戦うなら朝鮮半島同士でやってほしい。間違っても日本を巻き込むことのないように願います。でも多くの日本人は平和に狎れ、戦争のことを考えません。敵国が誘導してきた結果ですが、早く呪縛を解きませんと。「備えあれば患いなし」、「汝平和を欲さば 、戦への備えをせよ(Si vis pacem, para bellum=ラテン語)」です。企業の危機管理も国の危機管理も同じでしょう。緊急事態が発生したら、如何にダメージを少なくするか、国民への正確な情報提供と再発防止策を実行する。勿論、緊急事態にならないような予防策を張り巡らしておくことが肝要です。戦争にさせないためには強い抑止力が必要です。強国との同盟、充実した装備(含む核)、兵士の練度が抑止力となります。
日本のマスメデイアは国民を思考停止にさせようとしています。彼らの態度こそが戦争へと導くものです。バランス・オブ・パワーが崩れたときこそが戦争が起こりやすい。特に隣に領土的野心を持った悪の帝国があります。左翼メデイアは不買をして経営が成り立たないようにしないと。2・26事件のように銃弾でメデイアを制圧することはできません。平和裏に論調を変えるには迂遠ですがそれしかないと思っています。
靖国のトイレの爆弾犯は韓国人という発表がありました。靖国で放尿した韓国人については大手メデイアでは余り報道されず、ネットの世界だけか小さな扱いだったと思います。神をも恐れぬ所業です。爆弾犯は「反日教育」で育ったテロリストです。11/23は新嘗祭で参拝者が多かったはずです。テロリスト安重根を英雄と看做す国柄ですからどうしようもありませんが。事実に反する「従軍慰安婦」で日本を貶めようとしているのですから間違いなく敵国です。先ず、ノービザ入国は撤廃、次に戦略品の輸出停止等身をもって分からせないと。
米中両強国の間に挟まって身動きが取れなくなっている韓国。歴史的に事大主義を採って生き延びてきましたが、核の現存する時代、両方にいい顔はできません。どちらかを選択するように迫られるでしょう。政経分離と言う訳には行きません。米国離れを起こせばTPPには入れて貰えないでしょう。崩れゆく中国経済と共倒れの道を歩みます。12/3ZAKZAK『韓国経済にブーメランか 中韓FTA批准も深刻デメリット 敗者連合の様相』『中国経済崩壊で「韓国のデフレ不況突入は確実」と三橋貴明氏』の記事にあります。
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20151203/frn1512031140001-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20151203/frn1512031540007-n4.htm
関税自由化率の低いRCEPでは他国は魅力を感ぜず、入る国は少ないでしょうし、中国に利用されるのは分かっているでしょう。
日本も核保有を、アメリカを説得して進めなければなりません。メデイアや共産党・極左の言うことに染まるのではなく自分の頭で安全について考えなければ。子子孫孫が悪の国に隷従することは避けたいでしょう。
記事
(前回から読む)
北朝鮮の核開発を引き金にした韓国の核武装論。今や「韓国の孤立」が後押しする。
北の核武装は秒読み
—前回は、韓国の核武装論に本腰が入ったという話でした。なぜ今、なのでしょうか。
鈴置:北朝鮮の核開発が進み、近く実戦配備される可能性が高まったからです。北は2006年以降、3回の核実験を実施しました(表「北朝鮮の核実験」参照)。
- 北朝鮮の核実験
回数 | 実施日 | 規模 |
1回目 | 2006年10月9日 | M4.2 |
2回目 | 2009年5月25日 | M4.7 |
3回目 | 2013年2月12日 | M5.1 |
(注)数字は実験によって起きた地震の規模。米地質研究所の発表による
核爆発の規模も尻上がりで、すでに相当の威力の核爆弾を開発済みと見る専門家が多いのです。残る課題はミサイルに積めるよう小型化することで、4回目はそのための実験と見られています。
2-4年に1度という過去の実験のペースから見て、北がいつ4回目の実験を実施してもおかしくない状況です。それに成功すれば直ちに実戦配備に入るのは確実です。
北朝鮮は日本と韓国に届く短・中距離弾道ミサイルは開発済みです。2015年5月9日には「潜水艦からの水中発射実験にも成功した」と発表しています。もちろん通常動力型の潜水艦です。
地上基地とは異なって潜水艦は敵の先制攻撃を受けにくい。このため核保有国にとって、弾道ミサイルを水中から発射できる潜水艦を保有することは必須なのです。
ただ、本当に北朝鮮が弾道ミサイル搭載型潜水艦を実用化したかは、疑問視する向きが多いのです。11月28日にも実験したようですが、韓国政府は失敗したと判断しています。
東京を守るためにロスを犠牲?
—なぜ、韓国と比べ日本では北の核が騒ぎにならないのでしょうか。
鈴置:日本人が平和ボケしているからです。北朝鮮が核兵器を実戦配備すれば、日本の安全は大きく揺らぎます。北にとって日本は“立派な”仮想敵国なのです。でも、日本には北の核は対韓国用と思い込んでいる人が多い。
もう1つは、米国との同盟に対する信頼感の差でしょう。日本人は米国の核の傘に入っているから、北朝鮮や中国の核攻撃は受けないと信じがちです。
でも、米国の核の傘は揺らぎ始めています。前回に紹介した米ケイトー研究所(Cato Institute)の「U.S. should retire outdated alliance with S. Korea」(10月21日)という論文で、筆者のドーグ・バンドウ(Doug Bandou)シニア・フェローは以下のように書いています。
- 現在、北東アジアでは中国、ロシア、北朝鮮という悪漢だけが最終兵器を持っていて、米国の同盟国である民主国家はいずれも持っていない。その結果、米国はソウル、東京、台北を守る代わりに、ロサンゼルスを危険にさらす羽目に陥っている。
見捨てられやすい韓国
「なぜ、日本を守るために米国が核攻撃のリスクを引き受けねばならないのか」との指摘です。もちろん、非介入主義を掲げているケイトー研究所は、米国の平均的な意見ではありません。
しかし、米国で左右を問わず孤立主義が力を増していることを考えると、見過ごせない指摘です。
一方、韓国は米国の孤立主義が増すというのに中国に急接近したので、ますます「見捨てられやすく」なってしまいました。これが韓国の核武装論を加速しているのは間違いありません。
10月16日、米韓首脳会談後の共同記者会見で、中国の南シナ海の軍事基地化を念頭にオバマ大統領が以下のように語りました。朴槿恵(パク・クンヘ)大統領をすぐ横に置いての発言です(「蟻地獄の中でもがく韓国」参照)。
朴大統領にも伝えたのだが、1つだけ、中国に言い続けねばならぬことがある。それは中国が国際的な規範とルールに従うことだ。もし中国がそうしない時には、韓国が我々と同様にしっかりと声を上げて批判することを望む。
韓国を難詰したオバマ
—韓国紙は「『韓国の中国傾斜論』は事実誤認だ。日本人が言って回っているに過ぎない」と書いていましたが。
鈴置:それに加え、韓国のメディアや政府は「米韓同盟は盤石である」とも言い張っていたのですが、さすがにオバマ大統領の「難詰」はこたえたようです。
朝鮮日報の金大中(キム・デジュン)顧問は「内外の戦争」(11月3日、韓国語版)で、韓国に怒り出した米国への困惑を率直に記しました。ポイントは以下です。
- 米国は昨日までの米国ではない。朴大統領との共同会見で、オバマ大統領が中国の国際的な規範違反に関し「韓国も声を出すこと」を公開的に要求した事実を見れば分かる。
- これは明らかに意図した外交的な逸脱だ。これまでなら仮に会談でそんな話が出たとしても、公開はしなかった。したとしても「憂慮」を表明する水準に留まった。この、韓国も声を出せとの注文は難詰に近い。はっきりと米国は変化したのだ。
- 共和党の大統領候補であるトランプ(Donald Trump)が連日「韓国の安保ただ乗り論」を言って回る。米国メディアがTHAAD(終末高高度防衛ミサイル)配備や、朴大統領の中国の抗日式典参加などをことあげしては韓国の親中路線を批判する記事を大きく載せる。そんなムードに乗って、オバマ大統領までも慇懃無礼に韓国を追い詰める格好だ。
「一撃」は滅亡のキーワード
—米国が韓国に怒るのは当然でしょうが、直ちに韓国を「見捨てる」とも思えません。
鈴置:眺める者はそう考えます。しかし、捨てられたことのある当事者、つまり韓国人は「見捨てられ」に神経質です。その象徴が「一撃」という言葉です。
「一歩踏み出した韓国の核武装論」に引用した朝鮮日報の「釜山沖で考えた生存の一撃」(11月5日、韓国語版)。核武装を唱える楊相勲(ヤン・サンフン)論説主幹が、さらに一歩踏み込んで原子力潜水艦を持とうと訴えた記事です。
楊相勲主幹は「一撃の手段」という言葉を使って原潜の保有を主張しましたが、本心は核ミサイルを搭載した原潜の保有と思われます。世界で原潜を持つのは核兵器保有国だけなのです。「一撃」は見出しだけではなく、本文にも繰り返し出てきます。以下です。
- 韓国は、必要な時に相手に「一撃」を加えることができなければ、ある日突然何をされるか分からない。
- 米海軍関係者のアドバイスは、どうすれば韓国が一撃の手段を持ち、最低限の抑止力を維持できるかに対する答えだ。
- 問題は相手に一撃を加えるには、ただの潜水艦ではなく原子力潜水艦を持たねばならないとの事実だ。
実は「一撃」は、韓国が植民地に転落した際のキーワードなのです。金大中顧問の別の記事「韓国の安保ただ乗り論」(10月6日、韓国語版)にも「一撃」がでてきます。以下です。
ルーズベルトにも見捨てられた
- 100年前、セオドア・ルーズベルト(Theodore Roosevelt)大統領は朝鮮を指して「自分のために一撃もできない国」と見捨てた。我々は1世紀後の今、「一撃」を加える独自の力を持っているのか自問せざるを得ない。
同じ朝鮮日報の鮮于鉦(ソヌ・ジョン)論説委員も、国際部長時代の9月23日に「国を口先で守るのか」で「一撃」について言及しています。
関連部分は次の通りです。日露戦争直前の話で、以下に出てくる「負ける国」とはロシアのことです。
- (約110年前)当時、米国公使だったホレース・アレン(Horace Allen)は高宗の親米的姿勢に感動した。彼はロシアを引き入れることにより、朝鮮半島で日本を牽制すべきだとホワイトハウスの説得に動いた。韓国の独立を支援しようとしたのだ。
- セオドア・ルーズベルト大統領はアレンに反問した。「あなたはなぜ、負ける国を支持せよと言うのか」「自分のために一撃も加えることのできなかった国のために、米国は介入できない」との有名な文句を残したのもその頃だ。
日本に吸収された方がいい
朝鮮日報のシニア記者3人が1カ月半のうちに3回も引用したセオドア・ルーズベルト大統領の発言「一撃もできない国」の原文は以下です。
- We cannot possibly interfere for the Koreans against Japan. They could not strike one blow in their own defence.
なお、この文句はアレンへの発言記録には見当たらず、ジョン・ヘイ(John Hay)国務長官への1905年1月28日の手紙に残っています。
日本に吸収されつつある朝鮮朝――当時は「大韓帝国」を名乗っていましたが、米朝修交通商条約(1882年)を理由に米国の保護を期待しました。
しかし、ルーズベルトは「日本に対し一撃もできなかった――自分の国を守る能力も意思もない韓国は、日本帝国に吸収された方が幸せだ」と考え、実際そう書いたのです。ヘイ国務長官への手紙には以下の文章が続きます。
- It would in fact be best for the Koreans if their country was absorbed into the Japanese empire.
そしてこの手紙が書かれた半年後の1905年7月に、米国はフィリピンの支配権を日本に認めさせる代わりに、日本による朝鮮支配を認める「桂―タフト協定」を結んだのです。
—朝鮮日報は「Strike one blow=一撃」が好きなのですね。
鈴置:同紙に限らず、韓国の知識人には「約110年前、敵に対する一撃の能力も意思も持たなかったため米国から見捨てられ、日本に併合された」という共通認識があるのです。
「千年の無礼」が復活
—そこで「再び米国に見捨てられそうになった今、一撃の能力――核抑止力を持とう」と叫ぶ人々が出てきたのですね。
鈴置:その通りです。「一撃の能力も意思もなく」植民地に転落することになった屈辱の瞬間を国民に思い起こさせれば、核武装への支持が集まると韓国の指導層が考えるのは自然なことなのです。
—韓国は「離米従中」しています。米国を頼れないのなら、思い切って中国を頼ればいいのでは?
鈴置:それには米韓同盟を破棄し、中国と同盟を結ぶ必要があります。しかし韓国人は、そこまでのハラを固めてはいない。結局、米国だけではなく中国にも心底からは頼れず、頭を抱える羽目に陥ったのです。
先に引用した朝鮮日報の金大中顧問の「内外の戦争」(11月3日、韓国語版)も「韓国に怒りだした米国」のくだりに続き、次のような記述が続くのです。
- 今回の(10月31日の中韓)首脳会談でも、中国側の報道によれば、中国はEEZ(排他的経済水域)の再調整により、離於島(イオド)を我がものにしようとしたという。
- 人口と国土面積の大きさに比例して、EEZも広くなければならぬと言うのだ。「千年の無礼」が復活した感がある。
再び属国扱い
—EEZを人口と国土面積で決めるとは?
鈴置:中国と韓国の間には黄海があります。しかし主張が大きく異なるため、両国は黄海のEEZを確定できません。
韓国は両国の中間に線を引いて、それをEEZの境界線にしようと主張します。しかし中国は人口と国土の大きさを考慮すれば、中国のEEZはもっと韓国側に張り出すべきだと言い張るのです。
中国の主張に従えば、韓国が離於島という暗礁の上に建てた観測基地も中国側のEEZに入ります。もちろん「人口と国土」でEEZを決めるとは前代未聞です。
しかし、中国は韓国に首脳会談で堂々と中国が主張する、無理筋のEEZを受け入れるよう要求するようになった。
今後のEEZ交渉の過程で、中国は韓国に対し黄海や陸上での米韓合同演習の中断など、無理難題をふっかける可能性もあります。
韓国は再び属国扱いされるようになったのです。金大中顧問が「『千年の無礼』が復活した感がある」と書いたのは「『千年余に渡る宗主国としての上から目線』が復活した」との怒りからです。
フィリピンの失敗
—なぜ今、「千年の無礼」が復活したのでしょうか。
鈴置:米韓間に隙間風が吹き始めたからでしょう。米国の後ろ盾をなくした韓国は、弱気になって言うことを聞くはずと中国が考えたと思われます。
1992年に米海軍がフィリピン・スービック海軍基地から撤収すると、中国海軍は直ちに南シナ海での活動を活発化しました。
1995年にはフィリピンが実効支配していたスプラトリー(南沙)諸島のミスチーフ礁を奪いました。20年前、米比関係に隙間風が吹いたのを、中国は見逃さなかったのです。
—確かに20年前のフィリピンと似ていますね。
鈴置:先ほどの「一撃」ではありませんが、110年前を思い出す韓国人も増えています。国際的な環境が日清、日露戦争当時と似てきたと訴える記事がしばしば韓国の新聞に載るようになりました。
当時、日本は英国という海洋勢力の先兵となって大陸の大国に戦いを挑んで、自らも大国に駆け上がった。一方、韓国は国の針路を定められず、大国の間をうろうろとして滅んだ――との内容です。
四面楚歌と核
そして、以下のように語る韓国人が出てきました。
現在は、英国の代わりに米国が日本をして中国に戦いを挑ませている。大陸勢力と海洋勢力の対決が再燃したのだ。
朴槿恵政権は19世紀末から20世紀初めと同じように、大国の間を迷走するばかりだ。そして米国や日本の後ろ盾を失いつつある我が国に、中国は「怖い顔」を見せ始めた……。
金大中顧問の「内外の戦争」は米国や日本との関係悪化という現実に加え「怖い顔を見せ始めた中国」への恐怖も語っているのです。
韓国人は自分が四面楚歌に陥ったことにようやく気づきました。そんな心細い状況下で「核を持とう」とささやかれたら、韓国人の多くが思わず「そうだ!」と叫ぶでしょう。
四半世紀前、冷戦体制が崩壊する中で中ソに見捨てられた北朝鮮は核開発に本腰を入れました。今、南でも同じことが起きているのです。
(次回に続く)