『BRICS首脳会議で表情さえなかった習近平主席、北朝鮮兵士をウクライナ戦争の戦場に送り込むプーチンに怒り心頭か 東アジア「深層取材ノート」(第254回)』(10/27JBプレス 近藤大介)について

10/26The Gateway Pundit<The Democrat Party Is a Crime Syndicate: THIRD Major Fraudulent Ballot Registration Operation Busted Manufacturing THOUSANDS of Fake Registrations — WHEN WILL RICO CHARGES BE FILED?=民主党は犯罪組織だ:3 度目の大規模な不正投票登録作戦が摘発され、数千件の偽の登録が作られた — RICO 法による起訴はいつ行われるのか?>

左翼はズル賢く国民の税金を使って、悪いことをする。日本の左翼NGOもそう。国民が税金の使い道を監視しないとダメ。

ランカスター郡当局は大規模な偽造登録スキャンダルについて記者会見を開いた。

ペンシルベニア州ランカスター郡の市当局は金曜日、数千件の不正な有権者登録に関わる大規模な不正な有権者登録操作の捜査を行っていると発表した。少なくとも2,500件の投票登録が問題となった。

当局は金曜朝の記者会見で、捜査は少なくとも隣接する2つの郡にまで拡大される可能性が高いと発表した。

ランカスター市当局はまた、このスキャンダルには2つの投票登録団体が関与していたと発表した。記者会見ではこれらの団体の名前は挙げられなかった。

郡の弁護士は、州務長官事務所に対し、ペンシルベニア州の他の郡に偽の登録に警戒するよう警告するよう要請した。

ランカスター郡の検事は、トランプ嫌いのRINOアル・シュミットペンシルベニア州務長官が、この発見後、郡を支援する代わりに政治的駆け引きをしているとして激しく非難した。

登録のいくつかには同じ筆跡が含まれていました。登録のほとんどは、登録に記載されている人物によって署名されていませんでした。

調査は継続中です。

2023年8月、ゲートウェイ・パンディットは、2020年の選挙中にミシガン州や他の多くの州で公然と活動していたGBIストラテジーズの不正な有権者登録グループに関する衝撃的な報道を報じました

ミシガン州警察の報告によると、GBIストラテジーズはミシガン州、アイオワ州、イリノイ州、ペンシルベニア州、サウスカロライナ州、ジョージア州、アラバマ州、フロリダ州で活動していた。

2023年8月8日、ゲートウェイ・パンディットは、ミシガン州の複数の都市でほぼ3年間捜査されていた大規模な不正な有権者登録操作を明らかにした。

この捜査にはミシガン州のダナ・ネッセル民主党司法長官の主任捜査官と、民主党のジョスリン・ベンソン州務長官のアナリスト少なくとも1人が関与していたが、捜査の真の深さとミシガン州警察とマスキーゴン警察が明らかにした衝撃的な詳細は一般の人々から隠されていた。

パティ・マクマレー、フィル・オハロラン、その他関係者の尽力により、GBI ストラテジーズが運営する Empower Michigan が、ミシガン州ランシングにある民主党本部と同じ住所を共有しているようだと報告することができました。

調査中、GBI ストラテジーズが「有効なフォーム(登録)」を保存し、事務室に届けられる前にコンピューターに読み込んでいたことが判明しました。それはなぜでしょうか。選挙中にこれらのゴースト登録を左翼グループと共有するためだったのでしょうか。

GBI Strategiesや Empower Michigan が収集した有権者登録フォームに含まれる情報をダウンロードする必要があったのはなぜですか?

この犯罪グループの詳細については、こちらをご覧ください。

ミシガン州の事務員に提出された何千もの不正投票に関して、誰も逮捕されなかった。

GBI ストラテジーズの調査は FBI に引き渡され、そこで終焉を迎えた。当然だ。

2024 年 8 月に早送りします・・・。

2024年8月、The Gateway Punditのパティ・マクマリー氏とジム・ホフト氏は、2番目の極左不正有権者登録捏造グループについて報道した。

ゲートウェイ・パンディットのパティ・マクマリーは、今度はオハイオ州で、2024年に何百もの不正な有権者登録の疑いを提出したとして告発された、民主党が資金提供している別の有権者登録グループについて報道しました。

当局は、オハイオ州全域で活動するブラックフォーク・ストラテジーズと呼ばれるグループが、別の不正な有権者登録キャンペーンの疑いでオハイオ州務長官によって調査されていたこと、また現在も調査中であることを発見した。

ハミルトン郡選挙管理委員会は、疑わしい有権者登録申請書数件をオハイオ州務長官公益部門に引き渡した。

ハミルトン郡選挙管理委員長のシェリー・ポーランド氏は先日の理事会で、不正な登録の疑いがある1インチ幅の登録票の山を掲げた。ブラック・フォーク・ストラテジーズが提出した登録票には、すべて同じ筆跡が書かれているようだ。

ハミルトン郡選挙管理委員長のシェリー・ポーランド氏は、オハイオ州の担当地域でブラック・フォーク・ストラテジーズから提出された、不正と思われる有権者登録のほぼ1インチ幅の山を掲げている。

詳細については、こちらをご覧ください。

ゲートウェイ・パンディットは、全国で活動する数多くの極左有権者登録団体について報道し続けている。

民主党は、偽の登録、郵送投票、無人の郵便受けなどを使って、票を捏造する簡単な方法を見つけた。

共和党の弁護士はどこにいる?民主党の犯罪組織に対するRICO捜査を開始するのに十分な生の証拠が今やある。

これらは孤立したグループではありません。これは全国で起こっています。

訴訟を起こす必要があります。早ければ早いほど良いです。

共和党が、投票用紙が郵送された後に不正を阻止できると考えているのなら、彼らは完全に注意を払っていません。それでは遅すぎます!

これを阻止しなければ、アメリカは二度と自由で公正な選挙を実施できなくなるかもしれない。

共和党が注意を払ってくれることを祈ります。この情報を共和党議員や司法長官に伝えてください。

私たちはこれらの犯罪組織に対する本格的な捜査を開始するのに十分な情報を持っていると信じています。

手遅れになる前にこれを伝えてください。

https://www.thegatewaypundit.com/2024/10/democrat-party-is-crime-syndicate-third-major-fraudulent/

https://1a-1791.com/video/s8/2/T/J/D/c/TJDcu.caa.mp4?b=1&u=ummtf

https://x.com/i/status/1850030254817149144

10/26阿波羅新聞網<俄军不知道 该拿朝鲜士兵怎么办 爆粗口大骂中国人=ロシア軍は北朝鮮兵士をどう扱ってよいか分からず、中国人と粗暴に罵ったのが暴露>ウクライナ国防情報局は金曜日、ロシア軍が北朝鮮兵士の指揮方法や弾薬・軍備の提供方法について懸念を表明したことを示す通信傍受の内容を公開した。

CNNニュースは25日、ロシア軍兵士が「K大隊」というコードネームで呼ばれる北朝鮮兵士について軽蔑的な会話をし、さらには彼らを「クソ中国人」と呼んだこともあったと報じた。

同じ録画の中で、あるロシア兵は「接待係」に任命された別の兵士について、「そして彼は目を大きく見開いてそこに立っていた…こん畜生」と述べた。ロシア兵数名は「彼はここに来て、この人たちを一体どうするつもりだ」と言った。

ウクライナ国防情報局は、音声は10/23日夜、暗号化されたロシアの通信チャンネルから傍受されたと発表した。これらの傍受に関するウクライナの分析によると、計画によれば、北朝鮮軍は10/24朝、ウクライナは以前ロシアのクルスク地区を襲撃しが、そのクルスクのポストヤリエ・ドヴォリ野戦キャンプで作戦を行うことになっていることが判明した。

ロ・北と中国が分断する方向が望ましい。

https://www.aboluowang.com/2024/1026/2121098.html

10/26阿波羅新聞網<美国国会 有可能翻盘=米議会で逆転の可能性あり>米国大統領選挙は大詰めを迎え、議会の議席も注目の的となっている。WSJは、激戦州のペンシルベニア州とウィスコンシン州の現民主党上院議員の選挙広告が共和党大統領候補トランプを公然と支持しており、5州の未決定有権者が世論調査でトランプを支持し、議会で逆転するかもしれないと報じた。

激戦州での再選を目指す民主党ペンシルベニア州上院議員ボブ・ケーシーは、世論調査で共和党のライバル、デーブ・マコーミックをわずかに上回っているだけだ。ケイシーは最近テレビ広告で、北米自由貿易協定(NAFTA)と対中関税に関してドナルド・トランプ前大統領の支持者であることを明らかにした。

激戦州のウィスコンシン州では、現職の民主党上院議員もトランプの政策を支持しており、3度目の再選を目指すタミー・ボールドウィンは、相手のエリック・ホブドと競っており、選挙前の広告で次のように述べた。彼女は過去に、自身が提案した「メイド・イン・アメリカ法」に署名するようトランプ大統領に求めたことがあると。

ケイシーとボールドウィンはベテラン民主党議員で、上院では共和党を2議席リードしているが、2人が選挙前に広告で流した親トランプのメッセージは、民主党は7つの激動州で膠着状態にあり、

多数を占めることができないのではとの懸念を各界から招いている。

WSJは、民主党の議会候補者が中道に移ることは珍しいことではないが、今回は完全にトランプ主義の「アメリカを再び偉大にする(MAGA)」に傾いている候補者がいると報じた。

これらの民主党議員が当選したらMAGA法案には賛成票を入れるべき。

https://www.aboluowang.com/2024/1026/2121093.html

何清漣が再投稿

海闊天空 @wshngknshji1 7h

この記事は私にとって貴重な思い出としてだけでなく、屈辱に耐え、苦渋の道を歩むすべてのトランプファンへの賛辞としても書かれている。

11/5の米国大統領選挙日まであと10日。

4年前の11/4の選挙日を思い返すと、その過去は今でも鮮明に私の心の中にある。あの日は多くの人の骨に刻まれていると思う。思い出すたびに、いつも感情や感動が多すぎ、言いたいことが多すぎる。

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読何清漣 @HeQinglian 8時間

これを読めば、左翼の心情が分かる:この左翼記者は外出し、南部、中西部、西部の労働者階級の人々数十人と話をした。経済について人々が最もよく言ったのは「恐ろしい」である。「ダメ過ぎ」が僅差で続いた。意見を表明した人は全員トランプを支持した。「外見は違うが、言うことは皆同じである。誰もが自分や家族のより良い物質的条件を望んでおり、それを手に入れるために皆が懸命に働いている」

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何清漣 @HeQinglian 8時間

スクリップス・ニュースとイプソスが共同発表した最新の調査では、ほとんどの米国人が選挙後に暴力事件が勃発することに対して心理的に準備ができているものの、依然として選挙結果を信じており、喜んで受け入れる姿勢を示している。最も重要なのは、回答者の51%が選挙後の暴動を防ぐための米軍の投入を支持していることだ。 (これは一昨日、バイデン政権が国防総省に反対派の弾圧を許可したという世論に応えたものだと思う)

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https://x.com/i/status/1850239559730401742

何清漣 @HeQinglian 44m

元々左派幹部も世論調査を信じていない:

下院民主党は11/5への不安を強めている。ある民主党下院議員は「誰もが、自分はハリス副大統領よりもうまくやっていると感じている」と語った。新民主党連合議長 アニー・クスター (民主党-ニューハンプシャー州)は・・・。

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何清漣 @HeQinglian 1時間

集会後:【テキサス州ヒューストンでのハリスの待望の集会は完全な惨事で、デイリー・メール紙によると、ある人は次のように述べた:「餌で釣って群衆に仕立上げた。人々を魅了するショーを約束したが、ビヨンセがステージを去ると、人々は出口に群がった。ハリスさんは騒々しい群衆を抑えることができず、ブーイングや叫び声で何度も声がかき消された】

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引用

コリン・ラグ @CollinRugg 7h

NEW:テキサス州ヒューストンで行われたカマラ・ハリスの待望の集会は、一部の参加者はビヨンセがパフォーマンスをしなかったことに憤慨し、完全な惨事となった。

ハリスはブーイングや叫び声で何度もかき消され、騒々しい群衆を制することができなかった。

伝えられるところによると、群衆の中には・・・。

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何清漣が再投稿

トランプファン 文婕 文婕放送 @wenjiebc 7h

🚨🇺🇸イーロンが大勝利、有権者補助金100万ドルをめぐる訴訟は棄却

連邦判事は、イーロンが激戦州の有権者に100万ドルを贈って選挙法に違反したとする告訴を棄却し、言論の自由と市民参加を支持したイーロンに大きな勝利をもたらした。

アーロン・グリーンスパンが起こしたこの訴訟では、イーロンの行動が選挙に影響を与えた可能性があると主張している。

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近藤氏の記事では、習がBRICS首脳会議で元気がなさそうに見えたのは①体調不良②長老や張又侠軍事委員会副主席によって、軍権を剥奪された可能性(10/24大紀元 https://m.epochtimes.jp/2024/10/258922.html )③中国景気の底割れ④トランプ圧勝が原因かも?

プーチンが習の代わりに元気なのは①西側の制裁に耐えてきたこと②北朝鮮を取り込んだこと③トランプ圧勝が原因かも?

それにしてもバイデン外交はなっていない。早く交代したほうが良い。トランプは当選したら就任日を待たずに外交に動くとのことだから。強いアメリカでないと世界平和は保てない。

記事

BRICS首脳会議での習近平主席とプーチン大統領(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
停滞気味の中国外交

何だかこのところ、中国外交がパッとしない。もしかしたら、中国経済の失速とともに、習近平政権の看板外交政策である「一帯一路」(中国とヨーロッパを陸路と海路で結ぶワンベルト・ワンロード)に翳(かげ)りが出ているからかもしれない。それとも、他に理由があるのか?

今週10月22日から24日まで、習近平主席が、ロシア中部の都市カザンを訪れた。16回目のBRICS(新興国グループ)首脳会議に出席するためだ。

BRICSはもともと、2008年にG20(主要国・地域)が始まったことを受けて、先進国グループのG7(主要先進国)に対抗するため、翌2009年にロシアが音頭を取って始めた組織だ。BRICSという言葉は、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ(南アは2010年より参加)の頭文字である。英語でレンガを表す「BRICK」に近いことから、そう呼ばれるようになった。

だがほどなく、ロシアから中国に主導権が移った。中国の経済規模は、他の4カ国の合計よりもはるかに大きいため、必然とも言えた。習近平主席は、2013年3月に国家主席に就任すると、同月に早速、南アフリカBRICS首脳会議に初見参。いとも易々と主導権を取ってしまった。その自信をもとに、同年秋、「一帯一路」を提唱したのだ。

最近のBRICSの傾向は、そうした中国の主導権によって、参加国を拡大していることだ。いわゆる「大金磚」(ダージンジュアン=Big BRICS)である。今年1月に、イラン、エジプト、UAE(アラブ首長国連邦)、エチオピアが正式に加わり、9カ国体制となった。

さらに、以下の13カ国が、パートナー国候補に挙がっていると報じられた。キューバ、ボリビア、インドネシア、マレーシア、ウズベキスタン、カザフスタン、タイ、ベトナム、ナイジェリア、ウガンダ、トルコ、ベラルーシ、ベネズエラ。

中国は、西側諸国が「小圏子」(シアオチュアンズ=ミニグループ)をこしらえていると非難するが、中国が主導権を取る形で、「全球南方」(チュエンチウナンファン=グローバルサウス)をまとめようとしているのである。それはもちろん、アメリカおよびG7への対抗強化だ。

だが、そんな「壮大な野心」を抱いているにしては、今回の習近平主席は地味な存在に映った。以前のような「どの国もオレが唱える『一帯一路』について来い」という「覇気」が見られなかったのである。

まず22日の昼に、カザンの空港に降り立った時から、力なく見えた。むしろ後ろから連なってタラップを降りてきた蔡奇党中央弁公庁主任、王毅外相ら随行者の方が、元気いっぱいである。

10月22日、BRICS首脳会議に参加するためカザンの空港に到着した習近平主席(提供:Alexander Vilf/BRICS-RUSSIA2024.RU Host Photo Agency/ロイター/アフロ)

「北朝鮮兵士のロシア派遣」でウクライナ問題が東アジアにも飛び火

習主席は到着後すぐに、カザンのクレムリン宮殿で、ホスト国ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との会談に臨んだ。11年半に及ぶ「盟友」で、今回が45回目の首脳会談だ。

10月22日、プーチン大統領との首脳会談に臨む習近平主席(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
中国側の報道によれば、この会談で習近平主席が語ったのは、以下のようなことだ。今年が両国国交樹立75周年であり、75年にわたって両国は揺るぎない友好関係を築いてきた。来年は国連創設80周年であり、両国は国連安保理の常任理事国同士として、全面的な戦略的パートナーシップを深化させてきた。そして中ロの揺るぎない関係のもと、団結協力するBRICSが、グローバルサウスにさらに多くの機会を提供するだろう……。プーチン大統領も、似たような発言をしたと、中国側は報じている。

だがCCTV(中国中央広播電視総台)の映像で見る限り、両首脳の間にほとんど笑顔は見られない。本人たちの音声が入っていないので発言内容は窺い知れないが、どちらも厳しい表情で主張し、渋い表情で聞いている。

10月22日、プーチン大統領との首脳会談の際に見せた習近平主席の表情(提供:Stanislav Krasilnikov/BRICS-RUSSIA2024.RU Host Photo Agency/ロイター/アフロ)
習近平主席にしてみれば、「北朝鮮(朝鮮人民軍)をウクライナ戦争に参戦させるなど、何ということをしてくれたのだ」と、怒り心頭だったのではないか。それによって、「NATOのアジアへの拡大」や「アジア版NATO設立」(石破茂首相の持論)といった動きが起こることを、中国は警戒しているのだ。「ロシアとウクライナの問題を、東アジアに飛び火させるな」ということだ。

実際、北朝鮮の派兵が報じられる直前の10月14日、中国はロシアのアンドレイ・ベロウソフ国防相を、北京に呼びつけている。この日は、中国人民解放軍が、台湾周辺の6カ所で、空母「遼寧」と戦闘機など153機を繰り出して軍事演習を行ったことが、大々的に報じられた。だがその裏で、董軍国防相はベロウソフ国防相から一日かけて、「北朝鮮参戦問題」について事情聴取をしたのである。

一方で、プーチン大統領にも、習近平主席に対して不満がある。それはアメリカからの「二次制裁」を恐れる中国の大手銀行が、中ロ貿易に関わることに及び腰なことだ。そのため、中国海関(税関)総署の統計によれば、今年1月から9月までの中ロ貿易は、ドル換算で2.0%しか伸びていない(中→ロ2.4%増、ロ→中1.7%増)。

10月22日、習近平主席との首脳会談の際のプーチン大統領の表情(提供:Stanislav Krasilnikov/BRICS-RUSSIA2024.RU Host Photo Agency/ロイター/アフロ)
これは、昨年の両国の貿易額が前年比26.3%(中→ロ46.9%増、ロ→中12.7%増)も伸びたことを鑑みれば、「停滞」と呼んでもいい。ロシアにしてみれば、米欧から強烈な経済制裁を受けている手前、中国との貿易がいわば「生命線」だ。それなのに、中国の態度は何事かというわけだ。

モディ首相に対する両首脳の態度の差

プーチン大統領は、続いて行ったインドのナレンドラ・モディ首相との会談では、「私たちは通訳を必要としないほど心が通じ合っている」と述べ、一転して満面の笑顔になった。

10月22日、インドのモディ首相とハグするプーチン大統領(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
習近平主席も、翌23日にモディ首相と会談した。何と5年ぶりの「2ショット」だった。2020年に中印国境地域で両軍が衝突して以降、両首脳はプイと横を向いてしまった。ニューデリーでモディ首相が議長役を務めた昨年9月のG20(主要国・地域)サミットも、習主席はドタキャンした。

今回、ようやく「再会」を果たしたが、両首脳の間に寛いだ笑顔はなかった。中国側の報道によれば、習主席が述べたのは、両国は古代の文明国同士だとか、14億の人口大国同士だとか、だから協力とパートナー関係がふさわしいとかいったことだ。モディ首相も賛同したという。まるで「握手することが目的」の会談だったかのようだ。

ロシア・カザンで開かれたBRICS首脳会議で握手する習近平主席とモディ首相。どことなくぎこちなさが漂う(写真:ロイター/アフロ)
両国は、10月21日に双方が国境地帯の係争地域から撤退することで合意。25日にインドのPTI通信は、実際に両軍の撤退が始まったと報じた。

グローバルサウス諸国で中国の政治体制や習近平思想に憧れ抱いている国はない

習主席は23日、BRICS首脳会議で、「登高望遠、穿雲破霧 推動『大金磚』高質量発展」(高みに登って遠くを望み、雲を穿(うが)ちて霧を破る Big BRICSのハイクオリティ発展の推進)と題したスピーチを行った。

「われわれは『ピースBRICS』を作り、共同安全の保護者となる。『イノベーションBRICS』を作り、ハイクオリティ発展の先行者となる。『グリーンBRICS』を作り、持続的な発展の実践者となる。『公正BRICS』を作り、全世界の統治システム改革の牽引者となる。『人文BRICS』を作り、文明和合共生の提唱者となる。

中国はBRICSの各国とともに『Big BRICS協力』のハイクオリティの新局面を開拓していく。そして、さらに多くの『グローバルサウス』の国と手を携えて、共同で人類運命共同体の建設を推進していく」

CCTVは、習主席がカザンの空港へ向かう沿道に駆り出された「中国人留学生応援団」を大写しにした。彼らは「習主席、再見!」と歓声を上げ、「五星紅旗」(中国国旗)を振りまくった。だが、こうした大仰な演出や、中国が「Big BRICS」とアピールする割に、中国の存在がこじんまりした首脳会議だった。

思えば、グローバルサウスが憧れるのは、あくまでもチャイナ・マネーであって、中国の政治体制や、それを支える習近平思想などではない。そこがアメリカに対する憧れと異なるところだ。そのため、中国経済が悪化していけば、容易に「カネの切れ目が縁の切れ目」となってしまう。

中国が世界の「新しいリーダー」を目指すなら、まずは自国の経済をV字回復させるしかない。そのことを再認識したBRICS首脳会議だった。

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