5/5The Gateway Pundit<President Trump Directs DOJ to Take All Necessary Action to Release Political Prisoner Tina Peters=トランプ大統領、司法省に対し政治犯ティナ・ピーターズ氏の釈放に必要なあらゆる措置を取るよう指示>
司法省が全力でティナの釈放に取り組んでほしい。また選管と司法のおかしさにもメスを入れてほしい。
スクリーンショット: ティナ・ピーターズ/[S]election Code政治的迫害のさらなる露骨な暴露として、コロラド州メサ郡の元書記官で、ゴールドスターマザーでもあるティナ・ピーターズさん(68歳)が懲役9年の刑を宣告された。
先週、トランプ大統領の親友で元同級生のピーター・ティックティン氏が コロラド州のティナ・ピーターズ氏を支持するアミカス・ブリーフを提出した。
ティックティン氏の弁論要旨はピーターズ氏と彼女の立場を支持している。弁論要旨の冒頭部分は以下の通りである。
被告ティナ・ピーターズ氏は、コロラド州控訴裁判所に広範な控訴を申し立てているが、深刻な健康上の懸念と拘禁の不当性から、主要争点に関する控訴を待つ間、拘禁からの釈放、ひいては必要な医療へのアクセスを求める合衆国法典第28編第2254条に基づく人身保護令状請求を提出した。彼女の公民権および憲法上の権利の侵害は、すべての控訴の判決が出るまで、人身保護令状による釈放の救済を支持するものである…
…ティナ・ピーターズ氏は、コロラド州の他の公務員の犯罪行為を暴露したとして起訴されました。当時の意図の有無はさておき、コロラド州司法長官は、今や有名となった合衆国法典第18編第1512条(c)に基づく公務執行妨害に加え、証拠隠滅未遂(ピーターズ氏の管轄区域で試みられたが、コロラド州の他の地域で確実に実行された)の罪にも問われています…
…ティナ・ピーターズ氏の「罪」は、ソフトウェアとデータベースの改ざん前にデジタル選挙記録のコピーを保存していたことだった。彼女は、州務長官が義務付けたとされるソフトウェアの「アップグレード」を監督する資格のある専門家を手配した。このアップグレードは、合衆国法典第52編第20701条に違反しており、選挙記録を消去するはずだった。
2024年10月、コロラド州メサ郡の元書記官ティナ・ピーターズ氏が3つの罪で有罪判決を受け、懲役9年の刑を言い渡されました。彼女は、記録を一定期間保存する法律があるにもかかわらず、削除を命じられていた2020年選挙の証拠を保存したとして投獄されました。
意地悪な左翼の裁判官は彼女を叱責し、侮辱し、彼女には「白人特権がある!」と言った。
68歳のゴールドスターマザー、ティナさんは健康状態が悪く、2020年の選挙に異議を唱えた罪で現在9年の懲役刑に服している。左派は彼女の死を望んでいる。
ピーター・ティックティン氏の法廷助言者意見書が提出されてからわずか数日後の月曜日、トランプ大統領は司法省に対し、この政治犯をバイデン政権から釈放するために必要なすべての措置を取るよう指示した。
コロラド州の急進左派司法長官フィル・ワイザーは、州内で強姦や殺人といった暴力犯罪を犯している不法移民を無視し、民主党の選挙不正を暴き記録しようと尽力した69歳のゴールドスター・マザー、ティナ・ピーターズを投獄しました。ティナは無実の政治犯であり、残酷で異常な刑罰という形で恐ろしく不当な処罰を受けています。これは、2020年の選挙における犯罪と不正行為を隠蔽するための、急進左派民主党による共産主義的な迫害です。MS-13テロリストの釈放を目指してエルサルバドルに飛んだ同じ民主党が、勇敢で英雄的な息子が米国のために命を捧げた祖母を、おそらく終身刑に処す残酷な投獄を行っています。コロラド州は、無実の米国人のこの不当な投獄を終わらせなければなりません。私は司法省に対し、この「人質」の解放を確実にするために必要なあらゆる措置を講じるよう指示します。民主党によって政治的な理由でコロラド州の刑務所に収監されている。ティナ・ピーターズを今すぐ解放せよ!
こちらはTruth socialの投稿です。
https://www.thegatewaypundit.com/2025/05/president-trump-directs-doj-take-all-necessary-action/
https://1a-1791.com/video/fww1/94/s8/2/J/r/S/H/JrSHy.caa.mp4?b=1&u=ummtf
5/5Rasmussen Reports<69% Agree: Immigration System ‘Broken’= 69%が賛成:移民制度は「機能不全」>
ドナルド・トランプ大統領の不法移民の国外追放政策が大きな物議を醸している中、大半の有権者は依然として、以前の大統領が米国の移民制度を批判したことに賛同している。
ラスムセン・レポートによる最新の全国電話・オンライン調査によると、米国の有権者の69%が「現在、我が国の移民制度は機能不全であり、誰もがそれを認識している。正しい方法で入国し、ルールを守っている家族は、他の人々がルールを無視するのを見ている」という意見に同意しており、そのうち 45%は「強く同意」している。バラク・オバマ大統領は2014年にこの発言をしており、これに反対する有権者はわずか24%だった。
https://x.com/i/status/1919494716468465709
https://x.com/i/status/1919350884091240812
https://x.com/i/status/1919145020004663401
5/5阿波羅新聞網<白宫官员曝川普对陆关税4大最终目标:中国情况特殊=WH当局者、トランプ大統領の対中関税の4つの最終目標を明らかに:中国の情況は特殊>トランプ米大統領は中国に高関税を課すという関税の「核爆弾」を投下し、貿易戦争を引き起こし、世界市場にパニックを引き起こした。トランプ大統領の対中関税の「最終目標」についてメディアに問われたWHのスティーブン・ミラー副首席補佐官は、「中国の情況は非常に特殊だ」と答えた。トランプ大統領の4つの主要目標には、①中国による知的財産の窃取を終わらせること、②違法なダンピングと政府補助金を取り締まること、③為替レート操作を抑制すること、④中国との巨額の貿易赤字を削減することなどが含まれている。
https://www.aboluowang.com/2025/0505/2214625.html
5/5阿波羅新聞網<川普:与中共接触建立关系 是尼克森最糟举措=トランプ:中共と接触しての外交関係構築はニクソン大統領の最悪の行為だった>トランプ米大統領は本日、中国との公正な貿易協定の締結を希望すると述べた。同氏はまた、リチャード・ニクソン元米大統領が中国と接触しての外交関係構築は、同氏がこれまでに行った「最悪の行為」だったと述べた。
ロイター通信は、トランプ大統領が本日大統領専用機エアフォースワン内で記者団に対し、米国は中国を含む多くの国々と貿易協定を交渉しており、中国との最優先事項は公正な貿易協定の締結を確保することだと語ったと報じた。
https://www.aboluowang.com/2025/0505/2214628.html
5/5希望之声<白宫拒见王毅 北京挡蔡奇: 中美密谈破局 谁才是习近平的传声筒?=WHが王毅との会談を拒否、北京は蔡奇を阻止:米中秘密会談決裂、習近平の代弁者は誰か?>米中関税・貿易交渉について、サウスチャイナ・モーニング・ポストは5/3、米中両国が二国間の貿易問題を慎重に扱っていると報じた。双方の間のコミュニケーションチャネルを開く方法は簡単に思えるが、依然として障害が存在する。
米国は、取引のプロであるトランプ大統領が習近平国家主席と直接交渉することを望んでいるが、中国政府はリスクが大きすぎると考えている。中国はトランプと習近平の双方に特使を派遣するよう提案しているが、米国はこの問題を慎重に検討している。
ワシントンのシンクタンクでインド太平洋プログラムのディレクターを務めるボニー・グレイザーは、米国は習近平の側近のリストを持っており、王毅が適切な候補者だとは考えていないと述べた。しかし、中国はこの見解に同意していない。
アナリストによると、米国が好む交渉相手の一人は、習近平国家主席の事実上の首席補佐官で政治局常務委員でもある中共中央書記処書記の蔡奇だと報じられている。北京は同意に消極的だった。WHは、蔡奇が王毅よりも習近平とより親密な関係にあると考えている。
https://www.soundofhope.org/post/884937
5/6阿波羅新聞網<中国发生大事 北京不惜令整个社会集体失明【阿波罗网报道】=中国で重大事件が発生、北京はためらうことなく社会全体を盲目にした【アポロネット報道】>アポロネット王篤然の報道:WSJは最近、中国の経済と人口の減少という厳しい現実を隠すために、中共が近年、醤油生産などの生活指標さえも含め、数百もの公式統計の公表をこっそりやめていたことを明らかにする調査結果を発表した。エコノミスト、研究者、投資家は、この「情報消失の波」によって、外界が中国の真の国情を判断する能力が著しく弱まっていると指摘している。
左翼は不都合な真実を隠蔽する。
https://www.aboluowang.com/2025/0506/2214687.html
5/6阿波羅新聞網<习一声令下 把自己专机打残了—习近平的专机怎么办…余茂春辣评北京硬碰硬=習近平の命令で、自己の専用機をダメにする–習近平主席は自己の専用機をどうすべきか…余茂春、北京の正面対決を辛辣に批判>ハドソン研究所中国センター所長の余茂春は5/5の講演で、中国は主に輸出で支えられた経済体であり、貿易額が非常に大きいと述べた。しかし、実際には、中国の米国市場への依存度は米国の中国市場への依存度よりもはるかに大きい。米国はこれが中国の弱点であり、中国は長期戦を戦うことができないことを知っている。彼は、この関税戦争で「中国は勝てない」と明言し、ただ「強気なことを言っているだけだ」と述べた。
余茂春は5/5、国立政治大学で「トランプ2.0時代の米中台関係」と題するフォーラムに出席した。彼は、トランプの貿易戦争は実際には関税が目的ではなく、「公正な貿易」を実現するために各国と交渉するためのもので、「米国の貿易為替レートと関税は、世界のほとんどの国と比べて不公平である。だからこそ、我々は交渉しなければならない。基本的に世界のすべての国がこの説明を黙認しているので、米国と交渉する。中国だけがこれを認めていない」と指摘した。
米中関税戦争の勝者は誰かという質問に対し、余茂春は「中国は勝てない」と明言し、「強気なことを言っているだけだ」と述べた。彼は、1958年から1962年にかけて中国で大飢饉が起こり、多くの人が亡くなったが、その大きな原因は指導者の毛沢東が「人民の命を気にかけなかった」ことだと述べた。現在、習近平は一帯一路構想を展開するためにアフリカなど多くの地域を訪れ、多額の資金を費やしているが、「実際には中国の経済環境ははるかに悪く、我々もそれを知っている」と述べ、これは中国の過去の政策と似ていると。
余茂春はさらに、習近平席は中国の全航空会社に対し、予約済みのボーイング737型機150機も含め、ボーイングの部品とサービスの受け入れを拒否するよう命じたと述べた。しかし、ボーイング737型機が世界的に供給不足であり、習近平の専用機はボーイング製だったため、ニュースが出た日にボーイングの株価は実際に上昇した。もしボーイングの部品やサービスが本当に停止されたら、習近平は中国商用機公司製のC919機への切り替えを望まないだろうし、C919に使用されているシステムや技術の多くは米国製だ。
余茂春は、この関税戦争は中国にとって非常に不利であり、中国は長期戦を戦うことはできないと考えている。彼は、中共は時々「非常に悪いだけでなく、少し愚かでもある」と率直に述べた。しかし、中国はなぜ各種決定を堅持できるのだろうか。それは単に「中国には民主主義がなく、国民全体による監視が欠如している」からである。
左翼は人命軽視が甚だしい。特に中共は。
https://www.aboluowang.com/2025/0506/2214674.html
5/6阿波羅新聞網<胡温控局并非传闻?中共官媒泄密—梅凌霜:今年五四青年节 胡温控局并非传闻=胡温による情勢掌握は単なる噂ではない?中共公式メディアリーク – 梅凌霜:今年の五四青年節、胡錦濤と温家宝が状況をコントロールするのは噂ではない>『求是』誌の内容にかかわらず、今年の目録だけを見ても、今年の掲載の仕方が普通でないことが分かる。中共総書記、中央委員会から共産主義青年団中央委員会、中央党学校までが勢揃いし、勢いを増している。つまり、中共の政治舞台において、かつて衰退していた「団派」の勢力が復活しつつあるのだ。
今年2月、海外の独立系コメンテーターである蔡慎坤は、XソーシャルプラットフォームとYouTubeのセルフメディアで、友人から次のような話を聞いたと明かした:「習近平にはもはや実質的な権力はなく、中共の権力は1942年生まれの3人の老人によって継承されている」;第二に、軍事力は張又侠が握っており、習近平の中央軍事委員会主席の地位は単なる肩書きに過ぎず、「習近平の退位は公式発表を待つばかりで、おそらく来年中の4中全会で発表されるだろう」という。その後、蔡慎坤はその3人の老人とは胡錦濤、温家宝、胡徳平であると指摘した。
中共の党出版物と公式メディアにおける今日の変化は、胡錦濤、温家宝をはじめとする中共の長老たちが舞台裏で状況をコントロールしているという争えない事実を反映している。胡錦濤が率いる団派のメンバーも中共の政治舞台の最前線に復帰しつつある。かつては控えめだった胡春華が最近注目を集めるようになったことは、非常に示唆的である。しかし、4中全会が顔のみを変えて実質を変えなければ、中共は依然として死の道にある。
習の復活の道は閉ざされているように見える。このまま行ってほしい。
https://www.aboluowang.com/2025/0506/2214678.html
何清漣が再投稿
聯合早報 Lianhe Zaobao @zaabaosg 8h
米国のシンクタンク、税制・経済政策研究所の分析報告書によると、トランプ米大統領の関税措置は、高所得層よりも低所得世帯に3倍以上の影響を与えると。
zaobao.com.sgより
何清漣 @HeQinglian 8h
データのブラックボックスになる?
梶原氏の記事では、花田氏の話を聴くと名編集者というのは、自分の思想に関係なく(というか、これを色濃く滲ませると失敗する可能性がある)、如何に売り上げを伸ばせるかを追求するのが大事と。売り上げを伸ばすには読者が何を求めているかを掌握する必要がある。「雑誌は必読の書ではない」と言い切るのは、「酒・たばこのような嗜好品は生存に不可欠なものではでない」から、マーケテイングをきちんとしないと売れないと言うのを酒メーカーにいたので、想起しました。雑誌ではタイトルが大事というのも。
記事
花田紀凱氏 Photo:SANKEI
1988年に『週刊文春』編集長となり、同誌の最大部数を記録した花田紀凱は、出版界を代表する名物編集者である。1996年に退社後、複数社を経て2016年に自身の名を冠した月刊誌『Hanada』を創刊した。「面白ければ載せる。右左は関係ない」と語る花田に、かつての部下である筆者がインタビューした。※本稿は、梶原麻衣子『「“右翼”雑誌」の舞台裏』(星海社新書)の一部を抜粋・編集したものです。
朝日新聞、中国、小沢一郎…3大テーマの狙いは?
――朝日新聞社では『uno!』という女性誌を創刊しました。花田さんの中では、自分の雑誌作りにおいて『WiLL』(編集部注/ワックマガジン刊。花田は2004年11月の創刊から2016年3月まで編集長を務めた後、『WiLL』スタッフと連載陣を引き連れてほぼ同じコンセプトの『Hanada』を創刊した)も『uno!』もあんまり変わらないですか。
花田 そりゃ、女性向けの雑誌を作らないといけないから、発想は変えますよ。女性向けの雑誌って、当時はスキャンダルやゴシップものばかりだったんです。もちろん、女性誌の「7大テーマ(結婚、占い、ダイエット、セックス、コスメ、ファッション、旅)」は押さえなければならないけれど、押さえ方はぼくなりに変えていました。
例えば、ダイエット特集ではトンガの事例を現地で取材させたりね。というのも、どこかの新聞に小さく掲載されていたんだけれど、トンガは昔、主食がタロイモだったんだけれど、だんだん経済や流通が発達して、ニュージーランドやオーストラリアからマトンが入るようになったら、おいしいから国民がどんどん太っちゃったらしい。
ツポー国王なんて、飛行機に乗るにも2座席を占拠しないと座れないくらい太ってた。で、トンガが国を挙げたダイエット作戦を敢行したというんです。これは面白い、と「トンガ式ダイエット」の企画を立てて、記者をトンガに取材に行かせました。
――すごい発想ですね。
花田 どうしたら雑誌が面白くなるかということだから。知りたいじゃない、トンガ式ダイエット。
――膨大な人脈や興味関心の中に、右っぽい感性もある。だから雑誌によって、自分の中のマトリックスの位置を調整しているというような感じですかね。『WiLL』の時は、全体の中のジャーナリズム的な朝日新聞批判や、保守っぽい、右っぽいところに焦点を当てていたと。
創刊号の特集が〈厄介な国、中国〉、2号目が〈皇室、戦後最大の危機〉、3号目が〈わが家の“教育基本法”〉。この時は写真がメインの表紙。4号目からは表紙もガラッと変わって、〈朝日新聞を裁く!〉が爆発的に売れました。
花田 朝日新聞批判はもともと文春時代からやってた。朝日新聞、中国共産党、そして小沢一郎のカウンターが『WiLL』の「3大テーマ」。今や、中国はますます強大になる一方、朝日新聞は部数減、小沢一郎はもう終わったな(笑)。
――同じ年なんですよね、小沢氏とは。
花田 そう、1942年生まれ。小沢一郎、カダフィ、金正日、小泉純一郎……。
――「独裁者の星」と呼んでました。
花田 『小沢一郎増刊号』まで作って批判したからね。
冤罪報道で見えてきた雑誌の“本当の顔”
――朝日、中国、小沢を叩いていたから右寄りに見えただけ。雑誌のコンセプトとして「右に寄せよう」というわけではなかったんですね。
花田 そうですね。もちろん朝日新聞を批判しているし、保守の論客だった渡部昇一さん、最近では櫻井よしこさんをメイン論客に据えているから、右に見られても仕方なかったところはあると思うけれど。でもメイン以外の記事を見てもらえば、右ってだけではなくかなりバラエティに富んだ面白い記事が揃っているとわかるはずですよ。
雑誌についていうなら、特集記事だけでなく、連載や読み物記事も見てほしいよね。ぼくの人脈でいろんな人に登場してもらっているけれど、見てもらえば右も左も全く関係なく、面白いと思う人が並んでいるんだから。
朝日批判にしても、雑誌の役割として、新聞やテレビの報道で世論が一色になりそうなときには、「本当にそうなのか?」と水を差す必要があるでしょう。
例えば、2024年になってようやく再審で無罪判決が出た袴田事件。ぼくが文春に入社した1966年に起きた殺人事件で、袴田巌さんが逮捕されて死刑判決を受けた。ぼくは文藝春秋に入社して3年目に『週刊文春』編集部に異動になり、ルポライターの高杉晋吾さんに「袴田事件は冤罪である」というレポートを5回にわたって連載してもらったんです。
もともと高杉さんが『現代の眼』(経営評論社)という月刊誌に短い記事を書いていたんだけれど、それを分厚く書いてもらった。あの記事はかなり初期の段階で冤罪の可能性をクローズアップするものでした。
――新聞各社は再審で無罪判決が出てようやく「自分たちの報道にも誤りがあった」と書いていますが、当時から冤罪を指摘している人はいたんですね。
花田 それが雑誌ジャーナリズムの役割だから。影響力の大きい朝日新聞なんかは当然、批判することになるよね。
――同じ朝日批判でも、思想的な意味での「右」のイメージとはちょっと違いますよね。今も『Hanada』には共同通信出身の粟野仁雄さんによる袴田事件や、やはり冤罪事件である大川原化工機(編集部注/生物兵器の製造に転用可能な噴霧乾燥機を経済産業省の許可を得ずに輸出したとして、2020年3月11日、大川原化工機株式会社の代表取締役ら3人が逮捕され、2人は11カ月勾留され1人は死去。容疑が事実に当たらないことが判明した2021年、東京地検が公訴を取り下げた冤罪事件)のルポや当事者のインタビューが掲載されています。
花田 基本的には、新聞などの大きなメディアが報じていることに対して、自分の実感として「本当にそうなのか」「違うんじゃないか」と思う感覚を大事にして、雑誌を作ってきたってことです。
売れる雑誌に必要なのは…編集のプロが語る「読ませる工夫」
――しかし花田さんは、一部ではどうも「右翼の親玉」のように思われています。
花田 初めて会った人に「ものすごく怖い人だと思っていましたが、違うんですね。印象が変わりました」と言われることは確かに多い。ぼくがなんでそんな風に思われるのか分かんないんだけど。人当たりだってやわらかいだろ。
――タイトルが尖っているからじゃないですか。花田さんは『文藝春秋』を作るつもりでいたかもしれないけれど、やっぱりタイトルは週刊誌に寄っていると思います。〈ヤクザも呆れる中国の厚顔無恥〉(2005年7月号、渡部昇一)とか〈気色悪い温家宝の笑顔〉(2007年6月号、金美齢)、特集タイトルでも〈朝日を読むとバカになる〉(2014年9月号)、〈哀れな三等国、韓国〉(2012年12月号)といったタイトルは、やっぱり『文藝春秋』には載らないのでは?
花田 それはあるかもな。タイトルのことはよく言われるんだけれど、読んでもらうための工夫だから。タイトルが立たない、見出しのつかない企画はいい企画ではないわけで、これは編集の基本だと思っている。
――『諸君!』や『正論』でも朝日批判や中国批判、歴史認識問題は取り上げていましたが、それなのに後発の『WiLL』が部数を抜き去ったのは、何が理由だと思いますか。
花田 読ませる工夫でしょうね。『諸君!』は同じ文藝春秋だから、それなりにノウハウは近いと思うけれど、『正論』は真面目にやっているけど読ませる工夫、読んでもらうための工夫が足りないと思いますよ。
雑誌って必ず読まなければならないものではないし、大メディアとも違う。しかも始めから終わりまでじっくり読むものではなくて、ぱらぱらめくって面白そうなところを読むでしょう。だから「面白そうだな」と思ってもらわなければ始まらない。
そのためには、タイトルはもちろんだけど、中身についても工夫が必要です。何より、編集者が「これは面白い」とか、「これはちょっと違うんじゃないか」とか思うことをとっかかりにしなければ、面白い雑誌は作れませんよ。もちろん、売れなければいけないから利益も考えますが、基本的には自分が「面白い」と思うものを載せる。そうやって雑誌を作って、その雑誌が読まれたってことは、読者が共感してくれているということじゃない。
読者が共感してくれるって、嬉しいことですよ。もし売れなければ「あれ、自分の考え方が間違っていたのかな」と思うしかないわけで。それだけですよ、基準は。
連載終了、寄稿中止…言葉に圧力がかかる時代
――2014年頃は「ヘイト批判」もありましたが、これはどうですか。
花田 まあそういう人もいるだろう、というくらいかな。一方では「よくぞ載せてくれた」という声もあったし。
――「どうしてそういう記事が掲載され、読まれるのか」というのもありますよね。例えば3大テーマの1つの「中国」も、2000年代に入ってからの中国の経済や軍事力の伸び、国際宣伝戦や情報戦に対する警戒からくる面があるわけで、それを十把一絡げに「ヘイト」というのはどうなのかと。そのあたりは、批判する前に話を聞いてくれと思うんですが。
『「“右翼”雑誌」の舞台裏』(梶原麻衣子、星海社新書)
花田 右寄りだ、ヘイトだと言われたことで、面白いと思った書き手が雑誌に登場しなくなるのはツライよね。ぼくが編集する雑誌にその都度、連載してくれていたみうらじゅんさんの連載が終わったのも、「どうしてあんな右寄り雑誌に書くんだ」という周囲からの批判が強まったことが理由でした。ぼくは続けてほしかったんだけど、今はそういう圧力が強いのかな。
――2018年9月号の『Hanada』にオウム真理教の幹部が死刑執行された件について書いた江川紹子さんも、旧ツイッター(現X)上で「どうして安倍政権擁護の『Hanada』なんかに寄稿するんだ」などと批判されていました。
花田 江川さん自身は長年、オウム事件を追いかけてきたジャーナリストで、記事でも別に右寄りなことを書いているわけではない。『週刊文春』時代からの付き合いで原稿をお願いしただけだからね。そういう圧力が働いて、雑誌の幅や書き手の活躍の場が狭くなるのはもったいないし、つまらないし、残念だよね。
良ければ下にあります
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