11/18The Gateway Pundit<Representative Tim Ratham Puts Forth Resolution to Decertify the 2020 Election in Wisconsin>
どれだけ昨年の選挙の認証取消ができるかですが、どんどんやるべきです。
11/18The Gateway Pundit<Quinnipiac Poll: Biden Approval Plunges to 36 Percent Despite Enormous Media Support>
これが、何清漣が言うBidenflationでしょう。それでバイデンの支持率は下がり続ける。
https://www.thegatewaypundit.com/2021/11/quinnipiac-poll-biden-approval-drops-36-percent/
11/17The Gateway Pundit<New Poll Finds Support For ‘Black Lives Matter’ Declining Among Americans>
共産主義者は「貧しい者の味方」では決してない。ユダヤ人、中国人を見たらよく分かる。そこに今度は新貴族の黒人共産主義者が仲間入り。
11/17The Gateway Pundit<Biden’s Marxist Treasury Nominee Saule Omarova Is a Convicted Thief According to Court Records>
共産主義者は盗むのが好き。
11/19阿波羅新聞網<川普给麦康诺下“最后通牒”:拦不住拜登法案就辞职=トランプはマコーネルに「最後通牒」を与えた:彼がバイデン法を止めることができないならば辞任せよ>トランプ前大統領は17日、共和党の指導者ミッチ・マコーネルに再び発砲した。声明で「愚か」、「間抜け」、「無能」と非難することに加えて、彼は最後通牒を出し、マコーネルにしっかりと立場を堅持し、バイデン政権の債務上限引き上げを阻止せよと。またバイデン大統領の支出法案に抵抗するために共和党の上院議員を集めた。 トランプは声明の中で、社会的支出法案を「共産主義夢想法案」と表現し、マコーネルが共和党上院議員に全力でそれを阻止するよう指示し、「さもないと彼はすぐに辞任するだろう」と。
RINOはチエイニー同様整理すべき。
https://www.aboluowang.com/2021/1119/1673415.html
11/18阿波羅新聞網<国际刑警执委改选在即前主席孟宏伟妻现身踢爆 “中国政府是头吃自己孩子的怪兽”= インターポール執行委員がまもなく改選されるが、孟宏偉前局長の妻が現れ、「中国政府は自分の子供を食べる怪物だ」とキックする>国際刑事警察機構(インターポール)は来週、13人の委員からなる執行委員会を改選し、中共は公安部の国際協力局の副局長である胡彬郴を執行委員会のポストに指名する。国際社会はこれに反対を表明したが、中国が亡命中のウイグル人、香港人、チベット人の世界的な捜索を求め、インターポールを濫用することを恐れるためである。インターポール前局長で中共公安部前副部長の孟宏偉の妻・高歌(Grace Meng)はAssociated Pressへのインタビューを受け入れた。 高歌はメディアに姿を初めて撮らせ、中国政府を「自分の子供を食べる怪物」と表現した。
高歌は、インターポールの本部があるフランスのリヨンで、AP通信に、夫が仕える中国政府は「怪物」であると思っていると語った。 2018年の孟宏偉の事件後、高歌は双子の息子と一緒にフランスに残された。誘拐事件の疑いがあった後、彼女は政治難民になり、フランスの警察によって24時間保護されている。
「怪物」は、高歌による中国政府への現在の評価である。 「彼らは自分の子供たちを食べたからです。」
高歌はAP通信に次のように語った。「私には自分の顔を見せて世界に何が起こったのかを伝える責任がある」、「過去3年間で、新型コロナウイルスとの共存方法を知っているのと同じように、怪物や体制とどのように共存するかを知っている」。
まあ、我が身に難が降りかかるまで、弾圧する側にいたのでしょうに。
https://www.aboluowang.com/2021/1118/1673389.html
11/19阿波羅新聞網<华裔女生费城地铁遭非裔群殴 头部撞向车门 暴打在地 =華人女性はフィラデルフィアの地下鉄でアフリカ系米国人のグループに殴られる 頭を電車のドアにぶつけられ、倒されて殴られた>17日、ペンシルベニア州南東高速鉄道(SEPTA)で暴力事件が発生した。多くの若いアフリカ系米国人女性が、フィラデルフィア高速鉄道でアジアの学生のグループを侮辱し、殴打した。人種差別的な言葉を発し、もう一人が止めようとした華人女性を殴って倒した。警察は現在この問題を調査していて、この暴力的な事件が人種差別によって引き起こされたかどうかまだ確認できていない。
武漢疫病を世界に伝播させたと思っているのでは。
https://www.aboluowang.com/2021/1119/1673420.html
11/18阿波羅新聞網<瞒天过海?中共代发的彭帅“我很好”之信:有3个疑点=騙して悪事を働く? 中共が彭帥の代わりに出した「私は元気」の手紙:3つの疑問がある>「中共の公式メディアは、 『彭帥は安全で、すべてが順調だ』と言った・・・?」以前にWeiboを通じて中共高官による性的暴行で非難した国際テニスプレーヤー-彭帥は、11/2に投稿以降完全に消息不明となり、連絡が途絶え、所在は不明である。今週、国際女子テニス協会(WTA)や多くの国際選手が彭帥を応援するために声を上げ、世論が再び巻き起こったのを見て、北京時間の18日の早朝、中共公式メディアCGTNが突然「彭帥の手紙」を出し、これは彭帥がWTAの会長に送った電子メールであり、「すべてが大丈夫。安全で、行方不明ではない」と述べ、さらに「性的暴行の申し立てに関連するニュースは事実ではない」と。
第一の疑問は、手紙の冒頭にある「Hello everyone」である。彭帥がサイモン会長に宛てた個人的な手紙の場合、なぜ冒頭に「みなさん」と挨拶する必要があるのだろうか。手紙の中には、誰に話しているのか分からない表現が度々出て来るし、群衆と対話している口調のもある。
第二の疑問は、CGTNが付けた手紙の写真である。テキストの行の間に文書ファイルのカーソルがあるのを見つけた。2行目の「・・・.by myself and it was・・・」のandに、非常に突然の「|」カーソルを残した。これは、ワードファイルから直接取得したスクリーンショットの痕跡のようであり、この手紙の出典がさらに疑わしいものになっている。
三番目は、この手紙が彭帥自身によって書かれたことを証明する証拠がないということである。彭帥が安全を報告するためにWTAに手紙を書いたなら、なぜそれはWTA会長によって公表されなかったのか、CGTNが率先してニュースを伝えたのだろうか。彭帥は「とても安全」と言うのであれば、Weiboを再開して、彭帥に「中国に良い」と思われるこの公開書簡をソーシャルネットワークに公開させてみては。あらゆる種類の矛盾、疑念、および大雑把な方法は、外界からそれらは自作自演で作られた偽の手紙であるかどうかを疑われている。
中共の自作自演でしょう。
https://www.aboluowang.com/2021/1118/1673297.html
11/19看中国<彭帅生死成谜?“我很好”泄漏6大疑点(图)=彭帥の生と死は謎? 「私は元気です」は6つの大きな疑問が出て来る(写真)>中共の公式メディアは、18日の早朝、彭帥が行方不明ではなく、すべてが順調であると突然発表した。これは、前に国務院元副首相の張高麗をWeiboを通じて非難していた中国の有名女性テニス選手である彭帥が、再び世論の焦点となった。今月2日から彭帥の所在が不明なため、国際女子テニス協会(WTA)をはじめ多くの国際選手が彭帥を応援してきた。そのため、中国グローバルテレビネットワーク(CGTN)は、彭帥自身が書いたと主張している「彭帥の無事の手紙」を出してきた。WTA会長への手紙には、「私は行方不明でも不安全でもない」と書かれており、性的暴行の告発に関するニュースは真実ではなかったと反論した。
疑問点
①手紙に彭帥自身が書いたことを示す情報や証拠が含まれていないことである。特に冒頭の「みなさん、こんにちは」というのは、彭帥がサイモン会長に宛てた手紙としたら、冒頭のように「みなさん」と挨拶するのはなぜか。なぜCGTNは彼女にインタビューし、彼女に直接明確にするように頼まないのか?
②なぜ彭帥の個人的な通信が中共の対外宣伝(CGTN)の手に渡ったのかということである。なぜ彭帥は彼女の個人的なSNS上に手紙を投稿しなかったのか?彭帥は既に自由を失っているのだろうか?
③CGTNによって投稿された彭帥の手紙のいわゆる写真である。「カーソル」がテキストに表示されている。これは、ワードファイルから直接取得したスクリーンショットのようである。
④手紙では性的暴行の主張は虚偽であると述べたが、彭帥が張高麗を前に非難したWeiboの記事を投稿した理由について言及していない。
⑤彭帥がWTAに安全を報告するために手紙を書いたなら、なぜそれがWTA会長によって公表されなかったのか、CGTNが率先してそれを発表したのかということである。女子テニス協会のサイモン会長でさえ、この手紙が彭帥自身によって書かれたとは信じがたいと述べ、中国は彭帥を出して、自由に話させるべきだと考えている。
⑥なぜこの手紙が海外での宣伝にのみ送られ、国内のメディアやインターネットには送られなかったのかということである。
https://www.secretchina.com/news/gb/2021/11/19/989936.html
何清漣 @ HeQinglian 7時間
マンチンがすでに債務規模を縮小しているパウエルの留任に同意すれば、FRBを変革するバイデンの計画は半分破綻するだろう。—FRBはもともと通貨の発行と流通を監督するためのものであったが、バイデンはそれをお金の印刷機に変えたいと考えている。
今ではオマロバの任命次第である。
引用ツイート
ザヒル @ thehill 8時間
独占:マンチン:「パウエルに会った後、FRB議長としてパウエルを“非常に好意的に”見ている」http://hill.cm/B5WAu1H
何清漣 @ HeQinglian 8時間
私は今朝のリッテンハウス裁判に関するNYT、CNN、ニュースウィーク、そしてあまり知られていないアメリカンサン新聞の報道を見た。この事件の特徴は、2020年の選挙時の左派の戦術同様、裁判官に対するメディアの全面的な圧力をかけていることがわかった。陪審員の数を減らすために被告に抽選をさせるという20年間の慣行を含む。
この裁判官の精神のタフさは非常に優れている。さもなければ、左派の圧力に抵抗するのは難しいだろう。
何清漣 @ HeQinglian 5時間
ブランドン大統領は麻薬中毒者の慈父の名に恥じない:
昨年、米国での薬物の過剰摂取による死亡者数は10万人を超えた。バイデンは、これは「悲惨なマイルストーン」であり、関連する問題に対処するために40億米ドルを投資することを提案した。案の重点は 「有害な薬物」の供給の減少ではなく、薬物使用の障害と精神健康問題のためのサービスを強化・拡大し、薬物使用者により良いサービスを提供する。
whitehouse.gov
過去1年間に10万人を超える米国人の薬物過剰摂取による死亡に関するジョー・バイデン大統領の声明|・・・.
今日、新しいデータは、我々の国が悲劇的なマイルストーンに到達したことを明らかにした:昨年の4月からの過剰摂取の流行により10万人以上の命が失われた。
何清漣@ HeQinglian 4時間
《ジョージ・フロイト:一人の人生と人種的正義のための闘争》
この本は、著者が活動するCNNやWP、ナンシーなどが共同で資金を提供し、購入する。フィラデルフィアの女性作家の強盗の理論とともに、全国にタダで配布する必要がある。
ニューノーマルのニューヒーロー。
引用ツイート
フォーブス @ Forbes 4時間
この本は2022年5月17日に出版される。 https://trib.al/czTs3wW
何清漣さんがリツイート
萧生客 SSK @ SSK2024 4時間
フロリダ州デサンディス知事は力強く、バイデン政権をブランドン政権として正式に命名した。フロリダ州の従業員と家族を強制ワクチンの脅威から守るために、フロリダ州はブランドンの大統領命令に反対する法律を制定した。
フロリダの人々は、硬骨漢の知事を支援する必要がある。フロリダを赤い州のままに!
「悪しき者の計画に従わないで、罪人の道には立たないで、不真面目なものの席に座ってはいけない」詩篇1:1
引用ツイート
ロン・デサンティス @ GovRonDeSantis 8時間
フロリダ州ブランドンからのライブ:デサンティス知事は、従業員と家族をCOVIDの強制ワクチンから保護する。
https://fb.watch/9meUjd6Zv0/
何清漣 @ HeQinglian 1時間
米国第5巡回控訴裁判所は、26州合同での控訴を受けた2日目に、11/6の100人以上の従業員がいる民間企業に対するバイデン政権の強制ワクチン接種命令を、一時停止した。理由は新しい規制には「重大な」法律上、憲法上の問題がある。米国は連邦コモンローの国であり、判例法はその法制度の1つである。
法律の専門家が、これが公的部門と軍隊への強制ワクチン接種命令を止めることができるかどうかを説明してくれることを願っている。
引用ツイート
杨佩昌 @ peichang_yang 4時間
ドイツ連邦・州合同会議は、ワクチン接種を行わない人に対しロックダウンすることを決定したばかりであるが、これは、オーストリアの後に同様の決定を下したヨーロッパの国である。この決定は、ワクチンを接種しないと、生存維持のために出かけることを除いて、社会的つきあいや職業生活すべて失うことを意味する。
将来的には、このやり方はEU圏内で推進されることが期待されており、ワクチン“No”はもはや不可能になった。
それでも、いかなる形の強制も好きではない。
何清漣 @ HeQinglian 1時間
リッテンハウス事件の3日目に、陪審員は結論に達しなかった。一人の陪審員の要請により、裁判官は彼が裁判資料を家に持ち帰って見ることを許可した。
foxnews.com
リッテンハウスの陪審員が審議の3日目を開始:ライブアップデート
カイル・リッテンハウス裁判の陪審員は、水曜日の午後4時30分頃に審議を終えたが、評決に達しなかった。
何清漣 @ HeQinglian 1時間
クイニピアック大学による新しい世論調査によると、登録有権者の46%が、2022年に上院と下院で共和党が過半数を獲得することを望んでいる。民主党が上院と下院で過半数を維持するのを望むのは41〜42%を占める。
共和党は、議会の支配権を取り戻すために、来年、下院で5議席、上院で1議席を獲得するだけでよい。
引用ツイート
ザヒル @ thehill 8時間
世論調査は、より多くの米国人が2022年にGOPが議会の支配権を獲得することを望んでいると示してる http://hill.cm/dRTjhjO
何清漣さんがリツイート
北米保守評論 @ NAConservative9 1時間
プロジェクトベリタスのニュースビデオ-DEI-多様性、平等、包容性のトレーナーがジャーナリストに語る-客観的である必要はない-中国語字幕
rumble.com
プロジェクトベリタスのニュースビデオ-DEI-多様性、平等、包容性のトレーナーがジャーナリストに語る-客観的である必要はない-中国語字幕
「北米保守評論」は、IRSに登録され、北米に住み、生まれ変わって救われたクリスチャンのグループの非営利団体である。我々のビジョンは、キリスト教の保守的な価値観を広め、擁護し、個人、家庭、コミュニティ、および国に利益をもたらすことである。 北米向けのYouTubeチャンネルを使っている。
何清漣 @ HeQinglian 6時間
インフレの亡霊は米国の大地を徘徊する。
https://epochtimes.com/gb/21/11/18/n13384900.htm
米国人は31年間で最も高いインフレを経験する–Bidenflation。 AOCのグリーン経済はオバマを引き継ぎ、これらの極左の「債務を心配しない」理論的支柱は現代貨幣理論であり、自国通貨で借りることができる国は貨幣印刷機があるので、債務不履行に陥ることは決してないと考えている。
米国人は今、自分自身を救うチャンスは一度しかない。
epochtimes.com
何清漣:インフレの亡霊は米国の大地を徘徊する。-大紀元時報
30年以上ひどいインフレを経験していない米国人は危機を経験する運命にある。 しかし、この危機は2008年とは異なる。その後、米国は健全な実体経済と強大な国力に依存することで、その活力を急速に回復させた。 高インフレは政府が人々を略奪するもので、今回のBidenflationの略奪は、多くの退職者が自らの退職生活を再調整することを余儀なくされ、米国人が自身を救う唯一のチャンス、それは来年の中間選挙である。
福島氏の記事で、小生は議会制民主主義や言論の自由を侵す行動を取る政党=共産党は非合法化しても良いと思っています。今の中国人民は中共に洗脳され、奴隷と同じ。政府に反対する言論は容赦なく取り締まられる。こんな社会には住みたくはない。中共を見れば如何に共産主義がおぞましいか分かるはず。
中共は綺麗事を言いますが、世界覇権を握るため、各国に政治・経済・文化の面で浸透していっています。統一戦線部が指揮していると思われます。金とハニーを使って政界や経済界の要人を蕩かします。近づいてくるものには下心があると思わないとしたら、余りにナイーブ。早く気付くべきです。
バイデンはやはり頼りにならないし、習に見下されているのがありあり。それはそうでしょう、金を受け取ってしまっているので、弱みになる。普通の感覚で言ったら交渉にならない。
自由を守る最後の砦の米国がこれでは。
記事
オンラインで会談したバイデン米大統領と習近平国家主席。中国・北京のレストランのスクリーンに映された会談の様子(2021年11月16日、写真:ロイター/アフロ)
(福島 香織:ジャーナリスト)
11月16日の米中首脳オンライン会談に対する評価は、メディアごと、あるいはチャイナウォッチャーごとにかなり分かれたのではないだろうか。米中関係が一時的に緩和に向かうシグナルが発せられたという見方もあれば、台湾問題をめぐる相手の出方を探るジャブを交わしたという見方もあり、また両国の台湾をめぐる対立の厳しさを浮き彫りにしたという見方もあった。しかし、どのような受け取り方であっても共通しているのは、米中関係の対立構造が大きく変わることはない、ということだった。
大きな打開の機運がないにもかかわらず、バイデンと習近平は3時間以上も話し合った。休憩はわずか15分の1回だけで、会談は予定された時間を大幅に超えたという。日中の首脳会談で、こんなに話し込んだことがあっただろうか。
バイデンが大統領になってから習近平と話すのはこれまで電話会談が2回あっただけで、顔を合わせたのは初めて。オンラインではあるが双方の表情を見ながらのこの会談は、米中関係にどのような影響を与えるのだろうか。
穏やかな空気で対話がスタート
まず会談のポイントを整理しよう。
一部メディアが報道した会談の冒頭の様子を見ると、バイデンも習近平も実ににこやかで、穏やかな空気で対話が始まった。バイデンから穏やかに「主席先生、あえて嬉しいよ。次は以前のように、中国を訪れて直接フェイストゥーフェイスで会いたいね」と呼び掛け、5分ほどの挨拶を行った。
バイデンの挨拶のポイントは「競争を衝突に変えないようにしたい」ということだ。そのために「常識的なガードレールを作ること」「立場の違いを率直に公開すること」「気候変動などグローバルな問題で共同の利益を求めて協力すること」などを挙げた。そして米中の問題は、両国間だけでなく世界に影響があり、我々は世界に対して責任がある、と訴えた
「だから、すべての国家は同じルールを守る必要があり、米国がいつも身を挺して、我々の利益と価値観および我々の同盟国パートナーの利益と価値観を守るのだ」と語り、暗に中国も国際ルールを守るべきだと牽制し、人権から経済、インド太平洋の自由と開放までの関心事について討論しようと呼びかけた。
これに続いて習近平が挨拶。まず「最初のビデオ会談、顔が見えるっていいですね。あえて嬉しいですよ、老朋友(古い友人)」と呼び掛けた。そして「中米がともに発展の重要な段階に来ており、人類の地球村も多くの挑戦に直面している。2大経済大国で国連安保理常任理事国として、コミュニケーションと協力を強化すべきで、それぞれの国内事情だけでなく国際責任も担い、共同で人類の平和と発展の崇高な事業を推進していきましょう」「大統領と共通認識を形成したい。中米関係を積極的に前向きに発展させていきたい」と呼び掛けた。
「老朋友」と呼びかけた真意は?
この冒頭挨拶で習近平が「老朋友」と呼びかけたことが、メディアの間でちょっと話題になった。というのも今年6月、バイデンは記者から「習近平は『友達』なのだから、新型コロナ起源調査の専門家チームの受け入れるように言うべきではないか」といった質問を受けたとき、「友達ではない。純粋な実務関係だ」と全否定していたのだ。習近平がこのエピソードを知っていたのかどうかはわからない。「老朋友」と呼んだのに何か含みがあるのだろうか。
ロイターは人民大学の著名国際学者、時殷弘教授のコメントを引用する形で、「我々中国人が誰かを老朋友と呼ぶとき、それは知り合ってから長い、という意味だ。しかし、必ずしも老朋友が真の友人を意味するわけではない」と説明。米中の外交の緊張局面にあって、バイデンにとっては、同盟国やバイデンの政敵たちの手前、習近平から友達呼ばわりされるのはおそらく望んでいないだろう、と分析している。
こういう冒頭のやり取りを私なりに見たところ、バイデンは「(西側社会の)共通ルールを守れ」「人権からインド太平洋まで今日はとことん話し合おう」とやんわり牽制をかけようとしたら、習近平から「会えて嬉しいですよ、老朋友」と呼びかけられて、ちょっとドキッとさせられたのではないか、と思うのだ。
バイデンはオバマ政権時代の副大統領として、習近平とはかなり緊密なやり取りをしてきた。たとえば2011年8月、2人は四川省を一緒に旅行し、数時間に及ぶ会談をしたことがある。この時は2人ともまだ最高権力者の座にはなかったので、かなりフランクにいろんなことを語り合ったと言われている。
またバイデンファミリーの中国における複雑な利権構造は、大統領選前にスキャンダルとして何度もネットで炎上していた。バイデンは結局このスキャンダルについて、きちんと説明していないし、否定する根拠も示していない。バイデンが記者から「習近平の友達」と言われて「友達じゃない」と全否定したのは、バイデンには「中国と癒着しているだろう」と聞こえたからかもしれない。
そういうバイデンの心理があるとして、それを分かった上で習近平があえて今、「老朋友」と呼んだのであれば、習近平の方が風上に立ってこの会談が始まった、という風にもみえる。
「内政干渉」を牽制する習近平
会談の中身を、中国国営メディアの新華社や中国政府外交部が詳細に伝えている。それを参考にすると、習近平はバイデンに対し、3つの原則の堅持を訴えた。相互尊重、平和共存、ウィン・ウィン協力。そして以下の4つの優先事項を主張した。(1)大国の役割を果たし、国際社会の協力を指導すること。(2)米中の各階層・各領域の交流を推進し、中米協力のパイを大きくすること。(3)建設的な方法で対立点や敏感な問題をコントロールすること。(4)重大な国際・地域問題で協力を強化。両国と国際社会がともに世界平和を守り、グローバルな発展を推進し、公正で合理的な国際秩序を維持すること──である。
興味深いのは、習近平が米中を2隻の巨大な船にたとえ、安定した舵をとり、航路を偏らせず、失速させず、衝突もさせてはならない、地球は米中2国が並び立つことができるほど十分に大きいのだ、と、主張した部分だろう。
これはかつてオバマを本気で怒らせた米中2極体制(G2時代)論だが、果たしてバイデンはこれにどんな表情で応じたのだろう。
習近平はさらにこう語る。
「私たちは新たな発展フレームワークを提案し、国内市場を拡充し、さらに大きな範囲で、さらに大規模な国内国際双循環を形成し、さらに市場化、法治化、国際化のビジネス環境を作っていこう。これは必ず、各国にさらに大きな市場を提供し、さらに多くのチャンスを創造することになる」
「中国は平和、発展、公正、正義、民主自由を全人類の共同の価値として提唱する」
「イデオロギーを区別し、陣営を分割し、集団を対抗させることは、結局世界をひどい目に遭わせることになる。冷戦の悪い結果は、殷鑑(いんかん)遠からず、だ。米国に新冷戦の態度をとらないように望む」
習近平は、中国が主導するあらたな国際社会のフレームワーク、経済ビジネス圏を形成し、中国の特色ある社会主義核心価値を新たな国際社会の普遍的価値としていこうという意欲を赤裸々に語ったわけだ。
そして、次のようなロジックで米国の民主の押し付けを非難した。
「中国は世界に自分のやり方を押し売りしようとする気持ちは全くない。むしろ我々は各国が自国の国情にあわせた発展の道を探すようにずっと応援してきた」
「文明は豊富で多彩で、民主も豊富で多彩だ。民主は1種類の決まった産品ではなく、全世界も1つのモデル、1つの規格ではない。もし、民主のモデルが違うからといって排斥されるならば、その行為自体が民主的行為ではないのだ。我々は相互に尊重することを基礎として人権問題について対話することを望んでいる。人権問題を借りて他国の内政に干渉することには賛成しない」
このロジックは、「イデオロギーの利ザヤ」という危ういものだ。異なる意見を主張する自由がある民主主義は、民主主義を破壊する言論を封じることができない。それをしようとすると、民主主義の原則に反すると反論される。民主主義を破壊する言論の自由も認めざるを得ないので、必ず分断や対立が起きる。それが、民主主義を破壊しようとする者が、だから民主主義はダメなのだ、と批判する根拠になる、という矛盾がある。
台湾問題の「レッドライン」はどこにあるのか
この会談の最大のテーマは紛れもなく台湾問題だ。習近平はこう語った。
「台湾情勢は新たな緊張局面を迎えている。原因は台湾当局が米国に頼って独立を図ろうとしているからだ。そして、米国の一部の人たちが台湾を使って中国を牽制しようとしているからだ」「この趨勢は十分に危険であり、火遊びであり、火遊びをすれば自分が燃える」
「世界において、中国は一つであり、台湾は中国の一部であり、中華人民共和国は中国の唯一の合法政府である」「中国が完全統一を実現することは、全体の中華子女の共同の願いである。我々は忍耐をもち、最大の誠意をもって、最大の努力を尽くして平和統一の未来を勝ちとる。しかし、もし、台湾独立分裂勢力が挑発を迫ってきたら、そしてレッドラインを突破すれば、我々は果断な措置を取らざるを得ない」
これに対しバイデンがどう答えたかは、中国外交部の公式発表によれば「米国政府は長期一貫して一中政策を行ってきたし、『台独』を支持していないし、台湾海峡地域の平和安定の維持を望んでいる。米国側は中国と相互尊重、平和共存、コミュニケーションの強化、誤解の減少、そして建設的で妥当な対立の処理を望んでいる。」となっている。ホワイトハウスの発表では、バイデンは「米国、一方的な現状の改変あるいは台湾海峡の平和と安定の破壊に強烈に反対する」と語っているが、「台独不支持」を語ったかどうかには触れていない。
習近平のこの発言は、以前にも増して威嚇的で、恫喝的だ。こうした表に出ているやり取りだけを見ると、バイデンの方が守勢に回り、習近平がマウントを取ろうとしているように見える。
では、台湾問題に関して習近平の言う「レッドライン」は具体的にどこにあるのか。
ワシントン大学セントルイス校東南アジア学部の馬釗副教授が英BBCのインタビューにこうコメントしていた。「今回の会談の主要目的は、双方が重大問題において、ボトムライン(最後の一線)を探るということ、あるいは競争関係において新しいボトムラインを確定するということだろう」
そして公開された会談のやり取りでは、台湾問題におけるボトムラインの概念は双方が一致している、という。つまり、米国が一つの中国政策を放棄せず、台北をコントロールして、台湾独立反対の中国と台湾支持の米国議会の間で安定的な作用を及ぼすことができる限り、北京は受け入れられる、という。
米国の懸念は、習近平が台湾海峡のバランスを戦略的に崩すような極端な挙動に出ることであり、それがボトムライン、となるという。
もっとも、そうしたお互いの超えてはならない一線を確認し合ったとしても、それが米中緊張緩和のシグナルになったとはとても言えまい。
習近平は台湾統一を絶対視しており、しかもそれは習近平が長期独裁体制を確立する上で必要なプロセスだ。バイデンは「中国の体制を変えようとは思っていない」と言明しているが、それが本気であれば、中国と衝突を辞さない覚悟で台湾を守るか、あるいは台湾統一を認め、アジア太平洋を中国に明け渡しG2時代の到来を受け入れるか、の二択しかない。
衝突かG2時代か。バイデンは、その選択の時が来たら、G2時代の方を選ぶんじゃないだろうか。「老朋友」と呼びかけられたバイデンの微妙な表情を見て、そんなふうにちょっと不安になった米中首脳初顔合わせだった。
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