『「中国政府が救う神話」崩壊の衝撃!中国“影の銀行”が債務超過5兆円で破綻…波紋は?』(1/16ダイヤモンドオンライン 真壁昭夫)について

1/16The Gateway Pundit<Chinese Researchers Engineer Deadly Coronavirus Strain Targeting the Brain and 100% Kill Rate in Mice, Acknowledge Potential Human Spillover Risk=中国の研究者が脳を標的とした致命的なコロナウイルス株とマウスの致死率100%を設計、人体への波及リスクの可能性を認識>

中共だから生物兵器として活用するつもりでしょう。

中国の研究者チームが、特に脳細胞を標的とするように設計された、マウスにおける驚くべき致死率100%を示すコロナウイルスの変異株の開発に成功したとデイリーメール紙が報じた。

物議を醸した研究で詳述されたこの発見は、病原体の致死性の強化と、それが人間集団に波及する潜在的なリスクを浮き彫りにしている。

1月3日にbioRxivウェブサイトで公開されたプレプリント研究では、「センザンコウコロナウイルス」の変異体を使用してこれらの研究者らが行った実験の詳細が記載されている。このウイルスをマウスのグループに導入して、その影響を研究しました。

「SARS-CoV-2関連センザンコウコロナウイルスGX_P2V(short_3UTR)は、ヒトACE2トランスジェニックマウスにおいて100%の死亡率を引き起こす可能性があり、これは後期段階の脳感染に起因する可能性があります。これはGX_P2Vがヒトに波及するリスクを強調し、SARS-CoV-2関連ウイルスの発病機構を理解するための独自のモデルを提供する」と研究では述べている。

研究者らは、GD/2019とGX/2017と名付けられた2つのセンザンコウコロナウイルスが、新型コロナウイルス感染症の発生前から確認されていたと主張した。これらのウイルスは、2020 年の GD01 と 2017 年の GX_P2V という異なる年に分離および培養されました。

生ウイルスに感染したマウスはすべて接種後7~8日以内に死亡したという驚くべき結果となった。

ウイルスはマウスの体内で見つかっただけでなく、脳、目、肺などの重要な器官にも到達していた。

https://www.thegatewaypundit.com/2024/01/chinese-researchers-engineer-deadly-coronavirus-strain-targeting-brain/

1/16Rasmussen Reports<50% Believe Allegations Against Georgia Prosecutor Fani Willis=ジョージア州検察官ファニ・ウィリス氏に対する告発を50%が信じている>

有権者の半数は、ジョージア州フルトン郡のファニ・ウィリス地方検事が、ドナルド・トランプ前大統領とその関係者に対する事件で彼女が雇った特別検察官に不適切に関与していたと考えている。

ラスムッセン・レポートの最新の全国電話およびオンライン調査によると、米国の有権者の50%が、ウィリス氏がトランプ事件で特別検察官として雇った弁護士と「不適切な関係」を持った可能性が高いと考えており、その可能性が非常に高いと考える33%も含まれている。30% はそのような関係になる可能性は低いと考えており、その可能性はまったくないと答えた 12% を含む。残りの 20% は確信が持てません。

https://www.rasmussenreports.com/public_content/politics/biden_administration/50_believe_allegations_against_georgia_prosecutor_fani_willis?utm_campaign=RR01162024DN&utm_source=criticalimpact&utm_medium=email

https://twitter.com/i/status/1746937748169314476

共和党エスタブリッシュメントも如何に腐敗しているか。

CNNですら・・・。

1/17看中国<大年将临 “随地倒”频发 多种传染病叠加(图)=春節が間近、「どこでも倒れる」が頻発、多数の感染症が重なる(写真)>中国では多数の感染症が重なり、上海など各地でインフルエンザがピークに達し、病院は超満員となり、2種以上のウイルスに同時に感染する人の多くは「バーレル」「二つの流感人」と呼ばれる。地域によっては毎日学校のクラスの半分が空いているところもあり、「どこでも倒れる」が頻発しており、「突然死する人が増えるだろう」とあからさまに言うネットユーザーもいる。

春節(2/10)で日本に来ないように!

https://kzg.secretchina.com/news/gb/2024/01/17/1053628.html

1/17阿波羅新聞網<哈马斯大半指挥官被杀,超40%高级领导人被灭!真主党、胡塞挨揍—变化太快:哈马斯大势已去,真主党、胡塞挨揍=ハマスの司令官の大半が殺害され、幹部の4割以上が排除された! ヒズボラとフーシ派は攻撃される – 変化が速すぎた:ハマスは去り、ヒズボラとフーシ派は攻撃される>ハマス・イスラエル戦争100日目にあたる1/14、ハマスの大勢は失われた。 イスラエルはハマスに対する容赦のない攻撃を続けており、9,000人以上のハマスが殺害され、多数のトンネルやインフラが破壊されているが、イスラエル軍はガザ北部を制圧し、ガザ南部と中部では戦闘が続いている。 ハマスは何の軍事的成果も上げておらず、司令官の半数以上が殺害され、上級指導者の40%以上が排除され、残った者たちは人質を取ってトンネルに隠れてイスラエルとの戦いを続けている。

ハマスは何のために10/7テロを仕掛けたのか?殲滅されるため?

https://www.aboluowang.com/2024/0117/2005275.html

1/16阿波羅新聞網<川普爱州党内初选大胜!2024总统大选对决拜登重要一步=アイオワ州予備選挙でトランプ勝利! 2024 年の大統領選挙におけるバイデンとの対決にとって重要な一歩>米大統領選の共和党予備選が始まり、きのう(15日)夜にはアイオワ州でスタートし、主要メディアや世論調査機関はトランプ前大統領がアイオワ州党予備選で勝利し、11月にバイデンに対抗して共和党を代表する重要な一歩を踏み出したと予想している。

多分相手はバイデンではないでしょう。それとトランプ暗殺が起こりうる。

https://www.aboluowang.com/2024/0116/2005154.html

1/16阿波羅新聞網<英防相称“和平红利”结束 5年内恐要同时应付中俄=英国国防相の「平和の配当」は終わり、5年以内には中国とロシアを同時に対処しなければならない可能性があると>英国のグラント・シャップス国防相は、冷戦終結後の「平和の配当」の時代は終わり、紛争は今後さらに増えるだけだと述べ、英国は5年以内に中国、ロシア、イラン、北朝鮮を含む複数の戦場に対処しなければならない可能性があると述べた。

ならず者国家を甘やかしてきたから。

https://www.aboluowang.com/2024/0116/2005134.html

1/16阿波羅新聞網<普京将发动“第三次大战”?德军爆准备俄7阶段攻打北约=プーチン大統領は「第三次大戦」を始めるのか? ドイツ軍、ロシアの7段階のNATO攻撃に準備>ドイツのビルト紙は、ドイツ国防省の漏洩機密情報を引用し、ドイツ軍と欧州はロシアが今年ウクライナ戦争を拡大し、さらにはNATO諸国を攻撃する可能性に備えていると述べた。 ロシア軍は早ければ2月に行動を開始し、7段階に分けて実施されるが、来年(2025年)の春にはNATOと直接紛争が勃発し、外国メディアは第3次世界大戦を引き起こすのではないかと懸念している。

最悪の事態を想定して準備するのは危機管理の要諦。

https://www.aboluowang.com/2024/0116/2005128.html

1/16阿波羅新聞網<大翻车:台湾同胞是否愿意回归?引发热议被封杀【阿波罗网报道】=大混乱:台湾同胞は復帰したいのかどうか​​? 激しい議論はブロックされた 【アポロネット報道】>アポロネットの李冬琪の報道:最近、中国のソーシャルメディア微博プラットフォームで、あるブロガーが「もしあなたが台湾同胞だったら、復帰したいか?」という質問を提起し、このトピックに多くのネチズンがコメントで反応したが、この関連語句は削除された。

不都合な言論は削除される。

https://www.aboluowang.com/2024/0116/2005127.html

1/16阿波羅新聞網<中南海更怕民变还是政变?=中南海は内乱とクーデターどちらを恐れているのか?>中共指導者の習近平は最近、政法システムに対し政権の安全を確保し、安定維持を強化するよう要請し、いわゆる「人民の矛盾」や「楓橋体験」(毛沢東時代の社会の相互監視システム)にも言及した。一方、中共に新設された中央社会工作部は、省級部門を相次いで設立した。 アナリストらは、中共は内乱という前例のないリスクに直面しており、これに対処するために2つの措置を講じているが、状況を遅らせているだけだと考えている。 習にとって最大の危機は党内にあり、内乱、クーデター、政変が差し迫っていると指摘する人もいる。

習政法システムの取り巻きに安全を確保し、内乱を防ぐよう命じたのだろうか?

中共は崩壊したほうが良い。

https://www.aboluowang.com/2024/0116/2005094.html

https://twitter.com/i/status/1747114732224462931

何清漣 @HeQinglian 7時間

  1. 私はトランプが共和党の予備選で勝つことを疑ったことは一度もなかった。
  2. 私は、競争に参加しているという理由で、彼と競争する人に反感を持ったことはない(対人の反感は別の話)。 党内でのトランプの人望と地位は、他者を退かせて勝ち取ったものではないため、公正な競争がそれを強固なものにした。
  3. 彼が大統領選挙の指名を獲得した後、適切な副大統領候補を選択できることを願っている。

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引用

トランプファン 文婕 文婕 放送 @wenjiebc 18 時間

ヴィヴェクは2024年の大統領選から正式に撤退した。

トランプがアイオワ勝利演説で彼を称賛したのも不思議ではない。

これは賢明な行動であり、デサンティスが前車の覆るは後車の戒めとするかもしれない。

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何清漣が再投稿

ルクス @Lucs24659702  17時間

ヴィヴェクは大統領選から撤退しドナルド・トランプを支持

「最初から言っているように、この選挙にはアメリカ・ファーストの候補者が2人いる。

私は今夜​​早くドナルド・トランプに電話して彼の勝利を祝福したが、今後は彼を全面的にサポートするつもりである 」

何清漣 @HeQinglian  37m

【バイデンが2020年に権力を握ったのは、米国人がトランプは常識外れと感じたからである】…もっと見る

引用

Ezio Mao ☢@KELMAND1 15h

バイデンが2020年に大統領に就任できたのは、米国人がトランプは常識外れと思ったから。

米国人はバイデンは常識外れと考えているため、トランプは2024年に権力を握るだろう。

つまり、米国の大統領選挙は常識外れの母親が常識外れの人間に門を開けて、常識外れを家に迎えていることになる?

何清漣 @HeQinglian 7時間

NYTは、トランプ支持者は十分な教育を受けていないと言った過去に広めていた嘘を繕い始めた。

【大学教育を受けた共和党員が再びトランプに恋に落ちた経緯 https://cn.nytimes.com/usa/20240115/trump-college-educated-voters/ 】

2016年選挙の出口調査によると、大学教育を受けた有権者の間では、トランプの支持者が民主党の支持者に劣らないことが示されている。 確かに修士号や博士号を持つ人たちの間では民主党の支持率が高い(彼らは筋金入りの左派だ)。 …もっと見る

https://twitter.com/i/status/1747019452401496492

何清漣が再投稿

Elaine Yu @ElaineYuMuMu 18h

今日のベルリンは農民と支持者に完全に囲まれているが、メディアはこれを報道しているか?

引用

PeterSweden  @PeterSweden7  1月16日

これは巨大である。

今日の農民の抗議活動で、3万の人々と4000台のトラクターがベルリン中心部を封鎖した。

🚜🚜🚜

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真壁氏の記事では、①朱鎔基の息子の朱雲来が2018年に行われた非公開会議で、中国の総債務は2017年末に669兆元あったと述べた。朱雲来は中国の債務が年率16.6%で増えてきたことを指摘しているので、仮に同じ割合で2017年末から2021年末の4年間でも増え続けているとすれば、なんと1236兆元(2京2000兆円)まで膨れ上がっていることになる。

https://gendai.media/articles/-/91583?page=4

②「澁谷 司の「チャイナ・ウォッチ」 -407-中国の総債務」から、「11/5『博訊』に掲載された蔡慎坤の「誰が中国の借金を返済する能力があるか?」という論文によれば、2017年末の中国の債務規模は600兆元(約9360兆円)に達し、一人当たり40万元(約624万円)の負債を抱えているという。債務は毎年20%以上のスピードで増加し、GDP 6%の伸びをはるかに上回る。

債務規模は昨2018年に720兆元(約1京1232兆円)に達し、2019年は860兆元(約1京3416兆円)に達する。年利6%ならば、年間の利息は40兆元(約624兆円)から50兆元(約780兆円)以上に達し、少なくともGDPの半分以上となる。」

https://www.jfss.gr.jp/article/1045

③10/10で本ブログ10/9阿波羅新聞網<震惊爆中国总体债务天文数字 中共极力掩饰 根本没有办法解决=中国の天文学的な総債務に衝撃、中共は全力で隠蔽しているが、解決方法はない>で蔡慎坤は中国の総債務は2020年に900兆元に達したと。

http://dwellerinkashiwa.net/?p=34747

中植一企業の問題でなく、これから社会全体が債務支払いに追われ、投資は縮小し、個人所得も減るため、消費も減る悪循環がずっと続くでしょう。それでも2023年の実質GDPの伸びが5.2%あるというのだから、恥を知らない嘘つき民族。

記事

Photo:PIXTA

能登半島地震の発生とその報道で日本国内が動揺する一方、中国では史上最大級の破綻劇が起きていた。1月5日、中国のシャドーバンク(影の銀行)大手、中植企業集団が破産したのだ。ピーク時の運用資産が20兆円を超えた巨大企業は、不動産バブルの崩壊にのまれ、急激に経営が悪化。これまで“政府保証”を信じてきた国民心理や中国の株式市場は、不安定さを増している。(多摩大学特別招聘教授 真壁昭夫)

中国国民が信じてきた“政府保証”が崩壊か

1月5日、中国のシャドーバンク(影の銀行)大手、中植企業集団(中植)が北京市第一中級人民法院に破産清算を申請し受理された。中国で史上最大級、債務超過は5兆円規模とみられる今回の破産は、経済に大きな負の影響をもたらすと考えられる。8日以降、投資家の中国株売却は増加したとみられ、株価は不安定な展開になっている。

中植の破産をきっかけに、人々が信じていた“暗黙の政府保証”は崩れ始めたとの見方もある。これまで中国では、主要な企業の債務不履行(デフォルト)などが起きても、「政府が救済に動くから投資家に損失は及ばない」との一種の思い込みがあった。2023年8月に中植集団の債務超過が表面化しても大きな混乱にはならなかったのは、そのためだ。

しかし、中国政府は、投資家の保護や金融システムの健全化などを強化しなかった。その結果、中植は破産に追い込まれた。政府の経済政策、金融行政に対する国民の不安は高まり、景気の本格的な回復には相当の時間が必要との懸念が、一段と上昇した。

今後、中国では、「信託商品」(不動産向けローンなどを投資信託に仕立てた金融商品)と呼ばれる、高利回りの投資商品を売却する投資家が増加するだろう。バブル膨張期と反対に、「売るから下がる、下がるから売る」という負の連鎖が加速する可能性があり、投資に依存してきた中国経済は一段と厳しくなるはずだ。

シャドーバンク大手・中植はなぜ破産したのか

シャドーバンク大手である中植の破産は、中国の不動産バブル崩壊が、金融部門の一部であるシャドーバンキングセクターに波及していることを示している。

リーマンショック後の中国経済では、マンション建設など不動産投資が大幅に増えた。政府が、不動産投資によって景気を下支えし、経済の成長率を引き上げようと狙ったのだ。地方政府は、碧桂園(カントリーガーデン)など大手デベロッパーに土地を売却し、デベロッパーは、シャドーバンクなどの金融機関から資金を調達し、マンション建設を急速に増やした。国民の投機熱の高まりもあり、マンション価格は上昇し続け、不動産バブルは膨張した。

それと同時に、富裕層から一般の個人投資家に至るまで、中植グループなどが設定する信託商品への需要も急増した。ピーク時、信託商品への資金流入が増加したことで、中植の運用資産規模は約20兆円に膨れ上がった。群集心理が膨張する中、中植は、不動産市況の上昇でビジネスを拡大できると“コントロール・イリュージョン”(自分たちがマーケットを支配しているという過度な全能感)を強めた。

20年8月、中国政府が財務指針「3つのレッドライン」を実施すると、デベロッパーの資金繰りは悪化し、不動産バブルは崩壊に向かった。中植傘下の中融国際信託は、不動産関連の債券の価格が“割安”と判断し、経営が悪化した不動産企業への貸し付けを増やした。中融国際は、急速に経営状態が悪化した中国恒大集団(エバーグランデ・グループ)などからも資産を買い取った。

しかし、中植の予想に反して中国の不動産市況は悪化した。中植の不良債権は急増し、資金繰りは急速に悪化。グループ企業が設定・運用した信託商品のデフォルトも発生し、23年8月、一部顧客は返金を求める抗議活動を起こした。

大手生命保険会社とシャドーバンクの関係

中植の破産によって、信託商品などに“暗黙の政府保証”が付いているという思い込みは低下したはずだ。

中国の金融業界では、4大国有銀行など大手行は、相対的に信用力が高い国有・国営企業への融資を優先する傾向が強い。一方、信用力が低い中小企業、民間企業、地方政府傘下の融資平台などに貸し出しを行ってきたのがシャドーバンクだ。

シャドーバンキングとは一般的に、通常の銀行融資を受けられない相手に、高金利で貸し付けたり、投資したりする手法をいう。資金源は、銀行が販売する金融商品であり、商品の多くが短期間で償還を迎える。

中国ではシャドーバンクの重要性が高まるにつれ、信託商品などの元利金支払いが遅れると、「政府が支払いを保証するはずだ」との希望的観測が増えた。リーマンショック後はさらに、暗黙の政府保証への期待が高まった。

その典型例が、中国の大手生命保険会社だ。18年以前は、信託商品のリスクの高さ、投資先企業の事業内容の不透明さなどを理由に、シャドーバンクに資金を貸し付ける生命保険会社は少なかったといわれる。ところが、18年頃から徐々に大手生保はシャドーバンクへの投資を増やした。信託商品などのデフォルト懸念が高まれば、政府が救済に動くという思い込みがあったのかもしれない。

しかし、中植の破産によって、暗黙の政府保証はあくまでも思い込みにすぎなかったことが明確になった。北京の裁判所は、「中植は“明らかに”返済能力を欠いた」と厳しく指摘している。

23年11月の時点で、中国の不動産やシャドーバンクの専門家の間では、中植の不良債権問題に起因する投資家の損失額がおよそ560億ドル(8兆1200億円)に達するとの見方があった。

一方、中国政府も無策だったわけではない。23年11月、国家金融監督管理総局(NFRA)は信託会社などへの監督を厳格化した。

ただ、中国政府は、資金繰りが悪化したシャドーバンク企業に公的資金を注入し、投資家を守るところまでは踏み込まなかった。中植の顧客の多くが富裕層であったため、同社の破産は金融システムに深刻な影響を与えないと判断したのかもしれない。

中植は、返済能力を欠いたまま放置された。破産をきっかけに、暗黙の政府保証への懸念は高まった。政府の対応の遅さを改めて認識する主要投資家は増えている。

深刻化する中国の景気低迷への懸念

現在、中国の不動産市況が下げ止まる兆しは見られない。今後、中植の破産によって信託商品の返金を求める投資家は増え、信託会社などは資産売却を急ぐことになるだろう。不動産分野から流出する資金は増え、実体経済の下振れ懸念も高まる。株価の下落リスクは上昇し、海外への資金流出も勢いづくと予想される。

マンション建設の停滞感は中国全土でいっそう深刻化するはずだ。土地の需要は追加的に低下し、地方政府の主要財源である土地譲渡益も減少する。経済成長率の低下によって税収に下押し圧力がかかり、財政破綻リスクが上昇する地方政府も増えるだろう。

中国の景気対策は地方政府が担うことが多い。財政悪化によって、中国がインフラ投資を積み増して景気対策を講じることは難しくなる。基礎資材や建設機械などの需要も減少し、生産活動や設備投資を抑制する企業は増えるだろう。

それに伴い、若年層を中心に雇用・所得環境の悪化も加速すると予想される。消費者心理の悪化も避けられない。中国ではマンションが完成する前に購入契約を締結し、ローンの返済を始めることが多い(予約販売)。購入したのに遅々として完成しない状況が続けば、返済を拒否する個人は増える。債務返済を急ぎ支出を減らす家計や企業も増え、デフレ圧力は追加的に高まる恐れが高い。

中国経済が負の連鎖から本格的に脱却することは当面、難しいだろう。中央銀行による資金供給などを支えに、中国の23年の新規融資は前年比6.8%増の22兆7500億元(約464兆円)だった。増加した融資の多くは、国有・国営企業などの目先の資金繰り確保などに回ったようだ。

例えば鉄鋼業界では生産能力の過剰が明らかであり、そうした中で融資を積み増すことは経済運営の効率性を高めるよりも、むしろ将来の不良債権予備軍になる恐れが高い。シャドーバンク大手である中植の破産により、投資に依存した中国経済のメカニズムの“逆回転”が加速したと考えられる。

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