2/7阿波羅新聞網<台美关系大突破!赖清德与川普、彭斯同场=米台関係はブレークスルー!頼清徳はトランプ、ペンスと同じ会場に>中華民国の頼清徳副総統は、米国訪問の4日目の6日に、ワシントンで開催される毎年恒例の“国民の祈りの朝食会” (National Prayer Breakfast)に出席した。頼の訪米は米国が重視しているのを受け、座席は特別に会場の最前列に設けられ、トランプ米大統領とペンス副大統領と同会場にいたのは初めてである。
米国東部時間6日午前6時50分、頼清徳は、中華民国の駐米代表を務める高碩泰を伴い、“国民の祈りの朝食会”会場に行った。最前列に座った頼清徳と共和党のリンジー・グラハム上院議員は同じテーブルに座り、彼らの隣には米国政界の大物がいた。
“国民の祈りの朝食会”はワシントンで毎年開催されるイベントで、毎年2月に開催され、米国の大統領と政官界から参加し、他の国の政治家や宗教人も招待される。
米国は今回大前進し、頼清徳が台湾の副総統に選出された後でも、 “国民の祈りの朝食会”に出席するための米国への訪問に反対しなかった。トランプ米大統領と同じ場に立つのは1979年の米台断交以来最大のブレークスルーである。
ポンペオ国務長官、エスパー国防長官、バーンハート内務長官、ペロシ下院議長、共和党院内総務のケビン・マッカーシー下院議員などの上下両院の議員を含む200人以上の参加者が出席した。
看中国によれば、頼氏は親台の議員、Marco Rubio、Jim Risch、Bob Menendez、Cory Gardner、と安全保障担当補佐官のRobert O’Brienとも会ったとのこと。WHOのオブザーバー参加も日米欧ともに支援していますので中共は歯ぎしりしているでしょう。
https://www.aboluowang.com/2020/0207/1406307.html
2/7阿波羅新聞網<北京燕郊整个派出所被隔离 武汉越来越糟方舱医院“随时暴动” 李文亮去世燃火 密令曝光=北京の燕郊の派出所全員は隔離される 武漢の益々酷くなるキャビン病院は「いつでも暴動」になる 李文亮の死は火をつける 秘密の命令を暴露>武漢のコロナウイルス肺炎は全国に蔓延し、完全な制御不能に陥っている。全国の3省と70以上の都市は、程度の差はあれ、封鎖政策を実施している。
遼寧省、江西省、湖北省の3省は封鎖、70以上の都市も封鎖
5日、遼寧省は湖北省がほぼ全省で封鎖をした後に次いで、封鎖地域になった。
6日、江西省では、生活に必要のない公共の場所はすべて閉鎖され、解熱や咳止め薬を薬局から買う場合、実名登録が必要となる。特殊事情がなければ、各家庭は2日ごとに生活物資を購入するため1人を割り当て、買出しできる。
北京東部の燕郊で肺炎はすでに広がっており、多くの人が隔離され、燕郊福成ホテルに何百人も閉じ込められている。しかしおかしいのは、三河南楊庄鎮の派出所が武漢から帰ってきた人をご馳走したため感染し、派出所の全員が福成ホテルに隔離された。
李文亮の死は前例のない怒りに火をつけ、中共の密令が暴露される
最も早くコロナウイルスの情報を出し、中共当局から「噂」を広めたとして告発された李文亮医師は、このウイルスに感染して死亡した。 中共当局は、この問題について何度も情報を修正しているが、李文亮は依然として危機的な状態にあることを強調したため大衆の怒りを引き起こした。
中共当局は、李文亮に「訓戒書」への署名を求めた(画像出典:Weibo)
洪山体育館に収容された患者は、6日午前9時にオンラインでヘルプメッセージを送信した。彼は、「私は体育館に強制収容された。いつも暴動があり、とっくに武漢肺炎と診断されたが、隔離服、防護眼鏡は見えず、薬も、食べ物も、暖房も、電気毛布も、電源タップもない。電気がないので、寒いうえ薄い布団である。250人の収容者がいるのに医師が2人だけで、まだ見ていない」と。
「トイレは遠くの戸外にあり、雨よけはなく、水が地面に溜まっている。政府の能力は本当に評価に値しない。明らかなのは、さまざまな原因の肺炎患者を一緒にして、軽症患者を閉じ込めることは精神をおかしくし、病気でない人も病気にする。武装警察も役に立たない」
https://www.facebook.com/RFAChinese/videos/2728864310522756/
国民を人間扱いしないのが共産主義者です。こういう場面を日本人はもっと見るべきで、日本のメデイアの報じることを信じたら、ミスジャッジします。
https://www.aboluowang.com/2020/0207/1406391.html
2/7阿波羅新聞網<武汉疫情严峻 中国专家:一线医护恐「全军覆没」=武漢肺炎の流行は厳しい 中国の専門家:一線級の医者は「全滅」を恐れる>《財新ネット》は、武漢大学中南病院の重症ケア医学部長の彭志勇にインタビューした。 彭志勇は、同僚の副所長が武漢第7病院の支援に行ったときに、集中治療室(ICU)の医療スタッフのMAX3分の2が既に感染し、彼らを形容するに“ストリーキング” 状態にあり、物資や医療方法が欠乏する中で、感染するのが分かっていても、人々を救うために急いで行かなければならず、その結果、部門全体がほぼ「全滅」となったと。
中国人にしてはこの人たちは奇特です。韓国のセウォル号の船長のように逃げ出すのが普通でしょうに。今回は封鎖で逃げられないというのもあったのかもしれませんが。
武漢市が臨時に作った展示館にある「キャビン病院」の写真。
https://www.aboluowang.com/2020/0207/1406179.html
2/7希望之声<美司法部长:中共企图消灭资本主义并占有整个世界=米国司法長官:中共は資本主義を排除し、全世界を支配しようとしている>ウィリアム・バー米司法長官は、2月6日にワシントンで行われた演説で、中共の地政学的な意図を警告した:中共は全世界を支配しようとしている。
Fox Newsによると、バーは本日(2月6日)ワシントンの戦略国際問題研究センターで中国の経済スパイについて講演をした。その中で、共産党は依然として中国の経済を支配し、「永遠の独裁者」であることを聴衆に呼び覚ました。
バーは記憶を辿り、「クラスメートは、かつてロシアが世界を征服することを望むなら、米国は対処できる。中共がこの世界を支配したいなら、米国の困難度はもっと高くなる。これは理にかなっている。中共の最終目標は資本主義を消滅させることである」と。
民主主義が保証され、人権が擁護されるのであれば、資本主義でなくとも良いですが、絶対に共産主義になることは避けたい。共産主義者は国民を虐殺しますし、人権や文化伝統、宗教を否定します。野蛮さが売りのイデオロギーです。
https://twitter.com/i/status/1225554767436558342
https://www.soundofhope.org/post/340690
吉田氏の記事では、やはり北京に住んでいるだけあって、中国人寄りの見方をするのかと。「二分論」で、中国人は「日本政府は悪いが、日本人は良いと思う」なら「中共政府は悪いが、中国人は良い」と何故思わないのか?中共に洗脳されているからでしょう。二分論は元々戦勝国が持ち出し、今も米国が「中共は悪いが、中国人は良い」と区別して、中共を潰そうとしています。二分論は嫌いです。国民に責任があったのを、政府のせいにするのはドイツが全部ナチスのせいにして頬かむりするのと同じなのでは。
吉田氏は中国での武漢肺炎が蔓延する中、それに一言も触れないというのも凄い。懐柔されているのでしょう。まあ、武漢肺炎で日本人の中国人に対するイメージは益々下がったでしょうけど。薬もワクチンもない状態で中国人を湖北省以外から入国させるのは気違い沙汰です。上述のように、中国全土で封鎖管理しているというのに何を日本政府は恐れている?台湾・米国も全面入国禁止しているのに。中国にいる日本人が人質になるというのであれば、台湾人の方が中国にいる数は多いです。それでも厳格管理しているというのに。結局安倍首相は肚のない人物ということでしょう。
記事
中国人の日本人に対する印象は大きく改善したが、日中両国の感情面で起きている変化はそれだけではない(写真はイメージです) Photo:Tomohiro Ohsumi/gettyimages
「93%の日本人が中国嫌い」という先入観を覆した最新世論調査の結果
2018年の李克強国務院総理の訪日以来、日中関係は回復基調にあり、中国側も「正常な軌道に戻った」という言い回しをよく使うようになった。来春の習近平国家主席の訪日で関係改善に弾みがつきそうだ。
両国関係が回復基調にあるのは、世論調査の結果からも見て取れる。今年(2019年)10月24日に特定非営利活動法人 言論NPOが発表した『第15回日中共同世論調査』では、中国側の国民感情がある程度改善した。日中関係が改善していると感じているのは中国側で、昨年の調査でも「両国関係が改善していると考えている人が多い」という結果が出ている。
筆者は2015年6月に執筆した記事「『93%の日本人は中国が嫌い』という調査数字が中国国内に起こした波紋」の中で、当時中国の国際関係紙『環球時報』に掲載された趙宏偉・法政大学教授の『日本観光の美景と幻想』という記事を紹介した。そこで述べられている「93%の日本人が中国嫌い」という論拠は、前述の『日中共同世論調査』(第10回)の結果を引用したものだった。
『日本観光の美景と幻想』は中国メディアの反響を呼び、ある中国メディアは「よい印象を持っていないことと嫌いは違う」と指摘している。そうした状況に鑑み、筆者は、日中の相互理解にはまず先入観を捨てて一度見てみることが重要だということを述べた。
それから4年がたち、最新の『日中共同世論調査』によると、中国人の日本人に対するイメージはよくなっている。一方、日本人の中国人観はあまり変わらないが、わずかであるものの少しずつ変化している。これは中国が対日政策の基本としている「民でもって官を動かす(以民促官)」が功を奏しているのではないかと考える。
筆者は2001年から北京にいるが、実際、中国人の日本に対する見方は変化していると感じる。これまでは、靖国問題など「敏感な出来事」が起こると、中国はメディアを総動員して日本批判を行った。2012年に日本政府が魚釣島(中国名:釣魚島)を“国有化”したときも、激しい日本批判が行われた。
それは以前にもコラムで指摘したが、日本が中国の「最低ライン(底線)」を越えたからだ。中国は普通の批判にはあまり反応しないが、中国が譲れないとしている、領土問題、歴史問題などで日本側が中国側を刺激する行動に出ると、中国は政治、経済、文化面から反撃に出る。民間交流をストップさせるのもその一例だ。
一時は日中が軍事衝突するのではという意見もあったが、その後沈静化し、今は「本当の日本を見よう」という意識が出てきたと思う。
「日本叩き」は過去のもの?習政権で変わりつつある国民感情
その要因としては、習政権の強さがあると思う。習近平に権力が集中している現在、指導者の意向が党の政策に反映されやすい。だが、今は毛沢東時代と違い、指導者といえども党内の強硬派を抑えることは容易ではない。さらに、国内の世論にも配慮する必要がある。何か起こったときにある程度強く出ないと、「弱腰」と批判される。
対日問題についていえば、毛沢東時代も容易な問題ではなかった。国交正常化前は戦争の記憶が生々しかったので、党幹部はもちろんのこと、一般国民も日本に対して好印象を持っていなかった。当時は一般市民が触れることのできる情報が限られていたため、「民意を置き去りにした正常化」という見方があるが、国交正常化を成し遂げることは容易なことではなかったという。
この7年、習近平政権は慎重に党内の改革を進めた結果、自らの意思を通しやすい状況になり、難しい分野の改革にも手をつける余裕が出てきた。対日問題も中国共産党の指導部にとっては難しい問題であり、はじめの2年ほどは安倍首相の会見に仏頂面で臨むなど強く出ていた印象があるが、その後は徐々に改善された。
今回の日中世論調査では、両国の人々が日中関係は重要と答えているという結果が出ているが、中国共産党は近隣外交を重視していることから、日本の“右翼的言動”を批判はするものの、様子を見守るという姿勢をとってきた。今は、日本に対する国民感情も改善されていることから、日中関係の改善に積極的になっているのだと考えられる。
日中世論調査では、中国人が日本に良い印象を持つ理由として、「経済発展を遂げ、国民の生活水準も高いから」という理由が5割以上を占めているが、「日本製品の質が高いから」「日本人は礼儀があり、マナーを重んじ、民度が高いから」という理由が4割を占めている。
筆者も北京で生活する中で、中国人から日本について色々質問されるが、以前は“敏感な問題”について聞かれることが多かった。髪を切りに行ったときに「慰安婦問題についてどう思うか」と理髪師に尋ねられ、答え方次第ではトラ刈りにされかねない危機感を抱いたので、「私はよくわかりません」と答えたのを覚えている。
だが、現在はそのようなことは少なくなっている。たいていは「ネットでこの化粧品を見つけたのだが、日本ではいくらで買えるのか」「今度日本に行くのだけど、どこかオススメのところはあるか」といったことをよく質問される。
日本の印象は清潔、親切――訪日経験のない中国人にも広がる理解
また、日本に旅行したことがある中国人からは、「日本は清潔だ。中国も見習わなければ」「私は日本語が全然わからないので、筆談で道を聞いたら、日本人は丁寧に教えてくれた」といった感想をよく聞く。中には、「日本が気に入ったのでもう一度行く」という人もおり、日本旅行が以前よりも容易になったことから、「等身大」の日本に触れる機会が増え、日本に対する印象が良くなったのではないかと思う。
一方で、日本に行ったことのない中国人も、日本についてある程度理解している。ある50代の中国人女性は、「日本は民度が高い。日本人は自分が悪くなくても自分から謝る。そんなこと中国人はなかなかできない」と筆者に語った。その女性は日本製品について語っていたこともあったので、「日本に行ったことがあるのですか」と聞いてみたところ、「いや、行ったことがない。一度行ってみたい」という答えが返ってきた。
また、日本に行ったことのない中国人で、日本の観光地や製品に詳しい人もいた。日本も外国旅行がまだ珍しかった時代に、外国への憧れが強い人が、まだ行ったこともない国の観光地などについて詳しいことがあった。日本に行ったことのない中国人が、日本について語るのはそれと同じことだろう。
中国人が日本に対して良い印象を持つようになった2つの要因
中国人が日本に対してこうした良い印象を持つようになった要因は、「進んだ日本への憧れ」の他に次の2つの要因がある。
第一に、「等身大」の日本に触れた人が多くなったことである。中国メディアは共産党の指導下にあるため、政治的事件が起こると、日本叩きが始まる。また、中国のテレビでは抗日戦争に関するドラマも放送されており、当然のことながら日本人は悪者になる。
そういう状況のもとでは、ステレオタイプの日本像・日本人像がつくられ、国民感情が悪化しやすい。その傾向にストップをかけるのは、自ら日本に行って実際の日本に触れることだ。今は海外旅行に行く中国人が多くなり、大型連休の旅行先で日本はトップ10に入っている。現在は中国人が日本を理解するのにプラスとなる条件が整っているといえる。
第二に、中国人は政治的なことと自分の興味のあることを分けているということだ。日中世論調査では、まだ8割の中国人が日本に良い印象を持っていないと述べている。その主な原因は「日本は過去の侵略戦争を反省していないから」というのが多い。
「国民の関係が改善しているのに、なぜその問題を持ち出すのか」と思う読者も多いと思うが、それは中国人の考え方に起因していると思う。日中関係の歴史を紐解くと、訪中した日本人代表団が中国側に過去の戦争について詫びると、中国側は未来志向の両国関係を築こうという旨の発言を行ったという話があるが、中国人からすると、未来志向で考えるには、相手が自分の過ちを認めるのが条件となる。
国交正常化前およびその当時は、日本人の贖罪意識も強かったため、中国人は「相手は過ちを認めている」と判断したのではないか。中国人が今も歴史問題で日本に好印象を持たないのは、こういう思考が影響して、贖罪の意識が薄れた今の日本人に対する共感を持てないせいもありそうだ。
ただ、そのことで日本が嫌いということではなく、日本製品などについては良い印象を持っている。筆者の知り合いの日本人は、インターネットゲームである中国人ユーザーから「私は日本は基本的に嫌いだ。日本は中国を侵略したからだ」と日本語で話しかけられたそうだ。しかし、その中国人ユーザーはなぜかゲームの中で日本人コミュニティにいた。
「日本嫌いならそんなゲーム、やめればいいのに」と突っ込みを入れたくなるが、彼は「日本政府の態度は嫌いだが、日本のものは好き」という考えなのだろう。それは「一部の軍国主義者と広範な日本人民を分けて考える」という「二分論」を地で行っているようだ。
「二分論」とまでは言わなくても、中国人、とくに若い人は「それはそれ、これはこれ」と割り切って考える人が多くなっている。それが、8割近くの人が日本に好印象を持っていないにもかかわらず、日中関係が改善したと感じている人が多くなっている原因ではないかと思う。
中国に魅力を感じない日本人 印象改善は中国の取り組み次第
ここまで中国人について述べてきたが、日本人の中国に対する印象はあまり改善していない。それは調査でも指摘されているが、メディアのマイナス報道も一因だ。
確かに日本メディアは、中国の大気汚染問題やインターネット規制、尖閣諸島への中国船進入問題などを報じ、それが「中国は怖い国」「危険な国」というイメージにつながっているという面もあるが、すべてをメディアの責任に帰すことはできない。
日本に行く中国人は少なくないが、中国に行く日本人は多くない。中国人にとって日本は進んだ国と映っており、一度見てみたいと思わせるような魅力がある。それに対し、日本人にとって中国は、それほど魅力がある国とは映っていないようだ。昔は、毛沢東や周恩来などの中国共産党の指導者の思想、古代中国の思想に興味があって中国が好きという人もいたが、今はそういう人はそれほど多くない。
今、中国は「中国の声」、中国の魅力を他国に伝えるために、対外発信を強化している。中国は一部に世界レベルの技術もあるが、まだ発展の途上であり、文化面での取り組みは経済面に比べやや遅れている。中国は今後、中国の魅力をどう伝えていくかが重要となってくる。
また日中世論調査では、「共産党の一党支配という政治体制に違和感を覚える」と答えた日本人が43%に上っており、習政権の権限集中による改革深化が「独裁強化」と捉えられているようだ。
日本では社会主義というと、スターリンや晩年の毛沢東の時代の指導者による独裁体制と同一視される傾向にある。その体制も社会主義の1つのモデルであることは確かだが、それは主に帝国主義勢力の包囲から自国を守る必要から生み出されたものであり、唯一のモデルではない。21世紀の現状に合致した社会主義とは何かということを、中国共産党は今後改革の中で模索していく必要がある。
ただ、日中世論調査では、中国に良い印象を持つ理由として、「観光客の増加や民間交流により、中国人の存在が身近になった」と答えた人が40%に上っており、「生身の中国人」に触れる機会が増えたことは両国関係の発展には好ましいことだ。
ステレオタイプの中国人像は「どこでも大声を出してしゃべる」「マナーを守らない」といったものだが、ここ最近は、「礼儀正しい」「勤勉」という中国人像を語る人も出てきている。今はまだ一部に偏った中国像・中国人像が存在するが、民間レベルの交流が深まるにつれて、日本の中国像・中国人像も変わっていくと思う。
「新時代」から「旧時代」へ 中国内で変わりつつある日本の評価
今、中国には日中関係について「新時代」と「旧時代」という2つの観念が混在している。「旧時代」は言うまでもなく、「侵略者日本」というこれまでの中国人にありがちな対日イメージ。「新時代」はアニメや漫画、ゲームなどの先進国としての日本というイメージだ。今はインターネットが発達し、しかも日本に行く人も増えているので、これまでの「侵略者」というイメージは、民間レベルでは過去のものとなりつつある。
日中関係を語るとき、「両国の相互理解」が大事だとよく言われる。日中両国は文化・習慣に共通点があるので、すぐ理解できるだろうと考えがちだが、必ずしもそうでない。たとえば、中国人はメンツを重視するが、日本人はそれについて軽く考えがちで、思わぬところで中国人のメンツをつぶしてしまっていることもあるため、相互理解は容易なことではない。
友好ムードが強まっているときは、文化の違いから来るトラブルはさほど問題にはならないが、そうでないときは、些細なことで「中国嫌い」「日本嫌い」が生まれることも否定できない。
以前の記事「愛国心より日本製を選ぶ中国人の爆買い心理」で言及した「爆買い」を例にとると、友好ムードのときは「たくさんの中国人が来てくれてありがたい」「中国人の習慣は人間関係を大事にするからね」という見方になるが、そうでないと、「中国人は金にものを言わせて何でも買う気か」といった見方になる。だから、友好ムードは相互理解にとって非常に重要だ。
「民でもって官を促す」日本人による情報発信の重要性
今、中国の若い人たちは、日本のもの・中国のものに関係なく、いいものであれば何でも受け入れる傾向にあり、日本に対するイメージも徐々に「新時代」が主流になっていくのではないかと思う。また、「ネット先住民」と呼ばれる彼らはネット上で様々な情報に触れるだけでなく、情報発信もしている。
今の中国は「敏感な話題」以外は比較的自由に情報発信できるので、両国の相互理解に資する情報を発信できる環境にある。日本滞在の経験がある中国人、中国滞在の経験がある日本人が積極的に情報発信していくことが、「新時代」の「民でもって官を促す」にとって、必要なことだと筆者は考える。
(フリーライター 吉田陽介)
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