10/18阿波羅新聞網<推特脸书言论审查引众怒 共和党领袖声明废除社媒保护伞“230条款” —推特脸书屏蔽拜登家族涉腐争议报道引国会震怒 推特道歉 大选走向受影响否未知=ツイッターとフェイスブックの言論検閲は国民の怒りを引き起こす 共和党リーダーは、SNS保護傘(SNSを保護する)「第230条」の廃止を発表した—ツイッターとフェイスブックは、バイデンファミリーの腐敗関与の論争を隠蔽したため、議会の怒りを引き起こす ツイッターは謝罪 選挙に影響するかどうかは分からず>今週初め、米国のSNSの巨人であるTwitterとFacebookは、NYポストの民主党大統領候補ハンターバイデンの息子ハンターバイデンの腐敗スキャンダルに関する2つの記事をブロックした。これは、議会共和党からの反発を引き起こした。 TwitterやFacebookなどの米国の大手SNS企業に対する不満が高まる中、議会共和党は「SNS保護傘」といわれる「第230条」の廃止を強く求め始めた。 下院共和党のリーダーであるマッカーシーが木曜日に発表した声明によると、「大手テクノロジー企業はこれらの保護を濫用し、異なる政治的見解を持つ米国人を検閲することを選んだ。今こそ「第230条」を廃止して最初からやり直すときである」と。
ツイッターが口先で謝罪しても手を緩めるべきでない。私人が私人を検閲するのはもっての外。通信品位法第230条は廃止すべき。
https://www.aboluowang.com/2020/1018/1513235.html
10/18看中国<惊爆!FBI儿童色情律师涉入拜登“硬盘门”(图)=ショック!バイデンの「ハードドライブゲート」に関与したFBIの児童ポルノ弁護士(写真)>米国選挙まで3週間を切り、「NYポスト」のバイデンと彼の息子の「ハードドライブゲート」の報道は、まるで核爆弾が世界に爆発したかのようである。NYポストがまだ報道していないが、人を驚かすに十分なニュースがあり、 FBIのトップ児童ポルノ調査員が、本件に関与している。
「Zero Hedge」の報道によると、コンピューターショップのオーナーであるJohn Paul Mac Isaacから渡されたラップトップのハードドライブには奇妙な証拠がある。FBIの伝票の写真上部に、FBIのトップ児童ポルノ調査員のJoshua Wilsonの署名があった。なぜ彼が「ハードドライブゲート」事件に関与したのか、不思議に思わざるを得ない。
この署名はWestern JournalとBusiness Insiderによって確認されている。後者は、彼の署名を2012年の刑事訴訟文書と比較し、「明らかにNYポストの伝票のまだ消されていないサインと一致した」と結論付けた。
「NYポスト」の報道によると、2019年4月、誰かがデラウェアのコンピューター修理店にコンピューター修理のために送った。店主のIsaacは、修理後にコンピューターの所有者に連絡できなかった。その後、店主はコンピューターをFBIに渡した。その前に、彼はハードドライブのバックアップを保持し、それを元NY市長ジュリアーニの弁護士であるコステロに手渡した。
NYポストによると、ハードドライブの内容には、ウクライナと中国でのバイデンファミリーの不正取引の詳細を記した11,550通以上のメールと、ハンターが身元不明の女性とタバコを吸いながらセックスしている12分間のポルノビデオが含まれていた。そして約25,000枚の写真の中には「多くのポルノ画像」を含んでいた。
今考えると、「ハンター・バイデンのラップトップ(修理店とは別)の召喚(没収)に署名したJoshua Wilsonと、FBIの児童ポルノを調査したJoshua Wilsonは同じ人物である」ようである。これにより、FBIはハンターと協力するようになり、ウクライナでのバイデンの役割以外の理由で召喚状を発行する可能性は、NYポストによって議論されなかった。
米国メディアOANNのChanel Rionはツイッターで、「既にハードドライブの内容を見たが、その中には、ドラッグ、子供との売春、権銭交易」などが含まれ、この内容は女性とセックスした映像を自撮りするのが病みつきのAnthony Weiner元議員は正常のように見える」と。
Rionが言及したAnthony Weinerは元民主党下院議員であり、性的なものを暗示する写真をTwitterに投稿したことで、2011年6月に辞任した。2017年、未成年者にわいせつなコンテンツを送信した罪で有罪判決を受け、10,000ドルの罰金と21か月間投獄された。
バイデン選対チームもハンターバイデンも、ハードドライブのコンテンツの信憑性を否定していない。
権銭交易の言葉を初めて目にしたのは、2002年、何清漣の『中国現代化の落とし穴』の中だったと思います。
https://www.secretchina.com/news/gb/2020/10/18/949588.html
10/18阿波羅新聞網<拜登搞砸了肯定硬盘门 儿子出击习近平亲自签约 看预报下一步大料内容=バイデンは大失敗、ハードドライブゲートを肯定 彼の息子は習近平と直接契約に署名 予告の更なる大きなニュースを見てほしい>
江沢民へのバイデンの約束・・・2001年の中国のWTO参加時からずっと後押し。
北京が支持して誰に資金を流せば最も正直であるか?バイデンは中共選挙対策資金から援助を受ける
台湾メディアは、中共との関係を深めるためにバイデンの息子が父に代わって独占的に事業開始 習近平が自ら署名
バイデン(右)は中共のチアリーダーとして揶揄われた。写真は、彼が2012年に米国で中国の習近平主席と会談したときのもの。
バイデンの次男のために中共の政界への扉を開いた謎の男は・・・台湾政商の林俊良
バイデンの息子のハンターが密かに台湾を訪れ、政治家の第二世代が両岸を走る!専門家:トップへの直接アクセス
学者の何清漣は、「北京は米国の選挙に心を砕き、宣伝マシーンはCNNとNYT等のビートに合わせて踊り続けた」と語った。バイデンと中国との関係がバイデンの選挙に不利になることを恐れて、一度は、北京がトランプの選出を望んでいるとデマを広め、この種の偽情報を流して米国民主党と主流メディアを支援したいと考えた。
ABCが一昨日にフィラデルフィアでバイデンのタウンミーティングを主催したとき、番組のアンカーも主催者も90分間の質疑応答でNYポストの記事について一言も言及せず、「自己検閲」として批判された。
バイデンは大失敗、ハードドライブゲートの真実性を否定できない
アポロのウェブサイトが編集した記事を先ず見れば、ジュリアーニが予告した次の大きなニュースが明らかになる・・・ハンターとバイデン、および「中共諜報員」の間の取引を説明するテキストがある。明らかに、中共はハンターに罠を仕掛け、ジョー・バイデンに対してゆすっている。
ジュリアーニは、「もっと多くのメールやテキストメッセージを見れば明確になるのでは」と語った。
ジュリアーニは次のように指摘した。「実際、ジョー・バイデンはお金の大部分を手に入れた」。彼は、「この情報は、政治家として多くのお金を稼いだことのないジョー・バイデンは2、3の高級住宅を持っているが、どのようにお金を稼いだかを説明するものである」と付け加えた。
ハニーにかかり、マネートラップにもかかるようではどうしようもない。潔く牢に入れば。
https://www.aboluowang.com/2020/1018/1513206.html
10/17希望之声<南京城管群殴倒地男子遭民众怒斥:不是人,是土匪!(视频)=南京都市管理の連中に襲われて地面に倒された男を見て、大衆は怒る。人でなし、匪賊である! (ビデオ)>10/17、南京浦口区の益家100生活広場入口前の広場で、3人の都市管理団が地面に倒された男を殴ったり、頭を蹴った。見物人はもはや見ておられず、彼らは暴力的で邪悪な行為の都市管理を大声で非難し、彼らが人ではなく、匪賊であると怒った。
ネチズンが投稿した動画によると、南京浦口区の益家100生活広場は繁華街にあり、広場には買い物や遊びに来る人が多い。現場には十数人の都市管理がいて、そのうち3人が男を殴り倒し、頭を蹴り続けた。ある男性老人が都市管理を大声で叱り始めた。「どうしてこのように人を殴るのか?都市管理はこんなに多数で一人を殴る」と。老婦人は怒って「あなた達は人じゃない、匪賊だ!」と言った。
民衆の叱責の後、都市管理は殴打をやめた。倒れた男は立ち上がったが、彼の顔はキックで腫れていた。
https://twitter.com/i/status/1317435686077763584
ネチズンのコメント:
「人権が米国の5倍優れている国なら、誰もがそれを体験することができる!」
「残酷に頭を蹴る人は遅かれ早かれ他人から頭を撃たれるだろう!」
「ほら、明日誰になるのか今日はわからない。一人が徳を積んでも人々は罪を受ける。党と国家を分離しないと子孫に害を為す」
「警官が誰かを殴るときに撮影するのは、雷洋(北京の警察が買春の冤罪で逮捕、実質撲殺される)のように、強い覚悟を持つ必要がある」
「このような低レベルの走狗に対処するには、私怨と思い込め!彼らと、政府が私を殴ったと話しするな。政府は私を殴っていない、殴ったのはあなただ!私怨は私的に解決すべき。政府はこのような低レベルの走狗の行動を裏書きするな!」
「以前よりも強く、人々はあえて立ち上がって問い質す」
「それは本当に致命的である、どんな恨みがあるのか?」
「心配するな、彼らはすべて臨時労働者である。結局、彼らは何もできない、そして彼らはもっと感謝されるだろう、彼らは別の場所で働き続けるだけである」
「世界で最も安全な国では、小さなピンク(アカまでは行かない)は遅かれ早かれ社会主義の鉄拳を飽きるほど味わうことになる。それからたくさんの小さなピンクは張献忠(明末の農民反乱軍の指導者)になるだろう。」
「10年の悟りは、1回の激しい殴打に及ばず!」
「3匹の気の小さな犬はついに自分より弱い人を倒すチャンスをつかんだ。それで彼らはこのわずかな主人になるチャンスをしっかりとつかみ、3対1の力で地上の人を倒した」
法治の概念がなく、人治になるのは共産主義の宿痾でしょう。
https://www.soundofhope.org/post/433162
酒井氏の記事では、トランプ勝利のカラクリが分かった気がします。世論調査のインタビューにトランプ支持者は電話を切ってしまうのであれば、サンプルに偏りが出て、統計学上正確な推論とはならないのでは。
また、大統領候補討論会も中立性を疑われるようでは、2024年の大統領選の課題となり、共和党は、それが担保されない限り、実施されなくなるのでは。
記事
10月15日に開催されたデュアルタウンホールの様子(写真:ロイター/アフロ)
10月15日に予定されていた米大統領選の第2回討論会。だが、「対面に戻すべき」とトランプ陣営がオンライン形式を拒否、第2回討論会は中止になった。その代わり、それぞれの候補が個別にタウンホール形式の会合に参加している。討論会中止の顛末と、今回のタウンホールミーティングが大統領選に与える影響について、米政治に精通した米在住の酒井吉廣氏に聞いた。(聞き手は編集部)
両陣営が同時刻にタウンホールをやったワケ
──10月15日に、同じ時間帯でタウンホール形式の会合が開催されました。同じ時間帯でタウンホール形式の会合が開催されたのはなぜでしょうか。
酒井吉廣氏(以下、酒井):まず、バイデン陣営は2回目の討論会がキャンセルされた直後に、予定日(10月15日)の予定時間より1時間早い午後8時から、フィラデルフィアでタウンホールを開催すると表明しました。
ただ、遊説というのはかなりの大規模イベントで、短時間で開催を決めることなど普通はできません。これがあまりに手際が良かったため、トランプ陣営は大統領選候補者討論会の実行委員会とバイデン陣営の関係に疑いの目を向けました。それで、トランプ陣営は討論会の中止で会場利用料を失ったマイアミの同じ会場で、バイデン陣営と同じ8時からタウンホールを発表したのです。2回目の討論会を主催する予定だったNBCニュースとしても、失ったビジネス機会を取り戻すことができました。
実行委員会とバイデン陣営の関係は分かりませんが、ひと言で言えば両陣営のケンカですね。
──そもそも、2回目の大統領候補討論会が中止された要因はトランプ大統領のコロナ罹患です。ただ、トランプ大統領は先週土曜から選挙運動を再開しています。このあたりの背景を教えてください。
酒井:大統領選候補者討論会の実行委員会は、通常、1年ほど前から準備を始め、最後は両党の党大会の直後に両陣営と話し合って、3回の大統領候補討論会と1回の副大統領候補討論会の場所と時間を確定します。もちろん、お互いの合意に基づく多少の変更は常にあり得ます。例えば、1回目の会場は当初は別の場所でしたが、急遽、ケース・ウェスタン・リザーブ大学となりました。
話をややこしくしたのは、トランプ大統領のコロナ罹患です。バイデン陣営から2回目の討論会への懸念が出て、委員会はオンライン方式での開催をオファーしました。しかし、トランプ大統領の強みは攻撃力であり、オンラインではその良さが生かせないため、トランプ陣営が拒否しました。
その後、トランプ大統領はコロナから回復し、先週の土曜から全国遊説を再開しました。結果的に、委員会はコロナを過剰に意識しすぎたと感じています。
ハリウッドスターの驕りが垣間見えたレター
──大統領候補討論会委員会とはどのような組織ですか。
酒井:1980年から本格的に立ち上がった民間のボランティア組織です。国の組織としての権限などはなく、あくまで両陣営からの尊重があって成り立つ組織だと言えます。これまでは、正しく役割を果たしてきたので両党からの信頼も得ていました。今回の討論会が中止になった経緯は、選挙が終わって落ち着いたところで、次のことを考えるための課題となるでしょう。
──今回、ハリウッドのスターたちがNBCニュースに手紙を出したと聞いています。
酒井:バイデン候補が先に午後8時からやると決めているのに、それと同じタイミングでトランプ大統領のタウンホールをやるのは妨害行為だというような批判で、放映するNBCに時間帯をずらせと迫ったのです。108人の著名なセレブのレターがオープンになったのですから影響力は大でした。
しかし、NBCは2つの理由でそれを拒否しました。一つは、NBCは10月5日の午後8時からバイデン候補のタウンホールを放映しており、今回のトランプ大統領のタウンホールは前回のバイデン氏との公平性を考えてセットした、というものです。午後8時と午後9時ですと視聴者層がやや変わり、午後8時の場合は中高年層が増えると言われています。NBCはそこにもこだわったのでしょう。
もう一つは、メディアとしての真骨頂ですが、自分たちは政治活動のために存在するのではなく、視聴者への公平な報道をするための仕事をしているのだ、というものでした。これは正論なので、さすがのハリウッドのセレブもぐうの音も出なかったようです。
放映当日になって、このようなレターを公開すること自体に問題があると思います。自分たちが政治影響力を持っているとの奢りが出たのでしょう。
また、NBCはかつてトランプ大統領の番組「アプレンティス」を放映していましたので、その関係もあるのではと噂されています。確かにそれも考えられますが、大統領選の討論会というドル箱番組を失いかけたテレビ局としては、恩を仇で返すということはできなかったというのもあるように感じます。
生ぬるい質問ばかりだったバイデンのタウンホール
──同時タウンホールでは何か発見がありましたか。
酒井:まずABCニュースが放映したバイデンのタウンホールですが、生ぬるい質問ばかりで、バイデン候補の回答が今イチだった時は司会者が助け舟を出す、または次の質問に行くという状況でした。質問者や視聴者がどう感じたか興味深いところです。また、昨日(10月14日)に浮上した注目度大のニュース、すなわち副大統領時代のバイデン氏が息子の仲介で不正疑惑の渦中にあったウクライナ企業の幹部と面会していた、という話が抜けているのは不自然でした。
「生ぬるい」と酒井氏が切って捨てたバイデン氏のタウンホール(写真:ロイター/アフロ)
また、黒人やLGBTなど差別を巡る話や、年収40万ドルを上回る人に対する増税案は明確でしたが、「トランプ政権になり、和平が実現した地域が増えたことで米兵の帰還が相次いでいることをどう思うか(つまり成果だと言うべきではないか)」「マイノリティに対する警察の態度をどう改めるべきか」といった質問者に対する答えは曖昧でした。
なお、説明が不明瞭だったため、司会者が質問者に「理解できたか」と聞きただす局面もありました。タウンホールでは、事前に質疑をすりあわせる「出来レース」の場合が少なくありません。今回もそうだったように思います。
また、質問者は民主党でも共和党でもない、またはまだ投票者を決めていないと紹介されましたが、質問内容からはそうは感じませんでした。ただ、質問者の半分はバイデン候補の回答に満足していなかったことが表情から読み取れましたし、バイデン候補の回答を聞きながらうなずく参加者がほとんどいなかったのは、おやっと思いました。意外と厳しい見方もあるのだなとの印象です。
また、静かなのは良かったのですが、タウンホール全体として動きがなさすぎたように思います。
質問者が笑顔で終わるトランプタウンホール
──トランプ大統領はコロナ対応について厳しく問われました。
酒井:NBCの司会者は、タウンホールを中継した1時間番組の最初の20分を使って、トランプ大統領に関する話題のファクトチェックをしました。特に、コロナについては、9月29日の第1回討論会の前には罹患していなかったのか、PCR検査を受けていたのか、などと厳しい質問をしていました。さすがのトランプ大統領も、「毎日検査はしていない」というところまで吐露しました。しかし、優れた医師の診断に任せていると付け加えたので、これでこの話は一段落でしょう。
一方、第1回討論会についてはトランプ劇場にして討論会を破壊したという批判の声は絶えませんが、今回のタウンホールでは司会者のテンポのいい質問に対して即座に回答しており、高い評価を得たようです。NBCの司会者はハードな雰囲気でABCの司会者とは正反対でした。会場の質問者を見ても、追加質問をかぶせる場面もあり、司会者の巧みな誘導のおかげで、1時間番組を面白いままに終わらせることができたと思います。
──と申しますと。
酒井:質問者は、まだ投票者を決めていない人と共和党支持でも民主党支持でもない人でしたが、後者の中にはどちらかと言えばバイデンが良いという紹介のつく人もいました。バラエティに富んだ内容は面白かったです。
また、トランプ大統領はエンターテイナーとして質問者をほめるので、質問した人も最後は笑顔で終わっていました。これは、バイデン候補のタウンホールとは正反対でしたね。また、トランプ大統領は話し方が上手く、それが説得力をもたらしていました。参加者がうなずく場面も多かったように思います。
ただ、トランプ大統領も税金のことなど触れられたくない点については、明快な回答を避けたのは事実で、ここは視聴者も見逃さなかったでしょう。
──前回の討論会は相手の話に割って入るなど、トランプ大統領の対応は批判を集めました。今回はいかがでしたか?
酒井:先ほども少し触れましたが、よくしゃべるという印象は今回も同じでした。ただ、前回に比べればはるかに真摯な態度であったのは事実で、この番組を評価することを求められていた評論家も、一様にその変化をほめていました。真面目にやっていることを証明できたという言い方でしたね。
恐らく、自分が司会する番組を長らく持っていたNBCとの関係の良さが効いたのでしょう。前回、わざとやった「トランプ劇場」を元に戻すという思惑があったと思います。その意味では、司会者が女性で、十分トランプ大統領を操れる話術とパワーのある人でしたから、トランプ陣営としてはしてやったりということだと思います。
進歩主義者に取り込まれたバイデン候補
──民主党の中では極左とも言える進歩主義が影響力を高めています。バイデン候補は中道左派路線を取り続けることができるでしょうか。
酒井:バイデン候補が大きく左に振れていることは、もはや隠すことができないですね。グリーンニューディールの話を振られた時も、改めて「私は化石燃料の開発を止めることを提案したことはない」と明言しました。ただ、その後に2035年までのゼロエミッション達成は重要で、それは皆さんに雇用を提供すると、辻褄の合わない話をしていました。聞き返されると、今とグリーンニューディールが実現するまでの間の話だと示唆しました。
極左が言っている、最高裁判事の数を増やすことについても、民主党内で決まっているのでしょう。今回のタウンホールでも回答を避けていました。
──バイデン候補の受け答えはいかがでしょうか。
酒井:静かで遅いというのが誰もが感じたことでしょう。また、数字などはしっかりとメモしてくればよかったのに、それをしていないために口ごもるシーンがありました。従来からの病状の問題の一片を見せました。
ただ、9月29日よりも明らかに表情が元気だったのも明白で、これまでとは異なり、タウンホール後も会場への参加者と長らく話すなど、復活のイメージを感じさせました。私は医者ではないのでよくは分かりませんが、彼が薬を飲んでいて、7月からの3カ月近くを自宅で静養していたという話は正しいのかなと感じました。
──前日に、バイデン候補が、息子の紹介でウクライナの会社の幹部と会ったとの報道がありました。
酒井:そうなんです。先ほども触れましたが、この話が全く出てこないというのは不自然です。大体、ウクライナと言えば、エネルギー輸出が重要なわけで、グリーンニューディールとはバッティングするはずです。
この件に関しては、この報道を最初にすっぱ抜いたニューヨークポスト紙も、その数時間後に、フェイスブックとツイッターからアカウントを削除されています。それを受けて、上院がツイッターの社長に召喚状を出しました。まあ不自然さもここまで来ると、何とも言い難い感じですね。
トランプ陣営が再選に強い勝算を持つ理由
──トランプ大統領とバイデン候補の支持率の差はなかなか縮まりません。この後の展開はどうですか。
酒井:支持率の差はこのままで最後まで行くでしょう。
どういう調査をしているかは秘密ということですが、10月14日のFOXニュースの深夜番組で、トランプ陣営のキャンペーンマネージャーの一人は、かなり強い勝算があることを示唆していました。その理由の一つには、トランプ支持者は世論調査の質問を受けると電話を切っている話もあるようです。
トランプ支持と言うと危害を加えられるリスクがあるのは事実ですが、巷間言われている通り、皆、態度を示さなくなっているのかもしれません。
──コロナ救済経済対策の第2弾が出ないのは大統領選挙と関係ありますか。
酒井:これは明らかにペロシ下院議長の選挙戦術ですね。何ともむごいことだと思います。航空会社などの大企業を助けたくないのは分かりますが、それにしてもこだわりが激しすぎる印象です。
しかし、トランプ大統領の対応も良くありませんでした。最初は、相手がそう出るなら救済経済対策は大統領選後の後でいいと言ったと思えば、やっぱり急ぐべきだという話になり、今は財務長官などからの説得もあって金額を少なくしようと言っており、態度が一貫していません。
ただ、第一弾の予算が消化されていない面もあるのと、民主党案が巨額すぎるのは事実です。仮にペロシ下院議長が国民を心配しているのであれば、まずは共和党案に乗るのではないでしょうか。
──最高裁判事の指名に関する話題もバイデン候補のタウンホールでは出ました。
酒井:バイデン候補は兎に角まともに答えません。最高裁判事数を増やすというのは、建国以来の考え方を変えるわけですから、民主党中道やインディペンデントの人には受けません。しかし、極左のことを考えるとNoとも言えません。
バイデン候補にとって予定外だったのは、バレット最高裁判事候補の頭が恐ろしく切れることです。民主党の上院議員は公聴会で全く歯が立たないことでしょう。これは結果が今月中に出ますので、見物です。
討論会の司会予定者が休職処分になる闇
──第2回討論会の司会を予定していた人が、C-SPANという所属メディアからエディターを外されたと聞きました。
酒井:これは、バイデンの息子、ハンター・バイデンの仲介でバイデン候補がウクライナ企業の幹部に会っていた話を報じたニューヨークポスト紙のアカウントを、フェイスブックおよびツイッターが削除した問題と同じぐらい大きな出来事です。
つまり、彼は自分のツイッターでトランプ批判のようなことをツイートしており、それを指摘されて問題が大きくなりかけたところで、自分のアカウントがハックされたのだと弁明したのです。ところが、それ自体が嘘だったのでエディターを外されました。
そもそも、このような人が第2回討論会の司会者だったということ自体が困ります。NBCがそうであるように、メディアにはメディアの心意気を見せてもらいたいものですね。
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