の領域であるから知ったことではないが、他国に向かうとなれば外政だから、自衛の対象となる。

如何に噓をつこうが、今のところ、真実を知る世界の多くの国は動揺はしていないようだが、先のことは判らない。

歴史で嘘をつく国の狙いは、十年後、いや百年後には、本当になると嗤っている。 ヒトには寿命があることは、嘘つきのニ国も流石に判っているようであるが、記憶も消せるとの考えは始末に負えない。 百歩譲って、先の戦争での結果を功罪相なかば——とする。 無論、罪の部分を正常化するなどの企みは日本人にはない。

功の部分も誇りはしない。

ただ事実があるだけであるが、それすらも、下品なニ国の策謀によって、未来は判らない。

大東亜戦争の結果、地球上にあった植民地が一九五〇年代初頭までにほぼ消滅したという事実。

過度の左傾化と、戦後教育の異様が功を奏したか、日本人の記憶からも消えかけている今、同朋意識と、バトンタッチの義務感から、具体例を記そう。

【竹の中の二つの栄螺】

歴史を一本の竹と考えると、節目のそれぞれは時代の転換ポイントとなり、縦の流れは前段を踏襲し、関係性は過去から未来へと継承されることが判る害だが、ともすれば分断して見てしまうケースが多い。

世界史的にも〈奇跡〉としか思えない我国の明治維新も、前段の節を省いて関連資料ばかりに虫メガネをあてても全貌は見えてはこない。 維新の芽は、竹の節を大航海時代の辺りにまで遡る必要がある。

専らは、スペインとポルトガルの船が運んだ西洋文明が地球全域を蹂躪し、前時代の文明は悉くその阻止に失敗した。

勇猛で鳴らした西アジアを代表するオスマン•トルコとぺルシヤも、この災厄からは逃れられなかった。

南アジアの大国インドは植民地に転落し、東南アジアも隸属を強いられた。

西洋文明が伸ばす爪はアジアの領域に留まらず、アメリカ新大陸も飲み込んで、大量の移民の流入によって植民地となった。

特に悲惨を極めたのはアフリカ旧大陸で、勝手に分割された上に奴隸として各地に売り飛ばされた。

およそ善悪の基準が未だ曖昧、というよりも疑問の余地なく白人至上主義以外は頭になく略奪し、犯し、殺し、押し進む力こそが神も笑覧する当時の西洋の正義であった。

現在に於いても、この思想(?)は完全に払拭された訳ではなく、至る処で首もたげるというに、能天気というか、お人好しというか、歴史知らずというか、もはや過去形と思い込んで世界の各地で事故となって報道される。

さて、当時に於ける我国だが、〈当時〉といっても伊達政宗の時代から江戸末期にかけての節の間隔は広く、長きに亘って日本は鎖国にあった為に外圧による被害の猶予は伸びた・

東アジアでは、十九世紀中頃まで、清国も朝鮮も鎖国下にあった。

蓋を強く締めた大中小のサザエの外側から西洋が激しく叩いて応答を迫る。

西洋のノックにとうとう蓋を開いた清国はアへン戦争に見舞われる。

その後もアロー戦争、清仏戦争と負け続け、国情は乱れるにまかせて、西洋文明に踏み躙られた。

蓋を開けるに際しての清の傲慢な対応など、全体の結果に対してのジャッジには何の影響もない。

非は断じて西洋の側にある。

当初から抵抗なく素直に通商に応じていたとしても、結果は同じところに着地した筈である。

自と他とを、差別で分かたず、区別に留めたとしても、白人優位を信じ込んできた西洋が、有色種に対して成熟した思考に達するには多くの歳月が必要で、当時に於いては夢のまた夢というものであった。

その上の、圧倒的な文明、特に軍事面の差は、相手を圧して何の痛痒も感じなかった。 蓋を締めた大中小のサザエに対するノックの順番は、単についていたという他はない。大のサザエのアヘン戦争の悲惨を、ちょいと蓋の隙間から覗いた日本サザエは飛び上がった。

大サザエと同じ轍は踏まない。

ならば、どうするか、どうすれば良いか。

ここが明治維新の始まりである。

【さても南京騙す誰】

「南京」を辞書で引くと三つ後に「難癖」が出てくる。

中国が南京大虐殺の記録と従軍慰安婦に関する資料をユネスコに「世界記憶遺産」として登録申請したという。

中国の報道局長の説明が振るっている。

「歴史をしっかりと心に刻み、平和を大切にし、人類の尊厳を守る為で、類似の非人道的行為を防ぐ為——」だと言う。

では、中国に問う。

「一口に南京事件といっても、いくつもあるが、何れのことか」 「歴史をしっかりと心に刻」んでいるのなら答えられる筈である。一つは大正ニ(一九一三)年の南京事件。

かつての貴国の袁世凱軍の張勲率いる軍隊が南京の日本人居留民三人を殺害した事件だ。

ああ、コレじゃないのか。では、昭和ニ年の、これまたかつての貴国の蔣介石の北伐軍が南京に入城した際の事件であるか。 日、米、英、三力国の領事館を襲撃して、略奪、強姦の上、多数を殺害した事件か。 え?これでもないのか。なに?もっとスケールの大きいヤツ?犯罪でも嘘でも貴国は何んでもデ力けりや良いようであるな。そうか白髪三千丈の国か。昭和十二年の? そんなことがあったのか?大虐殺?三十万人?へエ、貴国が殺したのか?え? 日本が?しかし、そりゃ可笑しいだろう。終戦直後に、米国のマーシャル元帥が書いた 『戰闘報告書』ぐらい「歴史をしっかりと心に刻む」ことに熱心なら読んでるだろう。肝腎なところだけを抜き出すと「日本は奉天、上海、真珠湾、バ夕―ンに於ける悪逆に対し充分なる償ひをさせられてゐるのであった-」

これはね、自分が負けちまったもので「バターン・死の行進」なんちゃってデッチ上げて責任を回避しようとしたマッカーサーの意を汲んで過大に書かれているにも拘わらず、「南京」の「な」の字もないではないか。何んだ、その本は?同じ本ではないか。ああ、これは三ケ月遅れで別の訳者によって出版されたもので、大急ぎで「南京」を付け加えた改定版だね。

それでも「ナンキン」があるじゃないかって?この子供騙しみたいなカラクリに気付かぬかね。初版は丁寧にも地名を時系列に従って並べているのに、三力月遅れの方は奉天を押し退けて、いきなりに「南京」をトップに据えるミスを犯してしもうた。雑といおうか大慌てといおうか、入れるなら、上海の次が正しい位置じゃないのかね。この事が逆にデタラメさを証明している。

ナニ?細かいことや正しいことより、有りさえすれば良いって?では、三十万を虐殺したと叫ぶ前に当時の南京の人口はどのくらいかね?もし事件があったとしても、その後、日本軍が南京在住の中国人を組織して南京自治委員会を作っておるんだがね。三 十万人も死んで、よく残っていたもんだねえ。

そのすぐ後には、日本軍は大量の米と小麦を有償無償で南京住民に配給しとるんだよ。 このことは、かつての貴国の公文書にもあるから、今更「嘘だ」とは言えないからね。 え?何んだって?「ウーホワンウーシャオ」って何よ。「無謊無効」と書くの?どういう意味かね。「デタラメを言わないと効果がない」?、コリャ、駄目だ、この国は。

【日本が悪い】

韓国の旅客船「セゥォル号」の沈没事件は悲惨の極みであった。

身分を偽ってまで、まっ先に逃げた船長といい、他の乗組員といい、まさか冗談か、でなければ悪意でも無い限り、とても理解できない報告の連続である。 冗談でもなく、悪意でもなく、特性というものを忘れていた。

あの船長、かつての海難事故で日本の自衛艦に救けられたという過去があった。救けさえしなければ、船長として今回の船に乗ることはなかった。 救けた日本が悪かった。船にしても、日本が造った。

安全などお構いなしに、利益優先に改造しまくるお国の性癖を無視してお譲りしたことは思慮を欠いた。

一九七○年の、三百二十六人の死亡者を出した南営号沈没事件でも、定員を三十六人もオーバーした上に百トンの過積載をしていた。

お国は、せっかくの船の空きスペースを「モッタイナイ」と考えるのであろう。 げに倹約のお国柄というか、命よりも金が大事の潔さ。

九三年の二百九十二人が命を落とした西海ペリー号沈没事件もしかり、もはや習慣とも云える定員百四十一人オーバーの上に、安全無視の金優先の命知らずの運航であった。短絡、いや、他国を圧するシンプルな思考法はお国の独擅場といえる。 かくなるお国に、船を譲った日本が悪い。

船長以下、乗組員がまっ先に逃げ出したとお怒りのようだが、そも、お国のトップ達は 歴代に亘って逃げてきたではないか。

清国建国前の満州軍による朝鮮侵攻の際も、報が入るや否や、李朝の仁祖は江華島へと逃げた。第二次日韓協約の際の高宗も逃げた。韓国初代大統領の李承晩も逃げた。遡って、秀吉の文禄、慶長の役に於いても、トップ達は逃げまくった。

お国は、ことあらばトップが逃げ出すという、雅といおうか、奥ゆかしいというか、何んというか、“逃げの美学”のようなものが育まれてきた。如何なるものであれ、他国の文化は尊重されなければならぬ。

逃げと同じく、お国は近代的な「機械」というものを理解したくないという美徳のようなものも守っておられるようだ。

ニ〇〇三年二月の大邱市の地下鉄放火事件。この一件でも「席を離れるな」と指示したあと、運転士はまっ先に逃げて、百九十二人の死者を出した。

思えば、この地下鉄も日本の援助によって出来ている。力量と性癖というものを考えず、 お国にこんな危険なモノを造って差し上げた日本が悪い。 今回の乗客には修学旅行中の学生が多かった。

これも、日本が悪い。

かつて、お国には全土で小学校が四十ほどしかなかったが、これでは中国からの独立は難しいと伊藤博文が、一気に四千校以上に増やした。

お国が英雄とする安重根が、この伊藤を殺した。学校など創って学問を奨励した伊藤を安重根は許せなかったのであろうか。安重根の決断は正しかったのかもしれぬ。

あの時代のまま、全土で小学校の数を四十校ほどに留めておけば、今日のような修学旅行など出現しなかった害だ。

嗚呼、安重根は正しく、伊藤は間違いでありしかや。

いや、お国の独立の為に西郷さんは城山で死に、続く日清、日露の両戦を戦った日本は、 ほんに余計なお世話を焼いたものであった。

日本が悪い。

【日韓、異観、遺憾、イカン】

近年の、異常とも言える中国と韓国の反日を煎じ詰めれば、相互無理解に辿り着く。

近代化の過程の差から価値観を一にしないのだから摩擦が生じて当然ともいえる。

加えてのエネルギーとして「侵略への怨み」と「文化的優越」の二つの思い込みが更に背中を押している。これとて思考のレベルを上げてみると、前者など侵略戦争〈アグレッシブ•ウオー〉の定義すら未だ曖昧だし、後者に至ると根拠すらおぼつかない。

地政学的な近さと、動物的外観の似通いから、日本人は大いなる錯覚に陥っていた。

日本からすれば中国、韓国が、両国からすれば日本が、今や異なる文化圏の住人の如くにみえる。

中国や韓国の考え方の腑分けなど、もう良い。結論はとっくに出てしまっている。 彼等を理解する努力など無駄である。

日本人がこれから先をどうするかに絞った、覚悟の問題について考えた方が良い。

すると孤立するという。

元より、個人レベルはともかく、水と油の関係の国柄で、対立と離反の歴史こそあれ、実は親しく交わった試し無し。

日本人は圧倒的に西欧寄りの考え方を採用してきた。なにやら、明治維新以降に獲得した特徴のように捉える向きもあるが、なに、とっくの昔からアンコの部分は西欧的であったが、包む皮の部分にアジア的な性質があったから、日本人が自らを騙してきたと考えた方が良い。

ここで云う〈西欧〉とは、科学的、合理的な思考のことである。

彼等は当然に自らの考えを正しいと信じ込んでおり、日本人からすれば、まさかと思うようなことも本気である。疑うこともなく、正義だと思い込んだ場合、フォームは固陋する。

ピッチャーに譬えれば、同じフォームから球種の違うボールを投げる進化した夕イプと、あ、コレはストレート、と判ってしまう差。つまり、 フォームから未来の予測がついてしまう。信じられん!悪い冗談であろう、話せば判るのではないか、等と散々学習してきた結果、日本人は彼等の次に打つ手が判るようになった。

ひとつ予測してみる。

ヒントの助走は、韓国での戦時中の徴用工賠償訴訟にある。

日韓請求権協定で「完全かつ最終的」に解決済みであるのに個人請求権は消滅していないのだと、凡そ文明国では有り得ない発想をする。

次に、何をしてくるか。

日韓基本条約が来年で締結五十年を迎える節目を記念して、これを破棄しようとするであろう。これさえ無ければ、もっとふんだくれるとのこれまた短絡的な発想である。つまり〈条約〉とは何かという基本的なところが判っていないのだ。

次に、どうなるか。

ああ、それなら—と日本が主張する。

条約締結時に、日本が置いてきた韓国内の日本の総資産の返還を求め、その後に続く地下鉄の敷設等を含む経済援助も無効になるから、これも請求する。

すると、どうなるか。

彼等は大慌てで条約破棄を引っ込めるであろう。

一事が万事、かくなる次第であるから、小生は一抜けて、お付き合いをご免蒙る。

【武士道に見るリーダー】

意識するしないに拘わらず、ヒトの目的はおしなべて全てのジャンルに於いてオーソリテイとなることだが、よほどの誇大妄想家でもなければすぐ様に無理であることを悟る。一芸でも奇蹟に近いのに、全てのジャンルに於いてなど、元より神か悪魔の領分の発想である。

歴史に名を残すヒトとは、結果的にはなにかしらのオーソリテイであったわけで、なかには二つも三つも兼ねるタイプもいるが、それでも全ジャンルに比較すれば、ごくごく部分にすぎない。このトップグル—プから時代を、延いては一国を率いるリ—ダーが出現するのであろうか。

<リーダーシップ〉なる言葉が軍事用語であることを識れば、その人材を見つける角度は自ずから見えてくる。<権力>、<経済>、<理論>、<社会>、<芸術>、<宗教>の六つがヒトが求める価値観だが、軍人が属する<権力>の部から〈リーダー〉なる言葉が飛び出した理由。

他の部の代表では資質に弱点有りと気付いていたからである。 関東大震災に於ける後藤新平と、東日本大震災での菅直人の対応の差。 ヒトとしての能力と熟度はさておいてその差は、時代による強権の許され方にある。 その、後藤新平にしても、死者十万人を数えた明暦の大火での保科正之の水際立った処理能力には遠く及ばない。

後藤と保科の能力と熟度が同等だと仮定すると答えはどうであろう。

未曾有の天災、 或いは戦争のような人災的異状事態こそ、リーダーの出番であるが、もはやキャラクターはニの次で、制度の問題であることが判る。 世界史に名を残す多くのリーダー達が封建制度の元に出現している不思議。

封建制度のアナクロな部分も学習した後世の我々は、平時では民主主義を採用し、非常時には特例として特権を許されたリーダーをと、選択できるシステムに切り換えるのがヒトの“知”と思うのだが、前段としてまずもって支える民衆の成熟した理解カが肝要となる。

リーダ—の出現する構図は入れ子、もしくはピラミッド型となっており、その才能の期待は、理解力を高める民衆教育によってかなえられる。

江戸時代に於ける我国の教育システムは、ヒトが採用できる理想と云える程の高みにあった。トップダウンの強権を持つ封建制度の構図にしか許されない景色であろうか。 先述の如く、民衆が成熟し理解しさえすれば今日にも可能なのだが、その為の教育がと、堂々巡りした揚句、振り出しへと戻される。

残る手は、日本中で息も絶え絶えに散らばる武士道の残滓を掻き集めること、すなわち本の中に探す他ない。

4/12日経『日本、参加で役割果たせ 米中心の一極構造に転機』『中外時評 「最年少の政治犯」チベット激動とともに』、4/10 ZAKZAK『AIIBは「絵に描いた餅」 海外からの借金で汲々の中国』記事について

日本はアジアに位置するので欧米とは違うと言うのであれば、地理的位置のことだけを言うのでなく、政治体制が中国の共産体制とも違うことにも触れなければ公平を欠くのでは。中国は外貨準備が3.8兆$あっても外国から金を借りているのは異常ではないですか。出資すべき金もないとも言われています。日本が出資するのは税金からです。歴史的に見れば、西原借款(西原 亀三http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%8E%9F%E4%BA%80%E4%B8%89)について中国から返して貰ってない責任が財務省にはあります。デタラメ融資で返済されないときの責任をこの人はどう考えるのか。すぐに「決めた政治家の責任で官僚は決められたことを実行しただけ」と弁解するのが見えています。それなら新聞等を使って自分の意思を表明すべきではない。IMFで改革できなかったことを棚に上げるような人間が、キチンとAIIBを内部から監視できるとは思えない。国際機関の改革を言うのであれば、先ずやるべきは戦勝国クラブと言われる国連の機構改革をすべきなのでは。特にP5の拒否権の扱いについて議論すべきでは。軍事に疎い学力だけが高い役人の典型と思われます。日本を脅している中国を経済的・外交的に有利にすることは利敵行為としか見えません。

ヒラリーは「20年後には中国は世界で最貧国になる」とまで言っています。3経済主体の債務が膨大なためです。そういう国が主導する銀行に出資しても「ない袖は振れない」で終わりです。小生の中国駐在体験で言えば経理部長の腕は「如何に金を払わないか」でしたから。金は返って来ないと見た方が良い。自分の金だったら中国に投資しますか?それと同じです。

チベットの記事は、中国に隷従すれば、宗教、民族としての誇り、生活も総て奪われてしまうという事です。こういう国が過去の日本、並びに首相の靖国参拝を非難できる資格があると思いますか?創価学会・公明党、ローマン・カソリックの人達に「他の宗教であっても宗教の自由は保護されるべきか?」と聞きたいです。

中国の領土拡張に対する野望、覇権主義が窺われます。チベット族の強制移住、漢民族との混交等、人口の力によって他国を自分の領土とするものです。水資源を含めた資源掠奪の狙いがあります。

日本、参加で役割果たせ 米中心の一極構造に転機

I MF前副専務理事 篠原尚之氏 しのはら.なおゆき通貨外交の要の財務官として金融危機を経 験。10年から今年2月まで国際通貨基金(IMF)副専務理事。62歳。

―中国が準備作業をけん引してきたAll Bをどう評価しますか。

「アジアに新しいスタイルの開発金融機関ができる、という観点でとらえている。世界経済が多極化する中で、新しい構造の国際機関が出てくるのは当然のことだ。1997年のアジア通貨危機に際して、日本が主導しようとしたアジア通貨基金の構想は、米国の反対で頓挫した。今、中国経済は見方によっては米国を追い抜く勢いがあり、米国は抑えようとしても抑えきれなくなっている」

–日米が実質的な筆頭株主であるアジア開発銀行(ADB)と、新設のAIIBは並び立ちますか。

「補完関係にできると思う。 互いに補完しながら、ある意味で競争する。インフラ計画を進める利用者の側に立てば選択肢が増えることになり、悪い話でない」

–日本は3月末の段階でAllBへの参加表明を見送りました。今後どう対応すベきですか。

「タイミングの問題はあるが、参加せざるをえない。A IIBはアジアの機関であり、アジアの一国である日本は米国と立場が違う」

「中国や韓国との関係は大事だがアジア諸国連合 (ASEAN)との関係は日本にとって『命綱』といえる。 ASEANから見ると、日本と中国が拮抗し、けん制し合ってほしいはずだ。地域の枠組みの中で日本の役割を増やさないと、どんどん中国にとられてしまう。ましてや、参加しないなんてことになってはダメだ」

–日本がAllB構想に乗り遅れたとすれば、政府の初動が失敗したとも映ります。実際はどうなのですか。 「答えにくい質問だ。AI IBの統治(ガバナンス)構造や審査について注文を付けるのは重要なことであり、最終的には内部からチエックするのが大事だ。そのためには参加を前提に議論すべきだろう」

–英国をはじめとして欧州の主要国がAIIBへの参加を相次ぎ表明し、日米との対応が明確に割れました。日米欧の主要7力国(G7)の 結束は揺らぎませんか。

「かつてはG7が世界経済における大きなシェアを占め、流れを決めてきた。しかし、主要な議論の場がG7から20力国•地域(G20)に移ってきたように、G7の比重はかなり下がっている。特に開発や環境といったテ—マはG7だけで対応できない状況になった。それなのにG7の結束を議論しても仕方ない。米政府は議会との関係でAIIBに否定的なままだが、欧州は是々非々で臨む判断をしたのだろう」

–中国が近年のユーロ危機に積極対応するなど、欧州との関係を深めたことも欧州各国が参加する判断の背景にありそうです。

「欧州と中国は距離が離れているため、両者の関係は地政学的な要素がなく、経済や貿易の比重が大きくなる。中国との関係を考えるとき、日本と欧州のポジションが違うことはある」

–中国は新興国の発言権 を高めることを目的とした国際通貨基金(IMF)改革の遅れを批判しています。

「批判は当然であり、中国以外の国々からもさまざまな批判が出ている。加盟国が合意したにもかかわらず、拒否権を持っている米国のせいで実現できないことに対する不満は非常に強い。国際機関は加盟国の相対的な経済力を反映して発言権を与えていかないと有効性を失う。IMFだ けでなく、A DBも投票権の配分が変わらず、(見直しに向けた作業を)サボってきた感じがする」

–日本は対米関係を軸とした外交の基本を見直すベきですか。

「ブレトンウッズ体制と呼ばれる、米国中心の一極構造の国際金融の枠組みが確立して70年になる。早い段階で先進国の仲間に入った日本は、この体制での既得権益を確保 してきた。今は新興国がものすごい力を付けてきており、その勢いはしばら<続く。一極構造から多極構造へこの10 年程度で変わった。ブレトンウッズ体制を見直すべき時期に来た」

「我々の頭の中には世界で 第2位の経済大国だった日本のイメージが残っている。しかし、昔の栄光を追っても仕方ない。今の状況で日本の立ち位置をどう決めるかは本当に難しい作業だ。まだ答えは無いが、探っていかざるを得ない」

ZAKZAK AIIBは「絵に描いた餅」 海外からの借金で汲々の中国 

世界50カ国以上が参加を決めたという中国主導のアジアインフラ投資銀行。そうか、じゃあ、アジアのインフラ建設資金需要はいくらか、どう集めるのかね。アジア開発銀行研究所が2009年9月にまとめた見積もりによると、年間平均では約7500億ドル(約89兆7000億円)に上るとか。

 世界銀行、アジア開銀などの国際金融機関は主として国際金融市場で債券を発行して調達した資金を融資する。その場合、各国政府および政府機関が債務返済保証をする。国際金融機関はメンバー国の政府が共同出資しているという信用があり、貸出先は政府が保証するのだから、国際金融機関が発行する債券はトリプルAの格付けが与えられる。

 AIIBは当然、世銀やアジア開銀並みの格付けを狙うわけだが、ちょっと待てよ。

 そもそも、中国主導で年間7500億ドルの資金を市場から調達できるのか。

 国際決済銀行(BIS)が最近まとめた国際金融市場での債券による資金調達である国際債務証券発行額を調べてみた結果がグラフである。13年は全世界で5130億ドル、14年は6740億ドルで、7500億ドルは最近の国際債券市場の規模を上回ることになる。このうち、世銀、アジア開銀など国際金融機関の調達分は13年1140億ドル、14年1387億ドルである。

 アジアのインフラ資金需要に対し、供給能力が追いつかないとなると、市場需給の原理が働き、金利を高くするなど、よほど好条件で投資家を引きつけないことには資金調達できない。資金調達コストが上がれば、借り入れ国もたまったものではない。

7500億ドルと言わないまでも、AIIBが1000億ドル程度の資金を調達するだけでも、市場で消化できそうにない。これでは文字通り絵に描いた餅ではないか。

 中国の国際市場での債券発行額は増加の一途で、途上国全体の5割近いシェア(14年)を占め、国際金融機関の発行額を上回っている。

 北京が4兆ドル近い外貨準備をどんどん取り崩してAIIB資金の原資とするなら、立派だね、とほめてよい。だが、あの利にさとく不正蓄財にばかり走る党幹部が気前よいと信じるのは、不勉強な日本の親中メディアくらいだろう。

 実際には、資金流出のために外貨準備は減る一方で、海外からの借金で穴埋めするのに汲々(きゅうきゅう)としている。BIS統計では、中国は銀行融資で年間2700億ドル(昨年9月末)、債券で1656億ドル、合計で4300億ドルも借り入れているのだ。

 言い換えると、中国はAIIBの看板を掲げて世界を巻き込む形で、資金を自国のために調達し、行き詰まった経済成長モデルを立て直そうと狙っているのが真相だろう。

 中国や国際金融のイロハもわからずに、「AIIBに乗り損ねた日本は孤立する」と騒ぎ立てるメディアや政治家が多いのには、うんざりさせられる。

(産経新聞特別記者・田村秀男)

中外時評 「最年少の政治犯」チベット激動とともに

1995年5月14日。チべッ ト仏教の最高指導者ダライ•ラマ14世は、中国チべット自治区ナクチユでパンチエン・ラマ11 世がみつかった、と発表した。 ゲドゥン・チョエキ•ニマという、6歳の少年だった。

パンチエン•ラマはダライ・ラマに次ぐ高位の「活仏」とされる。89年1月に亡くなった10 世が生まれ変わった「転生霊童」 と認定されたニマ少年は、聖職者の道を歩むはずだった。

3日後、その道は大きくそれた。ダライ・ラマに転生霊童を認定する資格はないと主張する共産党政権の手で、世間から隔離されたのである。

あれから20年になろうとしている。海外メディアから「最年少の政治犯」とも呼ぱれたニマ少年は、25歳の青年になっているはずだ。まれに当局者が「一人の市民として健やかに暮らしている」とコメントすることはあるが、具体的な消息は全くわからないままだ。

この間にチベットの経済、社会、文化は激しい変動を経験してきた。共産党政権は国内のメディアを統制し、海外のジャーナリストのチべット入りを制限しているが、それでも激動を実感させる情報は少なくない。

ひとつはチベット仏教への露骨な干渉だ。ニマ少年とは別のパンチエン・ラマ11世と認定し、共産党政権が期待する「愛国的な活仏」となるよう育成してきた。転生した活仏の認定には当局の批准が必要とする政令を2007年に定めるなど、法的な枠組みも整えてきた。

チべットの経済や社会に影響する変化としては、チべッ卜で初めての鉄道である青蔵鉄道の開通を思い浮かべる人が多いだろう。おそらく、それに劣らず深刻な衝撃をもたらしているのが「安居工程」と呼ばれるプロジエクトである。

青蔵鉄道が開通した06年からチべット自治区の農村部で進められてきた、住宅改造事業だ。 中国メディアによれば、13年末までに累計278億元(約5300億円)を投じて46万戸を改造または新築したそうだ。

「自治区全体の農牧民たちの 1人当たり平均居住面積は20〜 30%増えた」。共産党政権の統 制下にある中国メディアは成果を自賛する。が、チべットの内側からは違った声が届く。

本人の希望を踏まえるという建前とは裏腹に実態は強制だった。伝統的コミユニティーが失われた。転居にともなって日々の暮らしにかかる費用がはねあがった……。

一例をあげれば、チべッ卜の 農村地帯では伝統的に家畜の糞 (ふん)を燃料として利用してきたが、新しい住居では現金によって燃料をまかなわなければならな<なったという。

国際的な人権擁護団体であるヒユーマン•ライツ•ウォッチによると、安居エ程のために転居を余儀なくされたチべット人は200万人を超えた。自治区のチベット人の3分の2に当たる人たちが8年の内に伝来の住居を離れたわけで、伝統的な生活と社会が大きく揺らいだことは容易に想像できる。

チべットでは08年春にラサなどで大観な騒乱が起きた。翌年からは焼身自殺が各地で相次ぎ、これまでに130人以上が亡くなった。やりきれない凄惨な出来事の数々は、チベット人を取り巻く環境が激変した延長線上にあるのではないか。そんな推測を禁じ得ない。

中国全体をみれば、この20年は経済の高成長と国際的な存在感の高まりを実現した、飛躍の 時代だったといえるかもしれない。少くとも共産党政権はそう位置づけているようだ。

その一方、ダライ.ラマが認めたパンチエン・ラマ11世の消息が途絶えたままになっていることは、多くのチベット人にとって苦難の20年だったことを象徴しているようでもある。

「な<なってもいい」「チべットの人たち次第だ」。2日に来日したダライ•ラマは札幌で講演した際、活仏が転生する仕組みについてこう語った。

パンチエン・ラマ11世に対する当局の干渉、チべットの経済や社会の激変を踏まえて、400年を超す歴史を持つとされる仕組みに終止符を打つ可能性を示唆したのだ。

ダライ•ラマは今年7月で80 歳になる。自分が亡くなったあとの生まれ変わり、つまりダライ・ラマ15世を共産党政権が選ぶつもりであることを十分に見越したうえで、けん制球を投げたともいえよう。チべットの未来は濃い霧に包まれている。

4/10 ZAKZAK『習主席ターゲットに爆弾テロ&毒殺未遂「6回」説 国外でも不穏な動き』と4/9大紀元中文版『胡锦涛传拒给曾庆红“背书” 释多个信号』記事について

2012年2月6日、薄熙来の部下だった王立軍が成都の米国大使館に逃げ込み、アメリカに中国の恥部というか機密を漏らした事件で、薄熙来は責任を取らされました。その時に法に従って処分を求めたのは団派で、反対したのは当然上海派でした。中でも周永康が強く反対し、法による処分が賛成:反対=4:4の時にアメリカへ行っていた習が賛成で薄熙来の処罰が「刑不上常委=常務委員は罪に問われず」と言われながらも決定されました。周は薄をチベットに転任させようとしましたが、温家宝が「歴史に逆行するやり方」と応酬、それで周はニューヨークタイムズに温の家族の蓄財の記事を書かせました。しかし、大勢は決していて悪足掻きになりました。周など上海派を裏で取り仕切っていたのが曽慶紅です。野中広務と朋友でした。両方とも金に汚い政治家です。

大紀元の記事では曽が胡錦濤に「背書=裏書」(ここでは不逮捕の意味でしょう)を頼んで、断られたとあります。胡が主席だった10年間にめぼしい実績を上げさせなかった上海派の巨魁ですから、腸が煮えくり返っていて断るのは当然と思います。曽の逮捕も近いのでは(「収官」=寄せ、最終局面)と何清漣が言っています。ただどんな終末になるかは見えないと。

胡が最強の立場になっているような気がします。軍事委員会の副主席は胡の人事で、習より胡の言うことを聞くでしょうから。「政権は銃口から生まれる」国です。習は上海派と団派を相手にしなければならず大変です。暗殺の可能性もあるでしょう。建前は病死扱いになるでしょうが。今やクーデターは隠すことができませんが暗殺はどうにでもなります。闇で殺せば良いので。

でも中国の内紛で日本を巻き添えにするのは止めてほしい。そのうち反日デモか何かををやらかすようになるかも。でもまだ戦争を仕掛けられるよりいいですが。進出企業の見る目がなかったという事ですから。

ZAKZAK記事

中国で独裁体制を着々と築きつつある習近平国家主席の周辺に不穏な空気が漂っている。「反腐敗運動」と銘打った汚職官僚の撲滅を進める同氏を狙った暗殺未遂事件が、これまでに6回起こっていたというのだ。背後には、江沢民元国家主席や失脚した元最高幹部の周永康氏らの存在も取り沙汰される。「国外逃亡した退役軍人らによる反乱計画も浮上している」(専門家)ともいい、身の危険を感じた習氏は周辺警備を強化している。

 「習氏がまた狙われたらしい」

 中国共産党の高級幹部の子弟「太子党」関係者の間でこんな噂が駆け巡っている。反腐敗運動の名の下で、政敵を次々と追い落とし、独裁体制を固めつつある習氏が「命の危険にさらされていた」というのだ。太子党の一員でもある中国人貿易商がこう打ち明ける。

 「習氏が、陝西省への地方視察に出向いた今年2月上旬に爆弾テロの計画があったらしい。地元の治安当局が、習氏が宿泊する予定だった西安市内のホテルに仕掛けられた爆発物を発見。事件は未遂に終わったが、習氏の暗殺を狙っていたのは明らかだ」

 習氏の命が狙われたのはこれが初めてではない。国家主席に就任した2013年3月の前後から何度も暗殺の危機に直面しているという。

 「月刊中国」の発行人である鳴霞(めいか)氏は、「これまで6回の暗殺未遂事件があったとされている。そのうち一部は、香港メディアなどの報道で詳細が明らかになっている」と指摘する。

習氏のトップ就任が確実視されていた12年9月、習氏は公の場から姿を消し、重病説が流れたことがある。その舞台裏では血生臭い事件が起きていた。

 米ニューヨークに本拠を置く中国語専門のテレビ局「新唐人テレビ」(電子版)は、この年の8月初めに開かれた共産党指導部による非公式会議「北戴河会議」で、会議室に時限爆弾が仕掛けられていたと伝えた。

 その直後、習氏は、北京の解放軍総合病院(301病院)に検査入院したが、毒殺の危険に遭いかけたという。いずれも失敗に終わったが、これらの暗殺計画を指示したのは、当時、警察・公安部門のトップだった周永康氏だとも同メディアは報じている。

 鳴霞氏は「この事件以降、習氏は暗殺を異様に警戒するようになった。一時、人民解放軍の関係施設に身を寄せて、そこで寝泊まりしていた時期もある。自分の行動予定を機密扱いにし、移動の際には周囲に何人もの屈強なボディーガードを配置。周辺警護を担当する幹部も自分の息がかかった者に入れ替えた」と話す。

 実際、首都・北京一帯を防衛する「北京軍区」では、司令官に自身と繋がりの深い南京軍区出身の宋普選氏を抜擢(ばってき)するなど、昨年末から大幅な人事刷新が行われた。今年3月には、「中国版シークレットサービス」といわれる中央弁公庁警衛局の局長に、中央軍事委員会副主席在任当時から信任の厚い王少軍氏を据えた。

習氏は「反腐敗運動」で、周氏を失脚させたほか、江沢民元国家主席を後ろ盾とする「上海閥」の幹部を次々と粛清している。ターゲットにされた「上海閥」の残党が、自身の生き残りのために「習氏の命を付け狙う事態も十分想定される」(外交筋)。

 中国国内だけでなく、国外にも不穏な動きが出ている。

 人民解放軍内に独自のネットワークを持つ佐藤守・元空将は、「米国で、習政権の打倒を目指す人民解放軍の退役軍人連盟が組織された。指導者は元北京軍区対外作戦秘書長。中国の民主化を求めて海外に散らばった元軍人らを集めている。彼らは、中国国内の現役軍人ともつながっており、軍事蜂起を呼びかけている。習氏の暗殺も狙っているといわれ、大規模な軍事クーデターに発展する可能性がある」と明かす。

 血で血を洗う熾烈(しれつ)な権力闘争を何度も繰り広げてきた中国共産党。歴史は再び繰り返されるのか。

4/9大紀元中文版

最近深陷“庆亲王”传闻的曾庆红处境更加不妙。港媒透露,胡锦涛执政时期已打掉陈良宇和薄熙来两个政治局委员,薄熙来东窗事发,导致徐才厚、周永康随后倒台;而且胡锦涛曾拒绝给曾庆红“背书”。此外,文中还释放了江泽民已自身难保,曾庆红確確实实被围猎等多个信号。

港媒:曾庆红成习近平首要打击目标

4月8日,海外媒体转载一篇题为《胡锦涛拒绝背书曾庆红》的文章。该文称,习近平上台后的一年半时间里,就打掉了徐才厚、周永康这两个政治局退休委员和政治局退休常委。特别是周永康的倒台,打破了中共内部“刑不上常委”潜规则。而“刑不上常委”只是江泽民“上海帮”的帮规。在胡锦涛执政时期,已连续打掉了陈良宇、薄熙来两个政治局委员。

文章表示,江泽民本是阻碍习近平反腐的最大绊脚石和拦路虎,但江已自身难保,只能断尾求生。其已放弃继续保护“上海帮”残余势力的企图,不求保人,只求自保。很明显,今后“上海帮”会遭受进一步的打击和清算,曾庆红首当其冲。

文章还称,曾庆红是江泽民的“军师”和幕后黑手。曾庆红试图在江死后接管江泽民的政治地盘和势力,成为“上海帮”的新帮主。可惜,薄熙来东窗事发,周永康,徐才厚锒铛入狱。而幕后黑手和操纵人曾庆红则成了习近平首要的打击目标。曾庆红遭围猎已经板上钉钉,千真万确。

曾庆红和江泽民最近被“铁帽子王”和“庆亲王”舆论风波席卷。港媒透露,曾庆红已经被王岐山立案审查等。

胡锦涛拒绝给曾庆红背书

去年4月,已经退休的胡锦涛到访湖南,参观岳麓书院等。港媒曾报导,胡锦涛现身湖南期间,原来湖南省委安排曾庆红与胡锦涛见面,但遭胡拒绝。海外中文媒体的报导称,胡锦涛拒绝给曾庆红背书。

去年5月14日,曾庆红诡异在上海露面。江泽民长子江绵恒及上海市委书记韩正陪同其一起出现在上海韩天衡美术馆。港媒称,此乃无奈之举,曾庆红只好让江的儿子替其背书。

港媒曾披露,去年曾庆红曾借参加中共窃政65周年“十一”庆典时,提出在9月26日、27日到中共中央党校和老教授、学员聚会,遭到中共中央书记处拒绝。

外界指,曾庆红曾连续担任中共中央党校校长,应该说与该校渊源深厚,但其提出的要求遭到拒绝,已说明其处境堪忧。

评论:习近平拿下曾庆红进入收官阶段

旅美学者何清涟女士最近发表的文章《习曾斗:破除“王权虚置”模式的终极战》表示,胡锦涛时期幕后有江、曾等干预政事,台上有九常委掌权,胡锦涛的“王权”虚置。

如今各系统的高官均已落败:周永康案将开审,郭伯雄接受审查,徐才厚身死名裂,令计划进了监狱,马建不仅系狱,其利益链条上的人马均从昔日的强势围猎者变成了被围猎者。

最近“政泉控股”幕后控制人郭文贵公开挑战胡舒立,被视为郭背后的曾庆红叫板习近平、王岐山。

何清涟的文章表示,从郭的滚地式战法中所透露出来的信息,其实是郭的后台手里并没握有让自己免于覆亡的好牌。应该说,习、曾之间的战斗,已经进入收官阶段。结果是清楚的,不清楚的是失败一方将以什么姿态谢幕。