2/23The Gateway Pundit<President Trump Releases Two Short Statements This Morning That Say It All About Biden’s America>
とうとうロシアのウクライナ侵攻が始まった。不正選挙してまでバイデンを選んだのに。民主党支持者は反省したほうが良い。
2/23The Gateway Pundit<BREAKING: Prosecutors Leading Manhattan DA’s Probe Into Trump Abruptly Resign Over ‘Serious Doubts’>
辞任した検察官は、強引な捜査のやり方についていけなかったのでしょう。
2/23The Gateway Pundit<BREAKING EXCLUSIVE: Roger Stone Sues Adam Schiff and the Jan 6 Committee>
嘘つきアダムシフを訴えるのは面白い。
2/23The Gateway Pundit<“He’ll Be Getting a Letter Too” — BREAKING: Kyle Rittenhouse to Sue LeBron James for Defamation>
左派を名誉棄損でドンドン訴えればよい。
https://twitter.com/i/status/1496308548682268673
2/24希望之声<章天亮: 普京侵乌是欧美冷战后几十年误判的结果=章天亮:プーチンのウクライナ侵攻は、欧米の冷戦終結後の数十年にわたる誤断の結果である>
習近平はこの入口から台湾を侵略するのか?
ロイター通信によると、英国のボリス・ジョンソン首相は、「西側がウクライナに十分な支援を提供できなければ、台湾に脅威を与える可能性がある」と述べた。
トランプはラジオ番組のインタビューで同じことを言った。トランプは、ロシアとウクライナの危機の大惨事の後、中国は絶対に台湾を攻撃するだろうと述べた。これがトランプの判断である。彼は、私が大統領だったら、このようなことは起こらなかっただろうと言った。トランプのこの発言は恐らくこの機会を借りて、バイデンは非常に無能であることを暴露したにすぎない。
習近平はあえて台湾を攻撃するつもりはないと感じており、私は今でもこのように主張している。
習近平から見れば、台湾を攻撃するコストは非常に高く、台湾を倒すのに十分な確信がない一方、中共は台湾とは主に情報戦に従事していると感じている。台湾への潜入と賄賂の費用は、台湾を制圧する費用よりもはるかに小さい。
そして、ご存知のように、ウクライナとロシアの軍事力は、台湾海峡の両岸の軍事力とは大きく異なる。ウクライナは軍が非常に弱いため、ロシアと戦えば、ロシアの戦車は数時間でキエフに進出する可能性がある。これが最初のポイントである。第二のポイントは、ウクライナ自体がロシアの隣にあり、防御するための自然の要害が真ん中にないということである。
台湾海峡は異なる。第一に、中共が台湾を攻撃した場合、数時間以内に陥落するウクライナとは異なり、台湾は長期間続く可能性がある。第二に、台湾の軍隊はウクライナよりもはるかに強く、長い間米国の武器を購入しており、米国は台湾が十分な防御能力を持つことを保証するために台湾に武器を与え続けているからである。第三に、台湾と大陸は台湾海峡で隔てられているため、海を渡って戦うことは困難であり、ロシアの戦車が真ん中に自然の要害がなく、簡単に渡れるのとは異なる。
したがって、地の利の観点から、また両国間の軍事力の比較の観点から言えば、中共が台湾を攻撃する可能性は比較的小さい。さらに、習近平の台湾に対する長期戦略は、潜入して賄賂を贈ることである:もう1つは、中共の20大の前に、習近平は特に確実に勝つ可能性がない状況で、事態を故意に複雑にする台湾攻撃はしたくない。
そして今、日本の態度は非常にしっかりしている:台湾有事は、日本の有事であり、日本の有事は、米国の有事である。 「日米安保条約」があるので、習近平も軽挙妄動に走ることはない。
もし本当に台湾を攻撃した場合、軍の動員、後方支援などは一朝一夕にはできない。それで、ウクライナ危機について欧米は、1か月以上前に知ることができたのに、台湾海峡では猶更である。習近平が戦いたいというわけではない。
この意見が正しいことを祈る。国民党支持者が賄賂を貰い、選挙で勝つように仕向けるのが中共の手か?
https://www.soundofhope.org/post/596635
2/23阿波羅新聞網<俄罗斯蚕食乌克兰 川普:如果还是他担任总统 普京绝对不会侵入乌克兰=ロシアがウクライナを侵食 トランプ:自分がまだ大統領であれば、プーチンはウクライナに侵入することは決してなかった>西側諸国がウクライナ東部の2つの州の独立をロシアが認めたことを非難したが、それはヨーロッパの版図を塗り替える可能性があり、トランプ前大統領は22日にプーチンのウクライナへの侵入へのアプローチを「天才」と呼んだ;またこの話の数時間前に、トランプがまだ大統領であるならば、プーチンがウクライナを侵略することは決してないだろうとも言った。
軍事侵攻している人物を“天才”呼ばわりは戴けない。
https://www.aboluowang.com/2022/0223/1712411.html
2/23阿波羅新聞網<47国对抗中共大联盟!印度“米兰-2022”海上军演 韩国首次派舰参加=中共に対抗するための47か国の大同盟!インドの「ミラノ-2022」の海上演習、韓国は初めて艦艇を派遣して参加>インド当局が以前に開示した情報によると、軍事演習の目的は、海上航行の安全と航路の開放と航行の自由を確保することであり、一般的な海上反テロと人道救助に加えて、水陸両用の上陸、共同作戦、艦隊防空などの項目がある:さらには「中共のインド洋への浸透」阻止を目的としているとの指摘もある。「各国は互いに助け合うことに加えて、インド洋海域での中共の継続的ないじめを防ぐよう努めなければならない」。これは「反中大同盟」のインド洋版に相当し、「中共のインド洋での拡張」を阻止し、さらにそれに対抗することを望んでいる。
自由主義国の大同団結が試されているとき。中ロに対抗しないと。
https://www.aboluowang.com/2022/0223/1712375.html
2/24阿波羅新聞網<徐州34年贩卖人口无变化细思极恐!又绑架至少40万女生(图)【阿波罗网报道】=徐州での34年間の人身売買は変わらず、考えれば恐ろしい!少なくとも40万人の少女が誘拐された(写真)[アポロネット報道]>アポロネットの王篤然評論員は、30年以上も過ぎて、秘かに大金を稼ぐことを奨励され、この産業チェーンはより成熟したと述べた。当時、4年間で5万人の女性が誘拐され、年平均12,500人が誘拐された。現在、1990年から32年が経過し、年間12,500人という控えめな見積もりによると、40万人の少女が誘拐された計算になる。
恐ろしい国。旅行でも行かないほうが良い。
https://www.aboluowang.com/2022/0224/1712590.html
2/23阿波羅新聞網<锁链女案 17名地方官报告漏洞百出民众质疑调查过程=鉄鎖女性事件17人の地方当局者の処分は抜け穴だらけの報告、一般市民は調査プロセスに疑問を呈した>
江蘇省党委員会と省政府は17日、調査チームを発足させ、23日(水)に調査状況を報告し、虐待の疑いと女性の拉致・人身売買罪の容疑と定めた。
徐州豊県での鉄鎖女性事件は、国内外の世論の注目を集めた。江蘇省党委員会と省政府は17日、調査チームを発足させ、23日(水)に調査状況を報告し、虐待の疑いと女性の拉致・人身売買罪の容疑と定めた。県長と県党書記を含む17人の職員が中共の党籍を剥奪され、免職された。ネチズンは公式の調査結果と調査プロセスに疑問を呈した。
まあ、上の方も賄賂を貰っているから同罪でしょうけど。
https://www.aboluowang.com/2022/0223/1712516.html
2/24阿波羅新聞網<惊爆中南海女奴隶 上海小红楼保护伞是韩正 董志民保护伞是谁?(图)【阿波罗网报导】=中南海の女性奴隷が明らかに、上海小紅楼の保護傘は韓正、董志民の保護傘は誰? (写真)【アポロネット報道】>彭帥は、中南海の高官に対し、あえて立ち上がって暴露した最初の人物であった。鞠濱.は、「私はここで起こっている汚いことをよく知っている。この種のことはこの体制内で常に起こっている」と述べた。これは奴隷制の非常に明白な現れであると彼は言った。 「今日は起こらずとも、明日は起こる。彭帥に起こらなければ、李帥に起こる。このシステムは繁殖(社会秩序の乱れ)の温床である」。
2021年12月16日大紀元<上海の性奴隷事件、高官相手の売春拠点は「10カ所以上」=情報筋>に上海小紅楼の記事が。
https://www.epochtimes.jp/p/2021/12/83495.html
中国は中共と言う大暴力団に乗っ取られたに等しい。
https://www.aboluowang.com/2022/0224/1712586.html
何清漣 @ HeQinglian 11h
江蘇省党委員会と州政府の調査報告は、鉄鎖女性事件に関する2つの最も重要な問題を回避した。
- 15の県や郷村の役人の処分理由はいずれも人身売買に関係しておらず、家族計画、婚姻登録、家庭内暴力、超過出生への放置、精神障害患者に対する治療と救助が及ばなかったという範囲の記事である。
2.農村地域が人身売買の犯罪コミュニティになることを避け、18年に亘る新しい農村建設が完全に失敗したことを認めたがらない。
引用ツイート
何清漣 @ HeQinglian 17h
江蘇省党委員会と省政府の調査団は、「豊県で8人の子供を産んだ女性」の事件の調査と処理に関する報告書を出した。
http://news.cn/politics/2022-02/23/c_1128407989.htm…
党や政府への被害を食い止めるのを主として、最終的に処分する人物の範囲と処罰方法に注意を払ってください。基本的には豊口県歓口鎮に限定される。
このスレッドを表示
何清漣 @ HeQinglian 11h
役所の慣行によれば、この報告書はダメージを少なくするため、中央政府の担当者の承認を得た後にのみ発するはずである。したがって、予期しないブラックスワンが出てこなければ、新しい報告が再度発されることは期待しないでほしい。
何清漣 @ HeQinglian 11h
返信先:@HeQinglian
2月以来、私はこの事件を非常に暗い気分と非常に落ち込んだ気分で追跡してきた。私は中国の闇に不慣れではないが、最近開封された深い闇について、2つのことに気づいた。中国の農村地域のほとんどが塩水アルカリ地になった:多くの中国人は完全に善悪を失っていて、一部の人は前近代的な考え方を持っている。
今後10年で、中国は必ず知らないうちにきっと弱肉強食の社会になるだろう。
何清漣はリツイート
北米保守評論🇺🇸🇨🇦 @ NAConservative9 44m
「評論:民主党極左が面目丸つぶれになってから、穏健派は共和党と協力し始めた」
https://nacr.info/WordPress/index.php/2022/02/23/moderates-begin-to-work-with-republicans-after-far-left-democrats-take-a-nose-dive/…
民主党の上院議員は、合衆国の建国の父によって設計されたこの議会組織が上院の独裁を少なくすることであるとやっと理解した。それで、穏健な民主党員は共和党穏健派と協力し始め、いくつかの有望な結果が得られた。
何清漣 @ HeQinglian 1h
“ナショナル”によるバイデンの執政1周年の登録有権者の満足度の変化について、サンプル数が169,100と多く、これは十分に代表的なものと看做せる。
この調査は、全体的な支持率が1年前の50%から35%に低下したことに加え、50州の支持率の変化を記録した唯一の世論調査で、11州のみが40%を超えた。最高はハワイ州とバーモント州の49%、ニューヨーク州の満足度は39%にすぎない。 https://civiqs.com/results/approve_president_biden?uncertainty=true&annotations=true&zoomIn=true…
引用ツイート
李江琳 @JianglinLi 19h
@HeQinglian
この世論調査は少し興味深く、各州のデータが含まれている。 https://civiqs.com/results/approve_president_biden?uncertainty=true&annotations=true&zoomIn=true…
何清漣 @ HeQinglian 58m
ピューの調査サンプルでさえ、通常100,000未満である。このサンプルは、調査のサンプリング基準に適合している。年齢、肌の色、地域の分布などのすべての要素が揃っている。興味がある場合は、それを解読することをお勧めする。
何清漣 @ HeQinglian 2h
江蘇省は徐州の鉄鎖女性の調査で何を避けたか?
https://sbs.com.au/chinese/mandarin/zh-hans/the-issues-evaded-by-investigation-on-xuzhou-s-chained-woman
この記事は、調査が誘拐・人身売買、何百万人もの中国人女性が関与する大規模な犯罪を回避し、鉄鎖女性の悲惨な経験を家族の問題として扱ったことを指摘している;調査は、県、郷村での女性の誘拐と人身売買で形成された犯罪コミュニティの問題を回避し、郷村統治における中国当局の完全な失敗を隠蔽した。
sbs.com.au
【視点】徐州の鉄鎖女性の調査で江蘇省は何を避けたのか?
江蘇省党委員会と省政府は徐州の鉄鎖女性に関する調査で、学者の何清漣は、2つの最も重要な問題が回避されたと考えている。
福島氏の記事で、鉄鎖女性事件についてRFAのアンケート結果で、一番悪いのは中国共産党と言う回答が8割超と出たと。本来監視すべき犯罪摘発に力を注がず、市民監視にばかり目が行くのはおかしい。やはり中共を打倒しなければ中国人は幸せにはなれない。
そもそも、地域ぐるみで拉致・人身売買されるのは人権蹂躙であるにも拘わらず、ビジネスとして成り立たせているのがおかしい。地元公安がグルになっていないとできない話。賄賂がたくさん駆け巡っているでしょう。
記事
写真はイメージです
(福島 香織:ジャーナリスト)
以前、 本コラムで取り上げた「徐州の首輪につながれた農村女性」の正体について、江蘇省が調査結果を発表し、その全貌がようやく整理できたので、続報を紹介したい。
中国農村における「嫁買い」と虐待は今に始まる問題ではないが、今の中国のいびつさを象徴する事件だと思う。この事件の本質はどこにあるのか。そして、江蘇省政府調査結果の発表で落着するのか。
彼女は一体何者か?江蘇省政府が調査に乗り出す
まず事件のおさらいから。
現場は江蘇省徐州市豊県歓口鎮の農村。ここで楊慶侠という女性が首を鎖につながれ襤褸小屋で虐待されている様子の動画が1月末ごろネット上で流れ、誘拐されて農村に売られた花嫁ではないか、と世論が騒然となった。
気温0度前後の環境のなか、彼女は十分な衣服も与えられず、はだしで、言葉もきちんとしゃべれず脳や精神に障害をもった様子で、歯もなかった。
夫の董志民は動画の中で、1998年に自分が33歳のとき、親から与えられた嫁であり、8人の子供がいることなどを語っていた。中国の農村では、長年の一人っ子政策(中国の人口抑制政策。1970年代から2015年まで継続)により、結婚適齢期の男女比不均衡が深刻で、農村の男余り解消を目的に、女性の人身売買が普通に行われてきた。とくに90年代の徐州は、「農村の嫁」売買が活発に行われることで知られた土地柄であった。農村に売られてきた嫁は、抵抗すればひどい暴力を振るわれ、体や心に傷を負っていることが多く、鎖でつながれた楊慶侠はまさしく誘拐され農村に売られてきた嫁のイメージ通りの姿だった。
彼女は一体何者か、という世論の追及に応える形で、豊県が二度にわたって公式発表したが、いずれも出鱈目であったことがほどなく暴かれた。豊県の上級政府の徐州市が調査した結果、彼女は雲南省福貢県亜谷村のリス族の女性、小花梅である、とした。だがそれでも中国世論が納得しなかった。事情を知っていると自称する人物が「彼女は夫・董志民だけでなく、夫の弟や夫の父親、3人の男たちの性処理の道具にされていた」とか「連れて来られたときは英語も話せる中学生だったが性暴力を受けた末、今のような有様になった」とか「楊慶侠と小花梅は異なる人物で、董志民は複数の嫁を買っていたのだ」とか、もっともらしい情報をネットに書き込んだこともあって、ネット世論は紛糾した。
また、中国の一部独立系メディアの記者やセルフメディアの運営者が亜谷村に取材にいき、真相に迫ろうとした。だがこうした取材は地元警察に阻まれ、豊県に突撃取材した2人の女性ネットユーザーが警察に殴られ、挑発罪で逮捕されるなどの事件も起きた。
さらに中国でも人気のある在米華人作家の厳歌苓や、在米の元人民大学副教授の周孝正ら知識人が「習近平は人身売買ブローカーだ」といった発言をしたり、また北京大学卒業生100人が実名署名して徹底調査求めた公開書簡を出したり、中国のフェミニズム団体の全国婦人連合がこの問題について言及しないことを批判するなど、事件に対する批判の矛先は当事者たちや一地方の政府にとどまらなくなってきた。米国・ニューヨークのタイムズスクエアでは中国人留学生が事件を告発するアクションを起こすなど、在外華人にも影響は広がった。
ネット上では当局がこの事件に関する言論や情報を必死で削除するも追いつかず、反習近平派が、社会の関心が高いこの問題を3月初旬に開幕する全人代で取り上げて、さらに世論を習近平批判に誘導するのではないか、という憶測も流れた。
鎖につながれた楊慶侠。SNSで拡散したYouTube動画より
そうしたなか、習近平に忠実な呉政隆が書記を務める江蘇省政府は、世論の炎上を鎮静化させようと2月17日に調査に乗り出した。
関係者およそ4600人から聞き取りを行い、1000以上の文書を読み込み、DNA検査などハイテクも駆使して、真相を突き止め、このほど新華社やCCTVなどのメディアを通じて、これが「確定」という結論を打ち出したのだという。
「息子の嫁」として買われた
その結論は次の通りである。
(1)2022年1月27日にSNS上に「豊県で8人の子供を生んだ女性」に関する動画が流れた。その中に登場する女性は戸籍上、楊慶侠という名で、夫は董志民。2000年6月に村に提出された婚姻登記申請資料によれば、楊慶侠は雲南省福貢県亜谷村出身で、小花梅というリス族女性。両親はすでに亡くなっていたが、調査チームは河南省で異母妹を見つけ出し、DNA検査によって小花梅と楊慶侠が同一人物であるとの確証を得た。小花梅の親族のDNAとも照合し、楊慶侠との血縁関係を証明した。豊県で鎖につながれていた女性は、1977年5月13日に雲南省福貢県で生まれたリス族女性、小花梅である。
またネット上で、楊慶侠が四川省の失踪少女・李瑩ではないか、という噂が流れていたが、李瑩の母親のDNAとの対比検査から、別人であるとの確証を得た。
(2)小花梅は母親の再婚にともなって1980年に亜谷村に移住。1995年に雲南省保山市に嫁いだが、2年後に離婚し、実家に戻ってきた。その時、すでに精神疾患を患っていた。
1998年初、福貢県出身で江蘇省東海県に嫁いでいた女性(以降、その姓の「桑」と呼ぶ)が夫(以降、その姓の「時」と呼ぶ)とともに、小花梅を江蘇省東海県に「病気治療」の建前で連れてくる。だがそれは、1997年暮れ、東海県の徐という男性から「嫁を買いたい」という相談を受けての人身売買だった。桑と時は徐に5000元で小花梅を売り渡した。
小花梅は1998年5月に徐のもとから失踪。徐は時に対し、逃げた嫁の賠償金として2000元を返すように要求していた。桑・時の夫婦は2000年12月、別件の人身売買事件で逮捕・起訴され、桑は懲役5年、時は懲役7年の判決を受けていた。2022年2月6日、桑・時夫婦は再度、小花梅誘拐人身売買の容疑で逮捕、立件されている。
失踪した小花梅は1998年6月、歓口鎮の住民の劉という人物によって、董志民の父親に売られた。董志民の父親は「息子の嫁」として小花梅を買ったのだった。劉は同じ歓口鎮の2人の男性(2人とも姓は「霍」)から小花梅の転売を頼まれていた。2人の霍は、河南省夏邑県のホテルの近くの工事現場に従事する労働者。ホテル経営の夫婦が、流浪していた小花梅を保護したのち、この2人の労働者に売り渡していた。そののち、この2人の労働者が故郷に小花梅を連れて帰り、劉に小花梅の転売を依頼した、という。この小花梅の転売にかかわる4人の犯罪行為についてはまだ取り調べが続いている。
小花梅は楊慶英という名前が与えられ、1998年6月から董志民の妻としての生活が始まり99年に第一子長男を出産。その後の2000年6月に正式に婚姻登記をしたが、その時登記日を1998年8月2日とし、名前も楊慶侠に変えた。また楊慶侠の出生日も1969年6月6日に変えた。2011年に第二子を出産したとき、妊婦の登記情報が楊慶英であったので、衛生当局が妊婦の身分証明書の提出を要請したとき、董志民の父親は、楊慶英の偽の身分証明書を偽造して提出していた。
(3)楊慶侠こと小花梅の精神疾患は、村民の証言によれば、1998年6月当時はまだ生活の基本的なことは自分ででき、人との交流や笑うこともできたという。また自分の故郷が雲南省の亜谷村であることも話せ、長男の学校の送り迎えもできた。だが第三子を2012年に生んだのち、症状が悪化したという。2022年1月30日に徐州市の病院に収容された。専門医の診断によれば精神分裂症(統合失調症)という。2月20日、江蘇省公安庁の委託で中国政法大学証拠科学研究院による鑑定が行われたが、結論は一致しており、目下、専門病院で治療を受けているという。
彼女が歯を失ったのは、専門医の検査によれば、長期の衛生状態の悪さによる歯周病が原因とされた。
(4)楊慶侠こと小花梅と董志民がもうけた8人の子供はDNA鑑定の結果、全員、2人の間の子供であると結論づけられた。長男が1999年7月に生まれたのち、小花梅は避妊リング措置を受けていた。だが2011年に避妊リングの効果が失われ、第二子を出産。2012年に第三子、2014年に第四子、2016年に第五子、2017年に第六子、2018年に第七子、2020年に第八子を産んだ。2012年以降の出産については地元計画生育委員会職員の怠慢として責任が問われる模様だ。
(5)夫・董志民は2017年ごろから、病気で発作を起こす小花梅を鎖でつなぐようになった。病人を医者に見せず鎖でつなぐ行為は虐待行為であり、虐待および婦女誘拐、人身売買への共犯の面でも取り調べを受けているという。
(6)目下、徐州市と豊県は楊慶侠を病院で保護し、治療を受けさせているほか、長子も保護。また未成年の子供たちに関しては専門チーム「愛心ママ」を設置してケアに当たっている。
7)規律検査委員会および監察委員会は、徐州市の党委員会と政府の責任を追及し、法に基づく処理を行うとしている。また豊県書記の婁海は規律違反、形式主義、官僚主義の責任を負わない職務態度や一人っ子政策の監督不行き届きを批判され、免職処分となった。その他、十数人の豊県幹部が免職など厳しい処分を受けている。
中国の農村には何人の楊慶侠がいるのか
以上が調査結果であり、おそらくかなり真相に近いだろう。ただ、同じ村にいたもう1人の虐待されていた「農村嫁」の事件、あるいはこの地域で広く行われて人身売買と徐州当局との関わりまでは切りこまないようだ。自分を守ることのできない女児や女性が、性処理や子供を生む道具として転売される農村の事情は、私が2000年代に見てきた中国の農村そのままであり、これが決して極めて珍しい事件ではないことを知っている。そもそも農村で、嫁を買ったり、虐待したりすることが「悪事」という認識も行き渡っていないだろう。
実際、最初に董志民を「8人の子持ちの父親」として動画を上げたのは長男であったと深圳衛星テレビが報じている。12月、TikTokでこの動画を上げ、子供用衣類などの寄付を受けていたという。だが1月になって中国ネットユーザーが、この動画に登場する母親の姿があまりにひどいことに気づき、虐待されているといったコメントをつけて転載してから風向きが変わった。湖北日報系の動画メディア「極目新聞」や独立系「澎湃新聞」などが取材し始め、この母親、楊慶侠への虐待ぶりがはっきりしてきたのだ。
習近平はすでに絶対的貧困はなくなった、と「脱貧困」を宣言している。新型コロナ肺炎を「ゼロコロナ」政策で徹底的に封じ込めて、冬季五輪を成功させた。AI付き監視カメラで、新彊ウイグル自治区のウイグル知識人や実業家たちを見張り、いつもと違うルートで帰宅しただけですぐに警官が駆けつけて取り調べたりできるほど、監視社会化が進んでいる。なのに、2020年段階ですら年間100万人以上の失踪者が出て、うち20万人が子供であるという状況が放置されている。中国社会に問題があることを暴露しようとする言論の監視、削除は何千万人ものマンパワーを動員して行うのに、失踪者の捜索、救出にはその10分の1も労力が割けないのはなぜか。
長男が「8人の子育てに奮闘する父さん」を撮影したTikTok動画を上げなければ、今も楊慶侠は鎖でつながれたままだっただろう。そして中国の農村にいったい、何人の楊慶侠がいるのか。
こうした事件において「一番の悪いのは誰だ?」という問いかけを米メディア「ラジオ・フリー・アジア」がツイッター上で行ったところ、5000人以上の回答があり8割以上が「中国政府と中国共産党体制」と回答した。問題の本質を、農村の伝統的嫁買い風習だとか、人身売買組織だとか、嫁を買う男よりも中国政府と中国共産党体制に求める回答が圧倒的に多かった。
私もまったくもって同意する。社会の身近で残酷な問題を解決するのに必要なのは、強権政治による貧困撲滅でも、ハイテク監視でもなく、言論の自由、報道の自由しかない。
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