『米中間選挙後、トランプ大統領は何を仕出かすか まずは司法長官、次は特別検察官の首、そしてその後は・・・』(11/12JBプレス 高濱賛)について

11/11阿波羅新聞網<重磅 川普前国师班农深度解析中国警报=重大 トランプの前指導者のバノンは深く中国を理解し警報を鳴らしている>長いので概要だけ翻訳。

バノンとヘッジファンドの巨魁のKyle Bassが座談した。中国が米国に如何に地縁で政治に入りこんでいるかを議論した。中国は米国のいろんな機関に浸透し、南シナ海の侵略行為や全世界規模で、この数年の内に米国と衝突する可能性があると。

日本の似非平和主義者はこの記事を良く見といた方が良いでしょう。米中が戦争になる可能性が高いと。「戦争反対」と念仏を唱えても起きるときは起きるのです。現実から遊離した世界に生きるのでしたら、それは世論を誤導するだけです。米中戦争の時に日本はどちらに付くのですか?個人個人で今の内に考えておきませんと。それを考えない、或は放棄するというのであれば民主主義の否定です。日本国民を止めて貰わないと。真剣に考えるべき時が来たと言うことです。

http://www.aboluowang.com/2018/1111/1202495.html

11/11看中国<北京征18岁“爱国”青年研发杀人武器引争议(图)=北京が18歳の愛国青年を徴募し殺人ロボットの研究開発を課すことについて議論を呼ぶ>北京理工大学の18歳以下の31名の優秀な学生に訓練を施し、AIを使った殺人兵器の開発をさせるとのこと。この技術は人類の未来に壊滅的な影響を与えるだろう。

北京理工大学の教授は「この子たちは非常に賢い、但し発揮のさせ方が不十分。我々は彼らの特質を汲み取り、創意を育み、戦闘の積極性をサポート、不屈の精神を養うようにする。新しい武器の開発には熱情と愛国精神が必要になる」と述べた。

山東省から来た学生は、「何故北京理工大学に来たかって?ずっと銃と武器に興味があったから。それで清華大学を振ってここに来た」と述べた。

報道によれば、北京理科大は中国の武器研究機関の一つであり、この計画が示すのは、AIを軍事転用するのを非常に重視しているという事である。

国連大学研究員のEleonore Pauwelsは心配して「AIは中国に安全に対する武器を提供すると思われているかもしれないが、今の中共の体制では、民衆がそのハイテク技術から逃げる術も持たない」と述べた。

カリフォルニア大学のStuart Russellも「人類は永遠に殺人ロボットを許さない。この種の武器は大量破壊兵器となりうる。戦争の可能性も増す。悪いアイデアである」と警告した。

日本共産党は自衛隊を“人殺し”と言った奴がいましたが、あなた達が人非人そのものでは。同じ共産主義者としてコメントは無いのですか?ほんとに共産党員というのは偽善者の集団でしょう。日本学術会議何てその最たるもの。バカばっかり。

https://www.secretchina.com/news/gb/2018/11/11/876118.html

高濱氏の記事を読んで感じましたのは、タッカー・カールソンが言っていることが正しいという事です。今米国で起きていることは、民主党支持者に多く見られる鼻持ちならないエリートに対して一般民衆が投票行動を通じ、平和的に国を変えようとしているだけのことです。左翼は暴力やPCを使って国を変えようとしています。それとは別なやり方をしているだけです。高濱氏はロシアゲートが民主党のデッチ上げというのをご存じない様子。ジャーナリストなのだからもっと調べた方が良いのでは。

エリートが大衆を侮蔑し、自分達の思い通りの政治をと思うのは、専制政治に繋がるのでは。日本でも同じような構図が見えます。エリートと言っても、所詮学力で選ばれた人間で、胆力や判断力がある訳でなし。大衆への共感はなく、差別意識を押し隠して、さも物わかりの良い言い方をする偽善者でしょう。もっと、国益の為に戦えと言いたい。この手の人は白人や中国人、朝鮮半島人にカラキシ戦えない連中です。鹿鳴館は便法だったけど、今の時代に国益を主張できないのは勇気がない卑怯者です。会社人であれば社益の為に戦えと言いたい。

昨日も言いましたが専制政治よりは衆愚政治の方がまだマシです。その点でも、タッカー・カールソンの意見に賛成です。小生にとって、放縦でない自由を制約されるという事は、人間の生きる道に於いて、生きるに値しない道と感じます。専制に反対することは非常に大切なことと思わなければ。

記事

米中間選挙後にホワイトハウスで行われた記者会見で、米CNNのジム・アコスタ記者(中央)と白熱した様子で言葉を交わすドナルド・トランプ大統領(右、2018年11月7日撮影)。(c)Mandel NGAN / AFP〔AFPBB News

ペロシ民主党下院院内総務がチラつかす「天下の宝刀」

ドナルド・トランプ大統領の型破りな2年間の政治を米国民がどう評価するか注目された米国の中間選挙。

米国の有権者は、上院はトランプ共和党に軍配を上げたが、下院ではイエローカードを突きつけた。

下院は予算決定権限を持ち、大統領を弾劾できる「天下の宝刀」(弾劾発議権)もある。

立法調査権で大統領のロシアゲート疑惑はもとより資産チェック、巨額脱税疑惑、政治資金不正利用容疑まで徹底的に調査ができることになる。

それでなくとも叩けば埃の出てくるトランプ大統領は戦々恐々だろう。

ロシアゲート疑惑捜査への関与を拒んできた、かつての腹心・ジェフ・セッションズ司法長官を解任し、司法省内のイエスマンを据えようと目論む大統領の心中は、穏やかならざるものがある。

もっとも、負けん気のトランプ大統領は選挙直後は強がって見せた。

開票結果を見て「上院では過半数を取った。現職大統領が初の中間選挙で過半数を取ったのはジョン・F・ケネディ第35代大統領以来だ」と豪語した。

同じことを記者会見でも繰り返したが。天敵のCNNの記者からロシアゲート疑惑について質問されるや色を成した。

その記者にはすぐさまホワイトハウスへの出入り禁止を命じた。理由はマイクを取り上げられた時に係のインターン女性の体に触れたセクハラだからだというのだが・・・。

45年前の「土曜日の夜の虐殺」の再来はあり得るか

大統領としては、セッションズ長官の首を斬り、返す刀でロバート・モラー特別検察官の首も取るつもりだろう。

そうすることでロシアゲート疑惑捜査の幕を下ろすのが狙いだ。しかし、それがどんな結果をもたらすのか――。

普通の人間なら思案するところだが、想定外のことをするトランプ大統領だけに何をやるか、分からない。

ウォーターゲート疑惑捜査を続けるアーチボルト・コックス特別検査官を更迭、その過程でエリオット・リチャードソン司法長官とウィリアムス・ラッケルズハウス司法副長官を辞任に追い込んだリチャード・ニクソン第37代大統領。

その「Saturday Night Massacre」(土曜日の夜の虐殺、1973年10月20日)が究極的には弾劾につながった悪夢をトランプ大統領が知らないはずもない。

来年1月開会の新議会ではナンシー・ペロシ民主党下院院内総務(新議会ではおそらく下院議長)率いる民主党は徹底抗戦に出るのは必至。

ロシアゲート疑惑を巡る攻防だが、それだけではない。2020年の大統領選を視野に入れた民主、共和両党の前哨戦はすでに火ぶたが切られている。

中間選挙で一層浮き彫りになった「分裂国家」の様相

今回の選挙でより一層鮮明になったのは、米国の分裂化だ。

大都市と地方、東部・西部と南部・中西部、白人と非白人(黒人、ラティーノ、アジア系)、保守とリベラル、大卒と高卒以下、女性と男性、世代、そしてホワイトハウスと主要メディア。

その間にできた溝はより広く、深くなっていることだった。まさに「2つの国家」が出現した様相を呈している。

実は、今回紹介する新著の著者、タッカー・カールソン氏はこう言い切って憚らない。

「アメリカ合衆国は、今、1860年、奴隷制撤廃か否かで真っ二つに割れた、あの時と同じような分裂状態にある。あの時はその直後に南北戦争に突入したのだ」

今回の選挙結果は、米国の分裂化がここまで進んでいることを全世界に露呈した。

フランスの人口学者、エマニュエル・トッド氏が説く「米国の失墜」は、外的要因よりもむしろ内部分裂によって加速するのではないか、と憂慮する人も出ている。

こうした国家分裂状態についてトランプ大統領はどう見ているのか。このままでいいと思っているのか。

大統領は連日のように、ツィッターで重要な外交案件から個人的な感情まで流している割には、その本心が伝わってこない。

「私の支持者は過激なレトリックを望んでいる」

Ship of Fools: How a Selfish Ruling Class is Bringing America to the Brink of Revolution by Tucker Carlson Free Press, 2018

選挙の直前の11月1日、大統領はオンライン・ニュース解説サイト「Axios」と単独会見をしている。

そのやり取りは衛星・ケーブルテレビ局のHBOでも放映された。

トランプ大統領はこのインタビューでこう発言している。

「(主要メディアを敵対視していることについて)私についてネガティブなことばかり報じているメディアを攻撃するのは当然のことだ」

「私がやっていることは正しい。それを(メディアが)批判ばかりしているから反論しているに過ぎない」

「私について正しい報道をすれば、私ほど高尚で物分かりのいい大統領はいない。私の支持者は選挙演説で(リベラル派やメディアを叩く)過激なレトリックを要求しているのだ」

https://www.axios.com/trump-axios-hbo-media-enemy-of-the-people-441ae349-3670-4f7d-b5d5-04d339a15f68.html

自分の政治理念やスタンスを全く理解してくれない主要メディアへのいら立ちがほとばしっている。

だとすれば、国論を統一するよりも自分に賛同し支持してくれる有権者だけを相手に選挙を戦い、勝つだけだという論理だ。

民主、共和両党の『愚か者たち』に牛耳られたワシントン

トランプ大統領の熱烈な支持者の間でブームを呼んでいる本が中間選挙の直前に出ている。

著者のカールソン氏は保守系フォックスニュースの人気キャスター。タイトルは『Ship of Fools』(愚か者たちの船)*1

サブタイトルは『How a Selfish Ruling Class is Bringing America to the Brink of Revolution』(利己的な支配階級はいかの米国を革命のがけっぷちに追いやろうとしているのか)。

*1=キャサリン・アン・ポータ―の長編小説を映画化した同じ題名の映画が53年前に制作されている。4部門アカデミー賞を受賞している。ドイツ・ナチスが君臨する1930年代初頭メキシコからドイツに向かう豪華客船という閉鎖空間で繰り広げられる上流階級の人間模様を描いた作品。

カールソン氏はフォックス・ニュースの前にはCNN、MSNBCといったケーブルテレビのキャスターを務めていた経験もある。

今回の選挙の最中、共和党候補の集会にトランプ大統領に同行して演壇にも立ったショーン・ハニティ氏のような超保守派ジャーナリストとは一線を画す穏健派だ。

カールソン氏は、一般大衆の生の声を無視し続けてきた民主党インテリ・リベラル派を激しく批判。

返す刀で「共和党の守護神のように振舞う教条主義的な保守派知識人たち」を一刀両断にしている。

「2016年は大衆民主主義にとって画期的な年と位置づけられるだろう。これまで米政治や経済を牛耳ってきたエリートたちが選んできた大統領に代わって、ドナルド・トランプという全く政治経歴のない人間が大統領になったからだ」

「彼を大統領に押し上げたのはブルーカラーやキリスト教保守といった、これまで日の目を見なかった一般大衆だった」

「それまで米国を支配していたのは寡頭政治(Oligarchy)だった。こいつらが民意を反映した民主主義を行っているようなふりをしていただけで、そこには一般大衆の声を吸い上げる真の民主主義はなかった」

「しかも彼らは、米国に生まれ育った中産階級の勤労者たちが、自分たちの両親より少ない賃金で生活しているという実態から目をそらしている」

「エリートたちは、多くの中産階級の男たちが絶望から逃避するために麻薬に走ったり、自殺している現実を無視している」

「民主党や共和党のエリートのイネブラー(Enabler=やろうと思えば実現できる人、既存の政治家やそのブレーン)はこうした中産階級の人たちのために何かやろうとはしてこなかった」

「彼らは結託して海外に米軍を駐留させ、無駄なカネを使い、金融資本主義のグローバル化を促進してきた」

「エリートたちは、少なくともトランプ氏が大統領になるまで何もしようとしなかった。その結果、中西部と米国の製造基盤を完全に崩壊させてしまったのだ」

トランプ大統領の狙いはエリート・イネブラーの一掃

カールソン氏は、イネブラーとしてリベラル派では作家兼評論家のマックス・ブーツ氏、保守派では保守言論界の重鎮、ウィリアム・クリストル氏、中道派ではフェイスブックの共同創業者、マーク・ザッカーバーグ氏を「イネブラー」の典型に上げている。

「こうした閉塞状態にある米国を再生させるにはどうすべきか。2つの選択肢がある」

「1つは民主主義体制をやめて、権威主義体制を導入すること」

「もう1つは、大衆の声などには一切耳を貸さぬエリート・イネブラーを一掃して大衆民主主義を徹底させることだ。私は後者を支持する」

カールソン氏によれば、トランプ大統領が強引とも思われる「米国第一主義」を掲げて突っ走っている理由は、民主、共和両党を牛耳ってきたエリート・イネブラーを一掃するためだというのだ。

カールソン氏は、ニューヨーク・タイムズが9月5日付けで掲載したトランプ政権の高官によるトランプ大統領告発文についてこうコメントしている。

「この某政府高官は『大統領は何をしでかすか予測ができない気まぐれなボスで、政策に弱く、言語道断なことをやっている』と批判している」

「大統領の言動を見ればその通りだ。トランプ大統領の特徴は、彼は公的な場でも私的な場でも全く変わらないことだ」

「大統領には秘密のペルソナ(仮面をかぶった人格)というものがない。これまでの大統領たちのように外的な顔がない」

「感じたことをそのまま口にする。選挙公約したことをそのまま実行しようとする」

「もう1つ、トランプ大統領の政治理念はワシントンに半永久的に住み着いてる政治家や官僚とは異なるということだ」

「だからワシントンのエスタブリッシュメントは大統領に反発するし、大統領がやろうとすることを妨害しようとするのだ」

「多くの政治家たちは選挙で選ばれた後は投票してくれた人たちに忠実ではなくなる。それこそが問題なのだ」

大統領の本心を忖度するカールソン氏だが、同氏が支持するトランプ大統領が清廉潔白な人物なのであれば、ある程度頷ける。

だが、問題はトランプ氏がロシアゲート疑惑はじめ脱税疑惑、セクハラ疑惑などで疑惑だらけの人物だということだ。

「愚か者」はエリートか、それともトランプ大統領か

選挙結果についてコメントを求めた元政府高官の1人は筆者に以下のような一文をメールしてきた。

「かって言論界で健筆を振るったH・L・メンケン*2というジャーナリストがいる。そのコメントは今も引用されている。その1つにこんなコメントがある」

「『民主主義が完璧に遂行されていれば、米国民の魂により近く寄り添う大統領が生まれる。だが愚かな民たちのすべての望みがかなう素晴らしい日、ホワイトハウスの主人公には正真正銘の愚か者がなっているだろう』」

(”As democracy is perfected, the office of president represents, more and more closely, the inner soul of the people. On some great and glorious day the plain folks of the land will reach their heart’s desire at last and the White House will be adorned by a downright moron.”)

*2=H・L・メンケン氏(1880~1956)はドイツ系アメリカ人ジャーナリスト兼著述家。ボルチモア・サン編集局長を務めた。代表作に「American Language」がある。反ポピュリズムを主張、第1次、第2次世界大戦に米国が参戦することに猛反対した。

カールソン氏はワシントンを占拠してきた既成政治家や官僚を「愚か者たち」と攻撃したが、メンケン氏が今生きていれば、ポピュリズムをバックに躍り出たトランプ大統領を「正真正銘の愚か者」とあざ笑うのだろうか。

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