『日本人が知った現実、「戦争反対」を叫んでも侵略者は攻めてくる 憲法9条を源流とする「平和主義」スローガンの欠陥』(3/26JBプレス 日本戦略研究フォーラム)について

3/26The Gateway Pundit<MASSIVE Crowd for President Trump in Georgia — THOUSANDS Line Up Early to See Donald Trump in Commerce, GA>

凄い人出。

https://twitter.com/i/status/1507779937209569287

https://www.thegatewaypundit.com/2022/03/massive-crowd-president-trump-georgia-thousands-line-early-see-donald-trump-commerce-ga/

3/25The Gateway Pundit<Emails from Hunter Biden’s Laptop Prove He Helped Secure Millions in Funding for US Contractors in Ukraine Specializing in Deadly Pathogen Research>

バイデン一家と言うか民主党は腐敗している。

And now there is more proof that Hunter Biden funded the Ukrainian Biolabs — It comes from his own laptop!

The Daily Mail published emails from the Laptop from Hell on Friday linking Hunter Biden to the Ukrainian biolabs.
The rest of the fake news media is ignoring this.

https://www.thegatewaypundit.com/2022/03/emails-hunter-bidens-laptop-prove-helped-secure-millions-funding-us-contractors-ukraine-specializing-deadly-pathogen-research/

3/26希望之声<俄乌战争启示 台湾可用这招抗衡中共=ロシア・ウクライナ戦争からの啓示、台湾はこの手で中共に対抗できる>米軍新聞のStars and Stripesは3/25、ロシア・ウクライナ戦争の重要な啓示は、中共がロシアのウクライナ侵攻のモデルを使って台湾を侵略したり、南シナ海を奪ったりすれば、インド太平洋各国は、安価なミサイルで抑止できる。

報道によると、ロシア・ウクライナ戦争では、ウクライナ軍はロシアの規模と装備の数とを比べると、はるかに及ばないが、米国とその同盟国によって提供されたジャベリンなどの対戦車ミサイルを使い、侵入者に深刻なダメージを与えている。

ワシントンD.C.の戦略予算評価センターの上級研究員であるJan van Tolは、報道の中で、ジャベリン対戦車ミサイルとスティンガー対艦ミサイルは、破壊される標的よりも安くて正確な誘導兵器で、これらの兵器を多数分散させると、敵を効果的に阻止できるだけでなく、必要に応じて陸と海の国境で戦うこともできると述べた。

ハワイ大学太平洋アジア大学院のパトリシオ・アビナレス教授は、移動式発射ミサイルやその他の誘導兵器により、フィリピンや台湾などの小国は対等に中共やその他の強権国家と戦うことができると述べた。

日本の自衛隊にも多くを配備すべき。自衛隊の「01式軽対戦車誘導弾」は、日本版”ジャベリンミサイル”、「91式携帯地対空誘導弾」は日本版スティンガーとのこと。多数装備しないと。予算をドイツのように早く倍にすべき。

https://www.soundofhope.org/post/606575

3/27阿波羅新聞網<变态取乐!中共舆论捧俄贬乌 学者发声戳穿实质=変態の楽しみ!中共世論はロシアを賞賛し、ウクライナを貶める 学者は声を上げて本質を明らかにする>ロシアがウクライナを侵略してから1か月以上が経過し、その間に中共世論はロシアを称賛し、ウクライナを貶めている。北京体制内の学者である蘇小玲は最近、これを対岸の火事視し、楽しんで見る変態心理として批判する記事を書いた。そしてそれをからかって、ロシア・ウクライナの戦争における中共の立場を説明した秦剛駐米大使は誤解を招き、疑問を投げかけた。

中国の公式メディアはロシアへ同調し、秦剛はNATOの東方拡大に不満を持ち、背中にとげが刺さった感じなのでウクライナに進軍したと主張した。反論として、NATOもEUも「ロシアのクマ」の国家安全のための武装を許さないので、いつでも核の脅威を東ヨーロッパの隣人、ヨーロッパ、米国に危害を加えることができると。

流石、ならず者国家同士、気が合う。中ロは政体を変えるべき。でないと核戦争が現実のものに。

https://www.aboluowang.com/2022/0327/1726375.html

3/27阿波羅新聞網<“乌空军几乎全灭、海军不复存在,俄军仅阵亡1351人”俄宣称“完成第一阶段军事行动”= 「ウクライナ空軍はほぼ全滅し、海軍はもはや存在せず、ロシア軍は1,351人しか死亡しなかった」、「軍事作戦の第一段階は完了」とロシアは宣言した>ロシアがウクライナを侵略してから丸一ヶ月後、ロシア国防省は25日に記者会見を開き、第一副参謀長セルゲイ・ルドスコイ大将は、「軍事作戦の第一段階」が概ね完了したと自ら発表した。ルドスコイは、ウクライナ軍は「深刻な損失」を被り、ドンバスの領土のほとんどが「解放」され、ロシア軍の次の目標は「ドンバスを完全に解放する」ことであると主張した。しかし、ロシア側が発表した戦闘で殺されたロシア兵の数は、ウクライナの統計の10分の1に過ぎないことは注目に値し、この記者会見はまた、ワシントンのシンクタンクから「ロシア国民を欺くための大プロパガンダ」として批判された。

嘘つきロシアと中共の発表数字は信用できない。

https://www.aboluowang.com/2022/0327/1726327.html

3/27阿波羅新聞網<可以摧毁整个星球?俄前总统曝光4情况:俄罗斯可以主动射核弹=地球全体を破壊できるか?元ロシア大統領は4つの状況を明らかに:ロシアは積極的に核爆弾を発射することができる>先日、ロシアのプーチン大統領は核武装部隊に警戒を強めるよう命じ、クレムリンの首席報道官のドミトリー・ペスコフはまた、ロシアがその生存を脅かされていると感じた場合、核兵器の使用を排除しないと述べた。今日(26日)、元ロシア大統領で現在の国家安全保障会議の副議長であるドミトリー・メドヴェージェフは、ロシア軍が核兵器を使用するための4つの条件を明らかにし、ロシア軍が核爆弾を積極的に発射できることを指摘した。

「ガーディアン」の報道によると、メドベージェフは本日、ロシアは核抑止に関する特別文書を作成し、核爆弾を発射できる条件を記載していると述べた。1つ目はロシアが核の攻撃を受けていること、2つ目はロシアと同盟国が核兵器に攻撃されていること。3つ目は、核抑止のための鍵となる施設が麻痺したとき、4つ目はロシアと同盟国が侵略されたときに、核兵器を使わず、通常兵器だけでは、ロシアの生存が脅かされる場合に、核爆弾が発射される可能性がある。

解釈権は当然ロシアが持つわけで、如何様にでも解釈できる。

https://www.aboluowang.com/2022/0327/1726322.html

3/27阿波羅新聞網<辟谣!俄罗斯防长上演“大复活” 消失15天重回萤光幕=デマ!ロシア国防相は「大復活」を演じた。 15日間姿を消していたが、画面に戻った>ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相が行方不明になったと報じられてから約2週間後、昨日(3/24)プーチン大統領が主催するビデオ会議に出席したが疑問点が多くあり、ウクライナ内務長官顧問は、ショイグは心臓病で病院に入院休養していると。噂が広まったため、ロシア国防省はついに本日(3/26)ショイグの会合と演説のビデオを公開し、ショイグは公式メディアへのインタビューも受け入れた。これはデマに反論するのに非常に有意義であった。

専制国家は秘密が多くて何が真実かは分からない。

https://www.aboluowang.com/2022/0327/1726296.html

3/27阿波羅新聞網<乌克兰情报总部:俄军10坦克9辆被“杀肉”不能动 第4师13团指挥官自杀亡=ウクライナ情報本部:10両のロシア戦車の内9両が「壊され」、動かなくなり、第4師団第13連隊の指揮官は自殺した>ロシアのウクライナ侵攻31日目、ウクライナ国防情報局は3/26公式ウェブサイトで、ロシア軍は厳しい戦況で、あまりにも多くの戦車と装甲車両を失い、ロシア軍はウクライナ国境から35 km離れた空港にタンク補修基地を作ったが、ロシアからタンク部品を補充したいと思ったが、10両のタンクのうち9両の装備が盗まれ、甚だしきはエンジンがなく、10両中9両は使えないことに気づいた。ロシア陸軍第4タンク師団の第13タンク連隊の司令官は、自殺した!

ロシアは大義なき戦争で何人の将兵を失えば気が済むのか?

https://www.aboluowang.com/2022/0327/1726291.html

3/27阿波羅新聞網<美贸易代表戴琪:正准备新对中贸易政策 路透:可能启动新贸易调查=米国通商代表部の戴琪:中国との新しい貿易政策を準備中 ロイター:新しい貿易調査を開始する可能性がある>ロイターとの最近のインタビューで、米国の通商代表戴琪は、米国は新しい中国の貿易政策を準備しており、もっと積極的に北京に圧力をかけることになるだろうと述べた。報道は事情通を引用し、米国が第301条を含む新たな貿易調査を開始する可能性があり、それが追加の関税または禁輸措置につながる可能性があると述べた。

中国を富ませること=台湾侵攻の準備を手厚くすること。

https://www.aboluowang.com/2022/0327/1726286.html

3/26阿波羅新聞網<无人机“鹰眼”发威!俄战车躲树林全现形 遭乌军精准炸毁影片曝=UAV「ホークアイ」がその力を発揮!ロシアの戦車は森の中に隠れていても、ウクライナ軍によって完全に姿が映る。ウクライナ軍の正確な爆撃に遭ったのをビデオは晒す>ロシアの戦車は再び「動く標的」となり、大砲の餌食になっている。米国のシンクタンクの研究者がツイッターでビデオを共有し、ロシアのT-72B3戦車と装甲車両が森の中に隠れていたが、ウクライナ軍の「ホークアイ」無人機に捕えられ、正確に爆撃・破壊された。戦車は爆発して炎上した。

ドローンは戦争の優良児です。

https://www.aboluowang.com/2022/0326/1726172.html

3/26阿波羅新聞網<普京令核武部队“高度戒备” 外媒爆:竟偷派潜舰至北大西洋=プーチンは核武装部隊を「警戒態勢」に置くよう命じ、外国メディアは明らかにした:彼は密かに潜水艦を北大西洋に送った>ロシア・ウクライナ戦争はこの1か月間激しさを増しており、最近、ロシアのプーチン大統領が5/9までに戦争を終了するよう命じたという噂がウクライナで広まり、プーチンがロシアの核武装部隊を「戦闘態勢」に置き、「弾道ミサイル」を搭載した数隻の潜水艦を密かに北大西洋に送ったというニュースも外国メディアが明らかにした。

プーチンは米国と核戦争するつもり?

https://www.aboluowang.com/2022/0326/1726261.html

3/26阿波羅新聞網<乌克兰国防部情报总局局长:俄罗斯军队被许多乌克兰线人渗透=ウクライナ国防省情報局局長:ロシア軍には多くのウクライナへの情報提供者が浸透>ウクライナ国防省情報局長のブダノフは米国メディアとのインタビューで、ロシア軍には多くのウクライナの情報提供者が潜入しており、誤判断が多く、ウクライナ軍に対しては中世の「昔ながらの戦術」しか使えなかったと述べた。ウクライナ軍は1か月間ロシア軍に頑強に抵抗してきたが、情勢は依然として「非常に深刻」である。ウクライナの領土には多くのロシア軍がおり、彼らは多くのウクライナの都市を取り囲んでいる。

情報戦は両方とも嘘が混じっているから、要注意。

https://www.aboluowang.com/2022/0326/1726276.html

何清漣 @HeQinglian 9h

米国財務長官:中国に対する制裁は現在のところ「必要なく、かつ適切ではない」https://rfi.my/8HYF.T

バイデン財務長官はCNBCのインタビューを受け、中国を制裁するかどうかについて、「現時点では、それが必要でもなければ、適切であるとも思わない」と語ったとAFPは報じた。

しかし、彼女は「彼ら(中国)が我々の立場を理解することを確実にするために」米中の政府高官での議論に言及した。

rfi.fr

米国財務長官:中国に対する制裁は現在のところ「必要なく、かつ適切ではない」

ジャネット・イエレン米財務長官は金曜日(3/25)、中国に対する制裁は「現時点では必要でもなければ、適切であるとも思わない」」と述べたが、ワシントンはアジアの巨人がロシアの戦争に支援を提供しないことを望んでいる・・・。

何清漣 @HeQinglian 22h

ロシア・ウクライナ戦争が開始してから、エネルギー価格のために欧州連合が傷つき、さらにウォール街が痛み出した。 BRIC投資は、ウォール街の投資業界が20年近くにわたって発展させてきた新興市場であり、今回は、すべてロシアサイドに立っている。この金のレンガがなければ、MINT(メキシコ、インドネシア、ナイジェリア、トルコ)ではその役割を置き換えることはできず、資本市場は欧米等でのみ周回することができる。

ウォール街は痛みで泣き始めている。

何清漣 @HeQinglian 1h

バイデン:プーチンのウクライナ侵攻戦略は失敗し、権力を維持すべきではない。https://rfi.my/8Hje.T

@RFI_Cn

非常に面白い:バイデンは戦争の失敗ではなく、戦略的な失敗を強調する。

これには問題が出て来る:この「戦略」は、ロシア軍自体が公表した戦略を指すのか、それとも外部が推測している戦略を指すのか?もしロシア自身によって発表した戦略であれば、ロシアの内部で責任追及される。それが外部によって推測された戦略である場合、プーチンは責任追及の対象ではない。

rfi.fr

バイデン:プーチンのウクライナ侵攻戦略は失敗し、権力を維持すべきではない。

米国のバイデン大統領は、ポーランドの首都ワルシャワでの土曜日の公開演説で、ロシアのプーチン大統領を厳しく非難し、ウクライナ侵攻後に権力を維持すべきではないと述べた。プーチンのウクライナ侵攻戦略・・・。

何清漣 @HeQinglian 1h

別の質問:なぜロシアはウクライナ侵略戦争を失敗と宣言しないのか?中国語のTwitterアカウントの少なくとも3分の2がそれを望んでいる。

私も戦争を早く終わるのを希望する。

何清漣 @HeQinglian 9h

たくさんの情報を読みとき、戦場外の経済動向の分析も得意である。中国を制裁しないと米国が発表した意味や、ロシア・ウクライナの戦況を基本的に理解している。

パラレルワールドに住む人は、ウクライナ軍が1400万人のロシア軍を全滅させたという台湾メディアの発表に歓呼の声を上げ、「米ウクライナ情報共有革命」(米宇宙軍司令部命名)の快感を味わい続けているが、資料によれば、ロシア軍は各軍合計約200万人で、合計20万人がウクライナの戦場に投入されている。

何清漣はリツイート

萧生客SSK🇺🇸🇨🇦 @SSK2024 11h

「メディアでのフェイクな描写や“目覚めた”企業からの圧力のために、学生への約束や親権への約束を放棄する可能性はゼロだ」とデサンティスは語った。

《フロリダ州知事は女性アスリートのエマをチャンピオンと宣言|コロンビア特別区が未成年者の予防接種法の禁止を勝ち取る! 》 https://mp.weixin.qq.com/s/o5eL4OqWR9wjnC3qdaXCEQ

何清漣はリツイート

曹長青 @CaoChangqing 2h

バイデンはポーランドの演説で3つの間違いを犯した。1.米軍兵士に、ウクライナに行けば、見られると言ったのは、米軍がウクライナ進軍に等しい。 WHは後で修正した。 2.隣にいたポーランド大統領を「大使」と呼ぶ。3.今日プーチン大統領の権力を終わらせると言った。 WHは後に、米国はロシアで「レジームチェンジ」の意図を持っていないと修正した。 レジームチェンジとは、さまざまな手段による国の政府の転覆を指す。プーチンはかつてこれを疑っていたが、バイデンによって確認された。 WHは今、必死に元に戻そうとしている。

何清漣 @HeQinglian 3h

この2日間、人々はバイデンに関心を寄せ、ウクライナの政治を忘れてきた。

WP:3/25、ウクライナ大統領府のアンドレイ・イェルマク長官は、米国のシンクタンクである大西洋評議会とのビデオ電話で、NATO首脳会合の結果に失望したと述べた。イェルマクは、ウクライナの戦闘機の必要性とウクライナ上空の飛行禁止区域の設定の例を挙げ、これらの要求はNATOの指導者によって拒否された。

Washingtonpost.com

バイデンがポーランドの米軍を訪問したときに、ウクライナはNATOに「失望」したと。

ロシアは、その目的が狭まる信号を送っているが、ウクライナは、人がいなくなり、銃器も足りなくなり、毎日、多くの破壊に直面している。

古森氏の記事では、彼の言う通りで、全面賛成です。「戦争反対」ではなく「侵略反対」と叫びましょう。

記事

ロシア軍の攻撃を受けた住宅での消火活動(2022年3月23日、写真:ロイター/アフロ)

(古森 義久:日本戦略研究フォーラム顧問、産経新聞ワシントン駐在客員特派員、麗澤大学特別教授)

日本でのウクライナ戦争への反応で目立つのは「戦争反対」の声である。当然ではあろう。村上春樹というような著名な作家までもが「ウクライナでの戦争に反対!」と主張する活動を展開している。だがこの「戦争反対」というスローガンには重大な欠陥がある。

日本での「戦争反対」の源流をたどれば、日本国憲法にぶつかるだろう。憲法9条は日本に対して戦争を禁じ、交戦権を否定し、戦力の保持をも禁止するからだ。

だから国として、国民として、とにかく戦うことは一切、禁止というのが日本国憲法の真髄ということになる。

ロシアの意図どおりになっていいのか

この「戦争反対」の概念には「平和」という言葉が一体となって、からんでいる。平和のために戦争を止める、その平和こそ人類、あるいは人間にとって最高至上のあり方なのだ、というわけである。いまの日本で作家の村上春樹氏のような人たちはそんな日本の基準をウクライナにも当てはめ、「戦争反対」を叫ぶのだろう。

だが、ちょっと待て、である。ウクライナに対して、「戦争反対」、つまり戦うことを止めろと、号令をかければ、自国の防衛に命を賭けるウクライナの国民、あるいは軍人に対して、ロシアへの抵抗をもう止めろ、と命じることに等しくなる。

本来、いまの世界がウクライナ情勢に関して反対しているのは戦争自体ではなく、ロシアの侵略である。まず起こるべき声は「侵略反対」なのだ。

その侵略に対して、日本流に「戦争はよくないから」と非戦を実行すれば、戦争をためらわないロシアの意図どおりになってしまう。

ウクライナ側が戦いを止めれば、ウクライナという国家が失われてしまう。国民の自由や独立、自主性、主体性、そして国家としての主権もなくしてしまう。戦争さえなければ、それでもよいのか。無抵抗、そして全面降伏となる戦いの停止を求めることは、当事者からすればあまりに無責任なのだ。

ウクライナの国家も国民もロシアの侵略に直面して、戦ってその侵略を防ぐという道を選んだことは明白である。なのに、遠い日本にいて、戦いを止めろ、と声をかける。あまりに無責任な言動だといえよう。責任のある言葉をロシア側に浴びせるならば、それは「侵略を止めろ」ということになる。

ここらあたりで日本の戦後の「戦争反対論」や「平和主義」を再考し、破棄すべきだろう。なぜなら日本の「戦争反対」や「平和を」という主張はすべての戦いを否定するという立場に立脚しているからだ。だが国家にしても、人間の集団や個人にしても、生存していくうえで、その生存自体への危機や脅威とも戦ってはいけないとなれば、あとは死、つまり生物としての絶滅を意味するだけとなる。

日本国憲法に込められたアメリカの思惑

国家を個人に置き換えて、考えてみよう。

人間が自分を守るために戦う。これは国ならば個別の自衛権の発動だろう。人間が愛する他者を守るために戦う。これは国ならば集団的自衛権の発動となる。人間はさらに正義を守るためにも戦う。これが同盟の考え方であり、国連の平和維持活動の実践だろう。

しかし日本の憲法9条を文字どおりに読むと、上記のいずれの戦いも禁じているように解釈できる。これは無理もない。日本国憲法がその目的のために作られたからだ。

私は日本国憲法の草案を1946年2月に書いたアメリカ占領軍司令部のチャールズ・ケーディス大佐(当時)に長時間、インタビューしたことがある。そんな体験を有する日本国民もいまでは数が少なくなった。

そのインタビューでケーディス氏は新憲法の最大の目的が「日本を永遠に非武装にしておくことだった」と明言した。上司からの原案では日本は自国の防衛の権利も持たないことを規定するという一項があったが、それでは戦後の日本は独立国家たりえないと判断して、同氏の一存でその条項は入れなかったという。

憲法の前文をみてもそんな意図は明白である。「日本国民は平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しよう」というのだ。諸国民は平和を愛し、公正と信義を保つから、日本にとっても、他の諸国にとっても脅威や侵略はない、という前提である。戦う必要がない、というわけだ。

だがこんな認識が空想に過ぎず、世界の現実には戦って守るしかないという状況がいくらでもあることは、あまりに明白だといえる。

要するにいまの日本の憲法は日本という国家を戦う能力も意思も持たない人間集団にするために作られたのである。アメリカ側が強大な軍事国家としての日本の再現を恐れたからだった。そのアメリカの意図は戦後の日本で見事に花を咲かせた。

だがいまやウクライナに「戦わなければ滅亡する」という現実の状況が出現し、日本はそれでもなお「戦うな」と叫ぶのか。よく考えてほしい。

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