『尖閣侵入に慰安婦像、隠し切れない中国・韓国の外交オンチ 何の成果も得ず、日本の神経を逆なでするだけ』(6/29JBプレス 川島博之)について

6/29希望之声<美前国安顾问:美少数科学家也掩病毒真相 成中共同犯=元米国国家安全保障補佐官:米国の少数の科学者もウイルスについての真実を隠し、中共と共犯になっている>最近、トランプ前大統領の最初の国家安全保障副補佐官であるキャスリーン・マクファーランド(Kathleen McFarland)は評論を発表し、中国(中共)が新型コロナウイルス(中共ウイルス)の起源と伝播を隠蔽し、同時に米国の数人の政府科学者、官僚、メディアも意図的に人々を間違った方向に導き、この疫病における中共の役割を隠蔽する共犯となっていると。

トランプ政権の最初の4か月間、マクファーレンはマイケルフリン将軍の国家安全保障副補佐官と政治評論家を務め、「革命:トランプ、ワシントン、および“私たち国民”」の著者であった。

6/28(月)、彼女はFox Newsに寄稿し、政府の科学者を批判した。彼女は、それらの人達は、研究室からの漏洩説をする人は誰でも反科学的な陰謀論者であると考えていると言った。以下は彼女の記事の翻訳である(要約):

世界は当然武漢で何が起こったのか知りたがっている。これは普通のウイルスのはずだが、なぜ世界的大流行を引き起こしたのか?しかし、中共が隠蔽しているため、我々には永遠にわからないかもしない。そしてワシントンでは、注目されている別の秘密を隠しているかどうか?

米国は、疫病の最初の処理に誤りを犯したが、それは、少数の政府の科学者や官僚、メディアの手助けのせいではなく、疫病における共犯者の役割を隠すために意図的に間違った方向に我々を導いたためなのか?

これらの政府の科学者は、知事や尊敬されている科学者を含め、研究所からの漏洩説を持った人は誰でも、ヒステリックで、外国人嫌いで、反科学的な陰謀論者であるとずっと考えている。

彼ら(政府の科学者)がとても激しく冷酷に反応しているのは、自分達の間違った行動を隠蔽しているせいなのか?彼らは世界に何を知られたくないのだろうか?彼らは、危険な(ウイルス)機能増強研究と無害なウイルスの遺伝子工学に資金を提供して、それらをより感染性や毒性を強め、より致命的にする研究をできるようにしたのか?彼らは敵国の研究所に資金を提供し、中国軍もそれに関与しているのでは?

彼らは上司の承認なしか、何をしているのか分からないままにこれらをしたので、世界が世界的大流行での役割を説明するよう彼らに求めないように、彼らは自分達の足跡を隠す必要があるのでは?

私はトランプ前大統領の最初の国家安全保障補佐官である。これらの潜在的リスクのある機能増強研究プロジェクトについて何も知らない。また、米国政府が中国の研究所に資金を提供していることも知らない。では、危険な機能増強研究の復活を誰が承認したのだろうか?

トランプ大統領が報告を聞いたなら、彼は間違いなく同意しない(中国の研究所に資金を提供するため)。最初に、彼は米国の税金を使って、中国での研究に金を払うことを批判する。彼が当選したのは、中国に助成金を出すためではなく、中国の政策を変えるためである。トランプは有名な潔癖な人物であり、彼はフランケンシュタイン・ウイルスを作るために狂った科学者にお金を払うことに反対する。

では、誰が危険な機能増強研究の回復を承認したのだろうか?政府官僚?いわゆる「専門家階級」。彼らは疫病流行の中で間違いを何度も証明されている。彼らが武漢研究所の機能増強研究に資金を提供しなかったなら、彼らは何に資金を提供したか?

我々が今分かっているのは、オバマ政権によって(ウイルスの)機能増強の研究が中止され、国立衛生研究所の科学者が、トランプが政権を握った2017年1月に突然再開した。

機能増強研究で研究室からの漏洩の可能性について議論するとき、アンソニー・ファウチ博士は次のように書いた。「この種の実験のメリットと結果として得られる知識はリスクを上回る。(我々には)今、疫病で400万人近くの死者を出し、まだ苦しんでいる世界にこの話を伝える」

トランプ大統領が研究所漏洩説を受け入れたとき、彼ら(政府の科学者)は数十万の米国人の死を彼のせいにした。これら政府の専門家は、メディア、SNS、シリコンバレーの盟友に、彼らの発言に疑問を呈した人を検閲し、抑圧するよう促した。研究所からの漏洩であるという証拠はますます増えてきており、(実際には)これらの科学者は常にそう考えてきたが、そう言うことを拒否した。

我々の役人に合理的な質問をすることは、恐れや陰謀論を生み出すことではなく、慎重なアプローチである。我々は、世界大戦よりも社会と経済に大きな被害をもたらした世界的疫病大流行から脱したばかりである。もちろん、新型コロナウイルス(CCPウイルス)の起源と伝播のあらゆる側面を追跡する必要があり、同時に、我々自身の行動を見直し、ワシントンが隠そうとしている真実を明らかにする必要がある。

やはり気違いファウチが中共と結託して世界にこのウイルスをばら撒いたのか、武漢研究所に資金を出しているのは都合が悪いので、研究所漏洩説を早々と否定したのか?

専門家や官僚たちはデイープステイトの一員で、トランプを下ろすために中共とグルになり、ウイルスの死者をトランプのせいにしたのは当たっているでしょう。

https://www.soundofhope.org/post/520394

6/28阿波羅新聞網<中共呈联合国文件公开:承认人造病毒危害人类=中共が国連に出した文書を公開:人類を危険にさらす人工ウイルスを認める>以前、中共がウイルスを兵器化した機密が明らかになり、かつて武漢P4研究所でコウモリを飼っていた映像を流したオーストラリアのジャーナリストMaxsonは、昨日(27日)中共が国連に提出した文書を公開し、中共は人工ウイルス研究所からの漏洩のリスクと全人類に害を及ぼすリスクを認めたと述べた。

リスクを認めただけで、自分がやったとは言っていない。

https://www.aboluowang.com/2021/0628/1612157.html

6/28ZAKZAK<米当局、中国「生物兵器計画」の極秘報告書入手か 着々と集まる「核心情報」 米超党派「中国共産党が崩壊する日を待ち望む」>

http://www.zakzak.co.jp/soc/news/210629/for2106290001-n1.html

「米国は、中国が『第三次世界大戦では生物兵器が使用される』とした極秘報告書を入手しているという。そこでは、中国が生物兵器の準備を進め、ウイルスを運ぶ人造昆虫計画があったようだ。これを許したら世界は壊滅する」と。もう既に第三次大戦は始まっていて、中共は『超限戦』を戦っているということです。

6/28希望之声<中共党庆来临 中国各地洪水滔天(视频)=中共の党慶祝の日が来る、中国各地で洪水発生(ビデオ)>中共は創立100周年を迎えるのに、7/1の前に中国各地で洪水が壊滅的な打撃を与えた。 6/28、中国の南から北にかけて多くの地域が洪水災害に見舞われ、北は黒竜江省から南の福建省に至るまで、大雨による洪水は、多くの市や鎮で深刻な浸水を引き起こしただけでなく、多くの家屋も破壊された。国営メディアによると、現在、中国では警告レベルを超えて氾濫した23の河川がある。

公式メディアの報道によると、6/28の8時から29日の8時まで、黄淮南部、湖南北部などで大雨が降り、四川省の大渡河瀘定江段とその支流である金湯河、重慶の烏江下流の主流と支流の大溪河、黒竜江省の烏蘇里江を含む23の河川で、警告レベルを超えた洪水が発生している。

福建省の地元メディアによると、6/28~7/1まで、福建省北部は新たな大雨の到来を告げるだろう。今朝、福建省気象台は引き続き「集中豪雨警報」を発令し、レベルIIIに格上げした。 24時間の降雨量は50〜120 mmで、局所的な降雨量は150 mmに達する可能性があり、1時間あたりの最大降雨量は80mmである。

大雨による洪水で福建省の武夷山が浸水地区になり、路上を走る車はすべて水に浸かった。

どうせなら北京が大洪水になればよいのに。

https://twitter.com/i/status/1409451687333429249

https://twitter.com/i/status/1409450267637026819

https://twitter.com/i/status/1409464959247867905

https://www.soundofhope.org/post/520310

6/28阿波羅新聞網<七一前北京出事 网曝有人在中共外交部门口放火=7/1の前に北京で事故 誰かが中共外交部の入り口に火をつけたことが明らかになった>中共百周年記念日のちょうど2日前の6/28、ネチズンがビデオを撮り、ニュースを流した。北京の朝陽区にある中共外交部の入り口で、ある男が突然火をつけ、スローガンを叫んだ。門の警備員は急いで消火器で消火した。

スローガンは何を言っているのか分からなかったとのこと。

https://twitter.com/i/status/1409454872420782082

https://www.aboluowang.com/2021/0628/1612202.html

https://dailycaller.com/2021/06/28/trump-mitch-mcconnell-endorsement-regret-statement/

https://www.thegatewaypundit.com/2021/06/audit-counts-will-not-released-today-auditors-triple-check-evidence-expecting-statement-soon-oan-report-video/

何清漣さんがリツイート

アポロ唯一の公式Twitterアカウント @ aboluowang  6月28日

米国で25歳以下の人口の20%はニートで、疫病と関係なく働いていないか、学校にも通っていない(写真):経済政策研究センター(CEPR)が最近発表したレポートによると、米国の25歳以下の成人は「ニート」(NEET)で、学校に行かず、就職せず、職業訓練に参加しない若者である(教育を受けていない、雇用されていない・・・ http:/ /dlvr.it/S2ZrgL#尼特族#工作#上学

何清漣 @ HeQinglian 9時間

27日は、フランスの地方および州議会選挙の第2ラウンドである。大統領選挙の1年前となり、国民連合と共和国前進党は目標を達成できず、右派と社会党は投票に安心感を覚えた。フランスの大きな区域の政党の版図は、以前の左右同等の勢力の色にいくらか戻っている。 https://rfi.fr/cn/%E6%B3%95%E5%9B%BD/20210628-%E8%A7%86%E9%A2%91-%E6%B3%95%E5%9B%BD %E5%9C%B0%E5%8C%BA%E9%80%89%E4%B8%BE%E7%BB%93%E6%9E%9C%E9%87%8D%E5%88%92%E6 %94%BF%E6%B2%BB%E7%89%88%E5%9B%BE

米国とミャンマーは2020年に経験した:誰が選挙を操作したか、或いは反不正選挙に成功したか、誰が勝者か。

[ビデオ]:フランスの地方選挙の結果は政治版図を再区分する

繰り返しになるが、投票したフランス有権者の数は非常に少ない。今週の日曜日は、フランスの地方および州議会選挙の第2ラウンドである。棄権率は第1ラウンドよりやや低く、65.8%に達した。大統領選挙の1年前なのに・・・。

rfi.fr

何清漣 @ HeQinglian 9時間

ワクチン外交は後半戦に入るが、中国はまだ勝つことができるか?

https://sbs.com.au/chinese/mandarin/zh-hans/as-vaccine-diplomacy-enters-the-second-half-can-china-still-win

ワクチン外交の前半戦では、中国の防疫物資とワクチンの販売が国の経済成長を増加させた。米国がワクチン提供を表明するにつれ、中国は下半期に3つのコントロールできない要因に直面する。①2019年の世界軍運動会のCOVID-19対策演習に関する情報は両刃の剣である②国際ウイルス学界は崩壊し、中国を弁護することは困難③中国のワクチンの品質が劣り、価格の利点がなくなる。

【視点】ワクチン外交は後半戦に入るが、中国はまだ勝てるか?

米国がワクチン供給を決定し、後半戦に参入すると、中国のワクチンには明らかな価格優位がないため、品質問題で不利な立場に陥る。

sbs.com.au

何清漣さんがリツイート

秦鵬 @ shijianxingzou 6時間

李江琳:アカの家族と別れそれぞれの道を歩む、この革命は間違っている

[1920年の春、中国や他の国に共産党を打ち立てるために、ロシア共産党極東局が設立された。 4月、極東局はヴォイチンスキーを仮名の呉廷康として北京に送り、当時の北京大学の李大釗教授と陳独秀教授と会い、中国共産党を結成するよう説得した ]。言い換えれば、それは徹底的な外国エージェントである。

李江琳:アカの家族と別れそれぞれの道を歩む、この革命は間違っている

私の母は18歳で中共に参加した。この組織は彼女にとってすべてであった。彼女は私がなぜこんな風に育ったのかずっと理解できなかった。私は一度でも、この革命が間違っていたことを彼女に理解させたかった。しかし、私の見方では、彼らが自分の考えから抜け出すことはもう不可能である。これは私の行く道ではないとしか言​​えない。私の選択は、これらすべてを放棄し、あなた達の遺産を受け入れることを拒否する。

voachinese.com

川島氏の記事で思い出したのは、「外交は内政の延長」と言うことです。だから習近平は政敵を黙らすために戦狼外交を続けざるを得ず、尖閣や南シナ海にも出没するわけです。韓国は社会に閉塞感があり、敵(=日本)を懲らしめることしか楽しみがない。両国とも日本が反撃してこないのを分かっています。せいぜい遺憾砲を放つだけでしょう。そういう意味では日本の外交の方がもっと下手。

特亜3国は日本人が嫌うことをドンドンやってほしい。日本の大衆は、いくら特亜の危険性を話しても分からないので、目に見える形で嫌がることをして貰えば、嫌中・嫌韓は進みます。

日本は宣伝が全然だめで、NHKに任せていては正しい日本の姿を外国人には理解してもらえません。政府が国営放送を6ケ国語(英独仏露中アラビア)で説明できる放送局を作ればよいのに。1日数時間でも良い。

記事

ボアオ・アジアフォーラム2021年年次総会でスピーチする中国の習近平国家主席(2021年4月20日、写真:新華社/アフロ)

 日本と比べて中国の外交は老練で強(したた)かだ──よく聞く意見だが、本当にそうなのか? ベトナム・ビングループ主席経済顧問、Martial Research & Management Co. Ltd., チーフ・エコノミック・アドバイザーの川島博之氏(元東京大学大学院准教授)は、実は中国は外交が下手だと唱える。歴史をさかのぼると見えてくる極東アジア諸国の外交の欠陥とは? 川島氏の著書『極東アジアの地政学』(育鵬社)から一部抜粋・再編集してお届けする。(JBpress)

「尖閣への公船侵入」は悪手

日本では孫子の兵法を生み出した国である中国は外交が上手だと思っている人が多いが、それは全くの間違いである。中国は外交が下手だ。

日本ではよく次のような意見を聞く。

「中国は尖閣諸島の周辺に船舶を頻繁に侵入させて、尖閣諸島が自国のものであることをアピールし続けている。これはサラミ作戦と言って、少しずつ既成事実を積み重ねて自分のものにしてしまう作戦である。こんなことを行う中国は外交上手に決まっている。それに引き換え、尖閣諸島問題を大きな声で世界にアピールしない日本は外交が下手だ」

しかし、よく考えてもらいたい。尖閣諸島の周辺水域に船舶を頻繁に侵入させることによって、中国は何を得たのであろうか。

現在、中国は米国との間に深刻な対立を抱えている。それは時間が経つにつれて深刻になっている。そんな時に日本まで敵に回したくない。中国は習近平が国賓として日本を訪問することによって、日本との関係が良好であることを世界に見せつけようと考えていた。右翼的な考えを持つ安倍晋三前首相は嫌いだったが、ここは少し下手に出て日本との友好関係を世界にアピールしようと思った。それは貿易戦争を仕掛ける米国に対する牽制になる。

しかし尖閣諸島の周辺海域に公船を頻繁に侵入させていることによって、日本に嫌中感情が蔓延してしまった。その結果として、自民党の多くの議員が、習近平を国賓として迎えることに公然と反旗を翻すようになった。

2020年春の訪日は、新型コロナウイルスによる感染症が蔓延したために延期になったが、それは日本にとって好都合であった。その後、夏になって安倍氏が健康問題から退陣してしまったが、新しく首相になった菅氏はこの件について、ダンマリを決め込んでいる。

昨今の情勢を見ると、感染症が収まっても「それではどうぞ」と素直に習近平を招く状況にはなっていない。王毅外相は2020年11月に日本を訪問して、習近平が国賓として訪問する地ならしを行うつもりであったが、あまり微笑みすぎると国内から「秦檜(しんかい)」と言われかねないので強硬な発言を繰り返して、かえって日本の嫌中感情を強めてしまった。これでは王毅は何のために訪日したのか全く意味不明である。

この一例が示すように、中国は外交が全く下手である。

「秦檜の亡霊」を恐れる政治家

中国の外交には「秦檜の亡霊」がつきまとっている。政治家や外交官が、少しでも相手に有利な条件を認めてしまうと、政敵によって「秦檜」に仕立て上げられてしまう可能性があるのだ。

秦檜(1091~1155年)は現実的な政治家で南宋に平和をもたらした。だが、そんな政治家が800年経っても売国奴、国賊と罵倒され続けている。中国人で海外との折衝にあたる際に、秦檜の逸話を思い出さない人はいないだろう。「あいつは秦檜だ」などと噂されれば、左遷される。悪くすると冤罪をでっち上げられて、逮捕されるかもしれない。

中国で海洋警察の責任者に任命されれば、尖閣諸島の接続水域への侵入をためらってはいけない。躊躇していると、陰で「あいつは秦檜だ」などと言われかねない。だから、前任者が尖閣諸島沖の日本領域に3日に1回侵入していたのなら、自分は2日に1回侵入する。次の担当者は毎日侵入する、とどんどんエスカレートすることになる。強行路線をとっている限り、内部から攻撃されることはないからだ。

それは習近平の判断にも影響を与えている。現在、習近平は「皇帝」であり、中国に君臨しているが、それは生きている間だけである。生涯トップの位置に留まることができたとしても、いつかは死ぬ。そして、死んだ後が怖い。

秦檜は畳の上で死んでいる。しかし、それから800年以上が経過しても、まだ人々から憎まれ蔑まれ続けている。習近平が南シナ海や尖閣諸島、そして台湾問題などで妥協的な態度をとろうものなら、死んだ後に妻と共に後ろ手に縛られた銅像を作られて、民衆から唾を吐きかけられるかもしれない。皇帝も「歴史の審判」には逆らえない。

世界各国に慰安婦像を建てるという愚策

同じことは韓国についても言える。

日本には韓国に対しても、その外交が上手だという人がいる。

「韓国は米国、カナダ、そしてドイツにまで慰安婦像を建てて、世界に日本の悪口を言い続けている。日本が積極的に反論しないために、日本を悪者にしたてようとしている。韓国は外交巧者である」

しかし少し冷静になって考えてみれば、この韓国の行為も“アホ”としか言いようがない。米国やカナダ、ドイツに慰安婦像を建てても、それに関心を示す米国人、カナダ人、ドイツ人などいない。それは普通の米国人、カナダ人、ドイツ人に白地図を見せても、日本と韓国の位置を正しく指し示せない人が多いことからも分かる。

一般の欧米人は、アジアに関心を持っていない。ましてや、日本と韓国の間で100年近く前に起こった事件に興味を示す人などいない。慰安婦像を建てることに協力した米国、カナダ、ドイツの人々は、何らかの形で韓国から利益を供与されていると考えてよい。だから協力したのであり、そのような人はごく少人数に限られる。そのような人も、心の底から韓国の主張を支持しているわけではないだろう。

人間というものは他国の歴史上の不幸に全くと言ってよいほど関心がない。庶民でも国際関係は複雑であり、簡単に善悪を判断できないことぐらいは知っている。そして、興味がないからすぐに忘れる。

つまり韓国のやっていることは、何の役にも立たない。だが、欧米人の関心を引くことはできなくても、日本では大きく報道されるから、日本人の嫌韓意識をかき立てる上では役に立っている。しかしこれ以上、日本人の嫌韓意識をかき立てて何の得になるのだろう。

日本人の嫌韓意識を煽れば煽るほど、韓国を訪問する日本人観光客が減る。また韓国のドラマを見る人も減る。韓流スターが日本の市場でヒットすることもなくなる。日本から韓国への投資も減少する。貿易額の減少も危惧されるが、貿易は相互的なものである。韓国の経済規模は日本の4割ほどしかないので、貿易額が減少すれば、韓国の方が日本より大きなダメージを受ける。

ついでに言えば、朴槿恵の行った「告げ口外交」も同じようなものである。どこの国でも政治家や外交官は大人である。そんな大人を相手に告げ口をしても、それは大統領自身や自国の評判を下げることにしかならない。世界の指導者は朴槿恵の話を聞いているフリをしながら、韓国を幼稚な国だと思ったに違いない。こんな韓国のどこが外交上手なのであろうか。

染み付いてしまった極東アジアの思考法

中国、韓国、そして北朝鮮は外交が下手である。それは極東アジアで宋朝以降に行われてきた朱子学的な思考方法に基づいた冊封や朝貢の概念が染み付いてしまっているからだろう。

彼らは頭では西欧が作り上げた外交の仕組みを理解していても、実際の場面では、染み付いた思考法から逃れることができない。しかし、それは現代の世界では通用しない。常に国益を損なっている。だが、悲しいことに彼ら自身がそのことに気付いていない。

その結果、時間が経過するに従って米中対立は激化してしまい、外交巧者の米国を相手にして、中国は孤立せざるを得ない状況に追い込まれてしまった。そして韓国は中国と米国のどちらに付いたらよいのか分からなくなっている。

韓国は自らが日韓関係を破壊してしまったために、とりあえず防衛問題で日本との関係を強化して、米中との関係をあいまいにする戦略が取りにくくなってしまった。日韓の関係が良好なら、日本が米国の側に立つために韓国も間接的に米国の側に立つ戦略を採用できる。そして間接的であるために、中国から直接批判されることを避けることができる。

話が抽象的になってしまったが、GSOMIA(General Security of Military Information Agreement:軍事情報に関する包括的保全協定)の問題を思い出してもらえば、この辺りの事情が理解できよう。このようなことを見るにつけても、韓国は外交が下手だと思う。

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