『世界に再挑戦、NTTが挑む次世代情報通信技術「IOWN」とは』(4/28日経ビジネス 堀越 功 他3名)について

4/28The Gateway Pundit<Friday Poll: Tucker Carlson Is More Popular than FOX News Channel=金曜日の世論調査:タッカー・カールソンはフォックス・ニュースチャンネルよりも人気が高い>

民主党支持と共和党支持でカールソンの好みが分かれる。

Rasmussen は次のように報道しています。

コメンテーターのタッカー・カールソンは、フォックス・ニュース・チャンネルのゴールデンタイムのショーから追放された後、彼を解雇したネットワークよりも人気があり、特に保守派と共和党の有権者の間で高い。米国有権者の 59% がカールソンに好意的な印象を持ち、36% は非常に好意的な意見を持っています。34%が カールソンを好ましくないと考えており、25% は非常に好ましくない印象を持っています。

カールソンの好感度は、非常に好意的な意見を持つ 24% を含む、有権者の 52% が好意的に見ている フォックス・ニュース よりも高くなっています。42%が フォックス・ニュース を好ましくないと考えており、24% は非常に好ましくない印象を持っています。フォックス・ニュースの評価は、ネットワークがプライムタイムのスターと「別れる」という月曜日の発表以来、急落しています。タッカー・カールソンの辞任がフォックス・ニュースを良くすると考える有権者はわずか19%で、カールソンの退任がネットワークを悪化させると考える有権者は32%だった。41%は、カールソンの退任は フォックス・ニュースに大きな変化をもたらさないだろうと述べています。

https://www.thegatewaypundit.com/2023/04/friday-poll-tucker-carlson-is-more-popular-than-fox-news-channel/

4/28The Gateway Pundit<REPORT: Fox News Scheming to Silence Tucker Carlson and Sideline Him Through 2024 Election=報道:フォックスニュースは、タッカー・カールソンを黙らせ、2024年の選挙まで彼を脇に追いやろうと企んでいる>

契約があり、金をはらっているからと、仕事をさせないのでは、裁判するしかないのでは。

ブライトバートは木曜日に爆弾レポートを投下し、フォックスニュースが2024年の選挙までタッカーを放映しないように計画していることを明らかにした.

ブライトバートはまた、この関連情報を明らかにしました。タッカーは、テレビ番組を失ったにもかかわらず、2024年までネットワークとの契約を維持しています. これは、タッカーがフォックスニュースから正式に解雇されたことは一度もないという昨日のメギン・ケリーのコメントを裏付けるものです。

https://twitter.com/i/status/1651659830803701760

https://www.thegatewaypundit.com/2023/04/report-fox-news-scheming-to-silence-tucker-carlson-and-sideline-him-through-2024-election/

4/27Gallup<Biden Begins Reelection Bid at Low Point in His Presidency=バイデン、大統領職の低い支持率で再選への出馬を開始>

https://news.gallup.com/poll/505202/biden-begins-reelection-bid-low-point-presidency.aspx

4/29阿波羅新聞網<北京频恫吓武统台湾 中国网友争相转传“绝不上战场也不会让孩子去” —北京频恫吓武统台湾 中国网友发文称不愿上战场=北京は頻繁に台湾を武力統一と脅迫するが、中国のネチズンは「戦場に絶対行くな、子供たちを行かせるな」と投稿を転送し続ける – 北京は頻繁に台湾を武力統一と脅迫する 中国のネチズンは戦場行きたくないと>北京当局はたびたび台湾の武力統一を脅してきたが、最近、中国のネチズンは「開戦しても戦場に絶対行くな、子供たちを行かせるな」という反戦投稿を広く伝え、激しい議論を巻き起こしている。数人の小ピンクは大義を以て反撃しようとしたが、批判された:「この国は私が(戦うために)行く価値がない」

ロ・ウ戦争を見ていれば、台湾侵攻に大義がないというのは分かりそうなもの。

https://www.aboluowang.com/2023/0429/1895696.html

4/29阿波羅新聞網<习要变招?美国防部:北京领导人起床时…【阿波罗网报道】—习近平武统行不通 变招了=習は戦術変更? 米国国防総省:北京の指導者が目を覚ますとき・・・[アポロネット報道] – 習近平の武力統一は実行できず、彼は戦術を変更した>中共が台湾を獲得するという決意は、習近平の国内問題への絶望感と功を焦る野心に大きく関係している。 今日の台湾海峡両岸の関係は、習近平が迅速な成功を熱望しているため、歴史上のどの時期とも異なっている。 ヒックス国防副長官:「(我々の希望は)北京の指導者たちが目を覚ますとき、彼らは今日が侵略の日ではないことを知るだろう。我々の分析では、中共指導者たちは今、本当にそう考えている。米国の抑止力は強力で効果があり、我々はそれをずっと維持したいと思っている。我々にはそれができると信じている」

是非そうあってほしい。

https://www.aboluowang.com/2023/0429/1895617.html

4/29阿波羅新聞網<习最新训示泄致命短板 中共海军实力遭看光—中共菜鸟海军难堪大用=習の最新の訓示により致命的な欠点が明らかになり、中共海軍の実力は総てお見通し– 中共の新米海軍は大役に堪えられない>中共の好戦性、軍事費の年々の増加、海軍艦隊の急速な拡大にもかかわらず、中国海軍の数とトン数でその強さを正確に評価することは可能か? 成熟した海軍を持つ大国にとって、大型軍艦の数は確かにその海軍力を測定するための基本的な基準である。 しかし、新米海軍の場合、これはまったく当てはまらない。

https://www.aboluowang.com/2023/0429/1895631.html

4/29阿波羅新聞網<担心海外华人被变成“第五纵队”,中共新侨务立法努力引发西方关注=海外華人が「第五列」になることを懸念する 中共の華人に関する新しい法律が西側諸国の注目を集める>米国が中共の海外秘密警察署の署員を逮捕し、中共の海外統一戦線に深刻な損害を与えた後、中国政府は海外同胞を篭絡するために海外華人問題を法制化する取り組みを強化しようとしている。専門家は、中共が海外華人を操作して影響力を行使する勢いを抑えるために、米国等の国はより警戒し、厳格な措置を講じる必要があると示唆した。

海外警察署を閉じさせても海外公館は残る。そこから指示や監視をするのでは。中国人は国防動員法や反スパイ法があるので、信じてはいけない。ウイグル人も反体制派に属しない人物を信じるのは危険。帰化したとしても国会議員にするのはどうか。自民党は保守派の党ではない。

https://www.aboluowang.com/2023/0429/1895510.html

4/29阿波羅新聞網<回应美打击海外警察站 北京说辞令人震惊且愚蠢=米国の海外警察取り締まりに対応、北京の発言は衝撃的であるが馬鹿げている>中共の海外違法警察署に対する米国の取り締まりを受けて、中共の公式の強い反撃が相次いで注目を集めていると同時に、プロパガンダ機を使って世論を誘導しているとの疑いもある。 関係者は、事態の深刻さは中共が国境を越えた法執行、潜入、他国の内政への干渉を示していると指摘し、影響を受けた国に中共に惑わされず、徹底的に調査し対策を講じなければならないと呼びかけた。

月の半ばに、米国連邦捜査局 (FBI) は、中共 の海外の違法な警察署の運営に関与した 2 人の中国人を逮捕し、米国はまた、国境を越えた弾圧に関与した 40 人の中国人警察官を起訴した。

中共の代弁者である「新華社通信」は26日(水)、報道発表を行い、公安部はこの事件について米国に厳正な交渉と抗議を行ったと述べた。 ネチズンは、公安部が発言の中で被告人を「中国の法執行官」および「公安警官」と呼んでいることに気づいた。 あるネチズンは、この言い方は中国の「国境を越えた法執行」に基づいていると指摘した。

あるネチズンはまた、百度が「海外110」関連の問題について調べたところ、「中国は海外の中国人を監視するためにカナダに3つの110警察署を開設した。これは合法である」という結果であり、海外に多数の公安が海外警察署で働いている記事を見つけた。

オランダに亡命中の中国の反体制活動家である王靖渝は、昨年から身元不明の人物から殺害の脅迫や嫌がらせを受けている。 本局とのインタビューで、彼は事件の最近の展開から、中共が世論を利用して「海外警察署」事件を鎮静化していることがわかると述べた。 彼は影響を受けている国々に対し、だまされず、国境を越えた法執行と浸透を含むこれらの深刻な問題を簡単に見逃さないよう呼びかけた。

日本も早く撤去させよ!

2 / 28、海外の人々と米国議会の数人の議員が、チャイナタウンの前にある中共の違法な海外警察署に抗議した。 周鋒鎖提供

https://www.aboluowang.com/2023/0429/1895391.html

4/29阿波羅新聞網<创纪录!5天撤走逾31亿美元 外资加速逃离中国=記録を創る! 5日間で31億ドル以上が引き出され、外国資本の中国離れが加速>中共のますます厳しくなる検閲制度により、外国企業は中国から急速に撤退している。 統計によると、過去 5 日間の取引で、31 億 7,000 万米ドル以上の外国資本が、上海・深圳・香港の国境を越えた取引メカニズムを通じて中国から引き揚げられた。昨年11月以降、最長の出金となった。

https://www.aboluowang.com/2023/0429/1895505.html

何清漣 @HeQinglian  9m

一部のウクライナファンとは異なり、この司令官には少なくとも常識がある: 1. 正義の戦争にはリソースは必要ない: 2. 正義がありさえすれば、世界各国から資金とリソースが絶え間なく送られる。 .

この司令官は、少なくとも「西側の同盟国は我々を助けることにうんざりしている」と考えている。

引用ツイート

Ezio Mao  ☢ @KELMAND1 18h

BBC:ウクライナはバフムトのようなもので、疲れ果てて弾薬・食糧が尽きている

ヴォロディミール司令官: 「国は疲弊し、経済も疲弊している」

「西側の同盟国が我々を助けることにうんざりしていることも心配している」

https://bbc.com/news/world-europe-65347835

何清漣 @HeQinglian  5h

中国と米国が同じ方向に向かうのを、世界は見たくない。

バイデン米大統領は、数日前の記者会見で、記者の情報が書かれた紙を手に持っているのが見つかった。米国の政治ニュースサイト「ポリティコ」によれば、WH報道官のジャン=ピエールが次のように述べたと報じた:「大統領が記者会見の前に、質問する記者の身元と予想される質問を知らされるのはまったく普通のことである」

https://zaobao.com.sg/realtime/world/story20230428-1388455… もっと見る

zaobao.com.sg

WH:記者会見の前に、大統領に記者の質問について説明するのは普通のことである。

バイデン米大統領は、数日前の記者会見で、記者の情報が書かれた紙を手に持っているのが見つかった。WHは金曜日(4/28)にこの事に対応し、大統領が記者会見の前に記者の情報と質問について説明を受けるのは正常であると述べた、米国の「政治」(ポリティコ)・・・。

何清漣 @HeQinglian  5h

中国の灯台信者が「中国と米国政府の記者会見は事前に記者の質問を承知しており、形は同じでも中身は違う」と論証するのを見た。

何清漣 @HeQinglian  2h

日本のテレビドラマを探して見ようとしたら、それらはすべてゲイドラマであることがわかった。日本は1年でLGBTQを愛する国になったのか?

dealmoon.com

おすすめ日本ドラマ2023~超人気、豆瓣で高得点の日本ドラマ続々更新中~

2023年日本のテレビドラマのおすすめ、高得点のイケメン・人気日本テレビドラマが勢ぞろい! TBSラブサスペンスドラマ「100万回言えばよかった」、ファンタジータイムトラベルコメディ「リスタートライフ」、純愛ドラマ「美しい彼」シーズン2、豆瓣で9.2点を取ったフードドラマ「孤独のグルメ」シーズン10など 10万件以上のレビューが寄せられているドラマがあなたを待っている! 犯罪捜査、推理、サスペンス、禁断、家族、コメディなどジャンルは様々。日本のドラマファンはブックマークしておくべき! 公開時期:2023-02-16 出演:本田響矢/鈴木康介/森愁斗イラストレーター奥沢律(本田響矢が扮する)と

日経の記事では、久しぶりに日本企業が世界で活躍できるかもしれないと希望を抱いた。日本企業は国内の競争に多大な宣伝費をかけ、敵対意識が強かったが、今は日本企業同士が纏まって海外の企業と戦う時代。そうしなければ規模で劣る日本企業の生きる道はない。やはり、軍民両用を考えて技術を伸ばしていくのも大事。

記事

地盤沈下が続く日本の情報通信産業に、起死回生の「光」が差し込んでいる。NTTを中心に一丸となって取り組む次世代情報通信技術「IOWN(アイオン)」だ。日本勢は「iモード」の登場以来となる世界進出に向けたチャンスをつかめるか。

「オンミー、オンミー!(敵がいる!)」「僕、Aエリアに行きますね」──。

3月下旬、東京・渋谷のあるスタジオにプロゲーマーたちの白熱した声が響いた。NTTの次世代情報通信技術「IOWN」を使い、NTT東日本の子会社、NTTe-Sportsが開催したシューティングゲーム「Apex Legends(AL、エーペックスレジェンズ)」のエキシビションマッチの一幕だ。

IOWNを活用することで、遠隔地からゲームに参加しても遅延を感じさせない環境を実現した(写真=山下 裕之)

仲間と組んでゲームのエリア内を陣取りしていくALは、敵を撃っては戦況を見ながら移動し、声を掛け合って連携し、複数ある陣地のどれを取りに行くかを決めるというものだ。

展開はかなりスピーディーだが、実はチームを組む仲間は、別々の場所からゲームに参加している。渋谷に1人、秋葉原に2人だ。参加したプロゲーマーのすでたきさんは「遅延は全く感じなかった。遠隔だと分からないほど快適にプレーできた」と話す。既存のインターネットを使って遠隔地からゲームに参加すると、数百ミリ秒単位の遅延が発生してスムーズに連携できなかった。

遅延をほぼなくした立役者は、NTT東西が3月16日に開始したばかりのIOWN技術の第1弾サービス「APN IOWN1.0」(以下、APN)だ。100ギガビット毎秒の大容量の光回線で拠点間を結ぶ専用線サービスで、最大の特徴は従来の200分の1という超低遅延の実現にある。専用回線は映像や音を圧縮せず光信号にのせて送ることができる。今回のケースでは、映像や音声が再生されるまでの遅延をわずか3ミリ秒程度に抑えた。

IOWNの特徴である低遅延を活用することで、100km以上離れた場所からの遠隔手術も可能になるという

「間が命」のお笑いでも、IOWNの有効性を生かした実証が進む。NTT西日本は3月、吉本興業と組み、IOWNのAPNを活用した大阪市内の3拠点を結んだ遠隔お笑いライブを実施した。登壇したのはお笑いコンビのCOWCOW、ジャルジャルの2組だ。一人はNTT西日本の拠点QUINTBRIDGE(大阪市)、もう一人は5kmほど離れた劇場に立ち、相方の映るパネルを横に漫才を披露した。APNを使い、双方の映像や音声を伝送。どちらの観客席から見ても通信の遅延に由来する「ずれ」を感じさせることなく、笑いで会場を沸かせた。

NTT西日本と吉本興業が3月に実施した、IOWNを活用した遠隔お笑いライブの様子(写真=山本 尚侍)

ネットの限界を飛び越える

NTTが2030年代に向けて、世界の情報通信をゲームチェンジしようと意気込むIOWNとは何か。

「IOWNによって現在のインターネットの限界を飛び越える」とNTTの川添雄彦副社長は力を込める。

新型コロナウイルス禍でオンライン会議が一般的になった。しかし映像や音声が乱れることも多い。これは現在のインターネットが、通信品質を保証しない「ベストエフォート型」で運用されているからだ。

IOWNはこうしたインターネットの課題を克服する。超高速・大容量の光の専用路によって、通信品質を保証できる世界をつくる。目標とする通信速度は現在の125倍だ。リモートでもまるで実際に会っているかのようなオンライン会議を可能にする。

IOWNの適用範囲は通信にとどまらない。スマホやウエアラブルデバイスにIOWNのチップが搭載されるようになると、デバイスへの充電が1年に1回で済むような世界も訪れるかもしれない。将来的にサーバーなど様々なデバイスの消費電力を現在の100分の1に抑えるというのが、IOWNが掲げるもう一つの目標だ。

NTTはどうやって、これらの野心的な目標を実現しようとしているのか。肝となるのが光技術である。エネルギー損失が少なく、真空中で1秒間に30万km飛ぶという高速性を持った光技術を、通信分野に加えて、サーバーなど情報処理の分野にもフル活用する。それによって世界の情報通信を根本から変えていこうとしているのだ。

光技術は既に、長距離・大容量のネットワーク伝送分野で実用化されている。だが、サーバーなどの情報処理分野への活用は進んでいない。電気信号を使う電子回路と比べて、デバイスの小型化が発展途上にあるからだ。

NTTはここでブレークスルーを狙う。光技術の適用分野を、サーバー内のボード間からチップ間、そしてチップ内へと、情報処理分野へ段階的に広げていく考えだ。デバイスのサイズによって光技術による実装が難しい部分は、光信号と電気信号を変換する「光電融合デバイス」によって、電気信号に変換して処理する。光技術の適用エリアが広がれば広がるほど、エネルギー損失が少ない光技術の恩恵を受けて、大幅な低消費電力を見込める。

人工知能(AI)の活用が増え、12年からの5年間で利用するデータ量は、30万倍に拡大したという調査結果がある。米オープンAIが対話型AIサービス「ChatGPT(チャットGPT)」を公開し、世界中で対話型AIの開発競争の号砲が鳴る。データ量の増加に伴って情報処理の計算量も増え、大量の電力が必要になる。これは世界のネットや情報処理を支える半導体産業に突きつけられた大きな課題だ。

NTTは1960年代から光技術の研究開発に取り組んできた強みを持つ。長年培ってきた光技術の強みについて、NTTの川添副社長は「他社はそう簡単に追いつけないだろう」と自信を見せる。

25年度、万博で「2.0」へ

NTTは2030年代に向けて、IOWN1.0から4.0へと段階的に進化していくロードマップを示す。

通信からコンピューティングの分野へと進化するIOWNのロードマップ

次の転機になるのが25年度、IOWN2.0として投入を予定する光技術を使ったサーバーだ。ボード間に光技術を適用し、従来と比べて約8倍の電力効率が実現するサーバーの商用化を目指す。NTTは光技術を使って従来構造を刷新したサーバーを活用し、「スーパーホワイトボックス」と呼ぶ機器を実現する計画だ。利用するソフトウエア次第で、AIの分析エンジンに活用できたり、基地局に使えたりするデバイスだ。

スーパーホワイトボックスをベースにしたオープンで低消費電力、高性能な基地局を実現すれば、大手通信機器ベンダーが寡占する基地局市場に立ち向かう手段にもなる。NTTの島田明社長はIOWN2.0について「25年の国際博覧会(大阪・関西万博)に合わせて商用化を発表したい。期待してほしい」と力を込める。

そして30年度以降はIOWN4.0としてサーバーのチップ内光化を実現し、当初掲げた電力効率100倍という性能を達成する計画だ。

「ここにいる皆さんと未来を切り開いていきたい」

スッキリとした青空の広がる3月中旬の米サンフランシスコ。NTTの米研究子会社NTTリサーチの五味和洋社長は、同社が開いた最新技術の展示・発表会「アップグレード2023」に登壇し、来場者にこう呼び掛けた。NTTの澤田純会長も駆けつけた米国での技術発表は、IOWNをはじめとするNTTの取り組みの認知度を高めるのが狙いだ。展示会場では遠隔地にある工場の産業用ロボットをほぼ遅延なく操作する技術のデモなどを実施し、来場者の興味を誘った。

IOWNの成功に米国市場は極めて重要だ。広大な土地を有する米国は都市部以外ではまだ光通信インフラがほとんど敷かれていない。最大のユーザーになり得るビッグテックも集積する。米国で導入が進めば世界標準の目標達成が一気に近づく。近年、分断が進む米中関係も、同盟国である日本にとっては追い風だ。

IOWNがいくら革新的な技術であっても、NTTや国内のインフラ導入にとどまるだけでは世界市場の主導権を握れない。世界の様々なプレーヤーがIOWNの光技術を製品やサービスに活用するようになって初めて世界でゲームチェンジができる。

NTTは過去に技術で世界をリードしながらも、海外勢に主導権を奪われるケースが多かった。例えばNTTドコモが1999年に始めたネット接続サービス「iモード」は、国内市場で大成功を収めた。その成功実績を掲げて世界を目指す腹づもりだったが、世界の端末メーカーによる採用が進まず、国内市場にとどまり「ガラパゴス化」してしまった。代わりに世界を席巻したのが、iモードのビジネスモデルを参考にしたといわれるグーグルが主導するスマホOS(基本ソフト)の「アンドロイド」やアップルのiPhoneだった。

NTTは過去の反省を踏まえ、IOWNは初めから海外展開を見据える。2020年にIOWN仕様を定める国際団体「IOWN Global Forum」を、ソニーグループと米インテルと共同で米国に設立。世界の有力企業を仲間に入れ、立ち上げと同時に世界規模のエコシステムを構築するアプローチだ。

現段階でIOWNは、幸先のよいスタートを切っている。23年4月時点で同フォーラムへの参加企業・団体は約120社・団体に増えた。ソニーやインテルのほか、スウェーデンのエリクソンやフィンランドのノキアといった通信機器大手、米エヌビディアや米マイクロソフトといったIT大手の参加が目立つ。「電電ファミリー」以外にも、東芝やトヨタ自動車、味の素といった国内勢も多く参加。長年、国内市場でNTTとライバル関係にあるKDDIも23年2月、同フォーラムに加入した。ソフトバンクも加入に向けて準備中だ。

NTTはIOWNで、これまでの通信事業者の枠を超えたビジネスも狙う。3月に提供を開始したAPN IOWN1.0のような自社通信サービスに加え、「自社で開発した光電融合デバイスを製品として出し、それを機器メーカーに使ってもらう。我々のブランドとして(サーバーなどを)出していくことも検討する」(NTTの島田社長)。光技術を生かし、「メーカー」としての収益力向上も狙う。

日本勢、課題はスピード

NTTの戦略は、多くの仲間を募り、各社がIOWNの技術を搭載した機器やサービスを世に送り出していくことで、オセロのコマをひっくり返すように現行の機器やサービスを切り替えていくことにある。光電融合デバイスを搭載した機器を開発する協業先の開拓が欠かせない。

だが、米中のビッグテックのトレンドは今、他社との連携による水平分業よりも垂直統合型に傾いている。世界で膨大なインフラを保有し、自社で技術トレンドを一気通貫で生み出すまでの力を持つ。

今や研究開発費の規模でもビッグテックとNTTの差は開くばかりだ。NTTの会計上の研究開発費は年2500億円規模。グーグルの親会社である米アルファベットは年に約5兆円を研究開発に投じる。

NTTなど通信各社は規模で劣る。単独で垂直統合型を追求すると「ガラパゴス」に陥るリスクがある。多くのプレーヤーを束ねつつ、ビッグテックにスピードでも対抗していく難路が待ち構えている。

「ITや通信に必要な機器やサービスの多くは海外製。ネットはスケールメリットを奪ったプレーヤーが総取りするモデルだ。こうしたプレーヤーに対抗するには、何らかのゲームを変える要素が必要になる」

IOWNの生みの親の一人であるNTTの澤田会長は、IOWNの狙いについてこう話す。現在の電子機器を中心とした情報通信産業では日本勢の勝ち筋は見えにくい。

だが、現在の情報通信産業を塗り替える光技術を武器にできれば、再び世界に挑むチャンスが生まれる。社会が直面する消費電力の増大という課題の解決に向けてIOWNは一つの答えを示そうとしている。30年に世界の情報通信分野でゲームチェンジできるか。日本の情報通信産業に残された時間は多くはない。

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