『香港市民がデモ隊の「暴力」を容認する切実な理由 香港の「時代革命」は世界の転換点になるか?』(9/19JBプレス 福島香織)について

9/20希望之声<《香港人权与民主法案》有望年内通过 黄之锋:北京将付出代价=《香港人権民主法案》は、今年中に通過してほしい 黄之鋒:北京は代価を支払うだろう>香港衆志秘書長黄之鋒と歌手の何韵詩は19日、ワシントンでグローバル台湾研究所(GTI)主催の香港雨傘運動のドキュメンタリー【 分域大道 Last Exit to Kai Tak 】に関連するシンポジウムに出席した。 黄之鋒は会議で、「《香港人権民主法案》は、ペロシ議長を含む下院の多くの議員によって支持され、通過すると、人権を圧迫すれば代価を払うことになると北京は知ることになる」と述べた。 彼は、米国と香港の人々が一生懸命に働きかけ、法案が年内に通過することを望んでいる。

共和・民主両党はできるだけ早く通過させるべきです。トランプは通過すればすぐにサインするでしょう。

https://www.soundofhope.org/gb/2019/09/20/n3197076.html

9/20看中国<国际特赦批港警:部份构成酷刑 违反国际人权法(图)=アムネステイインターナショナルは香港警察を批判:ある部分では酷刑を課し、国際人権法に違反(図)>反“犯罪人引渡条例”運動は100日を超えたが、香港警察の残虐行為と逮捕の濫用の状況は止まらず、益々悪化している。 アムネステイインターナショナルの最新レポートでは、香港警察は逮捕したときに少なくとも6つの人道犯罪をしたことが明らかになった。 この組織は、香港警察が明確に復讐心を持ち、違法な手段でデモ参加者に対処し、ある部分では酷刑を課し、国際人権法に違反している。

アムネステイインターナショナル:香港警察の暴力行使は酷すぎる

中共の本性が香港で見られるというのに、ソロモンやキリバスは金に転んで中共に魂を売り、台湾と断交しました。やはり中共を富ませるのが敗因です。経済的締め付けを厳しくしないと。

https://www.secretchina.com/news/gb/2019/09/20/907944.html

9/21阿波羅新聞網<川普计划通!关键人物传辞职 WTO上诉机构恐停摆=トランプの思惑通り! 鍵となる人物は辞任と伝わる WTO上級委員会は機能停止の恐れ>トランプ大統領とロバート・ライトハイザー通商代表が率いる米国側は、「世界貿易機関(WTO)の紛争解決メカニズムは不公平であり、米国の権利を脅かし、改革を何度も要求してきた。EU、カナダや他の加盟国は上級委員会(紛争解決のためのWTOの最終メカニズム)の改革方法を議論している」と批判した。しかし、現在伝わるところでは、上級委員会の残りの裁判官の一人に辞任の意思があると言われている。パネルの裁判官は定足数以下となり、おそらく機能停止となる。

ブルームバーグによると、米国の弁護士トーマス・グラハムは上級委員会の職を辞任し、彼の任期は12月10日に終了する。 パネルには、国際貿易紛争を審理する7人の裁判官が必要だが、米国は裁判官候補者の指名を拒否している。その結果、事件を解決するのに必要な最小人数は3人で、グラハムを入れて3人の裁判官しかいなかった。 グラハムは、WTO本部で「まだ決まってはいないが、事態の推移に細心の注意を払っている」と述べた。

韓国が日本の輸出管理厳格化をWTOに訴えても解決されないで、二国間で解決となるわけです。両国とも譲らないから現状のままで推移し、韓国経済は地獄を見ることになります。

https://www.aboluowang.com/2019/0921/1345543.html

9/21阿波羅新聞網<洛杉矶90后华人女青年向五星红旗泼墨=ロスで90年代生まれの中国の若い女性が五星紅旗にインクをかける>楊暁は、中国山西省太原出身で、 彼女が大学にいたとき、中共による底辺の人々への権利侵害について非常に関心を持っていた。太原では、給料未払いで支払い要求した女性農民工の周秀雲が警察に殴り殺された後、警察に髪を踏みつけられた。楊暁は、周秀雲の家族が権利主張するのを助けたとして当局に逮捕された。 夫の耿冠軍も、権利保護と民主主義の活動に参加したとして逮捕され、投獄された。 楊暁は記者団に対し、「衝動ではなく責任感から、五星紅旗にインクをかけた」と語った。「私が学校にいたとき、私の目標は本物の人になることであった。米国に来てから、私の目標は責任ある若い人になることである。私はもう自分のためでなく、皆のために何かをすべきだと思っている」

昨年の7/4上海で習近平のポスターに墨をかけた事件が発生しました。董瑶琼という女性でしたが、今回は場所を米国に移してです。董さんは精神病院に強制入院させられたとのこと、楊暁さんは中国には帰らないことを決めたのでしょうか?でも米中蜜月時代でしたら警察が止めに入ったと思われますが、この時代ですから放置しているのでしょう。

https://www.aboluowang.com/2019/0921/1345640.html

福島氏の記事では、米中で世界覇権を巡って争っているときに、中共は天安門同様、武力鎮圧できるかどうかと思っています。でも下のバノンの意見では中共は我慢できずに手を下すだろうと。

9/19 NTDTVJP<スティーブ・バノン氏「中国の自由は香港から」Steve Bannon| hong kong>バノンは香港の若者にノーベル平和賞をと言っています。是非そうしてほしい。

https://www.youtube.com/watch?v=NYRRJQ_IWho

ただ、香港が自由を求める人たちの抵抗の始まりとしても、中国人に革命を期待するのは無理な気がします。中共に飼いならされて抵抗する意思はないのでは。経済がガタガタになり、飢饉でも起きれば別でしょうが。鳥籠経済で鎖国するか、悪の枢軸で固まってそこだけで貿易するのでは。今と比べれば貧しくなるでしょうが、食べるものがないということはないでしょう。自由のありがたさは中国人には理解できないのでは。

記事

破壊された地下鉄の駅のガラス手すり(筆者撮影、以下同)

(福島 香織:ジャーナリスト)

 週末に行われるデモを取材しに、香港を訪れた。9月15日、日曜日のデモは、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が逃亡犯条例改正案の正式撤回を宣言したにもかかわらず、過激化した。

 香港政府庁舎前のデモ隊と警官隊の火炎瓶と催涙弾の応酬は、ちょっとした「戦闘」モードだったし、金鐘の地下鉄のガラス手すりはぶち壊されるし、湾仔の地下鉄駅に火炎瓶は投げ込まれるし、そんな映像がネットにばんばん挙げられたのを見た人は、ここまでやる必要があるのか、と日本人なら鼻白む人も少なくないと思う。私自身、香港の友人から3Mのフルフェイス防毒マスクとヘルメットを渡されて、デモ隊の現場に行くなら、これが最低装備です、と言われて、そんな大げさな、と思っていた。だが、実際、最前線からはかなり遠くにいたのにもかかわらず、催涙弾の強烈なガスは漂ってきて、確かにガスマスクがなかったらえらいことになっていたと、近くのガスマスクをしていない人が悶え苦しむ姿を見て、友人に感謝した。防毒マスクをしていても、髪の毛を伝って隙間からマスク内にしみこむガス成分だけで、顔がひりひりした。

友人から受け取った“とりあえず”のプレス用の装備、防毒マスクとヘルメット(その後、より安全な3Mのフルフェイス防毒マスクを調達してきてくれた)

 6月9日の103万人大規模デモから100日目。9月15日のデモは、平和デモ自体の参加人数は10万人弱であったが、一部の勇武派(暴力的行動をとるデモ隊。これに対して非暴力、平和的、合理的デモを掲げる平和デモ隊がある)の行動はいつにもまして過激で、6月や7月にはここまで暴力的になるとは想像もつかなかった。

 しかも、この若者たちの過激な行動に対して、良識ある大人、たとえば学校の教師や実業家や教会関係者のような人たちも肯定、もしくは容認していることも驚きだった。香港人には暴力が嫌いな人が多いと思っていたのだが。なぜ、ここまで過激になるのか、香港デモはどこまでいくつもりなのか。催涙弾の飛び交う現場で考えてみた。

マスクをして催涙ガスに備えるデモ隊

警察の暴力もエスカレート

 催涙弾は、政府庁舎前で20発前後は飛び交っていたと思う。すでに催涙弾慣れしているデモ隊は、素早く水をかけたり、容器で蓋をしたりして、煙を広がらないように対応する。一方で、火炎瓶を政府庁舎の中に投げ入れる。腕力がないので、届かなかったりするのもあるのだが、中には立木に燃え移って大きく火が広がる場面もあった。7月上旬に香港に来て取材したときは、勇武派の人たちは「火を使わない」と言っていたはずだが、その自粛はすでにない。

 警察の暴力もエスカレートしており、速竜(スピードドラゴン)と呼ばれる特殊部隊が投入されるのも常態化している。彼らの制服には香港警察の識別番号がついておらず、デモ隊や市民に対するあまりの容赦のなさから、中身は中国公安ではないか、といった噂も立っている。香港の雑誌「前哨」は仏フィガロ紙の引用や中共関係筋の話から、香港に3万人の広東公安警察が応援に送り込まれ、3000人の北京、上海、広東の公安警察が、ニセ記者、ニセ市民、煽動要員として送り込まれている、と報じていた。

 また、大規模暴動鎮圧対応の高圧放水車が8月25日以降投入されており、9月15日のデモにも登場した。青色の水とペッパー水とよばれる刺激物の入った水を交互に高圧放水し、デモ隊も記者もいっしょくたに吹き飛ばしていた。この放水の水は触れるだけかなり痛いようだ。放水を浴びたデモ隊は全身の肌が真っ赤になっており、ボランティア救護班が水をぶっかけて洗い流していた。

 こうした過激化は8月11日以降に加速した感がある。香港警察は8月9日に、習近平の2017年香港訪問時の警護を担当し、いたく気に入られたタカ派の元警視副総監で、昨年(2018年)11月に早期退職していた劉業成を現場に呼び戻し、それ以降の香港警察は性格が変わったように、暴力的になった。

 それまでは、7月21日深夜から翌日未明にかけて元朗駅で大暴れした「白シャツ集団」のように、プロの暴力団を金で雇い、無差別暴力要員にあてていたが、8月9日以降は、警察も市民に対する暴力容認に転じたように思う。実際、8月11日のデモは尖沙咀警察周辺で、警察隊のビーンバック弾がボランティア救護活動中だった女性の顔にあたり失明(後の治療で光は感知できるようになったらしい)させるという事件を引き起こした。また、現場を通った通行人を地面に押さえつけて逮捕したりもした。8月31日には、太子駅に機動隊が乗り込み、列車内で催涙スプレーを使用。もちろん、普通の乗客も巻き添えをくっている。デモ隊の使う火の量も多くなり、地下鉄設備を派手に破壊したが、警察の暴力の方がより無差別で過激で、「白色テロ」と呼ばれた。

スタンバイする警察

死者が出たとの噂で市民の怒りが頂点に

 市民の怒りは、8月30日に平和デモ派で穏健派と見られていた若い社会活動家の黄之鋒や周庭、選挙で選ばれた立法会議員3人を含むおよそ8人が、大した理由もなく警察に逮捕されたこと(すでに釈放済み)や、8月31日の太子駅内で死者が出たという噂のせいで頂点に達した。31日の太子駅内での死者はあくまで噂であり、香港警察の公式発表では死者は出ていない、ということになっている。だが、市民が要求する当時の監視カメラの映像公開を拒否する対応などが、市民の疑心暗鬼をさそっている。

 9月13日の中秋節に、死者が出たとされる旺角警察署に一番近い太子駅入り口に訪れると、白い花で飾られ葬儀の祭壇のようになって、ひっきりなしに市民が線香をあげにきていた。この件の事実がどうであれ、抗議の若者の自殺者は6月15日以降、10人前後にのぼっている。彼らは香港政府と香港警察、その背後の中国共産党に殺された、と私の周りの香港人たちは言う。

 こうした市民の怒りに、キャリー・ラムは9月4日、ついに耐えきれなくなり、デモの最初の原因となった条例改正案の完全撤回を表明し、デモ隊との話し合いを求めた。だが、このデモは、もともとリーダーや指導者がいない。SNSのつながりで集まった人々の行動が基本で極めて流動的なものだ。香港伝説のクンフースターのブルース・リーの教えである「水になれ」を引き合いに出して、欧米記者たちが「水の革命」と呼ぶ所以である。そもそも、話し合うなら、黄之鋒ら平和デモ派のアイコンをどうして逮捕したのか。

さまざまな階層の人がデモを応援

 もちろん、香港市民に親中派はいる。ただし香港に共産党員は約3万人。香港警察3万人。加えて中国共産党と密接な利益供与関係がある人たちが数万人。多く見積もっても、香港人口750万人中、1割も真の親中派はいない。つまり、ほとんどの香港人は反共産党である。そもそも親共産党なら、香港に来る必要はない。

 五星紅旗を掲げて、愛ラブ警察などと叫ぶ親中派デモに私も何度か遭遇しているが、彼らの中には、数百香港ドルのバイト料が支払われている「プロ市民」が行っているケースがいくつか確認されている。その1つが9月14日、九龍湾駅に近いショッピングモールで行われたプロ市民デモだ。このデモは市民と衝突、警察も交えての乱闘騒ぎになった。だが、この乱闘に参加しない非暴力派の一般市民の行動が印象的だった。現場に居合わせた人々が「願栄光帰香港」(香港に栄光あれ)を合唱し始めたのだ。この歌は、今や香港の「国歌」として香港中で歌われ始めている。ネット上の匿名の有志たちが作詞作曲し、9月以降、香港の対中抵抗ソングとなった。

暴力を振るう人たち(プロ市民も香港市民も含め)を取り囲むように、ただ祈りを込めて歌い続ける非暴力派の市民。この構図が、おそらくは香港デモの現状、暴力的デモとそれを容認する市民の縮図だろうと、はたと気づいた。

 このテーマソングを市民が集まって合唱するという現象は9月以降、毎日、場所と時を選ばず、フラッシュモブのように突発的に起きている。1人が歌い出すとみんなが歌い出す。それがSNSにアップされると、それを見て人が集まる。そういう形の「間欠泉型」集会だ。

 香港では今、大規模デモの許可がおりない。だが、非合法デモに参加できない立場ある人も、こういう合唱集会なら、参加し、それが立場の表明でもある。

 今の香港社会の雰囲気は、デモ隊がたとえ暴力を振るっても、心の中でよくないと思っても、デモによって不便を被っていると思っても、中国共産党に対する反感があまりに強いため、デモを否定しないのだ。

「守護孩子」(子供を守る)のベストをつけて、デモ参加の未成年たちを警察の暴力から守る教会を中心としたボランティアグループと一緒に食事をする機会があり、火炎瓶を投げるようなデモ隊の暴力を大人としてどう思うか、自分の子供がああいうデモに参加したらどう思うか、と問いかけたことがある。このボランティアに参加していた神父の35歳の男性は、「デモに参加する子供たちが暴力を振るうのは、彼らの責任ではない。このデモが過激化するまでにはプロセスがあった。100万人のデモでも200万人のデモでも、香港政府は彼らの要求に耳を傾けなかった」と、若者たちの暴力を批判する前に、やはり政府が悔い改めねばならない、と言う。また、「香港をここまで中国のいいようにさせてしまった私たちの大人の責任でもある」と、香港の一国二制度を守り切ることができず、子供たちに自由と法治で繁栄した香港を譲り渡せなかった悔恨もにじませた。

 激しいデモがおこり、地下鉄はじめ交通機関がマヒすると、市民ドライバーを名乗るボランティアが、デモ隊の子供たちを家に送り届けたり、新聞記者の移動を手伝ったり、立ち往生している観光客を助けたりしているのだが、そういった市民ドライバーのある男性は、デモ隊の暴力について「彼らは私たちのために戦ってくれているのだ。だから応援している。香港人のほとんどが香港を中国から守りたいと思っている。一人ひとりが今自分のできることをするだけだ」と話していた。このドライバーは、香港のハイソサエティに属する実業家であり、そういった階層の人たちもデモを応援しているとなると、これは貧富の格差による不満の発散などといった単純な話ではないだろう。

国際社会の枠組みを揺さぶる香港デモ

 こうした香港の動きは、中国共産党内部に思わぬ余波を引き起こしている。共産党内部では、香港の繁栄を鄧小平の改革開放の最大の成果として誇りに思っている老世代が多い。それが習近平政権のわずか数年で台無しにされたと、怒り、悲しみ、不満を口にする長老たちが出てきた。香港の恩恵を受けてきた党員たちも多い。

 こうした香港をめぐる党内の意見対立がどうなるかは10月の四中全会まで待たなければ見通しが立たないが、私はなんとなく、香港のデモは思わぬ形で中国共産党のあり方に影響を与え、国際社会の大きな変化と連動していくのではないか、という気もしてきた。

 香港デモは米中対立の狭間のなかにあり、おそらく米国の香港人権・民主主義法の可決がその方向性を大きく決める。この法律が成立したあと、香港で普通選挙を求める大規模デモがおきれば、中国は香港の国際的優遇を捨てる覚悟でデモを鎮圧できるだろうか。

 香港デモの後ろには、米国など中国を仮想敵とみなし自由主義陣営を拡大していこうとする西側国際社会が控えている。このコラムでも何度か触れているが、米中対立は開かれた自由主義陣営と閉じられた専制主義陣営のヘゲモニー争いだ。その戦の中で香港の役割というのが、ひょっとすると極めて重要なものであるとすれば、これは単なる条例案廃止を求めるデモではなく、「願栄帰香港」の歌にある一節のように、「正義のための時代革命」、国際社会の秩序や価値観の再構築につながる戦い、と言えるかもしれない。

 デモの最前線で催涙ガスや高圧放水にさらされる勇武派デモの若者たちは手作りのプロテクターを身につけ「遺書を書いてきた」と語る。「自由のために戦う」と叫ぶ。彼らの行動をアニメの見過ぎか、と揶揄できない。どの国も、若者をそういうふうに駆り立てる時代を経験してきた。日本にだってそういう時代があった。香港がまさに、何十年に1回かの、国際社会の転換期と連動した、そういう時代を迎えているとしたら、これはもう見守るしかない。「祈求 民主与自由 萬世都不朽」(どうか 民主と自由が永遠であれ)と歌いながら。

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