『大混乱の大統領選、三流に成り下がった米国の民主主義』(11/5日経ビジネス 酒井吉廣)について

11/6阿波羅新聞網<川普誓言发起「法律挑战」推文宣布:拜登声称拿下的州 我们都要告=トランプは、「法的な異議申立」をツイートで誓う:バイデンが勝ったと主張する州を訴える 我々は教える必要がある>現在、選挙集計が進んでいるが、民主党の大統領候補であるバイデンが優位に立っており、再選を目指すトランプ米大統領はツイッターで「STOP THE COUNT!」と「STOP  THE  FRAUD!」と怒ってツイートした。東部時間5日の午後12時22分に、彼は、バイデンが最近勝ったと主張したすべての州に対して法的手続きを開始すると述べた。 別のツイートでは、彼はまた、主要なペンシルベニアを獲得したとツイートした。

https://www.aboluowang.com/2020/1106/1520257.html

11/6阿波羅新聞網<川普法律战首胜!宾州最高法院批准计票暂停 让选举观察员监察计票=トランプは最初の法律戦に勝った! ペンシルベニア州最高裁判所は、投票数のカウントの停止を承認 選挙監視員に投票数のカウントを監視させた>フォーブスの報道によると、ペンシルベニア州最高裁判所は、トランプ選対チームの要求である選挙監視員を集計現場近くに配置ということを承認した。これは最初の法律戦に勝ったことになる。 現在、トランプチームは、集計作業とルールに対して多くの州で訴訟を起こし、ペンシルベニア州最高裁判所の裁決により、投票のカウントが一時的に停止された。最も人口の多い都市であるフィラデルフィアも含まれている。 トランプ選対はこれを「重要な法的勝利」と見なした。

https://www.aboluowang.com/2020/1106/1520217.html

11/6阿波羅新聞網<美最高法院出手了 华人发现威州突变蓝谜底 10种作弊信号蓝州有9个  =米国最高裁判所が行動を起こす 華人は、ウィスコンシンの突然青が増えた理由を探る10種の不正行為の合図は青が9つ>トランプが勝つかもしれない。ワシントンや他の都市の抗議者たちは街頭に出て、何人かの人々は道路に鉄の釘を置いた。米国最高裁判所が行動を起こす!ペンシルベニア民主党は、期限過ぎの投票に対応するように命じられた。

数学が得意な華人は、ウィスコンシンで突然青が増えた理由を探り、明らかにした。華人ネットは、ミシガン州の民主党員がこのように不正をしたという内部情報を明らかにした。彼らは大雑把で、複雑な計画はなかった。

台湾のメディアは、4つの鍵となるスイング州の投票検査規則をまとめた。赤い州が奇異に青に変わり、アリゾナはすぐに投票を再カウントする共同要求に署名した。地政学を研究している台湾の“小魔女”は、「10種の不正投票の合図のうち、青い州が9つ。なぜ1つが欠けているのか分かる?」と指摘した。

1.もともとスムーズな開票であったが、急に集計を止めたり、緩慢にした

2.ある時点で丁度よく停電が発生した

3.幽霊投票(開票区の人口に釣り合いがとれない)

4.ある時点で投票数が急増した

5.2つの陣営間で一定時間内の投票数のギャップは大きい

6、政治家の大声での呼びかけ(暗号が示された)

7、鍵となる選挙区で開票を停滞

8.当事者が一定期間、一人が、(ほぼ不可能であるが)より多くの票を獲得している(より問題がある)

9.投票所では投票を監視することを許可されなかった

10.その場での声出しや手にかざしての票の確認はない(台湾でのみ実施)

華人は心を痛めて、「米国の中国人学者や専門家は、追及せねば米国は地獄に行くだろう」と言った。あるネチズンは、(暗黒勢力のデイープステイト)彼らは過小評価していた:この展開は神によって設計された・・・沼を排水し、生きたまま捕まえる。

220年の歴史で最年少の議員は誓った:新しい共和党時代が到来したと

ノースカロライナ選出下院議員のMadison Cawthorn(25歳)

https://www.aboluowang.com/2020/1106/1520187.html

11/6阿波羅新聞網<川普和共和党大反击来了 美中将曝民主党FBI用软件作弊 美媒曝密州邮局集体造假=トランプと共和党は大反撃 米国中将は民主党とFBI(CIAの誤り)がソフトウェアを使って不正行為を働いたと明らかに 米国メディアはミシシッピ郵便局を大量詐欺で公開した>

3か月前、正確に予想したネットが広く伝わる。「陰暦9月末にバイデンが当選を発表し、陰暦10月の初めにトランプに換わる・・・」と話題になる・・・「バイデンは財団(49ケ国)の助けを得て、不当な手段により、トランプの票を消失させ、落選させ、陰暦9月末にバイデンが当選を宣言。陰暦10月初めにはトランプが異議申立して選挙結果を覆し、バイデンは座から下りる。(入獄するかも)」と。

これがトランプのブロックされたツイート!彼らは何を恐れているのか?・・・票の集計での不正のツイート。

米国メディア:民主党は3つのスイング州で選挙を盗もうとしている、バイデンは突然票を獲得、トランプは0票だと・・・“Federalist”ネット。ミシガンとウイスコンシンは4日の朝の開票は総てバイデン票。トランプは1票もない。ミシガンでは138,339票全部がバイデン。

アリゾナで60万票はまだ開かれていない 60万票の58%を取ればトランプは有望

トランプは法律戦を拡大 投票のカウントを停止する訴訟を3州に増やす・・・ウイスコンシンの再集計、ミシガンの合法的カウント、ペンシルベニアでは期限切れの票のカウント防止、4番目になるがジョージアで選挙日の午後7時以降に受け取ったすべての投票を個別に収集、保存、カウントするようにと。

共和党広報官は、得票差が非常に小さい鍵となる州での法廷闘争は1年間(票の再集計)続くと述べた。

民主党員はミシガン州デトロイトで不在者投票を数えるのに、選挙監視人を拒否

https://twitter.com/i/status/1324084637010976769

ニュース:米国民主党とCIAは結託し、投票を操作するソフト使用を隠蔽

早くも先週の日曜日(11/1)に、Distributed Newsが発表した「レッドアラート:民主党とCIAが結託し、ペンシルベニア州やその他のスイング州の投票結果を変更する諜報活動を開始した」というタイトルの記事があった。トークショーの司会であるデイブジャンダのウェブサイト「自由行動」(www.DaveJanda.com)は、11/3の選挙に大きな影響を与える爆発的なニュースを公開した。

Voice of Hopeの報道では、元上級情報員のトム・マッキニー中将がデイブ・ジャンダの最新のショーにゲストとして参加した。彼は民主党とCIAが、スイング州(ペンシルベニアなど)で、選挙の結果を操作するために電子投票機の結果を変更できるアプリケーションをセットしたと警告した。

マッキニー中将によれば、この秘密の技術は「スコアカード」(Operation Scorecard)と呼ばれ、CIAが目標国の選挙を盗むために発明した技術である。このテクノロジーは現在、反米国家に対して使用されており、火曜日にバイデンを勝たすために実行される。彼は、「スコアカード」と呼ばれるこの秘密のアプリケーションは、民主党員が競争相手の共和党員よりも常に3%高い割合になることを保証する方法で票を盗むと説明した。彼はまた言った:「スコアカードは送信ポイントでコンピュータ(の数字)を改ざんする」と。

この記事では、マッキニー中将がビデオの中で説明したように、ペンシルベニア州やその他のスイング州で投票した後、投票機が(最初に)ブロックされ(投票をカウントし続けるため)、バレるのを避けるため複雑なアルゴリズムが使用されたと考えている。票を変更し、勝利の結果を所定の勝者(Joe Biden)に渡すことになる。

記事の著者はまた、バイデンが選挙を盗むための詐欺システムについての最近のビデオを埋め込んだ。ビデオのバイデンは、「我々は、アメリカの政治史上、最も広範で全面的な選挙詐欺システムを作ったと思う」と述べた。

この記事は、マッキニー中将が開示した情報は、「ジョー・バイデンが最近の(小規模な)集会で有権者に投票なしで大統領に選出される可能性があると語った理由を説明するのに役立つと考えている。ナンシー・ペロシは、11/3の投票の結果に関係なく、バイデンが勝つと述べた」

これでは選挙をもう一度やり直さないと。機械ソフトや不正なしで。民主党は米国の民主主義を破壊している。

https://www.aboluowang.com/2020/1106/1520181.html

11/6希望之声<【快讯】川普团队建立选举违规举报热线和网址=【ニュース】トランプチームは選挙違反を通報するためのホットラインとウェブサイトを設立する>大統領選挙を考慮して、多くのスイング州の有権者が不正や詐欺についてビデオや真実を語り、米国で真実かつ公正な民意を反映した選挙と法的秩序を維持するために、より多くの民意の監督と通報が必要である。トランプ選対チームは選挙違反を通報するためのホットラインを設立した( 888)630-1776、およびウエブのURLは下記の通り。

https://www.facebook.com/officialteamtrump/photos/a.1774950726127810/2862792050677000/

https://www.soundofhope.org/post/439783

11/6希望之声<众议院民主党席位减少 佩洛西议长大位或不保=下院民主党の議席が減り、ペロシは議長になれるかどうか>選挙前に実施された世論調査に基づき、民主党は今回の選挙で連邦下院の議席を約10議席増やすことを望んでいた。 しかし、現在の開票状況から判断すると、下院の民主党議席の総数は増加せず、フロリダ、ミネソタ、オクラホマを含め、逆に減る見通しである。共和党幹部は、これは下院議長のナンシーペロシのリーダーシップに疑問を投げかけ、下院議長として再選されるのに十分な票を獲得できるかどうかが問題になると述べた。

共和党全国委員会委員長でミネソタ州のトム・エマー下院議員は11/4(水)に次のように述べた。「ナンシー・ペロシは、議長になるための過半数の議席すら獲得できない。 ナンシー・ペロシが下院議長にならないかもしれないと誰もが思っている」

https://www.soundofhope.org/post/439804

https://twitter.com/i/status/1324138052088864771

上の記事にあったバイデンのビデオ。

アメリカ民主主義の危機であることは間違いない。

何清漣のtweet

米国の選挙で最大の敗者は米国世論調査業界であり、その信頼性は再び破綻し、最大の利得者は中国である。米国民主党は、4年に一度の選挙を露骨な詐欺で世界級の大騒ぎに変えた。 米国民主主義の虚偽を証明した「人民日報」の記事を公開することは必要ない。心が痛む。

これは米国ではなく、これは中国よりも中国的である。

有名な保守的なテレビの司会のショーン・ハニティは、選挙での不正行為についての写真とビデオを彼が示した住所に送るようにみんなに促した!

しかし、民主党はこんなあからさまな不正をして見つからないとでも思ったのか?半分近くは共和党支持者がいるのに、バレないとでも。余りに頭が悪すぎる。中共の狡猾さとは全然違う。

https://twitter.com/i/status/1324398052271075329

https://twitter.com/i/status/1324448558834212865

トランプの法廷闘争で選挙の決着がつかない場合、下図のようになる。下院26票だとトランプ有利か?でもペロシはそのときはクーデターでも考えている?

10/20日経より

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65202920Q0A021C2EA2000/

酒井氏の記事や上述の記事を読んで、まだ民主党を支援したいと思う人がいますか?

武漢ウイルスの世界的蔓延と米国での感染者増は中共と民主党の念入りに打ち合わせてできた合作ではと思っています。民主党の州知事や市長の処(CA、NY等)で感染者と死者が増え、米経済をダメにし、郵便投票を増やしたのも不正をやりやすくし、トランプを引き摺り下ろしたい両者の思惑が一致したからではと。ファウチ所長も絡んでいるでしょう。

左翼は国民の犠牲を厭いません。大躍進、文革等そう。米国の左翼民主党もそうなのでは。不正が平気でできるのですから。

記事

(写真:AFP/アフロ)

今回の米国大統領選挙には、もしかすると国連の選挙監視委員会が必要だったのかもしれない。そう言いたくなるような開票状況が展開されている。本稿を執筆している米国東部時間(以下同)11月4日の午後8時現在、トランプ陣営はウィスコンシン州には再集計を求め、ミシガン州には訴訟を起こす考えを示すなど、開票作業への不満を露わにしている。

そもそも、選挙前日の11月2日、トランプ大統領が選挙当日中に勝利演説をするとの噂が流れていたが、これは大統領候補であれば準備する普通のことなので、不可思議な「フェイクニュース」だった。

11月3日の午後6時以降、州ごとの投票終了時間到来とともに順次、開票作業が始まった直後から、ほとんどの州でバイデン候補がリードした。ただちにバイデン候補は当日中に演説をすると発表したが、午後9時には多くの州でトランプ大統領が逆転。しかし、フロリダ州とテキサス州がトランプ氏の「当選確実」といえる状況になってから実際に確定するまでに2~3時間もかかった。ちなみに、トランプ陣営はちょうど勝利を祝うパーティーを開始して、オードブルが出たところだった。

ここで、バイデン候補は2度目の犬笛を吹いた(1度目の「犬笛」については、10月22日公開の「『犬笛戦術』で大統領選勝利を目指すバイデン陣営」を参照してほしい)。郵便投票のさらなる到着を待つ先送り策で難局を乗り切ることを狙ったものだ。

11月4日未明、バイデン候補は「我々は勝利の軌道にいるので結果を急がず待とう」という趣旨の発言をした。開票状況で劣勢にある候補の発する言葉ではない。さすがに筆者もすべてを調べたわけではないものの、このような発言は米国の大統領選挙史上初めてのことだと思う。それほど状況と内容が不一致であった。

その後、トランプ大統領が発言したのだが、これは47年の政治家としての経歴を持ち、経歴詐称までしてきたバイデン候補とは異なり、単純な勝利宣言といういかにも「素人」の発言だった。このため、民主党サイドからは「横暴だ」「間違いだ」との批判が出た。

犬笛の効果は大きく、ペンシルベニア州はあいまいながら開票時間が延びることを発表。またネバダ州は5日正午まで開票状況の公表を見送ると発表し、選挙結果は長期戦の様相を呈している。また、ジョージア州とノースカロライナ州は、開票率がそれぞれ95%と92%でトランプ大統領が僅差でリードとなってから半日たった4日正午の時点でも同じ開票率のままだった。

4日午後までに、ペンシルベニア州、同州のフィラデルフィア市、ジョージア州の知事や選挙関係者が集計の遅れを説明し、理解を求めた。郵便投票の到着の遅れなどがあるというのだ。しかし、「YouTube」で確認してもらえば分かるが、各投票所での開票作業は日本人の常識では考えられないほどいい加減なもので、ふらふらと歩き回ったり、作業テーブルの上に腰かけて話したりしている。ある映像では、ドーナツとコーヒーの差し入れでもあったのか、作業途中のまま皆どこかへ行ってしまった。

ニューヨークの百貨店は木の板で覆われていた

世論調査が外れて接戦となった背景

バイデン楽勝という各種世論調査の結果は、またしても外れた。6月30日公開の拙稿「『バイデン氏優勢』の米大統領選挙世論調査はどこまで信頼できるか」でも触れたが、調査会社は前回の失敗に鑑みて、世論調査の方法などを分析する委員会までつくったのだが、実を結ばなかったのだろうか。

それとも「政府が問題だ」と主張したレーガン元大統領が正しかったように、一度なまけてしまった人たちは自力再生することはできないということなのだろうか。10月頃から世論調査の結果が「おかしい」との声が増えてはいたものの、結局また外したのである。

多くの専門家は、投票日になり結果が出始めてから、ヒスパニック(またはキューバ系アメリカ人)の票読みが外れたなどと自分たちに都合の良い理屈を述べているが、これは違う。もし、このような説明をするのであれば、テニスの大坂なおみ選手は黒人であると同時にハイチ系アメリカ人にも分類できる。ハリス副大統領候補も、ブラック・ヒスパニックとインド出身の親を持つので、黒人であると同時にヒスパニックとも、インド系アメリカ人とも言える。

予想が外れた理由は別にある。主に2つの理由だと考える。

1つは、バイデン候補が社会主義政策を打ち出すと同時に、グリーン・ニューディールのためにフラッキング(シェールオイルなどを採掘するための作業)を禁止する、またはそのための助成金を止める、などと発言したことだ。また、マルクス主義者と噂されていたハリス副大統領候補は、それについての質問には笑うだけで答えなかった。政策協調という名の下、大統領選挙に勝つために、サンダース上院議員一派に屈した結果である。

2つ目は、バイデン候補の息子であるハンター・バイデン氏の不正疑惑だ。池松支局長が書いた「バノン氏逮捕、元FBIの弁護士に聞く政治的意図の意味」では、米連邦捜査局出身の弁護士が「トランプ氏の情報を得るためにバノン氏を逮捕したのでは」との見解を語っていたが、実際はその逆となった。逮捕直後に保釈されたバノン氏は、FOXニュースなどで自分の無実を主張した後、ハンター氏の不正などについて情報を拡散した。特に、中国の反政府勢力の一派に何度も接触したとのことで、ほとんど全ての情報がリークしていたようである。

これが、「路徳社」と名乗るユーチューバーが9月24日に中国語でハンター事件を大拡散することにつながった。当然、米国でも視聴でき、メッセージアプリ「WeChat」などを通じてさらに拡散したのである。ニューヨーク・ポスト紙が特ダネとして1面で報道した日の20日前のことだ。同紙の記事は、「Twitter」や「Facebook」での拡散が制限され、ジャーナリズムやプラットフォーマーを巻き込んで別の意味で話題になったのだが。

つまり、トランプ大統領の敵は社会主義であり、その象徴として、米国人が嫌い始めた中国との関係で不正利益を上げたハンター氏の問題が持ち上がり、今回の接戦を招来したといえる。

投票日までの1カ月間で33州を見て回った共和党のマッカーシー下院議員は、世論調査のような雰囲気はなく、前回(2016年)よりもトランプ大統領が優勢な状況だと感じたと述べていた。その背景には、上記のような事情があったのだろう。つまり、共和党陣営は、誰もバイデン楽勝などとは思っていなかったのである。

今後の選挙の行方は

トランプ大統領は、これまで触れてきたような開票状況は不自然だとして、最高裁に4日午前4時で集計をやめ、選挙結果を出すよう求めた。午前4時と言えば、まだ大統領が十分優勢な段階である。同時に、午前4時は(筆者の過去の経験からすると)開票作業に従事する職員が長めの休憩に入る時間だ。

選挙の仕事をした人は分かるだろうが、開票作業には不要なものを持ち込めない。極端な話、偽の投票用紙を持ち込んで不正をするかもしれないからだ。また、スマホなどを自由に見ることができる場合には他会場の結果を知って、自分の支持政党に有利にしたいと考えるのが人間の心情だ。ところが、長めの休憩で外に出てしまうと、全ての管理は水の泡となる。

一方、先ほども触れたように、ペンシルベニア州などは3日の消印があれば6日まで受け付けるとしているので、なかなか結果を出さないだろう。他の州もどうなるか分からない。郵便投票では、既に不明になったものが突然出てくるかもしれない。また、消印有効とは言っても、米国の場合、日本のように消印の日付を数日前に戻すことができないという仕組みとは言い難い。悪い見方をすれば何でもありというのが米国なのだ。

また、2000年の大統領選と同様、リカウント(再集計)となるかもしれない。実際、ウィスコンシン州は集計終了とした後に、集計結果を変えたことが2度ある。そう考えると、大変な事態になるかもしれない。

トランプ大統領と戦っているのは反トランプの全員である。上院で共和党が過半数を維持し、下院では過半数割れとはいっても、勢力を盛り返した共和党の中にも反対派がいるかもしれないため、今後事態がどのように展開するかは読みにくい。今回は「リバタリアン」を自称する、本来ならば共和党内にいてもよいような集団が別の大統領候補を立てており、これがわずかながらもトランプ票を奪っているのも事実である。

今後は、集計結果は表向きのものとして、リカウントを本格的にするかどうか、裏で両陣営の駆け引きがあると考えたほうがよいだろう。既にトランプ陣営が動いているため最高裁も動かすことになるだろう。

午前4時までの集計を使うように求めたトランプ大統領が、その後にバイデン候補勝利を発表したウィスコンシン州にリカウントを求め、ミシガン州を訴える考えを明らかにしたのは、恐らく最高裁では争う目的があいまいになる(つまり午前10時になって午前4時の集計結果を明確に出すことはできない)と言われたからだろう。

一方、トランプ大統領の政策を絶対に続けさせたくない民主党は一枚岩である。1987年から狙ってきた大統領の椅子を、前回(2016年)は長男の急死で諦めたバイデン候補には、その時のクリントン候補のように僅差ながら潔く負けるというような発想は全くないだろう。彼にあるのは、なりふり構わず勝ちたいという思いだけである。いずれにせよ、混乱の大統領選となったことは間違いない。

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