『8・16、中国の尖閣侵略作戦が始まる 武装漁船を先頭に、ミサイル艇など多数が侵入』(8/14JBプレス 用田 和仁)について

8/14WHよりのメール「

How today’s historic Middle East agreement happened

This morning, President Trump officially secured the first agreement to normalize relations between Israel and a major Arab country in decades.
“Just a few moments ago, I hosted a very special call with two friends—Prime Minister Benjamin Netanyahu of Israel and Crown Prince Mohammed bin Zayed of the United Arab Emirates—where they agreed to finalize a historical peace agreement,” President Trump announced. “Everybody said this would be impossible.”
The United Arab Emirates becomes the first major Arab state to recognize Israel since the Israel-Jordan Peace Treaty was signed on October 26, 1994. Today’s action is the most significant step toward peace in the Middle East in more than 25 years.
🎬 Watch: President Trump announces historic Middle East deal
How did it happen? For the past three and half years, President Trump built trust with our regional allies and changed their strategic calculus. He identified shared interests and common opportunities, moving them away from perpetuating old conflicts.
“You can’t solve problems that have gone unsolved by doing it the same way that people before you have tried and failed,” Advisor to the President Jared Kushner said.
When President Trump took office in 2017, there was tremendous unrest across the Middle East. Iran’s aggression was being felt throughout the region. ISIS’ caliphate had grown to the size of Ohio. Many of America’s crucial regional allies felt abandoned.
📖 READ: Joint Statement of the United States, Israel, and the UAE
The Trump Administration went right to work building trust:

  • The ISIS caliphate was destroyed, and terrorist leader Abu Bakr al-Baghdadi was brought to justice.
  • After decades of past U.S. presidents promising on the campaign trail to move the U.S. Embassy in Israel to Jerusalem—only to break that promise once in office—President Trump made it happen.
  • After nearly two decades of war, America under President Trump is bringing troops home from the Middle East. In February, the United States reached a historic agreement with the Taliban that secured important commitments necessary to finally end the conflict in Afghanistan responsibly.

Here at home, the President’s commitment to energy independence has made America less dependent on foreign oil—bolstering our national security, lifting our economy, and improving U.S. foreign policy in the process.
“What we see today is a new Middle East,” U.S. Special Representative for Iran Brian Hook said. “The trend lines are very different today.”
🎬 Jared Kushner: We’ve made historic strides toward peace
Now, opening direct ties between two of the Middle East’s most dynamic economies, Israel and the UAE, will transform the region by spurring economic growth, enhancing technological innovation, and forging closer people-to-people relations.
“They’re the two most capable countries in the Middle East—two very capable, very skilled, very innovative allies of the United States,” National Security Advisor Robert O’Brien said. “So it’s great for Israel, it’s great for the UAE, but it’s also great for . . . the American people.”
Today’s historic agreement has been named the Abraham Accord. “Abraham, as many of you know, was the father of all three great faiths. He is referred to as ‘Abraham’ in the Christian faith, ‘Ibrahim’ in the Muslim faith, and ‘Avraham’ in the Jewish faith,” U.S. Ambassador to Israel David Friedman said in the Oval Office today.
“No person better symbolizes the potential for unity among all these three great faiths than Abraham.”
🎬 President Trump: Progress is happening that no one thought possible

MORE: The President knew it was time for a new approach to peace       」(以上)

8/14阿波羅新聞網<川普:香港在中共控制下永不会成功 香港市场将落入地狱=トランプ:香港は中共の支配下では決して成功しないだろう 香港市場は地獄に落ちることになる>トランプ米大統領は本日、中共の厳格な管理の下で、香港のグローバル金融センターは「地獄に落ちる」と語った。 トランプはフォックスビジネスでこう語った。「香港は千~万人もの天才によって管理されるのではなく、中共によって管理される。香港は決して成功しない」と。

問題は民主化のために戦っている人間の救済・救出です。どんな方法、どんなタイミングが良いか。中共の暴虐は止まらないでしょうから。日本政府は考えている?

https://www.aboluowang.com/2020/0814/1488876.html

8/13希望之声<三常委在港资产曝光 反习派逆袭?栗战书或成美制裁目标=3常務委員は香港の資産が暴露される 反習派の逆襲? 栗戦書は米国の制裁対象になるかも>先日、米国が香港の自由を台無しにした中国と香港の11人の当局者を制裁した後、中共は香港メディアの大物黎智英を逮捕し、6名の米議会議員を含む11人の米国人を制裁した。ポンペオ米国務長官は、米国は「具体的な方法で対応する」と述べた。この時にあって、米国メディアは突然、中共常務委である習近平、栗戦書、汪洋の親戚の香港での莫大な富を暴いた。そのほとんどは栗戦書の娘栗潜心に当てられた。ある分析では、これは反習勢力が米国に送った爆弾であり、栗戦書を爆破して習近平の力を弱めることを望んでいると指摘した。

8/10、中共は、香港メディアの大物黎智英と彼の息子2人、および壹伝媒の上級幹部数人を逮捕した。また、11人のアメリカ人を制裁した。これは、香港のキャリー・ラム香港行政長官と中国・香港の当局者に対する米国の制裁に対する報復措置と見なされている。

その後、ポンペオ米国務長官はメディアとのインタビューで、米国はそれらのバランスを考慮して、対応することは確実であると述べた。中共に、米国または米国人に対して行動を起こした場合、トランプ大統領の反撃に遭わないことはないというのを理解させる。 「我々は、行動すべき長いリストを見て検討している」

外界は、米国の制裁措置リストに中共当局者の名が増えていくと遍く思っている。

米国のNYT中国語サイトが12日、突然「豪邸、中共権貴の富と香港の運命」と題する記事を発表した。1991年に、習近平の姉が香港で不動産を購入し、 2009年には1930万米ドルでレパルスベイの別荘を購入、さらに少なくとも5つのマンションも所有しているのを明らかにした。

中共の第4位の人物で、全国政治協商会議委員長の汪洋の娘は、元ドイツ銀行の上級幹部であった2010年に、香港で200万米ドルの家を購入した。

記事の大部分は、中共の第3位の人物であり、全国人民代表大会議長である栗戦書と栗戦書の娘の栗潜心に割かれている。

記事は、香港の栗潜心は「この都市の金融エリートと中国政治の隠された世界にまたがる生活を密かに楽しむ」と記されている。 2013年に、30歳になる栗は、英領バージン諸島に設立された「世喜株式会社」を香港で登録し、そこを通じてスタンレーの海岸にある4階建ての別荘を1500万ドルで購入したことが明らかになった。当時、栗潜心は「世喜株式会社」の唯一の取締役であった。

中国問題の評論員で文化学者である文昭は自分のメデイアで、明らかにこれは西側メディアに「砲弾」を送った人物がいて、米国に栗戦書の制裁を要求していると指摘した。

文昭自身も、栗戦書は、汪洋や韓正よりも米国によって制裁される可能性が高いと感じている。 栗戦書は、全国人民代表大会委員長を務め、香港版国家安全法を可決し、香港立法議会の選挙を延期した。結局、彼は、香港の自治を弱体化した責任を負っている。栗戦書は、韓正と汪洋よりも大きな役割を果たした。

文昭の分析では、何故砲弾を栗戦書に送って、習近平に米国が直接制裁しないのは、習近平を制裁すれば米中断交となるのでと。トランプは米国と中国が直接の交流を持たないことを思い切ってやるが、国際的な場で習近平と会うのはやむを得ず、国家元首を直接制裁するのはバツが悪いため、習近平を直接制裁することは現実的ではない。しかし、栗戦書は習近平の右腕の男であり、彼に打撃を与えることは実際に習近平を打つことである。 習近平の最も近い人が大きな損失を被るようにすれば、習近平の命令を聞いて積極的に実行する価値があるかどうかを検討するようになる。これは習の力を弱めることになる。

文昭は、これは反習勢力が何もしていないのではなく、まさに反撃に打って出たことを示していると考えている。

習近平は江沢民の軍師である曽慶紅の家族を追跡しているという最近の報道を考慮すれば、そのニュースを流したのは曽家の勢力である分析している。

中共が内部分裂して崩壊するのが理想ですが、そうはならないでしょう。

https://www.soundofhope.org/post/411082

8/14阿波羅新聞網<再出手遏制中共外宣渗透 美国宣布孔子学院为外国使团=中共の対外プロパガンダの浸透を抑制するための措置を再度講じ、米国は孔子学院を外国使節と宣言した>米国国務長官ポンペオは8/13、「米国国務省は孔子学院アメリカンセンターを中華人民共和国の外交使節として認め、孔子学院職員に米国大使館・領事館の職員と同様に、国務省に関連資料を登録することを含め、国務省の行政管理を受け入れることを要求したと発表した。

日本の文科省は何をしているのか?北朝鮮のスパイを養っている場合ではないでしょう。

https://www.aboluowang.com/2020/0814/1488895.html

8/13阿波羅新聞網<揭秘中美战争习近平最大烦恼|美军已掌握共军雷达参数?F35战机1小时內就到上海—打中共白宫系列大招呼啸而来 揭秘中美战争习近平最大烦恼 美媒曝川普对手其实不是拜登=米中戦争における習近平の最大の心配を解明する 米軍は共産軍のレーダーパラメーターを既に得たか? F35戦闘機は1時間以内に上海に到着できる 中共へ打撃を与えるためWHは連続して呼びかける 米中戦争における習近平の最大の心配を解明する 米国のメディアは、トランプの相手はバイデンではないことを明らかにした>

WHは中国のスパイに打撃を与えるため連続して呼びかけをしている 米国司法省は年内にさらにスパイとハッカーに訴訟を起こす

中共軍医の唐娟は出廷 検察は大量の電子文書を入手

米国検事補Heiko P. Coppolaは法廷で、検察は唐娟のDavisアパートを捜査し、4つの電子機器を見つけ、合計260 GBの電子データを入手したことを明らかにした。280万ファイルの電子文書に相当する。被告の弁護士がチエックするのに必要な時間を考慮して、4週間後に再審理とした。

米軍が中共を挟撃、ステルス爆撃機をインド洋に配備

B2A編隊は次々とディエゴガルシア島に着陸。中共だけでなく、イランにも睨み。

F35は1時間で上海に到着できる!米軍機は日本の「不沈空母」上で模擬離着陸訓練を実施

今年の秋に環境評価をして4年後に竣工。この島で模擬訓練できるようになる。

台湾の軍事専門家は、米軍は共産軍のレーダーパラメーターを入手していると指摘

人民解放軍が台湾を攻撃したい場合は、レーダーをオンにする必要がある。人民解放軍はまた、台湾の空軍が中国の南部または東部の戦区を攻撃することを非常に心配している。解放軍がレーダーを偵察に使用する場合、米国はこのデータと周波数を台湾に提供できるため、ミサイルの効果的な攻撃ができる。当然のことだが、これらのデータと周波数により、攻撃が容易になる。

専門家は、中国と米国の関係、習近平の最大の心配を明らかにする

中国の専門家である何清漣は11日大紀元に寄稿して、米国における中共の浸透と政治的干渉を分析し、次のように結論付けた。

1.己を知り敵を知ることに関して言えば、中共は、米国が中共を知っているよりも米国をよく理解している。したがって、米国の両党間の間隙は、中共に快適な空間を提供し、米国での中共の友軍を「パンダハガー」として育成してきた。

2.政治体制の防御能力の観点から見ると、中共は非常に強力であり、過剰防御になることがよくある。米国は、壁がなく開いた庭のようなもので、四方八方から入ることができる。

3.中共の米国への浸透と政治介入はあまりにも簡単で、ずっと反撃も受けていないため、基本的にどこまでやればレッドラインに触れるかを気にしていない。たとえば、トランプの再選へのさまざまな政治的介入は、実際には「あなたは私をまったく阻止できないので、あなたの反応はまったく気にしない」という態度を取った。このような態度は、高段位のものが低段位のものを睥睨するときに使うが、実力で言えば、中国は都合よく低段位である。なぜ低段位が高段位の姿勢を取れるのか?民主党が下院で勝利した後、中共はトランプがレイムダックになったと信じているからである。

現在の中共の最大の心配は、民主党が世論調査だけ勝利していることである。

トランプの対戦相手は、実際にはバイデンではなくカマラ・ハリス?

何清漣

これは、ニューヨークの元選挙管理委員であり、選挙の不正行為について話している。このビデオでは起きた年については触れていないが、私はそれが2016年であることを知っている。その年、大きなバスから降りて、IDカードなしで次々と投票所に入った黒人、ラテン系アメリカ人、中国人が実際にいたが、全員が投票を認められた。この選挙管理委員が公表したため、彼はニューヨーク民主党市長のデ・ブラシオに解雇された。そんなことが今年も起こる。

https://twitter.com/i/status/1293215604418068480

民主党は如何に選挙で不正をしてきたかです。こんな悪人を政治のトップにしてはならないでしょう。

https://www.aboluowang.com/2020/0813/1488874.html

用田氏の怒りはご尤もです。安倍内閣はどうしようとしているのか。手の内は明かす必要はありませんが、こういう時こそ首相が国民に向けて「安心」するような言葉を発するべきでは。武漢コロナ以降、安倍の無能ぶりが目立つ。用田氏の言うように辞職すべきでは。保守派の大政治家とか持ち上げられてきたが、失望を禁じ得ない。

記事

日本の尖閣諸島を目指して出発する中国の漁船団(写真は2012年9月16日、写真:アフロ)

国家的危機に何もしない国会は解散せよ!

外交、経済、防衛のいずれもが危機的状況を迎えようとしているのに、国会は閉会し、日本政府は日本経済が倒れていく様を呆然と眺め、自民党の税調はこの経済的危機にあって増税を審議している。

米国は、景気回復のために大統領令を発出してコロナと戦いながら、次々と救済策を打ち出しているのと対照的だ。

コロナ禍、それに引き続く経済の崩壊、そして米中の本格的軍事対決の危機が迫っているのに、何も議論しないどころか、経済でさらに国民を痛めつけ、香港や中国問題には見て見ぬふりするこの国に異様さを感じないだろうか。

本来、国の危機をいち早く訴え、警鐘を鳴らさなければならないマスコミや保守と言われる人たちは、一部を除き「米中の対決に日本は巻き込まれることなく、のらりくらりとかわして行けばいい」と言う始末だ。

最悪の事態に備え、事前に手を打っていかなければならないとする考え方は、どうもこの日本では極少数派の意見のようで、そのため国民に国家的危機の認識がない。

少なくとも、8月16日以降、中国漁船が大挙して尖閣周辺に押し寄せることが予測されていながら、何も議論することがないのだろうか。

国家の危機に無反応で道義も失った内閣は総辞職すべきであり、衆議院は即、解散し総選挙を実施すべきではなかろうか。

争点はただ一つ、米国と共に自由主義国家と共に歩むのか、それとも化けの皮が剥がれた非人道的な中国の属国として生きるのかである。

激変する未来を予測できない日本

(1)戦後、軍事を排斥した日本

戦後、軍事をないがしろにし、現実の危機や紛争から憲法の制約だと言って逃げ続けてきた日本人は、最悪を予測してそれに備えるという危機管理の鉄則まで放棄してしまった。

それに加え、多くの日本人が中国の軍事的挑戦に慣らされてしまい、抵抗の意思さえ示さなくなっている。

警察の力と権限で軍事力に立ち向かうことはできないので、いずれ簡単に尖閣諸島は獲られてしまうだろう。

コロナ禍にあって日本は、何となく小康状態を保ち、経済的大不況の前触れにも、米中の本格的対決の時が迫っていることにも反応せず、政治家、経済界などは米中どちらが儲かるかで両者を天秤にかけている。

日本以外の世界の指導者が宣言するように、ワクチン開発までの「見えないコロナウイルスとの闘い」は、いわば戦争であり、それに起因する「経済崩壊」と「米中の本格的対決」は世界を二分するだろう。

それは形を変えた戦争が拡大しながら継続するということだ。

これは予言者でなくとも、最悪のシナリオを考えれば自然と導かれる未来図だ。

前例踏襲の調整型の危機管理しか考えず、政府の危機管理組織に軍事的知見を持った専門家がいない日本は、最悪に対応する軍隊型の危機管理が分からないし、決断し実行するシステムになっていない。

コロナウイルスの感染爆発を何とか食い止めている今こそ大胆に国の行く末を考えなければならない時なのに、思考停止している。

現段階は、コロナに対処をしつつ、経済の底が抜けないように手当てし、自立の道を支援することが重要だ。だが政府がこの難しいかじ取りをしているようには見えない。

しかし、コロナ禍と経済崩壊への対処は言わば前哨戦であり、次に来る米中本格対決こそ本丸である。

日本は自由世界で生きるのか、全体主義国家に跪くのか、大きな決断を迫られる。

いずれにしても、日本は真に戦える軍事力を至急構築しなければ、国難の連続を乗り切ることはできない。

情勢は、これらへの対応を無駄と考える日本を置き去りにして、従来の考えが全く通用しない時代へと突き進んでいるのだ。

(2)なぜ中国を主敵として腹を決めないのか

連続する災いの本質は中国である。コロナウイルスをまき散らし、経済崩壊を世界にもたらし、そのうえこれをチャンスとして一挙に軍事的覇権の牙をむき出しにしている。

それでなくとも中国が宣言する核心的利益は当初チベット、ウイグル、台湾と言っていたものが南シナ海、そして尖閣諸島へと拡大し続けている。

中国の力が及ぶ範囲が自国の領土であるという考えを裏づけている。

米国はいまだにコロナ禍に苦しんでいるが、7月の中国の南シナ海での軍事演習に合わせ、空母2隻を南シナ海に送って対決の姿勢を明確にした。恐らく水中では両国の潜水艦が激しく鍔迫り合いを演じているだろう。

さらに、米国は他国の領土問題には関与しないこれまでの方針を転換し、南シナ海における中国の領有権主張に対し公式非難に転じた。

米国のコロナによる死者は16万人を超え増え続けており、朝鮮戦争、ベトナム戦争の戦死者を超えてしまった。米国の怒りは最早限界を超えたと見るべきだ。

香港やウイグル、チベットなどの中国の非人間的振る舞いも含めて米国のみならず、欧州などは絶対に中国を許さないだろう。

インドは、中国の侵略を受けて敢然と応戦し、オーストラリアも中国から制裁を受けながらも戦い続けている。

中国との戦いは、単なる覇権争いの域を超え、「人間的社会vs恐怖と抑圧による非人間的社会」の戦いに変質し世界を二分しつつある。

中国による利益誘導や強権体質の国とはいえ香港への国家安全維持法を認める国が53か国、これに反対する日米欧などの勢力が27か国だったことは、その流れを示している。

この変質を日本政府は分かっているのだろうか。

歴史の流れは一瞬にして変化する。その変化を見誤ったら間違いなく国を亡ぼす。

そして「倫理観なき国家は滅び、倫理観なき経済は蔑まされる」そういう時代に来たということだ。

恐らく、11月の米大統領選挙後に開催予定のG7プラス4で大勢は決まるだろう。トランプ大統領のG7は時代に合わないという認識は正しい。

分断する世界の切り口は人間的社会vs非人間的社会である。

中国に経済を寄りかかるドイツや一帯一路に入ったイタリアなどはG7に不適格だ。韓国にはサムスン電子などの中国傾斜を辞めよという警告だ。

ロシアの加入は中ロ分断のためには必須だ。今後は、米日豪印英仏加に露を加え、台湾や東南アジア諸国を巻き込むべきだろう。

米国は、2018年10月のマイク・ペンス副大統領の演説で、従来の対中政策が誤りであったと懺悔し、中国に立ち向かう決意を明確にした。

2019年3月には超党派で「残酷な全体主義の支配を許さない」と宣言した。

中国が核心的利益と称する台湾にも軍事支援を強化する米国の決意は固い。そして、2020年7月23日のマイク・ポンペオ国務長官の「自由主義国家は団結して中国共産党に打ち勝たねばならない」という声明へと繋がっている。

米国の決意は不退転だ。

日本はいつも曖昧だが、今回はその曖昧さは命取りである。さらに台湾との安全保障・防衛協力の行方は日本が本気かどうかの踏み絵だ。

日台交流基本法などの締結は待ったなしである。日本と台湾は中国の脅威の前には運命共同体だ。どちらか片方が倒れれば両方とも倒れる。

それが現実であり、そのため米国は日本が韓国ではなく台湾と共に中国に立ち向かうことを切望している。

この写真は、香港の民主活動家の周庭氏(8月10日に国安法違反の疑いで逮捕)が5月27日にツイッターに掲載したものである。

小・中学生が護送される、これが中国の本性だ。こんな未来を日本人は望んでいるのか。チベット、ウイグル、香港そして次は台湾、日本だ。

自民党、公明党の与党で習近平主席の国賓訪日に反対しない勢力が幅を利かせ、また、そんな首相候補がいるが、こんな未来を許容するのか。

こんな世界を拒絶し自由社会を守るために、日本人は自らの立ち位置を明確にして、自らの代表を選び直さなければならない。

国家存亡の危機における日本の防衛

日本は間違いなく国家存亡の時代に入った。その認識がないから、また、前例主義の調整型危機管理を続けたため国家意思が麻痺してしまっているから時代の激変に無頓着だ。

間違いなく前例のない危機の時代に足を踏み込んでおり、現憲法の前提は崩壊し、防衛力整備の考え方は危機の時代に全く不適合である。そのことをこそ国会で議論すべきではないのか。

事実、現防衛力は、中国と北朝鮮の軍事的脅威が明確になったにもかかわらず「自らが脅威となることなく、戦争を誘発する軍事的空白を作らない」という「平時の防衛力」の発想で構築されている。

だから、尖閣諸島に軍隊に属する中国公船が縦横無尽に領海侵犯しても、警戒監視を継続し、中国に遺憾の意を伝えることしかできない。

まさに現防衛力は、平時に一応装備品やミサイルなどを並べたショウウインドウ戦力でしかなく、本気で日本を侵略しようとしている国々にとっては、抑止も効かない弱点だらけの飾り物にしか過ぎないのだ。

この事実を理解したうえで既に手遅れだが、本気で次のことをすみやかに解決しなければならない。

前提を改めよ

  • 現憲法前文にある「諸国民の公正と信義に信頼し」という前提は崩壊している。

ならば、国民を守り切る為の防衛力を再構築しなければなるまい。その基本は平時ではなくグレーゾーン・有事対処である。有事に機能しない防衛力は張子の虎である。

  • 憲法に自衛隊を明記するとの考えは既に周回遅れだ。

「国防軍」として諸外国の軍隊が保有する自衛権を行使しなければ、足手まといとなり米国などと共に中国に立ち向かうことはできない。

国家非常事態に関する法整備も、国境警備法などの制定も待ったなしである。特にグレーゾーンに対応する法整備がないのは致命的だ。

また、専守防衛や非核三原則中、核の持ち込み禁止などの政策は直ちに廃止すべきである。

  • 尖閣に大挙して侵入する海上民兵を乗せた漁船は、空軍やホーベイ(紅稗)級のミサイル艇、軍艦、地上発射型の対艦ミサイルなどに支援された軍事作戦を遂行する。

従って、これを抑止し、対処するためには、まず日米の共同哨戒を直ちに実施すべきである。

そして今からでも遅くはないので、地域調査などの為に国の調査員を尖閣に速やかに派遣する事を宣言すべきだ。

そして、自衛隊の防衛準備態勢(DEFCON)を引き上げ、 九州から南西諸島全域に防衛出動待機命令を発令すべきである。

中国沿岸にも尖閣を睨んだ対艦ミサイル部隊などを展開している事実は、当然、日本も後方から軍事支援するつもりだと考えるだろう。

すなわち、尖閣のみならず、石垣島、宮古島など南西諸島全域にも中国軍の攻撃がある事を前提に防衛の態勢を固めなければならない。

  • 防衛の基本的考え方は、防衛省、特に統合幕僚監部、国家安全保障局の防衛主導へ転換すべきだ。

そして、財政主導のショーウィンドウに並べただけの平時専用の防衛力整備は直ちにやめ、中国、北朝鮮の脅威に対抗できる「脅威対向型」の自主防衛力を至急構築すべきだ。

防衛費は3~4倍になるだろうが、国が亡びるよりもましだろう。

一方で、「対称戦力」(船には船を、航空機には航空機を)の考え方に偏ると防衛費は際限なく増加することから、「非対称戦力」(船にはミサイルや潜水艦・機雷を、敵のミサイル攻撃にはサイバー・電磁波の戦いを組み合わせるなど)で戦う事を追求すべきだ。

また、防衛大綱における海空優先の方針は戦争の実相を無視している。

もちろん海空戦力の充実は重要だが、中国の艦艇・航空機の激増により既に東・南シナ海では劣勢で、さらにその差は拡大しているという事実を政府は認め、現実的な「非対称の戦い」に勝ち目を見出すべきだ。

「日米は劣勢下でどう戦うのか」が主要なテーマだ。

有事にイージス艦を東・南シナ海に浮かべてミサイル防衛を実行するなどは自殺行為だ。

米国ですら東シナ海では無人機、無人艇、潜水艦などで戦わざるを得ないことを政治家やマスコミは知っているのか。

米軍は10年の激論を乗り越え統合戦略の海洋圧迫戦略(Maritime Pressure Strategy)を対中作戦・戦略の柱に据えた。

  • 日米の作戦の合体の柱は次の通りである。

日本が合体させるのは海洋圧迫戦略であり、今の防衛大綱の戦力を修正しつつ、本当に戦って勝てる教義(ドクトリン)を策定しなければならない。

これが予算の大本、防衛の柱である。負けると思うから某政治家のように中国に対して敗北主義や宥和政策を採るようになってしまう。中国に勝つことを考え、実行すべきであろう。

米国の戦略の大きな柱は、陸軍・海兵隊が長射程対艦・対地ミサイルおよび電子戦部隊を日本や第1列島線に展開して中国軍の侵攻を阻止・撃破する壁を作り、主に中国の水上艦・潜水艦を撃滅することにある。

海空軍は、第1列島線の地上部隊を壁として、中国のミサイルの射程外から長射程対艦ミサイルを多数発射して中国艦艇を撃破することになる。

この際、日本は中国のミサイルなどの攻撃に対し、米国に中国本土への懲罰的打撃を依存することになることから、日本は長射程ミサイルの持ち込みを容認すると共に、非核三原則の核兵器を持ち込ませないという政策は直ちに廃止すべきである。

そして、上記の行動に連携して、第2列島線からマラッカ海峡にかけて米英豪仏印が主体で海上経済封鎖する。これでマラッカ、スンダ、ロンボック海峡は完全に封鎖される。

これに呼応して、日本の防衛の柱は、言うまでもなく「船(潜水艦を含む)を沈めよ」である。

台湾も対艦ミサイルを保有しているし、豪州も米国製の長射程対艦ミサイルの保有を決めた。

今や日本発の主流の非対称の作戦であるが、国家安全保障戦略の改定や防衛大綱議論で強調されることがないのは不思議だ。

陸海空自共に東シナ海・日本海をカバーできる長射程対艦ミサイルと撃破に必要な数量を至急装備化しなければならない。

ちなみに、「F35B」を搭載した「いずも型」護衛艦は、米印英仏豪などと海上経済封鎖を構築するための戦力である。

終わりに

日本のみならず世界は激変、激動の真っ只中にあるが、その先の希望ある世界へ向かうために次のことを念頭に置き時代の激流を渡ることが必須である。

①国内奴隷を使う中国のサプライチェーンによるグローバル化を終焉させ、強い、豊かな国家再生の原点に立ち返る。

尖閣諸島へ向かう中国の漁船団(2012年9月16日、写真:アフロ)

日本企業も政府ももう一度技術者を中心に国内回帰させ、国内産業を活性化すべきであり、また、それは日本人の義務である

②倫理観を重視し、個人の豊かさ、自由、幸福を追求できる国民国家の再生。

③国民が自らの国は自ら守る原点に回帰し、自由を重視する人間性ある国家と共闘する強い意志と軍事力を保有。

④中国の軍事的野望を断念させる自由主義国家グループの強い意志と軍事力、軍事戦略の再構築。

その根本は、日米が主導するインドアジア太平洋戦略である。

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