『口角泡を飛ばした米中首脳会談、瓢箪から駒の結末へ 秋の荒海をお互いに乗り切り、バンコクで初の対面会談か』(7/30JBプレス 高濱賛)について

7/30The Gateway Pundit<Trump Reacts To Pelosi’s Taiwan Trip – “Crazy Nancy Just Inserts Herself… Possibly Involving Insider Trading…?”>

環球時報の胡錫進(Hu Xijin,)は典型的な中国人。九段線を勝手に引き、尖閣や沖縄の領有も勝手に宣して、認めなければ、武力に訴えると。テロリスト国家そのものというか、もっと悪い。米国人は中国人の本性をずっと見誤ってきた。軌道修正すべき。デカップリングして経済を行き詰まらせたほうが良い。

From Truth Social:

Why is Nancy Pelosi getting involved with China and Taiwan other than to make trouble and more money, possibly involving insider trading and information, for her cheatin’ husband? Everything she touches turns to Chaos, Disruption, and “Crap” (her second big Congress “flop” happening now!), and the China mess is the last thing she should be involved in – She will only make it worse. Crazy Nancy just inserts herself and causes great friction and hatred. She is such a mess!!!

A propagandist for the Chinese Communist Party threatened Pelosi over the trip.

“If U.S. fighter jets escort Pelosi’s plane into Taiwan, it is invasion,” Hu Xijin, an analyst for the Chinese state-controlled Global Times propaganda outlet tweeted, according to the Free Beacon. “The PLA has the right to forcibly dispel Pelosi’s plane and the U.S. fighter jets, including firing warning shots and making tactical movement of obstruction. If ineffective, then shoot them down.”

https://www.thegatewaypundit.com/2022/07/trump-reacts-pelosis-taiwan-trip-crazy-nancy-just-inserts-causes-great-friction/

7/30The Gateway Pundit<Unusual Increase in China and US Military Activity in South China Sea as Tensions Flare Up Prior to Pelosi’s Trip to Taiwan>

ペロシが行くかどうかが見もの。米中どちらが張り子のトラか分かってしまう。

https://twitter.com/i/status/1553462302812282881

https://www.thegatewaypundit.com/2022/07/unusual-increase-china-us-military-activity-south-china-sea-tensions-flare-prior-pelosis-trip-taiwan/

7/30看中国<胡锡进恐吓击落佩洛西座机 推特被封 白宫回应(组图)=胡錫進はペロシの乗った飛行機を撃墜すると脅し、Twitterはブロックされ、WHは対応した (写真)>

上述のThe Gateway Punditで紹介した胡錫進(Hu Xijin,)。

https://twitter.com/i/status/1553087381049319424

デニー・ロイ氏の意見で、中国には純粋な民間組織はないと思った方が良い。個人でも商業登記は必要だし、ある程度の大きさになれば必ず党組織は作らされる。当局でなくとも民間や個人の肩書で意見を言わせ、アドバルーンや脅迫によく使う。便衣兵みたいなもの。中国には純粋なデモはなく、官製デモである。

https://www.secretchina.com/news/gb/2022/07/30/1013086.html

7/30希望之声<川普将起诉CNN!前白宫新闻秘书著书揭媒体堕落史=トランプ、CNNを訴える!元WH報道官はメディアの堕落の歴史を表す本を書いた>ドナルド・トランプ前米大統領は最近、CNNやその他のケーブルネットワークを名誉毀損で訴えるつもりであると発表した。またあるメディアは国民を欺いたと非難した。

トランプは声明で、「私に対して繰り返し中傷する発言について、訴訟を起こす意向をCNNに通知した」、「私はまた他の名誉毀損と、2020年の選挙を通じて、大規模な偽情報キャンペーンで国民をだます行動を採ったのを訴える」、「私は真実追求とこの国の未来のために戦うことを決してやめない」と述べた。

イフラ法律事務所は、書簡と数百ページの証拠を含む意向通知をCNNに送った。 CNNが選挙に関するトランプの主張を「大きな嘘」と呼んだことは、非常に中傷的であり、トランプが故意に大衆に嘘をついたことを示唆している。

ジョージ・W・ブッシュ大統領の下でWH報道官を務めたアリ・フライシャーは、2016年にトランプ大統領が就任以降、メディアは数え切れないほどの「彼にとって残酷、不公平で、偏見を帯び、間違った、有害なニュース」を生み出してきたと考えている。

フライシャーは 7 / 26にニクソン図書館で講演し、彼の新しい本「抑圧、欺瞞、俗物、偏見:なぜジャーナリズムはこのように間違い、気にも留めないでいられるのか」を推薦した。

彼は演説の中で、「それらの大手メディアは事実や真実を報道しなかった。彼らが次々と間違った記事を編集していったとき、彼らは撤回せず、謝罪もしなかった。彼らはトランプ大統領に決して謝罪しなかった。傷つけられた人に決して謝らなかった。その後、それらの人達は匿名のメッセージで連絡を取り合い、話を作り続けている」、「彼らはもはや偽装さえしない」

フライシャーの新しい本は、1970 年代から今日までのジャーナリズムの堕落をたどっている。彼は、20 年以上前に遡って、メディア関係者は自分たちの仕事は「真実、客観性、公平性」に忠実であることだと考えていたと述べた。その後、大学教育を受けた民主党のメディア関係者のグループが勝手に、ニュースを誤って報道し始め、米国人の立場や視点を二極化し、分断させた。「それはすべて、メディアの幹部、アンカー、ネットワークの幹部によって引き起こされた」

「今、エキサイティングなのは、市民ジャーナリストの台頭である。一部の若い保守派はソーシャル メディアで真実のニュースを配信しており、大手主流メディアは死につつある」とフライシャーは述べた。

フライシャーの新しい本は、Publishers Weekly で 6 位になり、アマゾンでは 76% の書籍購入者が 5つ星を付けている。ある読者は、「この本は、党派に関係なく、すべての市民がそこから何かを学ぶために必読である」と書いた。

メデイアはどの国でも左翼に堕し、真実報道を軽んじてきたから。朝日をはじめ部数減は当然の報い。

https://www.soundofhope.org/post/641612

7/31阿波羅新聞網<华邮专栏:佩洛西亚洲行初期访台 外交消息证实【阿波罗网报道】=WPのコラム:ペロシはアジア歴訪の初期に台湾を訪問、外交筋が情報を確認[アポロネット報道]>WPのジョシュ・ロギン記者は、外交筋がペロシは来週台湾を訪問する予定であると述べたとツイートした。「これは彼女のアジア旅行の初期段階であるだろう」と。ブルームバーグは別の情報通を引用し、ペロシは日本、インドネシア、シンガポールに泊まる予定だ。計画は公開されていないため、両名の情報源は匿名を要求した。

下の何清漣のツイートでは、8/4にフィリピンのクラーク米空軍基地を経由して台湾を訪問すると。

https://www.aboluowang.com/2022/0731/1782923.html

7/31阿波羅新聞網<党史上未曾有过!习召集“四无会议” 有何信号=党史上初!習が「4なし会議」を開いたのは何の合図か>陳破空は、いわゆる「4 なし」会議は、ペン、紙、水カップ、バナーがないことを意味すると述べた。かつて、2017 年 7 月、中共政治局委員で、重慶市党委員会書記であった孫政才が解任されたとき、中共は「4 なし」会議を招集した。上の方に上級官員が座り、孫政才の状況について述べ、下に座った役人はメモを取ることを許されなかった。同年8月、当時中共軍総参謀長だった房峰輝と総政治部主任の張陽が解任され、張陽は後に自殺し、中共は再び「4 なし」会議を招集した。 .

何の前触れか?

https://www.aboluowang.com/2022/0731/1782944.html

7/30阿波羅新聞網<中共权贵要当心!瑞士:如有必要 将制裁北京—中共若侵台 中立国瑞士高喊:会与欧盟一起制裁=中共の権貴は要注意!スイス: 必要に応じて、北京は制裁を受ける — 中共が台湾を侵略すれば、中立国のスイスは叫ぶ::EU とともに制裁する>ロイター通信は土曜日(7/30)、スイスの経済制裁当局の長官がメディアとのインタビューで、中共が台湾に侵攻した場合、中立国は欧州連合に従い、中共に制裁を課す見込みであると述べたと報じた。

中立国であっても侵略は見逃さないのは正しいやり方。

https://www.aboluowang.com/2022/0730/1782891.html

何清漣 @HeQinglian  9h

ナンシー・ペロシ下院議長は訪日中、岸田文雄と会談する予定。 https://rfi.my/8cfx.T

NBCテレビは28日、ペロシが29日に代表団を率いてアジアを訪問すると報じた。目的地は日本、韓国、マレーシア、シンガポールなどで、台湾を訪れるかどうかは今のところ不明である。

胡錫進は、ナンシーがいつ台湾を訪問しても阻止すると述べた。

——バイデンの就任から 2 年足らずで、米国の蓄財のほとんどが堂々とまだそこにある。訪問すれば、面子はどうなる。公に発表したことは明らかに気勢を上げただけである。

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rfi.fr

ナンシー・ペロシ下院議長は訪日中、岸田文雄と会談する予定。

米NBCテレビは28日、ナンシー・ペロシ下院議長が代表団を率いて現地時間29日にアジアを訪問すると報じた。目的地は日本、韓国、マレーシア、シンガポールなどが含まれるが、台湾を訪問するかどうかは今のところ明らかではない。別の情報筋によると、ペロシは台湾を訪問する予定を断念していない。

何清漣 @HeQinglian  3h

目下、世界はまさに岐路に立たされており、日本の林芳正外相の言葉よりもはるかに複雑である。

短期的には、ロシア・ウクライナ戦争により、地政学の国家安全保障が最優先事項になった。

長期的には、米国バイデン政権が推進するLGBTQI+第4世代フェミニズム+マリファナ+BLM(CRT)が、米国の安全保障に取って換わり、今後の大きな問題になる。

バイデンとウクライナファンは、これらの問題を考慮することができない。後者の危険性を知っている少数の人は、「進歩派の啓蒙を圧倒すれば、国を滅亡から救える」に迷い込んでいる。

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引用ツイート

RFI 中国語 – RFI @RFI_Cn  13h

日本の外相:ウクライナで起きたことを、世界の他の地域で起こさせてはならない。 https://rfi.my/8cgI.t

何清漣 @HeQinglian  3h

心あるツイ友は、私がかつてこのツイートを発したことを覚えていることを願っている。

今年の中間選挙の後、民主党が議会を支配し続ければ、来年には米国の半数の州がプライド月間(LGBTQ)を当たり前とし、15 歳未満の若者がすぐに参加することになる。

米国での大麻の販売も急速に増加する。

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何清漣 @HeQinglian  3h

ファースト文化の時代と知っているが、この種の深刻な社会病の追跡記事は多くの人に読まれないが、それでも真剣に勧めたい。

文化的マルクス主義が西側を破壊しているが、米国にはBLMのような暴れ馬+マルクス主義者がいて、破壊のスピードは特に速い。

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引用ツイート

デビッド(英国ウォッチ) @david_david1968  4h

解濱:文化的マルクス主義が米国を破壊している 。https://groups.google.com/g/2ncn/c/DIVTQSFiM6o

何清漣 @HeQinglian  2h

この記事に、5 分間を費やすことをお勧めする。興味深いことに、ドイツの専門家と米国の専門家は異なる立場をとっている。

ドイツの専門家は「800の敵を痛めつけるが、自国の損は1000である」と考えている –専門家自身がエネルギー不足の痛みに苦しみ、普通の人達に共感しているため

米国のイェール大学の専門家は、原油価格の高騰とインフレは別として、ドイツ人のようなエネルギー不足の痛みを感じていないため、制裁の継続を提唱している。ドイツの自国の損の2,000 はそれとは何の関係もない。

——立場が研究成果を左右する😂

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引用ツイート

DW 中国語—ドイツの声  @dw_chinese  7月30日

ロシアに対する制裁で、ロシアは大きな打撃を受けており、金融市場の見通しは「世界で最悪」と言えるか?それとも西側は「800の敵を痛めつけるが、自国の損は1000である」のか? https://p.dw.com/p/4Erre

何清漣 @HeQinglian  2h

ペロシの台湾訪問について、“RFI”は、ペロシが8/4にフィリピンのクラーク米空軍基地を経由して台湾を訪問し、台北で蔡英文総統と会談するというニュースを引用して発したので世界中に広まった。

私は今、ペロシが8/4に封神の如く飛び、台湾に向かえば、中共は張り子の虎になる。彼女がアジア歴訪に行かなかったら、米国は張り子の虎になることはない。素晴らしいことは、ニュースがWHから来たのではなく、RFIが匿名の人物を引用したというニュースである。

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高濱氏の記事では、昨日の本プログで近藤大介氏は習もバイデンとの電話会談会談が絶対必要だったと。また、訪台スケジュールで何清漣のツイートとも言っていることが違う。習はトランプ再出馬の目なしと思っているなんて、米国情報をきちんと取っていればあり得ないのでは。

いろんな情報ソースがあるので、事態が起きてみなければ、誰の意見が正しかったのかは分からない。今週の進展を期待して見てみましょう。

記事

中国の習近平国家主席と電話で会談するジョー・バイデン大統領(7月28日、提供:White House/ZUMA Press/アフロ)

「病み上がり」バイデン氏が電話会談要請

ジョー・バイデン米大統領と中国の習近平国家主席は7月28日、電話会談した。

米東部時間では午前8時半(北京時間同日午後9時半)頃から始まった会談は2時間17分に及んだ。

会談の要請は、バイデン氏の国家安全保障担当補佐官からカウンターパートの楊潔篪・外交担当国務委員を通じて習近平氏に出された。

バイデン氏は7月21日にPCR検査で陽性反応が出た。習近平氏は直ちに22日、見舞いのメッセージを送った。

バイデン氏は、27日、陰性になり職務復帰した。習近平氏との会談は「病み上がり」の初の外交になった。

通訳が訳さねばならない時間を差し引けば、両首脳の発言時間は正味約1時間。

1人30分間自らの言い分を一方的にしゃべりまくり、相手はその間、耳を傾けたということになる。

両者の間でやり合う場面があったのか。相手を遮って反論したのか。対面会談のように生々しいやり取りがあったのか。

(こればかりは分からない)

米中首脳の対話は3月のテレビ電話会談以来。2021年1月のバイデン政権発足以降は、オンライン形式なども含め5回目だ。

米メディアの前触れ記事では、最大の焦点は、ナンシー・ペロシ下院議長の8月台湾訪問を発端に燃え上がった米中間のレトリックの応酬をめぐって、両首脳がどう矛を収めるか、だった。

それでなくとも5月下旬、東京での日米首脳会談後の記者会見で、バイデン氏は台湾有事の際は米国が軍事関与すると明言した。

中国はこれに激しく反発。その緊張感がこれまでずっと尾を引いてきた。

台湾防衛をあいまいにしてきた歴代政権の政策修正と受け止められかねない発言で、今回の会談は、バイデン政権として踏襲していく方針を明確にする狙いもあったもようだ。

バイデン政権発足以降、米中は双方の言い分をぶちまけ、1月にはサリバン氏と楊潔篪氏とがアラスカで長時間にわたって激論を戦わした経緯がある。

皮肉なことだが、米中双方はテレビカメラが回っている中で罵詈雑言を浴びせ合い、双方の主張をぶつけ合った結果、相手の基本姿勢を知り尽くしている。

首脳会談は単に外交だけではない。よって立つ国内基盤が盤石でなければ外交も何もあったものではない。

翻ってバイデン氏、習近平氏にとっては、秋に向けて微妙な国内政治状況が待ち構えている。

バイデン氏には、負け戦になりかねない中間選挙が11月6日(8日の誤り)に控えている。

上下両院を野党・共和党に奪還されるかもしれない。負ければ、残りの任期2年は完全な「レイムダック」になってしまう。

一方の習近平氏にとっても、中国共産党総書記の継続を決める5年に一度の全国代表大会が控えている。

前回の全国代表大会は、2017年10月18日から24日までだった。今回もおそらくこの前後に開かれるはずだ。

党史上初の3期総書記になって毛沢東と並び称される指導者になろうとする同氏の野心がかかった秋になる。

米中新冷戦下で、両首脳に共通していることは2人とも現在超大国を治める権力者だということ。

お互いに波風を立てずに秋を迎えたいはずだ。

特に高齢のバイデン氏はパンデミックの最中に起こっている森羅万象(コロナ対策、ウクライナ危機、インフレーション)に対処し切れず、厳しい政権の舵取りを強いられている。

そうした中で春以来くすぶっていた「議会の女帝」であるペロシ下院議長の台湾訪問計画がにわかに再浮上、これに中国が激しく反発したのだ。

中国国防省は7月26日の報道官談話で「米側が(ペロシ氏の訪台を)独断専行すれば中国軍は決して座視せず、必ず強力な措置を取る」と威嚇した。

米メディアは台湾海峡で一触即発の状況になってきたと煽り立てた。

「台湾海峡をめぐる米中の軍事力による威嚇行動がペロシ訪台を機に一気にエスカレートした。まさに火に油を注いでしまった」(米主要メディアの外交記者)

ホワイトハウスは会談の詳細明らかにせず

今回の首脳会談ではこれについてどんなやり取りがあったのか。

会談後、ホワイトハウスが公表したリードアウト(会談内容を要約した公式声明)は200字未満の短いものだった。

一、バイデン大統領はウクライナ情勢に関する米国および同盟国のスタンスを説明した。

二、大統領は中国がウクライナ侵略を続けるロシアに物的支援を提供することで生じる結果について説明した。

三、大統領はウクライナ危機に対する外交的解決への支持を表明した。

四、米中首脳は、米中間の競争を管理・運用するために両者がコミュニケーションラインを維持する重要性について合意した。

五、大統領は米国の台湾政策には変化がないこと、現状維持を変えるいかなる一方的な変化には引き続き反対することを強調した。

六、両首脳は、今後重大な時期を迎える中で双方の政策チームに今日の会談をフォローアップするよう指示する。

https://www.whitehouse.gov/briefing-room/statements-releases/2022/07/28/readout-of-president-bidens-call-with-president-xi-jinping-of-the-peoples-republic-of-china/

一方、中国国営の新華社によると、習近平氏は台湾問題について以下のように述べた。

一、台湾問題の歴史的経緯は明白で、両岸が同じ一つの中国に属するという事実と現状ははっきりしている。「一つの中国」の原則は中米関係の政治的基礎だ。

二、台湾独立に向けた分離の動きと外部勢力の干渉に断固として反対する。

三、台湾問題に対する中国政府と中国人民の立場は一貫しており、中国の国家主権と領土保全を断固として守ることは14億人余りの人民の確固たる意志だ。

四、民意に背くべきでなく、火遊びは必ず身を焦がす。米国はこの点をよく認識することを望む。

https://english.news.cn/20220729/28e38973384f488996949220c94ecdce/c.html

共にペロシ氏の訪台計画について、どんなやり取りがあったかを公にしてはいない。

「行く行かないはペロシ氏が決めること」

バイデン大統領の国家安全保障会議(NSC)に新設の戦略広報調整官というポストがある。

国防総省スポークスマンだったジョン・カービー氏が、今年5月から同ポストに就任している。

そのジョン・カービー戦略広報調整官が米中首脳会談前に、ペロシ氏の訪台についてこう述べていた。

「ペロシ氏が台湾を訪問するかは自分で決める。同氏が外国を訪れる場合は、環境に応じた(安全に関する)情報を日常的に提供している」

「(大統領継承順位が副大統領に次いで第3位の)ペロシ氏の外国訪問時の安全は米国の安全保障にとって重要だ」

https://www.youtube.com/watch?v=V0MPCMyCgM4

つまり、ペロシ氏が台湾に行く行かないについて大統領がうんぬんする立場にはない。しかし行くことを決めたらその身辺警護には米軍が責任をもって当たると言っているのだ。

ということは当然、大統領専用機か軍用機を提供するということになる。米中外交に携わってきた米国務省元高官はこの点についてこう推測する。

「ペロシ氏は中国のチベットやウイグル自治区での人権抑圧について批判してきたし、台湾に対する中国の軍事的脅威について警告を鳴らしてきた」

「だから今回、台湾を訪問すると言い出したのも思いつきではない。下院議長が訪台し、台湾の蔡英文総統と会うことの外交的意味合いも十分認識している」

「ペロシ氏は 米中首脳会談1週間前の7月21日の定例記者会見でこう述べていた。『私がいつ、どこの国を訪問するかは明かさない。国家安全保障上の理由からだ』」

「『ただわれわれは台湾をサポートせねばならない。われわれは台湾が(中国と分離した)独立国家だといったことは一度もない。それを決めるのは台湾だ』」

「ペロシ氏は『(自分の訪台について)バイデン大統領が言ったのは、私の搭乗した航空機が中国軍によって撃ち落とされるのを軍が心配したということでしょう』と述べた」

https://www.speaker.gov/newsroom/72122-2

「訪台を断念する気はさらさらないようだ。もう一つ、同氏の訪台には、共和党が諸手を挙げて賛成・支持していることも織り込み済みだ」

「ドナルド・トランプ前大統領の側近だったマイク・ポンペオ前国務長官、マーク・エスパー前国防長官、ジョン・ボルトン前国家安全保障担当補佐官らは、ペロシ訪台に賛成している」

「ペロシ氏にはもう一つの狙いがある。中間選挙を控えて共和党がバイデン民主党に対し物価高やインフレを批判している」

「中間選挙での焦点は経済。有権者の目を経済から逸らすために台湾問題を持ち出そうとする狙いも見え隠れしている」

「だとすれば、バイデン氏としても『米軍当局は(米中軍事衝突を招きかねない)ペロシ訪台を懸念している』などと嘯いているわけにはいかなくなってくる」

元国務省高官はさらにこう続ける。

「ペロシ氏は某同盟国経由で訪台する。ワシントンから同盟国までは米軍用機で行き、そこから台湾へは米民間航空機に乗り継いで飛ぶのだ」

「これまで台湾には米軍機は離着陸したことがない。『一つの中国』を堅持している以上、台湾に米政府管理下の航空機は離着陸させないという考え抜いた理屈だ」

「おそらく、バイデン氏はこうした理屈で習近平氏を説得したのではないだろうか。習近平氏にとっても党全国代表大会を前に米中軍事衝突といった事態は招きたくない」

「バイデン氏が『一つの中国』を堅持するというのであれば、ここは矛を収めざるを得ないだろう。それに今バイデン氏に恩を売るのも得策かもしれない」

「習近平氏には、反中強硬派のトランプ氏は米議会乱入事件で再出馬の芽はなくなったという認識があるのかもしれない」

そうした総合判断から、これならペロシ氏のメンツも習近平氏のメンツも立つという理屈になるとの分析だ。

フォローアップで対面会談に向けて弾み

ホワイトハウスの会談内容に関するリードアウトの最後の下りに注目する者もいる。

「両首脳は今後重大な危機を迎える中で双方の政策チームに今日の会談をフォローアップするよう指示する」

すべてがネガティブであったのならば「今日の会談をフォローアップ」する必要はないからだ。

無党派シンクタンクのスティムソン・センターのユン・サン中国政策ディレクターはこう指摘する。

「今回の電話会談のムードと成果がこの秋の対面首脳会談が実現するか、影響を及ぼすだろう」

「両者は2011年以来、副大統領、党軍事委副主席当時から顔見知りの間柄だ。11月にバンコクでASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議が開催される。バイデン、習近平両氏も出席するだろう」

https://www.nytimes.com/2022/07/28/us/politics/biden-xi-call-china.html

習近平氏がめでたく第3期党総書記となり、バイデン氏が辛うじて中間選挙を乗り切った(?)後にバンコクで対面会談する可能性は十分あり得る。

「ペロシ訪台は米中軍事衝突の引き金?」と騒ぎ立てたメディアの予想とは裏腹に、事態は収まりそうな雲行きになってきた。

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