『ウクライナ危機で幕開けた「米ロ新冷戦」、ひとりほくそ笑む中国 東アジア「深層取材ノート」(第126回)』(2/24JBプレス 近藤大介)について

2/24The Gateway Pundit<Now More Than Ever: Trump “Miss Me Yet?” 99.9% Pure Silver Coins>

4500枚限定とのこと。

https://www.thegatewaypundit.com/2022/02/disme-miss-yet-feb/

2/24The Gateway Pundit<Joe Biden Lectures US Oil Companies After Russia Invades Ukraine – Then Immediately Begs Foreign Countries to Release More Oil from Their Reserves>

殆ど馬鹿としか思えない。

https://www.thegatewaypundit.com/2022/02/joe-biden-lectures-us-oil-companies-russia-invades-ukraine-immediately-begs-foreign-countries-release-oil-reserves/

2/25希望之声<美共和党保守派政治行动大会召开 民主党最看重啥?=米国で開催される共和党保守派政治行動大会、民主党は何を最も重く見るか?>年に1度の保守政治行動会議(Conservative Political Action Conference,CPAC)は、2/24(木)にフロリダ州オーランドで開幕し、2/27(日)まで開催される。大会の主役は、再びドナルド・トランプ元米国大統領になることが期待されている。

米国が多くの問題に悩まされているとき、共和党の見通しはより楽観的かもしれない。今年のCPACに関する上位4つのポイントと、民主党員が知りたいと思っていると推定されるポイントは次のとおり。

1.トランプはどのような前向きなビジョンを提案するか?

2.共和党はウクライナについてどのようなメッセージを送るか?

3.共和党は2024年にトランプとどのように協力するのか?

4.草の根の世論調査結果は2024年の状況をどのように教えてくれるか?

共和党が選挙に勝つのは良いですが、バイデン治政の間、米国はボロボロになる。不正選挙までして選んだ大統領は米国崩壊の密命を受けたのか?

https://www.soundofhope.org/post/597025

2/25阿波羅新聞網<英首相宣布有史以来对俄规模最大和最严厉的一揽子制裁计划=英国首相は、ロシアに対して歴史上最大かつ最も厳しい制裁措置を発表した>英国のボリス・ジョンソン首相は、2/24、ロシアのウクライナへの全面的な侵略について英国議会の下院に呼びかけた。英国は、ロシアに「歴史上最大かつ最も厳しい」経済制裁のパッケージを課す。これには、金融システムを除く英国のすべてのロシアの銀行の凍結、ロシア企業による英国での資金調達の禁止、100人以上の個人と実物資産の凍結が含まれる。 SWIFT国際決済システムからロシアを排除するなどの一連の措置を推進する。ジョンソンはまた、英国がウクライナに経済的および防御的な武器援助を提供し続けることを議員に約束した。

SWIFTからの追放は是非。ここでやれれば次は中国。

https://www.aboluowang.com/2022/0225/1713093.html

2/25阿波羅新聞網<传媒踢爆中共代理人献金丑闻 渗透澳洲政坛—传媒爆中共代理人出资澳议员访中 学者:中共渗透澳政坛铁证 =メディアは中共エージェントの献金スキャンダルを暴露 オーストラリアの政治に浸透 –メディアは、中共エージェントがオーストラリアの国会議員の訪中に資金を提供したことを明らかにする 中共によるオーストラリア政治への浸透の確かな証拠>オーストラリアの選挙が近づいている。メディアの最近の報道で、野党労働党議員クリスミンズが7年前に訪中した際、中共エージェントの黄向墨が金を出し、オーストラリアの政治献金スキャンダルになり、後にミンズが認めた。しかし、事前にはスポンサーの知識なしで、中国訪問したのは、純粋に両国間の経済と貿易を強化し、オーストラリアに利益をもたらすためと指摘した。オーストラリアの学者は、この事件は中共がエージェントを通じてオーストラリアの政治に浸透していることを明らかにしたと考えている。

クライブ・ハミルトンの『目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画』に詳しい。労働党だけでなく、自由党も。

https://www.aboluowang.com/2022/0225/1713104.html

何清漣 @ HeQinglian 9h

ツイ友は、このニュースを読んでください。バイデンの米国が中国政府と対峙することを期待するのはどれほど幻想的であるかを理解するだろう。

引用ツイート

WSJ中国語ウェブ @ ChineseWSJ 12h

米国司法省は、中国からの国家安全保障の脅威に取り組むことを目的としたトランプ時代の「中国行動計画」を終了する。この計画に対して学者が提起した一連の訴訟に失敗し、高等教育界からの広範な不信任を引き起こした。

https://on.wsj.com/3hc5YvL

何清漣 @ HeQinglian 9h

1つの見方だが、やはり皆と共有する。

現在の大国の指導者の中で、プーチンだけが軍事経験を持っている。彼がロシアで頭角を顕わしたとき、彼は兵を率いてチェチェンの反乱を首尾よく鎮圧した。その後、彼はシリアのオバマとの綱引きに勝った。

習、バイデン、マクロン、日本の首相・防衛相、オーストラリアの首相などは、戦争処理や軍事衝突の経験がないようである。

何清漣@ HeQinglian9h

経験を完全に無視する次のツイ友に返信する。

今回、プーチンはバイデンが発表する日の前日に軍を撤退させ、対戦相手が緩んだときに再び攻撃した。それはそれ自体が経験の仕事である。虚は実であり、実は虚である。戦術的に彼は主導権を握った。

私が思い起こしたのは、鉄鎖女性事件が出てきたばかりに、人身売買は習近平時代に起こったことだというツイートがたくさんあった。

何清漣 @ HeQinglian 9h

米国は確かに単なる経済制裁である。もしそうなら、ロシアの段階的な戦略目標は、ウクライナの軍事設備と軍事力を破壊し、ゼレンスキーを辞任させ、親ロシアのウクライナ政府を樹立することかもしない。

ウクライナはもはやNATOに加盟するという考えを持たず、ロシアとヨーロッパの間の緩衝地帯になっている。

引用ツイート

月光ブログ @ williamlong 9h

NATO事務局長のストルテンベルグは木曜日(2/24)に、NATOはウクライナにNATO軍を派遣する計画はないと繰り返し述べた。 (AFP)

何清漣 @ HeQinglian 9h

この点でずっとロシアを敵と見なしており、中国との関係は利害関係がある場合はパートナーであり、利害関係がない場合やより大きな利益が必要な場合は、中国の人権状況を批判する。左派が猖獗を極め、ヨーロッパは自殺し、米国は自傷行為をしている。

もしあなたがプーチンだったら、どうするのか?

この事件の後、日本、オーストラリア、その他の議会は戦術、さらには戦略的調整を検討している。台湾には調整スペースがほとんどなく、走りながら考えるしかできない。

次のメディアには、機密性の高いコンテンツが含まれている。設定を変更してください

何清漣 @ HeQinglian 8h

私は「北京の放縦」という言葉に本当に同意することができない。

放縦とは、親や監督者が子供や監督下にいる者を好き勝手させることを指すが、ロシアと中国の関係では、中国がロシアに対してそのような優位性を持ったことはなく、せいぜい習近平はプーチンと対等な立場にあり、優位ではない。

引用ツイート

張佩芝Peggy Chang @ peggyvoa 8h

米国は北京がプーチンの戦争発動を放任し、中国とロシアは力を合わせて「非常に不自由な」世界秩序を作り上げようとしていると非難した。https://voachinese.com/a/us-says-china-and-russia-seek-profoundly-illiberal -world-order- 20220224 / 6457193.html (@voachinese経由)

何清漣 @ HeQinglian 8h

同意。

現時点では、「戦争中」であり、「現代軍事学の父」であるクラウゼヴィッツの『戦争論』の有名な言葉、「戦争は国内政治の継続である」を考えざるを得ない。別の場所で、彼はそれをもっと明らかにして言った:「戦争は、国際社会における国内政治の最高の形での継続である」

戦争の原因、目標、力比べのいずれであっても、戦争関係者の国内政治(経済)から原因を突き止め、方向性を予測することができる。

引用ツイート

滑翔戟 @ gliderhook 9h

米国と西欧の政治、軍事、経済エスタブリッシュメントがウクライナを放棄するために団結したことは100%確実であり、プーチン皇帝に抵抗する意志を持っている残りの軍は、東欧諸国のように自分たちを守ることを期待し、事実の論理は早くから非常に明確であった:NATOの東方拡大は早くからイデオロギーの対立から物質的な利益のバランスに変化したと考えられてきた。東欧が欧州経済の足を引っ張るのはエスタブリッシュメントの頭痛の種であり、米国エスタブリッシュメントはウクライナへの援助によって引き起こされる「損失」を減らさなければならない。 twitter.com/HeQinglian/sta…

何清漣 @ HeQinglian 8h

当時、張学良の無抵抗を風刺した馬君武も参照してほしい。

「趙四女史の風流、朱湄筠女史の狂おしさ、スターの胡蝶は丁度よい。優しい故郷は英雄の家であり、関東軍が瀋陽に入るのかどうかは気にしない」

そういうわけで、制裁が発効したとしても、ウクライナのゼレンスキー大統領はすでにキエフを去っていた。

引用ツイート

李其 Lizzi @wstv_lizzi  10h

ブリュッセルのNYT特派員によると、外交筋は次のように述べた:制裁は大変厄介である。

-イタリア、オーストリア、ドイツは銀行に対する広範な経済制裁について懸念を表明。

-イタリアは鉄道に制裁を加えることに抵抗している。

-イタリアは贅沢品への制裁の例外措置を希望。

-ベルギーはダイヤモンドへの制裁の例外措置を希望。

-エネルギー部門への制裁に各国は遍く希望せず twitter.com/MatinaStevis/s…

何清漣 @ HeQinglian 8h

米国がロシアをやっつけ、プーチンを死に至らしめることを望んでいるツイ友の感情を完全に理解している。

でも、もうその種のツイートには返信したくない。時間があるなら、私は自分で相手の動きを想定して、事前にシュミレーションしたほうがいい。

バイデンには戦争の経験があると思う人、米国国防総省には現在多くの戦争の才能があると思う人は、良い夢を見ることを願う。

「国民の公僕」として大統領を良く演じたゼレンスキーが、今は演技ではなく、別の舞台にいることを理解してくれることを願っている。

何清漣 @ HeQinglian 8h

話さないで、ツイートするだけ。

バイデンの極左信者の27%でさえ、バイデンに戦争経験があるとあえて主張することはないだろうが、彼はオバマに代わってISISに送金した経験があることは認める。

引用ツイート

ミノフスキー @ Mickey8yue  9h

返信先:@HeQinglian

バイデンは指導者ではなかったが、コソボ戦争から最前線に立ち、マイケルとの対面インタビューで語ったことによれば、文官としての戦争経験が豊富とされている。

何清漣 @ HeQinglian 8h

善意のある人は、近年の米国国防総省の状況をチェックし、彼に知らせるのを手伝うことを提案する。慰めるのも良い。

引用ツイート

N  @wjnsss  8h

返信先:@HeQinglian、@gliderhook

トランスジェンダーの人は武装部隊ではなく、四つ星の軍肩章を持つ衛生保健省副長官であり、解雇されたときに星を失ったトランプ時代のギロイルのようである。

現在の米軍トップの問題は、星が多すぎて凡庸な政治幹部が多く、これらの将軍や軍の将校が武装部隊から解雇されないことである。

何清漣 @ HeQinglian 3h

EUはウクライナの戦争難民を受け入れるための交渉を開始する。

https://rfi.my/8CMv.T

コメント:このリズムは、ロシアがウクライナを全面的に占領する準備をするためのものである。米国がドイツにさらに7,000人の兵士を派遣したことを考えると、ロシアが何をしようとも、米国とヨーロッパは主には制裁措置であり、ウクライナ国民への最大の援助は世論の支持とロシアに対する非難であり、二番目は、人道上の問題からウクライナの戦争難民を受け入れることである。

rfi.fr

EUはウクライナの戦争難民を受け入れるための交渉を開始する。

ウクライナはロシアの軍事攻撃に見舞われており、欧州連合は戦闘が続くことで、多数のウクライナ人が戦火を逃れることになると予想している。 EU各国はすでに多数の難民を受け入れる計画を始めている。 EUはロシアの侵略を非難する・・・。

何清漣 @ HeQinglian 3h

EUは、多くの加盟国からの反対で、ロシアをSwift銀行間システムから追い出す準備ができていない。

https://rfi.my/8CPr.T

コメント:この動きは最後の「最も強い爆弾」になるはずである。昨年、中国がSwift銀行間システムから追い出されるよう求められた。バイデン政権の司法省がトランプの中国行動計画を取消してから、再び言及されないと見込まれている。

rfi.fr

EUは、多くの加盟国からの反対で、ロシアをSwift銀行間システムから追い出す準備ができていない。

フランス通信社ブリュッセル局の2/24(木)の報道:夜の時点で、欧州連合は、イタリア、ハンガリー、キプロス等の国の反対を考慮して、ロシアをSWIFTから追い出す準備ができていない 。

何清漣 @ HeQinglian 2h

バイデン大統領に

@POTUS

バイデン氏:

Dex @ Happydex36をWH戦略アドバイザーに招くべきである。

Dex  @ Happydex36  2h

返信先:@HeQinglian

2つを比較してみる。ロシアと旧ソビエト連邦では軍事力と経済力の点ではるかに遅れている。然るにソビエト連邦の運命はどうなったか?プーチンとヒトラーではどちらが勇敢か?プーチンは太刀打ちできない。独裁者は常に自分の帝国の夢を織り上げ、プロセスは異なるが、結果は同じである。西側は1990年代の未完の任務を実現し、ロシアを解体する。

何清漣 @ HeQinglian 2h

バイデンは後ろで作戦・計略を巡らす:

バイデンは、ウクライナの緊張を専制主義と民主主義の間の世界的な闘争の一部として説明した。民主党のストラテジスト、スティーブ・エルメンドルフは、米欧がプーチンに反撃し、米軍を参戦させず、独立したウクライナを支持することができれば、バイデンの人気を高めることができると述べた。 https://rfi.my/8CMl.T

私は皆に尋ねたい、EUと米国は参戦しておらず、誰がウクライナのために戦うのか?

プーチンを怖がらせて退却させたいと思っているだけ。

rfi.fr

ロシア-ウクライナ戦争:バイデンの世論調査の支持率は上がらず、下がるかも。

米国のバイデン大統領は、文字通りだけでなく比喩的にも、2022年に米国で橋を建設することに費やしたいと考えている。しかし、ロシアのプーチン大統領によって引き起こされた危機は、ヨーロッパを再形成する可能性がある・・・。

近藤氏の記事では、相変わらず、中国とか北朝鮮よりの記事を書いている。両国に有利になるよう、日本の読者に思い込ませるような書き方です。中国の情報戦の片棒を担いでいるとしか思えない。

記事

バイデン大統領と習近平主席(写真:AP/アフロ)

ついこの間まで「米中新冷戦」と言われていた世界は、ロシアのウクライナ東部への事実上の「侵攻」に伴い、一気に「米ロ新冷戦」に転換しつつある。

そこで注目されるのが、「三大国」の一角である中国の「立ち位置」だ。中国は、一方的にロシア側に付くのか? それとも・・・。

ブリンケン国務長官、王毅外相に「SOS」

日本時間の2月22日未明、ロシアがウクライナ東部のドネツク、ルガンスク地方のそれぞれの独立を承認した。すると同日、中国が朝になるのを待って、早くもアメリカのアントニー・ブリンケン国務長官が、王毅(おう・き)国務委員兼外相に電話をかけた。アメリカが、ロシアの最大の貿易相手国であり、「準同盟」的関係を築く中国に、SOSを出したのである。

昨年の中ロの貿易額は1400億ドルを超え、史上最高額を記録した。また、習近平主席とウラジーミル・プーチン大統領の首脳会談は、今年2月4日の北京会談で、計38回を数える。

新華社通信が、このブリンケン・王毅電話会談の一部内容を伝えた。それによると、王毅外相はこう述べた。

「中国はウクライナ情勢の変化を注視している。ウクライナ問題に対する中国の立場は一貫している。どんな国家の合理的な安全への懸念も、尊重されねばならない。国連憲章の主旨や原則は、維持され、保護されねばならない。

ウクライナ問題がいま変化しつつあるのは、新ミンスク条約(2015年2月のウクライナ・ロシア・フランス・ドイツの合意)が、遅々として有効的に執行されていないこととも密接に関わりがある。中国は引き続き、事象そのものの是非に照らして、各方面と接触していく。

ウクライナ情勢は、いままさに悪化している。中国は再度、各方面に抑制的な対処の保持を呼びかける。安全保障の不可分性の原則を実行することの重要性をしっかり認識し、対話と交渉を通じて事態を緩和させ、意見の相違を和らげていくことを求める」

2015年2月、当時国務副長官だったブリンケン氏は訪中し王毅外相と会談している(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)

この発言から分かることは、中国は「盟友」であるはずのロシアに、完全に肩入れしているわけではないということだ。「ロシアが正しい」とは、一言も主張していないのである。むしろ、米ロの争いのレフリー役を演じようとしている。老獪な4000年の中国外交のなせる業だ。

ブリンケン長官、ウクライナ問題とともに「北朝鮮の核」でも中国に協力要請か

興味深いのは、王毅外相がブリンケン国務長官に、ウクライナ問題に関する中国の立場を述べた後の新華社通信の記述だ。ブリンケン国務長官が、アメリカと北朝鮮との最新の交渉状況について、王毅外相に説明したというのだ。そのことを踏まえて、王毅外相はこう述べた。

「朝鮮半島の核問題の核心は、アメリカと北朝鮮の問題だ。アメリカは、北朝鮮の正当で合理的な懸念を重視し、実質的に意義ある行動を取るべきだ。中国は、米朝の直接対話を主張している。合わせて引き続き、半島の核問題の解決の促進に向けて、建設的な役割を発揮していく」

このやりとりから窺い知れることは、ブリンケン国務長官はこんな調子で述べたのではないかということだ。

「いまからしばらく、われわれはウクライナとロシア問題にかかりっきりになる。その間、北朝鮮が新たな核実験やミサイル実験を強行して暴走することがないように、中国が圧力をかけてほしい」

いまの米国に「ウクライナ」と「北朝鮮」の両面作戦を展開するパワーなし

北朝鮮は、来たる4月11日に金正恩(キム・ジョンウン)政権が正式に発足して10年を迎え、4月15日には金日成(キム・イルソン)主席生誕110周年を迎える。周知のように、金正恩政権は今年に入って、完全に強硬路線に逆戻りしており、1月には7回もミサイル発射実験を行った。

北朝鮮は、中国から強く要請されて、北京オリンピック期間中(2月4日~20日)のミサイル発射実験を控えた。だが、4月中旬の二つのビッグイベントに向けて、派手な実験を再開する可能性は高い。ジョー・バイデン政権としては、中国の力で、それを何とか食い止めてほしいというわけだ。

では中国は、北朝鮮を説得する見返りに、何を要求したのか? 新華社通信は、「アメリカは、北朝鮮の正当で合理的な懸念を重視し、実質的に意義ある行動を取るべきだ」と王毅外相が述べたと記している。

これはおそらく、2017年に国連が科した強烈な北朝鮮への経済制裁、およびアメリカが独自に行っている経済制裁の一部もしくは全部を、解除してほしいということだろう。これまでバイデン政権は、バラク・オバマ政権の「戦略的忍耐」(北朝鮮無視)の戦略を継承してきたが、今後は軟化していく可能性がある。何と言ってもいまのアメリカは、ウクライナと北朝鮮という「両面作戦」を展開する余裕はないのだ。

他にも、アメリカはイランを相手にしている余裕もなくなった。そのため、これまで難航していたイラン核合意の再構築問題は、電光石火に解決する兆しが見えてきた。米紙『ウォールストリートジャーナル』(2月22日付)は、「イラン核合意、数日内にまとまる可能性」と題した記事を掲載している。

ロシアへの制裁が始まれば潤うのは中国

もう一つ指摘したいのは、アメリカが段階的にロシアに科す予定の金融制裁に関してだ。例えば、アメリカがSWIFT(国際銀行間通信協会)からロシアを締め出し、アメリカドル決済を禁止したらどうなるか。そうなると、ロシアは自国の経済を、かなりの部分、中国に頼らざるを得なくなる。

中国は今年を「デジタル人民元元年」と定めていて、周辺諸国との貿易を人民元決済にし、近未来にデジタル人民元決済のシステムを整備しようとしている。アメリカによるロシアへの金融制裁は、結果としてこの動きを加速させることになるだろう。

他にもEU圏も、ロシアとの対立によって、コロナ禍に輪をかけた景気の後退が予想される。そうなると、やはり経済は中国との貿易頼みということになってくる。例えば、ドイツ車は昨年、中国で448万9384台も売っているのだ。これはヨーロッパ30カ国でのドイツ車の販売台数448万1453台を、わずかながら上回っている。

いずれにしても、米ロの対立の中で、漁夫の利を得るのは中国ということになる。少なくとも短期的には、アメリカによる中国叩きも弱まることになるだろう。北京では、「分久必合」(久しく分かれれば必ず合う)という言葉も飛び交い始めている。

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