11/29ダイヤモンドオンライン 高橋洋一<ゴーン逮捕に見える複雑な力学、日産・経産省・米国の思惑とは>海外メデイアは日本の取り調べのやり方にイチャモンを付けていますが、韓国と違い法治国家であれば、その国のやり方で粛々と進めれば良いでしょう。白人メデイアはフランスの肩を持っているようにも見えるし、アジア人を見下しているようにも見えます。日産は「①ルノーの持ち株を25%まで引き上げ、相互に議決権行使ができない状態にする②ルノーが保有する日産株式を希薄化する。ルノーの出資を3割未満まで引き下げれば、重要事項の拒否権が消滅し、日産の経営への影響力を大幅にそぐことができる」のどちらでも、伝家の宝刀をちらつかせて交渉に臨めばよいと思います。西川社長も5億円も報酬を貰っているのだから、ゴーンの為でなく、日産の為に動いてほしい。何時も思うのですが、会社人は人事権を持つ個人に忠誠を誓うのではなく、組織に忠誠を誓うべき。違法行為は誰であれ糾弾されるべきです。
11/23日刊工業新聞<“いびつな提携”改善へ日産の執念。ルノーと「対等な関係」に2つのシナリオ 誰がどう見ても不健全でアンバランスだ」>
東京地検特捜部は自信があって逮捕したのでしょうし、ゴーンとケリー容疑者が有価証券報告書に記載する必要が無いと日本の当局に確認したとの話も俄かに信じがたい。それなら、秘密にしておくメールの遣り取りをする必要もないと考えられます。日本企業は中国への技術流出にもっと意を払うべきです。その内、米国から日本企業に制裁が課せられるかも。
https://diamond.jp/articles/-/186882
11/29阿波羅新聞網<白宫高官曝川习会性质巨变!习近平专攻欧洲软肋 刘鹤不认输 崔天凯威胁=WH高官はトランプ・習会談は性質が大きく変わったことを明らかに 習近平は欧州の弱点を攻める 劉鶴は負けを認めず 崔天凱は脅す>クドローは「12/1の米中晩餐会は流れを変えるいい機会であるが、WHは中共の反応に失望している。我々はやるべきことは準備している」と。崔天凱駐米大使はロイターのインタビューに「今に至るまで、米国は我々の出した回答に満足できる反応を見せていない。過去の歴史で、二度の大戦があり、その間には大恐慌があった。(貿易戦争で大恐慌を引き起こして)同じ歴史を繰り返すべきでないと思う」と答えた。劉鶴は「貿易戦争に勝者はいない。中国経済は消費が引っ張り、有望である」と。但し経済の専門家は「来年から米国の制裁関税が効いてくる」とも。習近平はEUの中で知財窃取の監視が厳しい、独・仏・伊を避け、スペインとポルトガルを味方につけるため訪問した。
天安門事件後の日本と同じようにスペインとポルトガルを利用しようとしているのでしょう。中共の言うことは信じることはできません。封じ込めに向かって進みませんと。
http://www.aboluowang.com/2018/1129/1210876.html
11/29阿波羅新聞網<内幕:中共如何收买外国记者 进行大外宣=内幕:中共は如何にして外国記者を買収したか 大宣伝が行われる>インデイア・ツデイの前記者のクリスナンは最近本を出版した。それは中共の一帯一路政策に協力し、国際社会にそれを正面から宣伝するためである。中共はメデイア記者への奨学金制度を作ったのは、優遇条件で外国の主要メデイアの記者を丸め込み、フェイクニュースを流すためにである。
中共が提供する奨学金制度は中国だけのものではなく、米国、英国、オーストラリア政府や民間でもいろんな種類の奨学金がある。ただ中共がこれらと違う所は、透明性を欠くように努力している点と野心の規模と範囲、中共のメデイア操縦の程度である。中共の奨学金の申請には明確なルールがなく、中共の大使館員と必ず会わされる。
まあ、外国人への奨学金制度はどの国もやっているでしょうけど。日本でも反日国家を優遇した制度になっているように思えますが。中共は学生に裏で金を渡し、ハニーとセットになっている気がしてなりません。中共は中国人に対しても言論の自由を認めていないのに、外国人で面倒を見た人間にはもっと要求は厳しくなるでしょう。FTのマーテイン・ウルフなぞその典型です。
http://www.aboluowang.com/2018/1129/1210680.html
細川氏は経産省の官僚として良く本質を見ていると感じました。メデイアは勉強不足か、中国を恐れてか、共産主義へのシンパシーか分かりませんが、中国に対する不利な報道はしません。何が社会の木鐸ですか、笑わせるなと言いたい。
中国の異質さは共産主義を続ける以上変わらないでしょう。習が下りたとしても相手は嘘を常套手段としている民族ですから信じてはダメです。習が折角、中国の野心をあからさまに見せたのですから、中共が潰れるまで封じ込めるだけです。「鳥籠経済」に戻れば流石に中国人民も怒って共産主義は打倒されるのでは。心ある中国人は中共が打倒されるのを喜ぶでしょう。何せ人権抑圧、少数民族浄化、格差拡大等問題が山積していますので。
記事
11月18日に閉幕したアジア太平洋経済協力会議(APEC)への評価が厳しい。「米中対立」で首脳宣言を採択できず、「大混乱」「機能不全」と言われる。だが、本当にそうなのか。むしろ、「中国の孤立」「米国のアジア関与」が鮮明になり、「APECは目的達成した」と見るべきだ。
APECは”失敗”だった?(写真:AFP/アフロ)
先般のパプアニューギニアで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が、首脳宣言の採択を断念して閉幕した。そして5日後になってようやく格下げされた議長声明だけが発表された。日本のメディアは一斉に「米中対立で」「APECの機能不全」「APECの存在価値が問われる」と報道した。
果たしてそうだろうか。
実態は「中国の孤立」だった米中対立
「米中対立」と言っても、実態は「中国の孤立」だったことを、日本の報道は伝えていない。米国は中国を念頭に「不公正な貿易慣行の撤廃」「そのための世界貿易機関(WTO)改革」を要求した。中国は米国を念頭に「一国主義と対抗する」「保護主義と対抗する」との表現を求めた。こうした米中間の対立、溝が埋まらなかった。そういう解説で終わっている。
確かに、その解説は間違いではないが、それだけでは誤解を招きかねない。
宣言文の調整作業では、米国は意外にも柔軟姿勢に転じてコンセンサス形成を重視した。「あらゆる不公正な貿易慣行を含む保護主義と対抗する」との最終原案に最後まで激しく抵抗したのは中国だった。国有企業への巨額の補助金などの支援が不公正な貿易慣行として攻められることへの警戒感からだ。
WTO改革についても最終原案ではWTOのルールをメンバー国が遵守しているかモニターして、改善を求めることの重要性を記述されていたが、中国はWTOの補助金ルールを順守しない自国に対する攻撃と受け止めて抵抗姿勢を貫いた。
会議では20対1という形で中国は孤立した。
そのことは5日後に出された議長声明にはっきりと表れている。さすがに「中国が孤立した」とまで言うのは控えているが。
これらのポイントはいずれも「ほとんどの国はこの最終原案の合意をしたが、少数国が異を唱えた」となっているのだ。 ところが日本の新聞は、「これらのポイントは少数意見」だと報じたり、「米国に配慮して削除した」とするなど誤報も甚だしい。
危機感を持った中国代表団は土壇場で議長国パプアニューギニアの外相執務室に押し入ろうとしたとまで海外報道されている。
事実関係は兎も角、中国があからさまに議長国に対して強圧的、高飛車に圧力をかけていたのは参加各国の衆目の一致するところだ。
普通、最後は議長国がまとめの記者会見をするのが通常だが、その直前に中国が異例の単独での記者会見をして、自国の孤立が流布しないようプロパガンダに必死だった。そのせいかどうかは分からないが、結果として、日本の新聞は、「中国の孤立」ではなく、「米中対立」としか報じていない。
中国は総論として口先だけは「WTO改革」「保護主義に対抗」に賛成しても、一歩踏み込んで「WTOルールを遵守するための改革」「不公正な貿易慣行の撤廃」となった途端に自分に矢が向けられたとして反対する。そうした中国の実態がAPECで露呈したのだ。そして議長国への異常な圧力のかけ方は中国の焦りの裏返しでもある。
日本のメディアの多くはそうした実態を見逃している。
中国を軌道修正させる「一里塚」として評価すべき
重要なことは、中国の執拗な抵抗があって、首脳宣言が出せなかったとしても大きな意味があったということだ。
中国は孤立を避けて徐々に軌道修正をしてくるからだ。
例えば、鉄鋼の過剰生産問題の解決を目指して、昨年11月に合意した鉄鋼グローバルフォーラムがそうだった。
市場歪曲的な政府支援の除去、国有企業と民間企業の同等の取り扱いなどが合意され、今後定期的な情報交換とレビューを行うことになった。この問題の根源は中国の過剰生産であることから、いわゆる“中国問題”だ。したがって中国は自国がターゲットになるだけにこうした議論を行うこと自体にも警戒し消極的だった。
しかし、前年の20カ国・地域(G20)などでの議論を経て、次第に外堀を埋められていき、最後は32対1と、中国は孤立してやむなく受け入れたのだ。このプロセスは異質な経済システムの中国を今後、どう軌道修正させて国際秩序を作っていくべきかを考えるうえで示唆に富む。
今回のAPECでの中国の孤立も、そうしたプロセスの「一里塚」として見ると、大いに意味がある。今週末アルゼンチンで開催されるG20首脳会議でも同じような対立構造が繰り返されるだろう。そうしたプロセスを経ながら、時間をかけてじっくり中国の軌道修正を図っていくべきだ。
一回の国際会議だけを切り取って、合意ができなかったというだけで「機能不全」「存在意義が疑われる」との短絡的な評価を下すメディアには、もっと時間軸を持った視点を求めたい。
APECの戦略目標を体現したペンス副大統領
もう一つ大事な視点がAPECの戦略目標だ。
APEC は約30年前の1989年に設立された。当時私は通産省(当時)の担当部署にいた。APECが設立された背景はこうだ。
当時国際秩序の大変動期で、欧州連合(EU)統合、そしてこれに対抗すべく、北米自由貿易協定(NAFTA)の設立が相次いだ。危機感を持ったのが、それに取り残された日本とオーストラリアだった。その日豪が連携して、米国をアジアに関与させることが戦略的に極めて重要だとの共通認識であった。そこでそのための国際的な仕組みとして作ったのがAPECであった。
そうした目で見れば、今回のAPECはまさに設立当初の戦略目標が達成されている。
米国の「インド太平洋構想」の具体化がそれだ。
APECは米国のアジア関与姿勢のリトマス試験紙
1年前の同じくAPEC首脳会議の機会にトランプ大統領はこれを提唱したものの、露骨な2国間重視もあって、内容の空虚さにアジア各国は冷ややかな受け止めだった。ところが今回は、その反省もあって一転、ペンス副大統領は日米で最大700億ドル規模でのインフラ整備の支援策を具体化して、APECに乗り込んだ。豪州もこのインド太平洋支援に加わった。もちろん中国の「一帯一路」に対抗し、牽制するためだ。
まさに日豪が支える形で、米国がアジアに関与し、コミットする具体的な動きで、これこそAPEC設立時に狙っていた戦略目標そのものなのだ。30年前の当時にはなかったのが中国の台頭だが、それゆえに一層、戦略目標の意味合いが大きくなっている。
そしてAPEC での対応で米国のアジア関与の方針が見えて来る。
設立以来、初めて首脳宣言が出せなかったことで、「存在意義が問われる」とメディアは評するが、宣言を合意できなかった国際会議はこれまでもいくらでもある。そのたびにこうしたワンパターンで評価していたらいいわけではない。
むしろその「存在意義」をどう考えているのか問うてみたい。私は今回の結果は、対中国、対米国の戦略という視点から見ると、ますますAPECの存在意義が明確になったと受け止めている。
もっと大きな歴史の流れの中で、その本質を見たいものだ。
最後に、今週開催されるG20の際に米中首脳会談が予定されているので、付言したい。トランプ大統領はこうした本質的な議論とは関係なく、習近平主席と当面の取引をする可能性は十分ある。拙著「暴走トランプと独裁の習近平に、どう立ち向かうか?」でも指摘したように、トランプ大統領とそれ以外の米国を分けて考えるべきだからだ。
ただし、仮にあっても、今後予定されている追加関税の第4弾を見合わせるなどの“小休止”に過ぎず、本稿で述べたような大きな流れ、基調を左右するものではないことを付言したい。
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