『米国を象徴するカリフォルニアとテキサスの壮絶な争い ワクチンから人口中絶まで「カルチャー戦争」で激突』(10/11JBプレス 高濱賛)について

10/11The Gateway Pundit<The CIA “Continued the Effort to Try to Destroy Trump and They Realized the Only Way They Could Do It Was They Had to Steal the Election” – Former CIA and State Department Employee Larry Johnson>

役人と民主党だけで不正選挙ができるはずもなし、ユダヤグローバリストの大きな力が働いたからできたと思っています。

https://www.thegatewaypundit.com/2021/10/cia-continued-effort-try-destroy-trump-realized-way-steal-election-former-cia-state-department-employee-larry-johnson/

10/11The Gateway Pundit<BREAKING: Arizona Attorney General Fires Off Letter to Secretary of State — Demands Documents Based on Forensic Audit Results>

敵は時間稼ぎしています。でも米国民は徐々に不正選挙に気づいています。

https://www.thegatewaypundit.com/2021/10/breaking-arizona-attorney-general-fires-off-letter-secretary-state-demands-documents-based-forensic-audit-results/

10/11The Gateway Pundit<HUGE EXCLUSIVE: New Report Reveals COVID-19 Was a Planned Bioweapon by China’s People’s Liberation Army>

小生はこの意見に賛成です。

https://www.thegatewaypundit.com/2021/10/exclusive-reports-uncovered-show-covid-19-planned-bioweapon-chinas-peoples-liberation-army/

10/12阿波羅新聞網<故意的?6.3万写成90万 纽时误报染疫童住院数 更正致歉 网友质疑为何记者没被开除=意図的に?NYTは疫病感染して入院した児童数を63,000名でなく 900,000と誤って書いた。訂正して謝罪したが、ネチズンは、なぜ記者が解雇されないのか疑問に思う>NYTの健康と科学記者であるアポーバマンダビリー(Apoorva Mandavilli)は頻繁に間違いを犯しているが、米国では90万人の子供が新型コロナ肺炎で入院したと誤って報道した。NYTは訂正を行い、謝罪し、実際の数は63,000人であると明らかにした。ある人々は、なぜマンダビリーが解雇されないのか疑問に思う。「彼女は公然と嘘をついた。小さな間違いではなく、かなり大きな差がある。新型コロナ肺炎の恐怖を言いふらしたので、彼女は去るべきだ!」。今年5月のマンダビリーツイートは論争を引き起こした。「いつの日か、新型コロナウイルスは中国の武漢研究所から漏れたとの議論をやめ、人種差別の根本原因を認めることさえあるかもしれないが、その日はまだ到来していない」。

マンダビリーの写真を見るとインド系のように見える。論理のすり替えは中国人の得意とするところですが、彼女はウイルス起源調査を人種差別にすり替えたのは左翼だからか。わざと数を間違え、恐怖を煽るのも。

https://www.aboluowang.com/2021/1012/1658189.html

10/12阿波羅新聞網<IMF女总裁丑闻缠身!窜改数据抱中共大腿 传美、日要她下台=IMF女性CEOはスキャンダルに襲われた!中共の太ももに抱き着くためのデータ改竄 米国と日本が彼女に辞任することを望んでいると噂されている>国際通貨基金(IMF)の専務理事であるクリスタリナゲオルギエバは、2017年に世界銀行のCEOを務めていた間、中国に利益をもたらすためにスタッフに圧力をかけ、データを改竄したとして非難された。役員会が何度か開かれ、 IMFの大株主である米国と日本は激怒し、ゲオルギエバの辞任を要求したと報じられたが、一部の欧州国は同意しなかった。現在は対峙して譲らず、交渉が進行中である。

数字の改竄・捏造を許す国がどこにある?欧州のどこの国か?フランス、ドイツ、イタリア、イギリスとのこと。世銀時代の不祥事で彼女は弁明の機会なく、事実ではないとの主張。まあ、信じられませんが。

https://www.aboluowang.com/2021/1012/1658184.html

10/12阿波羅新聞網<习近平口称“统一”谴责“分裂”:不小心揭了中共“疮疤”= 習近平は口では「統一」を言い、「分裂」を非難する:中共の「傷跡」をうっかり暴露した>中華民国国慶日(10/10)の前日、習近平共産党書記長が「祖国の完全統一は歴史的任務であり、国家を分裂させる人々は決してうまく終わったことがなく、間違いなく歴史の審判を受けるだろう」との演説を行った。習近平は「統一」について語り、「分裂」を非難したが、彼はうっかり中共が中国を分裂させた歴史的真実を明らかにした。中国分裂の真犯人は他に誰もおらず、中共自体である。

習近平の間違った話は嘲笑された

習近平は演説の中で、「革命の先駆者」である孫中山がかつて「統一はすべての中国国民の希望である」と述べた。「台湾問題は民族が弱く混沌とした時代に引き起こされた。必ず民族を復興させて解決し、これは中華民族の歴史の大勢によって決定される。さらに言えば中華の子女の共同意思とも言える。孫中山が次のように述べたように、世界の流れは果てしなく広い。それに従うと繁栄し、それに逆らうと滅びる」と。

しかし、外部は習近平が孫中山の元の話の意味を逆転させたことを見つけた。

中国最大の教育訓練機構(塾)であるオンライン教育プラットフォーム「新東方オンライン」の質問バンクによると、孫中山の「世界の流れ」は国際的な「政治の民主化」の流れを指し、習近平は中共の統一促進、反独立と言うとき、孫中山の考えとは完全に異なる意味を持っている。

中華民国行政院長の蘇貞昌は10/9、中共の「中華人民共和国」は1949年にやっと建国され、中華民国は1911年の辛亥革命によって建国されたと述べた。中共は中華民国の美を掠め取れず、「歴史を歪曲することはできない」と。

ネチズンは習近平の間違った話を再び嘲笑した。「あなたの先生はあなたにどんな原稿をくれたのか?」「彼は高校に行かなかったのか?」「彼は小学校を卒業しただけでこんな重要な談話ができる。これを見れば、彼は本当に高校に行かなかった」、「中国で高校に通っている限り、彼が冗談を言っていることを知っている!」

まあ哀れな独裁者と言うところ。

https://www.soundofhope.org/post/554100

10/11阿波羅新聞網<太上皇政变!解放军报大谈军事政变!【阿波罗网报道】=太上皇のクーデター!解放軍報が軍事クーデターについて語る! 【アポロネット報道】>アポロネット秦瑞記者の報道:10/11、中共軍の喉と舌「解放軍報」が「令名・名節は常に地に落ちない」という驚くような記事を報道し、明朝の有名な太上皇の復辟—「門を奪う変」は衝撃的である。

記事は明朝の名臣于謙を主人公として書き出し、「名節を保持する」ことの重要性について話す。

ただし、次の部分では、下の説明が表示される。

「明王朝の英宗が 『門を奪う変』を発動したとき、于謙は全体を見て、社稷を守り、強力な軍を抱えながらも対峙して動かず、冤罪で投獄されたとしても、争わなかった」

資料によると、『門を奪う変』は南宮の復辟とも呼ばれ、明朝の朱祁鈺の景泰八年(1457年)の正月に起きたクーデターで、太上皇朱祁鎮が復辟し、皇位を奪回した。

景泰8年(1457年)の正月に、明王朝の朱祁鈺は重病になり、16日の夜、石亨や徐有貞などの大臣は、千人以上の兵士を率いて紫禁城を攻撃し、南宮宮殿の門を打ち破り、英宗を連れ出すため東華門に直行した。門を守っている戦士は東華門を開けなかった。英宗は前に出て「私は太上皇だ」と言った。戦士は門を開けざるを得なかった。

夜明けに、大臣は「奉天殿」に到着し、英宗が龍の椅子に座っているのを見た。徐陽貞は「太上皇が復辟する」と叫んだ。歴史的には『門を奪う変』または「南宮復辟の変」として知られている。

英宗の復辟後、朱祁鈺は西宮殿に移され、その後まもなく亡くなった。

ここで著者が于謙を紹介していることは注目に値する。「全体を見て、社稷を守り、強力な軍を抱えながらも対峙して動かず、太上皇のクーデターでも、軍は「動かず」成り行き任せにした!」

習近平派と江沢民派の間の激しい内部闘争の政治的背景の下で、この記事は中共軍の喉と舌の「解放軍報」で審査、公開されることができたのは衝撃的である!

習を降ろして、江にはならない(年だから)し、胡錦涛にもならないでしょう。胡は江ほどの力はない。曽慶紅は国家副主席だけなので跡目は継げない。新人しかいないのでは。まあ、軍は政治とは関係しませんという所でしょう。

https://www.aboluowang.com/2021/1011/1658023.html

10/12阿波羅新聞網<缺电危机 中共禁澳煤自食恶果…=電力不足の危機、中共はオーストラリアの石炭を禁止し、自業自得・・・>昨年末からオーストラリアの石炭の輸入が禁止され、中国のネチズンの中には、最近、浙江省が近隣のカザフから136,000トンの石炭を購入したというニュースを流したが、実際に購入したのは「オーストラリアの石炭」だった。カザフは「オーストラリアの石炭」を買い、高く中国に転売した。周り回って、買ったのは結局オーストラリアの石炭だけである。

まあ、いろんな国が潤えるのだから良しとすれば。

https://www.aboluowang.com/2021/1012/1658421.html

何清漣 @ HeQinglian 9時間

NY州の保釈改革法により、NYの薬局の生活必需品が略奪され、盗まれた製品はアマゾンで転売される。

https://guruin.com/news/43592

NYは第三世界への惨めな変貌:店の商品が一掃される 万引きが急増しているhttps://6parknews.com/newspark/view.php?app=news&act=view&nid=510943

NYの民主党の有権者は、願ったりかなったりである。NYの華人バイデンファンの選択:1.ゼロドルでの購入に参加。2.デマとして斥け、信じないことを選択。

guruin.com

NY州の保釈改革法により、NYの薬局の生活必需品が略奪され、盗まれた製品はアマゾンで転売される-Guruin.com

歯磨き粉、洗顔料、消毒液などの生活必需品は、盗まれ尽くしたため、NY市の薬局の棚では珍しく高級品になっている。州の保釈

何清漣 @ HeQinglian 5時間

タイトル:ますます多くのバイデンの盟友が彼の執政の仕方に失望している

内容はさまざま:ペンシルベニア州の民主党員は国境危機と和解法案の「ゼロコスト」の主張に不満を持っている:フロリダ州の民主党員はバイデンが議会議員だったときほど才能がないことに気づいた:穏健派は、バイデンが自分達とのコミュニケーション不足のため不満を持っている:ほとんどの民主党の有権者は、バイデンが彼らにふさわしい利益をもたらさなかったと考えている。

-これは、民主制度が「投票が利益に置き換わった」後のジレンマである。

引用ツイート

Fox News  @ FoxNews 6時間

バイデンは民主党員の支持率が下がるにつれ不安定に

https://foxnews.com/politics/biden-shaky-ground-democrats-poll-numbers-slide

Biden on shaky ground with fellow Democrats as poll numbers slide

https://foxnews.com/politics/biden-shaky-ground-democrats-poll-numbers-slide

何清漣さんがリツイート

BE CALM  @ keepcal53784560 2時間

返信先:@HeQinglianさん

記者は左派エリートに話をさせるようにし、大統領はバイデンに変化を生ませ、民主主義はロバ党を去勢させ、トランプは現代米国に放棄され、警察は街のギャングに取って替えられ、公民の権利はワクチンを遠ざけ、米国における社会主義の継続的かつ徹底的な進展に伴い、多くの、多くのことが起こっている!

何清漣さんがリツイート

萧生客 SSK  @ SSK2024 1時間

「バイデン大統領が宣誓してから数週間内に、司法省は公民権訴訟を却下した。この訴訟はイェール大学による露骨な人種差別に反対したもの。イェール大学は学生募集時にアジア系米国人を差別している」

彼らは公然と露骨にそうした、しかし司法省は人種差別を防ぐことはバイデン政権の司法省の管轄内ではないと裁定した! 「クルス:法執行は党派の利益に基づいている、司法省は私法省か?」 https://mp.weixin.qq.com/s/Ar6N2fMHWhKkuuvs7zZNQA

高濱氏の記事で触れていないのは、カリフォルニアは民主党州知事にありがちなアンテイファやNLMに甘く、治安が悪化しているからでしょう。警備に金をかけるのであれば、その必要のないところに移ったほうが良い。

ただこれも民主党の戦略で、共和党の州を青くするための国内移民と見ることもできます。国内移動は防げないでしょうから、難しい所です。

記事

テキサス州ダラス市のダウンタウン

ドジャースとアストロズの激突か

ワールドチャンピンを決めるメジャーリーグは目下、地区優勝争いたけなわ。

本来ならスポーツとは政治、党派とは無関係なはずだが、ここまで分裂している今の米国ではブルー・ステート(民主党支配州)、レッド・ステート(共和党支配州)、どちらの州が覇者になるかは別の意味を持ち始めている。

ナショナルリーグ(NL)のロサンゼルス・ドジャース、サンフランシスコ・ジャイアンツを有するカリフォルニアとアメリカンリーグ(AL)のヒューストン・アストロズのテキサスがワールド・シリーズで激突する可能性も出てきた。

そうなれば互いにライバル意識を燃やしている州民にとっては大統領選並みの「関ケ原の合戦」ということになる。

カリフォルニアのライバルといえば、かつてはニューヨークだった。

ところがここ10年、人口、GDP(国民総生産)、先端技術力、労働力においてカリフォルニアはニューヨークに大きく水をあけ、名実ともに全米最大州となった。

人口数で言えば、カリフォルニア州は2019年7月現在、3951万2223人。第2位はテキサス州2895万5881人、次いでフロリダ州2147万7737人、ニューヨーク州は1945万3561人と第4位に陥落してしまった。

https://www.census.gov/quickfacts/fact/table/CA,TX/PST045219

GDPでもカリフォルニア州は3兆2901万ドル、2位はテキサス州(1兆9503万ドル)、3位はニューヨーク州(1兆8682万ドル)。

カリフォルニア州は英国(3兆1246万ドル)を抜いて世界5位、テキサス州はカナダ(1兆8834万ドル)を抜いて世界9位だ。

財政規模はカリフォルニア州は歳入2499億2343万9000ドル、歳出2483億8692万9000ドル、税収1390億4942万3000億ドル。

テキサス州は歳入1094億2825万ドル8302ドル、歳出1063億6558万8422ドル。

https://www.sco.ca.gov/ard_state_cafr.html

https://bivisual.cpa.texas.gov/CPA/opendocnotoolbar.htm?document=documents%5CTR_Master_UI.qvw

https://www.statista.com/statistics/248053/us-real-gross-domestic-product-gdp-by-state/

テキサス州は、歴史的には綿花、トウモロコシ、小麦など農業や牧畜業が盛んな南部の一農業州だった。ところが、1901年、同州南東部で油田が発見されて以降、経済構造が一変した。

豊かなエネルギー源を求めて全米からヒトとカネが殺到し、石油、エネルギー産業の世界的拠点になった。

今や、ハイテク、通信、運輸産業、宇宙産業を主要産業とする大産業州にのし上がっている。

テキサス州は、17世紀にはスペイン領、その後メキシコ領となり、1836年から45年までは「テキサス共和国」だった。アメリカ合衆国に併合されたのは1845年だった。

カリフォルニア州は、1848年に金が発見されて以降、全世界から一獲千金を夢見る男たちが殺到し、ゴールドラッシュが始まった。

労働力とカネは新たなビジネスを創出し、今や製造業、不動産・建設業、観光業、メディア、エンターテインメント、ハイテク産業といった多岐にわたる分野で他の追随を許さぬ存在になっている。

ヒトとカネは文化、教育を育み、東部アイビーリーグに追いつき追い越せという官民挙げての教育熱は、州立のカリフォルニア大学バークレー校といった最高学府を創出。

バークレー校のノーベル賞受賞者は110人と米ハーバード大学、英ケンブリッジ大学に次いで全世界で第3位だ(ちなみにテキサス大学オースティン校のノーベル賞受賞者は13人)。

https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Nobel_laureates_by_university_affiliation

ブルー・ステート対レッド・ステート

カリフォルニア州とテキサス州は人口やGDPだけで競い合っているのではない。

カリフォルニア州はギャビン・ニューサム知事を擁する「民主党の牙城」。米議会の「女帝」、ナンシー・ペロシ下院議長はじめカマラ・ハリス副大統領(前上院議員)、アダム・シェフ下院議員らを中央政界に送り出している。

2020年の大統領選挙ではジョー・バイデン候補は全投票数の63.48%を得た。ドナルド・トランプ氏は34.32%しか獲得していない。

一方のテキサス州はグレッグ・アボット氏が現在州知事の共和党の金城湯池。

ワシントンには次期共和党大統領候補の一人と目されるテッド・クルーズ上院議員を送り出している。

2020年の大統領選ではトランプ氏は全投票数の52.06%、バイデン氏は46.48%を獲得している。

カリフォアルニア州は、かつては共和党はリチャード・ニクソン、ロナルド・レーガン各元大統領を輩出した「レッド・ステート」だったが、今は「ブルー・ステート」のリーダー格になっている。

民主党に登録した有権者は、2021年時点で全有権者のうち46.5%。2017年よりも1.7ポイント増えたのに対し、共和党に登録した有権者は24.1%。2017年に比べて25.9ポイントもダウンしている。

人口規模、GDP、生産力だけでなく、民主党、共和党の政治主導権争いでも真っ向から対立している。「分裂する米国」の縮図といってもいい。

保守対リベラルの対立の構図は、政治理念だけでなく、社会的、文化的分野にまで及んでいる。まさに「カルチャー戦争」が繰り広げられている。

今年に入って、シンボリックな事案が表面化した。人工中絶や性犯罪に関しての両州が対照的な判断をしたからだ。

テキサス州は5月、妊娠6週間前後のごく初期の人工中絶を禁止する法律を制定した。

同州には人口中絶や同性愛に対して激しく反対するエバンジェリカルズ(キリスト教原理主義者)が総人口の31%を占めている。

共和党にとっては重要な支持層であり、エバンジェリカルズが同法制定を強く要求していた。

これに対し、同州の連邦地裁は10月、憲法が保障する個人の権利を侵すものだとして、一時差し止め命令を出した。

テキサス州は直ちに控訴。当該第5巡回裁判所は全米でも最も保守的な裁判所といわれており、判決が覆される可能性が大だ。

カリフォルニア州は中絶については原則的に合憲だ。

その一方で性犯罪については女性を保護するスタンスで終始一貫している。その好例がニューサム知事が10月8日署名し、制定された「ステルシング法」(Stealthing)だ。

ステルシングとは、2014年頃からLGBTQの間ではやり出した新語で「セックス相手にHIVを移すこと」。

転じて「合意の下で行っているセックスの最中に相手が拒否しているにもかかわらずコンドームを外し、膣内に射精する行為」を指す。

カリフォルニア州は、こうした行為を「強姦」とみなし、刑事罰を科すことを決めたのだ。

全米で同法を制定したのはカリフォルニア州が初めてだ(英独などでは「ステルシング」はレイプとみなして懲役刑を科している)。

https://www.nytimes.com/2021/09/10/us/politics/california-stealthing-law-condoms.html

ワクチン接種義務化でも対立

いまだに猛威を振るっている新型コロナウイルスに対するカリフォルニア州とテキサス州の対応も対照的だ。

カリフォルニア州は2020年のコロナ感染の初期段階から州民に対し、マスクの着用やソーシャルディスタンス厳守を奨励、2021年秋学期が始まる公立小中高校の教師・職員、生徒にワクチン接種を義務付けた。

一方のテキサス州のアボット知事は、感染対策の行動制限に反対し、経済活動の再開を優先してきた。

今年春にはマスク着用義務を解除、7月には小中高の学区などによるマスク着用義務を禁ずるなどバイデン政権の感染対策には終始反対の態度をとってきた。

だがその後、コロナウイルスのデルタ異変株が猛威を振るう中で、同州でも新規感染者が急増、医療体制が逼迫している。知事自身コロナ感染してしまった。

両州のコロナ感染者は10月8日現在以下の通りだ。

感染者数    死者数

カリフォルニア州  498万人    6万9819人
テキサス州     411万人    6万7015人

一見両州の感染状況は同じように見えるが、人口比で考えるとテキサス州が異常に多いいことが分かる。カリフォルニア州の人口はテキサス州よりも1056万人も多いのだ。

ワクチン接種者は年齢別ではこうなっている。

12歳~17歳  18歳~64歳  65歳以上

カリフォルニア州  56.1%    68.6%    86.3%
テキサス州     47.6%    62.0%    85.6%

テキサス州の場合、ダラス・フォートワース、ヒューストン、オースティンといった大都市近郊は、ハイテク産業などに従事する高学歴・高所得者が住んでおり、知事の意向とは異なり、「東部、中西部の居住者と同じような生活行動様式を持っている」(地元紙記者)ことがワクチン接種率を上げている。

一方、「深南部」(ディープサウス)の一員として、かって「南部連合」の一角を占めていた「もう一つのテキサス」がある。

これらテキサス人は、同州南東部農村部に住む白人至上主義の信奉者や北西部の石油成金や「ハルマゲドン」を信じるエバンジェリカルズだ。

自身テキサス生まれ、テキサス育ちの米ニューアメリカ財団主任研究員が著した『Made in Texas』(筆者邦訳『アメリカの内戦』)にはその辺のテキサス州事情が克明に描かれている。

反民主党、反バイデンに凝り固まった人たちだ。バイデン政権のコロナ対策には真っ向から逆らっている。

対決を囃し立てるニューヨーク・タイムズ

カリフォルニア州とテキサス州のライバル関係に強い関心を持っているメディアに「ニューヨーク・タイムズ」がある。

同紙は9月、カリフォルニア州のニューサム知事のリコール投票をめぐって取沙汰された同州の「弱点」を取り上げた。

一連の動きの中で、万一リコールが成立すればニューサム氏の後釜に、と狙っていた共和党候補者たちが警鐘を鳴らしていた「カリフォルニア・エクソダス」(California exodus=カリフォルニア州からの大量脱出)に注目したのだ。

https://www.nytimes.com/2021/09/02/us/where-californians-are-moving.html

近年、カリフォルニア州で営業・生産活動をしてきた大企業が本社機能や工場を州外に移転している。しかも移転先がなんとテキサス州だというのだ。

米国トヨタは2017年に本社をカリフォルニア州トーランスからテキサス州プレイノに移した。

オラクル、テスラ、HPも本社をカリフォルニア州からテキサス州に移転している。

テキサス州に移転した理由は、賃金や不動産価格が安く、州法人税も無税など各種税率が低く(ただし固定資産税はその分高くなっている)、事業コストが比較的低く抑えられるからだ。

テキサス州では、

①法人所得税(State Income Tax)は無税(カリフォルニア州は1.5~10.84%の5段階)

②売上税・使用税(State Sales/Use Tax)は6.25%(同7.25%)

③雇用保険税(Unemployment Insurance Tax)は0.45%~7.47%(被雇用者1人当たりの課税対象額9000ドル)(同1.5~6.2%、被雇用者1人当たりの課税対象額は7000ドル)

④固定資産税(Property Tax)はヒューストン平均2.259%、ダラス平均2.173%(同ロサンゼルス平均0.783%、サンディエゴ平均0.781%)

https://comptroller.texas.gov/

https://www.ftb.ca.gov/

このほかにもテキサスへの移転の理由には、業務用の電気、天然ガス料金が安いことや雇用主に対する厳しい独自の労働関連法が少ないこと、「ライト・ツー・ワーク法」*1(Right-to-work Law)を制定していることなどがある。

さらにテキサス州は北米大陸のほぼ東西中央に位置しており、地理的メリットがあることや交通・輸送・物流におけるハブ拠点だということも企業が移転してくる要因になっている。

*1=従業員が労組への加入を強制されないという法律で、組合費の支払いも拒否できる権利を有する。カリフォルニア州では会社や工場に労組がある場合、従業員は加入を拒否できない。

参考:いま注目のアメリカ・テキサスってどんなところ?|アメリカの文化・習慣|現地情報誌ライトハウス(https://www.us-lighthouse.com/life/culture/texas2017.html#:~:text=%E5%9B%BD%E5%88%A5GDP%E3%81%A7%E3%81%AF%E7%AC%AC,%E4%BA%BA%E3%81%8C%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

「ローン・スター・ステート」が青になる日

企業だけではない。カリフォルニア州に住んでいた州民が別の州に移住する傾向が出てきている。

2019年には65万3000人のカリフォルニア州民が他の州に移り住んでいる。そのうち8万2235人がテキサス州に移住している。2位はアリゾナ州の5万9713人、3位はネバダ州の4万7322人。

他の州に移りたいと考えている人は2019年には24%、2021年には23%。共和党支持者では2019年には40%、2021年には30%もいるという。

(移住希望者が2021年には微減しているのはパンデミックの最中、動くのは賢明ではないという判断が働いているためだ)

カリフォルニア州を去った理由は、税金や家賃が高いこと、山火事や地震など自然災害を挙げている。

https://www.nytimes.com/2021/09/02/us/where-californians-are-moving.html

これを本格的な「カリフォルニア・エクソダス」の到来と見るべきかどうか。

テキサス大学オースティン校LBJ公共政策学部のスティーブン・ペドルゴ教授はこう指摘している。

「カリフォルニアは全米最速の成長州と言われてきた。だが今は違う。今はその座をテキサスに譲ってしまった」

「最も速いスピードで都市化が進んでいるのはテキサス州だ。人種構成、経済、都市における変化にテキサス州の保守主義者たちは自分たちが将来どうなるかでおののいている」

「自分たちは今後回転するエンジンに砂をかける存在になるとすら思っている」

「テキサス州の人口は2000年から10年の間に420万人も増えた。今後10年間にさらに400万人増える」

「テキサス州と言えば、昔は白人一色の保守的なルーラル(非都市の地方)な州だと思われていたが、今や人口の40%弱が非白人州民だ」

「過去10年でテキサス州民となった白人1人に対し、黒人は3人、アジア系は3人、多人種混血は3人、ヒスパニックは11人の割合で州民は増えている」

「ダラス・フォートワース、オースティンなど大都市圏には全米から高学歴、高収入のプロフェショナル、エンジニア、教育関係者、医師、弁護士らが移住し、保守的な社会理念の殻を打ち破ったエリートたちが住み着き始めている」

「1980年代にカリフォルニア州が経験した激変をテキサス州は今経験し始めている」

テキサス州がすべての分野でカリフォルニア州を追い抜いた時、「ローン・スター・ステート」(Lone Star State=同州の愛称)はもはや「レッド・ステート」ではなくなる可能性すら出てくるというわけだ。

https://www.nytimes.com/2021/10/05/opinion/texas-census-united-states.html

参考:英エコノミスト誌「米国の未来はテキサスか、カリフォルニアか?」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56805

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