5/23The Gateway Pundit<WATCH: Ted Cruz Brilliantly Schools CNN’s Kaitlan Collins on Voter Fraud After She Tries Tricking Him into Accepting a Rigged 2024 Election=視聴:テッド・クルーズは不正選挙の件で、CNNのケイトラン・コリンズが2024年の不正選挙を認めさせようとしたが、見事に説教した>
左翼は事実に基づいた論理展開ができない。よくこれで司会が務まるなあと感じる。
テッド・クルーズ上院議員(共和党、テキサス州選出)は水曜日の夜、知恵比べでは自分に匹敵する者はほとんどいないことを、特にCNNの左派コメンテーターの中で、再び証明した。
クルーズ氏は、悪名高いトランプ嫌いのケイトラン・コリンズ氏のCNN番組「ザ・ソース・ウィズ・ケイトラン・コリンズ」にゲスト出演し、ドナルド・トランプ氏とおそらくジョー・バイデン氏の間で行われる次回の総選挙について語った。コリンズ氏は、不正選挙結果の受け入れをめぐる民主党の3年前からの「騙し」ゲームで、聡明なクルーズ氏を騙せると考えたが、逆に懲らしめられた。
コリンズ氏は、クルーズ氏が2020年の選挙結果の疑わしい点に最初に異議を唱えた人物であることに触れ、今回の選挙結果を何があろうと受け入れるつもりがあるかどうかを問いただして質問を開始した。
クルーズ氏は、これは馬鹿げた質問だと正当に指摘し、コリンズ氏が民主党員にこのような質問をしたかどうか尋ねた。コリンズ氏は「もちろん」と答えたが、クルーズ氏が名前を尋ねると、例を挙げることはできなかった。
その後、コリンズ氏はクルーズ氏に、大統領が政権移行の促進を拒否したことがあるかと尋ね、恥をかいた。クルーズ氏は、そのようなことは一度もなかったと指摘し、2016年を含め、共和党の大統領選での明確な勝利を議会民主党が拒否したことが何度もあったと指摘した。
その後、CNNのキャスターは選挙結果が認定されたと主張し、再びクルーズ氏を騙して不正選挙を認めさせようとした。しかし、クルーズ氏はコリンズ氏のやり方をすぐに見抜き、彼女を叱責した。
「つまり、何が起ころうとも、選挙は正当であると認めると約束してくれと聞いているわけですね」とクルーズ氏は語った。「選挙法のシステムがあり、人々が選挙に異議を唱え、選挙が覆され、不正投票が証明され、それが常に起こり、メディアがドナルド・トランプの後の奇妙なゲームに従事し、不正投票は存在しなかったと主張するのは馬鹿げたことです」
「なぜすべての州が不正投票が起きた場合にそれを取り締まる法律を持っているのか」と彼は続けた。
コリンズ氏は答えられず、クルーズ氏を含む共和党の行動は2020年とは異なっていると虚偽の主張をした。彼女は2024年の結果を受け入れるか再度尋ねた。
「民主党が勝てば、私はその結果を受け入れるが、結果にかかわらず不正行為を無視するつもりはない」とクルーズ氏は述べた。
その後、コリンズ氏はバイデン氏の「勝利」には不正投票はなかったと主張して再び事態に介入したが、クルーズ氏は即座にこれに飛びついた。
「ああ、あなたは不正投票がゼロだったことは事実だと知っています」とクルーズ氏は皮肉を込めて答えた。「本当に、その根拠は何ですか?証拠を見せてください。」
その後、コリンズ氏はジョージア州知事ブライアン・ケンプ氏とディープステート(闇の政府)の陰に隠れて「史上最も安全な選挙だった」と主張し、再びトランプ氏をガスライティングしようとした。
「不正投票はゼロだったと言っているのか」とクルーズ氏は語った。
このためコリンズ氏は態度を一変させ、2020年の選挙結果を変えるほどの要因はなかったと述べた。
「わかりました。しかし、それは別の発言です」とクルーズ氏は正しく指摘した。
その後、コリンズ氏は、選挙に影響を与えるほどの不正があったかどうかについてクルーズ氏と論争し、クルーズ氏が選挙委員会に選挙結果の調査を依頼したいと述べた。クルーズ氏はその後、1876年の選挙に関する重要な歴史の教訓を持ち出し、コリンズ氏は困惑した。
「歴史と前例を調べてみたが、(2020年の選挙に関して)私が見つけることができた最良の前例は、ラザフォード・B・ヘイズとサミュエル・ティルデンの間で行われた1876年の選挙だった」とクルーズ氏は説明した。
「それで何が起こったのか?」とクルーズ氏は続けた。「投票不正の重大な疑惑があった。議会は手を上げて、『ねえ、CNNは何があろうと結果を受け入れるよう要求した。だから不正は無視しろ』とは言わなかった。」
1876 年の選挙を知らない読者のために説明すると、選挙人団ではティルデンがヘイズを 184 対 165 でリードし、サウスカロライナ、フロリダ、ルイジアナの 3 州で 20 票の選挙人票が未決だった。米国議会は委員会を設置し、選挙詐欺、選挙暴力、(主に共和党支持の)黒人有権者の選挙権剥奪の疑惑が浮上した後、最終的に共和党のヘイズに勝利を与えた。
答えられないコリンズ氏は、クルーズ氏が質問に答えなかったことに不満を漏らした。その後、テキサス州の上院議員は、不正投票に関するメディアの二重基準を激しく非難した。
「不正投票があったという証拠が判明していれば、国はもっと良くなったと思う。しかし、メディアはそれを聞きたがらず、不正投票は起きないと主張している」とクルーズ氏は語った。
「あのプロパガンダを執拗に推し進めたのはCNNだ」とクルーズ氏は続けた。「不正投票など存在しないし、存在すると主張する人はアルミホイルの帽子をかぶっているだけだ。これはプロパガンダだ。ところで、ヒラリー・クリントンにこのことは聞かれない。ステイシー・エイブラムスにこのことは聞かれない。アル・ゴアにこのことは聞かれない。彼ら全員が、勝利した共和党は正当ではないと言った」
激怒したコリンズ氏は、クルーズ氏が2024年の選挙に関する彼女の「これぞ!」という質問に答えなかったと再び不満を述べてインタビューを締めくくった。
https://x.com/i/status/1793621401439785434
https://www.thegatewaypundit.com/2024/05/watch-ted-cruz-brilliantly-schools-cnns-kaitlan-collins/
https://x.com/i/status/1793753257380335920
https://hugh.cdn.rumble.cloud/video/s8/2/C/D/7/R/CD7Rr.caa.mp4?b=1&u=ummtf
5/24Rasmussen Reports<Safety First? More Voters Prefer Trump=安全第一?トランプ氏を支持する有権者が増加>
アメリカの安全確保のためにどの大統領候補がより尽力するかという質問に対して、有権者は明らかにドナルド・トランプ前大統領を支持している。
ラスムセン・レポートの最新の全国電話およびオンライン調査によると、米国の有権者の50%が個人的に4年前よりも安全でないと感じており、安全になったと感じているのはわずか20%です。29%は、個人的な安全に対する感覚は4年前とほぼ同じだと答えています。
5/24阿波羅新聞網<无人舰武装防空飞弹破解罩门 乌克兰创世界第一=無人艦の武装対空ミサイルが弱点を無くし、ウクライナが世界1位の座に>ウクライナの無人水上艦は黒海の海戦では圧倒的な優位性を持っているが、これまでのところ空襲に対して特に脆弱だった。そのため、ロシア国防省はウクライナの攻撃を阻止するために特にヘリコプターや戦闘機を使っている。ウクライナの無人艦が改良型空対空ミサイル2基を搭載した現在、趨勢は再び変わる可能性がある。
《海軍ニュース》は21日、ウクライナ戦争は、無人機が戦争を変えているという各当事者の疑念が払拭されたと報じた。 海軍に関して、ウクライナの無人艦が戦闘で世界をリードしている。これらの爆発物を積んだ無人艦は、最初は多くの固定観念に挑戦し、その後それを覆した。 現在、ウクライナは新型の海上無人艦を配備しており、その艦には対空ミサイルも装備されている。
ウクライナの無人艦は軍用機による攻撃に対して最も脆弱であり、機関銃を装備したヘリコプターに対してはほとんど無防備となっている。現在、一部の無人艦には強力な対空ミサイルが装備されているため、ロシアのパイロットはそれらに近づくことを慎重に検討するかもしれない。
実はこれは世界初の防空付き無人艦であり、他国のメーカーも無人艦に何らかの形で防空機能を持たせる検討を始めているが、実戦投入されるのは初めてのシステムである。
https://www.aboluowang.com/2024/0524/2058245.html
5/24阿波羅新聞網<震惊!中共歼-10竟是这么来的!以色列给卖了美国—美国为何不出口F-22战机? 原来竟曾被以色列给卖了 专家列这3大原因……=驚愕!中共の J-10 はここから来た!イスラエルは米国から売却された – なぜ米国は F-22 戦闘機をイスラエルに輸出しなかったのか? 専門家は主に次の 3つの理由を挙げている>米国は同盟国に多数のF-35戦闘機を売却しているが、F-22戦闘機は決して売却していない、専門家はこの特殊な現象の主な理由を3つ挙げている。
米航空ニュースサイト「シンプル・フライト」の専門家は、米議会がF22戦闘機の輸出を禁止したこと、F22戦闘機の機密性の高い技術は漏らすべきではないこと、米国はかつて売却で不快な経験があったことの3点が主な理由だと分析した。
専門家は、米国は戦闘機の売却で不快な経験をしてきたと主張している。 米国はかつてイスラエルにF-16戦闘機を売却したが、その後イスラエルは自社開発のラビ戦闘機の生産を中止し、関連技術を中国に売却した。中共の J-10 は、F-16 を大幅に模倣した自作の戦闘機である。
このような経験から、軍事機密の漏洩を警戒する米国は、F-22戦闘機の機密を敵対勢力への漏洩を防ぐため、より厳格に守っている。
https://www.aboluowang.com/2024/0524/2058242.html
5/24阿波羅新聞網<局势紧张继续升高!中共围台军演之际 美国旋即宣布…=緊張は高まり続ける!中共が台湾周辺で軍事演習を実施すると、米国は直ちに発表した・・・>米海軍太平洋艦隊は水曜日(5/22)、2024年の環太平洋軍事演習(リムパック2024)が6/26に開始される予定であると発表した。ハワイ諸島とその周辺で29カ国が参加し、2022年と比べ演習のラインナップは拡大され、最近中共との海洋紛争が多いフィリピンや、中共と外交関係が緊張している日本も演習に軍を派遣する予定である。中共は2018年からこの国際軍事演習への参加から除外されており、その攻撃的な行動と反応により太平洋地域の緊張が高まり続けている。
https://www.aboluowang.com/2024/0524/2058196.html
5/24阿波羅新聞網<为何限制援乌武器不能打击俄本土? 布林肯遭国会灵魂拷问=ウクライナ支援の兵器はなぜロシア本土へ攻撃できないのか? ブリンケンは議会によって拷問される>マコール米下院議員はブリンケン国務長官に質問した際、なぜウクライナがロシア本土を攻撃するために米国援助の兵器を使うのを制限しているのかと尋ねた。 ブリンケンは反対しなかった。
https://x.com/i/status/1793470937427558698
https://www.aboluowang.com/2024/0524/2058187.html
5/24阿波羅新聞網<赖清德热血视频 誓言抵抗中共侵略=中共の侵略に抵抗を誓う頼清徳の熱烈な動画>台湾を取り囲む人民解放軍の軍事演習に直面して、台湾総統の頼清徳は国軍を視察し、共同で台湾を守ることを決意した。
台湾の新総統頼清徳は木曜日(5/23)、外部の脅威に直面しても引き続き国防改革を推進し、自由と民主主義の価値観を守り、地域の平和と安定を守り、民主台湾を守る決意を世界に示すと述べた。
頼清徳は台湾国民軍第66海兵旅団を視察中に上記の発言をした。
https://twitter.com/i/status/1793493709281243372
https://www.aboluowang.com/2024/0524/2058192.html
何清漣 @HeQinglian 8時間
先ず読んでみて、私は新総統が民進党に適正手続きを遵守することを要求していることがわかり、うれしかった。 記事を読んでみると、それは立法院の外で抗議するデモ参加者たちに適正手続きを遵守することと分かった。
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引用
何清漣 @HeQinglian 9時間
太平洋を隔てて台湾の戦火を見る。
【内幕】 藍と白は国会改革投票で敗れたのは、民進党はコミュニテイを纏めて戦力を拡散し、世論の風向きを逆転させたから (これは緑のメディアである)
https://upmedia.mg/news_info.php?Type=1&SerialNo=202393
この手段論を読んだ後、柯党は若いが、その論争経験は民進党に比べてはるかに劣っている;国民党はメンバーが年寄りで長期戦やタッグマッチになれば間違いなく負ける。今2回目を読了したが、民進党は最終ラウンドで藍白を砂浜で打ち殺す準備を進めている。
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何清漣 @HeQinglian 9時間
【内幕】 藍と白は国会改革投票で敗れたのは、民進党はコミュニテイを纏めて戦力を拡散し、世論の風向きを逆転させたから (これは緑のメディアである)
https://upmedia.mg/news_info.php?Type=1&SerialNo=202393
この手段論を読んだ後、柯党は若いが、その論争経験は民進党に比べてはるかに劣っている;国民党はメンバーが年寄りで長期戦やタッグマッチになれば間違いなく負ける。今2回目を読了したが、民進党は最終ラウンドで藍白を砂浜で打ち殺す準備を進めている。
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upmedia.mg
【内幕】 藍と白は国会改革投票で敗れたのは、民進党はコミュニテイを纏めて戦力を拡散し、世論の風向きを逆転させたから – 上報
国会での大戦争が始まろうとしている、立法院は明日(24日)も国会改革法案の審議を続け、今日(23日)は民進党の党員集会が開かれる。
何清漣 @HeQinglian 2時間
NYポスト紙は5/22、米連邦航空局(FAA)が3月に出した適性指令で、ボーイング777旅客機300機の燃料タンク付近に電気絶縁不良があり、火災や爆発を引き起こす可能性があることが示されたと報じた。
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何清漣 @HeQinglian 3時間
もしかしたら、台湾と中華人民共和国は隷属関係にないという発言が中国政府の神経を逆なでしたのかもしれない。
引用
Xiang Yang 向陽 @TheXiangYang 5月 22日
正直なところ、頼総統は就任演説で「台湾独立」について一度も言及せず、現状維持の論調を貫いた。これはもうかなりの「善意」である。 しかし、台湾を「祖国の懐」に引き入れようと決意し、武力行使さえ訴える習近平にとって、頼清徳は「善意」に欠けているだけでなく、性質が悪く「同じことを何度も言う」のだ。
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何清漣 @HeQinglian 9時間
Twitter のユーザーは更新が非常に早いようである。 ここ数日、台湾解放や台湾解放の準備に関するツイートが私のタイムラインに流れてくるが、そのほとんどが見知らぬツイートアカウントからのもののようである。
頼清徳への支持ははるかに小さく、主に台湾や中国語を話す反体制派から来ている。
FaceBookは台湾世論を主とし、藍と白の世論の場はこの2つの場所にはない。柯は Douyin であるべき。
何清漣 @HeQinglian 44m
土地を「取り戻す」ということは、その土地がもともとあなたの管轄に属していたことを意味する。
このツイートを読んで、元々日本が中国に帰属するのはいつの年代に起きたのか?教えを乞う。
引用
楊凡🇨🇳 @yangfan39831908 May 23
「台湾有事は、日本の有事」とは何ぞや?
これは、人民解放軍が台湾を統一する前に、まず日本を取り戻すことを意味する。
福島氏の記事では、頼総統の聡明さと勇気を感じた。最後にあるように、日米等の自由・民主主義国の覚悟のほどが問われる。邪悪な中共は脅しから、武力衝突に変わる可能性もある。特に峯村健司氏が主張していた海上封鎖を実行したときに、自由・民主主義国は封鎖を破って、台湾を支援しなければならない。
記事
5月20日、台湾で頼清徳氏が総統に就任、「独立国家」としての立場を明確に主張した(写真:AP/アフロ)
台湾の頼清徳新総統の就任式が5月20日行われた。蔡英文政権路線の継承をうたっていた頼清徳総統だが、その就任演説は予想を上回る頼清徳節を打ち出し、台湾が頼清徳新時代に入ったことを鮮烈に印象付けるものだった。
だが、それだけに中国の怒りも相当なもので、「必須懲戒」(必ず懲罰する)と息巻き、23日にはすでに「懲罰的軍事演習」を開始している。就任演説を読み解きながら頼清徳新時代の台湾の行方と中国の今後の出方を考えてみたい。
(福島 香織:ジャーナリスト)
頼清徳は選挙戦では蔡英文政権の現状維持路線を継承することを強調していた。2017年9月、行政院長(首相)の立場で、「私は実務的な台湾独立工作者だ」と述べており、台湾を独立した主権国家として国際的に承認を求めたいという本音を秘めていることは周知の事実だ。
ただ、バイデン米政権は台湾の独立不支持、「一つの中国原則」に対する支持を繰り返し公言し、頼清徳の独立志向を警戒しているとも言われている。そのため中国との対立が先鋭化するのを避けたいという本音を垣間見せるバイデン政権に配慮するのであれば、中国を刺激しないようにトーンを押さえた表現の就任演説になるのではないか、という予測もあった。
民進党が政権を奪還した2016年5月の蔡英文総統の就任演説では「一つの中国原則」や「92年コンセンサス」への言及を避け、中国側の要求を完全に拒否も容認もしない比較的無難な表現にとどめている。
だが蓋を開けてみれば、そうした慎重論の予測は完全に外れた。頼清徳総統就任演説は、「一つの中国原則」「92年コンセンサス」への言及こそなかったが、国家という言葉を35回繰り返し、台湾が中国と互いに隷属しない主権国家であるという「新二国論」ともいうべきロジックを打ち出していた。
台中関係は「現状維持」だが「独立国家」主張
頼清徳演説の主旋律は「卑屈でもなく、傲慢でもなく現状維持」。この卑屈でも傲慢でもなく、という意味は、「台湾を国際社会に尊敬される壮大な国家にする」という頼清徳の志をごまかすことなく表明する、ということだろう。
中国におもねり妥協して、「現状維持」を頼むのではなく、対等な国家同士の立場での現状維持こそが双方にとってもっとも利益になるのだという主張だ。中国に対しては「中華民国の存在という事実を直視し、台湾人民の選択を尊重せよ」と直截(ちょくせつ)に呼びかけた。
さらに頼演説の新鮮さは、中華民国や中華民国憲法に対する民進党政権の新たな解釈を示した点にある。
台湾の蔡英文前総統(写真:ロイター/アフロ)
2016年の蔡英文総統就任演説は、できるだけ中華民国という言葉を使いたくないという意図が見えていた。中華民国は国民党によって中国で誕生した国家であり、国共内戦の敗北によって中国大陸から台湾に逃げてきた。民進党は発足当初、中華民国を外来政権とみて抵抗していた。だから最初の民進党政権、陳水扁政権は「台湾正名運動」を推進したのだ。
一方、中国とは中華民国のことであり、中華民国が唯一の中国であるというのが国民党の立場で、蔣介石存命中は、共産党政権に支配された大陸地区を奪還するという「大陸反攻」の夢があった。中華民国憲法はいまだに、中華民国の主権範囲を今の中国を含む領土に想定している。
こうしたことから、民進党総統が中華民国総統を名乗ることは、若干の矛盾や居心地の悪さを感じるものだった。同時に、民進党が国名や憲法を変えようとする行為は、台湾海峡の現状を一方的に変更するものとして米国ら西側国際社会からも警戒されていた。
民進党総統の就任演説では、この中華民国の国名や憲法、一つの中国原則、国民党と共産党の間で非公式に合意した92年コンセンサス(一つの中国原則を堅持するが、その意味はそれぞれが表明する=事実上の統一綱領の確認)についてどのように言及するかが毎回の注目点だった。
新たな憲法解釈を持ち込む
頼清徳は、文章にして5000字あまりの演説の中で中華民国という国名を9回、中華民国台湾という呼び方を3回繰り返した。
「中華民国憲法によれば、中華民国の主権は国民全体に属し、中華民国の国籍を有する者は中華民国の国民です。このことからもわかるように、中華民国と中華人民共和国はお互いに隷属しないのです」と中華民国と中華人民共和国が別の国家であるとする根拠に中華民国憲法を持ち出した。
また「国民は、民族に関係なく、誰が先に来たかに関係なく、台湾アイデンティティを持つ限り、この国家の主人です。 中華民国であろうと、中華民国台湾であろうと、台湾であろうと、みな、私たち自身と国際社会の友人たちが私たちの国を呼ぶ名称です」と、国の正名問題もないことにしてしまった。
2024年4月、国民党の馬英九前台湾総統は中国を訪問し習近平国家主席と会談した(写真:新華社/アフロ)
さらに台湾の始まりを中華民国ができるはるか以前の1624年のオランダの台南上陸にさかのぼって語った。台南は頼清徳が市長として行政経験を積んだ都市であり、今年はオランダ台南上陸400周年。就任式の祝賀の宴はその台南で開かれた。
これは中華民国や中華民国憲法を民進党が解釈し直して受け入れたともいえる。とすれば、国名や憲法を大急ぎで変更する必要もなく、現状維持のまま、独立国家であるという主張が矛盾なくできよう。
中華民国=国民党という図式はすでに完全に崩れているのだ。さらに国民党に対しては強い牽制をかけた。
「台湾併合」など中国の脅威を明確に指摘
目下の国民党、民進党、民衆党の3党いずれも過半数を取れていない立法院では、国会の権力拡大を目指す国会改革法案提出にともなう混乱で病院送りにされた委員までいる状況だ。こうした野党の非協力ぶりを念頭に、「国家の利益は政党の利益よりも優先される」と訴えた。
また国民党立法委員団が中国の招きで訪中し、政府の方針と整合性の取れていない議員外交を中国と行おうとしている状況がある。こうした状況を踏まえてだろう、頼清徳は「誰もが団結し、国家を愛護する必要があります。どの政党も、併合に反対し、主権を守るべきであり、政治権力のために国家主権を犠牲にしてはなりません」と強く釘をさした。
頼清徳氏の総統就任前日、抗議デモを展開する第3党の民衆党支持者ら(写真:ロイター/アフロ)
中国習近平政権は、国民党取り込みによって行政院(内閣)と立法院(国会)の対立をあおり、世論を分断して台湾政治を混乱させようとしている。このままでは中華民国を作った国民党は、中華民国を中国に売り渡す売国政党のそしりを受けかねない、というわけだ。
そして中国の脅威を明確に大胆に指摘した。
「私たちは平和を追求するという理想を持っていますが、幻想を抱くことはできません。中国はまだ台湾を侵略するための武力行使を放棄していないため、中国の提案を全面的に受け入れ、主権を放棄したとしても、中国による台湾併合の試みはなくならないことを理解すべきでしょう」「世界の民主主義国と肩を並べて共通の平和共同体を形成し、抑止力による平和と戦争回避を実現しなければなりません」とはっきりと語った。
ほかにも台湾が第一列島戦の地政学的に重要な場所に位置することや、半導体やAI産業のグローバルサプライチェーンにおける圧倒的優位性があることをあげて、台湾が国際社会に必要とされている国家であることを強調。さらに台湾企業を世界に進出して、台湾を経済において「日の沈まぬ国」にするといった目標を打ち出した。
そうして「民主台湾は世界の光」「民主台湾は世界平和のかじ取り役」「台湾は世界を必要とし、世界は台湾を必要としています」と述べた。
中国は「(台湾は)外国勢力の捨て駒」と猛反発
2016年の蔡英文の演説がリベラルでバランスが取れていたと評するなら、今回の頼清徳の演説はナショナリズムとパトリオティズムが基調にある。読み取り方によっては、私たち民主義陣営国家に対して、台湾の国家承認を迫るようなニュアンスを感じるかもしれない。少なくとも、中国の脅威が眼前に迫る中で、「台湾を見捨てることはできまい」という覚悟を問われた気もする。
当然、中国の反応は強烈だ。中国国務院台湾事務弁公室の陳斌華報道官は21日夜、頼清徳総統の就任演説についてこう述べている。
「徹頭徹尾、台湾独立派の自白だ」
頼清徳総統のことを「台湾地区の指導者」と匿名呼びし「敵意と挑発、ウソと欺瞞に満ちている。台湾独立の立場をさらに過激に危険を冒し、主権独立、両岸は互いに隷属しない、台湾住民の自決など支離滅裂の間違いを語り、外部勢力の支援を乞うて、台湾問題の国際化を推進しようと画策し、外国に頼って独立を企んだり、武力で独立を謀ったりし続けている。これはいわゆる徹頭徹尾、台湾独立主義の自白だ。党内主流民意に背き、台湾海峡と地域の平和安定の破壊者だ」と強烈に批判した。
2024年1月に実施された台湾の軍事演習の様子(写真:AP/アフロ)
さらに、「台湾は中国の不可分の一部であり、その前途は台湾同胞を含む14億の中国人民が共同で決定する」「中国の発展を牽制したい外部勢力のお先棒を担ぎ先兵となっているが、台湾問題は純粋に中国の内政で外国の干渉を許さない。…外国勢力に支援を求めても、しょせん、外国勢力にとっては駒に過ぎない。台湾独立派は袋小路で、外国に頼って台湾独立を企んでも、結果は最悪で、駒は必ず捨て駒になるのだ」と述べた。
その上で、「民進党当局が外部勢力と結託して独立を行うならば、我々は必ず反撃し、必ず懲罰せねばならない。台湾地区指導者が反中抗中情緒を煽動して、武力で独立を企めば、それは台湾を熾烈な戦争の危険に追いやるだけで、広大な台湾同胞に深刻な災難をもたらすだろう」と恫喝した。そして「祖国完全統一は必ず実現する、実現できる」と締めくくった。
日本や米国など民主主義国家は台湾を守れるか
果たして中国が予告どおり台湾に「懲罰」を与えにくるのかどうか。
6月から11月にかけては中国解放軍の軍事演習シーズンであり、中国はすでに台湾を包囲するような「懲罰的軍事演習」を開始した。演習は2日間の予定だが、「連合利剣-2024A」と演習タイトルにAがラベリングされている。これは演習Bへの展開がありうるという意味でもあり、この種の懲罰的軍事演習が継続する可能性がある。
解放軍の内実をいえば、昨年の大量の軍内粛清と財政難による兵士の給与削減などで解放軍の士気は決して高くない。習近平は今年の全人代でも海上闘争準備など、戦争を意識した指示を出しているが、実際、すぐさま戦争できる状況ではないだろう。
米シンクタンクの戦争研究所(ISW)は「非戦争脅迫アクション」といういわゆる「グレーゾーンの脅迫」によって頼清徳政権下の台湾を脅し、その世論を揺さぶる可能性などを指摘している。
金門島など住民が比較的親中的な地域に対して、ロシアがクリミア半島に対して行ったような情報、政治、世論誘導などを取り混ぜたハイブリッド戦、武力統一と平和統一の中間のような形の侵略を仕掛けてくる可能性なども指摘されている。
どちらにして頼清徳政権の4年間、台湾は中国の厳しい脅威に直面し続けることは確かだ。問われるのは、日本や米国ら民主主義陣営国家の台湾との関係性に対する覚悟だろう。日本人は、この頼清徳の鮮烈な演説の呼びかけにきちんと答えることできるだろうか。
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