8/23阿波羅新聞網<民调:为数可观选民后悔投拜登 若今天投票川普会压倒性获胜=世論調査:かなりの数の有権者がバイデンに投票したことを後悔 もし今日投票すればトランプは圧倒的な勝利>タリバンが15日にアフガニスタンの首都を陥落させ、米国の国際的なイメージが大きく損なわれただけでなく、バイデン大統領への国民の支持が急降下した。 「ラスムセン・レポート」は以前、かなりの数の有権者がバイデンへの投票を後悔していることを示した調査結果を発表した。2020年総選挙をもう一度すれば、トランプは圧倒的に勝つ。
ラスムセンレポートは、今月の16日から17日までに1,000人の米国の潜在的な有権者を調査した。今大統領選挙が行われると、米国の有権者の37%がバイデンに投票し、43%の人がトランプに投票、14%の人が他の候補者に投票すると答えた。
昨年の選挙でバイデンに投票した有権者の12%が、投票したのを後悔していると答えた。対照的に、トランプ支持の有権者の2%だけが投票を後悔した。
今もう一度投票すると、トランプが勝つ。昨年バイデンに投票した有権者のうち、79%だけが再度彼に投票し、7%がトランプに切り替え、10%が他の候補者に切り替えた。昨年、トランプに投票した投票者の81%が再度彼に投票し、2%のみがバイデンに切り替え、12%が他の候補者に切り替える。昨年、他の候補者に投票した有権者の7%だけがバイデンに切り替え、21%がトランプに投票する。
調査によると、男性の有権者は女性の有権者よりも間違った票を投じたことに対して後悔を表明する傾向がある。40歳未満の有権者も年配の有権者よりも間違った票を投じたことに対して後悔を表明する傾向がある。
アフリカ系米国人の有権者(14%)およびその他の少数民族の後裔(15%)は、白人(5%)よりも2020年の大統領選挙を残念に思っていると言う傾向がある。
昨年の大統領選挙での投票に遺憾の意を表明した有権者のうち、過半数(51%)が、次の選挙が今日行われる場合、トランプに投票すると答えたが、バイデンに投票すると答えたのはわずか26%であり、16 %の人が他の候補者に投票する。
タリバンによるアフガニスタンの突然の支配を責任転嫁しようとするバイデンの試みに、ほとんどの有権者はそれを買わない。
当然の結果。米国民は「自食其果」、“You reap what you sow”でしょう。不正以外にメデイアに煽られている人も多数いると思われます。ここが課題でしょう。
https://www.aboluowang.com/2021/0823/1636387.html
8/23阿波羅新聞網<塔利班开始进攻潘杰希尔山谷,马苏德称奉陪到底,抗击一切极权政权=タリバンがパンジシール渓谷を攻撃し始め、マスードは徹底的につきあい、すべての全体主義政権と戦うと主張した>1980年代にアフガニスタンの反ソの英雄アフマドシャーマスードの息子であるアフマドマスードは、パンジシール渓谷に約9,000人の軍隊を集め、タリバンは、8/22(日)に数百人を派兵し、武力で地盤を奪おうとした。
アフマドマスードは同日、ロイターの電話インタビューを受けた。彼は谷の中から、反タリバン側の立場は、タリバンが交渉だけが問題を解決できることを理解することを望んでいると言った。反タリバン側の立場は戦争の勃発を望んでいないが、タリバンがパンジシール渓谷を攻撃しようとすると、「徹底的につきあい、すべての全体主義政権と戦う」と主張した。彼はまた、パンジシール渓谷のレジスタンス運動には他の地域も含まれ、彼らは正規軍のメンバー、特殊部隊のメンバー、ゲリラでアフガニスタンの領土全体を守っていることを指摘した。
以前、タリバンはツイッターアカウントを通じて、パンジシール渓谷地域代表の「和平投降の拒否」の問題を解決するために、何百人もの兵士がパンジシール渓谷に向かって行進していると発表した。
内戦になるか、政権内に取り込むか?いずれにせよ、外貨がないので、米国から取引停止を解除してもらう交渉をしないと。米国は飛行機等軍装備が中ロに渡らないように、停止解除と併せて交渉すべきでは。
https://www.aboluowang.com/2021/0823/1636447.html
8/23阿波羅新聞網<前国务卿赖斯:“不,阿富汗人民没有选择塔利班=元国務長官ライス:「いいえ、アフガニスタン人民はタリバンを選んでいない」>アフガニスタンからの米国の撤退の混乱ぶりは、米国の評判を傷つけた。同時に、アフガニスタンがタリバンを選んだと考えて、アフガニスタン人民に責任を押し付ける声があった。元米国国務長官コンドリーザ・ライスはこの種の言い方は「破壊的で非常に不公平」と考えている。彼女はWPに寄稿し、アフガニスタン人民はタリバンを選ばず、米国はこのように慌ただしかったため、人民に今日の混乱を避けるのに十分な時間を与えず、米国自体とその同盟国にもテロの再燃を防ぐための十分な時間を与えなかった。
やはり共和党の方がまともか。
https://www.aboluowang.com/2021/0823/1636494.html
8/22阿波羅新聞網<【要闻精粹】这国疫苗运动的角色与疯狂令人叹为观止=【ニュースの本質】この国のワクチン運動の役割と狂気は息を呑むほど>
米国を非難、反米は仕事
娘を米国に留学させ、米国で不動産購入し、娘に住まわせる
反米は仕事 米国に留まるのは生活のため 愛国はビジネス 愛党は利益のため グリーンカードは退却のため 子供はアメリカンドリーム(習近平の中国の夢でない)
アリババ等民間企業に習が金を供出させている
強制的にワクチン接種
https://www.aboluowang.com/2021/0822/1636271.html
8/23阿波羅新聞網<针对中南海 美军组建F-35C小分队 拟往返五千英里空袭=中南海に対して米軍はF-35C戦隊が結成され、米陸軍は往復5,000マイルの距離を空襲する>米海兵隊は、中共を標的として、西太平洋で攻撃任務を遂行するためにF-35Cステルス戦闘機で構成される小部隊を編成した。国防総省は南シナ海とフィリピン海で新しい作戦方式を模索しているが、この海域では、米国とその同盟国の空軍基地は(中国と)ほとんど離れておらず、その飛行作戦は中共によって脅かされている。
中距離核ミサイルを日本に配備できるように、米国とニュークリアシエアリングの交渉をしないといけないのに、今の菅では。岸田が多分総裁になれば、広島出身だから、考えたこともないかも。でも中共は「降伏するまで核ミサイルを撃つ」と脅したのだから、総理になれば国民を守る仕事をきっちりしないと。
https://www.aboluowang.com/2021/0823/1636489.html
https://twitter.com/i/status/1429272455500242946
何清漣 @ HeQinglian 3時間
アフガニスタンの混沌とした撤退は警鐘を鳴らした:米国がなければ、誰がヨーロッパを守るのか? EUは、独立自主の遠征軍を提案する https://rfi.my/7g9p.T @RFI_Cn
アフガニスタンの混沌とした撤退は警鐘を鳴らした:米国がなければ、誰がヨーロッパを守るのか? EUは、独立自主の遠征軍を提案する
8/22(日)、欧州連合の外交・安全保障政策担当上級代表兼欧州委員会副委員長のボレッリは、カブールがタリバンの手に落ち、国際的な退避が混乱し、欧州は独立を発展させる必要があると述べた。・・・
rfi.fr
日本もですよ。
何清漣 @ HeQinglian 2時間
ラスムッセンの最新の調査:民主党の有権者のほぼ10分の1が、2020年にバイデンに投票したことを後悔した。
コメント:まだまだ十分ではない。この政党が米国のために何か良いことをしたいのなら、極左を切り、ゼロから始めて、米国と米国人の利益に奉仕する党にすべきである。極左には政権運営能力がなく、開いているポケットにはお金が流れず、散散バラバラに散らばっているだけである。
選挙を盗んだ連盟の盟主が出てきて、2つのステップを踏む必要がある。
引用ツイート
ラスムセンレポート @ Rasmussen_Poll 2時間
ギングリッツチ 360 |新しいラスムセン世論調査は、10人に1人の民主党員が2020年のバイデンへの投票を「後悔」していることを示した https://gingrich360.com/2021/08/20/new-rasmussen-poll-reveals-that-nearly-1-in -10-democrats-regret-their-2020-vote-for-biden /
何清漣 @ HeQinglian 2時間
もうすぐ10月になるが、米国はインフレ率が高く、あらゆる混沌とした政治が全部出てきた。アフガニスタンでの撤兵の世界に晒した恥が出てくるのを待って、やっと人々は目を覚ますだろう。更に待つともっと痛いものが出てくる。
引用ツイート
ラスムセンレポート @ Rasmussen_Poll 2時間
The New Woke @ WSJ =ClownWorld🤡twitter.com/ Rasmussen_Poll .. ..
何清漣 @ HeQinglian 5時間
私は寡聞にして知らない、中国外交部が「アフガニスタン人民の選択を尊重する」と言っているのを見ただけ。
それから、2020年の選挙を思い出し、各国はバイデンの当選を祝福し、まるで彼の当選を祝福しただけで、米国民の選択を尊重しなかったかのようである。そのような言葉の習慣はないようである。
引用ツイート
婉清 @ 1X1G3Lr7pBe1AJR 7時間
人民はタリバンを選んだか?人民は中共を選んだか?両方とも役立たず!
何清漣さんがリツイート
WSJ中国語ネット @ ChineseWSJ 8月21日
#今週の人気記事 ヨーロッパの新型コロナとの戦いは、(対策が)長期的、低強度のモデルに移行し、ドイツ、イタリア、フランスなどの国は、疫病流行を終わらせることから、それと共存する準備へと移行している。
科学者たちは、各国の計画を見ると、新型コロナウイルスが短期間で消えることはなく、インフルエンザと同じで、人間の病気や死さえも引き起こす一般的な呼吸器疾患になるという現実と認識を強調していると述べた。
ヨーロッパは新型コロナウイルスと共存する準備をしている。
ヨーロッパでの新型コロナとの戦いは、(対策が)長期的、低強度のモデルに移行し、ドイツ、イタリア、フランスなどの国は、疫病流行を終わらせることから、それと共存する準備へと移行している。
cn.wsj.com
何清漣 @ HeQinglian 3時間
タリバンは、いかなる勢力もアフガニスタンの領土を使って中国を危険にさらすようなことをすることを決して許さないと述べた。私はこれを次のように見ている。
金正恩が言うことを聞かなくなって、中国はついに代替品を見つけた。この代替品は金を注ぎ込むこと必要とする。しかし、中国のアフガニスタンへの投資はそれほど多くないので、やり方は議論を待つ。中国の場合、リスクはコントロールできる範囲内に抑える必要がある。
西村氏の記事では、そんなに簡単に台湾侵攻はできない印象を持ちました。勿論備えておくことは大事ですが。台湾侵攻したら、インド・ベトナム・フィリピンが領土挽回で立ち上がり、ウイグルやチベット・モンゴルの独立が叶うような動きになれば良いのですが。
2015年頃、兵頭二十八氏の『こんなに弱い中国人民解放軍』だったかと思いますが、中国沿海部にアナログの機雷を設置するだけで中国は封鎖され、物資も入らなくなってお手上げになると書いてあったような気がします。それを実行しなければ意味がありませんが。
記事
上陸演習を行う中国軍(2021年7月、China Militaryより)
1.評価が割れる台湾侵攻の可能性
中国の台湾侵攻についての報道では、「切迫している」という情報と「切迫していない」あるいは「優先順位は低い」といった両極の情報がある。
「切迫している」という報道では、「北京冬季オリンピックが終われば生起する」「一国二制度が崩壊した香港の後、残されているのは台湾を占領すること」「中国が48時間で台湾本島を制圧できる」という情報まである。
今年3月に米上院軍事委員会で、ハーバート・マクマスター退役中将は「2022年以降が台湾にとって最大の危機を迎える時期である」と証言した。
また、デービッドソン・インド太平洋軍前司令官は「今後6年以内に中国が台湾に侵攻する可能性がある」と証言した。
私は、この2人の発言は、米国軍事情報機関の情報を踏まえた発言であり、信頼性は高いと考える。
一方、マーク・ミリー米統合参謀本部議長は2021年6月、中国が台湾に軍事侵攻する可能性を巡り、「近い将来に起きる可能性は低い」との見解を示した。
これら米軍高級幹部の発言では、1~2年以内には「可能性は低い」が、6年以内には可能性があるということになる。
前述の真逆で、「台湾統一の優先順位は高くない」「台湾有事は切迫していない」「6年以内という予測は、想像にすぎない」という評価もある。
現実には、どの可能性が高いのだろうか。
2.「できる、できない」の評価が重要
では、習近平主席が台湾侵攻を決断する場合、何を決断要素とするだろうか。特に、実行の可能性に影響を与える決断の要素を列挙する。
① 歴代中国指導者が祖国統一実現目標を保持していること
② 台湾への軍事的侵攻能力(兵器の保有量)整備の実情
③ 部隊が、侵攻し占領するための演習・訓練を実施すること
④ 中国の周辺諸国、例えば、ロシア、インドなどとの不可侵の保障があること
⑤ 米国の介入と日本の妨害の評価
・ 米国の介入前に、制圧を完了できるか
・ 米軍との局地的戦争に勝利できるか
・ 日本の妨害があるか
⑥ 国際的な批判に耐えられるか、経済活動に重大な負荷を与えないか
これらの根拠の中で、私が、特に注目するのが、海を越えて台湾本島や金門島・馬祖列島に攻撃しつつ上陸(強襲上陸)できるのかである。
達成可能にするための軍の建設を行っているのか、建設された軍が実際に機能するように演習を実施しているのかを具体的に分析評価する必要がある。
戦車や戦闘機、ミサイルを多数保有していても、最終的には、兵士や戦車や砲が、台湾本島に上陸して攻撃できなければ意味がない。
なぜなら、中国がいくら航空攻撃や、ミサイル攻撃を行っても、軍や台湾国民が壕の内部に避難していれば、被害を少なくして生き延びることができるからだ。
したがって、最終的には、地上軍が被害を受けても上陸することによってしか、占領することはできない。
最終的に台湾侵攻の可否を決定するのは、どの程度の強襲上陸能力を保有しているかだ。
3.台湾侵攻を可能にする海軍陸戦隊
上陸侵攻能力というのは、海上からの侵攻と空中からの侵攻(今回は省略)がある。
海上からの侵攻は、海を渡って、待ち構えている敵の攻撃を受け、戦闘をしながら海岸から上陸して戦闘する能力である。
上陸侵攻が成功するかどうかは、敵が陸地で待ち構えているところでの上陸戦闘にかかっている。
攻撃を受けても敵地で生き残り、次に上陸してくる第2・3波部隊とこれ以降の部隊を上陸させ、占領した地域を拡大させなければならない。
敵が待ち構えているところに上陸侵攻すれば、大きな被害が出ることは必然のことである。
このため、上陸侵攻部隊は、最初に同時侵攻できる第1波部隊が、待ち受ける部隊から攻撃されても撃退されないほどの部隊を保有する必要がある。
中国海軍揚陸艦艇(一部)による強襲上陸要領のイメージ
では、中国軍に、台湾への上陸侵攻能力があるのかどうか。
台湾海峡を海上から上陸侵攻する専門部隊は、中国海軍陸戦隊(米軍では海兵隊、日本では水陸機動団)であり、軽陸戦旅団3個、水陸両用旅団2、機械化旅団1個、特殊作戦旅団1個の合計7個旅団から編成されている。
7個旅団の主要な装備品は、2005年に製造正式化された05式水陸両用歩兵戦闘車ZBD-08(26t)が225両、その他の中戦車・歩兵戦闘車・突撃戦車・自走砲が55両だ。
中国軍水陸両用歩兵戦闘車
出典:http://www.yhgc.net/news/11456.html
1個旅団の兵員数は約6000人で、陸上自衛隊の水陸機動団約3000人の2倍だ。7個旅団の兵員総数は、約4万2000人である。実際に、これらの兵士を揚陸艦艇で上陸させることができるのだろうか。
4.莫大な予算で大型揚陸艦を建造
中国海軍は、海軍陸戦隊を海上輸送するため、各種揚陸艦艇を保有している。
中国海軍は2000年頃まで、戦車揚陸艦19隻、中型揚陸艦39隻、小型揚陸艦約90隻、エアクッション揚陸艇10隻を保有し、最大約8200人と戦車215両を海上輸送できた。
部隊規模とすれば、増援された1個旅団までだった。
増援された1個旅団の兵力だけ上陸侵攻するという想定でシミュレーションを行えば、金門島および馬祖列島への上陸侵攻でも、攻撃が失敗する可能性が高い。本島への上陸侵攻は、完全に失敗する。
中国は、陸戦隊を保有していても上陸侵攻能力がなければ、台湾に侵攻して占領することは不可能であることは、当然分かっていた。
そこで、中国海軍は、2000年以降~2020年までに、800tクラスの旧式の中型揚陸艦28隻を退役させ、約5000tの新型の戦車揚陸艦24隻と約2万5000tクラス5隻と40000トンクラス3隻のドック型輸送揚陸艦(日本のおおすみ型輸送艦に匹敵)を建造(一部建造中)した。
また、2万5000tクラス3隻と4万tクラス5隻のドック型輸送揚陸艦を建造中である。
中国は、大型揚陸艦を建造するため、莫大な予算を投入した。台湾侵攻の明確で強い意図があることが分かる。
ドック型輸送揚陸艦 左:25000tクラス 右:40000tクラス
出典:https://www.flickr.com/photos/68359921@N08/16401635911/、 https://mil.news.sina.com.cn/china/2021-05-12/doc-ikmxzfmm2032801.shtml
輸送量(建造予定のものも入れる)は、兵員が約2万1960人(3万2060人)、水陸両用歩兵戦闘車が約590両(825両)だ。
2000年以前と比較すると、兵員が約2.7倍(3.9倍)、歩兵戦闘車が約2.7倍(3.8倍)に増加した。
では、すべての揚陸艦の数量で、海軍陸戦隊総数4万2000人を台湾海峡を越えて輸送しながら戦闘させられのか。
現実には、現在輸送できるのは約50%、建造予定も入れると、約75%である。
残りの陸戦隊兵は、第2波で輸送するか、兵器を装備していない鉄板が薄い輸送艦で輸送し、食料や弾薬、交換用の兵器は輸送艦で輸送せざるを得ない。
5.建造予定の大型揚陸艦で十分なのか
2個旅団は、南海艦隊所属であり、不法に占拠している西沙・南沙諸島の人工島に配備しているので、この兵力を南シナ海から引き抜いて、台湾正面に転用することは無理であろう。
中国が台湾侵攻するのであれば、ベトナム、フィリピンなどの周辺国は、好機と見て、奪回を図る可能性がある。
これらの人工島に陸軍部隊を増援することは可能だが、南シナ海での戦闘は陸戦隊でなければ、効果的に戦えないだろう。よって、陸戦隊を引き抜くことは難しい。
つまり、第1波の陸戦隊兵約2万2000人だけで、台湾本島を奇襲侵攻して占領することは、不可能であるといってよい。
この兵力では、中国本土に近い金門島・馬祖列島の占拠しかできないであろう。48時間で占領するという話は、脅し以外の何物でもない。
本島を占領するのであれば、陸戦隊全員の4万2000人、このためには、現在の2倍の揚陸艦が必要であると考える。
5~6年以内に、予定されている揚陸艦を建造すれば、現在の陸戦隊の約75%を輸送できる。今後、陸戦隊全員を輸送できる揚陸艦を建造すれば、本島占領が最小限可能になると見てよい。
台湾本島に対して、弾道ミサイルを多数撃ち込み、大量の軍用機でミサイル攻撃をすれば、可能だという意見もあるかもしれないが、最終的には、大きな被害を出してでも陸戦隊や陸軍が占領をしなければ、占領したことにはならない。
071型ドック型輸送艦から海面を浮いて移動する水陸両用戦闘車
中国军网 海军陆战队某旅:从两栖劲旅到全域精兵2021-06-02 20:28:36
2020年揚陸艦艇保有数と搭載量
出典:military balance 2020 などに基づいて、筆者が作成した
2000年揚陸艦艇保有数と搭載量
出典:同上
6.誇張された台湾有事、上陸演習
中国共産党機関紙傘下の環球時報は、台湾の対岸の中国軍戦区隷下の陸軍機動部隊第73集団軍が2021年7月16日に台湾有事を想定して、上陸演習を実施したことを報じた。
同紙の見出しや内容は、現実よりも過激だ。
台湾攻撃で主力を担う第73集団軍の水陸両用戦闘車数十両を揚陸艦に搭載し、実弾射撃を伴う上陸訓練を連日実施した。国営中央テレビや解放軍報も、これらの映像を流した。
報道内容には、中国軍関係者の話として、「米台の分離主義者への警告」「台湾侵攻能力の誇示」であったことが付け加えられた。
日本のメディアも「日米への牽制が狙い」と報道した。
中国・日本の報道は、かなり過激で加熱している。
だが、演習の内容を分析すると、「数十両の水陸両用戦闘車を搭載した」と記述されているので、参加した揚陸艦は、戦車揚陸艦数隻あるいはドック型揚陸艦2隻だけで、参加した陸戦隊は、たったの増援1個大隊、600~1000人ほどの演習参加者だ。
つまり、旅団隷下の連隊のその3分の1という大隊の規模だ。
また、映像を見ると、水陸両用戦闘車は、波静かな海上を浮いて移動し、上陸している。波が高いと、海上を浮いて移動できないからではないだろうか。
さらに、多連装砲や自走榴弾砲の実弾射撃の映像が映されていた。
これらの砲が射撃できるのは、実際に強襲上陸が完成した後のことだ。砲の射撃映像は、事前に配置した砲を射撃する映像だった。
つまり、「やらせ映像」「ごまかし」だ。
テレビ視聴者に、中国陸戦隊はすごい、台湾に上陸侵攻して勝利できるかのような錯覚を与えている。
参加した揚陸艦が20~30隻、陸戦隊が3個旅団(2万人規模)の演習であれば、メディア報道の表現が正しい。そして、台湾有事が間近に迫っていると言える。
だが、戦闘車数十両で参加兵1000人以下では、小規模で定例の訓練だ。中国・日本のメディアの表現は、かなり過激で誇張されている。
中国陸戦隊は、今回、新たに建造した揚陸艦の慣熟訓練を主に実施しているのではないかと考える。中国軍が、大規模演習を実施するのは、2~3年先のことであろう。
7.台湾侵攻には一大決心が必要
中国軍による台湾侵攻作戦で、最もネックとなるのは、台湾海峡の渡洋作戦である。
中国海軍が保有する揚陸艦艇保有数では、占領に必要な戦力を輸送するには、不十分である。
台湾を48時間で占領することは、全く現実性がない話だ。
5~6年以内に揚陸艦艇を建造して2倍にすれば、成功するとまでは断言できないものの成功の可能性は高まる。
台湾海峡の幅は、150~230キロだ。金門島や馬祖列島のミサイルを避けて、渡洋作戦を実行するのであれば、さらに遠回りをする必要があり、渡洋距離は200~300キロになる。
史上最大の作戦と呼ばれたノルマンディー上陸作戦で渡洋したドーバー海峡の幅は、約35キロだ。150~230キロの幅の海峡を渡洋することは、ミサイルを保有し、近代的な揚陸艦艇を保有しているとはいえ、極めて困難だ。
また、大型化した揚陸艦艇をすべて集結させ、長い距離を渡洋することは、しかもそれを秘匿下で奇襲するのは、ほぼ不可能である。
日米は、台湾侵攻の兆候となる「艦艇集結の情報」をキャッチできる。これらの情報を台湾に提供すれば、奇襲を受けることはないということである。
中国軍が、台湾本島から遠く離れた離島を上陸侵攻して占拠することは可能だ。
だが、守備兵力が多数ある本島を侵攻することとなると、軽易に実行できるものではない。作戦的にも難しい。
国際的な批判、国内や対外経済の大混乱を招くことをも予想すれば、台湾侵攻には、一大決心が必要になる。
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